JP4191185B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、回路動作の自己検査(セルフテスト)を行うための検査回路を内蔵した半導体集積回路に関するものである。
一般に、クロック信号に同期して入力データを処理する半導体集積回路では、内部のフリップフロップ回路などの記憶素子が入力データを取り込む前後の期間において、入力データをハイレベル又はローレベルに保持する必要がある。この期間に入力データが変化すると、記憶素子に取り込まれたデータが不定状態になり、正常な回路動作を実行できなくなる。
取り込み前に入力データを確定しなくてはならない時間はセットアップ時間、取り込み後に入力データを保持しなくてはならない時間はホールド時間と呼ばれている。
図12は、LSIのセットアップ時間とホールド時間を検査するための検査装置の一例を示す図である。
被検査LSI3には、LSIテスタ1からタイミング調整回路2を介して検査用のデータDATとクロック信号CLKが供給される。タイミング調整回路2は、LSIテスタ1から供給される制御信号CNTに応じて、データDATとクロック信号CLKの位相関係を微調整する。LSIテスタ1と被検査LSI3との間の信号経路において生じる遅延が測定の誤差とならないように、タイミング調整回路2は半導体集積回路3の直近に配置される。
LSIテスタ1は、データDATとクロック信号CLKの位相関係を微調整しながら被検査回路LSI3の応答を調べることにより、被検査回路LSI3のセットアップ時間とホールド時間が所定の仕様を満たしているか判定する。
一方、半導体集積回路の動作速度は年々高速化しており、例えばLVDS(low voltage differential signaling)と称される高速な差動伝送方式ではクロック信号とデータ信号のスキューを数百psec程度に抑えることが要求されている。
LVDSのように高速な信号のAC試験を行う場合、信号のタイミングを例えば100psec以下の高い分解能で調整する必要がある。しかしながら、現在の高速なLSIテスタによっても、そのように高い分解能の試験精度を保証するのは非常に困難である。仮に実現しても、測定系の影響を受け易くなるため、製造ライン等において安定な検査を行うのは困難である。また、高速なテスタは一般に高価であるため、製造コストを上昇させる大きな要因になる。
そこで、LSIテスタなどの外部装置によって行われていた検査を、半導体集積回路の内部の専用回路によって実施するBIST(built-in self test)と称される手法が一般的になってきている(例えば特許文献1を参照)。半導体集積回路の内部であれば信号遅延の影響を受け難くなるため、高速な信号を外部装置より精度良く処理することができる。
特開2002−6003号公報
しかしながら、LVDSのように信号が高速化すると、半導体集積回路の内部であっても製造条件のばらつきや種々の要因で個体ごとに遅延特性がばらつき易くなる。そのため、セットアップ時間やホールド時間を検査する場合には、検査対象となる入力信号のタイミングを広い範囲に渡って調整できることが望ましい。また、半導体集積回路に内蔵する検査用の回路は本来の動作に寄与しない無駄な回路であるため、できるだけ簡易な構成であることが望ましい。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の入力信号のタイミング関係に係わる回路動作を自己検査することが可能であるとともに、その検査対象となる入力信号同士のタイミングを簡易な構成で広範囲に調整できる半導体集積回路を提供することにある。
本発明の第1の観点の半導体集積回路は、クロック信号に同期してデータ信号をそれぞれ入力する複数の入力系統と、第1の入力信号と少なくとも1つの第2の入力信号とのタイミング関係に応じた1の入力系統の回路動作を自己検査する検査回路を具備した半導体集積回路であって、上記検査回路は、入力クロック信号に同期した第1の検査信号及び第2の検査信号を出力する検査信号出力回路と、上記第1の検査信号を第1の検査クロック信号に同期して保持する第1のフリップフロップ回路と、上記第2の検査信号を第2の検査クロック信号に同期して保持する第2のフリップフロップ回路と、上記自己検査を行う場合、上記第1のフリップフロップ回路に保持される検査信号を上記第1の入力信号として1の入力系統に入力するとともに、上記第2のフリップフロップ回路に保持される検査信号を上記第2の入力信号として上記1の入力系統に入力する検査信号入力回路と、第1の制御信号に応じて上記第1の検査クロック信号と上記入力クロック信号とのタイミング関係を制御するとともに、第2の制御信号に応じて上記第2の検査クロック信号と上記入力クロック信号とのタイミング関係を制御するタイミング制御回路とを有する
この半導体集積回路において、上記自己検査を行なう場合に、上記入力クロック信号が他の1の入力系統から上記検査回路に供給される。
好ましくは、上記検査回路を複数有しており、1の検査回路により1の入力系統の上記自己検査を行う場合、他の1の入力系統に供給される入力信号若しくはこれに同期する信号が、当該1の検査回路に上記入力クロック信号として供給される。
また好ましくは、上記複数の入力系統がそれぞれ上記検査回路に対応する位相同期ループ回路を有しており、各位相同期ループ回路は、対応する入力系統に供給されるクロック信号に同期した第1のクロック信号、並びに、当該第1のクロック信号の周波数を逓倍した第2のクロック信号を発生し、1の検査回路より1の入力系統の上記自己検査を行う場合、当該1の検査回路に含まれる検査信号出力回路は、他の1の入力系統の位相同期ループ回路において発生する第1のクロック信号に同期した上記第1の検査信号及び上記第2の検査信号を出力し、当該1の検査回路に含まれるタイミング制御回路は、上記他の1の入力系統の位相同期ループ回路において発生する第2のクロック信号を上記第1の制御信号に応じて遅延させ上記第1の検査クロック信号として出力するとともに、当該第2のクロック信号を上記第2の制御信号に応じて遅延させ上記第2の検査クロック信号として出力する。
好ましくは、上記タイミング制御回路は、上記第2のクロック信号に対してそれぞれ所定の位相差を有する複数の遅延信号を出力する遅延同期ループ回路と、上記複数の遅延信号から上記第1の制御信号に応じて選択した1の遅延信号を上記第1の検査クロック信号として出力する第1の選択回路と、上記複数の遅延信号から上記第2の制御信号に応じて選択した1の遅延信号を上記第2の検査クロック信号として出力する第2の選択回路と、を含む。
また好ましくは、上記検査回路は、制御信号に応じて上記入力クロック信号の周波数を制御する周波数制御回路を更に有する。
好ましくは、上記検査回路が、上記検査信号入力回路によって上記第1の入力信号及び上記第2の入力信号として入力される検査信号に応じた上記入力系統の出力信号に基づいて、上記入力系統の動作が正常か否かを判定する判定回路を更に有する。
本発明の第2の観点に係る半導体集積回路は、第1のクロック信号に応じて第1のデータ信号を入力して出力する第1の記憶回路と、第2のクロック信号に応じて第2のデータ信号を入力して出力する第2の記憶回路と、上記第2のクロック信号に応じて第1及び第2の試験信号を生成する第1の試験信号生成回路と、上記第2のクロック信号に応じて第1及び第2のタイミング信号を生成する第1のタイミング信号生成回路と、上記第1のタイミング信号に応答して上記第1の試験信号を入力して第1の試験データ信号として出力する第3の記憶回路と、上記第2のタイミング信号に応答して上記第2の試験信号を入力して第1の試験クロック信号として出力する第4の記憶回路と、上記第1のクロック信号に応じて第3及び第4の試験信号を生成する第2の試験信号生成回路と、上記第1のクロック信号に応じて第3及び第4のタイミング信号を生成する第2のタイミング信号生成回路と、上記第3のタイミング信号に応答して上記第3の試験信号を入力して第2の試験データ信号として出力する第5の記憶回路と、上記第4のタイミング信号に応答して上記第4の試験信号を入力して第2の試験クロック信号として出力する第6の記憶回路と、上記第1の試験データ信号を上記第1の記憶回路に供給するための第1の試験信号入力回路と、上記第1の試験クロック信号を上記第1の記憶回路に供給するための第2の試験信号入力回路と、上記第2の試験データ信号を上記第2の記憶回路に供給するための第3の試験信号入力回路と、上記第2の試験クロック信号を上記第2の記憶回路に供給するための第4の試験信号入力回路とを有し、上記第2のクロック信号に基づいて上記第1の記憶回路の試験が実行され、上記第1のクロック信号に基づいて上記第2の記憶回路の試験が実行される。
上記第2の観点に係る半導体集積回路は、第1の外部データ信号を入力して上記第1のデータ信号として出力する第1の入力回路と、第1の外部クロック信号を入力する第2の入力回路と、上記第2の入力回路に電気的に接続され、上記第1の外部クロック信号と同じ周波数の第3のクロック信号と当該第3のクロック信号よりも高い周波数の上記第1のクロック信号とを出力する第1のPLL回路と、第2の外部データ信号を入力して上記第2のデータ信号として出力する第3の入力回路と、第2の外部クロック信号を入力する第4の入力回路と、上記第4の入力回路に電気的に接続され、上記第2の外部クロック信号と同じ周波数の第4のクロック信号と当該第4のクロック信号よりも高い周波数の上記第2のクロック信号とを出力する第2のPLL回路とを更に有してよい。この場合、上記第2の試験信号が上記第4のクロック信号であり、上記第4の試験信号が上記第3のクロック信号であってよい。
上記第1の試験信号生成回路は試験データを生成するための第1のパターン発生回路を有してよく、上記第2の試験信号生成回路は試験データを生成するための第2のパターン発生回路を有してよい。
上記第1及び第2のタイミング信号の位相は互いに異なっていてよい。また、上記第3及び第4のタイミング信号の位相が互いに異なっていてよい。
本発明によれば、複数の入力信号のタイミング関係に係わる回路動作を自己検査することが可能であるとともに、その検査対象となる入力信号同士のタイミングを簡易な構成で広範囲に調整できる。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す図である。
図1に示す半導体集積回路は、差動レシーバ回路301,302,311,312と、位相同期ループ回路(phase locked loop circuit:以降、PLL回路と呼ぶ)303,313と、フリップフロップ回路304,314と、シリアル/パラレル変換回路305,315と、デジタル回路300と、検査回路100,200とを有する。
検査回路100は、検査信号出力回路101と、フリップフロップ回路104,105と、検査信号入力回路106と、タイミング制御回路109と、判定回路110とを含む。
検査回路200は、検査信号出力回路201と、フリップフロップ回路204,205と、検査信号入力回路206と、タイミング制御回路209と、判定回路210とを含む。
検査回路100,200は、それぞれ本発明の検査回路の一実施形態である。
検査信号出力回路101,201は、それぞれ本発明の検査信号出力回路の一実施形態である。
フリップフロップ回路105,205は、それぞれ本発明の第1のフリップフロップ回路の一実施形態である。
フリップフロップ回路104,204は、それぞれ本発明の第2のフリップフロップ回路の一実施形態である。
検査信号入力回路106,206は、それぞれ本発明の検査信号入力回路の一実施形態である。
タイミング制御回路109,209は、それぞれ本発明のタイミング制御回路の一実施形態である。
PLL回路303,313は、それぞれ本発明のPLL回路の一実施形態である。
判定回路110,210は、それぞれ本発明の判定回路の一実施形態である。
差動レシーバ回路301は、差動信号として伝送されるデータ信号DA_INを受信し、単一レベルのデータ信号DAに変換する。
差動レシーバ回路302は、差動信号として伝送されるクロック信号CKA_INを受信し、単一レベルのクロック信号CKAに変換する。
差動レシーバ回路311は、差動信号として伝送されるデータ信号DB_INを受信し、単一レベルのデータ信号DBに変換する。
差動レシーバ回路312は、差動信号として伝送されるクロック信号CKB_INを受信して増幅し、単一レベルのクロック信号CKBに変換する。
差動レシーバ回路301,302,311,312は、例えばLVDS方式によって高速伝送される低振幅の差動信号を受信し、単一レベルの信号に変換する。
PLL回路303は、差動レシーバ回路302から出力されるクロック信号CKAに同期したクロック信号CKA1及びCKA7を出力する。PLL回路303は、クロック信号CKA7をクロック信号CKA1の7倍の周波数に逓倍する。
PLL回路313は、差動レシーバ回路312から出力されるクロック信号CKBに同期したクロック信号CKB1及びCKB7を出力する。PLL回路313は、クロック信号CKB7をクロック信号CKB1の7倍の周波数に逓倍する。
図2は、PLL回路303,313の構成の一例を示す図である。
図2に示すPLL回路303,313は、位相比較回路401と、チャージポンプ回路402と、フィルタ回路403と、電圧制御発振回路404と、分周回路405とを有する。
なお、図2においては、PLL回路303の入出力信号を表す符号の横にPLL回路313の入出力信号を表す符号を括弧書きで付加している。
位相比較回路401は、クロック信号CKA(CKB)と分周回路405において分周された信号とを入力し、2つの入力信号の位相を比較する。
チャージポンプ回路402は、位相比較回路401の比較結果に応じて、2つの入力信号の位相差を減少させる負帰還制御が働くように、不図示のキャパシタを充電若しくは放電する。
フィルタ回路403は、例えばローパスフィルタ回路であり、負帰還ループの伝達特性を調節する。チャージポンプ回路402のキャパシタに発生する電圧の低域成分を電圧制御型発振回路404に供給する。
電圧制御型発振回路404は、フィルタ回路403から供給される電圧に応じた周波数で発振する。
分周回路405は、電圧制御型発振回路404の発振信号を7分の1に分周して位相比較回路401に帰還する。分周回路405の入力信号はクロック信号CKA7(CKB7)、出力信号はクロック信号CKA1(CKB1)となる。
図2に示すPLL回路303(313)によれば、分周回路405の出力信号であるクロック信号CKA1(CKB1)の位相がクロック信号CKA(CKB)の位相と一致するように負帰還制御が働く。そのため、クロック信号CKA1(CKB1)はクロック信号CKA(CKB)に同期した信号となり、両者の周波数はほぼ同じになる。またクロック信号CKA7(CKB7)は、クロック信号CKA1(CKB1)に対して7倍の周波数を持つ信号となる。
以上が、図2の説明である。
図1に戻る。
フリップフロップ回路304は、差動レシーバ301から出力されるデータ信号DAをクロック信号CKA7に同期して保持し、後段のシリアル/パラレル変換回路305に出力する。
シリアル/パラレル変換回路305は、フリップフロップ回路304に保持される1ビットのデータを、クロック信号CKA1に同期した7ビットのデータに変換する。
フリップフロップ回路314は、差動レシーバ311から出力されるデータ信号DBをクロック信号CKB7に同期して保持し、後段のシリアル/パラレル変換回路315に出力する。
シリアル/パラレル変換回路315は、フリップフロップ回路314に保持される1ビットのデータを、クロック信号CKB1に同期した7ビットのデータに変換する。
デジタル回路300は、シリアル/パラレル変換回路305及び315から入力される各7ビットのデータに所定の処理を実行する。本実施形態においてデジタル回路300の機能は特に限定されない。
検査回路100は、クロック信号CKA_INとデータ信号DA_INとのタイミング関係に応じた回路動作の自己検査を行う。すなわち、クロック信号CKA_IN及びデータ信号DA_INの後述するスキューマージンTrskmが所定の仕様を満たしているかを検査する。
検査回路200は、クロック信号CKB_INとデータ信号DB_INとのタイミング関係に応じた回路動作の自己検査を行う。すなわち、クロック信号CKB_IN及びデータ信号DB_INの後述するスキューマージンTrskmが所定の仕様を満たしているかを検査する。
ここで、クロック信号CKA_IN及びデータ信号DA_INのタイミング関係とスキューマージンTrskmについて、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、クロック信号CKA_INとデータ信号DA_INとのタイミング関係の一例を示す図である。
クロック信号CKA_IN(図3(A))の周期Tcは、データ信号DA_IN(図3(C))の1データ期間の7倍に設定されている。このクロック信号CKA_INの周波数をPLL回路303によって7倍に逓倍することにより、データ信号DA_INを取り込むためのクロック信号CKA7(図3(B))が作り出される。
図4は、スキューマージンTrskmを説明するための図である。
クロック信号CKA7に同期してデータ信号DA_INを取り込むタイミングは、データ信号DA_INの1データ期間の中心点が最も理想的である。なぜなら、この中心点は前後のデータ変化点に対して時間的に最も離れており、信号レベルが最大値若しくは最小値で安定しているからである。スキューマージンTrskmは、この理想的なデータ取り込みタイミングに対する時間的なずれの許容範囲を表している。
図4(A)は、クロック信号CKA7(図4(F))に対してデータ信号DA_INが最も理想的なタイミング関係にある場合を示す。フリップフロップ回路304はクロック信号CKA7の立ち上がりに同期してデータ信号DAを保持するため、クロック信号CKA7の立ち上がりとデータ信号DA1データ期間の中心とが一致する図4(A)の場合において理想的なタイミング関係が得られる。
図4(B),(C)は、図4(A)のタイミングに対してデータ信号DA_INが遅延する場合を示す。この遅延がスキューマージンTrskmより小さい場合(図4(B))、データ信号DAはフリップフロップ回路304において正常に保持される。これに対し、データ信号DA_INの遅延がスキューマージンTrskmを超えると(図4(C))、フリップフロップ回路304は動作が不安定になり、データ信号DAを安定に保持できなくなる。
図4(D),(E)は、図4(A)のタイミングに対してクロック信号CKA7が遅延する場合を示す。この遅延がスキューマージンTrskmより小さい場合(図4(D))、データ信号DAはフリップフロップ回路304において正常に保持される。クロック信号CAK7の遅延がスキューマージンTrskmを超えると(図4(E))、フリップフロップ回路304は動作が不安定になり、データ信号DAを安定に保持できなくなる。
以上が、クロック信号CKA_IN及びデータ信号DA_INのタイミング関係とスキューマージンTrskmについての説明である。クロック信号CKB_IN及びデータ信号DB_INのタイミング関係とスキューマージンTrskmについても上述と同様である。
次に、検査回路100の各構成要素について説明する。
検査信号出力回路101は、PLL回路313が発生するクロック信号CKB1,CKB7に同期した検査パターン信号PAT_A(第2の検査信号)及びクロック信号CKB1(第1の検査信号)を出力する。
なお図1の例において、検査信号出力回路101はクロック信号CKB1に対して何も信号処理を行っていないが、本実施形態において検査信号出力回路101が出力する第1の検査信号及び第2の検査信号はクロック信号CKB1,CKB7に同期する信号であり、その一例としてクロック信号CKB7に同期するクロック信号CKB1と同じであってもよい。そのため、ここではクロック信号CKB1を検査信号出力回路101より出力される第1の検査信号として説明している。
検査信号出力回路101は、図1の例において、パターン発生器102とパラレル/シリアル変換回路103を含んでいる。
パターン発生器102は、データ信号DA_INを模擬するための検査パターン信号を発生する。パターン発生器102は、クロック信号CKB1に同期して順次に7ビットの検査パターン信号を発生する。
パラレル/シリアル変換回路103は、パターン発生器102が発生する7ビットの検査パターン信号を、クロック信号CKB7に同期した1ビットの検査パターン信号PAT_Aに変換する。
フリップフロップ回路105は、検査信号出力回路101から出力されるクロック信号CKB1(第1の検査信号)を、タイミング制御回路109から出力される検査クロック信号A1に同期して保持する。
フリップフロップ回路104は、検査信号出力回路101から出力される検査パターン信号PAT_A(第2の検査信号)を、タイミング制御回路109から出力される検査クロック信号A2に同期して保持する。
検査信号入力回路106は、データ信号DA_IN及びクロック信号CKA_INのスキューマージンTrskmの検査を行う場合、フリップフロップ回路105に保持される検査信号TCKAを差動信号に変換し、クロック信号CKA_INの代わりに差動レシーバ回路302へ入力する。また、フリップフロップ回路104に保持される検査信号TDAを差動信号に変換し、データ信号DA_INの代わりに差動レシーバ回路301へ入力する。
検査信号入力回路106は、図1の例において、差動トランスミッタ回路107及び108を有する。
差動トランスミッタ回路107は、フリップフロップ回路105に保持される信号をLVDS方式等の差動信号に変換して、差動レシーバ回路302に入力する。
差動トランスミッタ回路108は、フリップフロップ回路104に保持される信号をLVDS方式等の差動信号に変換して、差動レシーバ回路301に入力する。
なお、差動トランスミッタ回路107,108は、自己検査を行わない通常動作時において、出力を高インピーダンス状態に設定してもよい。
タイミング制御回路109は、図示しない制御回路からの制御信号に応じて、クロック信号CKB7と検査クロック信号A1とのタイミング関係、並びに、クロック信号CKB7と検査クロック信号A2とのタイミング関係を独立に制御する。
ここでは一例として、検査クロック信号A1及び検査クロック信号A2とクロック信号CKB7とが同一の周波数を有するものとする。この場合タイミング制御回路109は、例えば次の図5に示すような遅延同期ループ回路を用いて、クロック信号CKB7と検査クロック信号A1との位相差、並びに、クロック信号CKB7と検査クロック信号A2との位相差をそれぞれ制御することが可能である。
図5は、タイミング制御回路109の構成の一例を示す図である。
図5に示すタイミング制御回路109は、遅延ループ回路(delay-locked loop circuit:以降、DLL回路と呼ぶ)500と、選択回路505,506と、デコード回路507,508とを有する。またDLL回路は、位相比較回路501と、チャージポンプ回路502と、フィルタ回路503と、縦続接続された遅延素子D1〜D10を含む遅延回路504とを有する。
なお、図5においては、タイミング制御回路109の入出力信号を表す符号の横に、後述するタイミング制御回路209の入出力信号を表す符号を括弧書きで付加している。
位相比較回路501は、遅延回路504の遅延素子D10から出力される遅延信号TP10とクロック信号CKB7とを入力し、2つの入力信号の位相を比較する。
チャージポンプ回路502は、位相比較回路501の比較結果に応じて、2つの入力信号の位相差を減少させる負帰還制御が働くように、不図示のキャパシタを充電若しくは放電する。
フィルタ回路503は、例えばローパスフィルタ回路であり、負帰還ループの伝達特性を調節する。チャージポンプ回路502のキャパシタに発生する電圧の低域成分を遅延回路504に供給する。
遅延回路504は、入力されるクロック信号CKB7にフィルタ回路403からの電圧に応じた遅延を与えて出力する。クロック信号CKB7は、縦続接続された遅延素子D1〜D10の初段(遅延素子D1)から"D1,D2,D3,…,D10"の順番で各遅延素子を伝播する。遅延素子D1〜D10はそれぞれ遅延信号TP1〜TP10を出力する。
DLL回路500によれば、クロック信号CKB7の位相が遅延信号TP10の位相と一致するように負帰還制御が働くため、遅延信号TP10はクロック信号CKB7に対してその約1周期分の遅延を有する。また、遅延素子D1〜D10が互いに同等の遅延特性を有するものとすると、各遅延素子ではクロック信号CKB7の約10分の1周期ずつの遅延が発生する。クロック信号CKB7に対する各遅延信号の遅延は"TP1,TP2,…,TP10"の順番で大きくなる。
デコード回路508は、不図示の制御回路から供給される4ビットの制御信号CNT_CKをデコードし、そのデコード結果を選択回路506に供給する。
選択回路506は、デコード回路508においてデコードされた制御信号に応じて、DLL回路500が発生する10の遅延信号TP1〜TP10から1つの遅延信号を選択し、これを検査クロック信号A1として出力する。
デコード回路507は、不図示の制御回路から供給される4ビットの制御信号CNT_DTをデコードし、そのデコード結果を選択回路505に供給する。
選択回路505は、デコード回路507においてデコードされた制御信号に応じて、DLL回路500が発生する10の遅延信号TP1〜TP10から1つの遅延信号を選択し、これを検査クロック信号A2として出力する。
図5に示すタイミング制御回路109によれば、クロック信号CKB7と検査クロック信号A1との位相差を制御信号CNT_CKに応じて10分の1周期の分解能で調整可能である。また、クロック信号CKB7と検査クロック信号A2との位相差も制御信号CNT_DTに応じて10分の1周期の分解能で調整可能である。
判定回路110は、クロック信号CKA_IN及びデータ信号DA_INのタイミング関係に応じた回路動作の自己検査を行うとき、シリアル/パラレル変換回路305を介してフリップフロップ回路304の出力信号を入力する。そして、入力した信号とパターン発生器102で発生した検査パターン信号PAT_Aとを照合し、その照合結果から、フリップフロップ回路304に正しいデータが保持されているか判定する。
例えば判定回路110は、検査信号TCKA及びTDAが所定のスキューを持つように両者のタイミング関係が制御されているとき、この検査信号TCKA,TDAに応じたデータがフリップフロップ回路304において正しく保持されるか判定する。
次に、検査回路200の各構成要素について説明する。
検査回路200の検査信号出力回路201、フリップフロップ回路204,205、検査信号入力回路206、タイミング制御回路209、判定回路210は、それぞれ、検査回路100の検査信号出力回路101、フリップフロップ回路104,105、検査信号入力回路106、タイミング制御回路109、判定回路110と対応しており、同等な機能を有している。
検査回路200と検査回路100との主な違いは、検査対象となる入力系統が異なる点にある。すなわち、検査回路100は、クロック信号CKA_IN及びデータ信号DA_INが入力される差動レシーバ301,302側の入力系統(以下、A系統と呼ぶ)のスキューマージンTrskmを検査するのに対し、検査回路200は、クロック信号CKB_IN及びデータ信号DB_INが入力される差動レシーバ311,312側の入力系統(以下、B系統と呼ぶ)のスキューマージンTrskmを検査する。
また、検査回路100の検査信号出力回路101及びタイミング制御回路109は、B系統のPLL回路313において発生するクロック信号(CKB1,CKB7)を入力するのに対し、検査回路200の検査信号出力回路201及びタイミング制御回路209は、A系統のPLL回路303において発生するクロック信号(CKA1,CKA7)を入力する。
すなわち、一方の入力系統の検査を行う場合、他方の入力系統をクロック信号の入力に利用する。
検査信号出力回路201は、PLL回路303が発生するクロック信号CKA1,CKA7に同期したクロック信号CKA1(第1の検査信号)及び検査パターン信号PAT_B(第2の検査信号)を出力する。
検査信号出力回路201は、図1の例において、パターン発生器202とパラレル/シリアル変換回路203を含んでいる。
パターン発生器202は、データ信号DB_INを模擬するための7ビットの検査パターン信号をクロック信号CKA1に同期して順次に発生する。
パラレル/シリアル変換回路203は、パターン発生器202が発生する7ビットの検査パターン信号を、クロック信号CKA7に同期した1ビットの検査パターン信号PAT_Bに変換する。
フリップフロップ回路205は、検査信号出力回路201から出力されるクロック信号CKA1(第1の検査信号)を、タイミング制御回路209から出力される検査クロック信号B1に同期して保持する。
フリップフロップ回路204は、検査信号出力回路201から出力される検査パターン信号PAT_B(第2の検査信号)を、タイミング制御回路209から出力される検査クロック信号B2に同期して保持する。
検査信号入力回路206は、データ信号DB_IN及びクロック信号CKB_INのスキューマージンTrskmの検査を行う場合、フリップフロップ回路205に保持される検査信号TCKBを差動信号に変換し、クロック信号CKB_INの代わりに差動レシーバ回路312へ入力する。また、フリップフロップ回路204に保持される検査信号TDBを差動信号に変換し、データ信号DB_INの代わりに差動レシーバ回路311へ入力する。
検査信号入力回路206は、図1の例において、差動トランスミッタ回路207及び208を有する。差動トランスミッタ回路207は、フリップフロップ回路205に保持される信号をLVDS方式等の差動信号に変換して、差動レシーバ回路312に入力する。差動トランスミッタ回路208は、フリップフロップ回路204に保持される信号をLVDS方式等の差動信号に変換して、差動レシーバ回路311に入力する。
なお、差動トランスミッタ回路207,208は、自己検査を行わない通常動作時において、出力を高インピーダンス状態に設定する。
タイミング制御回路209は、図示しない制御回路からの制御信号に応じて、クロック信号CKA7と検査クロック信号B1とのタイミング関係、並びに、クロック信号CKA7と検査クロック信号B2とのタイミング関係を独立に制御する。タイミング制御回路209は、例えば図5と同様な構成を有する。
判定回路210は、クロック信号CKB_IN及びデータ信号DB_INのタイミング関係に応じた回路動作の自己検査を行うとき、シリアル/パラレル変換回路315を介してフリップフロップ回路314の出力信号を入力する。そして、入力した信号とパターン発生器202で発生した検査パターン信号PAT_Bとを照合し、その照合結果から、フリップフロップ回路314に正しいデータが保持されているか判定する。
次に、上述した構成を有する本実施形態に係る半導体集積回路においてスキューマージンTrskmの検査を行う場合の動作について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、A系統のスキューマージンTrskmの検査を行う場合における各部の信号のタイミング関係を示す図である。
A系統の検査を行う場合、B系統の差動レシーバ回路312に検査用のクロック信号CKB_INが入力され、これによりPLL回路313においてクロック信号CKB1,CKB7が発生する(図6(A),(G))。
クロック信号CKB7が発生すると、これに基づいてタイミング制御回路109から検査クロック信号A1,A2が発生する(図6(C),(D))。
クロック信号CKB1,CKB7が発生すると、これに同期した検査パターン信号PAT_Aが検査信号出力回路101から出力される(図6(B))。
検査パターン信号PAT_Aは、フリップフロップ回路104において検査クロック信号A2に同期して保持される(図6(D))。またクロック信号CKB1は、フリップフロップ回路105において検査クロック信号A1に同期して保持される(図6(C))。
検査クロック信号A1とA2の立ち上がりエッジに時間差Tdが生じると、これに応じて、検査信号TCKAの立ち上がりエッジと検査信号TDAのデータ変化点との間に時間差が生じる。また、差動レシーバ回路301,302に入力される検査用の差動信号にも同様な時間差が生じる。
この時間差をタイミング制御回路109によって調整することにより、図4(A)に示す理想的タイミングからのズレ(スキュー)を任意に設定することができる。したがって、設定したスキューにおいてフリップフロップ回路304が正しくデータを保持するかどうかを判定部110が判定することにより、A系統の入力回路が所定のスキューマージンTrskmを有しているかどうかを判定することができる。
以上はA系統における検査の説明であるが、B系統においても上記と同様にスキューマージンTrskmの判定が可能である。
ところで、検査回路100,200において検査されるスキューマージンTrskmは、主としてフリップフロップ回路304,314のセットアップ時間とホールド時間に関連する特性を表しているが、検査回路に設けられているフリップフロップ回路(104,105,204,205)も同様な特性を持つ。すなわち、データが変化している期間において信号の保持を行うと、誤った値を保持したり動作が不安定になる可能がある。したがって、タイミング制御回路109,209では、フリップフロップ回路(104,105,204,205)の入力信号が変化する期間を避けるように検査クロック信号(A1,A2,B1,B2)の立ち上がりエッジを設定する必要がある。
図7は、検査回路内のフリップフロップ回路が信号保持動作を禁止された期間において信号の保持を行った場合の一例を示す図である。
図7(A)のクロック信号CKB1において斜線で示す部分は、フリップフロップ回路105による信号保持動作が禁止される期間を示す。また、図7(B)の検査パターン信号PAT_Aにおいて斜線で示す部分は、フリップフロップ回路104による信号の保持動作が禁止されている期間を示す。
図7(C)に示すように、この斜線の期間において検査クロック信号A1(図7(C))に立ち上がりエッジが生じているため、クロック信号CKB1をフリップフロップ回路105に保持する動作が実行されている。これにより、フリップフロップ回路105に保持される検査信号TCKA(図7(E))は、図の斜線で示すように不定状態となる。
一方、本実施形態に係る半導体記憶装置では、上記のようにフリップフロップ回路の信号保持動作を禁止される期間が存在しても、2つの検査クロック信号(A1及びA2、B1及びB2)の位相をクロック信号(CKB7、CKA7)に対してそれぞれ独立に制御することによって、検査信号のスキューを広範囲に調整することが可能である。
図8は、A系統の入力回路の検査において、フリップフロップ回路104,105の信号保持動作が禁止された期間を避けつつ、検査信号TCAK及びTDAのスキューを1周期に渡り調整する例を示す。
図8(A)はクロック信号CKB1、図8(B)は検査パターン信号PAT_Aを示す。また、図8(C)〜(K)は、検査クロック信号A1としてそれぞれ遅延信号TP1〜T9を選択した場合の検査信号TCKを示す。図8(L)〜(T)は、検査クロック信号A2として遅延信号TP1〜TP9を選択した場合の検査信号TDAを示す。
図8の例では、3つの遅延信号(TP9,TP10,TP1)の立ち上がりエッジと信号保持動作の禁止期間が重なっているため、タイミング制御回路109ではこれらの信号を検査クロック信号A1やA2として出力することができない。
もし検査クロック信号A1が遅延信号TP2に固定されていると、検査クロック信号A2を遅延信号TP2〜TP8の範囲で変化させても、両者の立ち上がりエッジの時間差Tdは最大"(1周期)×6/10"までであり、1周期に渡って時間差Tdを調整することができない。
これに対し、検査クロック信号A1及びA2の両方を調整可能とすると、図8に示すように遅延信号T2〜T8の選択を適切に行えば、1周期に渡って時間差Tdを調整することが可能になる。
例えば一方の検査クロック信号を遅延信号TP2とし、他方の検査クロック信号を遅延信号TP2〜TP8の範囲で選択すれば、時間差Tdをゼロから"(1周期)×6/10"までの範囲で調整することができる。また、一方の検査クロック信号を遅延信号TP5とし、他方の検査クロック信号を遅延信号TP2〜TP5の範囲で選択すれば、時間差Tdを"(1周期)×7/10"ゼロから1周期までの範囲で調整することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る半導体集積回路によれば、クロック信号CKB7に同期したクロック信号CKB1(CKA1)及び検査パターン信号PAT_A(PAT_B)が検査信号出力回路101(201)から出力される。クロック信号CKB1(CKA1)は、検査クロック信号A1(B1)に同期してフリップフロップ回路105(205)に保持され、検査パターン信号PAT_A(PAT_B)は、検査クロック信号A2(B2)に同期してフリップフロップ回路104(204)に保持される。そして、クロック信号CKA_IN(CKB_IN)とデータ信号DA_IN(DB_IN)とのタイミング関係に応じた回路動作の自己検査を行う場合、フリップフロップ回路105(205)に保持される検査信号TCKA(TCKB)がクロック信号CKA_IN(CKB_IN)の代わりに差動レシーバ回路302(312)に入力され、フリップフロップ回路104(204)に保持される検査信号TDA(TDB)がクロック信号DA_IN(DB_IN)の代わりに差動レシーバ回路301(311)に入力される。また、このとき、タイミング制御回路109(209)では、クロック信号CKB7(CKA7)と検査タイミング信号A1(B1)とのタイミング関係、並びに、クロック信号CKB7(CKA7)と検査タイミング信号A2(B2)とのタイミング関係が各々独立に制御される。
このように、複数の入力信号のタイミング関係に係わる自己検査を半導体集積回路の内部に設けた回路で行うことにより、外部装置から信号ピンを経由して検査を行う場合に比べて信号経路が短くなり、遅延が小さくなるため、簡易な回路構成で精度の高い検査を行うことができる。高速な信号を処理する半導体集積回路の回路素子は、その動作速度を達成できる十分な性能を有しているため、例えば簡易な構成の遅延同期ループ回路を用いて非常に微小な位相差を精度良く作り出すことが可能である。
また、高速な信号の検査を半導体集積回路の内部で行うことにより、測定系の影響を受け難くなり、検査精度を高めることができる。特に、高速なLSIテスタによる微妙な検査や高周波の信号を扱う検査用のボードなど、大量の製品を扱う製造ライン等において不安定要因になり易い要素をなくすことができるため、検査の安定性を格段に向上することができる。
更に、半導体集積回路の内部で検査パターン信号の生成や判定処理を行うことにより、外部のLSIテスタを用いる場合に比べてテスト時間を短縮することができる。
しかも、高速な信号の生成と検査結果の判定を半導体集積回路の内部の回路で行うことにより、外部に高速なLSIテスタを設けなくて良くなるため、検査設備を簡易化し、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態に係る半導体集積回路によれば、クロック信号CKB7(CKA7)と検査タイミング信号A1(B1)とのタイミング関係、並びに、クロック信号CKB7(CKA7)と検査タイミング信号A2(B2)とのタイミング関係を各々独立に制御できるため、一方を固定する場合に比べて、検査信号TCKA(TCKB)と検査信号TDA(TDB)とのタイミング関係をより広範囲に調節することができる。
特に高速な信号を処理する場合、フリップフロップ304(314)のセットアップ/ホールド特性や、差動レシーバ301,302(311,311)の遅延など、種々の回路特性の変動やばらつきが検査に影響を与え易くなるため、本実施形態のように調整範囲を広くすることによって、高速な信号でも確実に検査を行うことができる。
加えて、本実施形態に係る半導体集積回路によれば、複数系統の入力回路の検査を行う複数の検査回路を有しており、この複数系統の1つについて検査を行う場合に、検査しない他の系統の入力回路を利用して検査用のクロック信号を入力するため、検査用に特別な入力ピンを設ける場合に比べて、ピン数の削減とパッケージサイズの小型化を図ることができる。
次に、本実施形態の他の構成例について図9を参照して説明する。
上述の実施形態では、タイミング制御回路109(209)において複数の遅延信号から1つの遅延信号を選択することにより検査信号TCKA(TCKB)と検査信号TDA(TDB)とのタイミング関係を制御している。この場合、選択できる遅延信号の数が少ないと最適な検査ポイントに調節できない可能性がある。
そこで、例えば図9に示すように、検査信号出力回路101及びタイミング制御回路109に供給するクロック信号をPLL回路などの周波数制御が可能な回路によって調整しても良い。
図9に示す半導体集積回路は、図1に示す半導体集積回路と同様な構成を有するとともに、PLL回路111及び211を有する。PLL回路111は検査回路100に含まれ、PLL回路211は検査回路200に含まれる。
PLL回路111は、差動レシーバ回路312から出力されるクロック信号CKBに基づいて、これに同期したクロック信号CFB1及びCFB7を出力する。PLL回路111は、クロック信号CFB1の周波数を制御信号に応じて調整するとともに、クロック信号CFB7の周波数をクロック信号CFB1の周波数の7倍に設定する。
検査信号出力回路101及びタイミング制御回路109は、PLL回路313が発生するクロック信号CKB1,CKB7の代わりに、このPLL回路111が発生するクロック信号CFB1,CFB7を入力する。
PLL回路211は、差動レシーバ回路302から出力されるクロック信号CKAに基づいて、これに同期したクロック信号CFA1及びCFA7を出力する。PLL回路211は、クロック信号CFA1の周波数を制御信号に応じて調整するとともに、クロック信号CFA7の周波数をクロック信号CFA1の周波数の7倍に設定する。
検査信号出力回路201及びタイミング制御回路209は、PLL回路303が発生するクロック信号CKA1,CKA7の代わりに、このPLL回路211が発生するクロック信号CFB1,CFB7を入力する。
図10は、PLL回路111,211の構成の一例を示す図である。
図10に示すPLL回路111,211は、位相比較回路601と、チャージポンプ回路602と、フィルタ回路603と、電圧制御発振回路604と、プログラマブル分周回路605、分周回路606とを有する。
なお、図10においては、PLL回路111の入出力信号を表す符号の横にPLL回路211の入出力信号を表す符号を括弧書きで付加している。
位相比較回路601、チャージポンプ回路602、フィルタ回路603、電圧制御発振回路604は、それぞれ、図2における位相比較回路401、チャージポンプ回路402、フィルタ回路403、電圧制御発振回路404と同様の機能を有しており、同様に動作する。
ただし、位相比較回路601は、クロック信号CKB(CKA)とプログラマブル分周回路605において分周された信号とを入力し、2つの入力信号の位相を比較する。
プログラマブル分周回路605は、制御信号CNT_Fに応じて全体の分周比を設定し、電圧制御発振回路604から出力される発振信号をこの分周比により分周して位相比較回路601に帰還する。
分周回路606は、電圧制御発振回路604から出力される発振信号を7分の1に分周する。分周回路606の入力信号はクロック信号CFB7(CFA7)、出力信号はクロック信号CFB1(CFA1)となる。
図10に示すPLL回路111(211)によれば、プログラマブル分周回路605の出力信号がクロック信号CKB(CKA)の位相と一致するように負帰還制御が働くため、分周回路606に入力されるクロック信号CFB7(CFA7)の周波数は、プログラマブル分周回路605に設定された分周比とクロック信号CKB(CKA)の周波数との積に概ね等しくなる。また、クロック信号CFB1(CFA1)の周波数は、クロック信号CFB7(CFA7)の周波数の7分の1になる。
したがって、プログラマブル分周回路605の分周比を制御信号CNT_Fに応じて制御することにより、クロック信号CFB7(CFA7)及びクロック信号CFB1(CFA1)の周波数を制御することができるとともに、両者の周波数比を7対1に固定することができる。
図11は、クロック信号CFB7の周波数を変化させることにより、検査のしきい値を適切に設定できる例を説明するための図である。
図11(A)は、クロック信号CFB7(図11(F))を周波数fmに設定した場合における最適なタイミングの検査信号TDAを示す。この最適なタイミングからのズレは、タイミング制御回路109から検査クロック信号A2として出力する遅延信号をTAP1,…,TAP10より選択することで段階的に調整される。図11(B),(C),(D)は、それぞれ、遅延信号TAPn,TAPn+1,TAPn+2を検査クロック信号A2として選択した場合の検査信号TDAを示す。ただし、は1から8までの整数を示す。
スキューマージンTrskmには、例えば図11に示すように、仕様上で規定される値と実測定によって把握される平均的な実力値とが存在する。検査対象の半導体集積回路が、仕様において規定されたスキューマージンTrskmを持っているかどうか検査する場合は、スキューマージンTrskmの仕様上の値と実力値との間に検査信号TDAのスキューを設定し、この状態で回路が正常に動作するかどうかを判定回路110により判定する。正常に動作しなければスキューマージンTrskmの仕様値を満たしていないと判定する。
ところが図11の例においてクロック信号CFB7が周波数fmの場合、スキューマージンTrskmの仕様上の値と実力値との間に検査信号TDAのスキューを設定しようとすると、検査信号TDAのスキューがスキューマージンTrskmの仕様値と非常に近くなってしまう(図11(D))。図11では、設定可能な検査信号TDAのスキューとスキューマージンTrskmの実力値との時間差をTaで表し、この設定可能なスキューとスキューマージンTrskmの仕様値との時間差をTbで表している。理想的にはTb=Taであるところを、図11(D)ではTb<Taとなっている。この場合、仕様値の性能を僅かに満たしている品質の低い半導体集積回路が検査をパスしてしまう。
このような場合、PLL回路111のクロック信号CFB7の周波数をfnからfsへ低くした状態で検査を行うことにより、図11(J)に示すように、時間差TbTaがほぼ等しくなるようにすることができる。
このように、検査信号TDAのスキューを適切な値に設定した状態で半導体集積回路の検査を行えば、歩留りと故障率とのトレードオフを適切に均衡させて、生産性を高めることができる。

以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記の形態のみに限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
上述の実施形態では1つのクロック信号と1つのデータ信号とのタイミング関係に応じた回路動作を検査する例を挙げているが、本発明はこれに限定されない。1つのクロック信号に同期して複数のデータ信号を入力する回路にも本発明は適用可能である。
また、検査回路の数は上記の例のように2つに限定されるものではなく、例えば複数系統の入力回路が半導体集積回路に設けられている場合には、その各系統に1つずつ検査回路を設けても良い。
図9の例では周波数制御回路としてのPLL回路111及び211を半導体集積回路の内部に形成する例を挙げているが、この回路を検査装置側に設けても良い。すなわち、図1に示す半導体集積回路を検査する場合、半導体集積回路に検査用に入力するクロック信号の周波数を、そのクロック信号の発生源の検査装置において制御しても良い。
本発明の実施形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す図である。 PLL回路の構成の一例を示す図である。 クロック信号とデータ信号とのタイミング関係の一例を示す図である。 スキューマージンを説明するための図である。 タイミング制御回路の構成の一例を示す図である。 スキューマージンの検査を行う場合における各部の信号のタイミング関係を示す図である。 検査回路内のフリップフロップ回路が信号保持動作を禁止された期間において信号の保持を行った場合の一例を示す図である。 フリップフロップ回路の信号保持動作が禁止された期間を避けつつ、入力信号の代わりに入力される2つの検査信号のスキューを1周期間に渡って調整する例を示す図である。 本実施形態に係る半導体集積回路の他の構成例を示す図である。 周波数制御回路としてのPLL回路の構成例を示す図である。 クロック信号の周波数を変化させることにより、検査のしきい値を適切に設定できる例を説明するための図である。 LSIのセットアップ時間とホールド時間を検査するための検査装置の一例を示す図である。
符号の説明
301,302,311,312…差動レシーバ回路、111,211,303,313…PLL回路、103,203,305,315…シリアル/パラレル変換回路、300…デジタル回路、100,200…検査回路、101,201…検査信号出力回路、104,105,204,205…フリップフロップ回路、104,105,204,205…フリップフロップ、106,206…検査信号入力回路、109,209…タイミング制御回路、110,210…判定回路、500…遅延ループ回路、505,506…選択回路、507,508…デコード回路

Claims (10)

  1. クロック信号に同期してデータ信号をそれぞれ入力する複数の入力系統と、第1の入力信号と少なくとも1つの第2の入力信号とのタイミング関係に応じた1の入力系統の回路動作を自己検査する検査回路を具備した半導体集積回路であって、
    上記検査回路は、
    入力クロック信号に同期した第1の検査信号及び第2の検査信号を出力する検査信号出力回路と、
    上記第1の検査信号を第1の検査クロック信号に同期して保持する第1のフリップフロップ回路と、
    上記第2の検査信号を第2の検査クロック信号に同期して保持する第2のフリップフロップ回路と、
    上記自己検査を行う場合、上記第1のフリップフロップ回路に保持される検査信号を上記第1の入力信号として1の入力系統に入力するとともに、上記第2のフリップフロップ回路に保持される検査信号を上記第2の入力信号として上記1の入力系統に入力する検査信号入力回路と、
    第1の制御信号に応じて上記第1の検査クロック信号と上記入力クロック信号とのタイミング関係を制御するとともに、第2の制御信号に応じて上記第2の検査クロック信号と上記入力クロック信号とのタイミング関係を制御するタイミング制御回路と、
    有し、
    上記自己検査を行なう場合に、上記入力クロック信号が他の1の入力系統から上記検査回路に供給される、
    半導体集積回路。
  2. 上記検査回路を複数有しており、
    1の検査回路により1の入力系統の上記自己検査を行う場合、他の1の入力系統に供給される入力信号若しくはこれに同期する信号が、当該1の検査回路に上記入力クロック信号として供給される、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 上記複数の入力系統がそれぞれ上記検査回路に対応する位相同期ループ回路を有しており、
    各位相同期ループ回路は、対応する入力系統に供給されるクロック信号に同期した第1のクロック信号、並びに、当該第1のクロック信号の周波数を逓倍した第2のクロック信号を発生し、
    1の検査回路より1の入力系統の上記自己検査を行う場合、
    当該1の検査回路に含まれる検査信号出力回路は、他の1の入力系統の位相同期ループ回路において発生する第1のクロック信号に同期した上記第1の検査信号及び上記第2の検査信号を出力し、
    当該1の検査回路に含まれるタイミング制御回路は、上記他の1の入力系統の位相同期ループ回路において発生する第2のクロック信号を上記第1の制御信号に応じて遅延させ上記第1の検査クロック信号として出力するとともに、当該第2のクロック信号を上記第2の制御信号に応じて遅延させ上記第2の検査クロック信号として出力する、
    請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 上記タイミング制御回路は、
    上記第2のクロック信号に対してそれぞれ所定の位相差を有する複数の遅延信号を出力する遅延同期ループ回路と、
    上記複数の遅延信号から上記第1の制御信号に応じて選択した1の遅延信号を上記第1の検査クロック信号として出力する第1の選択回路と、
    上記複数の遅延信号から上記第2の制御信号に応じて選択した1の遅延信号を上記第2の検査クロック信号として出力する第2の選択回路と、
    を含む、
    請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 上記検査回路は、制御信号に応じて上記入力クロック信号の周波数を制御する周波数制御回路を更に有する、
    請求項1、2、3又は4の何れか一に記載の半導体集積回路。
  6. 上記検査回路が、上記検査信号入力回路によって上記第1の入力信号及び上記第2の入力信号として入力される検査信号に応じた上記入力系統の出力信号に基づいて、上記入力系統の動作が正常か否かを判定する判定回路を更に有する
    請求項1、2、3、4又は5の何れか一に記載の半導体集積回路。
  7. 第1のクロック信号に応じて第1のデータ信号を入力して出力する第1の記憶回路と、 第2のクロック信号に応じて第2のデータ信号を入力して出力する第2の記憶回路と、 上記第2のクロック信号に応じて第1及び第2の試験信号を生成する第1の試験信号生成回路と、
    上記第2のクロック信号に応じて第1及び第2のタイミング信号を生成する第1のタイミング信号生成回路と、
    上記第1のタイミング信号に応答して上記第1の試験信号を入力して第1の試験データ信号として出力する第3の記憶回路と、
    上記第2のタイミング信号に応答して上記第2の試験信号を入力して第1の試験クロック信号として出力する第4の記憶回路と、
    上記第1のクロック信号に応じて第3及び第4の試験信号を生成する第2の試験信号生成回路と、
    上記第1のクロック信号に応じて第3及び第4のタイミング信号を生成する第2のタイミング信号生成回路と、
    上記第3のタイミング信号に応答して上記第3の試験信号を入力して第2の試験データ信号として出力する第5の記憶回路と、
    上記第4のタイミング信号に応答して上記第4の試験信号を入力して第2の試験クロック信号として出力する第6の記憶回路と、
    上記第1の試験データ信号を上記第1の記憶回路に供給するための第1の試験信号入力回路と、
    上記第1の試験クロック信号を上記第1の記憶回路に供給するための第2の試験信号入力回路と、
    上記第2の試験データ信号を上記第2の記憶回路に供給するための第3の試験信号入力回路と、
    上記第2の試験クロック信号を上記第2の記憶回路に供給するための第4の試験信号入力回路と
    を有し、
    上記第2のクロック信号に基づいて上記第1の記憶回路の試験が実行され、上記第1のクロック信号に基づいて上記第2の記憶回路の試験が実行される、
    半導体集積回路。
  8. 第1の外部データ信号を入力して上記第1のデータ信号として出力する第1の入力回路と、
    第1の外部クロック信号を入力する第2の入力回路と、
    上記第2の入力回路に電気的に接続され、上記第1の外部クロック信号と同じ周波数の第3のクロック信号と当該第3のクロック信号よりも高い周波数の上記第1のクロック信号とを出力する第1のPLL回路と、
    第2の外部データ信号を入力して上記第2のデータ信号として出力する第3の入力回路と、
    第2の外部クロック信号を入力する第4の入力回路と、
    上記第4の入力回路に電気的に接続され、上記第2の外部クロック信号と同じ周波数の第4のクロック信号と当該第4のクロック信号よりも高い周波数の上記第2のクロック信号とを出力する第2のPLL回路と、
    を更に有し、
    上記第2の試験信号が上記第4のクロック信号であり、上記第4の試験信号が上記第3のクロック信号である、
    請求項7に記載の半導体集積回路。
  9. 上記第1の試験信号生成回路が試験データを生成するための第1のパターン発生回路を有し、
    上記第2の試験信号生成回路が試験データを生成するための第2のパターン発生回路を有する、
    請求項8に記載の半導体集積回路。
  10. 上記第1及び第2のタイミング信号の位相が互いに異なっており、
    上記第3及び第4のタイミング信号の位相が互いに異なっている、
    請求項7乃至9の何れかに記載の半導体集積回路。
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