JP4194751B2 - 光学的送信システム及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、光学的デュオバイナリ(duobinary)送信システム及び光強度変調を使用する方法に関する。
【0002】
(背景技術)
高いビット率では、標準単一モードファイバ(SSMF)における色分散が、1550nmウィンドウにおける送信距離の限界を決定する。この限界を克服するための様々の方法が提案されてきた。そのうち、特に、広く知られているのは、プリチャープト(prechirped)モジュレータ、分散補償ファイバ、チャープト・ブラッグ格子(chirped Bragg gratings)、ミッド・スパン・スペクトル反転(mid-span spectral inversion)、及び分散支援送信やデュオバイナリ送信のような特殊な信号フォーマットである。
【0003】
デュオバイナリ送信は、チャープがないかあっても非常に少ない、すなわち、α=0のモジュレータのために研究されてきた。例えば、ギュー(Gu)他「100kmの標準ファイバを介した10Gbit/s 非中継3レベル光学的送信(10 Gbit/s unrepeated three-level optical transmission)」電子学会会報29巻、25号、1993、ページ2209−2211や、メイ(May)他「デュオバイナリ受信器を使用した拡張10Gbit/sファイバ送信距離1538nm」IEEE,写真技術学会会報6巻、5号、1994、ページ648−650。チャープパラメータは、以下のように定義される。
【数1】
Figure 0004194751
式中、φは位相、Pは光信号強度を示す。
【0004】
デュオバイナリ信号は、DC-freeであって、その送信スペクトルは、二進信号のスペクトルより狭い。デュオバイナリ信号はキャリア上で変調されると、その変調信号は、搬送波阻止のダブル側波帯信号として動作する。
【0005】
デュオバイナリ送信の主要な長所は、一般の二進送信と比較して送信スペクトルが小さくなる点である。拡散制限されたシステムにおいて、送信長は、送信スペクトルの帯域幅の二乗に反比例する。つまり、送信スペクトルが半分になれば、送信長は4倍になる。
【0006】
さらに、デュオバイナリ送信スペクトルにおいてはキャリア周波数が抑制されるため、ファイバ内の励起されたブリルイン(Brillouin)散乱による出力光強度に対する制限が緩和される。
【0007】
光学的デュオバイナリ送信は、普通の二進受信器で検出することのできる3レベル信号方式として考えることができる。デュオバイナリ送信におけるマークが“−1”、“0”、“1”であるかによって、二進送信における正常なマークは、“0”と“1”になる。光学的な場合、デュオバイナリマークは、Pを光学的ピークパワーとすると、“√P”,”0”,”√P”となる。これらは、普通の光学・電気的二次デテクタにおいては、”P”,”0”,”P”として解釈される。
【0008】
光学的デュオバイナリ送信器を構成する一般的方法は、ダブル電極マック・ツエンダ(Mach-Zehnder)(DEMZ)モジュレータを利用することである。例えば、米国特許5,543,952号、あるいは国際出願WO95/29539を参照。DEMZモジュレータは、調整可能チャープ適用にも提案されている。A.H.ノック(Gnauck)他「調整可能チャープを備えた光モジュレータを使用した分散ペナルティ削減(Dispersion penalty reduction using an optical modulator with adjustable chirp)」IEEE写真技術会報3巻、10号、1991、ページ916−918を参照。また、同時2:1マルチプレクシング及び変調については、P.B.ハンセン(Hansen)他、「10Gbit/s同時マルチプレクシング及び変調に光学電気的論理ゲートとして使用される二重ドライブTi:LiNbO3マック・ツエンダモジュレータ(A dual-drive Ti:LiNbO3 Mach-Zehnder Modulator used as an optoelectric logic gate for 10 Gbit/s simultaneous multiplexing and modulation)」、IEEE、写真技術学会会報4巻6号、1992、ページ592−593を参照。
【0009】
従来技術によるDEMZモジュレータに基づく典型的な光学的デュオバイナリ送信器は、図1にその構成が示されている。
【0010】
この送信器の入力信号は、電気的二進信号S1と、その補数
【数2】
Figure 0004194751
である。これらの信号は、それぞれ、二進・デュオバイナリエンコーダ1,3と、交流増幅器5,7へ入力される。その結果、デュオバイナリ信号、すなわち、3レベル信号S3,S4が増幅されて、モジュレータ9の電極の駆動信号として使用される。
【0011】
レーザ・ダイオード11からの連続光が、モジュレータ9に導入され、モジュレータの左部分のY−ジャンクション内で2つの成分に分けられる。モジュレータの2つのブランチ9b、9c内の光は、モジュレータの中央部分で、正または負の位相シフトされる。この位相シフトは、適用される電圧による線形電気光学的効果によって、すなわち、モジュレータの電極のデュオバイナリ駆動信号S3,S4によって制御される。上位ブランチ内の位相シフトは、上部の電極によって制御され、下位のブランチ内の位相シフトは、下部の電極によって制御される。電極は、バイアス電圧13を供給され、電極に駆動信号が適用されない場合、2つのブランチ内で同じ位相シフトが行われる。
【0012】
2つのブランチ内の光は、モジュレータの右側のY−ジャンクション9d内でコヒーレントに結合される。成分間に0度位相シフトがあれば、すべての光は、外に出る光学的導波管に入れられる。また、180度シフトがある場合は、外に出る導波管には、まったく光が入らない。後者の場合、光はモジュレータに放射される。
【0013】
デュオバイナリ(duobinary)送信用のコーディング過程は、非常に単純である。図2に示される二進・デュオバイナリエンコーダ1は、2つのフリップ・フロップ15,17とクロックパルス19を使用して、二進信号S1を二重二値信号S3に変換する。フリップ・フロップは、二値出力信号S5,S6を有し、これらは入力二値信号と等しいが、それぞれ、1ビット,2ビットシフトされている。次に、二値出力信号S5,S6は、次に示す機能を有する加算器を介して供給される。
【数3】
Figure 0004194751
このようにして、デュオバイナリ信号S3が生成される。図3には出力信号S3と、二進信号S1のデュオバイナリ変調のためのエンコーディング中間信号S5,S6の例が示されている。デュオバイナリ変調においては、マーク“−1”と“1”との間の直接的遷移はないことがわかるであろう。バイナリ・デュオバイナリエンコーダ3も同様に構成され同様に機能するが、ただし、入力信号S2は、バイナリ信号S1の補数である。
【0014】
各マーク用に、光学的デュオバイナリモジュレータの上位ブランチと下位ブランチに導入される位相シフトは、図4に示される。論理的“1”のマークは、最大振幅、0度位相シフトの光パルスに対応し、“0”のマークは、2つの成分の位相が対立して相互に消し合うので、対応の光パルスを持たず、”−1”マークは、最大振幅、180度位相シフトの光パルスに対応する。
【0015】
図4は、光学的出力信号の位置(太い実線)とデュオバイナリマークの各位置()の極座標(振幅対位相)である。光学的出力信号の位相は、マーク間の途中で変化しない。従って、上記の公式により、dφ/dt=0,α=0である。
【0016】
上記のようなデュオバイナリ送信器についての問題は、色分散が、送信距離を制限することであり、長いホール(haul)ファイバ送信システムにとっての問題となる。
【0017】
(発明の要約)
本発明の目的は、分散免除(immunity)において改善された性能を持つ光学的デュオバイナリ送信器を提供することである。
【0018】
この目的を達成するのは、なかんずく、発明の光学的デュオバイナリ送信システムと方法であり、それは、ブルーシフト周波数チャープを導入する。
【0019】
この発明によるシステム及び方法は、入力端子と、駆動回路と、ダブル電極光モジュレータ、特にマック・ツエンデア型のモジュレータと、出力端子とを備える。
【0020】
入力端子は、第1二進信号を受信すべく配設され、駆動回路は、この入力端子に接続されて、第1二進信号を第2及び第3二進信号に変換すべく配設されている。ダブル電極光モジュレータは、その上部電極と下部電極が、それぞれ前記第2及び第3二進信号によって駆動されるように、駆動回路に接続されている。前記モジュレータは、さらに、二進駆動信号に基づいて、光学的キャリアの振幅と位相を変調し、前記第1二進信号に対応して所定の負の変調チャープパラメータを有する光学的デュオバイナリ信号を提供する。最後に、出力端子は、光モジュレータに接続され、光学的送信ラインに、変調された光学的デュオバイナリ信号を供給すべく配設されている。
【0021】
好ましくは、駆動回路は、第1及び第2論理ゲートを備え、その出力は、ダブル電極光モジュレータのそれぞれの電極に接続される。この論理ゲートは、それぞれ、アンド−またはナンド−ゲートと、オア−またはノア−ゲートでよい。
【0022】
論理ゲートは、第1二進信号によって駆動されるデマルチプレクサまたは2つのフリップ・フロップの出力である2つの二進信号によって駆動される。
【0023】
デマルチプレクサは、第1二進信号、たとえばABCDEFGHを、2つの二進信号、たとえば AACCEEGG*と*BBDDFFHHに多重分離する。なお、*は、未定義信号マークを意味する。
【0024】
2つのフリップ・フロップは、直列に接続され、第1二進信号たとえばABCDEFGHを2つの二進信号例えば*ABCDEFGHと**ABCDEFGHに多重分離する。
【0025】
更に、第2及び第3二進信号は、モジュレータの電極を駆動する前に、増幅されるようにしてもよい。
【0026】
ダブル電極光モジュレータは、好ましくは、所与の適用電圧に対して、2つのブランチを介して導かれる光学的キャリア成分の同じ位相シフトを導入すべく配設される。3つの光学的デュオバイナリマークは、光なしパルス(あるいは非常に低い振幅の光パルス)、及び位相が相互にことなる高振幅の第1光パルスと高振幅の第2光パルスとして提供される。
【0027】
ダブル電極光モジュレータは、更に、位相φの変調光を提供することができ、変調光の強度が上がるときに負の時間導関数すなわちdφ/dt<0を持つ。
【0028】
本発明の他の実施の形態において、モジュレータの上部及び下部電極は、第1及び第2擬似(quasi-ternary)信号によって駆動される。好ましくは、第1及び第2擬似信号は、不等距離マーク例えば、それぞれ“1”,“0.25”,“0”,及び“1”、“0.75”、“0”を備え、所定量の負のチャープたとえばα3dB=−0.5を得る。
【0029】
本発明の利点は、標準信号モードファイバで1550nmで動作するファイバ光学的システムのような分散システムにおける分散をある程度補償する点である。
【0030】
また、本発明の利点は、従来技術における送信システムと比較して、所与の送信距離について、受信器に必要とされる感度が低くてすむことである。
【0031】
更にまた、本発明によれば、交流増幅器がデュオバイナリ信号の代わりに二進信号を増幅する場合、それらに対する要求が緩和されるという利点がある。
【0032】
また、本発明は、導入が簡単であり、使用するコーディング電子機器も、最小限のものである。
【0033】
(実施の形態の詳細な説明)
本発明によるデュオバイナリ送信器は、DEMZモジュレータに基づくが、変調は、従来技術に記載されている変調と比較して、まったく異なる。
【0034】
本発明の第1の実施の形態を図5を参照して説明する。光学的デュオバイナリ送信器は、入力端子51と、駆動回路53と、ダブル電極光モジュレータ55、好ましくは、DEMZモジュレータと、出力端子57を備える。
【0035】
駆動回路は、入力端子に接続され、デマルチプレクサ59と、2つの論理ゲート61,63、好ましくは、アンドゲートとナンドゲートとを備える。デマルチプレクサは、入力された二進信号S1を、それぞれが入力二進信号S1のビットレートの半分を持つ2つの二進信号S7とS8に多重分離する。この場合、これらの信号は、それぞれの位相からマークを変えることが重要である。例えば、入力信号シーケンスABCDEFGHは、AACCEEGG*と、*BBDDFFHHのシーケンスに多重分離されなければならない。なお、*は、未定義信号マークを意味する。
【0036】
入力端子において、すでに多重分離された信号S7とS8がある場合は、多重分離は必要ない。この場合は、同期回路(図5には示されない)、例えば4つのフリップ・フロップを備え、クロックパルスを使用するものが配設され、多重分離された信号を同期し、相互の位相からマークを変えるようにする。
【0037】
論理ゲートは、それぞれ2つの二進信号S7とS8を入力として持ち、2つの二進信号S9とS10を生成し、これらの信号が、ダブル電極光モジュレータ55の電極の駆動に使用される。
【0038】
交流増幅器65,67を配設して、二進信号S9、S10をそれぞれ、モジュレータの電極を駆動する前に、増幅することもできる。
【0039】
光学的ダブル電極モジュレータ55の電極は、バイアス電圧69を供給され、光学的キャリア、例えば、レーザダイオードからの連続光の振幅と位相を、二進駆動信号に基づいて変調し、入力二進信号S1に対応し、所定の負の変調チャープパラメータ即ちα<0の光学的デュオバイナリ信号S3を提供する。出力されるデュオバイナリ信号S3は、入力二進信号S1と同じデータ情報を含むが、送信スペクトルが狭くなっている。
【0040】
最後に、出力端子57は、光モジュレータに接続され、光学的送信ライン(図5には示されず)に変調された光学的デュオバイナリ信号S3を供給する。
【0041】
図6は、出力デュオバイナリ信号S3の一例と、本発明に基づいて、二進信号S1をデュオバイナリに変調するための、エンコーディング中間信号S7,S8,S9,S10を示す。
【0042】
ダブル電極光モジュレータは、好ましくは、次のようなものである。即ち、対応の駆動信号の所与の電圧シフトΔVに対して、モジュレータの2つのブランチを介して導かれる光学的キャリア光が実質的に同じ位相シフトΔφを持つようにする、即ち、Δφ/ΔVが同じでなければならないモジュレータである。これにより、高品質の変調信号を得る最高の可能性がもたらされる。
【0043】
二進信号S9、S10によってそれぞれ駆動され、ダブル電極光モジュレータは、3つの光学的デュオバイナリ信号マーク“0”、“1”、“−1”を実質的に非光パルスと、相互に位相の異なる高振幅の2つの光パルスを提供する。
【0044】
図7aは、各マークについて、デュオバイナリモジュレータの上部ブランチと下部ブランチにおいて導入された位相シフトを示す。2つの成分は位相が逆で相互に打ち消すので、“0”マークは、実質的に光なしパルスに対応し、論理“1”マークは、完全振幅で0度位相シフトの光パルスに対応し、“−1”マークは、完全振幅で180度位相シフトの光パルスに対応する。電極電圧が上がると、モジュレータの上部ブランチ内の光は、負の位相シフトが行われ、下部ブランチ内の光は、正の位相シフトが行われる。
【0045】
特に、図6及び図7aからわかるように、二進信号S9、S10のマーク、従って、モジュレータの上部及び下部ブランチに導入された位相シフトは、同時に変化することはない。これは、本発明の本実施の形態の所望の特性を提供するのに必須不可欠の特徴である。
【0046】
図7bは、光学的出力信号(太い実線)の位置とデュオバイナリマーク()の各位置の極座標(振幅対位相)を示す。
【0047】
干渉計の上部アームは、極座標の第1象限と第2象限とを使用して0度と180度との間で変調され、干渉計の下部アームは、第3象限と第4象限とを使用して0度と−180度との間で変調される。光学的出力信号の位相は、図に示されているように、“0”と“1”マークとの間で、90度と0度の間で変化する。従って、dP/dt>0の時、dφ/dt<0であり、関連技術の説明に示される公式により、α<0となる。“0”と“−1”マークとの間で、位相は、−90度と−180度との間で変化する。やはり、dP/dt>0の時、dφ/dt<0であるので、α<0となる。
【0048】
従って、光モジュレータは、位相φによって変調された光を提供し、この位相φは、変調光の強度が増しているときには、負の時間導関数を持ち、すなわち、dφ/dt<0であって、変調光の強度が減っているときには、正の時間導関数を持ち、すなわち、dφ/dt>0である。
【0049】
すべての軌跡に対して、チャープパラメータαはゼロより小さく、つまり、ブルーシフト周波数チャープが生じる。この周波数チャープは、SSMF上で1550nmで動作する光ファイバシステムのような異常分散システムにおける分散をある程度補償することができる。チャープパラメータα3dBは、光学的ピークパワーの半分で定義され、上記のように本発明では−1に等しい。この値は、最大値よりわずかに高い。
【0050】
ここに提案された本発明の変調方式は、従来のデュオバイナリ送信リンクと比較して、少ない数の電子部品を加えるだけで実現することができる。送信器側では、加算器は、2つの論理ゲート、たとえばアンドゲートとオアゲートで置き換えることができる。受信器側では、何もデバイスを付け加える必要がない。標準的なデュオバイナリ受信器を使用することができる。
【0051】
デュオバイナリ送信のための狭い周波数の信号スペクトルの利点が、チャープされた変調の分散補償特性の利点と組み合わされる。また、この場合、交流増幅器が二進信号によって駆動される。従来のデュオバイナリ変調方式と比較して、二進駆動信号は、交流増幅器の要求を緩和させる。
【0052】
図8は、本発明に基づく光学的デュオバイナリ送信器の第2の好ましい実施の形態を示す。この送信器は、上記のものと非常に似ているもので、駆動回路73だけが違っている。
【0053】
駆動回路73は、デマルチプレクサの代わりに、2つの直列に接続されたD−フリップ・フロップ75、77とクロックパルス79を備える。D−フリップ・フロップは、入力二進信号S1を2つの二進出力信号S11とS13に変換し、それぞれが、入力二進信号S1の完全ビットレートを持つように配設されている。このような配設において、入ってくる信号列ABCDEFGHは、2つのシーケンス*ABCDEFGHと**ABCDEFGHに変換される。即ち、二進出力信号は、入力二進パルスと等しいが、1ビット分、及び2ビット分、それぞれシフトされている。
【0054】
論理ゲート61,63は、本実施の形態においては、それぞれが2つの二進信号S11とS12を入力として持ち、2つの二進信号S13とS14を生成し、それが、ダブル電極光モジュレータ55の電極を駆動するのに使用される。信号S13とS14は、論理ゲートが同じであれば、信号S9、S10と等しい。つまり、第1の実施の形態のモジュレータと、第2の実施の形態のモジュレータは、同じ信号によって駆動され、同じデュオバイナリ信号を生成する。従って、この実施の形態においても、変調信号の所望のブルーシフト周波数チャープが得られる。
【0055】
図9は、本発明の第2の実施の形態に基づいて、二進信号S1をデュオバイナリ変調するための出力デュオバイナリ信号S3とエンコーディング中間信号S11,S12,S13,S14の例を示す。
【0056】
本発明に使用できるその他の駆動回路は、他の型の論理ゲートを使用する。例えば、モジュレータの導波媒体としてLiNbO3を使用して、電極の型とバイアス電圧を適当に選択することによって、表1に示されたどの組み合わせも使用することができる。
【表1】
Figure 0004194751
【0057】
反転された駆動段と非反転駆動段のどちらかを使用することができる。二進駆動信号を得る原則は、同じである。
【0058】
モジュレータの導波管用に可能なその他の物質として、例えば、InPのような半導体材料がある。これらの材料を使用して、2つのブランチについて同じΔφ/ΔVを備えたモジュレータを提供することができる。
【0059】
4つの異なる変調方式を理論的に比較検討してみた。
1. チャープなしの強度変調
2. チャープありの強度変調
3. チャープなしのデュオバイナリ変調
4. 本発明に基づくチャープありのデュオバイナリ変調
【0060】
第1の方式は、DEMZモジュレータを備え、その両方の電極が2つの同期された二進信号によって変調される。変調方式は、図4bの“1”マークと“0”マークの間の遷移に対応する。ピークからピークまでの駆動電圧は、Vn/2であり、駆動信号に必要なゆっくりのレートはVn/2Tであり、Tは、マーク間の時間を表し、Vnは、光の位相を180度シフトさせる電圧である。
【0061】
第2の変調方式では、DEMZモジュレータが、その上部電極上で単一の二進信号によって変調される。この方式は、図7bの“1”マークと“0”マークとの間の遷移に対応する。ピークからピークまでの駆動電圧は、Vnであり、駆動信号に必要なゆっくりのレートはVn/Tである。
【0062】
第3の変調方式では、DEMZモジュレータは、その両方の電極上で2つの同期した3レベルの信号によって変調される。この方式は、従来技術で述べた方式と一致する。ピークからピークまでの駆動電圧は、Vnであり、駆動信号に必要なゆっくりのレートはVn/2Tである。この場合、マーク“1”と“−1”との間に直接的な遷移はなく、その逆も生じない。
【0063】
第4の変調方式では、DEMZモジュレータは、その両方の電極上で相互に位相が異なる2つの二進信号によって変調される。この方式は、本発明で述べた方式と一致する。ピークからピークまでの駆動電圧は、Vnであり、駆動信号に必要なゆっくりのレートはVn/Tである。この場合も、マーク“1”と“−1”との間に直接的な遷移はなく、その逆も生じない。
【0064】
上記4つの方式の性能を分析するのに、上昇した(raised)コサイン型駆動信号をDEMZモジュレータの入力信号として、また4次元ベッセルフィルタをITU(国際通信協会International Telecommunication Union)規格に基づいて最適化された受信フィルタとして用いた。ビットレートは、10Gbit/sに設定し、ファイバの分散パラメータは、D=17 ps/nm/kmにした。これは、SSMF上で1550nmで動作するSTM-64(Synchronous Transfer Mode 同期送信モード)に対応する。ファイバは、以下の送信関数を持つ位相回転フィルタとしてモデル化された。
【数4】
Figure 0004194751
式中、λは、波長、Dは分散パラメータ、Lは送信長、ωcはキャリア周波数、ωは、信号周波数、そしてcは真空中の光の速度である。
【0065】
更に、受信器側のプレアンプリファイアとして、商業用エルビウムドープされたファイバ増幅器(EDFA)を使用した(増幅G=29dB、ノイズ率F=4.5dB)。FDEAからの出力信号は、ファブリ・ペロ(Fabry-Perot)フィルタ(Δλ=2.5nm)にかけた。
【0066】
図10は、分析結果を示す。受信器感度をデシベルで示し、送信長をキロメータで示してある。実線は、チャープなしの強度変調を示し、破線は、チャープありの強度変調を示し、点線は、チャープなしのデュオバイナリ変調を示し、一点鎖線は、本発明に基づくチャープありのデュオバイナリ変調を示す。4つの異なった変調方式に対して、ビットエラーレートは1*10-9を仮定している。図からわかるように、第4の方式、即ち、チャープありのデュオバイナリ変調が、対象とするすべての送信長、即ち、0−160kmに対して最高の性能を示す。
【0067】
本発明に基づく光学的デュオバイナリ送信器の第3の実施の形態において、駆動信号は、二進信号ではなく、擬似(quasi-ternary)信号である。チャープパラメータα3dBは、ここでは、より複雑な駆動回路によって、最適化される。例えば、3dBの点において−0.5のチャープパラメータが必要な場合、モジュレータの2つのブランチで得られる位相シフトは、1:3の割合になる。これを実現するには、入力二進信号を2つの擬似信号に変換し、モジュレータの上部ブランチの電極を駆動する方は、3つのマーク“1”、“0.25”、“0”を持ち、モジュレータの下部ブランチの電極を駆動する方は、3つのマーク“1”、“0.75”、“0”を持つ。
【0068】
図11aは、デュオバイナリモジュレータの上部及び下部ブランチ内において、それぞれのマークに対して位相シフトされた様子を示す。“0”マークは、2つの成分の位相が反対で打ち消し合うので、実質的に光パルスなしに対応し、論理“1”マークは、完全振幅で0度シフトの光パルスに対応し、そして“−1”マークは、完全振幅で180度シフトの光パルスに対応する。電極電圧が高くなると、モジュレータの上部ブランチにおける光は、負の位相シフトを受け、下部ブランチにおける光は、正の位相シフトを受けると仮定している。
【0069】
図11aからもわかるように、擬似信号のマーク、従って、モジュレータの上部及び下部ブランチ内の光の位相シフトが、この実施の形態においては、同時に変化する。
【0070】
図11bは、光出力信号の位置(太い実線)と各デュオバイナリマークの位置(点線)の極座標(振幅対位相)を示す。
【0071】
本出願に記載されているデュオバイナリ送信のための新規の発明によるシステム及び方法は、デュオバイナリ送信が提供する狭いスペクトルを、チャープされた技術が提供する分散補償特性を組み合わせたものである。理論的には、本発明の一実施の形態に基づく変調方式は、従来のDEMZモジュレータに基づく変調技術と比較して、分散免疫(immunity)において、全体的によりよい性能を示す。
【0072】
本発明の第1の実施の形態によれば、DEMZ電極のためのドライバが、3レベル信号の代わりに二進信号によって駆動される。これにより、ドライバ回路の設計上の要求が緩和される。
【0073】
本発明の最後の実施の形態によれば、DEMZ電極用のドライバが、普通のデュオバイナリ信号に代わって、擬似信号によって駆動される。チャープパラメータは、ここで、最適化される。
【0074】
以上、本発明について述べてきたが、本発明は、様々な変形が可能である。そのような変形も、本発明の範囲内にある。当業者であればわかるように、そのような変形は、以下の請求の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
本発明は、以下の詳細な説明と添付図面図1乃至図11とから完全に理解されるであろう。これらは例として示されているのものであり、本発明をこれらに限定するものではない。
【図1】 従来技術による光学的デュオバイナリ送信器を示す図。
【図2】 従来技術による二進信号をデュオバイナリ信号に変更するためのエンコーダ回路を示す図。
【図3】 従来技術による出力信号と二進信号をエンコードするための中間信号の例を示す図。
【図4a】 図1の光学的デュオバイナリ送信器の上部ブランチと下部ブランチにおける各デュオバイナリマークについての位相シフトを示す図。
【図4b】 図1のデュオバイナリ送信器の光出力信号の位置と、デュオバイナリマークのそれぞれの位置を示す極座標を示す図。
【図5】 本発明の好ましい実施の形態に基づく光学的デュオバイナリ送信器を示す図。
【図6】 図5の本発明の光学的デュオバイナリ送信器による出力信号と二進信号のデュオバイナリ変調のためのエンコーディング中間信号の一例を示す図。
【図7a】 図5の本発明のデュオバイナリ送信器の上部ブランチと下部ブランチにおける各デュオバイナリマークに対する位相シフトを示す図。
【図7b】 図5の本発明のデュオバイナリ送信器の光出力信号の位置と、各デュオバイナリマークの位置を示す極座標。
【図8】 本発明の第2の好ましい実施の形態に基づく光学的デュオバイナリ送信器を示す図。
【図9】 図8の本発明の光学的デュオバイナリ送信器による出力信号と二進信号のデュオバイナリ変調のためのエンコーディング中間信号の一例を示す図。
【図10】 従来技術による3つの異なる変調方式と本発明に基づく変調方式についての、異なる送信長に対する受信器の感度を示す図。
【図11a】 本発明の第3の好ましい実施の形態に基づく、擬似信号によって駆動される光学的デュオバイナリ送信器の上部ブランチと下部ブランチにおける各デュオバイナリマークに対する位相シフトを示す図。
【図11b】 図11aに基づく位相シフトを有する光学的デュオバイナリ送信器の光出力信号の位置と、各デュオバイナリマークの位置を示す極座標。

Claims (18)

  1. 光学的デュオバイナリ(duobinary)送信システムであって、
    第1二進信号を受信する入力端子(51)と、
    この入力端子に接続され、第1二進信号を、相互に反転されていない第2及び第3二進信号に変換する駆動回路(53)と、
    この駆動回路に接続された光モジュレータ(55)であって、その上部及び下部電極が、それぞれ前記第2及び第3の二進信号によって駆動され、更に、前記モジュレータは、二進駆動信号に基づき、光学的キャリアの振幅と位相を変調して、前記第1二進信号に対応する光学的デュオバイナリ信号を、所定の負の変調チャープパラメータと共に提供すべく配設されている光モジュレータと、
    前記光学的モジュレータに接続され、光送信ラインに変調された光学的デュオバイナリ信号を供給すべく配設された出力端子(57)
    とを備えることを特徴とする光学的デュオバイナリ送信システム。
  2. 前記駆動回路が第1及び第2論理ゲート(61,63)を有して、その出力がそれぞれ前記第2及び第3二進信号であることを特徴とする請求項1に記載の光学的デュオバイナリ送信システム。
  3. 前記駆動回路が、前記入力端子に接続されたデマルチプレクサを備え、このデマルチプレクサは、第1二進信号(ABCDEFGH)を、第4と第5の二進信号(AACCEEGG*,*BBDDFFHH)に多重分離し、この第4及び第5二進信号が、前記第1及び第2論理ゲートを駆動することを特徴とする請求項2に記載の光学的デュオバイナリ送信システム。
  4. 前記駆動回路が第1及び第2フリップ・フロップ(75,77)を備え、これらは、直列に入力端子に接続され、第1二進信号(ABCDEFGH)を、それぞれ第6及び第7二進信号(*ABCDEFGH,**ABCDEFGH)に変換し、その第6及び第7二進信号が、前記第1及び第2論理ゲートを駆動することを特徴とする請求項2に記載の光学的デュオバイナリ送信システム。
  5. 前記第1論理ゲートがアンドまたはナンドゲートであり、第2論理ゲートがオアまたはノアゲートであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の光学的デュオバイナリ送信システム。
  6. 第1及び第2交流増幅器(65,67)を備え、前記第2及び第3二進信号を増幅してから、モジュレータの電極を駆動させることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の光学的デュオバイナリ送信システム。
  7. ダブル電極光モジュレータがマック・ツエンダ(Mack-Zehnder)型であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光学的デュオバイナリ送信システム。
  8. ダブル電極光モジュレータが、モジュレータの2つのブランチを通過する光学的キャリアの光の同じ位相シフトΔφを、対応の駆動信号の所与の電圧シフトΔVに対して供給するように、即ち、2つのブランチのΔφ/ΔVが同じになるように配設されていることを特徴とする請求項7に記載の光学的デュオバイナリ送信システム。
  9. ダブル電極光モジュレータが、3つの光学的デュオバイナリ信号マーク(0、1、−1)を、実質的に光なしパルスと、位相が相互に反対の高振幅の第1光パルスと、高振幅の第2光パルスとして提供することを特徴とする、請求項7に記載の光学的デュオバイナリ送信システム。
  10. 変調された光の強度が上がる場合、つまり、dP/dt>0のとき、ダブル電極光モジュレータが、負の時間導関数即ちdφ/dt<0の位相φを持つ変調光を提供すべく配設されていることを特徴とする請求項9に記載の光学的デュオバイナリ送信システム。
  11. 光学的デュオバイナリ送信方法であって、
    第1二進信号を受信するステップと、
    前記第1二進信号を、相互に反転されていない第2及び第3二進信号に変換するステップと、
    第2及び第3二進信号に基づいて、光学的キャリアの振幅と位相を変調し、前記第1二進信号に対応し、所定の負の変調チャープパラメータを備えた光学的デュオバイナリ信号を提供するステップと、
    光学的送信ラインに、変調された光学的デュオバイナリ信号を供給するステップと
    とからなることを特徴とする方法。
  12. 第1二進信号(*ABCDEFGH*)を第4及び第5信号(AACCEEGG*,*BBDDFFHH)に多重分離するステップと、論理操作を行うことによって、この第4及び第5信号を第2及び第3二進信号にそれぞれ変換するステップとを備えることを特徴とする請求項11に記載の光学的デュオバイナリ送信方法。
  13. 第4及び第5二進信号のアンド又はナンドを取る論理操作と、第4及び第5二進信号のオア又はノア論理操作を行うことを特徴とする請求項12に記載の光学的デュオバイナリ送信方法。
  14. 第1二進信号(*ABCDEFGH*)をシフトして第6及び第7二進信号(*ABCDEFGH,ABCDEFGH*)に重複する(duplicate)ステップと、論理操作を行うことによって、この第6及び第7二進信号を、第2及び第3二進信号にそれぞれ変換するステップとを備えることを特徴とする請求項11に記載の光学的デュオバイナリ送信方法。
  15. 第6及び第7二進信号のアンド又はナンドを取る論理操作と、第6及び第7二進信号のオア又はノアを取る論理操作を行うことを特徴とする請求項14に記載の光学的デュオバイナリ送信方法。
  16. 第2及び第3二進信号を、変調する前に、増幅することを特徴とする請求項11乃至15に記載の光学的デュオバイナリ送信方法。
  17. 3つの光学的デュオバイナリ信号マーク(0、1、−1)を、実質的に光なしのパルスと、相互に位相が反対の高振幅の第1光パルスと、高振幅の第2光パルスとして提供することを特徴とする請求項16に記載の光学的デュオバイナリ送信方法。
  18. 変調された光の強度が上がるとき、即ち、dP/dt>0のとき、変調光の位相が負の時間導関数を持ち、即ち、dφ/dt<0となることを特徴とする請求項17に記載の光学的デュオバイナリ送信方法。
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