JP4188764B2 - エンジン始動・停止制御システム - Google Patents

エンジン始動・停止制御システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばワンプッシュ操作でエンジンの始動・停止動作を行うことができるエンジン始動・停止制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両の機能ポジションは、車両室内に設けられたキースイッチを操作することによって切換可能となっている。キースイッチは、ロータリスイッチによって構成され、対応するキーが装着されているときに回動可能となっている。そして、この回動操作によってキースイッチの可動接点と固定接点との接触状態が切り換わり、機能ポジションが「OFF」、「ACC(アクセサリ)」、「ON(イグニッションオン)」、「ST(スタータ)」に切り換わる。
【0003】
ところが近年では、車両室内に押しボタン式の始動・停止スイッチを設け、このスイッチが押されたときにエンジンを始動・停止させるワンプッシュ式エンジン始動・停止制御システムが提案されている。こうしたシステムでは、前記キースイッチに前記押しボタンスイッチを併設した場合、機能ポジションの切り換えにはロータリ操作、エンジンの始動・停止には押圧操作が必要となるため、操作が煩雑となって操作性が低下してしまう。
【0004】
こうした実情に鑑みて、従来、例えば図6に示すようなエンジン始動・停止制御システム61が提案されている。このエンジン始動・停止制御システム61は電源制御部62を備え、同電源制御部62には始動・停止スイッチ63からの操作信号が入力されるようになっている。電源制御部62には、ACCリレー64、IG1リレー65、IG2リレー66及びSTリレー67を個別に作動させるドライバ部68〜71と、エンジン制御部72とが接続されている。そして、電源制御部62は、これらドライバ部68〜71に対して個別に制御信号を出力することにより、対応するリレー64〜67の作動を制御するようになっている。また、電源制御部62は、各ドライバ部68〜71及びエンジン制御部72に対して制御信号を出力することにより、エンジンの始動を制御するようになっている。
【0005】
そして、例えば電源制御部62は、始動・停止スイッチ63からの操作信号が所定時間以上連続的に入力された場合にはエンジンの始動・停止制御を行い、該操作信号が短時間だけ入力された場合には機能ポジションの切換制御を行うようになっている。このため、始動・停止スイッチ63として押しボタンスイッチを用いれば、ワンプッシュ操作によって機能ポジションの切換操作とエンジンの始動・停止操作とを行うことが可能となり、操作性が向上する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、こうしたエンジン始動・停止制御システムでは、電源制御部62による電子制御によってリレー64〜67の作動・非作動が切り換えられるため、電源制御部62が意図しない作動などを生じた場合には、リレー64〜67の作動制御が行われてしまうおそれがある。特に、車両の走行中に電源制御部62が意図しない作動などを生じ、走行維持に必要なリレー(ここではIG1リレー65及びIG2リレー66)が非作動状態になってしまうおそれがある。
【0007】
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両走行中におけるエンジンの安定した駆動を確保することができるエンジン始動・停止制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両における各種電気部品への給電可否を切り換え、対応する電気部品に対してそれぞれ作動時に給電を行う複数の切換手段と、それら切換手段に対して作動信号を出力して各切換手段の作動を制御する電源制御手段と、前記各切換手段のうちの少なくとも車両の走行維持に必要な電気部品への給電可否を切り換える切換手段の作動状態を保持するとともに、少なくとも車両の非走行状態を条件として該切換手段を非作動状態に切り換える作動保持手段とを備え、前記作動保持手段は、前記電源制御手段によって前記切換手段が作動された後の段階で、該切換手段の作動状態の保持を開始し、前記電源制御手段は、前記切換手段を作動させてから少なくとも車両が非走行状態となるまで、該切換手段に対して作動信号を出力し続けることを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のエンジン始動・停止制御システムにおいて、前記作動保持手段は、車両が非走行状態であることと、車両室内に設けられた押しボタン式の始動・停止スイッチが押圧操作されたこととを条件として、対応する前記切換手段を非作動状態に切り換えることを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のエンジン始動・停止制御システムにおいて、前記各切換手段のうちの少なくとも車両の走行維持に必要な電気部品への給電可否を切り換える切換手段と前記電源制御手段との間の通電経路に、前記電源制御手段からの作動信号に基づいて作動して該切換手段を作動させる第1作動手段を設けるとともに、その第1作動手段と並列に第2作動手段を設け、前記作動保持手段は、前記第1作動手段の作動を条件として前記第2作動手段を作動状態に保持することによって該切換手段の作動状態を保持し、前記第2作動手段を非作動状態に切り換えることによって該切換手段を非作動状態に切り換えることを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジン始動・停止制御システムにおいて、前記電源制御手段は、車両室内に設けられた押しボタン式の始動・停止スイッチがエンジンの始動許可状態で押圧操作されたことを条件として、作動保持対象となる前記切換手段を作動させ、前記始動・停止スイッチが押圧操作されている状態にあることを示唆する信号レベルから該操作前の信号レベルに切り換わったとき、前記始動・停止スイッチの押圧操作が完了したと判断され、前記作動保持手段は、該切換手段の作動後、前記始動・停止スイッチの押圧操作が完了したこと、及び、シフトポジションが非走行ポジションから走行ポジションに切り換わったことのうちのいずれか一方の要件が選択的に満たされたことをトリガとして、該切換手段の作動状態を保持するとともに、該切換手段の作動状態を保持している旨を示す保持信号を前記電源制御手段に対して出力することを要旨とする。
【0012】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、車両の走行維持に必要な電気部品への給電可否を切り換える切換手段は、一旦作動すると、車両の走行状態においては電源制御手段からの作動信号が途切れても作動し続ける。つまり、該切換手段は、車両の走行中においては電源制御手段からの作動信号によってのみでは非作動状態に切り換わらない。このため、電源制御手段の意図しない作動などによって車両走行中に切換手段が非作動状態に切り換わってしまうことが防止される。
【0013】
請求項2に記載の発明によると、エンジンの駆動状態にあっては、車両の非走行状態において始動・停止スイッチが押圧操作されたときにのみエンジンが停止するようになる。このため、電源制御手段が意図しない作動を生じている場合であっても、エンジンは、操作者の意思に基づいてのみ停止可能となる。
【0014】
請求項3に記載の発明によると、車両走行中に各作動手段のうちの一方が故障を生じても、それによって切換手段が非作動状態となってしまうことが確実に防止される。しかも、作動保持手段の動作監視を容易に行うことができ、同作動保持手段の故障検出が可能となる。
【0015】
請求項4に記載の発明によると、作動保持対象となる切換手段が作動されると、作動保持手段は、始動・停止スイッチの押圧操作が完了した時点で該切換手段の作動状態を保持し始める。そして、該切換手段の作動状態を保持している旨を示す保持信号が、作動保持手段から電源制御手段に対して出力される。このため、電源制御手段は、始動・停止スイッチの押圧操作の完了後には、作動保持手段が正常に機能しているか否かを確実に認識可能となる。すなわち、電源制御手段は、作動保持手段の動作監視を容易且つ確実に行うことができ、同作動保持手段の故障検出が可能となる。
【0016】
また、作動保持手段は、始動・停止スイッチの押圧操作が完了していない場合、すなわち電源制御手段によって切換手段を作動させた後も継続して始動・停止スイッチが押圧されている場合には、シフトポジションが非走行ポジションから走行ポジションに切り換わった時点で該切換手段の作動状態を保持し始める。このため、たとえ始動・停止スイッチの押圧操作が完了していない状態で車両が走行されようとしても、電源制御手段は、作動保持手段の故障検出を車両が走行される前に確実に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を、電子式ステアリングロック機構を備えた車両に搭載されるワンプッシュ式エンジン始動・停止制御システムに具体化した第1実施形態を図1及び図2に基づき詳細に説明する。
【0018】
図1に示すように、エンジン始動・停止制御システム1は、携帯機11と、車両2に配設された車両制御手段としての車両制御装置12とを備えている。
携帯機11は、所有者(運転者)によって所持され、車両制御装置12と相互通信可能となっている。詳しくは、携帯機11は、車両制御装置12から出力されたリクエスト信号を受信すると、所定のIDコードを含むIDコード信号を自動的に送信する。このIDコード信号は、所定周波数(例えば300MHz)の電波として送信される。
【0019】
車両制御装置12は、送受信部13、照合制御部14、電源制御部15、ロック制御部16、エンジン制御部17及びメータ制御部18を備えている。各制御部14〜18は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAMからなるCPUユニットによって構成されている。送受信部13は照合制御部14に電気的に接続され、照合制御部14は電源制御部15、ロック制御部16及びエンジン制御部17に電気的に接続されている。電源制御部15には、ロック制御部16、エンジン制御部17、メータ制御部18及びモーメンタリ式の押しボタンスイッチによって構成された始動・停止スイッチ19が電気的に接続されている。また、照合制御部14、ロック制御部16、エンジン制御部17及びメータ制御部18は、図示しない通信ラインによって電気的に接続されている。
【0020】
送受信部13は、照合制御部14から出力されたリクエスト信号を所定周波数の電波(例えば134kHz)に変調し、その電波を車両室内に出力する。また、送受信部13は、携帯機11から送信されたIDコード信号を受信すると、そのIDコード信号をパルス信号に復調して照合制御部14に対して出力する。
【0021】
照合制御部14は、送受信部13に対してリクエスト信号を間欠的に出力する。また、照合制御部14は、送受信部13からIDコード信号が入力されると、IDコード信号に含まれるIDコードと、自身に予め設定されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行う。その結果、それらIDコード同士が一致したときには、照合制御部14はロック制御部16に対してロック解除要求信号を出力する。そして、照合制御部14は、ロック制御部16からロック解除完了信号が入力されると、電源制御部15及びエンジン制御部17に対して始動許可信号を出力する。これに対し、照合制御部14は、各IDコード同士が一致しないときには、電源制御部15及びエンジン制御部17に対して始動禁止信号を出力する。また、照合制御部14は、エンジンが駆動中であることを示すエンジン駆動信号が電源制御部15から入力されると、送受信部13に対するリクエスト信号の出力を停止する。なお、本実施形態において、ロック解除要求信号、ロック解除完了信号、始動許可信号、始動禁止信号及びエンジン駆動信号は、所定ビット数の2値信号パターンによって構成されている。このため、照合制御部14と各制御部15〜17との間の通信経路に短絡や断線などの異常が生じた場合には、正常な2値信号パターンが構成されなくなる。よって、こうした異常が生じた場合、各制御部14〜17によってその旨が確実に検知可能になるとともに、該異常による各制御部14〜17の誤作動も防止可能となっている。
【0022】
ロック制御部16は、ロック状態検出スイッチ32及びアクチュエータ33とともにステアリングロック機構31を構成している。そして、このロック制御部16には、ロック状態検出スイッチ32及びアクチュエータ33が電気的に接続されている。ロック制御部16は、照合制御部14からロック解除要求信号が入力されると、アクチュエータ33に対してステアリングロックを解除するための駆動信号(アンロック駆動信号)を出力する。これによりアクチュエータ33は駆動して図示しないロックピンを移動させ、同ロックピンとステアリングシャフトとの係合状態を解除させる。ロック状態検出スイッチ32は、該ロックピンがステアリングシャフトとの係合状態から完全に解除されたときにON状態となるスイッチである。このため、ロック制御部16は、このロック状態検出スイッチ32の開閉状態によってステアリングシャフトに対するロックピンの係脱状態を認識可能となっている。そして、ロック制御部16は、ロック状態検出スイッチ32の開閉状態に基づいてロック解除状態を認識すると、照合制御部14に対してロック解除完了信号を出力する。
【0023】
エンジン制御部17は、照合制御部14から始動許可信号が入力されるとともに、電源制御部15から始動信号が入力されると、燃料噴射制御や点火制御などを行う。そして、エンジン制御部17は、イグニッションパルスやオルタネータ出力などに基づいてエンジンの駆動状態を検出し、エンジンが駆動していると判断したときに電源制御部15に対して完爆信号を出力する。
【0024】
また、メータ制御部18は、インストルメントパネルに設けられたコンビネーションメータ類の動作を制御し、作動時には、車速情報などの車両情報信号を電源制御部15に対して出力する。
【0025】
電源制御部15には、アクセサリリレー(ACCリレー)21、第1イグニッションリレー(IG1リレー)22、第2イグニッションリレー(IG2リレー)23及びスタータリレー(STリレー)24におけるコイル部L1〜L4の一端が、それぞれドライバ回路部25〜28を介して接続されている。また、各リレー21〜24のコイル部L1〜L4の他端は接地されている。一方、各リレー21〜24の接点CP1〜CP2の一端は、バッテリの陽極に接続されている。これに対し、接点CP1の他端はアクセサリ駆動系の各種電気部品の電源端子に接続され、接点CP2の他端はエンジン制御部17及びメータ制御部18の電源端子に接続されている。また、接点CP3の他端はエンジン制御部17の電源端子に接続され、CP4の他端は図示しないスタータモータに接続されている。すなわち、エンジン制御部17に対する給電経路は、IG1リレー22を介したバッテリからの給電経路と、IG2リレー23を介したバッテリからの給電経路との二重系となっている。このため、エンジン制御部17は、IG1リレー22及びIG2リレー23のうちの少なくとも一方が作動状態にあれば、バッテリからの給電が行われるようになっている。よって、ACCリレー21が作動するとACC駆動系の電気部品への給電が行われ、IG1リレー22及びIG2リレー23が作動するとエンジン制御部17及びメータ制御部18への給電が行われる。そして、STリレー24が作動すると、スタータモータが作動する。したがって、各リレー21〜24は、車両における各種電気部品への給電可否を切り換える切換手段として機能する。
【0026】
各ドライバ回路部25〜28は、FETなどのスイッチング素子を含んで構成され、電源制御部15から作動信号(本実施形態ではHレベルの信号)が入力されるとON状態となって、対応するリレー21〜24のコイル部L1〜L4への給電を行う。つまり、各ドライバ回路部25〜28は、電源制御部15からの作動信号に基づいて各リレー21〜24を作動させる。
【0027】
電源制御部15は、照合制御部14から始動許可信号が入力されると、エンジン始動許可状態となる。そして、このエンジン始動許可状態において始動・停止スイッチ19が押圧操作されて押圧操作信号(本実施形態ではHレベルの信号)が入力されると、電源制御部15はエンジンの始動制御を行う。具体的には、電源制御部15は、IG1リレー22、IG2リレー23及びSTリレー24と対応するドライバ回路部26〜28に対して作動信号を出力する。このため、該リレー22〜24が作動して接点CP2〜CP4がON状態となり、エンジン制御部17、メータ制御部18、及びスタータモータへの給電が行われる。また、始動・停止スイッチ19から押圧操作信号が入力されたことに伴い、電源制御部15はエンジン制御部17に対して始動信号を出力する。
【0028】
そして、電源制御部15は、エンジン制御部17から前記完爆信号が入力されるとエンジンの始動が完了したと判断して、STリレー24と対応するドライバ回路部28に対する作動信号の出力を停止する。また、電源制御部15は、ACCリレー21と対応するドライバ回路部25に対して作動信号を出力する。このため、エンジンの始動完了後には、スタータモータの駆動が停止されるとともに、ACC駆動系の電気部品への給電が行われる。
【0029】
これに対し、電源制御部15は、照合制御部14から始動許可信号が入力されていないときにはエンジン始動禁止状態となる。そして、この状態において前記押圧操作信号が入力されても、電源制御部15は各ドライバ回路部26〜28に対する作動信号の出力、及びエンジン制御部17に対する始動信号の出力は行わない。つまり、電源制御部15は、エンジン始動禁止状態においては始動・停止スイッチ19の押圧操作に基づく処理を行わないようになっている。
【0030】
また、エンジンの駆動中において車両2が非走行状態であることなどの停止許可条件を満たした状態で該押圧操作信号が入力された場合、電源制御部15はエンジンの停止制御を行う。具体的には、電源制御部15は、各ドライバ回路部25〜27に対する作動信号の出力を停止し、対応する各リレー21〜23を非作動状態に切り換え、各種電気部品への給電を停止させる。よって、エンジン制御部17への給電も停止するためエンジンが停止する。
【0031】
ところで、ドライバ回路部25〜28のうち、車両2の走行維持に必要なリレー(ここではIG1リレー22及びIG2リレー23)に接続されたドライバ回路部(ここではドライバ回路部26,27)には、それぞれ作動保持手段としてのラッチ回路部41が接続されている。
【0032】
図2(a)に示すように、ドライバ回路部26,27は、PチャネルMOSFET(以下単に「FET」という)29と、NOR回路30とを備えている。そして、NOR回路30の第1入力端子に電源制御部15が接続され、NOR回路30の出力端子にはFET29のゲート端子が接続されている。また、FET29のソース端子はバッテリ端子に接続され、ドレイン端子は対応するリレー22,23のコイル部L2,L3の一端に接続されている。このため、電源制御部15から作動信号が出力されるとFET29がON状態となり、リレー22,23が作動する。
【0033】
また、ラッチ回路部41はトランジスタ等の電気部品によって構成され、2つの入力端子INa,INbと、出力端子OUTとを備えている。そして、第1入力端子INaにはAND回路42の出力端子が接続され、第2入力端子INbにはFET29のドレイン端子が接続されている。また、出力端子OUTは前記NOR回路30の第2入力端子に接続されている。AND回路42は、第1入力端子に車速信号が入力され、第2入力端子に前記始動・停止スイッチ19からの押圧操作信号が入力され、車速信号の反転信号と押圧操作信号とを論理積演算した信号を出力するようになっている。なお、本実施形態において車速信号は、図示しない車速センサによって検出された車速パルスを積分回路などのハードウェアを介して成形した信号であり、車速有り(走行状態)のときにHレベル、車速無し(非走行状態)のときにLレベルとなる。
【0034】
このラッチ回路部41は、第2入力端子INbにLレベルの信号が入力されている状態にあっては、第1入力端子INaへの入力信号のレベルに拘わらず、出力端子OUTからLレベルの信号を出力するようになっている。また、ラッチ回路部41は、第2入力端子INbにHレベルの信号が入力されると、出力端子OUTからHレベルの信号を出力する。そして、第2入力端子INbにHレベルの信号が入力された状態で第1入力端子INaにHレベルの信号が入力されると、出力端子OUTからLレベルの信号を出力するようになっている。このため、電源制御部15からの作動信号に基づいてFET29がON状態になると、第1入力端子INaにHレベルの信号が入力されるまでの間はラッチ回路部41の出力端子OUTからHレベルの信号が出力され続ける。よって、電源制御部15から作動信号が出力されなくなっても、ラッチ回路部41からの出力信号によってFET29のON状態が維持され続けるため、リレー22,23の作動状態が保持される。
【0035】
一方、ラッチ回路部41は、第1入力端子INaにHレベルの信号が入力されたとき、すなわちAND回路42にLレベルの車速信号と前記押圧操作信号が入力されたときに、出力端子OUTからLレベルの信号を出力する。前述したように電源制御部15は、車両2が非走行状態であることなどの停止許可条件を満たした状態で始動・停止スイッチ19が押圧操作されると、ドライバ回路部26,27に対する作動信号の出力を停止する。このため、NOR回路30からFET29に対してHレベルの信号が出力される。よって、FET29がOFF状態となって、対応するリレー22,23が非作動状態に切り換わるため、エンジンが停止する。
【0036】
次に、こうしたエンジン始動・停止制御システム1の動作態様の具体例を、図2(b)のタイムチャートに従って説明する。なお、ここでは、駐車状態にある車両2のエンジン始動時及びエンジン停止時におけるIG1リレー22及びIG2リレー23の作動制御態様について説明する。
【0037】
前記エンジン始動許可状態にあっては、図2(b)に矢印P1で示すように、電源制御部15に押圧操作信号が入力されると、同電源制御部15から前記各ドライバ回路部26,27に対して作動信号が出力される。このため、NOR回路30からLレベルの信号が出力されて、FET29がON状態となる。このため、対応する各リレー22,23が作動するとともに、ラッチ回路部41の第2入力端子INbにHレベルの信号が入力される。しかし、この状態においては車速信号がLレベル、押圧操作信号がHレベルとなっているため、AND回路42からはHレベルの信号が出力される。よって、ラッチ回路部41の第1入力端子INaにはHレベルの信号が入力され、出力端子OUTからはLレベルの信号が入力される。そして、矢印P2で示すように、始動・停止スイッチ19の押圧操作が終了してAND回路42の第2入力端子に押圧操作信号が入力されなくなると、AND回路42からラッチ回路部41の第1入力端子INaに対してLレベルの信号が入力されるようになる。よって、ラッチ回路部41はHレベルの信号を出力し始める。
【0038】
その後、車両2が走行し始めると、同図に矢印P3で示すように、電源制御部15及びAND回路42の第1入力端子に対してHレベルの車速信号が入力される。車両2の走行状態においてはエンジンの停止が禁止された状態となるため、矢印P4で示すように、車両走行中に始動・停止スイッチ19が押圧操作されても、電源制御部15はドライバ回路部26,27に対して作動信号を出力し続ける。また、ラッチ回路部41もHレベルの信号を出力し続けるため、FET29のON状態が維持される。よって、各リレー22,23の作動状態が維持されるため、車両2の走行中に始動・停止スイッチ19が誤って押圧操作されたとしても、エンジンが停止してしまうことがない。
【0039】
また、矢印P5で示すように、車両2の走行中に電源制御部15に意図しない作動などが生じて作動信号の出力が停止された場合、ラッチ回路部41は、第1入力端子INaにはHレベルの信号が入力されないため、Hレベルの信号を出力し続ける。よって、こうした場合においてもFET29のON状態が維持される。このため、各リレー22,23の作動状態が維持され、エンジンは駆動し続ける。したがって、車両2の走行中においては、電源制御部15の意図しない作動などに起因してIG1リレー22やIG2リレー23が非作動状態に切り換わってしまうことがない。
【0040】
その後、車両2が走行を停止して非走行状態になると、同図に矢印P6で示すように、電源制御部15及びAND回路42の第1入力端子に対してLレベルの車速信号が入力される。そして、矢印P7で示すように電源制御部15及びAND回路42に押圧操作信号が入力されると、電源制御部15はドライバ回路部26,27に対する作動信号の出力を停止する。すなわち、NOR回路の第1入力端子にはLレベルの信号が入力される。また、ラッチ回路部41の第1入力端子INaにはHレベルの信号が入力されるため、出力端子OUTからはLレベルの信号が出力される。すなわち、NOR回路30の第2入力端子にはLレベルの信号が入力される。このため、NOR回路30からHレベルの信号が出力されるようになり、FET29がOFF状態となる。このため、各リレー22,23が非作動状態となり、エンジンが停止される。
【0041】
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)車両2の走行維持に必要な電気部品への給電可否を切り換えるIG1リレー22及びIG2リレー23は、電源制御部15からの作動信号に基づいて一旦作動すると、その作動状態がラッチ回路部41によって保持される。このラッチ回路部41は、車両2の走行状態においては各リレー22,23の作動を保持し続けるため、車両2の走行状態において電源制御部15からの作動信号が途切れても作動し続ける。つまり、該リレー22,23は、車両2の走行中においては電源制御部15の制御によってのみでは非作動状態に切り換わらない。このため、電源制御部15の意図しない作動などによって車両2の走行中に該リレー22,23が非作動状態に切り換わってしまうのを防止することができる。よって、車両走行中におけるエンジンの安定した駆動を確保することができる。
【0042】
(2)ラッチ回路部41は、車両2の非走行状態において始動・停止スイッチ19が押圧操作されたときにのみレベルの信号を出力する。すなわち、車両2の非走行状態において始動・停止スイッチ19が押圧操作されたときにのみエンジンの停止動作が可能となる。このため、電源制御部15が意図しない作動を生じている場合であっても、操作者の意思に基づいてのみエンジンを停止させることができる。つまり、始動・停止スイッチ19が押圧操作されない限りはエンジンが停止しないため、操作者の意思に反したエンジン停止を確実に防止することができる。
【0043】
(3)上記(1),(2)の効果を簡単な構成で得ることができるため、部品点数の大幅な増加や回路の複雑化を防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図3に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態においては、第1実施形態と相違する点を主に述べ、共通する点については同一の部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。
【0044】
本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、IG1リレー22及びIG2リレー23を作動させるドライバ回路部26,27の構成についてである。図3(a)に示すように、該ドライバ回路部26,27は、第1作動手段としての第1FET29aと、第2作動手段としての第2FET29bと、2つのインバータ回路43,44とを備えている。なお、各FET29a,29bは、前記第1実施形態におけるFET29と同等のFETである。
【0045】
各FET29a,29bの各ソース端子はバッテリの陽極に接続され、各ドレイン端子は対応するリレー22,23のコイル部L2,L3の一端に接続されている。すなわち、各FET29a,29bは、並列に接続されている。そして、第1FET29aのゲート端子には、インバータ回路43を介して電源制御部15からの作動信号が入力されるようになっている。このため、電源制御部15からHレベルの作動信号が出力されると、第1FET29aがON状態となる。
【0046】
一方、第2FET29bのゲート端子には、インバータ回路44を介してラッチ回路部41からの出力信号が入力されるようになっている。このため、ラッチ回路部41からHレベルの出力信号が入力されると、第2FET29bがON状態となる。
【0047】
次に、こうしたエンジン始動・停止制御システム1の動作態様の具体例を、図3(b)のタイムチャートに従って説明する。
エンジン始動許可状態にあっては、図3(b)に矢印P1で示すように、始動・停止スイッチ19からの押圧操作信号が電源制御部15に入力されると、同電源制御部15から前記各ドライバ回路部26,27に対して作動信号が出力される。このため、第1FET29aがON状態となって対応する各リレー22,23が作動するとともに、ラッチ回路部41の第2入力端子INbにHレベルの信号が入力される。しかし、この状態においては車速信号がLレベル、押圧操作信号がHレベルとなっているため、AND回路42からはレベルの信号出力される。よって、ラッチ回路部41の第1入力端子INaにはレベルの信号が入力され、出力端子OUTからはLレベルの信号が入力される。したがって、第2FET29bはOFF状態を維持する。
【0048】
そして、矢印P2で示すように、始動・停止スイッチ19の押圧操作が終了してAND回路42の第2入力端子に押圧操作信号が入力されなくなると、ラッチ回路部41はHレベルの信号を出力し始める。このため、第2FET29bがON状態となる。
【0049】
その後、車両2が走行し始めると、同図に矢印P3で示すように、電源制御部15及びAND回路42の第1入力端子に対してHレベルの車速信号が入力される。車両2の走行状態においてはエンジンの停止が禁止された状態となるため、矢印P4で示すように、車両走行中に始動・停止スイッチ19が押圧操作されても、電源制御部15はドライバ回路部26,27に対して作動信号を出力し続ける。よって第1FET29aのON状態が維持される。また、ラッチ回路部41もHレベルの信号を出力し続けるため、第2FET29bのON状態も維持される。よって、各リレー22,23の作動状態が維持されるため、車両2の走行中に始動・停止スイッチ19が誤って押圧操作されたとしても、エンジンが停止してしまうことがない。
【0050】
また、矢印P5で示すように、車両2の走行中に電源制御部15に意図しない作動などが生じて作動信号の出力が停止された場合、第1FET29aはOFF状態に切り換わる。しかし、ラッチ回路部41の第1入力端子INaにはHレベルの信号が入力されないため、ラッチ回路部41はHレベルの信号を出力し続ける。よって、第2FET29bのON状態が維持され、各リレー22,23の作動状態が維持され、エンジンは駆動し続ける。したがって、車両2の走行中においては、電源制御部15の意図しない作動などに起因してIG1リレー22やIG2リレー23が非作動状態に切り換わってしまうことがない。
【0051】
その後、車両2が走行を停止して非走行状態になると、同図に矢印P6で示すように、電源制御部15及びAND回路42の第1入力端子に対してLレベルの車速信号が入力される。そして、矢印P7で示すように電源制御部15及びAND回路42に押圧操作信号が入力されると、電源制御部15はドライバ回路部26,27に対する作動信号の出力を停止する。このため、第1FET29aがOFF状態に切り換わる。また、ラッチ回路部41の第1入力端子INaにはHレベルの信号が入力されるため、出力端子OUTからはLレベルの信号が出力される。このため、第2FET29bもOFF状態に切り換わる。よって、各リレー22,23が非作動状態となり、エンジンが停止される。
【0052】
ところで、図3(a)に示すように、電源制御部15には、ラッチ回路部41からの出力信号が入力されるようになっている。前述したように、車両2の非走行状態で始動・停止スイッチ19から押圧操作信号が入力されていない状態にあっては、ラッチ回路部41は、電源制御部15からドライバ回路部26,27に作動信号が出力されているときには、Hレベルの信号を出力する。このため、電源制御部15は、各ドライバ回路部26,27に対して作動信号を出力しているときにラッチ回路部41からHレベルの信号が入力されている場合には、ラッチ回路部41が正常に機能しているものと判断する。これに対し、電源制御部15は、車両2の非走行状態で該押圧操作信号が入力されていない状態において、各ドライバ回路部26,27に対して作動信号を出力しているときにラッチ回路部41からLレベルの信号が入力されている場合には、ラッチ回路部41の機能に異常が生じているものと判断する。つまり、電源制御部15は、ラッチ回路部41からの出力信号に基づいて同ラッチ回路部41の故障判定を行うようになっている。そして、電源制御部15は、ラッチ回路部41が故障していると判定した場合には、車両室内に設けられた図示しないインジケータにその旨を表示するなどして操作者に報知を行うようになっている。なお、電源制御部15は、始動・停止スイッチ19から押圧操作信号が入力されている間は、こうした故障判定を行わないようになっている。
【0053】
したがって、本実施形態によれば、前記第1実施形態における上記(1)〜(3)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(4)第1FET29a及び第2FET29bのうちの一方がOFF状態であっても、他方がON状態であればリレー22,23の作動状態が維持される。このため、例えば車両2の走行中に各FET29a,29bのうちの一方がオープン故障を生じても、それによってリレー22,23が非作動状態に切り換わってしまうことを確実に防止することができる。
【0054】
(5)作動保持対象となる切換手段、すなわちIG1リレー22またはIG2リレー23が作動されると、ラッチ回路部41は、始動・停止スイッチ19の押圧操作が完了した時点で該リレー22,23の作動状態を保持し始める。そして、該リレー22,23の作動状態を保持している旨を示す保持信号、すなわちラッチ回路部41の出力端子OUTから出力されるHレベルの信号が、電源制御部15に対して出力される。このため、電源制御部15は、始動・停止スイッチ19の押圧操作の完了後には、ラッチ回路部41が正常に機能しているか否かを確実に認識することができる。すなわち、電源制御部15は、ラッチ回路部41の動作監視を容易且つ確実に行うことができ、同ラッチ回路部41の故障検出が可能となる。このようにラッチ回路部41の故障判定を容易に行うことができるため、同ラッチ回路部41のメンテナンス性を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図4に基づいて説明する。
【0055】
本実施形態は前記第1実施形態の変形例であり、本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、前記AND回路42の構成と、ラッチ回路部41からの出力信号が電源制御部15に対して入力されるようになっている点についてである。
【0056】
詳しくは、図4(a)に示すように、AND回路42は、3入力1出力の構成となっており、前記実施形態と同様に、第1入力端子に前記車速信号が入力され、第2入力端子に前記押圧操作信号が入力されるようになっている。そして、AND回路42は、第3入力端子にシフトポジション信号が入力されるようになっている。このシフトポジション信号は、図示しないシフトポジションセンサから出力される信号であり、シフトポジションが「P」レンジや「N」レンジといった停止ポジションに位置している場合にHレベルとなるように設定されている。これに対し、該シフトポジション信号は、シフトポジションが「D」レンジや「R」レンジといった走行ポジションに位置している場合にLレベルとなるように設定されている。このため、AND回路42は、車速が「0」であること、前記始動・停止スイッチ19が押圧操作されていること、シフトポジションが停止ポジションに位置していることの全ての条件を満たしている場合にのみHレベルの信号を出力する。換言すれば、AND回路42は、車両2の走行中や、始動・停止スイッチ19が押圧操作されなくなったときや、シフトポジションが走行ポジションに切り換えられたときには、Lレベルの信号を出力する。
【0057】
一方、ラッチ回路部41の出力端子OUTは、前記第2実施形態と同様に、前記NOR回路30の第2端子に接続されるとともに、電源制御部15にも接続されている。このため、ラッチ回路部41からの出力信号がNOR回路30及び電源制御部15に対して入力される。また、電源制御部15には、前記シフトポジション信号が入力されるようになっている。このため、電源制御部15は、シフトポジションが走行ポジションに位置しているのか非走行ポジションに位置しているのかを認識可能となっている。前述したように、ラッチ回路部41は、第1入力端子INaにレベルの信号が入力され、第2入力端子INbにレベルの信号が入力されている場合には、出力端子OUTからHレベルの信号を出力する。すなわち、ラッチ回路部41は、対応するリレー22,23の作動状態において、車両2の非走行状態で押圧操作信号が入力されているときや、シフトポジションが停止ポジションに位置しているとき以外の状態にあっては、Hレベルの信号を出力する。このため、電源制御部15は、ラッチ回路部41からHレベルの信号が入力されていることに基づき、ラッチ回路部41が正常に機能しているものと判断する。これに対し、電源制御部15は、車両2の非走行状態で押圧操作信号が入力されていない場合や、シフトポジションが停止ポジションに位置していない場合であるにも拘わらずラッチ回路部41からLレベルの信号が入力されている場合には、ラッチ回路部41の機能に異常が生じているものと判断する。そして、電源制御部15は、ラッチ回路部41が故障していると判定した場合には、車両室内に設けられた図示しないインジケータにその旨を表示するなどして操作者に報知を行うようになっている。なお、本実施形態において電源制御部15は、ドライバ回路部26,27に対する作動信号の出力を開始し始めた時点から、こうした故障判定を行うようになっている。
【0058】
次に、こうしたエンジン始動・停止制御システム1の動作態様の具体例を、図4(b)のタイムチャートに従って説明する。
エンジン始動許可状態にあっては、図4(b)に矢印P11で示すように、エンジン停止状態において始動・停止スイッチ19からの押圧操作信号が電源制御部15に入力されると、同電源制御部15から前記各ドライバ回路部26,27に対して作動信号が出力される。このため、NOR回路30からLレベルの信号が出力されて、FET29がON状態となる。このため、対応する各リレー22,23が作動するとともに、ラッチ回路部41の第2入力端子INbにHレベルの信号が入力される。しかし、この時点において、始動・停止スイッチ19が継続して押圧操作されているため、押圧操作信号はHレベルとなっている。また、車両2は駐車状態にあり、シフトポジションは非走行レンジに位置しているため、シフトポジション信号はHレベルとなっている。また、車速は「0」であるため車速信号はLレベルとなっている。よって、この状態においてはAND回路42からHレベルの信号が出力される。このため、ラッチ回路部41の第1入力端子INaにはHレベルの信号が入力され、出力端子OUTからはLレベルの信号が入力される。すなわち、この時点では、ラッチ回路部41は各リレー22,23の作動保持を行わない。
【0059】
そして、始動・停止スイッチ19の押圧操作時間T内となる時点でシフトポジションが非走行ポジションから走行ポジションに切り換えられると、矢印P12で示すように、シフトポジション信号はLレベルに切り換わる。このため、AND回路42の第1入力端子INaにはLレベルの信号が入力されるようになり、ラッチ回路部41の出力端子OUTからはHレベルの信号が出力されるようになる。すなわち、ラッチ回路部41は、始動・停止スイッチ19が押圧操作されている状態であっても、シフトポジションが走行ポジションに切り換えられたことをトリガとして、各リレー22,23の作動保持を開始する。電源制御部15は、シフトポジションが走行ポジションに切り換わった時点でラッチ回路部41からHレベルの信号が出力され始めたことを認識し、ラッチ回路部41が正常に動作していると判断する。なお、ここでラッチ回路部41からの入力信号がLレベルであった場合には、電源制御部15は、ラッチ回路部41が故障していると判断し、前記インジケータにその旨を表示するなどして操作者に報知を行う。
【0060】
その後、車両2が走行し始めると、同図に矢印P13で示すように、電源制御部15及びAND回路42の第1入力端子に対してHレベルの車速信号が入力される。車両2の走行状態においてはエンジンの停止が禁止された状態となるため、矢印P14で示すように、車両走行中に始動・停止スイッチ19が押圧操作されても、電源制御部15はドライバ回路部26,27に対して作動信号を出力し続ける。また、ラッチ回路部41もHレベルの信号を出力し続けるため、FET29のON状態が維持される。よって、各リレー22,23の作動状態が維持されるため、車両2の走行中に始動・停止スイッチ19が誤って押圧操作されたとしても、エンジンが停止してしまうことがない。
【0061】
また、矢印P15で示すように、車両2の走行中に電源制御部15に意図しない作動などが生じて作動信号の出力が停止された場合、第1入力端子INaにはHレベルの信号が入力されないため、ラッチ回路部41はHレベルの信号を出力し続ける。よって、こうした場合においてもFET29のON状態が維持される。このため、各リレー22,23の作動状態が維持され、エンジンは駆動し続ける。したがって、車両2の走行中においては、電源制御部15の意図しない作動などに起因してIG1リレー22やIG2リレー23が非作動状態に切り換わってしまうことがない。
【0062】
その後、車両2が走行を停止して非走行状態になると、同図に矢印P16で示すように、電源制御部15及びAND回路42の第1入力端子に対してLレベルの車速信号が入力される。そして、矢印P17で示すように電源制御部15及びAND回路42に押圧操作信号が入力されると、電源制御部15はドライバ回路部26,27に対する作動信号の出力を停止する。すなわち、NOR回路の第1入力端子にはLレベルの信号が入力される。また、ラッチ回路部41の第1入力端子INaにはHレベルの信号が入力されるため、出力端子OUTからはLレベルの信号が出力される。すなわち、NOR回路30の第2入力端子にはLレベルの信号が入力される。このため、NOR回路30からHレベルの信号が出力されるようになり、FET29がOFF状態となる。このため、各リレー22,23が非作動状態となり、エンジンが停止される。
【0063】
したがって、本実施形態によれば、前記第1実施形態における上記(1)〜(3)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(6)作動保持対象となる切換手段、すなわちIG1リレー22またはIG2リレー23が作動されると、ラッチ回路部41は、始動・停止スイッチ19の押圧操作が完了した時点で該リレー22,23の作動状態を保持し始める。そして、該リレー22,23の作動状態を保持している旨を示す保持信号、すなわちラッチ回路部41の出力端子OUTから出力されるHレベルの信号が、電源制御部15に対して出力される。このため、電源制御部15は、始動・停止スイッチ19の押圧操作の完了後には、ラッチ回路部41が正常に機能しているか否かを確実に認識することができる。すなわち、電源制御部15は、ラッチ回路部41の動作監視を容易且つ確実に行うことができ、同ラッチ回路部41の故障検出が可能となる。
【0064】
また、図4(b)に矢印P12で示したように、ラッチ回路部41は、始動・停止スイッチ19の押圧操作が行われている状態で、シフトポジションが非走行ポジションから走行ポジションに切り換えられた場合には、そのシフトポジションが切り換わった時点で該リレー22,23の作動状態を保持し始める。すなわち、電源制御部15によってIG1リレー22及びIG2リレー23を作動させた後も継続して始動・停止スイッチ19が押圧されている場合、ラッチ回路部41は、シフトポジションが非走行ポジションから走行ポジションに切り換わった時点で該リレー22,23の作動状態を保持し始める。このため、たとえ始動・停止スイッチ19の押圧操作が完了していない状態で車両2が走行されようとしても、電源制御部15は、ラッチ回路部41の故障検出を車両2が走行される前に確実に行うことができる。よって、ラッチ回路部41が故障している場合には、車両2が走行する前にその旨が確実に報知される。したがって、ユーザは、ラッチ回路部41の動作状態を車両2の走行前に確実に認識することができる。
【0065】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 図5に示すように、前記各ドライバ回路部26,27を、前記第1FET29a、前記第2FET29b、第1NOR回路45及び第2NOR回路46を備えた構成に変更してもよい。詳しくは、各NOR回路45,46の各第1入力端子に前記電源制御部15からの作動信号が入力され、各第2入力端子に前記ラッチ回路部41からの出力信号が入力されるようにする。そして、第1NOR回路45の出力端子を第1FET29aのゲート端子に接続し、第2NOR回路46の出力端子を第2FET29bのゲート端子に接続する。このようにすれば、各ドライバ回路部26,27が冗長された状態となる。このため、各FET29a,29bのうちの一方がオープン故障を生じても、他方によってリレー22,23の駆動が維持される。しかも、ラッチ回路部41によって走行中のエンジン停止も確実に防止されるため、信頼性をより向上させることができる。なお、ここではドライバ回路部26,27を2経路に冗長した例を示したが、該ドライバ回路部26,27は2経路に限らず3経路以上に冗長されてもよい。
【0066】
・ 図2(a)、図3(a)、図4(a)及び図5に2点鎖線で示すように、ラッチ回路部41の第2入力端子INbに入力される信号を、電源制御部15にも入力されるようにしてもよい。このようにすれば、電源制御部15は、意図しない作動を生じた後に正常状態に復帰した際に、各リレー22,23が作動状態にあるのか非作動状態にあるのかを即座に認識することができる。このため、電源制御部15は、意図しない作動を生じる直前の制御を引き続き即座に行うことができるようになる。例えば、電源制御部15は、意図しない作動状態から正常状態に復帰した際に各リレー22,23が作動状態にあった場合、対応する各ドライバ回路部26,27への作動信号の出力を即座に再開することができる。
【0067】
・ 前記第3実施形態は、前記第1実施形態の変形例として示されている。しかし、該第3実施形態の要部、すなわちAND回路42の構成と、ラッチ回路部41からの出力信号が電源制御部15に入力され、電源制御部15によってラッチ回路部41の動作監視が行われることとについては、第2実施形態や上記他の実施形態に適用されてもよい。
【0068】
・ 前記各実施形態では、ラッチ回路部41の故障が検出された際には、車両室内に設けられた図示しないインジケータにその旨が表示されて操作者に報知が行われるようになっている。しかし、こうした表示による報知を、音声や音などによる報知に変更してもよい。また、これら報知を組み合わせてもよい。
【0069】
・ 前記各実施形態において、ラッチ回路部41は、車両2の非走行状態で始動・停止スイッチ19が押圧操作されたときにLレベルの信号を出力するようになっている。しかし、ラッチ回路部41は、車両2の非走行状態となったときにLレベルの信号を出力するようになっていてもよい。すなわち、ラッチ回路部41の出力信号をLレベルに切り換えるための条件から、始動・停止スイッチ19の押圧操作を省略してもよい。このようにしても、車両2の走行中にエンジンが停止してしまうことを確実に防止可能となる。
【0070】
・ 前記各実施形態において、AND回路42の第1入力端子には、ハードウェアによって成形された車速信号が入力されるようになっている。しかし、この車速信号は、マイコンによりプログラム処理されることによって成形された信号であってもよい。但しこの場合、該車速信号は、電源制御部15を構成するマイコン以外のマイコン(制御部14,16〜18などを構成するマイコン)によって成形される必要がある。
【0071】
・ 前記各実施形態では、IG1リレー22及びIG2リレー23を作動させるドライバ回路部26,27のみにラッチ回路部41が接続され、該リレー22,23の作動状態のみが保持されるようになっている。しかし、前記ACCリレー21を作動させるドライバ回路部25にもラッチ回路部41を接続し、該リレー21の作動状態も保持させるようにしてもよい。このようにすれば、車両2の走行中にACC系統の電気部品が非作動状態になってしまうことも防止できる。
【0072】
また、ドライバ回路部27のみにラッチ回路部41を接続し、IG2リレー23の作動状態のみを保持させるようにしてもよい。このようにしても、エンジン制御部17には給電が行われるため、車両2の走行中にIG2リレー23が非作動状態に切り換わってしまうのを防止することができる。
【0073】
・ 前記実施形態においてエンジン始動・停止制御システム1はステアリングロック機構31を備えている。しかし、このステアリングロック機構31を省略してもよい。
【0074】
・ 前記各実施形態においてエンジン始動・停止制御システム1は、携帯機11と車両制御装置12との相互通信に基づいてエンジンの始動を許可するようになっている。しかし、該システム1は、こうしたエンジンの始動許可態様に限らず、例えばキーシリンダに機械鍵を装着することによってエンジンの始動を許可し、始動・停止スイッチ19の押圧操作によってエンジンの始動・停止操作を行うようになっていてもよい。
【0075】
・ エンジン始動・停止制御システム1は、電源制御部15によって各リレー21〜24の作動制御を行うようになっているものであれば、必ずしもワンプッシュ操作によってエンジンの始動・停止制御を行うようになっていなくてもよい。
【0076】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 前記エンジン始動・停止制御システムにおいて、前記各切換手段のうちの少なくとも車両の走行維持に必要な電気部品への給電可否を切り換える切換手段と前記電源制御手段との間の通電経路に、前記電源制御手段からの作動信号に基づいてそれぞれ作動して該切換手段を作動させる複数の作動手段を並列に設け、前記作動保持手段は、それら各作動手段を作動状態に保持することによって該切換手段の作動状態を保持し、その保持状態を解除することによって該切換手段を非作動状態に切り換え可能とすること。この技術的思想(1)に記載の発明によれば、少なくとも1つの作動手段が正常に機能していれば、他の作動手段に故障が生じても切換手段の作動状態が保持される。
【0077】
(2) 前記エンジン始動・停止制御システムにおいて、前記電源制御手段は、少なくとも車両の走行維持に必要な電気部品への給電可否を切り換える切換手段の作動状態を監視し、意図しない作動状態から正常状態に復帰した際には、該切換手段の作動状態に基づいて該切換手段に対する前記作動信号の出力制御を行うこと。この技術的思想(2)に記載の発明によれば、電源制御手段は、正常状態に復帰した際に、意図しない作動を生じる直前における切換手段の作動制御を引き続き即座に行うことができる。
【0078】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、車両走行中におけるエンジンの安定した駆動を確保することができる。
【0079】
請求項2に記載の発明によれば、電源制御手段が意図しない作動を生じている場合であっても、操作者の意思に基づいてのみエンジンを停止させることができる。
【0080】
請求項3に記載の発明によれば、車両走行中に各作動手段のうちの一方が故障を生じても、エンジンの安定した駆動を確保することができる。しかも、作動保持手段の動作監視を容易に行うことができ、同作動保持手段の故障検出が可能となる。
【0081】
請求項4に記載の発明によれば、作動保持手段の故障検出を車両の走行前に確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のエンジン始動・停止制御システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】(a)は同実施形態のリレー作動回路を概略的に示す回路図、(b)は同回路における各種信号の出力タイミング等を示すタイムチャート。
【図3】(a)は第2実施形態のリレー作動回路を概略的に示す回路図、(b)は同回路における各種信号の出力タイミング等を示すタイムチャート。
【図4】(a)は第3実施形態のリレー作動回路を概略的に示す回路図、(b)は同回路における各種信号の出力タイミング等を示すタイムチャート。
【図5】他の実施形態のリレー作動回路を概略的に示す回路図。
【図6】従来のエンジン始動・停止制御システムの構成の一部を概略的に示すブロック図。
【符号の説明】
1…エンジン始動・停止制御システム、2…車両、12…車両制御装置、15…電源制御手段としての電源制御部、19…始動・停止スイッチ、21…切換手段としてのアクセサリ(ACC)リレー、22…切換手段としての第1イグニッション(IG1)リレー、23…切換手段としての第2イグニッション(IG2)リレー、24…切換手段としてのスタータ(ST)リレー、25〜28…ドライバ回路部、29…FET、29a…第1作動手段としてのFET、29b…第2作動手段としてのFET、41…作動保持手段としてのラッチ回路部。

Claims (4)

  1. 車両における各種電気部品への給電可否を切り換え、対応する電気部品に対してそれぞれ作動時に給電を行う複数の切換手段と、
    それら切換手段に対して作動信号を出力して各切換手段の作動を制御する電源制御手段と、
    前記各切換手段のうちの少なくとも車両の走行維持に必要な電気部品への給電可否を切り換える切換手段の作動状態を保持するとともに、少なくとも車両の非走行状態を条件として該切換手段を非作動状態に切り換える作動保持手段とを備え
    前記作動保持手段は、前記電源制御手段によって前記切換手段が作動された後の段階で、該切換手段の作動状態の保持を開始し、
    前記電源制御手段は、前記切換手段を作動させてから少なくとも車両が非走行状態となるまで、該切換手段に対して作動信号を出力し続けることを特徴とするエンジン始動・停止制御システム。
  2. 前記作動保持手段は、車両が非走行状態であることと、車両室内に設けられた押しボタン式の始動・停止スイッチが押圧操作されたこととを条件として、対応する前記切換手段を非作動状態に切り換えることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動・停止制御システム。
  3. 前記各切換手段のうちの少なくとも車両の走行維持に必要な電気部品への給電可否を切り換える切換手段と前記電源制御手段との間の通電経路に、前記電源制御手段からの作動信号に基づいて作動して該切換手段を作動させる第1作動手段を設けるとともに、その第1作動手段と並列に第2作動手段を設け、
    前記作動保持手段は、前記第1作動手段の作動を条件として前記第2作動手段を作動状態に保持することによって該切換手段の作動状態を保持し、前記第2作動手段を非作動状態に切り換えることによって該切換手段を非作動状態に切り換えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン始動・停止制御システム。
  4. 前記電源制御手段は、車両室内に設けられた押しボタン式の始動・停止スイッチがエンジンの始動許可状態で押圧操作されたことを条件として、作動保持対象となる前記切換手段を作動させ、
    前記始動・停止スイッチが押圧操作されている状態にあることを示唆する信号レベルから該操作前の信号レベルに切り換わったとき、前記始動・停止スイッチの押圧操作が完了したと判断され、
    前記作動保持手段は、該切換手段の作動後、前記始動・停止スイッチの押圧操作が完了したこと、及び、シフトポジションが非走行ポジションから走行ポジションに切り換わったことのうちのいずれか一方の要件が選択的に満たされたことをトリガとして、該切換手段の作動状態を保持するとともに、該切換手段の作動状態を保持している旨を示す保持信号を前記電源制御手段に対して出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジン始動・停止制御システム。
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