JP4183763B2 - 平面ディスプレイ装置 - Google Patents

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忠実 竹原
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Description

技術分野
本発明は平面ディスプレイ装置を設置面上に設置するための構造に関する。
背景技術
<第1の従来技術とその問題点>
第29図は、特開平1−273086号公報に開示された第1の従来技術を示す平面ディスプレイ装置の構造を概略的に示す斜視図である。第29図において、101はプラズマディスプレイ装置などの表示ユニットであり、102は表示ユニット101を壁に掛けて設置するための固定部材である。固定部材102はフレーム121とフレーム122と止め板123とフック金具124から構成される。第29図に示すように、まず、フレーム121,122の端部1211,1221,1212,1222及び止め板123の上側の2つの突出端部1231をそれぞれ表示ユニット101の背面に設けられた穴1115,1116,1113,1114,1111,1112へ差し込んで取り付けた後に、フック金具124の穴1241を壁面に取り付けたネジなどに引っかけることによって、表示ユニット101を壁面上に設置する。あるいは、固定部材102をフック金具124の穴1241を介してネジなどで壁面に予め固定した後に、上述のように表示ユニット101を固定部材102に取り付けることによって、表示ユニット101を壁面上に設置する。
しかしながら、本第1の従来技術に係る構造によれば、表示ユニット101と固定部材102とは、上記の端部1211,1221,1212,1222,1231のそれぞれを単に上記の穴1115,1116,1113,1114,1111,1112へ差し込むだけで固定されているにすぎないので、両者101,102がずれたり、外れたりする場合が考えられる。
更に、第1の従来技術に係る構造によれば、フレーム121,122の4箇所の端部1211,1221,1212,1222及び止め板123の上側の2つの突出端部1231のそれぞれを嵌合すべき穴1115,1116,1113,1114,1111,1112へ差し込むという作業を通じて表示ユニット101を壁面上に固定しなければならないので、各部分の形状に対して高い寸法精度が要求される。このため、当該第1の従来技術に係る平面ディスプレイ装置は、製造コストの増大をもたらすという問題点を有している。
<第2の従来技術とその問題点>
次に、第30図及び第31図は、特開平9−127882号公報に開示された第2の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造を概略的に示す断面図である。第30図はプラズマディスプレイ装置などの表示ユニット201を壁面204に設けられた壁掛けフック2401に掛けて設置した状態を示す縦断面図であり、第31図は第30図中の破線部で囲んだ部分APの拡大図である。第31図において、230は係止部であり、この係止部230は開口部230aと切り欠き部230bと軸230cとを有しており、第31図に示すように、壁掛けフック2401と係止部230の切り欠き部230bとが係合している。
本第2の従来技術に係る平面ディスプレイ装置は、上記の係止部230の形態を変えることによって、表示ユニット201を壁に掛けて設置する場合及び据え置き型として設置する場合のいずれにも対応できる構造になっている。ここで、係止部230の構造を第32図及び第33図に示す斜視図を用いて説明する。
第32図及び第33図に示すように、係止部230の軸230cは、表示ユニット201の背面に設けられた凹部2301の側面の軸穴2303に挿嵌されており、係止部230は軸230cを中心にした回転可能なリンク機構を有している。このとき、第32図に示すように、係止部230を表示ユニットの背面に対して直角を成す方向に倒し、係止部230の開口部230aに図示しない支柱に挿嵌することによって、平面ディスプレイ装置を据え置き型として使用することができる。これに対して、平面ディスプレイ装置を壁に掛けて使用する場合には、第33図に示すように、係止部230を凹部2301内に収納した上で、ストッパー2304をスライドさせて係止部230を固定する。そして、第31図に示すように、上述の状態の係止部230の切り欠き部230bと壁掛けフック2401とを引っかけることにより、表示ユニット201を壁面204に設置する。
しかしながら、第2の従来技術に係る構造によれば、上述のリンク機構やスライド機構を表示ユニット201の背面の凹部2301に設けなければならないので、表示ユニット201自体に複雑な且つ高い寸法精度の構造が要求される。更に、かかる複雑な構造を有するために、材料コスト及び製造コストが高くなってしまうという問題点も抱えている。
また、第31図に示すように、表示ユニット201を単に壁掛けフックに引っかけておくだけの構造であるので、表示ユニット201が外れてしまう事態が生じうる。
<第3の従来技術とその問題点>
次に、第34図乃至第35図は、特開平9−179504号公報に開示された第3の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造を模式的に示す側面図である。
本第3の従来技術には、第34図に示すように、側壁面304の近傍の天井306に天井吊下げ金具3501を固着し、任意長の吊下げワイヤ3502の一端を天井吊下げ金具3501に繋ぎ、その他端をプラズマディスプレイ装置などの表示ユニット301の天面に固着されたアタッチメント350に繋ぐことによって、表示ユニット301を天井306から吊下げ固定する構造が提案されている。
また、第3の従来技術には、第35図に示すように、側壁面304に固着された壁掛けフック3401に、表示ユニット301の天面に設けられたヒートン340を掛止することによって、表示ユニット301を吊り下げた状態で側壁面304に対面配置する構造が開示されている。
しかしながら、当該第3の従来技術によれば、上述のいずれの構造も表示ユニット301の上方のみで表示ユニット301を支持しているだけなので、表示ユニット301は側壁面304とは直接に固定されておらず、不安定である。このため、かかる構造の平面ディスプレイ装置は、表示ユニット301に振動が加わって揺れを生じた場合に、表示ユニット301が側壁面304に衝突ししたり、吊下げワイヤー3502による支持が外れ易いという問題点を有している。
また、当該第3の従来技術に係る構造によれば、天井吊下げ金具3501、ワイヤー3502及びアタッチメント350が、又は、壁掛けフック3401及びヒートン340が平面ディスプレイ装置の背後等に隠れることなく露出しているので、その分だけ平面ディスプレイ装置全体の形状・寸法が大型化するし、しかも、配設スペースが大きくなってしまうという問題点も生じうる。
<第4の従来技術とその問題点>
次に、第36図乃至第38図は、特開平9−288456号公報に開示された第4の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造を概略的に示す斜視図である。
まず、第36図に示す構造の平面ディスプレイ装置について説明する。第36図において、4011はプラズマディスプレイなどの表示ユニット、408aは壁面404に設けられた取付部、460は表示ユニット4011の上面及び下面の4箇所から突出する固定棒(ただし、下面に設けられた2個の固定棒は図示していない)、4601は固定棒460と嵌合する固定穴である。
当該平面ディスプレイ装置は、以下のようにして壁面404へ設置される。まず、予め固定棒460を表示ユニット4011内に収納した状態で、表示ユニット4011を取付部408aに押し込む。その後に、所定の操作により表示ユニット4011から固定棒460を突出させて、固定穴4601に嵌合することによって、表示ユニット4011を取付部408aに固定する。
次に、第37図に示す構造の平面ディスプレイ装置について説明する。なお、第37図において、4012はその上面に固定部470を有するプラズマディスプレイなどの表示ユニット、408bは壁面404に設けられた取付台である。取付台408bは、その上部に回動可能な取手4801を有し、その下部に溝4803を有している。かかる構造によれば、まず、溝4803内に表示ユニット4012の下部を嵌めこんだ後に、取手4801を下方に倒して取手4801を表示ユニット4012の固定部470に掛けることによって、表示ユニット4012を取付台408bに固定する。
更に、第38図に示す構造の平面ディスプレイ装置について説明する。なお、第38図において、4013はプラズマディスプレイなどの表示ユニット、408cは壁面404に設けられた取付台であり、取付台408cの表示ユニット4013と接する面には引掛穴4804が設けられている。かかる構造によれば、表示ユニット4013の背面に設けられた引掛部(図示せず)を引掛穴4804に嵌合させることによって、表示ユニット4013を取付台408cに固定する。
本第4の従来技術に係る平面ディスプレイ装置のそれぞれは上述の構造を有するので、各表示ユニット4011,4012,4013とそれぞれに対応する取付部408a、取付台408b,408cとが嵌合する部分の構造はいずれも複雑であり、且つ、当該構造を実現するに際しては各部分に高い寸法精度が要求される。更に、第36図に示す取付部408aを用いて設置する構造では、壁面404に対して加工を施す必要があり、又、第37図乃至第38図に示す取付台408b,408cを用いる構造では、大型の取付台を別途用意し、且つ、当該取付台を壁面に設ける作業が必要である。加えて、本第4の従来技術は、上述の複雑な構造及び大型の部材に起因して、平面ディスプレイ装置の全体の重量が重くなるという問題点をも包含している。
<第5の従来技術とその問題点>
次に、第39図乃至第40図は、第5の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造を概略的に示す斜視図である。
まず、第39図に示す構造によれば、表示ユニット501の背面にネジ503によって固定部材5021を固定した後に、固定部材5021の左右端部5021aに設けられた穴を介して、表示ユニット501と一体化した固定部材5021をネジ505によって壁面504に固定する。なお、上記の固定部材5021の左右端部5021aの替わりに上下端部を有する固定部材を用い、当該上下端部に設けられた穴を介して表示ユニット501と一体化した当該固定部材を壁面504にネジ止めする構造も考えられる。
また、第40図に示す構造は、表示ユニット501と固定部材5022とが表示ユニット501の側面501aにおいて締結されるものである。第40図に示すように、まず固定部材5022をネジ505によって壁面504に固定した後に、表示ユニット501の側面501aのネジ穴と固定部材5022に設けられた穴とを位置合わせし、ネジ503によって両者501,5022を締結することで表示ユニット501を壁面504上に固定する。
このように、本第5の従来技術に係る平面ディスプレイ装置は、上述の第1乃至第4の従来技術と比較して簡単な構造を有している。
しかしながら、第39図に示す構造の平面ディスプレイ装置では、固定部材5021と一体化した表示ユニット501の重量を保持しつつ、壁面504に対する設置の位置決めをし、なおかつ、その状態を保ったまま表示ユニット501と固定部材5021とを締結しなければならない。同様に、第40図に示す構造の平面ディスプレイ装置では、表示ユニット501の重量を保持しつつ、先に壁面504に固定された固定部材5022に対する設置の位置決めをし、なおかつ、その状態を保ったまま表示ユニット501と固定部材5022とを締結しなければならない。このように、本第5の従来技術に係るいずれの構造も、表示ユニット501を壁面504へ取り付ける際の作業が容易ではないという問題点がある。
更に、表示ユニット501の背面側のメンテナンス等の際には、本第5の従来技術に係るいずれの構造も表示ユニット501を壁面504ないしは固定部材5021,5022から完全に取り外す必要性があるので、その取り外し作業及び再度の取り付け作業が大がかりなものになってしまう。
また、本第5の従来技術に係るいずれの構造も固定部材5021,5022が露出しているので、その分だけ平面ディスプレイ装置全体の寸法が大型化してしまうという問題点も生ずる。
上述の通り、第1乃至第5の従来の平面ディスプレイ装置は、以下のいずれかの問題点を有している。即ち、(i)表示ユニット又は固定部材又はその両方に複雑な機構又は形状が要求されるという問題点、(ii)上記(i)に起因して、表示ユニットや固定部材等の部材のコスト及び製造コストが増大してしまうという問題点、(iii)上記(i)に起因して、平面ディスプレイ装置全体の重量が重くなってしまうという問題点、(iv)上記(i)にもかかわらず、表示ユニットの固定が不安定であったり、脆弱であるという問題点、(v)平面ディスプレイ装置ないしは表示ユニットの取り付け作業やメンテナンス作業が容易ではないという問題点、又は、(vi)固定部材が露出しているために、その分だけ平面ディスプレイ装置全体の寸法を大型化させるという問題点である。
発明の開示
本発明は、上記のような問題点(i)乃至(vi)に鑑みてなされたものであり、簡単な構造を採用することにより部材及び製造コストの低減化及び軽量化を実現すると共に、十分な固定強度を実現しうる平面ディスプレイ装置を提供することを第1の目的とする。
更に、本発明は、上記の第1の目的の実現と同時に、当該平面ディスプレイ装置に関する各種の作業性が向上された平面ディスプレイ装置を提供することを第2の目的とする。
更に、本発明は、上記の第1及び第2の目的の実現と同時に、平面ディスプレイ装置の設置を実現するための部分が当該装置から突出することを回避して、当該装置全体の寸法の大型化を防止し、これによって装置の美観をも確保しうる平面ディスプレイ装置を提供することを第3の目的とする。
(1) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第1の態様は、第1方向に沿って延びた第1側面と前記第1方向に直交する第2方向に沿って延びた第2側面と前記第1及び第2側面で規定付けられる上面とを有する凸部がその背面の所定の領域上に配設された表示ユニットと、前記第1方向に沿った第1長さ寸法が前記凸部の前記第1側面の長さよりも長く且つ前記表示ユニットの前記第1方向の長さよりも短く、前記第2方向に沿った第2長さ寸法が前記表示ユニットの前記第2方向の長さよりも短く、前記凸部の前記上面上に固定された本体側固定部材と、前記表示ユニットの前記第1方向の前記長さよりも短く且つ前記凸部の前記第1側面の前記長さよりも長い、前記第1方向に沿った第3長さ寸法及び前記表示ユニットの前記第2方向の前記長さよりも短い、前記第2方向に沿った第4長さ寸法を有する設置面側固定部材とを備え、前記設置面側固定部材は、前記表示ユニットを設置すべき設置面上に当該設置面側固定部材を取り付けるための固定部を備え、前記本体側固定部材は、前記凸部の前記上面より突出した両端部の内の一方に該当する第1端部に設けられた第1支持部を備え、前記設置面側固定部材は、前記第1端部に対面する端部に設けられた第2支持部を備えており、前記第1支持部は前記第2支持部に支持されており、前記本体側固定部材及び前記設置面側固定部材は、前記表示ユニットの前面側から見たときに前記表示ユニットの外枠からはみ出すことのないように、それぞれ前記凸部の前記上面上及び前記設置面上に固定されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第1の態様によれば、本体側固定部材の形状寸法に関しては、第1長さ寸法は、凸部の第1側面の長さよりも長く且つ表示ユニットの第1方向の長さよりも短く、第2長さ寸法は表示ユニットの第2方向の長さよりも短い。他方、設置面側固定部材の第3長さ寸法は、表示ユニットの第1方向の長さよりも短く且つ凸部の第1側面の長さよりも長く、第4長さ寸法は表示ユニットの第2方向の長さよりも短い。しかも、本体側固定部材及び設置面側固定部材は、表示ユニットの前面側から見たときに表示ユニットの外枠からはみ出すことのないように、それぞれ凸部の上面及び設置面に固定されている。
従って、固定部材は全て表示ユニットの背面側内に収納されるので、各固定部材を見えにくくすることができると共に、その分だけ、平面ディスプレイ装置全体の寸法ないしは配設スペースを小さくすることができる。
加えて、本体側固定部材が固定された表示ユニットを設置面上に設置するに際しては、本体側固定部材の第1支持部と設置面側固定部材の第2端部とを互いに支持し合わせることで実現可能である。このため、表示ユニットの設置面への取り付けを容易に行えるという利点もある。
(2) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第2の態様は、請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記第1及び第2支持部は、前記第1支持部が前記第1及び第2方向に直交する第3方向と前記第1方向とで規定される面内に回動角を有して回動可能に支持されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第2の態様によれば、表示ユニットを設置面上に設置した後に、本体側固定部材を設置面側固定部材に対して傾くように回動することができる。従って、この回動によって両固定部材間に生じた空間を利用して、メンテナンス作業等の様々な作業を行うことが可能となる。
(3) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第3の態様は、請求の範囲第2項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記設置面側固定部材に対して前記本体側固定部材が所定の角度で傾くように前記第1支持部を支持する部材を取り付け可能とする機構が、前記本体側固定部材の前記両端部の他方の端部に該当する第2端部と、前記第2端部に対面する前記設置面側固定部材の端部との双方に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第3の態様によれば、本体側固定部材と設置面側固定部材と間の互いの支持によって、表示ユニットを設置面上に設置した後に、表示ユニットを設置面に対して所定の角度にまで傾斜させて、この傾斜状態を保持することができる。この場合には、本体側固定部材と設置面側固定部材との間に一定の空間が安定して形成・保持されるので、表示ユニットの設置面上への配設後であっても、表示ユニットの背面に設けられたコネクタにケーブルを接続する作業や表示ユニットのメンテナンス作業等をより容易に且つより確実に行うことができる。従って、本平面ディスプレイ装置によれば、当該装置に関する各種の作業性をより一層向上可能な平面ディスプレイ装置を提供することができる。
更に、本平面ディスプレイ装置の使用時に、表示ユニットを傾斜させ、かかる状態を保持する場合には、当該平面ディスプレイ装置の視認性を向上させることも可能である。
(4) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第4の態様は、請求の範囲第2項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記本体側固定部材の前記第1端部に、その回転軸が前記第1支持部をなす回転式ダンパーが設けられ、前記回転軸と第2支持部とが互いに支持されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第4の態様によれば、上記(2)の第2の態様に係る効果と同様の効果を得ることができる。
(5) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第5の態様は、請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記第1支持部は、前記第2方向に沿って前記第1端部から互いに逆向きに延長された第1及び第2の突起部を備え、前記第2支持部は、前記第1方向に沿って、前記第1端部に対面する前記端部である第3端部において互いに対面し合うように形成された第1及び第2切り込み部を備え、前記第1突起部は前記第1切り込み部内に挿入されており、前記第2突起部は前記第2切り込み部内に挿入されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第5の態様によれば、予め設置面上の所定の位置に固定された設置面側固定部材の第3端部の各切り込み部に、表示ユニットに固定された本体側固定部材の第1端部における対応する突起部を挿入するだけで、表示ユニットを設置面上に確実に配設することができる。従って、本第5の形態によれば、作業者はワンタッチで表示ユニットの設置面への設置を完了し得るので、飛躍的に作業性が向上された平面ディスプレイ装置を提供することができる。
(6) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第6の態様は、請求の範囲第5項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記第1及び第2突起部は、それぞれ、前記第1及び第2切り込み部内に遊嵌されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第6の態様によれば、第1及び第2突起部は、それぞれ、第1及び第2切り込み部内に遊嵌されているので、当該突起部を中心軸として、突起部が延長形成されている方向である第2方向回りに表示ユニットを回動させることができる。従って、本第6の態様によれば、表示ユニットを設置面上に設置した後に、本体側固定部材を設置面側固定部材に対して傾くように回動することができる。従って、この回動によって両固定部材間に生じた空間を利用して、メンテナンス作業等の様々な作業を行うことが可能となる。
(7) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第7の態様は、請求の範囲第6項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記本体側固定部材は、前記両端部の他方にあたる第2端部に設けられた第1穴部を更に備え、前記設置面側固定部材は、前記第2端部に対面する第4端部に設けられた第2穴部を更に備え、前記第1及び第2穴部は、それぞれ、前記本体側固定部材を前記設置面側固定部材に対して所定の角度で傾斜させるために所定の形状に加工された線材の対応する先端を挿入できる位置に形成されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第7の態様によれば、第1及び第2穴部のそれぞれに、上記線材の対応する先端を挿入する場合には、本体側固定部材ないしは表示ユニットを設置面側固定部材に対して所定の角度(チルト角度)で傾斜させた状態を保持することができる。
このため、本体側固定部材と設置面側固定部材との間に一定の空間が安定して形成・保持されるので、表示ユニットの設置面上への配設後であっても、表示ユニットの背面に設けられたコネクタにケーブルを接続する作業や表示ユニットのメンテナンス作業等をより容易に且つより一層確実に行うことができる。従って、本平面ディスプレイ装置によれば、当該装置に関する各種の作業性がより一層向上された平面ディスプレイ装置を提供することができる。
更に、本平面ディスプレイ装置の使用時に、表示ユニットを傾斜させ、かかる状態を保持する場合には、当該平面ディスプレイ装置の視認性を向上させることも可能である。
(8) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第8の態様は、請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記本体側固定部材は、前記両端部の内の他方に該当する第2端部内に設けられた第1固定部を備え、前記設置面側固定部材は、前記第1固定部の配設位置に対応して前記第2端部に対面する端部内に設けられた第2固定部を備え、前記第1及び第2固定部は、固定部材を介して互いに固定されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第8の態様によれば、第1及び第2固定部は、固定部材を介して互いに固定されるので、本体側固定部材と設置面側固定部材とは、上記第1及び第2支持部における支持及び固定部材による固定によって、互いに強固に固定することが可能である。しかも、本体側固定部材は表示ユニットの凸部上に固定されており、設置面側固定部材は設置面上に固定されているので、平面ディスプレイ装置ないしは表示ユニットを設置面上に強固に固定することができる。
(9) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第9の態様は、請求の範囲第8項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記固定部材はネジであり、前記第1及び第2固定部は前記ネジによって互いに締結されており、前記ネジは前記表示ユニットの前記外枠からはみ出していないことを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第9の態様によれば、第1及び第2固定部は前記ネジによって互いに締結されているので、上記(8)の第8の態様に係る効果と同様の効果を得ることができる。
更に、本第9の態様によれば、ネジは表示ユニットの外枠からはみ出すことがないので、平面ディスプレイ装置の外枠から取り付け部材がはみ出すことを防止することができる。
(10) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第10の態様は、請求の範囲第9項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記第1固定部は、前記設置面に対して所定の角度で傾斜している第1板状部を備え、前記第2固定部は、前記設置面に対して前記所定の角度で傾斜する第2板状部を備え、前記第1及び第2板状部は互いに面接触しうる位置に形成されて、且つ、前記ネジによって互いに締結されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第10の態様によれば、第1及び第2板状部の設置面に対する所定の角度を適切に設定することによって、本体側固定部材と設置面側固定部材との締結作業を、平面ディスプレイ装置の例えば正面斜め方向から、あるいは、斜め下方から行うことができるという利点がある。特に、この利点は、設置面が横方向からネジ止め作業をすることが容易ではない壁面であるときに顕著である。
(11) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第11の態様は、請求の範囲第8項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記本体側固定部材は、前記第1方向と前記第1及び第2方向に直交する第3方向とにより規定される平面に平行な第1板状部を更に備え、前記第2端部の一部をなす前記第1板状部の端部が前記第1固定部に該当し、前記設置面側固定材は、前記第1板状部と平行をなす第2板状部を更に備え、前記第2端部に対面する前記端部の一部をなす前記第2板状部の端部が前記第2固定部に該当し、前記第1及び第2板状部は互いに面接触しうる位置に形成されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第11の態様によれば、本体側固定部材と設置面側固定部材との締結作業を、平面ディスプレイ装置の側方から行うことができるという利点がある。
(12) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第12の態様は、請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記第1端部及び前記第1端部に対面する前記設置面側固定部材の第3端部が突出している側における、前記表示ユニットの前記第1方向に垂直な一方の側面と、前記凸部の前記第2側面の一方との間隔は、前記第1端部及び前記第3端部の前記第1方向に沿った長さよりも長く、前記本体側固定部材の前記両端部の他方に該当する第2端部及び前記第2端部に対面する前記設置面側固定部材の第4端部が突出している側における、前記表示ユニットの前記第1方向に垂直な他方の側面と、前記凸部の前記第2側面の他方との間隔は、前記第2端部及び前記第4端部の前記第1方向に沿った長さよりも長いことを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第12の態様によれば、第1端部及び第3端部が突出している表示ユニット側であって、凸部の第1側面からの第1方向に垂直な側面へ至る第1方向に沿った距離は、第1端部及び第3端部の第1方向に沿った長さよりも長い。また、本体側固定部材の第2端部及び第4端部が突出している表示ユニット側であって、凸部の第1側面から第1方向に垂直な側面へ至る第1方向に沿った距離は、第2端部及び第4端部の第1方向に沿った長さよりも長い。このため、本体側固定部材及び設置面側固定部材が、表示ユニットの前面側から見たときに表示ユニットの外枠からはみ出すことはないので、各固定部材を見えにくくすることができると共に、平面ディスプレイ装置全体の寸法ないしは配設スペースを小さくすることができる。
(13) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第13の態様は、請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記本体側固定部材は、互いに対称な形状を有する第1及び第2本体側固定部材から成り、前記第1本体側固定部材は、前記凸部の前記第1側面の内の一方の側面側に沿った、前記上面の端部に固定されており、前記第2本体側固定部材は、前記凸部の前記第1側面の内の他方の側面側に沿った、前記上面の端部に固定されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第13の態様によれば、本体側固定部材は第1及び第2本体側固定部材の2つの部材から成るので、本体側固定部材自体の部材の重量を軽量化することができ、その結果、平面ディスプレイ装置全体の軽量化を図ることができる。
(14) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第14の態様は、請求の範囲第13項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記第1本体側固定部材は、前記一方の側面に平行であり、且つ、当該一方の側面と重なり合う第1板状部を更に備え、前記第2本側固定部は、前記他方の側面に平行であり、且つ、当該他方の側面と異なり合う第2板状部を更に備え、前記第1及び第2板状部の前記第1及び第2方向(D1,D2)に直交する第3方向に沿った長さは、共に前記凸部の前記上面と前記表示ユニットの背面との間の距離以下と設定されている。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第14の態様によれば、第1及び第2板状部の第3方向に沿った長さ、即ち、本体側固定部材の第3方向に沿った長さを殆ど又は部分的に凸部の上面と表示ユニットの背面との間の距離に吸収させることができる。従って、平面ディスプレイ装置の設置面からの突出量を抑制できるので、薄型平面表示装置としての特徴をそのまま活かした平面ディスプレイ装置取り付け構造を提供することができる。
(15) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第15の態様は、請求の範囲第14項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記設置面側固定部材は、互いに対称な形状を有する第1及び第2設置面側固定部材を含み、前記第1設置面側固定部材は、前記一方の側面に平行であり、且つ、当該一方の側面及び前記第1板状部と重なり合う第3板状部を更に備え、前記第2設置面側固定部材は、前記他方の側面に平行であり、且つ、当該他方の側面及び前記第2板状部と重なり合う第4板状部を更に備え、前記第3及び第4板状部の前記第3方向に沿った長さは、共に前記凸部の前記上面と前記表示ユニットの背面との間の前記距離以下と設定されていることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第15の態様によれば、第2及び第4板状部の第3方向に沿った長さ、即ち、設置面固定部材の第3方向に沿った長さを殆ど又は部分的に凸部の上面と表示ユニットの背面との間の距離に吸収させることができる。従って、上述の第14の態様に係る効果と同様の効果を得ることができる。
(16) 本発明に係る平面ディスプレイ装置の第16の態様は、請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、前記設置面側固定部材は、互いに平行をなし、前記第1方向に沿って配置される、互いに対称な形状を有する前記第1及び第2設置面側固定部材と、前記第1及び第2設置面側固定部材の双方と結合し、前記第2方向に沿って配置される前記第1及び第2位置決め部材とから成ることを特徴とする。
本発明に係る平面ディスプレイ装置の第16の態様によれば、設置面側固定部材は第1及び第2設置面側固定部材と第1及び第2位置決め部材とより成る4つの部材から構成されるので、1つの大型部材で以て設置面側固定部材自体で構成するよりも、設置面側固定部材自体の部材の重量を軽量化することができ、その結果、平面ディスプレイ装置全体の軽量化を図ることができる。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の構造を示す正面図である。
第2図は、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す側面図である。
第3図は、表示ユニット及び本体側固定部材の構造並びに両者の組み立て形態を示す斜視図である。
第4図は、表示ユニット及び本体側固定部材の構造並びに両者の組み立て形態を示す斜視図である。
第5図は、実施の形態1に係る本体側固定部材の下方側端部の構造を拡大して示す斜視図である。
第6図は、実施の形態1に係る本体側固定部材の下方側端部の構造を拡大して示す斜視図である。
第7図は、実施の形態1に係る設置面側固定部材の構造並びにその組み立て形態を示す斜視図である。
第8図は、実施の形態1に係る設置面側固定部材の下方側端部の構造を拡大して示す斜視図である。
第9図は、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びにその組み立て形態を示す斜視図である。
第10図は、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びにその組み立て形態を拡大して示す側面図である。
第11図は、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びにその組み立て形態を拡大して示す上面図である。
第12図は、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びにその組み立て形態を拡大して示す側面図である。
第13図は、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びにその組み立て形態を拡大して示す上面図である。
第14図は、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す上面図である。
第15図は、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を拡大して示す上面図である。
第16図は、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を拡大して示す側面の断面図である。
第17図は、実施の形態1の変形例1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びにその組み立て形態を示す斜視図である。
第18図は、実施の形態1の変形例2に係る平面ディスプレイ装置の構造並びにその組み立て形態を示す斜視図である。
第19図は、実施の形態2に係る設置面側固定部材の下方側端部及びストッパの構造を拡大して示す斜視図である。
第20図は、実施の形態2に係る平面ディスプレイ装置の構造並びにその配設形態を拡大して示す斜視図である。
第21図は、実施の形態2に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す側面図である。
第22図は、実施の形態2の変形例1に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す側面図である。
第23図は、実施の形態2の変形例2に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す側面図である。
第24図は、実施の形態2の変形例3に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに組み立て形態を示す上面図である。
第25図は、実施の形態2の変形例3に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに組み立て形態を示す側面図である。
第26図は、実施の形態2の変形例4に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに組み立て形態を示す上面図である。
第27図は、実施の形態2の変形例4に係る本体側固定部材及び設置面側固定部材の構造並びに組み立て形態を拡大して示す斜視図である。
第28図は、実施の形態3に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに組み立て形態を示す斜視図である。
第29図は、第1の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに組み立て形態を示す斜視図である。
第30図は、第2の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す側面の断面図である。
第31図は、第2の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を拡大して示す側面の断面図である。
第32図は、第2の従来技術に係る係止部の構造を拡大して示す斜視図である。
第33図は、第2の従来技術に係る係止部の構造を拡大して示す斜視図である。
第34図は、第3の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す側面図である。
第35図は、第3の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す側面図である。
第36図は、第4の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す斜視図である。
第37図は、第4の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す斜視図である。
第38図は、第4の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す斜視図である。
第39図は、第5の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す斜視図である。
第40図は、第5の従来技術に係る平面ディスプレイ装置の構造並びに配設形態を示す斜視図である。
発明を実施するための最良の形態
1.実施の形態1
第1図は本実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置の正面図であり、第2図は同平面ディスプレイ装置の側面図である。第1図及び第2図に示すように、本平面ディスプレイ装置は、その外形が平面表示パネル1a(例えば、プラズマディスプレイパネル)と筐体1bとから成る表示ユニット1と、当該表示ユニット1の背面1Rの所定の領域上に配設された凸部11上に固定された、破線で示す本体側固定部材25と、設置面4(例えば、壁面)上に固定された設置面側固定部材26とを備えており、本体側固定部材25の上方側端部(第1端部)25T1に設けられた第1支持部251と設置面側固定部材26の上方側端部(第3端部)26T1に設けられた第2支持部261とが互いに支持されることによって、設置面4上に設置可能な構造を有している。
以下の説明において、上記の表示ユニット1、本体側固定部材25及び設置面側固定部材26の詳細な構造を述べることによって、本平面ディスプレイ装置の特徴を明らかにする。
(表示ユニット1)
第3図及び第4図は、表示ユニット1と本体側固定部材25との構造並びに互いの組み立て形態(固定形態)を示す斜視図であり、第3図は表示ユニット1の前面側から見た斜視図であり、第4図は表示ユニット1の背面側から見た斜視図である。
表示ユニット1の外観は、第1図に示すように、平面表示パネル1aと当該平面表示パネル1aを取り囲む箱形の筐体1bとから成る。上記筐体1bの前面には、平面表示パネル1aに対応する形状を有し、当該筐体1bの内部に当該前面と接するように配置された平面表示パネル1aの表示面を露出するための開口部(図示せず)が形成されている。なお、平面表示パネル1aとしては、プラズマディスプレイパネルや液晶パネル等の各種の平面表示パネルが使用される。
そして、第3図及び第4図に示すように、表示ユニット1の背面1Rの所定の領域上には、第1方向D1に平行な第1側面111と、第1方向D1に直交する第2方向D2に平行な第2側面112と、上記第1側面111及び第2側面112で規定付けられる上面113とを有する凸部11が配設されている。かかる凸部11は、表示ユニット1の背面1Rと当該凸部11の上面113との間の距離として与えられる高さH11を有する。
更に、上記凸部11の上面113の四隅の所定の位置には、後述の本体側固定部材25をネジ止めして固定するための4個のネジ穴114が設けられている。
(本体側固定部材25)
次に、本体側固定部材25の構造を第3図乃至第4図を用いて説明する。
本体側固定部材25は、第1及び第2本体側固定部材という2つの互いに対称な形状を有する、別々の部材より成り(このため、それぞれを「第1本体側固定部材25A」、「第2本体側固定部材25B」と呼ぶ)、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの各々は、対応する凸部11の第1側面111をその上面113側から覆い被さるように、しかも、第1方向D1側の両端部25T1,25T2が上面113より突出するように、凸部11の上面113の第2方向D2側の端部近傍に固定される。そのために、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの各々は、基材として、第1方向D1に沿った第1長さ寸法L251と第2方向D2に沿った第2長さ寸法L252A,L252B(L252A=L252B)とを有する、主表面及び断面の形状が長方形の板状部25a(以下「基材25a」とも呼ぶ)を備えている。特に、上記第1長さ寸法L251は、上記凸部11の第1側面111の長さL111よりも長く且つ表示ユニット1の第1方向D1の長さL11よりも短く、上記第2長さ寸法L252A,L252Bは、上記表示ユニット1の第2方向D2の長さL12よりも短く、且つ、本実施の形態1では凸部の第2方向D2に沿った長さL112よりも短い。特に、本体側固定部材25としての第2方向D2に沿った長さ寸法、即ち、両基材25aの長辺部25b間の距離L252は、上記表示ユニット1の第2方向D2の長さL12よりも短く、且つ、本実施の形態1では凸部の第2方向D2に沿った長さL112よりも若干長い(ほぼ同程度)。このため、凸部11に固定された状態にあるときの第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの機能を一体的に捉えるときには、当該長さ寸法L252を「本体側固定部材の第2寸法」と捉えることができる。
更に、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの各々は、上記板状部25aの第1方向D1に沿った一方の長辺部25bより第1方向D1及び第2方向D2に直交する第3方向D3に延びた、主表面及び断面の形状が長方形の板状部25cを有しており、板状部25cの第1方向D1に沿った長さは第1長さ寸法L251に等しく、同部材25cの第3方向D3に沿った長さ寸法L253は凸部11の高さH11以下に設定されている。
更に、本体側固定部材25A,25Bの各々は、板状部25aの第1方向D1に沿った他方の長辺部25dの内で、少なくとも凸部11の第1方向D1の長さL111に相当する距離だけ離れた上方側及び下方側端部(第1及び第2端部)25T1,25T2側のそれぞれの部分より、第3方向D3に沿って延びた、主表面及び断面の形状が長方形の板状部25e,25fを有している。かかる板状部25e,25fは、第1方向D1に沿ってそれぞれ長さL251e,L251fの寸法を有し、第3方向D3に沿って共に凸部11の高さH11以下の寸法L253を有している。上記の長さL251e,L251fは互いにほぼ等しく、共に上記板状部25aの第1長さ寸法L251と上記凸部11の第1方向D1に沿った長さL111との差の半分程度の長さ寸法である。
上述の説明並びに第3図及び第4図からも分かるように、当該両長さ寸法L251,L252のそれぞれを本体側固定部材25(25A,25B)の第1方向D1に沿った長さ寸法及び第2方向D2に沿った長さ寸法であると捉えることができる。同様に、上記基材25aの上方側及び下方側端部(第1及び第2端部)25T1,25T2のそれぞれを本体側固定部材25(25A,25B)の上方側及び下方側端部(第1及び第2端部)と呼んでも良い。
なお、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの上述の構造は、第1方向D1から見た断面形状が「コ」の字型である長尺の部材を準備し、当該長尺部材を長さL251の部材に切断した後に、当該部材の第2方向D2に関して対面し合う両平面の一方の平面の長手方向(第1方向D1)の両端部からそれぞれ長さL251e,L251fの範囲で与えられる部分(上記板状部25e,25fの相当)を残して切断・削除することにより、形成することができる。
従って、かかる形成方法から本体側固定部材25の構造を眺める場合には、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bは、その長手方向から見た断面形状が「コ」の字型である長さL251の長尺部材の対面する両平面の一方の平面の内で、その長手方向(第1方向D1)の両端部からそれぞれ長さL251e,L251fの範囲で与えられる部分(上記板状部25e,25fの相当)以外の部分が削除された構造を有しており、上記の「コ」の字型の断面形状において、対向する2辺の寸法(即ち、板状部25c,25e,25fの第3方向D3に沿った長さ)は共に長さL253であり、その両端部に当該2辺を有する辺の寸法(即ち、基材25aの第2方向D2に沿った長さ)は長さL252A,L252Bである、と捉えることもできる。
更に、第1本体側固定部材25Aは、板状部25c及び板状部25eの互いに対面する表面とは反対側の表面(以下、「外表面」と呼ぶ)上に、当該各外表面と直角を成す方向、即ち、第2方向D2に沿って互いに逆向きに延長形成された円柱状又は円筒状の突起部(第1突起部に該当)251を有する。そして、2つの突起部251の双方又は一方は、第1本体側固定部材25Aの第1端部25T1に設けられる第1支持部を形成している。詳細には、後述の第10図の側面図及び第11図の上面図に示すように、上記突起部251のそれぞれは、両板状部25c,25eの上方側端部(第1端部)25T1側の第3方向D3に沿った辺に上記突起部251の外縁が内接するように配置されている。
同様に、第2本体側固定部材25Bもまた第2方向D2に互いに逆向きに延長形成された突起部(第2突起部)251を有しており、これらの突起部251の双方又は一方は、第2本体側固定部材25Bの上方側端部(第1端部)25T1に設けられた第1支持部を成す。
また、第4図に示すように、互いに対称な形状を成す第1及び第2の本体側固定部材25A,25Bの各々は、基材25aの表面(裏面)と凸部11の上面113とを接触させ、且つ、第3方向D3に張り出した板状部25cの板状部25e,25fに対面する表面(裏面)と凸部11の第1側面111とを接触させて、当該本体側固定部材25A,25Bを凸部11に取り付ける際に、上面113上の各ネジ穴114の中心軸が各ネジ穴252の中心軸に対応するように、それぞれの基材25a内に設けられた2個のネジ穴252を有している。
次に、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの下方側端部(第2端部)25T2側の構造を、かかる部分付近の拡大図である第5図及び第6図を用いて説明する。なお、第5図及び第6図は、第3図及び第4図に示す第2本体側固定部材25Bについて図示したものであるが、以下の説明は、勿論、第1本体側固定部材25Aについても適用可能である。第5図は第4図と同一の方向から当該部分を見た図であり、第6図は第3図と同一の方向から当該部分を見た図である。また、第6図では説明の便宜上、板状部25fの一部を破断させて図示している。
第5図乃至第6図に示すように、第2本体側固定部材25Bの下方側端部(第2端部)25T2は、同部25T2を設置面側固定部材26の対面する下方側端部(第4端部)26T2に固定結合させるための機構を有している。即ち、板状部25aの下方側端部(第2端部)25T2側の所定の位置には開口部25Kが設けられており、3つの板状部25Ka,25Kb,25Kc(第1板状部)が順次に結合して成る、断面形状が台形の庇(ひさし)状部材(第1固定部)25K1が、当該開口部25Kから内側へ、即ち、表示ユニット1の背面1R側へ突出するように、第2本体側固定部材25Bの表面上に配置されている。詳細には、当該部材25K1は、上記の板状部25Kbの第2方向D2に沿った2辺のそれぞれと板状部25Ka,25Kcのそれぞれの第2方向D2に沿った一方の辺とが結合して稜25Kab,25Kbcを成し、板状部25Kaの第2方向D2に沿った他方の辺は、上方側端部(第1端部)25T1(例えば第3図参照)側の開口部25Kの第2方向D2に沿った辺と結合しており、板状部25Kcの第2方向D2に沿った他方の辺は、下方側端部(第2端部)25T2のエッジに面した開口部25Kの第2方向D2に沿った辺と結合している。この時、後述の第16図の側面図(断面図)に示すように、板状部25Kbは基材25aと平行を成すように配置されている。
更に、後述の第16図の側面図(断面図)に示すように、板状部25Kcは、表示ユニット1が設置面4上に設置された場合に、後述の設置面側固定部材26の板状部26Kcと面接触しうるように角度調整されて配置されている。しかも、板状部25Kcは、板状部25Kcと後述の板状部26Kcとが面接触した状態において、板状部26Kcに設けられた後述の下部固定用ネジ穴265の中心軸にその中心軸が一致する位置に、下部固定用穴部255を有している。
(設置面側固定部材26の構造)
次に、設置面側固定部材26の構造を第7図乃至第9図を用いて説明する。
第7図に示すように、設置面側固定部材26は、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bと、かかる第1及び第2設置面側固定部材26A,26B間の距離を規定するための第1及び第2位置決め部材27A,27B(以下、「位置決め部材27」と総称する)とから構成される。まず、互いに対称な形状を有する第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの構造について詳述する。
第7図に示すように、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの各々は、第2方向D2に沿って第3図又第4図の本体側固定部材25の基材25aの幅(長さ)L252A,L252Bよりも広い幅(長さ)L262A,L262B(L262A=L262B)と、第1方向D1に沿った、同基材25aの長さL251と同一の長さL261とを有し、その主表面及び断面の形状が長方形状の板状部26a(以下、「基材26a」とも呼ぶ)を備えている。当該基材26aの内で上方側端部(第3端部)26T1及び下方側端部(第4端部)26T2側におけるそれぞれの所定の位置には、本設置面側固定部材26を設置面4(第2図参照)に対してネジ等によって固定する際に用いる穴部262が形成されている。
更に、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの各々は、当該基材26aの第1方向D1に沿った一方の長辺部26b上より第3方向D3に延びた、その主表面及び断面の形状が長方形の板状部26cを有し、当該基材26aの第1方向D1に沿った他方の長辺部26d上より第3方向D3に延びた、その主表面及び断面の形状が長方形状の板状部26e,26f,26gを更に有している。
上記板状部26cの形状寸法については、第1方向D1に沿った長辺の長さは基材26aと等しく、第3方向D3に延びた短辺の長さ寸法L263は、第3図の板状部25cの第3方向D3の長さL253に略等しい。
特に、本体側固定部材25の第1端部25T1に対面する上方側端部(第3端部)26T1の一郭を成す板状部26cの端部には、第3図又は第4図に示す第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの突起部251を挿入可能な(ここでは遊嵌可能な)略U字型の切り込み部261が第1方向D1に沿って形成されている。
ここで、第1設置面側固定部材26Aの切り込み部261を「第1切り込み部」と定義するならば、第2設置面側固定部材26Bの切り込み部261は「第2切り込み部」に該当し、第1及び第2切り込み部261は共に「第2支持部」を構成する。
他方、板状部26eは、第1方向D1に沿って、第3図の板状部25eの第1方向D1に沿った長さL251eに略等しい長さと、第3方向D3に沿った上記長さ寸法L263に略等しい長さとを有している。更に、当該板状部26eの基材26a側の所定の位置には、位置決め部材27の端部273を挿入可能なスリット状の貫通孔である差し込み部263が形成されている。
特に、上方側端部(第3端部)26T1の一郭を成す板状部26eの上側エッジ部分の内で、板状部26cの切り込み部261に対面しうる所定の部分には、切り込み部261と同様の形状の切り込み部261が形成されている。第1設置面側固定部材26Aの板状部26eが有する切り込み部261を「第3切り込み部」と呼ぶと、第2設置面側固定部材26Bの板状部26eが有する切り込み部261は「第4切り込み部」に該当することになり、第3及び第4切り込み部は共に「第2支持部」の一部を形成する。
また、板状部26fは、第1方向D1に沿って、第3図の上記板状部25fの第1方向D1に沿った長さL251fに略等しい長さと、第3方向D3に沿った上記長さ寸法L263に略等しい長さとを有している。更に、当該板状部26fの基材26a側の所定の位置には、差し込み部263と同様の形状の差し込み部263が形成されている。
更に、板状部26gは、表示ユニット1の凸部11の第1方向D1の長さL111以上に設定された第1方向D1に沿った長さを有し、第3方向D3に平行な方向には、上記長さL263よりも短く、且つ、第3方向D3における板状部26e,26fとの段差寸法が凸部11の第3方向D3の長さ(高さ)H11以下となるような所定の長さを有している。そして、当該板状部26gの第1方向D1に沿った両端部のそれぞれは、上記板状部26e,26fの第1方向D1の端部であって互いに対向する各端部と一体化している。
なお、以上の説明及び以下の説明では、上記基材26aの上方側端部(板状部26cと板状部26eとで規定付けられる部分)、板状部26e及び板状部26eに対面する板状部26cの部分から成る部分を設置面側固定部材26自体の上方側端部(第3端部)26T1と総称し、基材26aの下方側端部(板状部26cと板状部26fとで挟まれ規定付けられる部分第2端部)、板状部26f及び板状部26fに対面する板状部26cの部分から成る部分を設置面側固定部材26の下方側端部(第4端部)26T2と総称している。
第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの上述の構造は、第1方向D1から見た断面形状が「コ」の字型である長尺の部材を準備し、当該長尺部材を長さL261の部材に切断した後に、当該部材の第2方向D2に関して対面し合う両平面の一方の平面の一部を切断・除去すると共に、それぞれ所定の位置に下部固定用ネジ穴262と差し込み部(貫通孔)263とを設けることによって、形成することができる。かかる切断・除去されるべき部分とは、上記一方の平面内であって、長手方向(第1方向D1)に対しては、両端部からそれぞれ長さL251e,L251fに略等しい長さの範囲で与えられる部分(上記板状部26e,26fの相当)以外の部分であり、且つ、当該長手方向と直角を成す方向(第3方向D3)に対しては、少なくとも、「コ」字型を成す他の2面とは接しない長手方向の長辺側から表示ユニット1の凸部11の高さH11に略等しい距離で与えられる部分(従って、当該方向に残存する部分が上記板状部26gに相当)である。
従って、かかる形成方法から第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの構造を眺める場合には、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bは、その長手方向から見た断面形状が「コ」の字型である長さL261の長尺部材の対面する両平面の一方の平面の内で、その長手方向(第1方向D1)の両端部からそれぞれ上記長さ寸法L251e,L251fに略等しい等しい長さの範囲で与えられる部分(上記板状部26e,26fの相当)以外の部分であって、少なくとも、「コ」字型を成す他の2面とは接しない長手方向の長辺側から表示ユニット1の凸部11の高さH11に対応する距離で与えられる部分(残存する部分が上記板状部26gに相当)が削除された構造を有していると捉えることができる。このとき、上記の「コ」字型の断面形状において、対向する2辺の寸法、即ち、板状部26c,26e,26fの第3方向D3に沿った長さは共に長さL263であり、その両端部に当該2辺を有する辺の寸法(即ち、基材26aの第2方向D2に沿った長さ)は長さL262A,L262Bである。
更に、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの各々は、その下方側端部(第4端部)26T2の一郭を成す基材26aの端部側であって、板状部26c,26f側の基材26aの表面(設置面に接しない側の面)上より突出した形状の庇状部材(第2固定部)26K1を有している(但し、その突出量は長さL263未満)。この部材26K1の構造を、第1設置面側固定部材26Aの下方側端部(第4端部)26T2近傍の拡大図である第8図を用いて説明をする。なお、第8図では、その説明の便宜上のために、板状部26cの一部を破断させて、これを図示している。
第8図に示すように、当該部材26K1は、それぞれが第2方向D2に沿った長さL262A,L262B(第7図参照)未満の長さ寸法を有する、その主表面及び断面の形状が長方形の4つの板状部26Ka,26Kb,26Kc(第2板状部),26Kdが一体化して構成される。
詳細には、板状部26Kaは、板状部26c,26fが形成されている側の基材26aの表面上に、第1方向D1に沿って固定されており、当該板状部26Kaの第2方向D2に沿った一方の辺は、板状部26Kbの第2方向D2に沿った一方の辺と結合して稜26Kabを形成している。
当該板状部26Kbは、基材26aの上記表面に対して所定の第2傾斜角度を有して配置されており、板状部26Kbの上記一方の辺に対向する他方の辺は、上記下部固定用穴部255(第5図又は第6図参照)の中心軸とその中心軸が一致するように下部固定用ネジ穴265が形成された板状部26Kcの第2方向D2に沿った一方の辺と結合して稜26Kbcを形成している。
そして、当該板状部26Kcの上記一方の辺に対向する他方の辺は、基材26aの上記表面上に第1方向D1に沿って固定された板状部26Kdの第2方向D2に沿った一方の辺と結合して、稜26Kcdを形成している。このとき、板状部26Kdの上記一方の辺に対向する他方の辺は、基材26aの下方側端部(第4端部)26T2側の第2方向D2に沿った短辺上方に位置するように配置されている。しかも、板状部26Kcは、基材26aの上記表面に対して所定の第1傾斜角度を有しており、上記2つの板状部26Kb,26Kcから成る部分の断面形状は上記所定の第1及び第2傾斜角度を有する三角形を形成している。
次に、位置決め部材27の構造を説明する。
第7図又は第9図に示すように、第1及び第2位置決め部材27A,27Bのそれぞれは同一形状・同一寸法を有している。詳細には、両部材27A,27Bは、第1方向D1に沿った長さないしは幅L272と第2方向D2に沿った長さL272aとを有する、主表面及び断面の形状が両端部を除いて長方形の板状部材であり、その第2方向D2における両端部が、設置面側固定部材26の差し込み部263に挿入可能な幅に加工された段差形状を有する。このため、上記の長さ寸法L272は差し込み部263の第1方向D1の長さ寸法よりも長く設定されており、その両端部を除く、上記差し込み部263に挿入されない第2方向D2の長さ寸法は長さL272b(<L272a)に設定されている。
第1位置決め部材27Aの両端部273はそれぞれ、両設置面側固定部材26A,26Bのそれぞれの上方側端部26T1における各差し込み部263に嵌合され、同様に、第2位置決め部材27Bの両端部273はそれぞれ、両設置面側固定部材26A,26Bのそれぞれの下方側端部26T2における各差し込み部263に嵌合される。これによって、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bと第1及び第2の位置決め部材27A,27Bとの4個の部材が一体化され、設置面側固定部材26が完成する。そして、当該設置面側固定部材26は、かかる一体化状態を保って、設置面4(図2参照)上に穴部262を介してネジ止め固定される。従って、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの対面する平面26e,26f,26g間の距離は、両位置決め部材27A,27Bの第2方向D2の長さ寸法L272bとして規定され、その結果、設置面側固定部材26の第2方向D2の長さ寸法L262は(L262A+L262B+L272b)となる。
(本平面ディスプレイ装置の組み立て方法)
以下に、本平面ディスプレイ装置の組み立て方法ないしは設置方法を説明する。
まず、既述した構造を有する凸部11付き表示ユニット1,本体側固定部材25及び設置面側固定部材26を準備する。特に、設置面側固定部材26の組み立て方法は、第7図又は第9図に示すように行う。即ち、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bのそれぞれの上方側端部26T1における各差し込み部263に第1位置決め部材27Aの各端部273を嵌合し、且つ、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bのそれぞれの下方側端部26T2における各差し込み部263に第2位置決め部材27Bの各端部273を嵌合して両部材26A,26B,27A,27Bを一体化することによって、設置面側固定部材26を組み立てる。
そして、一体化された設置面側固定部材26を設置面4(図2参照)内の所定の位置に穴部262を介して、ネジ5によって固定する。なお、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの両者間の距離を適切に設定できる限りにおいては、位置決め部材27を使用しなくても良い。
次に、第4図又は第9図に示すように、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bを表示ユニット1の凸部11の上面113上に配置して固定する。
詳細には、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの各基材25aの表面であって、第3方向D3に張り出した板状部25c,25e,25fを有する側の表面(裏面)と凸部11の上面113の内で第2方向D2の端部領域(2つの穴114が第1方向D1に形成されている領域)とを接触させて、且つ、板状部25cの板状部25e,25fに対面する側の表面(裏面)と凸部11の第1側面111とを接触させて(隙間を設けて対面させても良い)、しかも、それぞれの両端部25T1,25T2が第1方向D1において上面113より突出するように、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの各々を凸部11上に配置する。そして、この状態において互いの中心軸が一致している、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの各ネジ穴252と上面113上の各ネジ穴114とを介して、本体側固定部材25をネジ3によって凸部11の上面113に固定する。
次に、本体側固定部材25が固定された表示ユニット1を設置面側固定部材26に設置する。この方法を第9図乃至第15図を用いて説明する。なお、第10図は第9図において第2方向D2から本平面ディスプレイ装置が設置される状況を見た場合の側面図(拡大図)であり、第11図は第9図において第1方向D1から本平面ディスプレイ装置が設置される状況を見た場合の上面図(拡大図)である。また、図面の煩雑化を避けるために、第15図ではネジ3,5の図示を省略している。
第9図ないしは第11図に示すように、第1本体側固定部材25Aの2つの突起部(それらは第1及び第3突起部から成る)251をそれぞれ第1設置面側固定部材26Aの対応する切り込み部(各々は第1及び第3切り込み部に該当)261内に挿入し、同様に、第2本体側固定部材25Bの突起部(第2及び第4突起部から成る)251をそれぞれ第2設置面側固定部材26Bの対応する切り込み部(各々は第2及び第4切り込み部に該当)261に挿入する。これによって、第1〜第4突起部251はそれぞれ第1〜第4切り込み部261に遊嵌された状態で支持されることとなり、その結果、表示ユニット1は、設置面4上に配置される。
このようにして設置面4上に設置されたときの本平面ディスプレイ装置においては、第14図及び第15図(第14図中の破線で囲んだA部の拡大図)の上面図並びに既述の第2図の側面図に示すように、突起部251と切り込み部261とが互いに支持されている状態にある。そこで、突起部251を「第1支持部251」と総称し、切り込み部261を「第2支持部261」と総称する。なお、「第1支持部」としては、少なくとも、第4図の4つの突起部251の内で第1本体側固定部材25Aの2つの突起部の内の1つと第2本体側固定部材25Bの2つの突起部の内の1つとから、これを構成することが可能である。従って、「第2支持部」の最低限の構成も「第1支持部」の場合に応じて同様に定まる。
なお、円柱状又は円筒状の突起部ないしは第1支持部251としては、例えば第12図の側面図及び第13図の上面図に示す六角穴付ボルトの頭部2511を用いることができる。この場合には、突起部251(第10図又は第11図参照)が設けられるべき位置にネジ穴を形成して、当該ネジ穴に六角穴付ボルトのネジ部2512を螺合させることによって、突起部251を形成することができる。
更に、本平面ディスプレイ装置では、本体側固定部材25及び設置面側固定部材26が各々の上方側端部25T1,26T1側において支持されて設置面4上に配置された後に、本体側固定部材25と設置面側固定部材26とを両部材25,26の下方側端部25T2,26T2側においてネジ止めして固定する。かかる点について、既述の第2図において本平面ディスプレイ装置(特に下方側端部25T2,26T2近傍)を第1及び第3方向D1,D3を含む平面で切断した場合の断面図である第16図を用いて説明する。
既述した通り、本平面ディスプレイ装置は、本体側固定部材25の庇状部材(第1固定部)25K1(第5図又は第6図参照)と設置面側固定部材26の庇状部材(第2固定部)26K1(第8図参照)とを備えており、庇状部材25K1の窪んだ部分に庇状部材26K1の突出部が挿入可能な構造を有している。しかも、突起部251の切り込み部261への挿入作業によって本体側固定部材25が設置面側固定部材26へ装着された状態においては、第16図に示すように、同一角度で同一方向に傾斜し合った板状部25Kcと板状部26Kcとが互いに面接触しており、且つ、本体側固定部材25の下部固定用穴部255の中心軸と設置面側固定部材26の下部固定用ネジ穴265の中心軸とが互いに一致している。換言すれば、かかる面接触と中心軸の一致とが上記挿入作業後に実現されるように、両部材25K1,26K1の形状及び形成角度が調整ないしは設定されている。
このため、本体側固定部材25と設置面側固定部材26とを、上記の下部固定用穴部255及び下部固定用ネジ穴265を介して、ネジ(固定部材)7によって互いに締結することができ、これにより、本体側固定部材25は設置面側固定部材26に固定される。
以上の構造を有し、以上の手順に従って設置面上に配設される本平面ディスプレイ装置によれば、以下の効果を得ることができる。
(a)本平面ディスプレイ装置では、表示ユニット1の背面1R側の凸部11に固定された本体側固定部材25の突起部251と設置面4に固定された設置面側固定部材26の切り込み部261とが、両部材25,26の各上方側端部25T1,26T1において互いに支持されており、更に、両部材25,26の下方側端部25T2,26T2において、下部固定用穴部255及び下部固定用ネジ穴265を介してネジ7によって互いに締結されている。従って、上記2つの両部材25,26は、突起部251の切り込み部261による支持及びネジ7による締結によって、互いに強固に固定されており、しかも、表示ユニット1と本体側固定部材25とはネジ3による締結によって互いに強固に固定されている。これにより、本平面ディスプレイ装置ないしは表示ユニット1は設置面4上に強固に固定されるので、第1乃至第3の従来技術のように、表示ユニットと壁掛け用部材との固定が外れてしまったり、ずれてしまったりするという事態が全く発生しない。勿論、第3の従来技術のように、第34図又は第35図の表示ユニット301が側壁面304に衝突してしまうことは無い。
しかも、例えば第9図に示すように、本体側固定部材25及び設置面側固定部材26は共に、第1方向D1から見た場合の断面形状が「L」字型又は2つの「L」字型を互いに向き合わせて組み合わせた「コ」字型であるので、両部材25,26自身の強度が非常に高い。
(b)更に、本体側固定部材25及び設置面側固定部材26は、基本的に、板状部材の切断加工及び曲げ加工ないしは「コ」字型の長尺部材の切断加工によって形成可能な簡単な構造であり、また、本体側固定部材25を表示ユニット1に固定するための凸部11も非常に簡単な構造である。このため、第29図に示す第1の従来技術に係る固定部材102や、第30図乃至第33図に示す第2の従来技術に係る、表示ユニット201の裏面に設けられた凹部2301内に収納可能な係止部230や、第37図乃至第38図に示す第4の従来技術に係る取付台408b,408c、あるいは、表示ユニット4012,4013と取付台408b,408cとが嵌合する部分の構造のように、壁面に設置するための部材に高い寸法精度が必要とされることはない。勿論、本平面ディスプレイ装置によれば、第36図に示す第4の従来技術に係る取付部408aのように壁面404を加工する必要性は全く無い。
従って、本平面ディスプレイ装置ないしは上記両固定部材25,26は、第1乃至第2並びに第4の従来技術に係る上記部材等と比較して、従来の部材のコスト及び製造コストを大幅に低減化することができる。
(c)例えば第9図に示すように、本体側固定部材25は、表示ユニット1の凸部11の第2方向D2における両端部にのみ配設される、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bから構成される。他方、設置面側固定部材26は、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bと、両固定部材26A,26B間の距離を規定するための第1及び第2位置決め部材27A,27Bとのみで構成されている。従って、本体側固定部材25及び設置面側固定部材26は、第37乃至第38図に示す第4の従来技術に係る取付台408b,408cのような大型の部材から成る取付台と比較して、非常に軽量である。
(d)第9図乃至第13図に示すように、本平面ディスプレイ装置では、予め設置面4上の所定の位置に固定された設置面側固定部材26の上方側端部26T1の切り込み部261に、表示ユニット1に固定された本体側固定部材25の上方側端部25T1の突起部251を挿入するだけで、表示ユニット1を設置面4上に配設することができる。更に、第16図に示すように、その両下方側端部25T2,26T2において両部材25,26をネジ7で締結する作業は、上述の突起部251と切り込み部261との挿入後に行うことができ、しかも、庇状部材25K1,26K1中の板状部25Kc,26Kcが設置面4に対して傾斜しているので、かかる作業を平面ディスプレイ装置の斜め下方から行うことができる。特に、この利点は、設置面4が横方向からネジ止め作業をすることが容易ではない壁面であるときに顕著である。従って、本平面ディスプレイ装置によれば、第39図乃至第40図に示す第5の従来技術に係る表示ユニット501の取付作業と比較して、飛躍的に作業性が向上された平面ディスプレイ装置を提供することができる。
(e)本平面ディスプレイ装置では、第9図乃至第15図に示すように、本体側固定部材25は、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの各基材25aの表面であって、第3方向D3に張り出した板状部25c,25e,25fを有する側の表面と凸部11の上面113とが接触して配置されている。更に、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの基材26aの第2方向D2に沿った長さ寸法L262A,L262B(第7図参照)は、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの基材25aの第2方向D2に沿った長さ寸法L252A,L252B(第3図参照)よりも長い(広い)ので、第15図に示すように、第1及び第2本体側固定部材25A,25Bはそれぞれ第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの「コ」字形状の内部に収納されている。
このため、本体側固定部材25及び設置面側固定部材26の各々は、それ自身が第3方向D3に沿った長さ寸法L253,L263(第4図及び第7図参照)を有しているにもかかわらず、本平面ディスプレイ装置によれば、第14図乃至第15図に示すように、表示ユニット1の背面1R(第4図参照)から設置面4までの距離は凸部11の高さH11(第4図参照)にほぼ等しい。従って、本平面ディスプレイ装置によれば、平面ディスプレイ装置の設置面4からの突出量を抑制できるので、プラズマディスプレイパネル等が用いられる薄型平面表示装置としての特徴をそのまま活かした平面ディスプレイ装置取り付け構造を提供することができる。
(f)更に、第2図乃至第4図に示すように、本体側固定部材25の両端部25T1,25T2は、第1方向D1において上面113より突出するように凸部11上に配置されており、しかも、当該突出している部分、即ち、第1方向D1における両端部25T1,25T2の板状部25e及び板状部25fを有する範囲の部分の第1方向D1に沿った長さ寸法L251e,L251fは、凸部11の第2側面112から表示ユニット1の第1方向D1における側面までの距離よりも短く設定されている。更に、本体側固定部材25及び設置面側固定部材26の第1方向D1に沿った長さ寸法L251,L261(第3図及び第7図参照)は、表示ユニット1の第1方向D1に沿った長さ寸法L11よりも短く設定されている。換言すれば、これらの長さ関係が得られるように、凸部11の背面1R上への配設位置が規定されていると言える。従って、表示ユニット1をその前面(背面1Rに対向する面)の前方側から見たときには、本体側固定部材25及び設置面側固定部材26が、表示ユニット1の外枠からはみ出すことはない。この点で、本平面ディスプレイ装置によれば、第34図乃至第35図に示す第3の従来技術に係る吊り下げ用部材350,3501,3502及び壁掛け用部材340,3401や、第39図に示す第5の従来技術に係る固定部材5021よりも優位性を有すると共に、平面ディスプレイ装置全体の寸法ないしは配設スペースを小さくすることができる。
なお、本実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置では、本体側固定部材25と設置面側固定部材26とは、両下方側端部25T2,26T2において互いに強固に固定されるので、突起部251の切り込み部261への「挿入」の態様とは、▲1▼両部251,261間に遊びが無い状態で挿入する場合(「嵌合」)、及び、▲2▼両部251,261間に遊びが有る状態で挿入する場合(「遊嵌」)のいずれの場合であっても良い。
(実施の形態1の変形例1)
第16図に示すように、上述の実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置では、本体側固定部材25と設置面側固定部材26とをネジ7によって締結する作業を当該平面ディスプレイ装置の斜め下方から行うことができるようにするために、本体側固定部材25の下方側端部25T2には庇状部材25K1(第5図乃至第6図参照)が形成され、設置面側固定部材26の下方側端部26T2には庇状部材26K1(第8図参照)が形成されている。
これに対して、第17図に示すように、開口部25K及び庇状部材25K1(第5図乃至第6図参照)の代わりに、第9図の本体側固定部材25の板状部25cに相当する板状部35c(第1板状部)の内で、下方側端部(第2端部)の一郭を成す端部の所定の位置に下部固定用穴部355が設けられた第1及び第2本体側固定部材35A,35Bから成る本体側固定部材35を準備し、更に、庇状部材26K1(第8図参照)の代わりに、第9図の本体側固定部材26の板状部26cに相当する板状部36c(第2板状部)の内で、設置面側固定部材36の下方側端部(第2端部)の一郭を成すその端部に下部用固定穴部355の位置に対応するように下部固定用ネジ穴365が設けられた第1及び第2設置面側固定部材36A,36Bと位置決め部材27とから成る設置面側固定部材36を準備して、これらの固定部材35,36を既述した固定部材25,26に代わるものとして用いても良い。
このとき、下部固定用穴部355及び下部固定用ネジ穴365は、本体側固定部材35が設置面側固定部材36の「コ」字形状の内部に収納された場合に、互いの中心軸が一致するように形成されている。
つまり、板状部(第1板状部)35cの端部を第1固定部と呼び、板状部(第2板状部)35cの端部を第2固定部と呼ぶときには、第1及び第2固定部ないしは第1及び第2板状部35c,36cが互いに面接触しうる位置に形成されており、ネジ(固定部材)73を介して互いに固定されることによって、本体側固定部材35と設置面側固定部材36とが互いに固定されている。
かかる本体側固定部材35と設置面側固定部材36とを用いて表示ユニット1を設置面4上に配設するときには、第17図に示すように、両固定部材35,36は、本平面ディスプレイ装置の第2方向D2の両側からネジ(固定部材)73の締結作業を行うことができるので、本変形例1に係る平面ディスプレイ装置によっても、第39図乃至第40図に示す第5の従来技術に係る表示ユニット501の取付作業と比較して、飛躍的に作業性が向上された平面ディスプレイ装置を提供することができる。また、実施の形態1と比較しても、その構造を簡単化しうるという利点もある。
(実施の形態1の変形例2)
第18図に示すように、本変形例2に係る平面ディスプレイ装置は、本体側固定部材25(第9図参照)に相当する本体側固定部材45が用いられ、設置面側固定部材26(第9図参照)に相当する設置面側固定部材46が用いられる。
詳細には、第18図に示すように、第1及び第2本体側固定部材45A,45Bのそれぞれは、開口部25K及び庇状部材25K1(第5図乃至第6図参照)の代わりに、板状部25cの表示ユニット1側の長辺の下方側端部(下方側端部25T2(第4図参照)に相当)と結合されて、「コ」字形状の外側において板状部25cと所定の角度を成す板状部45h(第1固定部ないしは第1板状部)を有する。当該板状部45hの所定の位置には下部用固定穴部455が形成されている。
他方、第18図に示すように、第1及び第2設置面側固定部材46A,46Bのそれぞれは、庇状部材26K1(第8図参照)の代わりに、板状部26cの下方側端部(下方側端部26T2(第7図参照)に相当)の「コ」字形状の外側に板状部46h(第2板状部ないしは第2固定部),46h2から成る「V」字型部材(第2固定部)を有する。詳細には、板状部46hの一方の端部が板状部26cの表示ユニット1側の長辺の下方側端部と結合しており、当該板状部46hの他方の端部が板状部46h2の一方の端部と結合しており、当該板状部46h2の他方の端部が板状部26cの表示ユニット1とは反対側の長辺(第7図の長辺26bに相当)の下方側端部25T2(第4図参照)と結合している。また、当該板状部46hの所定の位置には下部用固定ネジ穴465が形成されている。
特に、板状部26cと板状部46hとが成す角度は、板状部25cと板状部45hとが成す上記所定の角度と等しく、下部固定用穴部455及び下部固定用ネジ穴465は、本体側固定部材45が設置面側固定部材46の「コ」字形状の内部に収納された場合に、互いの中心軸が一致するように形成されている。このため、両者45,46の第2端部ないしは下方側端部は共に重なり合った両板状部45h,46hを介してネジ74によって互いに固定されることとなる。かかる点においては、上記の板状部46h2は、必須の構成要素ではないとも考えられるが、同部材46h2を備えることによって、板状部46hと板状部26cとがなす上記角度を確実に設定し、これを保持することができるという利点がある。
かかる本体側固定部材45と設置面側固定部材46とを用いて表示ユニット1を設置面4上に配設するときには、第18図に示すように、板状部45h,46hと板状部25c,26cとが成す角度に応じた第3方向D3に対する角度で規定される正面斜め方向から、ネジ(固定部材)74による両固定部材45,46の締結作業を行うことができる。このため、本変形例2に係る平面ディスプレイ装置によっても、第39図乃至第40図に示す第5の従来技術に係る表示ユニット501の取付作業と比較して、飛躍的に作業性が向上された平面ディスプレイ装置を提供することができる。特に、設置面4が壁面であるときに、本構造を採用する意義は大きい。
2.実施の形態2
上述の実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置は、第16図に示すように、本体側固定部材25及び設置面側固定部材26の下方側端部25T2,26T2において、ネジ7によって締結されることにより、表示ユニット1ないしは平面表示パネル1a(第1図参照)が設置面4に対して平行に配設されるものであるが、本実施の形態2は、後述の第21図に示すように、表示ユニット1ないしは平面表示パネル1a(第1図参照)を設置面4に対して所定の角度で傾斜させた状態で配設可能な平面ディスプレイ装置の構造を提供することに特徴がある。即ち、遊嵌状態で互いに支持し合う突起部251と切り込み部261とから成るリンク機構を利用して、本体側固定部材25に後述するチルト機能を持たせようとするものである。以下、この点について説明するが、以下の説明においては、既述の実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
第19図は、本実施の形態2に係る設置面側固定部材の下方側端部の構造を拡大して示す斜視図である。当該設置面側固定部材は、基本的に既述の設置面側固定部材26を使用して実現することができるので、本実施の形態2に係る設置面側固定部材を「設置面側固定部材26」と呼ぶと共に、当該設置面側固定部材の各構成要素についても、実施の形態1に係る設置面側固定部材26の構成要素と同一要素には同一の参照符号を付している。
第19図に示すように、基材26aの第2方向D2の両端より表示ユニット1側に張り出した第1設置面側固定部材26Aの板状部26cの下方側端部及び板状部26fであって、第2方向D2において互いに対面し合う所定の位置には、第2方向D2から見た形状があたかも円形状の貫通孔と第1方向D1に長手方向を有するスリット状の貫通孔との結合から成る穴部266が、互いの中心軸を一致させて形成されている。
そして、第1設置面側固定部材26Aは、板状部26c側から板状部26f側に貫通するように、両穴部266内に遊嵌されて、第1方向D1及び第3方向D3によって規定される平面内に回動可能に支持されたストッパ28を有している。このため、以下、穴部266を「ストッパ取り付け穴266」とも呼ぶ。かかるストッパ28は、本体側固定部材25を設置面側固定部材26に対して所定の角度で傾斜させるために、所定の形状に加工された線材である。即ち、第3方向D3に沿って所定の長さ寸法を有する線材28eの一方の端部と第2方向D2に所定の長さ寸法を有する線材28dの一方の端部とが結合され、当該線材28dの他方の端部と第3方向D3に沿って所定の長さを有する線材28cの一方の端部とが結合され、当該線材28cの他方の端部には、第2方向D2に沿って、第1設置面側固定部材26Aの第2方向D2の長さ寸法L262A以上の所定の長さを有し、且つ、穴部266の円形状の貫通孔の部分内に遊嵌可能な直径を有する線材28bの一方の端部が結合され、当該線材28bの他方の端部には、穴部266内に挿入可能な形状・寸法の頭部28aが形成されている。
例えば、当該ストッパ28は、以下の手順により加工・形成される。まず、上記穴部266の円形状の貫通孔の部分内に遊嵌可能な直径を有する線材を準備し、その長手方向が第3方向D3に一致するように配置された当該線材の一方の端部から線材28eの長さ寸法に相当する距離だけ離れた位置において、当該線材を第2方向D2へ折り曲げて当該線材の一方の端部側を「L」字型形状となし、当該折り曲げた位置から線材28dの長さ寸法に相当する距離だけ離れた位置において第3方向D3であって、上記線材28eとは反対方向に当該線材を折り曲げ、当該折り曲げた位置から線材28cの長さ寸法に相当する距離だけ離れた位置において第2方向D2であって、上記線材28dと同一の方向に当該線材を折り曲げ、当該折り曲げた位置から線材28bの長さ寸法に相当する距離だけ離れた位置から所定の長さ寸法の延長部分を残して切断し、その後に、当該延長部分を第3方向D3の両側から挟み込んで加圧形成して又はかしめて上記頭部28aを形成することによって、ストッパ28の加工が完了する。
そして、第19図に示すように、ストッパ28の一方の端部である頭部28aは板状部26cのストッパ取り付け用穴266から挿入され、且つ、当該頭部28aが板状部26fのストッパ取り付け用穴266を貫通して突出するように遊嵌されている。
特に、第20図乃至第21図に示すように、本平面ディスプレイ装置では、突起部251は切り込み部261内に遊嵌することによって、本体側固定部材25ないしは表示ユニット1が第3方向D3と第1方向D1とで規定される面内に回動角を有して回動可能となるように、突起部251及び切り込み部261は互いに支持されている。
このため、表示ユニット1及び本体側固定部材25を設置面4ないしは設置面側固定部材26に対して所定の角度(チルト角度)で回動させておき、ストッパ28の他方の端部である線材28eを、第20図乃至第21図に示すように、本体側固定部材25Aの板状部25aのの内で下方側端部25T2を形成する部分であって、第1方向D1においてストッパ取り付け用穴266と対応する位置に形成されたストッパ受け穴256に挿入することによって、天面に向かって表示ユニット1を上記所定の角度で傾斜させた状態を保持することができる。以下、かかる傾斜状態を保持させることを「チルトさせる」と表現し、かかる傾斜状態を保持するための機構(機能)を「チルト機構(機能)」と呼ぶ。
従って、本平面ディスプレイ装置は、以下の効果を奏する。即ち、(g)表示ユニット1を設置面4上の設置面側固定部材26に支持させた後に、表示ユニット1を一定の角度にまで傾斜させて、この傾斜状態を保持することができ、この場合には、本体側固定部材25の下方側端部25T2と設置面側固定部材26の下方側端部26T2との間に一定の空間が形成・保持されるので、表示ユニット1の設置面4上への配設後であっても、表示ユニット1の背面に設けられたコネクタにケーブルを接続する作業や表示ユニット1のメンテナンス作業等を容易に行うことができる。従って、本平面ディスプレイ装置によれば、第39図乃至第40図に示す第5の従来技術に係る平面ディスプレイ装置と比較して、当該装置に関する各種の作業性が向上された壁掛け可能な平面ディスプレイ装置を提供することができる。
(h)更に、本平面ディスプレイ装置の使用時に、表示ユニット1ないしは平面表示パネル1a(第1図参照)を傾斜させ、かかる状態を保持する場合には、当該平面ディスプレイ装置の視認性を向上させることも可能である。
なお、上述の説明では、ストッパ取り付け用穴266及びストッパ受け穴256を第1設置面側固定部材26A及び第1本体側固定部材25Aの各側面(板状部26c,25c)に設けて、ストッパ28を取り付ける場合について述べたが、勿論、第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの両側面(板状部26c)にストッパ取り付け用穴266を形成し、第1及び第2本体側固定部材25の両側面(25c)にストッパ受け穴256を形成して、平面ディスプレイ装置の両側にストッパ28を取り付けても良い。
(実施の形態2の変形例1)
本変形例1では、第22図に示すように、複数個のストッパ取り付け用穴26,266a,266bを第1及び第2設置面側固定部材26A,26Bの一方又は両方における板状部26c内に第1方向D1に沿って形成し、これらの形成に対応して、第1及び第2本体側固定部材25A,25B一方又は両方の基材25a内の、各ストッパ取り付け用穴266,266a,266bに対応する位置に各ストッパ受け穴256,256a,256bを形成している。この場合には、複数個の組み合わせの中から適当なストッパ取り付け用穴266,266a,266bとその受け穴256,256a,256bとを決定し、選んだストッパ取り付け用穴とその受け穴とへストッパ28を挿入することによって、ストッパ28の配設位置、即ち、表示ユニット1ないしは平面表示パネル1a(第1図参照)の傾斜角度(チルト角度)を任意に選択・変更することができ、既述したメンテナンス等の作業性をより向上させることが可能であるし、当該作業にあたって柔軟性に富んだ対応ができる。勿論、チルト角度の選択方法は第22図に示す形態に限られることはない。例えば、ストッパ取り付け用穴266とストッパ受け穴256aとを選択して、本体側固定部材25を支持可能な寸法を有するストッパ(従って、ストッパ28の長さに限られない)を用いて、チルト角度の設定を行うことも可能である。
(実施の形態2の変形例2)
更に、第23図に示すように、本平面ディスプレイ装置の当該チルト機構をダンパー281を用いて実現することも可能である。即ち、第23図に示すように、本体側固定部材25の下方側端部25T2側に形成されたダンパー取り付け部2561に、当該取り付け部2561を中心として回動可能な形態でダンパー281の一端を取り付け、ダンパー281の他端を設置面側固定部材26の下方側端部26T2側に形成されたダンパー取り付け部2661に、当該取り付け部2661を中心として回動可能な形態で取り付ける。これによって、上記(g)乃至(h)と同様の効果を得ることができる。勿論、当該ダンパー281を、第1本体側固定部材25A及び第1設置面側固定部材26Aの端部に加えて、第2本体側固定部材25B及び第2設置面側固定部材26Bの端部25T2,26T2にも取り付けることが可能であり、同様の効果が得られる。
(実施の形態2の変形例3)
また、その上方側端部(第21図の上方端部25T1,26T1に相当)の拡大図である第24図乃至第25図に示すように、実施の形態1に係る平面ディスプレイ装置に回転式ダンパー550を本体側固定部材55(本体側固定部材25に相当)及び設置面側固定部材56(設置面側固定部材26に相当)の上方側端部に設けることによって、平面ディスプレイ装置の上記チルト機構を実現することができる。即ち、第24図乃至第25図に示すように、その回転軸551が第1本体側固定部材55Aの第2方向D2において対面する板状部(第11図の板状部25c,25eに対応)から突出するように、当該対面する板状部の間に回転式ダンパーを挿入し、固定する。そして、回転軸551を第1設置面側固定部材56Aの上方側端部(第10図の上方側端部26T1に対応)に形成された、第1方向D1から見た形状が四角形の切り込み部561に嵌合させることによって、上記(g)乃至(h)と同様の効果を得ることができる。勿論、当該回転式ダンパー550は、第2本体側固定部材(第9図の第2本体側固定部材25Bに相当)及び第2設置面側固定部材(第9図の第2設置面側固定部材26Bに相当)に設けても良く、更に、第1及び第2本体側固定部材と第1及び第2設置面側固定部材の両方に設けても良い。
(実施の形態2の変形例4)
次に、第26図に示す通り、表示ユニット1を地面に向かって傾斜させて、かかる状態を保持することができる(チルト可能な)平面ディスプレイ装置の構造を説明する。
第26図に示すように、本変形例4に係る平面ディスプレイ装置においては、本体側固定部材65及び設置面側固定部材66は、第21図の本体側固定部材25及び設置面側固定部材26の構造を基本としており、以下の構造に関してのみ同部材25,26とは異なる。即ち、設置面側固定部材66の上方側端部(第4端部)66T1には、第19図乃至第20図のストッパ取り付け用穴266に相当する穴が形成されており、当該穴に第19図乃至第20図のストッパ28と同様の機能を発揮しうるストッパ282の一端部が挿入されており、当該ストッパ282の他端部は本体側固定部材65の上方側端部(第2端部)65T1において支持されている。
更に、本体側固定部材65と設置面側固定部材66とは、それぞれの下方側端部(第1及び第3端部)65T2,66T2において互いに支持されており、かかる支持部は表示ユニット1の回動の中心軸を成している。この点について、第26図中の破線で囲んだ部分Bを拡大して示す斜視図である第27図を用いて説明する。なお、第27図は、第1本体側固定部材65Aと第1設置面側固定部材66Aとのみを図示しているが、以下に説明する構造又は機構を、第2本体側固定部材及び第2設置面側固定部材もまた同様に有している。
第27図に示すように、第1設置面側固定部材66Aの板状部66c,66fの互いに対面する両表面(裏面)上に、既述の突起部251に相当する突起部661が各々中心軸を一致させるように形成されている。更に、第1本体側固定部材65Aの板状部65c,65fの内で下方側端部65T2の一郭をなす部分には、突起部661を遊嵌可能な、既述の切り込み部261に相当する「U」字型の切り込み部651が、互いに対面する位置において、第1方向D1に沿って形成されている。そして、第26図乃至第27図に示すように、かかる突起部661が切り込み部651内に遊嵌されて、両部661,651は互いに支持される。
このため、本変形例4に係る平面ディスプレイ装置では、本体側固定部材65は突起部661の中心軸を中心として回動可能であり、しかも本体側固定部材65及び設置面側固定部材66の上方側端部65T1,66T1のストッパ282によって、所定のチルト角度を保持することができる。従って、上記(g)乃至(h)と同様の効果を得ることができる。
なお、チルト機能を持たせることなく、実施の形態1のように、本体側固定部材65及び設置面側固定部材66の上方側端部をネジ等によって互いに固定させるように、第26図の本変形例を更に修正することも可能である。この場合には、実施の形態1と同様の効果(a)乃至(f)がそのまま得られる。
3.実施の形態3
次に、第28図を用いて、実施の形態3に係る平面ディスプレイ装置の構造を説明する。なお、以下の説明において、既述の実施の形態1又は2に係る平面ディスプレイ装置と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
第28図に示すように、本実施の形態3に係る平面ディスプレイ装置の本体側固定部材85は、両端が「L」字型に折り曲げられた一枚の板状部材から成り、板状部85aと、当該板状部85aの第1方向D1に沿った2辺の各辺上から第3方向D3に延びた板状部85cとを有している。
当該板状部85a,85cの主表面及び断面の形状が長方形である。また、板状部85aの第1方向D1に沿った長さ寸法は、第3図乃至第4図の本体側固定部材25ないしは板状部25aの第1方向D1に沿った長さ寸法L251に等しく、詳細には、表示ユニット1の凸部11の第1方向D1に沿った長さ寸法L111以上であり、且つ、表示ユニット1の第1方向D1に沿った長さ寸法L11よりも短く設定されている。他方、同部分85aの第2方向D2に沿った長さ寸法は、第3図乃至第4図の本体側固定部材25の第2方向D2に沿った長さ寸法L252に等しく、詳細には、表示ユニット1の凸部11の第2方向D2に沿った長さ寸法L112以上であり、且つ、表示ユニット1の第2方向D2に沿った長さ寸法L12よりも短く設定されている。また、板状部85cの第3方向D3に沿った長さ寸法は凸部11の高さH11(第3図乃至第4図参照)以下に設定されている。
更に、両方の板状部85cの第1方向D1に沿った上方側の端部(第3図乃至第4図の上方側端部25T1に相当)には、突起部251(第3図乃至第4図参照)と同様の突起部851が互いに逆向きに延長形成されている。
当該本体側固定部材85は、第3図乃至第4図に示す表示ユニット1の凸部11の上面113と板状部85aの裏面とが接触するように表示ユニット1に対して配置されて、板状部85aの所定の位置に形成された穴852を介して表示ユニット1の凸部11にネジ止めされて、固定される。
他方、第28図に示すように、本平面ディスプレイ装置の設置面側固定部材86も両端部が「L」字型に折り曲げられて成る1枚の板状部材であり、しかも、本体側固定部材85とほぼ同一の形状・寸法を有している。但し、本設置面側固定部材86の「コ」字型形状の内部に、本体側固定部材85が収納できるようになっているため、設置面側固定部材86の板状部86aの第2方向D2に沿った長さ寸法L262は、板状部85aの第2方向D2に沿った長さ寸法L252以上であり、且つ、表示ユニット1の第2方向D2に沿った長さ寸法L12(第3図又は第4図参照)よりも短く設定されている。
特に、両方の板状部86cの第1方向D1に沿った上方側の端部(第7図の上方側端部26T1に相当)には、切り込み部261(第7図参照)と同様の切り込み部861が第1方向D1に沿って形成されている。
当該設置面側固定部材86は、板状部86aの所定の位置に形成された穴862を介して設置面4(第2図参照)の所定の位置にネジ止めされて、固定される。
そして、第28図に示すように、突起部851が切り込み861内に挿入されることによって、突起部851と切り込み部861とは互いに支持されて、表示ユニット1が設置面4上に配設される。
なお、両固定部材85,86の下方側端部(第16図の下方側端部25T2,26T2に相当)において両者85,86を互いに締結・固定する形態(機構)に関しては、既述の実施の形態1及びその変形例1,2の説明を援用するに留め、その詳細な説明及び第28図への図示化は省略する。また、、本平面ディスプレイ装置では、本体側固定部材85と設置面側固定部材86とにおいて、突起部851の切り込み部861への「挿入」の態様とは、▲1▼両部851,861間に遊びが無い状態で挿入する場合(「嵌合」)、及び、▲2▼両部851,861間に遊びが有る状態で挿入する場合(「遊嵌」)のいずれの場合であっても良い。
かかる配設形態から眺めると、本体側固定部材85及び設置面側固定部材86の各構造は、以下のように捉えることができる。即ち、板状部85aが板状部25a(第3図乃至第4図参照)に相当するとした場合には、本体側固定部材85は第1又は第2本体側固定部材25A,25B(第3図乃至第4図参照)に該当すると捉えることができ、同様に、板状部86aが板状部26a(第7図参照)に相当するとした場合には、設置面側固定部材86は第1又は第2設置面側固定部材26A,26B(第7図参照)に該当すると捉えることができる。
他方、本体側固定部材85の構造を、第3図乃至第4図の第1及び第2本体側固定部材25A,25Bの両者間を別途の板状部材を用いて結合させ、板状部25e,25fを取り除いた構造であると捉えることができる。同様に、設置面側固定部材86の構造を、第7図の第1及び第2本体側固定部材26A,26Bの両者間を位置決め部材27の代わりの別途の板状部材を用いて結合させ、板状部26e,26f,26gを取り除いた構造であると捉えることができる。
従って、上述のいずれの形態と捉える場合においても、本体側固定部材85は、既述の本体側固定部材25に起因する効果と同様の効果を発揮し、同時に、設置面側固定部材86は、既述の設置面側固定部材26に起因する効果と同様の効果を発揮し得る。
従って、両部材85,86を備え、両部材85,86が、その下方側端部において互いに締結・固定された本平面ディスプレイ装置によれば、上述の(a)乃至(f)の効果を奏する。なお、平面ディスプレイ装置の軽量化という観点(上述の効果(c)参照)に関しては、本体側固定部材及び設置面側固定部材の重量に起因して、実施の形態1及びその変形例1,2に係る平面ディスプレイ装置が優位であるが、突起部851を切り込み部861へ挿入するという作業の作業性に関しては、突起部851及び切り込み部861の個数が少ない分だけ、本実施の形態3に係る平面ディスプレイ装置が優位性を有している。
更に、本平面ディスプレイ装置に、既述の実施の形態2及びその変形例1乃至4に係るチルト機構を適用するときには、上述の(g)乃至(h)の効果を得ることができる。
なお、両本体側固定部材25,85間、又は、両設置面側固定部材26,86間において、それぞれの本質的な形状は同様であるため、例えば、本体側固定部材25と設置面側固定部材86とを組み合わせて、使用することも可能である。
<付記>
第3図に示す板状部25e,25g及び25fから成る側板部を両側板部として有する1つの本体側固定部材25を表示ユニット1の凸部11の上面113の中央部に取り付けると共に、このような本体側固定部材25の構造に対応して、第7図の第1設置面側固定部材26A又は第2設置面側固定部材26Bのみから成り、且つ、板状部26cを板状部26e,26g及び26fから成る側板部に置換したものを設置面側固定部材26として採用し、この設置面側固定部材26の2つの切り込み部261に上記構造を有する本体側固定部材25の2つの突起部251を挿入して表示ユニット1を設置面4上に配置することもできる。この場合、当該部材25及び26の寸法L252及びL262は、凸部11の寸法L112よりも短くなる。従って、寸法L252,L262は、寸法L12よりも短いことが必須要件である。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。

Claims (16)

  1. 第1方向(D1)に沿って延びた第1側面(111)と前記第1方向(D1)に直交する第2方向(D2)に沿って延びた第2側面(112)と前記第1及び第2側面(111,112)で規定付けられる上面(113)とを有する凸部(11)がその背面(1R)の所定の領域上に配設された表示ユニット(1)と、
    前記第1方向(D1)に沿った第1長さ寸法(L251)が前記凸部(11)の前記第1側面(111)の長さ(L111)よりも長く且つ前記表示ユニット(1)の前記第1方向(D1)の長さ(L11)よりも短く、前記第2方向(D2)に沿った第2長さ寸法(L252,L252A,L252B)が前記表示ユニット(1)の前記第2方向(D2)の長さ(L12)よりも短く、前記凸部(11)の前記上面(113)上に固定された本体側固定部材(25,65,85)と、
    前記表示ユニット(1)の前記第1方向(D1)の前記長さ(L11)よりも短く且つ前記凸部(11)の前記第1側面(111)の前記長さ(L111)よりも長い、前記第1方向(D1)に沿った第3長さ寸法(L261)及び前記表示ユニット(1)の前記第2方向(D2)の前記長さ(L12)よりも短い、前記第2方向(D2)に沿った第4長さ寸法(L262,L262A,L262B)を有する設置面側固定部材(26,66,86)とを備え、
    前記設置面側固定部材(26,66,86)は、
    前記表示ユニット(1)を設置すべき設置面(4)上に当該設置面側固定部材(26,66,86)を取り付けるための固定部(262,862)を備え、
    前記本体側固定部材(25,65,85)は、
    前記凸部(11)の前記上面(113)より突出した両端部(25T1,65T1,25T2,65T2)の内の一方に該当する第1端部(25T1,65T2)に設けられた第1支持部(251,651,851)を備え、
    前記設置面側固定部材(26,66,86)は、
    前記第1端部(25T1,65T2)に対面する端部(26T1,66T2)に設けられた第2支持部(261,661,861)を備えており、
    前記第1支持部(251,651,851)は前記第2支持部(261,661,861)に支持されており、
    前記本体側固定部材(25,65,85)及び前記設置面側固定部材(26,66,86)は、前記表示ユニット(1)の前面側から見たときに前記表示ユニット(1)の外枠からはみ出すことのないように、それぞれ前記凸部(11)の前記上面(113)及び前記設置面(4)に固定されていることを特徴とする、平面ディスプレイ装置。
  2. 請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記第1及び第2支持部(251,651,851,261,661,861)は、前記第1支持部(251,651,851)が前記第1及び第2方向(D1,D2)に直交する第3方向(D3)と前記第1方向(D1)とで規定される面内に回動角を有して回動可能に支持されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  3. 請求の範囲第2項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記設置面側固定部材(26,66)に対して前記本体側固定部材(25,65)が所定の角度で傾くように前記第1支持部(251,661)を支持する部材(28,281,282)を取り付け可能とする機構(256,256a,256b,266,266a,266b,2561,2661)が、前記本体側固定部材(25,65)の前記両端部(25T1,65T2,25T2,65T1)の他方の端部に該当する第2端部(25T2,65T1)と、前記第2端部(25T2,65T1)に対面する前記設置面側固定部材(26,66)の端部(26T2,66T1)との双方に設けられていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  4. 請求の範囲第2項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記本体側固定部材(25)の前記第1端部(25T1)に、その回転軸が前記第1支持部(551)をなす回転式ダンパー(550)が設けられ、
    前記回転軸(551)と第2支持部(561)とが互いに支持されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  5. 請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記第1支持部(251,851)は、
    前記第2方向(D2)に沿って前記第1端部(25T1)から互いに逆向きに延長された第1及び第2の突起部(251,851)を備え、
    前記第2支持部(261)は、
    前記第1方向(D1)に沿って、前記第1端部(25T1)に対面する前記端部である第3端部(26T1)において互いに対面し合うように形成された第1及び第2切り込み部(261,861)を備え、
    前記第1突起部(251,851)は前記第1切り込み部(261,861)内に挿入されており、
    前記第2突起部(251,851)は前記第2切り込み部(261,861)内に挿入されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  6. 請求の範囲第5項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記第1及び第2突起部(251,851)は、それぞれ、前記第1及び第2切り込み部(261,861)内に遊嵌されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  7. 請求の範囲第6項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記本体側固定部材(25)は、
    前記両端部(25T1,25T2)の他方にあたる第2端部(25T2)に設けられた第1穴部(256,256a,256b)を更に備え、
    前記設置面側固定部材(26)は、
    前記第2端部(25T2)に対面する第4端部(26T2)に設けられた第2穴部(266,266a,266b)を更に備え、
    前記第1及び第2穴部(256,256a,256b,266,266a,266b)は、それぞれ、前記本体側固定部材(25)を前記設置面側固定部材(26)に対して所定の角度で傾斜させるために所定の形状に加工された線材(28)の対応する先端(28e,28a,28b)を挿入できる位置に形成されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  8. 請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記本体側固定部材(25,35,45)は、
    前記両端部(25T1,25T2)の内の他方に該当する第2端部(25T2)内に設けられた第1固定部(25K1,35c,45h)を備え、
    前記設置面側固定部材(26,36,46)は、
    前記第1固定部(25K1,35c,45h)の配設位置に対応して前記第2端部に対面する端部内に設けられた第2固定部(26K1,36c,46h)を備え、
    前記第1及び第2固定部(25K1,35c,45h,26K1,36c,46h)は、固定部材(7,73,74)を介して互いに固定されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  9. 請求の範囲第8項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記固定部材(7,73,74)はネジ(7,73,74)であり、
    前記第1及び第2固定部(25K1,35c,45h,26K1,36c,46h)は前記ネジ(7,73,74)によって互いに締結されており、
    前記ネジ(7,73,74)は前記表示ユニット(1)の前記外枠からはみ出していないことを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  10. 請求の範囲第9項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記第1固定部(25K1,45h)は、前記設置面(4)に対して所定の角度で傾斜している第1板状部(25Kc,45h)を備え、
    前記第2固定部(26K1,46h)は、前記設置面(4)に対して前記所定の角度で傾斜する第2板状部(26Kc,46h)を備え、
    前記第1及び第2板状部(25Kc,45h,26Kc,46h)は互いに面接触しうる位置に形成されて、且つ、前記ネジ(7,74)によって互いに締結されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  11. 請求の範囲第8項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記本体側固定部材(35)は、
    前記第1方向(D1)と前記第1及び第2方向(D1,D2)に直交する第3方向(D3)とにより規定される平面に平行な第1板状部(35c)を更に備え、
    前記第2端部の一部をなす前記第1板状部(35c)の端部が前記第1固定部に該当し、
    前記設置面側固定材(36)は、
    前記第1板状部(35c)と平行をなす第2板状部(36c)を更に備え、
    前記第2端部に対面する前記端部の一部をなす前記第2板状部(36c)の端部が前記第2固定部に該当し、
    前記第1及び第2板状部(35c,36c)は互いに面接触しうる位置に形成されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  12. 請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記第1端部(25T1,65T2)及び前記第1端部(25T1,65T2)に対面する前記設置面側固定部材(26,66,86)の第3端部(26T1,66T2)が突出している側における、前記表示ユニット(1)の前記第1方向(D1)に垂直な一方の側面と、前記凸部(11)の前記第2側面(112)の一方との間隔は、前記第1端部(25T1,65T2)及び前記第3端部(26T1,66T2)の前記第1方向(D1)に沿った長さ(L251e)よりも長く、
    前記本体側固定部材(25,65,85)の前記両端部(25T1,65T1,25T2,65T2)の他方に該当する第2端部(25T2,65T1)及び前記第2端部(25T2,65T1)に対面する前記設置面側固定部材(26,66)の第4端部(26T2,66T1)が突出している側における、前記表示ユニット(1)の前記第1方向(D1)に垂直な他方の側面と、前記凸部(11)の前記第2側面(112)の他方との間隔は、前記第2端部(25T2,65T1)及び前記第4端部(26T2,66T1)の前記第1方向(D1)に沿った長さ(L251f)よりも長いことを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  13. 請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記本体側固定部材(25,65)は、互いに対称な形状を有する第1及び第2本体側固定部材(25A,25B)から成り、
    前記第1本体側固定部材(25A)は、前記凸部(11)の前記第1側面の内の一方の側面(111)側に沿った、前記上面(113)の端部に固定されており、
    前記第2本体側固定部材(25B)は、前記凸部(11)の前記第1側面の内の他方の側面(111)側に沿った、前記上面(113)の端部に固定されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  14. 請求の範囲第13項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記第1本体側固定部材(25A,65A)は、
    前記一方の側面(111)に平行であり、且つ、当該一方の側面(111)と重なり合う第1板状部(25c,65c)を更に備え、
    前記第2本体側固定部材(25B)は、
    前記他方の側面(111)に平行であり、且つ、当該他方の側面(111)と重なり合う第2板状部(25c,65c)を更に備え、
    前記第1及び第2板状部(25c,65c)の前記第1及び第2方向(D1,D2)に直交する第3方向(D3)に沿った長さは、共に前記凸部(11)の前記上面(113)と前記表示ユニット(1)の背面(1R)との間の距離(H11)以下と設定されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  15. 請求の範囲第14項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記設置面側固定部材(26,66)は、互いに対称な形状を有する第1及び第2設置面側固定部材(26A,26B)を含み、
    前記第1設置面側固定部材(26A,66A)は、
    前記一方の側面(111)に平行であり、且つ、当該一方の側面(111)及び前記第1板状部と重なり合う第3板状部(26c,66c)を更に備え、
    前記第2設置面側固定部材(25B)は、
    前記他方の側面(111)に平行であり、且つ、当該他方の側面(111)及び前記第2板状部(25c,65c)と重なり合う第4板状部(26c,66c)を更に備え、
    前記第3及び第4板状部(26c,66c)の前記第3方向(D3)に沿った長さは、共に前記凸部(11)の前記上面(113)と前記表示ユニット(1)の背面(1R)との間の前記距離(H11)以下と設定されていることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
  16. 請求の範囲第1項記載の平面ディスプレイ装置であって、
    前記設置面側固定部材(26,66)は、
    互いに平行をなし、前記第1方向(D1)に沿って配置される、互いに対称な形状を有する第1及び第2設置面側固定部材(26A,26B)と、
    前記第1及び第2設置面側固定部材(26A,26B)の双方と結合し、前記第2方向D2に沿って配置される第1及び第2位置決め部材(27A,27B)とから成ることを特徴とする、
    平面ディスプレイ装置。
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