JP4198755B6 - アリールアルカノイルピリダジン誘導体 - Google Patents

アリールアルカノイルピリダジン誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、下記式Iで表わされるアリールアルカノイルピリダジン誘導体およびその生理学的に許容される塩に関する:
Figure 0004198755
式中、
Bは、A、OA、NH2、NHA、NAA′または不飽和ヘテロ環であり、この環は1〜4個のN、Oおよび(または)S原子を含有し、そして未置換であるか、あるいは置換基として、1個、2個または3個のHal、Aおよび(または)OAを有することができ、
Qは、存在していないか、または炭素原子1〜6個を有するアルキレンであり、R1およびR2はそれぞれ相互に独立して、−OH、−OR5、−S−R5、−SO−R5、−SO2−R5、Hal、NO2、−NH2、−NHR5または−NR56であり、
1およびR2はまた一緒になって、−O−CH2−O−であり、
3およびR4はそれぞれ相互に独立して、HまたはAであり、
5およびR6はそれぞれ相互に独立して、A、炭素原子3〜7個を有するシクロアルキル、炭素原子4〜8個を有するメチレンシクロアルキルまたは炭素原子2〜8個を有するアルケニルであり、
AおよびA′はそれぞれ相互に独立して、炭素原子1〜10個を有するアルキルであり、この基は、1〜5個のFおよび(または)Cl原子により置換されていてもよく、
Halは、F、Cl、BrまたはIである。
1−ベンゾイルテトラヒドロピリダジン化合物は、プロゲステロンレセプターリガンドとして、例えばJ.Med.Chem.,38,4878(1995)に記載されている。
本発明は、価値ある性質を有する新規化合物、特に医薬の製造に使用することができる新規化合物を見出すという目的に基づいていた。
式Iで表わされる化合物およびその塩が、格別に価値ある薬理学的性質を有し、また良好な寛容性を有することが見出された。
特に、これらの化合物は、細胞内cAMPレベルの増加を生じさせるホスホジエステラーゼIVを選択的に抑制する(N.Sommer等によるNature Medicine,1,244〜248(1995))。
PDE IV抑制は、例えばc.W.DavisによるBiochim.biophys.Acta,797,354〜362(1984)と同様にして測定することができる。
式Iで表わされる化合物は、喘息疾病の処置に使用することができる。PDEIVインヒビターの抗喘息活性は、T,J,Torphy等によるThorax,46,512〜523(1991)から公知であり、例えばT.Olssonの方法(Acta allergologica,26,438〜447(1971)により測定することができる。
cAMPは、骨減少性細胞を抑制し、また骨増加性細胞を刺激することから(Abstract of the American Society for Bone AND Mineral Research 18th annual meeting,1996中のs.Kasugai等によるM681およびk.Miyamoto等によるM682)、式Iで表わされる化合物は骨粗鬆症の処置に使用することができる。
さらにまた、これらの化合物は、TNF(腫瘍壊死因子)の生成に対して抑制作用を有し、従ってアレルギーおよび炎症疾病、自己免疫疾病および移植拒絶反応の処置に適している。これらの化合物はまた、記憶障害、腫瘍、動脈硬化症、リウマチ性関節炎、多発性硬化症、クローン病、アトピー性皮膚炎、真性糖尿病、潰瘍性大腸炎およびAIDSの処置に使用することができる。
PDE IVインヒビターは、喘息および炎症疾病、真性糖尿病、アトピー性皮膚炎、乾癬、AIDS、腫瘍増殖または腫瘍転移を処置するための強力な化合物である(例えば、EP779291参照)。
式Iで表わされる化合物の抗炎症作用、および例えば自己免疫疾病、多発性硬化症またはリウマチ性関節炎の処置におけるそれらの効力は、N.Sommer等による方法(Nature Medicine,1,244〜248(1995))またはl.Sekut等による方法(Clin.Exp.Immunol.,100,126〜132(1995))と同様にして測定することができる。PDE IVインヒビターは、腫瘍の処置に有効である(例えば、WO95/35281、WO95/17399またはWO96/00215参照)。
式Iで表わされる化合物は、ヒトおよび動物医薬の医薬活性成分として使用することができる。さらにまた、これらの化合物は、別種の医薬活性成分を製造するための中間体として使用することができる。
従って、本発明は、請求項1に記載の式Iで表わされる化合物およびその塩、ならびに式Iで表わされる化合物およびその塩の製造方法に関し、この方法は、
式II:
Figure 0004198755
(式中、R1、R2、R3およびR4は、上記意味を有する)
で表わされる化合物を、式III:
Figure 0004198755
(式中、BおよびQは、上記意味を有し、そしてLは、Cl、Br、OHまたは反応性にエステル化されたOH基である)
で表わされる化合物と反応させる;あるいは
式IV:
Figure 0004198755
(式中、R1、R2、R3、R4およびQは、上記意味を有する)
で表わされる化合物を、式V:
B−CO−L V
(式中、Bは、上記意味を有し、そしてLはCl、Br、OHまたは反応性にエステル化されたOH基である)
で表わされる化合物と反応させる;
そして(あるいは)式Iで表わされる塩基化合物を、酸で処理することによってその塩に変換する;
ことを特徴とする方法である。
本明細書全体を通して、別段の記載がないかぎり、R1、R2、R3、R4、B、Q、およびLは、式I、式II、式III、式IVおよび式Vについて示されている意味を有する。
式Iで表わされる化合物は、キラルであることができ、従って相違する異性体形態で存在することができる。これらの形態の全部(例えば、R−形およびS−形)およびそれらの混合物(例えば、R,S−形)が、式Iに包含される。
AおよびA′は好ましくは、アルキルであり、さらにまた好ましくは、1〜5個のフッ素および(または)塩素原子により置換されているアルキルである。
上記式において、アルキルは好ましくは、非分枝鎖状であり、そして炭素原子1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個または10個、好ましくは炭素原子1個、2個、3個、4個または5個を有し、従って、好ましくはメチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルまたはプロピルであり、さらにまた好ましくは、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチルであり、またn−ペンチル、ネオ−ペンチルまたはイソペンチルであることができる。
シクロアルキルは好ましくは、炭素原子3〜7個を有し、好ましくはシクロプロピルおよびシクロブチルであり、さらにまた好ましくは、シクロペンチルまたはシクロヘキシルであり、さらにまたシクロヘプチルである。
メチレンシクロアルキルは好ましくは、炭素原子4〜8個を有し、好ましくはメチレンシクロプロピルおよびメチレンシクロブチルであり、さらにまた好ましくはメチレンシクロペンチルまたはメチレンシクロヘキシルであり、さらにまたメチレンシクロヘプチルであることができる。
アルケニルは好ましくは、ビニル、1−または2−プロペニル、1−ブテニル、イソブテニル、sec−ブテニルであり、さらにまた好ましくは、1−ペンテニル、イソペンテニルまたは1−ヘキセニルである。
アルキレンは好ましくは、非分枝鎖状であり、そして好ましくは、メチレンまたはエチレンであり、さらにまた好ましくは、プロピレンまたはブチレンである。
基R3およびR4の中で、一方は好ましくはHであり、そして他方は好ましくは、プロピルまたはブチルであるが、特に好ましくは、エチルまたはメチルである。さらにまた、R1およびR2は一緒に、また好ましくはそれぞれ水素である。
Halは好ましくは、F、ClまたはBrであるが、またIであることができる。
基R1およびR2は、同一または相違することができ、フェニル環の3−または4−位置に存在する。例えば、これらの基は相互に独立して、ヒドロキシル、−S−CH3、−SO−CH3、−SO2−CH3、F、Cl、BrまたはIであるか、あるいは一緒になって、メチレンジオキシである。しかしながら、特に好ましくは、これらの基はそれぞれ、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、シクロペントキシあるいはまたフルオロ−、ジフルオロ−またはトリフルオロメトキシ、1−フルオロ−、2−フルオロ−、1,2−ジフルオロ−、2,2−ジフルオロ−、1,2,2−トリフルオロ−または2,2,2−トリフルオロ−エトキシである。
基Bは好ましくは、2−または3−フリル、2−または3−チエニル、1−、2−または3−ピロリル、1−、2−、4−または5−イミダゾリル、1−、3−、4−または5−ピラゾリル、2−、4−または5−オキサゾリル、3−、4−または5−イソオキサゾリル、2−、4−または5−チアゾリル、3−、4−または5−イソチアゾリル、2−、3−または4−ピリジル、2−、4−、5−または6−ピリミジニルであり、さらに好ましくは、1,2,3−トリアゾール−1−、−4−または−5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−、−3−または−5−イル、1−または5−テトラゾリル、1,2,3−オキサジアゾール−4−または−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−または−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−または−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−または−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−または−5−イル、3−または4−ピリダジニル、ピラジニル、2−、3−、4−、5−、6−または7−ベンゾフリル、2−、3−、4−、5−、6−または7−ベンゾチエニル、1−、2−、3−、4−、5−、6−または7−インドリル、1−、2−、4−または5−ベンズイミダゾリル、1−、3−、4−、5−、6−または7−ベンゾピラゾリル、2−、4−、5−、6−または7−ベンズオキサゾリル、3−、4−、5−、6−または7−ベンゾイソオキサゾリル、2−、4−、5−、6−または7−ベンゾチアゾリル、2−、4−、5−、6−または7−ベンゾイソチアゾリル、4−、5−、6−または7−ベンゾ−2,1,3−オキサジアゾリル、2−、3−、4−、5−、6−、7−または8−キノリル、1−、3−、4−、5−、6−、7−または8−イソキノリル、3−、4−、5−、6−、7−または8−シンノリニル、2−、4−、5−、6−、7−または8−キナゾリニルである。
基Bはさらにまた好ましくは、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノまたはN,N−ジエチルアミノである。
本発明全体を通して、数個で存在する基の全部は、同一または相違していてもよい、すなわち相互に独立している。
従って、本発明は特に、その分子中に存在する上記基の少なくとも1個が上記好適意味の一つを有する、式Iで表わされる化合物に関する。数種の好適化合物群は下記付属式Ia〜Ieで表わすことができる。これらの付属式は式Iに相当し、下記基を除いて、詳細に記載されていない基は式Iについて示されている意味を有する:
Iaにおいて、R1およびR2はそれぞれ相互に独立して、OAであり、
Qは存在しておらず、そして
Bはピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、チアゾリル、イミダゾリルまたはイソオキサゾリルである;
Ibにおいて、R1およびR2はそれぞれ相互に独立して、OAであり、
Qはメチレンであり、そして
Bはピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、チアゾリル、イミダゾリルまたはイソオキサゾリルである;
Icにおいて、R1およびR2は一緒になって、−O−CH2−O−を表わし、
Qは存在していないか、あるいは炭素原子1〜6個を有するアルキレンであり、そして
Bはピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、チアゾリル、イミダゾリルまたはイソオキサゾリルである;
Idにおいて、R1およびR2はそれぞれ相互に独立して、OAであり、
Qは存在していないか、あるいは炭素原子1〜6個を有するアルキレンであり、そして
BはAまたはOAである;
Ieにおいて、R1およびR2はそれぞれ相互に独立して、OAであり、
Qは存在していないか、あるいは炭素原子1〜6個を有するアルキレンであり、そして
Bはピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、チアゾリル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、A、OAまたはNH2である。
別段に、式Iで表わされる化合物およびまたこれらの化合物の製造用の出発物質は、刊行物(例えばHouben-WeylによるMethoden derorganishen Chemie[有機化学の方法]、Georg-Thieme出版社、Stuttgartなどの標準的学術書)に記載されているようなそれ自体公知の方法により、当該反応に適する公知の反応条件の下に製造することができる。本明細書には詳細に記載されていないが、それ自体は公知である変法を使用することもできる。
式IIおよび式IVで表わされる化合物において、R1、R2、R3、R4およびQは上記意味、特に上記好適意味を有する。
式IIIおよび式IVで表わされる化合物において、Qは好ましくは、メチレンまたはエチレンであり、さらにまた好ましくは、プロピレンまたはブチレンである。
式IIIおよび式Vで表わされる化合物中に存在するBは上記好適意味を有し、一方、LはCl、Br、OHまたは反応性にエステル化されているOH基である。Lが反応性にエステル化されているOH基である場合、この基は好ましくは、炭素原子1〜6個を有するアルキルスルホニルオキシ(好ましくは、メチルスルホニルオキシ)または炭素原子6〜10個を有するアリールスルホニルオキシ(好ましくは、フェニル−またはp−トリルスルホニルオキシ、さらにまた2−ナフタレンスルホニルオキシ)である。
所望により、出発物質はまた、これらを反応混合物から単離することなく、直ちにさらに反応させて式Iで表わされる化合物を生成させるような方法で、その場で生成させることもできる。
他方、反応は段階的に行うこともできる。
式Iで表わされる化合物は好ましくは、式IIで表わされる化合物を式IIIで表わされる化合物と反応させることによって得ることができる。
式IIおよび式IIIで表わされる出発物質は、かなりの場合に、公知である。これらの化合物が未知である場合、これらはそれ自体公知の方法によって製造することができる。
詳細には、式IIで表わされる化合物と式IIIで表わされる化合物との反応は、不活性溶媒の存在または不存在の下に、約−20〜約150°、好ましくは20〜100°の温度で行われる。
適当な不活性溶媒の例には、ヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、トルエンまたはキシレンなどの炭化水素類;トリクロロエチレン、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素、クロロホルムまたはジクロロメタンなどの塩素化炭化水素類;メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノールまたはtert−ブタノールなどのアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)またはジオキサンなどのエーテル類;エチレングリコールモノメチル、エチレングリコールモノエチルエーテル(メチルグリコールまたはエチルグリコール)、エチレングリコールジメチルエーテル(ジグリム)などのグリコールエーテル類;アセトンまたはブタノンなどのケトン類;アセトアミド、ジメチルアセトアミドまたはジメチルホルムアミド(DMF)などのアミド類;アセトニトリルなどのニトリル類;ジメチルスルホキシド(DMSO)などのスルホキシド類;二硫化炭素;ギ酸または酢酸などのカルボン酸類;ニトロメタンまたはニトロベンゼンなどのニトロ化合物;酢酸エチルなどのエステル類;あるいは上記溶媒の混合物がある。
さらにまた、式Iで表わされる化合物はまた、式IVで表わされる化合物と式Vで表わされる化合物との反応によって得ることができる。一般に、式IVおよび式Vで表わされる出発物質は公知である。これらが未知である場合、これらの化合物はそれ自体公知の方法によって製造することができる。
すなわち、一例として、1−ベンゾイル−テトラヒドロピリダジンの製造は、J.Med.Chem.,38,4878(1995)に記載されている。
式Vで表わされる化合物において、基−CO−Lは予備活性化されたカルボン酸、好ましくはカルボン酸ハライドである。
式IVで表わされる化合物は、反応時間、温度および溶媒に関して、式IIで表わされる化合物と式IIIで表わされる化合物との反応について記載されているものと同一条件で、式Vで表わされる化合物と反応させる。
式Iで表わされる塩基は、例えば等量の塩基と酸とをエタノールなどの不活性溶媒中で反応させ、次いで蒸発させることによって、酸を用いて相当する酸付加塩に変換することができる。この反応に適する酸は特に、生理学的に許容される塩を生成させる酸である。従って、無機酸、例えば硫酸、硝酸、ハロゲン化水素酸(例えば、塩酸または臭化水素酸)、リン酸(例えば、オルトリン酸)、スルファミン酸を使用することができ、さらにまた有機酸、特に脂肪族、脂環族、脂肪族−芳香族、芳香族または複素環状−塩基性または多塩基性カルボン酸、スルホン酸または硫酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、ピバリン酸、ジエチル酢酸、マロン酸、コハク酸、ピメリン酸、フマール酸、マレイン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸、メタン−またはエタン−スルホン酸、エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンモノ−およびジスルホン酸、ラウリル硫酸を使用することができる。生理学的に許容されない酸による塩、例えばピクリン酸塩は、式Iで表わされる化合物の単離および(または)精製に使用することができる。
他方、式Iで表わされる遊離塩基は、所望により、塩基(例えば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムまたは炭酸カリウム)を用いて、それらの塩から遊離させることができる。
本発明はさらにまた、式Iで表わされる化合物および(または)それらの生理学的に許容される塩を医薬品の製造に使用すること、特に非化学的方法による製造に使用することに関する。これらの化合物は、少なくとも1種の固形、液体および(または)半液体の賦形剤または助剤とともに、およびまた所望により1種または2種以上の追加の活性成分と組合わせて、適当な剤型にすることができる。本発明はまた、ホスホジエステラーゼIVインヒビターとしての式Iで表わされる医薬およびその生理学的に許容される塩に関する。
本発明はさらにまた、少なくとも1種の式Iで表わされる化合物および(または)その生理学的に許容される塩を含有する医薬製剤に関する。
これらの製剤は、ヒトおよび動物の医療における医薬として使用することができる。適当な賦形剤には、腸投与(例えば、経口)または非経口投与、あるいは局所施用に適しており、かつまた新規化合物と反応しない有機または無機物質、例えば水、植物油、ベンジルアルコール、アルキレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロールトリアセテート、ゼラチン、炭水化物(例えば、乳糖またはデンプン)、ステアリン酸マグネシウム、タルク、石油ゼリーがある。経口投与に使用される医薬製剤には特に、錠剤、丸剤、糖衣錠剤、カプセル剤、粉末、顆粒、シロップ、ジュースまたは滴剤があり;特に直腸投与に使用される医薬製剤は、座薬であり;非経口投与に使用できる医薬製剤には特に、溶液、好ましくは油性または水性溶液、さらにまた懸濁液、エマルジョンまたはインプラントがあり;局所施用に使用することができる医薬製剤には特に、軟膏、クリームまたは粉末がある。新規化合物はまた、凍結乾燥させることができ、得られる凍結乾燥物は、例えば注射製剤の製造に使用される。上記医薬製剤は殺菌することができ、そして(または)滑剤、保存料、安定剤および(または)湿潤剤、乳化剤、浸透圧を変えるための塩、緩衝物質、着色料、風味付与剤、および(または)複数の別種の活性成分、例えば1種または2種以上のビタミン類を含有することができる。
式Iで表わされる化合物およびそれらの生理学的に許容される塩は、上昇したcAMP(シクロ−アデノシンモノホスフェート)レベルが炎症の防止および筋肉弛緩を導く病気との戦いに使用することができる。本発明による化合物は、アレルギー症、喘息、慢性気管支炎、アトピー性皮膚炎、乾癬およびその他の皮膚病および自己免疫疾病の処置に特に使用することができる。
この場合、本発明による物質は一般に、好ましくは約1〜500mg/用量単位、特に5〜100mg/用量単位の用量で投与する。この一日薬用量は好ましくは、約0.02〜10mg/体重kgである。しかしながら、各患者に対する特定の薬用量はあらゆる種類の因子、例えば使用される特定の化合物の効力、年齢、体重、一般健康状態、性別、食餌、投与の時機および経路、ならびに***速度、医薬の組合せおよび治療を適用する特定の障害の重篤度に依存する。経口投与が好適である。
本明細書全体を通して、全部の温度は℃で示されている。下記の例において、「慣用の仕上げ処理」の用語は、次の意味を有する:必要に応じて、水を添加し;最終生成物の構成に依存して、必要に応じて、pHを2〜10に調整し;この混合物を酢酸エチルまたはジクロロメタンにより抽出し、次いで分離採取し;この有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで蒸発させ;次いでこの残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィによりおよび(または)結晶化により精製する。質量スペクトル分析(MS):EI(電子衝撃イオン化):
M+ FAB(高速原子衝撃)(M+H)+
例 1
THF 150ml中の3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン(化合物A)4.70gの懸濁液を、カリウムtert−ブトキシド2.24gで処理し、この混合物を30分間撹拌する。4−ニコチノイルアミノベンゾイルクロライド7.3gを添加し、次いで撹拌を室温で10時間継続する。溶媒を除去し、この混合物を慣用の方法で仕上げ処理する。これにより、1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩が得られる;融点:239°(分解)。
同様にして、化合物Aを、
4−イソニコチノイルアミノベンゾイルクロライドと反応させることにより下記の化合物が得られる:
1−(4−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩;融点:247°(分解)。
例 2
アセトニトリル150ml中の1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン(融点:197°)2.0g[この化合物は、テトラヒドロフラン150ml中でラネイニッケル3.5gの存在下に室温で、1−(4−ニトロベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン(融点:203°)を接触水素添加することによって得られる]およびピリジン1.6mlの溶液を、ニコチノイルクロライド塩酸塩1.2gで処理し、次いで撹拌を2時間継続する。溶媒を除去し、残留物を慣用の方法で仕上げ処理する。再結晶後に、1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩が得られる;融点:239°(分解)。
同様に、下記の「アミン誘導体」:
1−(3−アミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:168°;
1−(2−アミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:154°;
1−(3−アミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:168°;
1−(3−アミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
を、ニコチノイルクロライドと反応させることによって、下記に挙げられている化合物が得られる:
1−(3−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩、159°(分解);
1−(2−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩、235°;
1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩、融点:224°(分解);
1−(3−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」をイソニコチノイルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:247°(分解);
1−(3−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩、175°(分解);
1−(2−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩、融点:266°;
1−(3−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩、融点:244°(分解);
1−(3−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」をピコリノイルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−ピコリノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−ピコリノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−ピコリノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ピコリノイルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−ピコリノイルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ピコリノイルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−ピコリノイルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ピコリノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ピコリノイルアミノベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ピコリノイルアミノベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」を、フラン−2−カルボニルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−(フラン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(フラン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−(フラン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(フラン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(フラン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(フラン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(フラン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(フラン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(フラン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(フラン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」を、チオフェン−2−カルボニルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−(チオフェン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(チオフェン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−(チオフェン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(チオフェン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(チオフェン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(チオフェン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(チオフェン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(チオフェン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;1−(4−(チオフェン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(チオフェン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」を、ピラジン−2−カルボニルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−(ピラジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:213°;
1−(3−(ピラジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:204°;
1−(2−(ピラジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピラジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:186°;
1−(3−(ピラジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;1−(4−(ピラジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:225°;
1−(3−(ピラジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピラジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピラジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピラジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」を、イミダゾール−4−カルボニルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−(イミダゾール−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(イミダゾール−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−(イミダゾール−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(イミダゾール−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(イミダゾール−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(イミダゾール−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(イミダゾール−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(イミダゾール−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(イミダゾール−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(イミダゾール−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」を、2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」を、イソオキサゾール−5−カルボニルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−(イソオキサゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(イソオキサゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−(イソオキサゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(イソオキサゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(イソオキサゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(イソオキサゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(イソオキサゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(イソオキサゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(イソオキサゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(イソオキサゾール−5−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」を、ピリミジン−2−カルボニルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−(ピリミジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(ピリミジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−(ピリミジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピリミジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(ピリミジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピリミジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(ピリミジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピリミジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピリミジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピリミジン−2−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」を、ピリミジン−4−カルボニルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−(ピリミジン−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:196°;
1−(3−(ピリミジン−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−(ピリミジン−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピリミジン−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(ピリミジン−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピリミジン−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−(ピリミジン−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピリミジン−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピリミジン−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−(ピリミジン−4−カルボニルアミノ)ベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、
1−(4−アミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−アミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−アミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンジルカルボニル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−アミノベンジルカルボニル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンジルカルボニル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−アミノベンジルカルボニル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンジルカルボニル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンジルカルボニル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
を、ニコチノイルクロライドと反応させることによって、下記の化合物がまた得られる:
1−(4−ニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩、融点:225°;
1−(3−ニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−ニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−ニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−ニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−ニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、1−(4−アミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンを、
イソニコチノイルクロライドと反応させることによって、
1−(4−イソニコチノイルアミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン塩酸塩が得られる、融点:209℃;
エチルクロロホーメートと反応させることによって、
1−(4−エトキシカルボニルアミノベンジルカルボニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンが得られる、融点:143°。
例 3
ジクロロメタン160ml中の1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン(融点:197°)2.0gおよびピリジン0.8mlの溶液を、エチルクロロホーメート(化合物B)0.6mlで処理し、次いで撹拌を2時間撹拌する。溶媒を除去し、残留物を慣用の方法で仕上げ処理する。イソプロパノール/石油エーテルから再結晶した後に、1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン2.2gが得られる;融点:165°。
同様に、下記「アミン誘導体」:
1−(3−アミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−アミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−アミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−アミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
を、「化合物B」と反応させることによって、下記の化合物がまた得られる:
1−(3−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:181°;
1−(2−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:147°;
1−(3−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:166°;
1−(3−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」を、メチルクロロホーメートと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−メトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:226°;
1−(3−メトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−メトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−メトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−メトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−メトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−メトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−メトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−メトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−メトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
同様に、上記に挙げた「アミン誘導体」を、アセチルクロライドと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−アセトアミドベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:230°;
1−(3−アセトアミドベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(2−アセトアミドベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アセトアミドベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−アセトアミドベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アセトアミドベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(3−アセトアミドベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アセトアミドベンゾイル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アセトアミドベンゾイル)−3−(3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
1−(4−アセトアミドベンゾイル)−3−(3−トリフルオロメトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン。
例 4
ジクロロメタン160ml中の1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン2.0gおよびN−エチルイソシアネート0.8mlの溶液を、室温で2時間撹拌する。溶媒を除去し、残留物を慣用の方法で仕上げ処理する。イソプロパノール/石油エーテルから再結晶した後に、1−(4−エチルウレイドベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン2.1gが得られる。
同様に、シアン酸カリウムと反応させることによって、下記の化合物が得られる:
1−(4−ウレイドベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:251°。
例 5
例2および3と同様にして、下記の化合物が得られる:
1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−プロポキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:239°;
1−(4−トリフルオロアセトアミドベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:211°;
1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−プロポキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:154°
1−(4−イソプロポキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:147°;
1−(4−プロポキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン、融点:113°。
例 6
例2および3と同様にして、1−(4−アミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−メチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンを、
ニコチノイルクロライドと反応させることによって、
1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−メチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンが得られる、融点:190°;
「化合物B」と反応させることによって、
1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−メチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンが得られる、融点:141°;
アセチルクロライドと反応させることによって、
1−(4−アセトアミドベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−メチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンが得られる、融点:223°。
下記の例は、医薬製剤に関するものである:
例 A:バイアル
式Iで表わされる活性成分100gおよびリン酸水素二ナトリウム5gの溶液を、二重蒸留水3リットル中で2N塩酸を用いてpH6.5にし、濾過殺菌し、バイアル中に充填し、無菌条件下に凍結乾燥させ、次いで無菌形態でシールする。各バイアルは活性成分5mgを含有する。
例 B:座薬
式Iで表わされる活性成分20gの混合物を大豆レシチン100gおよびカカオ脂1400gとともに溶融し、この混合物を次いで、型中に注入し、冷却させる。各座薬は活性成分20mgを含有する。
例 C:溶液
二重蒸留水940ml中の式Iで表わされる活性成分1g、NaH2PO4・2H2O9.38g、Na2HPO4・12H2O 28.48gおよびベンザルコニウムクロライド0.1gから溶液を調製する。そのpHを6.8にし、この溶液を次いで、1リットルにし、次いで照射により殺菌する。この溶液は、点眼剤の形態で使用することができる。
例 D:軟膏
式Iで表わされる活性成分500mgを、無菌条件下に石油ゼリー99.5gと混合する。
例 E:錠剤
式Iで表わされる活性成分1kg、乳糖4kg、ジャガイモデンプン1.2kg、タルク0.2kgおよびステアリン酸マグネシウム0.1kgの混合物を慣用の方法で、各錠剤が活性成分10mgを含有するように錠剤に形成する。
例 F:糖衣錠剤
例Eと同様にして、混合物を錠剤化し、次いでこれらの錠剤を慣用の方法で、ショ糖、ジャガイモデンプン、タルク、トラガカントおよび着色料からなるコーティングで被覆する。
例 G:カプセル剤
式Iで表わされる活性成分2kgを、各カプセルが活性成分20mgを含有するように、硬質ゼラチンカプセル中に慣用の方法で充填する。
例 H:アンプル
二重蒸留水60リットル中の式Iで表わされる活性成分1kgの溶液を、濾過殺菌し、アンプル中に充填し、次いで無菌条件下に凍結乾燥させ、次いで無菌形態でシールする。各アンプルは活性成分10mgを含有する。
例 I:吸入用スプレイ
式Iで表わされる活性成分14gを等張NaCl溶液10リットルに溶解し、次いでこの溶液を市販のポンプ動作式スプレイ容器に充填する。この溶液は、口または鼻にスプレイすることができる。1回の動作(約0.1ml)は、約0.14mgの用量に相当する。

Claims (4)

  1. 下記式Iで表わされる化合物およびその生理学的に許容される塩:
    Figure 0004198755
    式中、
    Bは、A、OA、NH2、NHA、NAA′または不飽和ヘテロ環であり、この環は1〜4個のN、Oおよび(または)S原子を含有し、そして未置換であるか、あるいは置換基として、1個、2個または3個のHal、Aおよび(または)OAを有することができ、
    Qは、存在していないか、または炭素原子1〜6個を有するアルキレンであり、R1およびR2はそれぞれ相互に独立して、−OH、−OR5、−S−R5、−SO−R5、−SO2−R5、Hal、−NO2、−NH2、−NHR5または−NR56であり、
    1およびR2は一緒になって、また−O−CH2−O−であり、
    3およびR4はそれぞれ相互に独立して、HまたはAであり、
    5およびR6はそれぞれ相互に独立して、A、炭素原子3〜7個を有するシクロアルキル、炭素原子4〜8個を有するメチレンシクロアルキルまたは炭素原子2〜8個を有するアルケニルであり、
    AおよびA′はそれぞれ相互に独立して、炭素原子1〜10個を有するアルキルであり、この基は、1〜5個のFおよび(または)Cl原子により置換されていてもよく、
    Halは、F、Cl、BrまたはIである。
  2. 請求項1に記載の式Iで表わされる化合物のエナンチオマーであって、式Iで表わされる化合物がキラルである、前記エナンチオマー
  3. (a)1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
    (b)1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
    (c)1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
    (d)1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
    (e)1−(4−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
    (f)1−(4−イソニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
    (g)1−(4−ニコチノイルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
    (h)1−(4−エトキシカルボニルアミノベンゾイル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン;
    である、請求項1に記載の式Iで表わされる化合物。
  4. 請求項1に記載の式Iで表わされる化合物およびその塩の製造方法であって、
    式II:
    Figure 0004198755
    (式中、R1、R2、R3およびR4は、上記意味を有する)
    で表わされる化合物を、式III:
    Figure 0004198755
    (式中、BおよびQは、上記意味を有し、そしてLは、Cl、Br、OHまたは反応性にエステル化されているOH基である)
    で表わされる化合物と反応させる;あるいは
    式IV:
    Figure 0004198755
    (式中、R1、R2、R3、R4およびQは、上記意味を有する)
    で表わされる化合物を、式V:
    B−CO−L V
    (式中、Bは、上記意味を有し、そしてLは、Cl、Br、OHまたは反応性にエステル化されているOH基である)
    で表わされる化合物と反応させる;
    そして(あるいは)式Iで表わされる塩基化合物を、酸で処理することによってその塩に変換する;
    ことを特徴とする製造方法。
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