JP4183212B2 - 飲料ディスペンサの給水装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給水負荷側からの給水要求に応じて給水する飲料ディスペンサの給水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、給茶機などの飲料ディスペンサにおいては、水道管などの給水管に直結せず、水を貯留する運搬可能なタンクを利用し、このタンクを飲料ディスペンサに装填し、このタンクから飲料ディスペンサの温水器や冷水器などに給水(給水には注水も含む)を行なうようにしている。しかし、タンク内に水が汲み置きされるので、汲み置き期間が長くなると、水質が劣化するおそれがある。
【0003】
そのため、例えば、特開平6−103456号公報に記載されているように、水を貯留したタンクの装填を検知してから所定期間経過したら、タンクからの給水を禁止することにより、劣化した水の給水を防止するようにしている。しかし、この場合、頻繁にタンク内の水の入れ替えを必要とする問題がある。
【0004】
また、実開昭55−50602号公報に記載されているように、タンクから温水器に至る給水管路の途中に紫外線ランプを挿入した殺菌装置を設け、タンクの水を殺菌して温水器に給水するようにしている。しかし、給水管路の殺菌装置を1回だけ流れる水を殺菌する流水殺菌であるため、水を十分に殺菌できない問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タンク内に水が汲み置きされる場合、汲み置き期間が長くなったときにタンクからの給水を禁止するので、タンク内の水の入れ替えを頻繁に行なう必要があるとともに、タンク内に水があっても給水不能となる不具合が生じ、給水機能が損なわれる問題がある。また、給水管路に殺菌装置を用いた場合でも、給水管路の殺菌装置を1回だけ流れる水を殺菌する流水殺菌であるので、水を十分に殺菌できず、そのため、タンク内の水の入れ替えを頻繁に行なう必要がある。
【0006】
また、タンクからの給水管路に塩素などを除去する浄水器を用いる場合、この給水器を含む給水管路は空気から閉ざされた密閉状態にあるので、空気流通のあるタンクに比べて水の劣化は少ないが、タンク内の水の汲み置き期間が長くなったときにタンク内の水を入れ替えたとしても、浄水器内に残る水はそのままの状態にある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、タンク内の水を十分に殺菌できて衛生的に保つことができるとともに、給水要求に対する給水機能を優先確保できる飲料ディスペンサの給水装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の給水装置は、飲料ディスペンサの給水負荷側からの給水要求に応じて給水する飲料ディスペンサの給水装置において、水を貯留するタンクと、このタンク内の水を循環する第1の循環路と、この第1の循環路の一部を共用して前記タンク内の水を循環する第2の循環路と、この第2の循環路から前記給水負荷側に給水する給水路と、前記第1の循環路に設けられたポンプと、前記第1の循環路に設けられた殺菌装置と、前記第2の循環路に設けられた浄水器と、前記第1の循環路と前記第2の循環路との間に設けられ、前記タンク内の水を前記殺菌装置のみに通水する前記第1の循環路側と前記浄水器から前記殺菌装置に通水する前記第2の循環路側と前記浄水器から前記給水路に通水する給水路側とのいずれかに切り換える三方切換弁と、前記タンクの水の補給を検知する補給検知手段と、前記給水負荷側からの給水要求を監視するとともに、前記タンク内の水を循環殺菌する循環殺菌周期を監視する監視手段と、前記補給検知手段で前記タンクの水の補給を検知したときには前記三方切換弁で前記第2の循環路に切り換えるとともに前記ポンプで前記タンク内の水を前記浄水器から前記殺菌装置に通水させて循環浄水および循環殺菌を所定時間実行させた後に給水可能とし、前記監視手段による監視に基づいて、前記循環殺菌周期時には前記三方切換弁で前記第1の循環路に切り換えるとともに前記ポンプで前記タンク内の水を前記殺菌装置のみに通水させて循環殺菌させ、かつ前記給水要求時には前記循環殺菌周期であっても前記三方切換弁で前記給水路側に切り換えるとともに前記ポンプで前記タンク内の水を前記浄水器を通じて給水させる制御手段とを具備しているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1ないし図3において、例えば給茶機などの飲料ディスペンサは、給水負荷としての温水器1および冷水器2を備え、飲料の提供時に、これら温水器1または冷水器2から湯水または冷水を抽出し、粉末飲料原料や液体飲料原料と混合したり、茶葉やコーヒ粉などを煎じて、飲料を提供するように構成されている。
【0011】
温水器1は、湯水を貯留する図示しない湯水タンクを備え、この湯水タンクに貯留される湯水がヒータで所定温度に沸き上げられ、飲料選択ボタンなどの操作によって給湯バルブが開かれることで湯水が給湯される。湯水タンクに貯留される湯水量が湯水量検知手段で検知される。
【0012】
冷水器2は、冷却水を貯留する図示しない冷水タンクを備え、この冷水タンクに貯留される冷却水が冷却装置で冷却され、冷却水中に配設される冷水コイル内に水(飲料水)が通水されて冷却水との熱交換によって冷却され、飲料選択ボタンなどの操作によって冷水バルブが開かれることで冷水コイル内を通水された冷水が供給される。
【0013】
また、飲料ディスペンサは、給水装置3を備え、この給水装置3は、温水器1の湯水量検知手段で湯水量の低下を検知した検知時や、冷水器2からの冷水の供給時に、すなわち温水器1や冷水器2などの給水負荷側からの給水要求時に、それら温水器1や冷水器2に水(飲料水)を給水するように構成されている。
【0014】
この給水装置3は、水道水などの水(飲料水)を貯留する運搬可能なタンク11を用い、このタンク11内の水を温水器1や冷水器2に給水するようにしている。タンク11を装着するタンク装着部12を備え、このタンク装着部12には装着されたタンク11の重量を検知する補給検知手段としての重量検知部13が配設されている。そして、この重量検知部13による検知により、タンク11の有無、およびタンク11内の水の残水量が検知され、タンク11が所定重量より軽くなったときには空(断水)が検知され、水を貯留したタンク11を装着したときに所定重量以上への重量の増加の変化で補給が検知される。
【0015】
タンク11の上部にはタンク11の図示しない開口部を閉塞するキャップ体14が着脱可能に取り付けられ、このキャップ体14にはタンク11内に挿入される一対の挿入管15,16が取り付けられている。一方の挿入管15の下端はタンク11の底部域に配置され、他方の挿入管16の下端はタンク11の中間高さ域に配置されるように設定されている。
【0016】
一方の挿入管15には管路17が接続され、この管路17にはタンク11内の水を吸引して管路17の下流側へ吐出するポンプ18が配設されている。
【0017】
管路17の下流部には三方継手19を介して2つの管路20,21の上流部がそれぞれ接続されている。
【0018】
管路20には管路20内を通水される水を浄水する浄水手段としての浄水器22が配設され、管路20の下流部には三方継手23を介して2つの管路24,25の上流部がそれぞれ接続されている。
【0019】
各三方継手19,23に上流部が接続された各管路21,25の下流部は通水切換手段としての三方切換弁26の二方向の各ポートにそれぞれ接続され、この三方切換弁26の残りの一方向のポートに管路27が接続され、この管路27には管路27内を通水される水を殺菌する殺菌装置28が配設され、管路27の下流部は他方の挿入管16に接続されている。殺菌装置28は、例えば殺菌ランプを備え、この殺菌ランプの点灯により紫外線を管路27内を通水される水に照射して殺菌処理するように構成されている。
【0020】
三方継手23に上流部が接続された管路24には管路24の下流方向への通水のみを許容する逆止弁29が配設され、管路24の下流部には三方継手30を介して2つの管路31,32がそれぞれ接続され、各管路31,32には管路内を開閉するバルブ33,34が配設され、一方の管路31の下流部が温水器1の温水タンクに接続され、他方の管路32が冷水器2の冷水パイプに接続されている。
【0021】
そして、挿入管15、管路17、ポンプ18、三方継手19、管路20、浄水器22、三方継手23および管路24などで、給水路(給水・注水路)41が形成されているとともに、この給水路41を通じてタンク11内の水を温水器1や冷水器2などの給水負荷側に給水する給水手段42が形成されている。
【0022】
挿入管15、管路17、ポンプ18、三方継手19、管路21、三方切換弁26、管路27、殺菌装置28および挿入管16などで、第1の循環路43が形成されているとともに、または挿入管15、管路17、ポンプ18、三方継手19、管路20、浄水器22、三方継手23、管路25、三方切換弁26、管路27、殺菌装置28および挿入管16などで、第2の循環路44が形成されているとともに、これら各循環路43,44を通じてタンク11内の水を循環させながら殺菌処理する循環殺菌手段45が形成されている。
【0023】
三方切換弁26が、タンク11内の水を浄水器22を通じて給水手段42に通水する側と、浄水器22を通じて循環殺菌手段45に通水する側と、浄水器22を通さず循環殺菌手段45のみに通水する側とのいずれかに切り換える通水切換手段として構成されている。
【0024】
図4において、飲料ディスペンサを制御する制御手段51には、温水器1および冷水器2が接続されているとともに、給水装置3の重量検知部13、ポンプ18、三方切換弁26、殺菌装置28およびバルブ33,34などがそれぞれ接続されている。
【0025】
制御手段51は、給水負荷側の温水器1および冷水器2からの給水要求を監視し、タンク11の着脱およびタンク11内の残水量を監視し、タンク11内の水の循環殺菌周期を監視する監視手段52の機能を有している。すなわち、監視手段52は、循環殺菌時間を計時するタイマ機能を有している。循環殺菌周期は、水を貯留したタンク11の装着時点から予め設定された所定時間毎に循環殺菌処理を行なう周期であり、その循環殺菌周期、循環殺菌処理を実行する時間、および前後の循環殺菌周期の間隔時間(インターバル時間)などが予め設定されている。
【0026】
そして、制御手段51は、監視手段52による監視に基づいて、三方切換弁26による通水切換、および循環殺菌手段45による循環殺菌を制御する機能、重量検知部13でタンク11の水の補給を検知したときに浄水器22による浄水および循環殺菌手段45による循環殺菌を所定時間実行させる機能、浄水器22による給水時に浄水器22を通じて給水させる機能、循環殺菌手段45による殺菌処理時に浄水器22を通さずに循環殺菌させる機能を有している。さらに、給水要求に応じて、給水手段42による給水を優先して実行する優先機能を有している。
【0027】
次に、制御手段51による給水動作を図5ないし図7のフローチャートを参照して説明する。
【0028】
タンク11の残水が所定以上あるか監視し(ステップ1)、タンク11の残水が所定以上ある場合には、給水負荷側の温水器1または冷水器2から給水要求があるか(ステップ2)、循環殺菌周期の開始時間になったか監視する(ステップ3)。
【0029】
給水負荷側から給水要求があり、温水器1のバルブ33または冷水器2のバルブ34が開かれると、図3に示すように、三方切換弁26が閉止されて各循環路43,44が閉鎖されるとともに給水路41が開放され(ステップ4)、この給水路41の開放切換が完了したら(ステップ5)、ポンプ18が駆動される(ステップ6)。これにより、タンク11内の水が、給水路41の浄水器22で例えば水道水に含まれる塩素などが除去されて浄水され、温水器1または冷水器2に給水(注水)される。
【0030】
温水器1または冷水器2への給水(注水)が要求量を満たせば(ステップ7)、ポンプ18が停止され(ステップ8)、この給水路41の開放状態のまま待機する。温水器1または冷水器2への給水(注水)が要求量を満たしたときには、温水器1のバルブ33または冷水器2のバルブ34が閉じられ、給水が停止される。
【0031】
また、水を貯留したタンク11をタンク装着部12に装着してから(水を貯留したタンク11を重量検知部13で検知してから)所定の期間が経過し、循環殺菌周期の開始時間になった場合には、殺菌装置28の殺菌ランプが点灯され、図2に示すように、三方切換弁26の管路25側(第2の循環路44)が閉鎖されるとともに管路21と管路27とが連通する第1の循環路43が開放され、ポンプ18が駆動される(ステップ9)。これにより、タンク11内の水が、第1の循環路43に通水され、殺菌装置28を通過する際に紫外線が照射されて殺菌された後、タンク11内に戻され、したがって、タンク11内の水が循環されながら殺菌処理される。
【0032】
循環殺菌処理中は、循環殺菌時間が終了したか(ステップ10)、給水負荷側の温水器1または冷水器2から給水要求があるか監視する(ステップ11)。
【0033】
循環殺菌時間が終了した場合には、殺菌装置28の殺菌ランプが消灯され、ポンプ18が停止され、図3に示すように、三方切換弁26が閉止されて各循環路43,44が閉鎖されるとともに給水路41が開放され、給水動作に直ぐに移行できる状態として待機される(ステップ12)。
【0034】
循環殺菌処理中に給水負荷側から給水要求があった場合には、殺菌装置28の殺菌ランプは消灯してもよいが点灯状態のままで、ポンプ18が一時停止され、図3に示すように、三方切換弁26が閉止されて各循環路43,44が閉鎖されるとともに給水路41が開放された後、ポンプ18が再駆動される(ステップ13)。これにより、タンク11内の水が給水路41の浄水器22を通じて温水器1または冷水器2に給水(注水)される。
【0035】
給水中は温水器1または冷水器2への給水(注水)が要求量を満たしたか(ステップ14)、タンク11の残水が所定以上あるか監視する(ステップ15)。タンク11の残水が所定量以下になった場合には、後述するステップ17へ進む。
【0036】
温水器1または冷水器2への給水(注水)が要求量を満たせば、ポンプ18が停止され、図2に示すように、三方切換弁26の管路25側(第2の循環路44)が閉鎖されるとともに管路21と管路27とが連通する第1の循環路43が開放された後、ポンプ18が再駆動される(ステップ16)。これにより、タンク11内の水の循環殺菌が再開され、ステップ10で循環殺菌時間が終了したか、ステップ11で給水負荷側の温水器1または冷水器2から給水要求があるか監視する。
【0037】
また、ステップ1またはステップ15でタンク11の残水が所定量以下であると判断された場合には、給水動作および循環殺菌動作の受け付けが停止され(ステップ17)、飲料ディスペンサの図示しない表示器などでタンク11への水補給(断水)が表示される(ステップ18)。
【0038】
水を貯留したタンク11をタンク装着部12に装着して重量検知部13で補給が検知されると(ステップ19)、水補給(断水)の表示が解除され、殺菌装置28の殺菌ランプが点灯され、図1に示すように、三方切換弁26の管路21側(第1の循環路43)が閉鎖されるとともに管路25と管路27とが連通する第2の循環路44が開放され、ポンプ18が駆動され、強制循環運転が行なわれる(ステップ20)。これにより、タンク11内の水が、第2の循環路44に通水され、浄水器22を通過する際に浄水され、殺菌装置28を通過する際に紫外線が照射されて殺菌され、タンク11内に戻され、したがって、タンク11内の水が循環されながら浄水および殺菌処理される。このとき、浄水器22内に残っていた水(前回の補給時の水)が循環殺菌されるとともに、浄水器22に残っていた水とタンク11内の新しい水とが入れ替えられる。
【0039】
強制循環運転が所定時間行なわれたら(ステップ21)、殺菌装置28の殺菌ランプが消灯されるとともにポンプ18が停止され、図3に示すように、三方切換弁26が閉止されて各循環路43,44が閉鎖されるとともに給水路41が開放され、給水動作に直ぐに移行できる状態として待機される(ステップ22)。
【0040】
以上のように、タンク11内の水を循環殺菌手段45で周期的に循環させながら殺菌処理するので、タンク11内の水の入れ替えなしで、タンク11内の水を十分に殺菌できて衛生的に保つことができ、しかも、給水手段42による給水を優先させるので、給水負荷側からの給水要求に応答してタンク11内に水がある限り確実に給水できる。
【0041】
さらに、重量検知部13でタンク11の水の補給を検知したときに、浄水器22による浄水および循環殺菌手段45による循環殺菌を所定時間実行させるので、浄水器22内に残る水を循環殺菌できるとともに、浄水器22内に残る水とタンク11内の新しい水とを入れ替えることができる。
【0042】
さらに、循環殺菌手段45による殺菌処理時に浄水器22を通さずに循環殺菌させるので、浄水器22の浄水機能を長期間維持できる。
【0043】
なお、通常使用において、浄水器22を含む給水路41は空気から閉ざされた密閉状態にあるので、空気流通のあるタンク11内に比べて雑菌繁殖に対する影響が少ないので、タンク11内の循環殺菌が施された水を使用する分には、給水が長期間途絶えない限り、例えば2〜3日の休日程度では実用上の支障はない。
【0044】
なお、殺菌装置28には、殺菌ランプの他に、オゾンを発生させて水を殺菌するオゾン発生装置などを用いてもよい。
【0045】
また、補給検知手段としては、タンク11の重量を検知する重量検知部に限らず、タンク11の水位を検知するフロートスイッチなどを用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の給水装置によれば、タンク内の水を周期的に循環させながら殺菌処理するので、タンク内の水を十分に殺菌できて衛生的に保つことができ、しかも、循環殺菌周期時であっても給水を優先させるので、給水負荷側からの給水要求に応答して確実に給水でき、また、補給検知手段でタンクの水の補給を検知したときに、浄水器による循環浄水および殺菌装置による循環殺菌を所定時間実行させるので、浄水器に残る水を循環殺菌できるとともに、浄水器に残る水とタンク内の新しい水とを入れ替えることができ、さらに、循環殺菌周期時に浄水器を通さずに循環殺菌させるので、浄水器の浄水機能を長期間維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す水補給時における循環殺菌時の給水装置の構成図である。
【図2】 同上通常の循環殺菌時の給水装置の構成図である。
【図3】 同上給水時の給水装置の構成図である。
【図4】 同上給水装置のブロック図である。
【図5】 同上給水装置の動作を説明するフローチャートである。
【図6】 同上図5に続くフローチャートである。
【図7】 同上図6に続くフローチャートである。
【符号の説明】
1 給水負荷としての温水器
2 給水負荷としての冷水器
3 給水装置
11 タンク
13 補給検知手段としての重量検知部
22 浄水手段としての浄水器
26 通水切換手段としての三方切換弁
42 給水手段
45 循環殺菌手段
51 制御手段
52 監視手段
Claims (1)
- 飲料ディスペンサの給水負荷側からの給水要求に応じて給水する飲料ディスペンサの給水装置において、
水を貯留するタンクと、
このタンク内の水を循環する第1の循環路と、
この第1の循環路の一部を共用して前記タンク内の水を循環する第2の循環路と、
この第2の循環路から前記給水負荷側に給水する給水路と、
前記第1の循環路に設けられたポンプと、
前記第1の循環路に設けられた殺菌装置と、
前記第2の循環路に設けられた浄水器と、
前記第1の循環路と前記第2の循環路との間に設けられ、前記タンク内の水を前記殺菌装置のみに通水する前記第1の循環路側と前記浄水器から前記殺菌装置に通水する前記第2の循環路側と前記浄水器から前記給水路に通水する給水路側とのいずれかに切り換える三方切換弁と、
前記タンクの水の補給を検知する補給検知手段と、
前記給水負荷側からの給水要求を監視するとともに、前記タンク内の水を循環殺菌する循環殺菌周期を監視する監視手段と、
前記補給検知手段で前記タンクの水の補給を検知したときには前記三方切換弁で前記第2の循環路に切り換えるとともに前記ポンプで前記タンク内の水を前記浄水器から前記殺菌装置に通水させて循環浄水および循環殺菌を所定時間実行させた後に給水可能とし、前記監視手段による監視に基づいて、前記循環殺菌周期時には前記三方切換弁で前記第1の循環路に切り換えるとともに前記ポンプで前記タンク内の水を前記殺菌装置のみに通水させて循環殺菌させ、かつ前記給水要求時には前記循環殺菌周期であっても前記三方切換弁で前記給水路側に切り換えるとともに前記ポンプで前記タンク内の水を前記浄水器を通じて給水させる制御手段と
を具備していることを特徴とする飲料ディスペンサの給水装置。
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