JP4194006B2 - 電子機器制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子機器制御システムに関し、より詳細には、車両に搭載されたオーディオやナビゲーション等の電子機器を制御するための電子機器制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、家庭よりも車の中で音楽を聴く機会が多い生活習慣が広がり、カーオーディオの重要性が高まっている。また、テレビやナビゲーション等の電子機器も急速に普及しつつある。
【0003】
図8は従来における電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。図中1は入力手段を示しており、入力手段1は指が触れる面を構成するタッチセンサ1aを含んで構成され、タッチセンサ1aからの信号(指示情報)はタッチセンサドライバ2にて増幅された後、制御手段3へ出力されるようになっている。
【0004】
制御手段3は、ナビゲーションコントローラ4、カセットデッキ5、及びCDオートチェンジャ6等の電子機器に接続され、取り込んだ指示情報に基づいて、これら電子機器を制御するようになっている。
【0005】
これら電子機器には多彩な機能を有し、複雑な操作が要求されるものもあり、運転中のドライバーがこれら操作を行うと、車の運転の安全性が阻害されるといった問題がある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、車の運転の安全性を確保することができる電子機器制御システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係る電子機器制御システム(1)は、車載電子機器と、指で触れることにより各種指示情報が入力される入力手段と、該入力手段から入力された指示情報に基づいて、前記車載電子機器を制御する制御手段とを備えた電子機器制御システムにおいて、前記入力手段に装備された指紋を検出する第1の指紋検出手段と、該第1の指紋検出手段により検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する第1の変換手段と、ドライバーの指紋情報を格納する格納手段と、前記第1の変換手段で変換された指紋情報と前記格納手段に格納された指紋情報とを比較する比較手段と、該比較手段での比較結果に基づいて、前記制御手段による前記車載電子機器の制御を行わせるか否かの判断を行う判断手段とを備え、該判断手段が、前記比較結果が一致した場合に、前記制御手段による前記車載電子機器の制御を行わせないようにするものであることを特徴としている。
【0008】
上記電子機器制御システム(1)によれば、前記入力手段に指紋を検出する前記第1の指紋検出手段が装備されており、人がナビゲーション等の車載電子機器を操作するために前記入力手段に触れると指紋が検出され、その指紋が前記格納手段に格納されたドライバーの指紋と比較され、その比較結果に基づいて、前記制御手段による車載電子機器の制御が行われるか否かが決定される。
【0009】
例えば、前記比較結果が一致した場合、すなわち操作者がドライバーである場合には、前記制御手段による車載電子機器の制御を不許可とすることによって、ドライバーにこれら車載電子機器を操作させないようにすることができるので、車の運転の安全性を確保することができる。
【0010】
また、前記比較結果が不一致の場合、すなわち操作者がドライバーでない場合には、前記制御手段による車載電子機器の制御を許可することによって、運転に直接関係のない同乗者による操作は可能とすることができる。
【0012】
さらに、上記電子機器制御システム()によれば、前記比較結果が一致した場合、すなわち操作者がドライバーである場合には、前記制御手段による車載電子機器の制御を不許可とすることによって、ドライバーにこれら車載電子機器を操作させないようにすることができるので、車の運転の安全性を確保することができる。
【0013】
また、本発明に係る電子機器制御システム()は、車載電子機器と、指で触れることにより各種指示情報が入力される入力手段と、該入力手段から入力された指示情報に基づいて、前記車載電子機器を制御する制御手段とを備えた電子機器制御システムにおいて、前記入力手段に装備された指紋を検出する第1の指紋検出手段と、該第1の指紋検出手段により検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する第1の変換手段と、ドライバーの指紋情報を格納する格納手段と、前記第1の変換手段で変換された指紋情報と前記格納手段に格納された指紋情報とを比較する比較手段と、該比較手段での比較結果に基づいて、前記制御手段による前記車載電子機器の制御を行わせるか否かの判断を行う判断手段と、車両の停止情報を取得する停止情報取得手段を備え、前記判断手段が、車両が停止しておらず、なおかつ前記比較結果が一致した場合に、前記制御手段による前記車載電子機器の制御を行わせないようにするものであることを特徴としている。
【0014】
上記電子機器制御システム()によれば、車両が停止しておらず、なおかつ前記比較結果が一致した場合、すなわち運転中のドライバーが車載電子機器を操作する場合には、前記制御手段による車載電子機器の制御を不許可とすることによって、運転中のドライバーにこれら車載電子機器を操作させないようにすることができるので、車の運転の安全性を確保することができる。
【0015】
また、前記制御の不許可を必要最小限、すなわち前記不許可を運転中のドライバーが車載電子機器を操作する場合に限定することによって、車両停止中であれば、ドライバーであったとしても、これら車載電子機器を操作することができ、さらに車両走行中であったとしても、運転に直接関係のない同乗者はこれら車載電子機器を操作することができるので、車の運転の安全性を確保することができると同時に、車載電子機器の操作における利便性を高めることができる。
【0019】
また、本発明に係る電子機器制御システム()は、車載電子機器と、指で触れることにより各種指示情報が入力される入力手段と、該入力手段から入力された指示情報に基づいて、前記車載電子機器を制御する制御手段とを備えた電子機器制御システムにおいて、前記入力手段に装備された指紋を検出する第1の指紋検出手段と、該第1の指紋検出手段により検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する第1の変換手段と、ドライバーの指紋情報を格納する格納手段と、前記第1の変換手段で変換された指紋情報と前記格納手段に格納された指紋情報とを比較する比較手段と、該比較手段での比較結果に基づいて、前記入力手段からの指示情報を前記制御手段へ取り込ませるか否かの切り替えを行う切替手段とを備え、該切替手段が、前記比較結果が一致した場合に、前記指示情報を前記制御手段へ取り込ませないように切り替えを行うものであることを特徴としている。
【0020】
上記電子機器制御システム()によれば、前記入力手段に指紋を検出する前記第1の指紋検出手段が装備されており、人がナビゲーション等の車載電子機器を操作するために前記入力手段に触れると指紋が検出され、その指紋が前記格納手段に格納されたドライバーの指紋と比較され、その比較結果に基づいて、前記入力手段からの指示情報を前記制御手段へ取り込ませるか否かの切り替えが行われる。
【0021】
例えば、前記比較結果が一致した場合、すなわち操作者がドライバーである場合には、前記指示情報を前記制御手段へ取り込ませないようにし、前記制御手段による車載電子機器の制御が行われないようにすることによって、ドライバーにこれら車載電子機器を操作させないようにすることができるので、車の運転の安全性を確保することができる。
【0022】
また、前記比較結果が不一致の場合、すなわち操作者がドライバーでない場合には、前記指示情報を前記制御手段へ取り込ませるようにし、前記制御手段による車載電子機器の制御が行われるようにすることによって、運転に直接関係のない同乗者による操作は可能とすることができる。
【0024】
さらに、上記電子機器制御システム()によれば、前記比較結果が一致した場合、すなわち操作者がドライバーである場合には、前記指示情報を前記制御手段へ取り込ませないようにし、前記制御手段による車載電子機器の制御が行われないようにすることによって、ドライバーにこれら車載電子機器を操作させないようにすることができるので、車の運転の安全性を確保することができる。
【0025】
また、本発明に係る電子機器制御システム()は、車載電子機器と、指で触れることにより各種指示情報が入力される入力手段と、該入力手段から入力された指示情報に基づいて、前記車載電子機器を制御する制御手段とを備えた電子機器制御システムにおいて、前記入力手段に装備された指紋を検出する第1の指紋検出手段と、該第1の指紋検出手段により検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する第1の変換手段と、ドライバーの指紋情報を格納する格納手段と、前記第1の変換手段で変換された指紋情報と前記格納手段に格納された指紋情報とを比較する比較手段と、該比較手段での比較結果に基づいて、前記入力手段からの指示情報を前記制御手段へ取り込ませるか否かの切り替えを行う切替手段と、車両の停止情報を取得する停止情報取得手段を備え、前記切替手段が、車両が停止しておらず、なおかつ前記比較結果が一致した場合に、前記指示情報を前記制御手段へ取り込ませないように切り替えを行うものであることを特徴としている。
【0026】
上記電子機器制御システム()によれば、車両が停止しておらず、なおかつ前記比較結果が一致した場合、すなわち運転中のドライバーが車載電子機器を操作する場合には、前記指示情報を前記制御手段へ取り込ませないようにし、前記制御手段による車載電子機器の制御が行われないようにすることによって、運転中のドライバーにこれら車載電子機器を操作させないようにすることができるので、車の運転の安全性を確保することができる。
【0027】
また、前記指示情報を前記制御手段へ取り込ませないようにする制限を必要最小限、すなわち前記制限を運転中のドライバーが車載電子機器を操作する場合に限定することによって、車両停止中であれば、ドライバーであったとしても、これら車載電子機器を操作することができ、さらに車両走行中であったとしても、運転に直接関係のない同乗者はこれら車載電子機器を操作することができるので、車の運転の安全性を確保することができると同時に、車載電子機器の操作における利便性を高めることができる。
【0031】
また、本発明に係る電子機器制御システム()は、上記電子機器制御システム(1)〜()のいずれかにおいて、ハンドルに装備された指紋を検出する第2の指紋検出手段と、該第2の指紋検出手段により検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する第2の変換手段と、該第2の変換手段で変換された指紋情報を前記格納手段へ格納させる制御を行う格納制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0032】
上記電子機器制御システム()によれば、ハンドルに装備された前記第2の指紋検出手段により、ハンドルを握っている人(すなわち、ドライバー)の指紋を検出することによって、前記格納手段へドライバーの指紋を格納することができる。
【0033】
従って、前記格納手段へドライバーの指紋を予め格納させておく必要がなく、また複数人分のメモリを用意しておかなくても、複数のドライバーにも十分に対応させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子機器制御システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0035】
図1は実施の形態(1)に係る電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。図中11は入力手段を示しており、オーディオ等を操作する操作ボタンである入力手段11は指が触れる面を構成するタッチセンサ11aと、タッチセンサ11aに触れた指の指紋情報を検出する指紋検出手段11bとを含んで構成され、タッチセンサ11aからの信号(指示情報)はタッチセンサドライバ12にて増幅された後、制御手段13へ出力され、制御手段13内のRAM(図示せず)にメモリされる。尚、タッチセンサ11aは、全ての操作ボタンに設けてもよいし、特定の操作ボタンだけに設けてもよい。
【0036】
指紋検出手段11bにより検出された指紋情報は、変換手段14にて情報処理可能な指紋情報に変換され、比較手段15へ出力され、比較手段15は、変換手段14で変換された指紋情報と格納手段16に予め格納されたドライバーの指紋情報との比較を行うようになっている。
また、判断手段17は比較手段15での比較結果に基づいて、制御手段13による電子機器の制御を行わせるか否かを判断するものである。
【0037】
次に、実施の形態(1)に係る電子機器制御システムの全体の動作を図2に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0038】
まず、人が入力手段11に設けられたタッチセンサ11aに触れると、タッチセンサドライバ12を介して指示情報が制御手段13に取り込まれ(S1)、さらにタッチセンサ11aに触れた指の指紋情報が変換手段14を介して比較手段15へ取り込まれる(S2)。
【0039】
次に、比較手段15が格納手段16に格納されたドライバーの指紋情報を取り込んで、指紋情報の比較を行い(S3)、指紋が一致しているか否かを判断する(S4)。
【0040】
比較結果は判断手段17へ出力され、指紋情報が一致していると判断すれば、判断手段17は、前記RAMにメモリされている指示情報に基づいた機器制御を制御手段13に行わせないようにし(S5)、一方、指紋情報が一致していないと判断すれば、判断手段17は、前記指示情報に基づいた機器制御を制御手段13に行わせるようにする(S6)。
【0041】
上記実施の形態(1)に係る電子機器制御システムによれば、入力手段11に指紋を検出する指紋検出手段11bが装備されており、人がナビゲーションコントローラ4等の電子機器を操作するために入力手段11のタッチセンサ11aに触れると指紋が検出され、その指紋が格納手段16に格納されたドライバーの指紋と比較され、前記比較結果が一致する場合、すなわち操作者がドライバーである場合には、制御手段13による電子機器の制御を不許可とすることによって、ドライバーにこれら電子機器を操作させないようにすることができるので、車の運転の安全性を確保することができる。
【0042】
また、前記比較結果が不一致の場合、すなわち操作者がドライバーでない場合には、制御手段13による電子機器の制御を許可することによって、運転に直接関係のない同乗者による操作は可能とすることができる。
【0043】
図3は実施の形態(2)に係る電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。ここでは、図1に示した電子機器制御システムと同様の構成部分については、同符号を付し、その説明を省略する。
【0044】
図中18は判断手段を示しており、判断手段18は比較手段15での指紋情報の比較結果と、パーキングブレーキSW19からのON/OFF信号とに基づいて、制御手段13による電子機器の制御を行わせるか否かを判断するものであり、前記比較結果が一致し、なおかつパーキングブレーキSW19からOFF信号が出力される場合には、制御手段13内のRAMにメモリされている指示情報に基づいた機器制御を制御手段13に行わせないようにするようになっている。
【0045】
上記実施の形態(2)に係る電子機器制御システムによれば、車両が停止しておらず、なおかつ前記比較結果が一致した場合、すなわち運転中のドライバーが電子機器を操作する場合には、制御手段13による電子機器の制御を不許可とすることによって、運転中のドライバーにこれら電子機器を操作させないようにすることができるので、車の運転の安全性を確保することができる。
【0046】
また、前記制御の不許可を必要最小限、すなわち前記不許可を運転中のドライバーが電子機器を操作する場合に限定することによって、車両停止中であれば、ドライバーであったとしても、これら電子機器を操作することができ、さらに車両走行中であったとしても、運転に直接関係のない同乗者はこれら電子機器を操作することができるので、車の運転の安全性を確保することができると同時に、電子機器の操作における利便性を高めることができる。
【0047】
また、ここではパーキングブレーキSW19からのON/OFF信号を取り込むことによって、車両の停止情報を取得しているが、車速センサやナビゲーションシステム等から前記停止情報を取得しても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0048】
図4は実施の形態(3)に係る電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。図中11は入力手段を示しており、オーディオ等を操作する操作ボタンである入力手段11は指が触れる面を構成するタッチセンサ11aと、タッチセンサ11aに触れた指の指紋情報を検出する指紋検出手段11bとを含んで構成され、タッチセンサ11aからの信号(指示情報)は切替SW20を介してタッチセンサドライバ12にて増幅された後、制御手段21へ出力される。尚、タッチセンサ11aは、全ての操作ボタンに設けてもよいし、特定のボタンだけに設けてもよい。
【0049】
指紋検出手段11bにより検出された指紋情報は、変換手段14にて情報処理可能な指紋情報に変換され、比較手段15へ出力され、比較手段15は、変換手段14で変換された指紋情報と格納手段16に予め格納されたドライバーの指紋情報との比較を行うようになっている。
【0050】
また、切替制御手段22は比較手段15での比較結果に基づいて、切替SW20のON/OFFを制御するものであり、切替SW20がONのとき、タッチセンサ11aからの指示情報が制御手段21へ出力されるようになっている。
【0051】
次に、実施の形態(3)に係る電子機器制御システムの全体の動作を図5に示したフローチャートに基づいて説明する。
まず、人が入力手段11に設けられたタッチセンサ11aに触れると、タッチセンサ11aに触れた指の指紋情報が変換手段14を介して比較手段15へ取り込まれる(S11)。次に、比較手段15が格納手段16に格納されたドライバーの指紋情報を取り込んで、指紋情報の比較を行い(S12)、指紋が一致しているか否かを判断する(S13)。
【0052】
比較結果は切替制御手段22へ出力され、指紋情報が一致していると判断すれば、切替制御手段22は切替SW20をOFFにし(S14)、タッチセンサ11aからの指示情報が制御手段21へ入力されないようにする。一方、指紋情報が一致していないと判断すれば、切替制御手段22は切替SW20をONにし(S15)、タッチセンサ11aからの指示情報が制御手段21へ入力されるようにする。
【0053】
上記実施の形態(3)に係る電子機器制御システムによれば、入力手段11に指紋を検出する指紋検出手段11bが装備されており、人がナビゲーションコントローラ4等の電子機器を操作するためにタッチセンサ11aに触れると指紋が検出され、その指紋が格納手段16に格納されたドライバーの指紋と比較され、前記比較結果が一致する場合、すなわち操作者がドライバーである場合には、前記指示情報を制御手段21へ取り込ませないように、切替SW20をOFFにし、制御手段21による電子機器の制御が行われないようにすることによって、ドライバーにこれら電子機器を操作させないようにすることができるので、車の運転の安全性を確保することができる。
【0054】
また、前記比較結果が不一致の場合、すなわち操作者がドライバーでない場合には、前記指示情報を制御手段21へ取り込ませるように、切替SW20をONにし、制御手段21による電子機器の制御が行われるようにすることによって、運転に直接関係のない同乗者による操作は可能とすることができる。
【0055】
図6は実施の形態(4)に係る電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。ここでは、図4に示した電子機器制御システムと同様の構成部分については、同符号を付し、その説明を省略する。
【0056】
図中23は切替制御手段を示しており、切替制御手段23は比較手段15での指紋情報の比較結果と、パーキングブレーキSW19からのON/OFF信号とに基づいて、切替SW20のON/OFFを制御するものであり、前記比較結果が一致し、なおかつパーキングブレーキSW19からOFF信号が出力される場合には、前記指示情報を制御手段21へ取り込ませないように、切替SW20をOFFにするようになっている。
【0057】
上記実施の形態(4)に係る電子機器制御システムによれば、車両が停止しておらず、なおかつ前記比較結果が一致した場合、すなわち運転中のドライバーが電子機器を操作する場合には、前記指示情報を制御手段21へ取り込ませないように、切替SW20をOFFにし、制御手段21による電子機器の制御が行われないようにすることによって、運転中のドライバーにこれら電子機器を操作させないようにすることができるので、車の運転の安全性を確保することができる。
【0058】
また、前記指示情報を制御手段21へ取り込ませないようにする制限を必要最小限、すなわち前記制限を運転中のドライバーが電子機器を操作する場合に限定することによって、車両停止中であれば、ドライバーであったとしても、これら電子機器を操作することができ、さらに車両走行中であったとしても、運転に直接関係のない同乗者はこれら電子機器を操作することができるので、車の運転の安全性を確保することができると同時に、電子機器の操作における利便性を高めることができる。
【0059】
また、ここではパーキングブレーキSW19からのON/OFF信号を取り込むことによって、車両の停止情報を取得しているが、車速センサやナビゲーションシステム等から前記停止情報を取得しても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0060】
次に、実施の形態(5)に係る電子機器制御システムについて説明する。実施の形態(5)に係る電子機器制御システムは、上記実施の形態(1)〜(4)のいずれかに係る電子機器制御システムにおいて、ハンドル24(図7参照)に指紋を検出する指紋検出手段24aを設け、さらに指紋検出手段24aにより検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する変換手段25と、変換手段25で変換された指紋情報を格納手段16へ格納させるようにする格納制御手段26とを装備する。図7に、上記実施の形態(5)に係る電子機器制御システムの一例を示す。
【0061】
上記実施の形態(5)に係る電子機器制御システムによれば、ハンドル24に装備された指紋検出手段24aにより、ハンドルを握っている人(すなわち、ドライバー)の指紋を検出することによって、格納手段16へドライバーの指紋を格納させておくことができる。
【0062】
従って、予め格納手段16へドライバーの指紋を格納させておく必要がなく、また複数人分のメモリを用意しておかなくても、複数のドライバーにも十分に対応させることができる。また、運転席のドアアウトハンドル等、ドライバーしか触らない場所に指紋検出手段24aを設けてもよい。
【0063】
上記実施の形態(1)〜(5)のいずれかに係る電子機器制御システムにおいては、前記比較結果が一致した場合、すなわち操作者がドライバーである場合には、制御手段13、21による電子機器の制御が行われなくなるようにしているが、逆に操作者がドライバーである場合のみ、制御手段13、21による電子機器の制御が行われるようにすることによって、例えば、タクシーやバス等で、乗客に勝手に操作されては困る電子機器の制御に大変有効なシステムとなる。
【0064】
また、前記システムにおいて、車両の停止情報を取得する停止情報取得手段(例えば、パーキングブレーキSW19)を装備し、車両が停止していない場合には、操作者がドライバーであったとしても、制御手段13、21による電子機器の制御が行われないようにすることによって、車の運転の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る電子機器制御システムの全体の動作を示したフローチャートである。
【図3】実施の形態(2)に係る電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図4】実施の形態(3)に係る電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図5】実施の形態(3)に係る電子機器制御システムの全体の動作を示したフローチャートである。
【図6】実施の形態(4)に係る電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図7】実施の形態(5)に係る電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図8】従来の電子機器制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
1、11 入力手段
1b、11b、24a 指紋検出手段
3、13、21 制御手段
14、25 変換手段
15 比較手段
16 格納手段
17、18 判断手段
19 パーキングブレーキSW
20 切替SW
22、23 切替制御手段
24 ハンドル
26 格納制御手段

Claims (5)

  1. 車載電子機器と、
    指で触れることにより各種指示情報が入力される入力手段と、
    該入力手段から入力された指示情報に基づいて、前記車載電子機器を制御する制御手段とを備えた電子機器制御システムにおいて、
    前記入力手段に装備された指紋を検出する第1の指紋検出手段と、
    該第1の指紋検出手段により検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する第1の変換手段と、
    ドライバーの指紋情報を格納する格納手段と、
    前記第1の変換手段で変換された指紋情報と前記格納手段に格納された指紋情報とを比較する比較手段と、
    該比較手段での比較結果に基づいて、前記制御手段による前記車載電子機器の制御を行わせるか否かの判断を行う判断手段とを備え
    該判断手段が、前記比較結果が一致した場合に、前記制御手段による前記車載電子機器の制御を行わせないようにするものであることを特徴とする電子機器制御システム。
  2. 車載電子機器と、
    指で触れることにより各種指示情報が入力される入力手段と、
    該入力手段から入力された指示情報に基づいて、前記車載電子機器を制御する制御手段とを備えた電子機器制御システムにおいて、
    前記入力手段に装備された指紋を検出する第1の指紋検出手段と、
    該第1の指紋検出手段により検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する第1の変換手段と、
    ドライバーの指紋情報を格納する格納手段と、
    前記第1の変換手段で変換された指紋情報と前記格納手段に格納された指紋情報とを比較する比較手段と、
    該比較手段での比較結果に基づいて、前記制御手段による前記車載電子機器の制御を行わせるか否かの判断を行う判断手段と、
    車両の停止情報を取得する停止情報取得手段を備え、
    前記判断手段が、車両が停止しておらず、なおかつ前記比較結果が一致した場合に、前記制御手段による前記車載電子機器の制御を行わせないようにするものであることを特徴とする電子機器制御システム。
  3. 車載電子機器と、
    指で触れることにより各種指示情報が入力される入力手段と、
    該入力手段から入力された指示情報に基づいて、前記車載電子機器を制御する制御手段とを備えた電子機器制御システムにおいて、
    前記入力手段に装備された指紋を検出する第1の指紋検出手段と、
    該第1の指紋検出手段により検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する第1の変換手段と、
    ドライバーの指紋情報を格納する格納手段と、
    前記第1の変換手段で変換された指紋情報と前記格納手段に格納された指紋情報とを比較する比較手段と、
    該比較手段での比較結果に基づいて、前記入力手段からの指示情報を前記制御手段へ取り込ませるか否かの切り替えを行う切替手段とを備え
    該切替手段が、前記比較結果が一致した場合に、前記指示情報を前記制御手段へ取り込ませないように切り替えを行うものであることを特徴とする電子機器制御システム。
  4. 車載電子機器と、
    指で触れることにより各種指示情報が入力される入力手段と、
    該入力手段から入力された指示情報に基づいて、前記車載電子機器を制御する 制御手段とを備えた電子機器制御システムにおいて、
    前記入力手段に装備された指紋を検出する第1の指紋検出手段と、
    該第1の指紋検出手段により検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する第1の変換手段と、
    ドライバーの指紋情報を格納する格納手段と、
    前記第1の変換手段で変換された指紋情報と前記格納手段に格納された指紋情報とを比較する比較手段と、
    該比較手段での比較結果に基づいて、前記入力手段からの指示情報を前記制御手段へ取り込ませるか否かの切り替えを行う切替手段と、
    車両の停止情報を取得する停止情報取得手段を備え、
    前記切替手段が、車両が停止しておらず、なおかつ前記比較結果が一致した場合に、前記指示情報を前記制御手段へ取り込ませないように切り替えを行うものであることを特徴とする電子機器制御システム。
  5. ハンドルに装備された指紋を検出する第2の指紋検出手段と、
    該第2の指紋検出手段により検出された指紋を情報処理可能な指紋情報に変換する第2の変換手段と、
    該第2の変換手段で変換された指紋情報を前記格納手段へ格納させる制御を行う格納制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の電子機器制御システム。
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