JP4194685B2 - 多層圧迫包帯 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧迫包帯、特に多層圧迫包帯に関する。
【0002】
【従来の技術】
多層圧迫包帯は静脈性下腿潰瘍を処置するために最も受け入れられ、そして成功している方法である。しかし、不適切な圧迫包帯法は下腿潰瘍を作ることが分かった。Rigbyらは、1955年11月21−24日の創傷管理の進歩に関する第5回欧州会議において発表した「緩衝性包帯(Padding Bandage)の性能解析」と題する論文で、低圧縮性基材によって生じる不適切な圧迫包帯法により、小半径の脛骨にかかる高い圧力のために下腿の脛骨部分に潰瘍がどの様に作られるかを述べている。Rigbyらは、脛骨部分に皮下組織が欠損しているので、下腿のその領域を自身の自然緩衝物のないままに放置することにより、問題が悪化するという意見を述べている。彼等はさらに、このためにはポリエステル成分は、ポリエステルの高い圧縮能力のために、レーヨンといった吸収性成分より適していることを示している。
【0003】
前記の問題点を軽減するために、圧迫包帯系は典型的には、皮膚と圧迫層との間に緩衝層を含む多層構造を採用している。4層包帯圧迫治療法が、これまで使用されたウンナブーツ(Unna boot)に代わって弾性体を用いたものとして、1980年代の後半に英国のCharring Cross Hospitalによって開発された。(ウンナブーツは酸化亜鉛ペーストを含浸した非伸縮性ガーゼである。)この4層系は、滲出液を吸収しかつ圧痛点を軽減する整形外科用ウールの内層と、吸収性を増大させ、圧痛点を回避するように整形外科用ウール層をならすクレープ包帯と、圧迫が漸変する高度に弾性適合した圧迫包帯と、付加的圧迫を与え、4層系を1週間以上同じ場所に保持する粘着弾性包帯とを含んでいた。この4層系は、第一の層の適用が難しいこと、吸収性繊維の加工によりこの繊維が著しく圧縮されるので4層系の結着性(一体性)がほとんどないこと、そして圧痛点を引き起こすのを回避するために特別の訓練が必要であることのために、最適なものではない。この4層系は適切に適用されないと、著しくずり落ちて、持続した圧迫が維持されない。時間が経つと、この4層系はより多くずり落ちて患者にとって心地よくなくなり、包帯を装着し続けることが困難になる。
【0004】
Rigbyらの研究は圧迫包帯の下の適切な緩衝物の重要性を示している。彼等の好適な緩衝層は、ニードルパンチされ、熱結合された、全体がポリエステルの不織布から成り、圧迫包帯装着の間、脛骨上の圧力を低下させることが明らかとなった。
【0005】
最近、開業医は、圧迫包帯系の第一の層として、英国のJohnson & Johnson Professional Productsから入手できるDELTA ROLL S(商標名)も用いている。このものは、ポリウレタン発泡体に25.4mm当り800〜1000ニードルパンチされたポリエステル繊維を含む。繊維側は下腿に接触して置かれる。これは緩衝材としては良好であるが、滲出する下腿潰瘍に対して全く吸収性を示さない。非吸収性内層は圧迫包帯には不適格であることがわかった。静脈性潰瘍は典型的には多量の液体を滲出し、その量は、圧迫包帯を装着すると一般に大幅に増大する。滲出液を充分に吸収する創傷手当用品を非吸収性の第一の層の下に用いると、この手当用品は膨脹して圧迫包帯の下に大きな***を作るであろう。圧迫包帯の圧力下の***は圧迫性潰瘍をつくり、回避されるべきである。創傷滲出物は、吸収されないと、皮膚上に残って皮膚を損傷し、包帯を付けていることができる時間を短縮する可能性がある。例えば、手当用品の交換が毎日必要となるかもしれない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は上記の諸限界を克服することであり、ポリウレタン発泡体基材に綿繊維を軽くニードルパンチして内層を構成することにより、高い吸収能力と、高い圧迫能力と、皮膚に対する高い摩擦係数と、自身に対する高い摩擦係数とを有する圧迫包帯内層を得ることである。本発明は、第一の層として吸収性繊維バットを有し、第二の構成要素として僅かに伸張可能なクレープ層を有する市販の4層系の障害を克服するものである。
【0007】
さらに、本発明は、必要に応じて非付着性創傷手当用品を含む再封止可能な容器に収容された圧迫包帯と粘着圧迫包帯を任意に提供する。この好適な「キット」により健康管理提供者は、個々の患者の要求に合わせてキットを仕立てることができ、在宅健康管理の場合には、この特別仕立ての圧迫包帯キットを患者の家に便利に運ぶことができる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の圧迫包帯系は皮膚に面した内層と弾性外層とを含む。内層は発泡体の第一の層と吸収性不織ウェブの第二の層とを含む。内層と外層のいずれも患者の肢に巻きつけができるように充分に細長い。
【0009】
発泡体は、好ましくはポリウレタン、より好ましくはエステル系ポリウレタンからなり、最も好ましくはポリエステルポリオールとトルエンジイソシアネートから生成される。
【0010】
好ましくは、不織ウェブはカード繊維、特に綿繊維を含む。カード繊維は好ましくは綿を少なくとも70重量%含み、より好ましくは本質的に全部が綿である。カード繊維は必要に応じて30重量%以下のポリエチレンテレフタレート繊維を含んでいてもよい。
【0011】
好ましくは、繊維はポリウレタン発泡体に、25.4mm当り500針未満、より好ましくは200針未満、最も好ましくは100針未満でニードルパンチされている。
【0012】
好ましくは、繊維は綿を含み、118.68g/m 及び152.57g/m の間の量で存在する。
【0013】
好ましくは、発泡体の表面と繊維の表面との間の摩擦係数は少なくとも1.5、より好ましくは少なくとも1.8、最も好ましくは少なくとも2.3である。
【0014】
好ましくは、内層は少なくとも50%、より好ましくは少なくとも75%の延伸性能を示す。好ましくは、内層は5.33kPaの圧縮荷重で1時間後に少なくとも10%の使用中圧縮率を示し、5.33kPaの圧縮荷重で18時間後に少なくとも20%の使用中圧縮率を示す。
【0015】
外層は1つの弾性層又は2つ以上の弾性層を含むことができる。
【0016】
さらに本発明の圧迫包帯系は、静脈性潰瘍を覆うための創傷手当用品;創傷手当用品の上及び患者の皮膚に対して適用するための圧迫性内層;及び内層の上に適用するための圧迫外層を含む。内層と外層は患者の肢に巻きつけができるように充分に細長い。再封止可能な容器は創傷手当用品、内層及び外層を収容し、容器を開閉するための封止手段を備えている。これにより、使用者が圧迫包帯系に構成部材を追加し、圧迫包帯系から構成部材を取り出し又は圧迫包帯系内の同様の構成部材を交換して、完全な圧迫包帯系を使用場所、例えば在宅健康管理の場所に容易に運ぶことができる。好ましくは、容器はプラスチック袋からなり、封止手段はさねはぎ連結式封止装置からなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1(a)は圧迫包帯系12(図6参照)の内層10である。内層10はポリウレタン発泡体基材14と吸収性カード繊維のウェブ16を含む。発泡体基材14は好ましくは厚さが381μm1524μmの間であり、より好ましくは508μm1270μmの間、最も好ましくは762μm1016μmの間である。
【0018】
厚み寸法に合わせて切断されたポリウレタンは、ポリウレタン基材14を形成する個々の気泡を薄切りして開くことにより形成されるぎざぎざのある縁18のために、厚み寸法に合わせて形成された発泡体より好ましい(図1(b)参照)。エステル系ポリウレタンは一般に、その剛性が高くかつ気泡寸法が小さいために、吸収性繊維ウェブ16に対する高い摩擦係数を生ずるのに充分な剛性を有するぎざぎざのある縁18を与えるので好ましい。特によく適するポリウレタンはMaryland,JessupのWilliam T.Burnett& Company Inc.から製品番号S82FF90として入手できる。このポリウレタンは最低密度が24.03kg/m 、最低引張り強さが15.47×10 kg/m で、平均引張り強さが19.69×10 kg/m 、そして最低極限伸びが300%で、平均極限伸びが400%である。3.48kPaの圧力により50%変形する。すべての試験はASTM−3574に従って行なわれる。
【0019】
吸収性繊維ウェブ16は好ましくは101.72g/m 169.53g/m 、より好ましくは118.68g/m 152.57g/m の基本重量を有する。好ましくは繊維は綿からなる。綿は湿った皮膚と接触すると高い摩擦係数を示す。レーヨンは化学的には綿に似ているが、湿った皮膚と接触しても、典型的にはそのような高い摩擦係数を示さない。しかし、一部のレーヨンはAlabama,MobileにあるCourtauldsから入手できる三裂葉形状レーヨン又はTENCEL(商標名)といった、綿繊維に非常に似た物理的構造で製造される。綿繊維をレーヨン繊維と混ぜると、湿った皮膚との摩擦係数を増大させることができる。もちろん、湿った皮膚との満足できる摩擦係数を示すその他の吸収性繊維を当業者は代わりに用いることができる。湿った皮膚との摩擦係数を繰り返し測定すことは困難であるが、吸収性繊維ウェブ16は自身に対して少なくとも0.7、より好ましくは少なくとも0.9の摩擦係数を示すべきである。
【0020】
方向記憶を与えるために、少量のPET繊維類を加えてもよい。好ましくは、これらの繊維は30%未満、より好ましくは15%未満である。
【0021】
吸収性繊維ウェブ16はポリウレタン基材14に軽くニードルパンチされる。好ましくは、ニードルパンチは25.4mm当り500針未満、より好ましくは25.4mm当り200針未満、最も好ましくは25.4mm当り100針未満で行われる。ニードルパンチ工程における針の密度が高くなると、吸収性繊維ウェブ16が圧縮され、緩衝層としてのその効果が減少する傾向がある。
【0022】
全体として、内層は長さが少なくとも50%、好ましくは75%、最も好ましくは100%伸びなければならない。また、完成された内層10におけるポリウレタン発泡体基材14と吸収性繊維ウェブ16との間の摩擦係数は重要である。後の方で一層詳細に説明されるように、内層10は、この層が肢の周りに一回巻かれたときに、この層が肢から外方に面しているポリウレタン基材14に50%重なるように、皮膚に面した吸収性繊維ウェブ16に部分的に重ねて肢に巻きつけられる。したがって、包帯を引き続き巻きつけると、ポリウレタン基材14と吸収性繊維ウェブ16は互いに接触する。これらの2つの面の間の摩擦係数が高いと、包帯は使用中にずり落ちることがない。したがって、ポリウレタン発泡体基材14と吸収性繊維ウェブ16との間の摩擦係数は少なくとも1.5、より好ましくは1.8、最も好ましくは少なくとも2.3であるべきである。
【0023】
良好な緩衝性を与えるために、内層は、実際に伸びることなく、使用中に経験する圧縮度の下で一定度に圧縮すべきである。内層がこの圧縮分布を、典型的には7〜9日又はそれ以上も長く続く長期使用の間に内層が伸びないように維持することは極めて大事である。5.33kPaの持続圧縮荷重の下で、内層10は少なくとも10%そして30%未満圧縮すべきである。内層10は持続圧縮の間この範囲にあるべきである。好ましくは、内層10は、力が加えられてから1時間後に少なくとも10%の圧縮率を、そして力が加えられてから18時間後に少なくとも20%の圧縮率を示すべきである。
【0024】
内層10の試料を次の仕様にしたがって作製した:135.62g/m の綿、厚さ584.2μmのポリウレタン発泡体(エステル系)、本文に記載の通り、200針/25.4mmでニードルパンチ。
【0025】
この試料を、次の仕様を有するDELTAROLL S(商標名)と比較した:47.47g/m のポリエステル、厚さ558.8μmのポリウレタン発泡体(エステル系)1000針/25.4mmでニードルパンチ。
【0026】
評価の結果は次の表1に示されている。摩擦は、重さ200gmのスレッド(sled)を用いて、INSTRON Model Number 1122によりASTM試験法D1894を用いて測定した。結果は重量1グラム当たりの力がグラム単位で記録される。
【0027】
【表1】
内層10 内層10 市販 Delta
100 200 4層系 Roll S
針/25.4mm 針/25.4mm (商標名)
%伸び 52% 73% 33% 50%
繊維対発泡体
摩擦係数 2.3 1.5 0.8 2.2
繊維対繊維
摩擦係数 0.9 0.7 0.7 0.7
1時間圧縮 13% 10% 6% 11%
18時間圧縮 18% 23% 19% 22%
【0028】
内層10をまた、Charring Cross Hospital に関連して前記した4層系と似た構造の市販の4層圧迫包帯系と比較した。内層10は湿った皮膚及び自身に対して高い摩擦係数を有することにより、7日以上で市販の4層系よりずり落ちが少ないことが明らかに示された。両方の包帯のそれぞれを右足と左足に交互に装着した35人の成人について試験を行った結果、層10は市販の4層系に比べてずり落ちが95%の信頼度で有意に少なかった。装着7日後のずれの量は本発明で平均63.5mmであり、市販の4層系で平均68.58mmであった。95%の信頼度での統計的予測では、本発明での期待されるずれの量は58.42mm66.04mmの間であり、市販の4層系の期待されるずれの量は66.04mm72.65mmの間である。ずれは、膝の位置にある包帯の上部の最初の位置から、ずり落ちた包帯の上部の位置までを測定した。
【0029】
より意義深いことに、本発明でのずり落ち特性は、装着1週間後、内層に隙間をほとんど又は全く残さないことである。内層がずり落ちるとき、下腿の長さ全体にわたって非常に均一にずり落ち、連続する巻きつけの部分的重なりは装着されたときの50%の重なりから僅かだけ増加する。これに対して、市販の4層系は一様にはずり落ちないで、包帯の内層が足首から足の下までずり落ちると、足首に隙間を残すことが多く、これにより、骨張った***は内層で保護されないままになる。
【0030】
図2は圧迫包帯系12の第二の層22を形成する編み弾性包帯71の部分40を示す。弾性包帯71は圧迫包帯又は巻き物として使用するための、様々な長さ、幅、密度などに作られた市販の種々の編物又は織物のどれでもよい。典型的な編み包帯及びその製法は、1987年5月19日に Fred M.Trainorに発行され、引用により本明細書に組み入れられる米国特許第4,665,909号に記載されている。
【0031】
図2に示すように、表示糸60a,61aは編物生地71内に位置して、ストリップの長さに延びる隣接した長方形73からなる連続パターン72を形成する。連続パターン72を形成する糸は編物生地内に2列平行にならんで含まれ、その各々はストリップの縦目に平行である。所定の間隔をおいて、平行な糸の各々は他方の糸に向かって逸脱し(図3,図4によりはっきり示されている)、対向する変向糸が合わさって平行な糸の基線の間に平行な相互連結バー60b,61bを形成している。平行なバーは平行な糸の基線と共に一連の長方形73を形成する。
【0032】
編みストリップは伸びた状態で形成される。したがって、表示糸は完全に伸びた状態で編物の縦目に平行に位置する。しかし、弾性包帯が縮まると、表示糸は軸方向に圧縮されて、図2に示すようにやや大きくなった表示パターン線60a,60bを形成する。図4に示すように、各列の表示糸60,61は他方の列に向かって内側に逸脱し、図示の通り一部が重なり合う。包帯が伸ばされると、表示バーを形成する糸の重なりははっきり見えるようになる。
【0033】
編みストリップへの表示糸の含まれ方は、前記のTrainorの米国特許第4,665,909号に開示されている編み糸の形成を示す図5に詳細に示されている。図5に示すように、生地71は複数の編まれたたて糸34が、方向88に互いに平行に生地ストリップの全長に延びる個々の、結合しない縦目を形成するように作られる。よこ糸44,42の表と裏のストランドはそれぞれたて糸の編んだ縦目内を生地の各側縁部の間を横切る方向に浮き糸となって、複数の整列した表裏の横目を形成する。各よこ糸、即ち表と裏のよこ糸の横目は、生地のその横目と並んだたて糸の各ループを通ってそれと係合する。複数の第二のたて糸ストランド52はよこ糸の表と裏の横目の間及び第一のたて糸の縦目の間でかつそれに平行に縦方向に挿入される。したがって、よこ糸の表の横目は第二のたて糸ストランド52の太さだけよこ糸の表の横目から離れている。第二のたて糸ストランド52は弾性を有し、ゴム又は合成材料でもよい。第二のたて糸ストランドにより、編み生地は、身体部分などに巻きつけられたとき、伸びて圧迫力をかけることが可能となる。
【0034】
着色した糸60,61の平行ストランド(図5には糸60のみが記されている)は編み生地の表面に1つの縦目と平行に置かれている。好ましくは、各表示糸60,61は図5に示すように編まれたたて糸の1つの縦目に含まれる。
【0035】
図5に示すように、着色した糸60はたて糸34の縦目35に含まれ、縦方向に平行に延びる。しかし、予め選んだ間隔で表示糸60は縦目を横切って所定の迂回距離で横方向に(よこ糸44に平行に)逸脱し、次いで1個の編目内で初めの縦目に戻る。各迂回により、図と図に示すように、平行な逸脱、即ち相互連結バー60b,61bが形成される。好適な態様において、迂回60b,61bは部分的に重なって連続した逸脱、即ち表示バーを形成することができる。前記した通り、表示糸は、編物生地が伸びた状態で形成されている間に挿入される。したがって、編物生地が収縮すると、隣接する逸脱バー60b,61bは縦方向に潰れて単一の拡大されたバーとして目で認められるパターンを形成する。
【0036】
各基線60a,60bにおける表示糸とし単一糸ストランドが用いられる。しかし、必要に応じてマルチストランドを用いてもよい。表示糸60,61は単に可視マーカーを形成するのに用いられるにすぎない。したがって、本明細書で用いられる用語「着色した」は、使用者が表示糸によって形成されたパターンを確認できるように、表示糸60,61の、目で認められる色が編物生地の、目で認められる色と十分に対比されることを単に示しているに過ぎない。
【0037】
ヒトの下腿の足首に3.33kPaの圧縮荷重を生じる、幅101.6mm、50%圧縮率の包帯を次のものを用いて作製した:
2ストランド ナイロン(70/2)
28ストランド ポリエステル(1/150 d.)
27ストランド ポリプロピレン(210 d.)
4ストランド 綿(30/1)
56ストランド ゴム(60 ga.)
【0038】
さらに、2ストランドの青色ポリエステル(150 d.)を用いて表示物を形成した。平行な表示ストランド60,61を15.875mm離して挿入して、中央線の両側に平行なトラックを形成し、圧縮率50%で相互連結バー60b,61bが15.875mm(内寸)離れるようにした。この生地は210%の伸びで編まれたので、製造の間に逸脱部は比例した距離はなれ、形成されたときは縦に伸びた長方形を形成した。しかし、弛緩状態では表示糸は圧縮されて、正方形は横方向に伸びた長方形になった。それでも、包帯ストリップを伸ばして50%圧縮率にすると、各長方形図柄は15.875mm×15.875mmの正方形になる。
【0039】
勿論、適当な弾性圧迫包帯をこの代わりに用いることができる。しかし、包帯は必要程度の圧縮、通気性及び患者の快適さを備えていなければならない。軽量、長い伸び、クラス3Cの高い圧縮荷重及び綿−ポリエステルの編み包帯は好ましい。クラス3CとはThomas分類系に関するもので、3.33kPa4.66kPaの高い圧縮を与えることである。
【0040】
第三の層24は、SPANDEX弾性糸が天然ゴム凝集ラテックス系で結合された不織布からなる。この層は系12全体に要求される圧縮の約40%を与える。この系は不織ナイロン繊維約35%、ラテックス粘着剤63%及び弾性繊維2%から構成される。この層は長く伸び、ラテックス粘着剤により、この層はクリップその他の取付け手段を必要とすることなく自身に粘着できる。適当な粘着性圧迫包帯はMassachusetts,SalisburyのAndoverCoated Productsから商標名CO_FLEXで入手できる。
【0041】
一般に、下腿の潰瘍部分は、内層10が潰瘍にくっつかないように、非付着性創傷手当用品26で手当をしなければならない。好適な手当用品はTexas,ArlingtonのJohnson & Johnson Medical,Inc.,から入手できるADAPTIC(商標名)非付着性手当て用品であり、ペトロラタムエマルションで含浸された非粘着性酢酸セルロースの網からなる。
【0042】
これらのどの構成要素も、好ましくはジッパー様の封止機構を有する再封止可能なプラスチック袋といった再封止可能な容器28に便利に詰めることができる。ジッパー型さねはぎZIPLOCK(商標名)シールが好適である。内層10、第二の層22及び第三の層24は好ましくは丸められ、個々に包装される。好適態様において、内層10は101.6mm×3.96mの寸法(未伸張)で与えられ、第二の層は101.6mm×2.29mの寸法(未伸張)で、そして第三の層は101.6mm×5.49mの寸法(伸張)で与えられる。創傷手当用品の使用説明書の付いた製品広告ビラ32も容器28に入れられる。
【0043】
使用説明書にあるように、創傷手当用品は次のように使用される。先ず、傷をきれいにし、適当なら手当をする。好ましくは非付性着手当用品26を傷に当てる。その他のタイプの手当用品、例えばヒドロポリマー手当用品、コラーゲン−アルギネート創傷手当用品、発泡手当用品又はコラーゲン創傷用ゲルを代わりに用いることができる。
【0044】
ここで図7に戻って、創傷手当用品26を当てた後、内層10が損傷した肢、この場合は下腿に螺旋状に巻かれる。巻きつけは50%重なる螺旋巻法を用いて爪先の底部から始まり、膝のすぐ下まで続く。内層をそれ自身に付着させるのに充分な僅かな張力をかける必要がある。前記したように、吸収性繊維ウェブ16は皮膚と接触して置かれ、各螺旋巻付けの際にポリウレタン基材14に部分的に重なる。ポリウレタン基材のぎざぎざのある縁18(図1(b))が繊維ウェブ16に付着して、内層のずり落ちが防止される。図8は内層10の完全な巻きつけを示す。過剰部分は除去し、自由端は適当な医療用テープで張りつけなければならない。
【0045】
内層の上に第二の弾性圧迫層22が適用される。図9に示すように、爪先の底部と足首の間に螺旋巻法が用いられ、必要に応じて足首から上は8の字法を用いて圧迫を強くすることができる。圧迫を弱くしたいなら、膝まで全部に螺旋巻法を用いることができる。50%の部分的重なりで50%の伸びが好ましい。第二の層の上に第三の圧迫粘着層24が螺旋巻法により、50%の伸びと50%の部分的重なりで巻かれる。外部粘着包帯の自己付着性により、この包帯は、さらに止めを用いなくとも、同じ場所にとどまっている。圧迫包帯系12は7〜9日にわたって持続した圧迫を与える。
【0046】
本発明を特定の実施態様に関して説明したが、特に前記の教示を考慮して、当業者により種々の変更が行い得るので、本発明が特定の態様に限定されないことは当業者にはわかるであろう。本発明の精神を逸脱することなく、本発明の前記開示の範囲内で妥当な変化と変更は可能である。
【0047】
以下に好ましい態様を示す。
(A) 皮膚に面する内層と弾性外層とを含む圧迫包帯系であって、前記内層は発泡体の第一の層と吸収性不織ウェブの第二の層とを含み、前記内層と前記外層とは患者の肢に巻きつけができるように充分に細長くしてなる圧迫包帯系。
(1) 前記発泡体がポリウレタンからなる上記実施態様(A)記載の圧迫包帯系。
(2) 前記発泡体がエステル系ポリウレタンからなる上記実施態様(1)記載の圧迫包帯系。
(3) 前記ポリウレタン発泡体がポリエステルポリオールとトルエンジイソシアネートから生成されたものである上記実施態様(2)記載の圧迫包帯系。
(4) 前記不織ウェブがカード繊維からなる上記実施態様(A)記載の圧迫包帯系。
(5) 前記カード繊維が綿を含む上記実施態様(4)記載の圧迫包帯系。
【0048】
(6) 前記カード繊維が綿を少なくとも70重量%含む上記実施態様(4)記載の圧迫包帯系。
(7) 前記カード繊維が本質的に綿からなる上記実施態様(4)記載の圧迫包帯系。
(8) 前記カード繊維が30重量%以下の量のポリエチレンテレフタレート繊維を含む上記実施態様(4)記載の圧迫包帯系。
(9) 前記繊維が前記ポリウレタン発泡体にニードルパンチされている上記実施態様(4)記載の圧迫包帯系。
(10) 前記繊維が25.4mm当り500針未満でニードルパンチされている上記実施態様(9)記載の圧迫包帯系。
【0049】
(11) 前記繊維が25.4mm当り200針未満でニードルパンチされている上記実施態様(10)記載の圧迫包帯系。
(12) 前記繊維が25.4mm当り100針未満でニードルパンチされている上記実施態様(11)記載の圧迫包帯系。
(13) 前記繊維が綿を含み、118.68g/m 152.57g/m の間の量で存在する上記実施態様(11)記載の圧迫包帯系。
(14) 前記発泡体の表面と前記繊維の表面との間の摩擦係数が少なくとも1.5である上記実施態様(9)記載の圧迫包帯系。
(15) 前記発泡体の表面と前記繊維の表面との間の摩擦係数が少なくとも1.8である上記実施態様(14)記載の圧迫包帯系。
【0050】
(16) 前記発泡体の表面と前記繊維の表面との間の摩擦係数が少なくとも2.3である上記実施態様(14)記載の圧迫包帯系。
(17) 前記内層は破壊されることなく少なくとも50%延伸可能ある請求項1記載の圧迫包帯系。
(18) 前記内層は破壊されることなく少なくとも75%延伸可能ある請求項1記載の圧迫包帯系。
(19) 前記内層が、前記外層からの5.33kPaの圧縮荷重で1時間後に10%と30%との間の圧縮率を示す上記実施態様(A)記載の圧迫包帯系。
(20) 前記内層が、前記外層からの5.33kPaの圧縮荷重で18時間後に20%と25%との間の圧縮率を示す上記実施態様(A)記載の圧迫包帯系。
【0051】
(21) 前記弾性外層が2つ以上の独立弾性層を含む上記実施態様(A)記載の圧迫包帯系。
(B)圧迫包帯系であって、
静脈性潰瘍を覆うための創傷手当用品;
前記創傷手当用品の上及び患者の皮膚に対して適用するための圧迫性内層;
前記内層の上に適用するための圧迫外層;及び
前記創傷手当用品、前記内層及び前記外層を収容する再封止可能な容器であって、前記容器を開閉するための封止手段を備え、これにより使用者が圧迫包帯系に構成部材を追加し、圧迫包帯系から構成部材を取り出し又は圧迫包帯系内の同様の構成部材を交換して、完全な圧迫包帯系を使用場所に容易に運ぶことができる容器;
を含み、
前記内層は発泡体の第一の層と吸収性不織ウェブの第二の層とを含み、前記内層と前記外層とはいずれも患者の肢に巻きつけができるように充分に細長くしてなる圧迫包帯系。
(22) 前記容器がプラスチック袋からなる上記実施態様(B)記載の圧迫包帯系。
(23) 前記封止手段がさねはぎ連結式封止装置である上記実施態様(22)記載の圧迫包帯系。
【0052】
【発明の効果】
本発明の圧迫包帯系は上記のように構成されているので、下腿に巻きつけたとき、従来の圧迫包帯に比べて、長期間装着してもずり落ちが極めて少なく、装着者に不快感を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の圧迫包帯系の内層の顕微鏡写真、(b)は、図1(a)の内層部分を形成する発泡体基材の顕微鏡写真である。
【図2】弾性包帯の部分の平面図である。
【図3】伸張状態での図2の包帯の部分の平面図である。
【図4】過伸張状態での図2の部分の平面図である。
【図5】内部の表示繊維の位置を示す編成圧迫包帯の部分絵画図である。
【図6】本発明の圧迫包帯系の立面図である。
【図7】患者の下腿、特に足部分に適用されている図1(a)の層の立面図である。
【図8】図7に示した装着過程であって、第一の層が完全に装着された状態を示す立面図である。
【図9】本発明の圧迫包帯系の第二の層の装着を示す立面図である。
【図10】圧迫包帯系の第二の層が完全に装着された状態を示す立面図である。
【図11】本発明の圧迫包帯系において、第一の層と第二の層とに重なった第三の層を示す立面図である。
【符号の説明】
10 内層
12 圧迫包帯系
14 ポリウレタン発泡体基材
16 吸収性繊維ウェブ
22 第二の層
24 第三の層
26 非付着性創傷手当用品
28 再封止可能な容器
30 封止機構
32 製品の差込みビラ

Claims (9)

  1. 皮膚に面する内層と弾性外層とを含む圧迫包帯系であって、前記内層は発泡体の第一の層と吸収性不織ウェブの第二の層とを含み、前記内層と前記外層とは患者の肢に巻きつけができるように充分に細長くしてなる圧迫包帯系。
  2. 前記発泡体がポリウレタンからなる請求項1記載の圧迫包帯系。
  3. 前記発泡体がエステル系ポリウレタンからなる請求項1又は請求項2記載の圧迫包帯系。
  4. 前記ポリウレタン発泡体がポリエステルポリオールとトルエンジイソシアネートから生成されたものである請求項3記載の圧迫包帯系。
  5. 前記不織ウェブがカード繊維からなる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の圧迫包帯系。
  6. 前記カード繊維が前記発泡体にニードルパンチされている請求項5記載の圧迫包帯系。
  7. 前記発泡体の表面と前記カード繊維の表面との間の摩擦係数が少なくとも1.5である請求項6記載の圧迫包帯系。
  8. 前記弾性外層が2つ以上の独立弾性層を含む請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の圧迫包帯系。
  9. 圧迫包帯系であって、
    静脈性潰瘍を覆うための創傷手当用品;
    前記創傷手当用品の上及び患者の皮膚に対して適用するための圧迫性内層;
    前記内層の上に適用するための圧迫外層及び
    前記創傷手当用品、前記内層及び前記外層を収容する再封止可能な容器であって、前記容器を開閉するための封止手段を備え、これにより使用者が圧迫包帯系に構成部材を追加し、圧迫包帯系から構成部材を取り出し又は圧迫包帯系内の同様の構成部材を交換して、完全な圧迫包帯系を使用場所に容易に運ぶことができる容器;
    を含み、
    前記内層は発泡体の第一の層と吸収性不織ウェブの第二の層とを含み、前記内層と前記外層とはいずれも患者の肢に巻きつけができるように充分に細長くしてなる圧迫包帯系。
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