JP4200346B2 - 燃料保持タンクおよびそれを用いた燃料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料タンク内に設置される燃料保持タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料タンク内に設置した燃料保持タンク内に燃料を保持し、燃料保持タンク内の燃料を燃料ポンプが吸入して吐出する燃料供給装置が知られている。燃料タンク内の燃料が少ないとき、あるいは車両が旋回したり斜面を走行して燃料タンク内の燃料が傾くときにも、燃料保持タンク内に保持している燃料を燃料ポンプが確実に吸入し吐出できる。
【0003】
燃料ポンプから吐出する燃料の余剰分をジェットポンプから燃料保持タンクの燃料入口に向けて噴出し、噴出燃料周囲に発生する負圧により燃料タンク内の燃料を噴出燃料とともに燃料保持タンク内に供給することにより燃料保持タンク内の燃料の液面高さを保持することが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、燃料保持タンク内の燃料高さを保持するためには、ジェットポンプが燃料を噴出し続ける必要がある。エンジン全負荷時のようにエンジンが必要とする燃料量が多い場合にも、燃料ポンプから吐出する燃料の余剰分として、ジェットポンプから噴出する燃料量を確保しなければならない。したがって、エンジンが必要とする燃料量が少ないアイドル運転時または低負荷時においては、燃料ポンプから必要以上の燃料が吐出されることになる。したがって、燃料ポンプの消費電力が増加し、燃費が低下することに加え、燃料タンク内の燃温を上昇させるという問題がある。
燃料保持タンクの容積を大きくすることにより、燃料保持タンク内の燃料高さの低下を低減することが考えられる。しかし、燃料保持タンクの体格が大きくなるという問題がある。
【0005】
特開平7−304341号公報に開示される燃料供給装置では、燃料タンクから燃料保持タンクへの燃料の流入を許可し、燃料保持タンクから燃料タンクへの燃料の流出を禁止する開閉弁を燃料入口に配置し、一旦燃料保持タンク内に流入した燃料が燃料タンクに戻ることを防止し、エンジン停止時においても燃料保持タンク内に燃料を保持しようとしている。
【0006】
しかし、特開平7−304341号公報に開示される開閉弁のように、スプリングの付勢力、または燃料保持タンクの内側と外側との差圧により燃料保持タンクからの燃料流出を長期的に防止するためには、開弁圧を高くする必要がある。開弁圧が高くなると、ジェットポンプから燃料保持タンク内に供給する燃料量が減少するという問題がある。また、弁部に異物がかみ込むとシール性が著しく低下するため、安定して燃料を保持することが困難である。
本発明の目的は、燃料ポンプから吐出する燃料量を減少し、かつ燃料タンクへの燃料流出を防止する燃料保持タンクおよびそれを用いた燃料供給装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の燃料保持タンクまたは請求項4記載の燃料供給装置によると、燃料タンクに設置された状態で下部に位置する燃料入口と燃料タンクに設置された状態で上部に位置する負圧口とをタンク本体が有している。ジェットポンプが噴出口から燃料を噴出することにより負圧口のタンク本体外側が負圧になる。ジェットポンプが生成する負圧により生じる負圧口のタンク本体の内側と外側との差圧は、燃料に濡れた負圧膜が形成する燃料膜を通り、タンク本体内の空気や燃料蒸気の気体がタンク本体外側に吸い出される大きさに設定される。したがって、タンク本体内側の圧力は低下し、燃料タンク内の燃料が燃料入口からタンク本体内に流入する。その結果、タンク本体内の燃料高さは燃料タンク内の燃料高さよりも上昇する。
【0008】
タンク本体内の燃料高さと燃料タンク内の燃料高さとの差により生じる差圧では、燃料に濡れた負圧膜の微小通孔をジェットポンプ側からタンク本体内側に気体が通過しないように負圧膜が形成されるので、燃料入口からタンク本体内に流入した燃料は、燃料入口から燃料タンク側に流出しない。
【0009】
エンジン始動後のアイドル運転中において、ジェットポンプが生成する負圧によりタンク本体内に燃料が一度満たされれば、エンジン始動後の高負荷時においてジェットポンプから燃料を噴出しなくても、タンク本体内の燃料高さは低下しない。したがって、エンジン全負荷時にエンジンが必要とする燃料量にジェットポンプが噴出する燃料量を加えて燃料ポンプから吐出する必要がない。燃料ポンプが吐出する燃料量が減少しても、アイドル運転時においてエンジンが必要とする燃料量は少ないので、ジェットポンプが差圧を発生するために必要な余剰燃料量を確保できる。燃料ポンプが吐出する燃料量が減少し、燃料ポンプに供給する電力が低下するので、燃費が向上する。
【0010】
本発明の請求項2記載の燃料保持タンクによると、燃料タンク内の燃料が減少したり、車両の走行状態等により燃料入口周囲の燃料タンク内に燃料が存在していなくても、入口膜は燃料蒸気により濡れている。したがって、入口膜に形成されている燃料膜が、タンク本体内の燃料が燃料入口からタンク本体の外側に流出することを防止する。
【0011】
エンジン運転中またはエンジン停止時に、タンク本体内の燃料温度が上昇し、タンク本体内に発生する燃料蒸気の圧力によりタンク本体内の燃料が燃料入口から流出する恐れがある。そこで本発明の請求項3記載の燃料保持タンクによると、タンク本体の外部に鉛直方向に延びて配置され、下部でタンク本体内と連通する燃料室を有する補助タンクを備えている。補助タンクには、補助タンクの外側から内側への燃料流入を許容し、補助タンクの内側から外側への燃料流出を禁止する開閉弁が設けられている。したがって、タンク本体に発生した燃料蒸気の圧力によりタンク本体から押し出された燃料は補助タンクに溜まり、補助タンクの外部に流出しない。タンク本体内の燃料温度が低下すれば燃料の蒸発が減少するか停止する。すると、補助タンクとタンク本体との燃料高さの差から補助タンク内の燃料がタンク本体に移動し、タンク本体内の燃料高さが上昇する。
【0012】
本発明の請求項5記載の燃料供給装置によると、タンク本体の外部に燃料ポンプを設置しているので、燃料ポンプのために燃料ポンプがタンク本体内の燃料を吸入する燃料出口をタンク本体に形成するだけでよい。したがって、タンク本体のシール箇所を極力少なくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例による燃料保持タンクを用いた燃料供給装置を図1に示す。燃料供給装置10は、燃料保持タンク11および燃料ポンプ40を有しており、燃料タンク1内に設置されている。燃料保持タンク11は、燃料タンク1内の燃料100を吸入し保持する。燃料ポンプ40は、燃料保持タンク11内の燃料を吸入し、配管41を通し燃料タンク1の外部に燃料を吐出する。燃料ポンプ40は、一定電力を供給され一定量の燃料を吐出する。プレッシャレギュレータ42は燃料ポンプ40から吐出する燃料のうち、余剰燃料をジェットポンプ30に供給する。
【0014】
燃料保持タンク11は、樹脂製のタンク本体12、スクリーンメッシュ20、21、22、および樹脂製のジェットポンプ30を有している。タンク本体12は、中央部に凹部13を有し、鉛直方向に延びた環状または円弧状に形成されている。凹部13内に燃料ポンプ40を収容している。
【0015】
タンク本体12の下部に燃料入口14、凹部13の底部に燃料出口15、タンク本体12の上部に負圧口16が形成されている。燃料出口15は燃料入口14よりも上方にあり、燃料出口15よりも上方のタンク本体12は負圧口16を除き密封されている。燃料入口14の径は、入口膜としてのスクリーンメッシュ20を通して燃料を十分に吸入できるように、タンク本体12とほぼ同一径に形成されている。スクリーンメッシュ20、21、22は、燃料入口14、燃料出口15、負圧口16をそれぞれ覆っている。
【0016】
スクリーンメッシュ20、21、22は、燃料との濡れ性が良いナイロン繊維等により織られており、各スクリーンメッシュの膜厚方向両側を連通可能な微小通孔を全面に有している。スクリーンメッシュ20のように燃料中に浸っていると、燃料はスクリーンメッシュ20、21、22を通過する。
【0017】
スクリーンメッシュ20、21、22が燃料に濡れ、各微小通孔を燃料が満たしていると、スクリーンメッシュ20、21、22に燃料膜が形成される。スクリーンメッシュ20、21、22が燃料に濡れている状態でスクリーンメッシュ20、21、22の膜厚方向の少なくとも一方が気体に面していると、各微小通孔を満たしている燃料の表面張力により、気体は、各スクリーンメッシュの膜厚方向両側の圧力差が所定値よりも小さいとき各スクリーンメッシュを通過せず、所定値以上のとき表面張力に抗して各スクリーンメッシュを通過する。
【0018】
また、スクリーンメッシュ20、21は、燃料ポンプ40の燃料吸入側に配置されており、燃料中の異物を除去するサクションフィルタを兼ねている。
ジェットポンプ30は、タンク本体12と一体または別体に成形されている。ジェットポンプ30はプレッシャレギュレータ42から供給された燃料を噴出口31から噴出する。噴出口31から噴出した燃料は、燃料タンク1内に戻る。
【0019】
次に燃料供給装置10の作動について説明する。
エンジン運転中、燃料ポンプ40はタンク本体12内の燃料を燃料出口15のスクリーンメッシュ21を通して吸入し、配管41を通し燃料タンク1外に燃料を吐出する。燃料ポンプ40から吐出される燃料の余剰分は、プレッシャレギュレータ42からジェットポンプ30に供給される。ジェットポンプ30が噴出口31から燃料を噴出すると、噴出口31の出口側周囲が負圧になる。すると、タンク本体12内の空気や燃料蒸気の気体が負圧口16の負圧膜としてのスクリーンメッシュ22を通過し、ジェットポンプ30側に吸い出される。すると、タンク本体12内の圧力が低下するので、燃料入口14のスクリーンメッシュ20を通過し、燃料タンク1内の燃料がタンク本体12内に吸入される。タンク本体12内に吸入された燃料は、タンク本体12内を満たし、さらにスクリーンメッシュ22を通過してジェットポンプ30から噴出燃料とともに燃料タンク1内に戻されることもある。
【0020】
ジェットポンプ30が生成する負圧は、スクリーンメッシュ22に形成されている燃料膜を通りタンク本体12内の気体がタンク本体12内からジェットポンプ30側に吸い出され、かつタンク本体12の高さ分燃料タンク1内の燃料を吸入できる差圧をスクリーンメッシュ22のタンク本体12側とジェットポンプ30側との間に生成する大きさに設定されている。
【0021】
タンク本体12の高さ分の燃料柱が生成する圧力ではスクリーンメッシュ22の燃料膜を気体は通過しないので、ジェットポンプ30が停止しても、負圧口16のジェットポンプ30側からタンク本体12側に気体は流入しない。したがって、一旦タンク本体12内に燃料が満たされれば、ジェットポンプ30が噴出口31から燃料を噴出せず差圧を生成しなくても、タンク本体12内の燃料は燃料入口14から燃料タンク1側に流出しない。燃料ポンプ40がタンク本体12から吸入する燃料量は、燃料入口14からタンク本体12に流入し補充される。したがって、タンク本体12内に燃料が満たされれば、燃料ポンプ40はエンジン全負荷時にエンジンが必要とする燃料量を吐出すればよく、ジェットポンプ30に余剰燃料を供給する必要はない。
【0022】
エンジン始動後のアイドル運転中においてエンジンが必要とする燃料量は全負荷時よりも少ないので、その差が余剰燃料としてジェットポンプ30から噴出され、差圧を生成する。タンク本体12内が燃料で満たされていない場合、この差圧により燃料入口14のスクリーンメッシュ20を通りタンク本体12内に燃料が流入し、タンク本体12内に燃料が満たされる。
【0023】
タンク本体12内に燃料が満たされた状態でエンジンを停止しても、タンク本体12内および燃料タンク1内は燃料蒸気で満たされているので、スクリーンメッシュ22は燃料に濡れ燃料膜が形成されている。したがって、負圧口16のジェットポンプ30側からタンク本体12内に気体が流入しないので、タンク本体12内の燃料はタンク本体12内に保持される。
【0024】
車両が旋回走行したり、坂道を走行するとき、燃料タンク内の燃料が傾き、燃料入口14を覆うスクリーンメッシュ20の一部が燃料タンク1内の燃料と接触しなくても、スクリーンメッシュ20が燃料に濡れていれば、タンク本体12内の燃料はスクリーンメッシュ20の燃料膜を通過せず、燃料入口14から燃料が流出しない。
【0025】
(第2実施例)
本発明の第2実施例による燃料保持タンクおよびそれを用いた燃料供給装置を図2に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
燃料供給装置50は、燃料保持タンク51と燃料ポンプ40とを有している。燃料保持タンク51は、タンク本体12と、ジェットポンプ30と、補助タンク60とを有している。補助タンク60は、鉛直方向に延びて形成されている側部61と、底部62と、側部61の下部に配置されている開閉弁70とを有している。補助タンク60の燃料室60aは、下部でスクリーンメッシュ20を介しタンク本体12内と連通している。
【0026】
ジェットポンプ30から噴出する燃料は補助タンク60内に供給される。開閉弁70の板状の弁部材71は、補助タンク60の内側と外側との差圧により、補助タンク60の外側から補助タンク60内側への燃料の流入を許可し、補助タンク60の内側から補助タンク60の外側への燃料の流出を禁止する。燃料タンク1内の燃料は、開閉弁70、スクリーンメッシュ20を通りタンク本体12内に流入する。
【0027】
エンジンを停止するときに、例えば排気系の輻射熱により燃料タンク1および燃料保持タンク51内の燃料温度が上昇すると、タンク本体12内の燃料蒸気圧が上昇し、タンク本体12内の燃料がスクリーンメッシュ20を通しタンク本体12から補助タンク60側に押し出される。補助タンク60内に押し出された燃料は、開閉弁70の働きにより補助タンク60から燃料タンク1側に流出せず、補助タンク60の燃料室60aに溜まる。
【0028】
エンジン停止後、前述した排気系の温度が低下するとタンク本体12内の燃料温度も低下し、燃料蒸気の発生が減少または停止する。すると、タンク本体12から補助タンク60への燃料流出は停止し、燃料高さの差により補助タンク60からタンク本体12内に燃料が移動する。
【0029】
上記複数の実施例で説明した燃料供給装置では、燃料保持タンクの外部に燃料ポンプ40を配置したことにより、燃料ポンプ40のためにタンク本体に形成するのは燃料出口15だけである。したがって、シール箇所が少なくなり、燃料供給装置の組付けが容易である。
シール箇所は多くなるが、タンク本体内に燃料ポンプを収容する構成も可能である。この場合、タンク本体の上部に形成した燃料出口に配管を通し、燃料ポンプから燃料を吐出する。
【0030】
上記複数の実施例では、ナイロン繊維で織ったスクリーンメッシュ20を入口膜、スクリーンメッシュ22を負圧膜として用いた。メッシュ構造だけでなく、膜の広がり方向に微小通孔を有し、燃料に濡れた状態で燃料膜を形成し、所定値よりも低い差圧では気体を通さないのであれば、どのような材質または構成の膜を用いてもよい。
【0031】
燃料に濡れた負圧膜を気体が通過するかしないかの差圧の境界値は、タンク本体の高さ、およびジェットポンプの差圧生成能力により決定される。差圧の境界値は、負圧膜に形成される微小通孔の径により変化する。
燃料保持タンクは、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジン、あるいは車両または車両以外のエンジンの燃料タンクに設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による燃料保持タンクを用いた燃料供給装置を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例による燃料保持タンクを用いた燃料供給装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク
10、50 燃料供給装置
11、51 燃料保持タンク
12 タンク本体
14 燃料入口
15 燃料出口
16 負圧口
20 スクリーンメッシュ(入口膜)
21 スクリーンメッシュ
22 スクリーンメッシュ(負圧膜)
30 ジェットポンプ
31 噴出口
40 燃料ポンプ
60 補助タンク
70 開閉弁

Claims (5)

  1. 燃料タンク内に設置される燃料保持タンクにおいて、
    燃料タンクに設置された状態で下部に位置する燃料入口、燃料が流出する燃料出口、ならびに燃料タンクに設置された状態で上部に位置する負圧口を有しているタンク本体と、
    前記タンク本体の外側に配置され、噴出口から燃料を噴出して前記負圧口の前記タンク本体外側を負圧にすることにより、燃料タンク内の燃料を前記燃料入口から前記タンク本体内に吸入するジェットポンプと、
    前記負圧口を覆っている負圧膜であって、前記負圧口の前記タンク本体内側と前記タンク本体外側とを連通可能な微小通孔を前記負圧膜の広がり方向に有し、燃料に濡れた状態において膜厚方向の少なくとも一方が気体に面しているとき、気体は、前記タンク本体内と前記ジェットポンプ内との差圧が所定値より小さいと通過せず、所定値以上になると通過する負圧膜と、
    を備えることを特徴とする燃料保持タンク。
  2. 前記燃料入口を覆っている入口膜であって、前記燃料入口の前記タンク本体内側と前記タンク本体外側とを連通可能な微小通孔を前記入口膜の広がり方向に有し、燃料に濡れた状態において膜厚方向の少なくとも一方が気体に面しているとき、気体は、前記タンク本体の内側と外側との差圧が所定値より小さいと通過せず、所定値以上になると通過する入口膜を備えることを特徴とする請求項1記載の燃料保持タンク。
  3. 前記タンク本体の外側に配置され燃料タンクに設置された状態で鉛直方向に延びている補助タンクであって、下部で前記タンク本体内と連通する燃料室を有し、前記補助タンクの外側から前記補助タンクの内側への燃料流入を許容し、前記補助タンクの内側から前記補助タンクの外側への燃料流出を禁止する開閉弁を有している補助タンクを備えることを特徴とする請求項1または2記載の燃料保持タンク。
  4. 請求項1、2または3記載の燃料保持タンクと、前記タンク本体内の燃料を吸入する燃料ポンプを備えることを特徴とする燃料供給装置。
  5. 前記燃料ポンプは、前記タンク本体の外側に配置され、前記燃料出口から前記タンク本体内の燃料を吸入することを特徴とする請求項4記載の燃料供給装置。
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