JP4183178B2 - 包装材用洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば、食品,薬品,飼料,肥料等が包装されていた包装材であって、例えば、包装材自動分別処理装置等により破砕された包装材を洗浄するために使用される包装材用洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、包装材に包装された食品や薬品等の被包装物を、包装材と該被包装物とに自動的に分別する包装材自動分別処理装置(以下、処理装置という。)が提案され、或いは実施されている。この処理装置は、スーパーマーケット等で売れ残った食品包装材や正味期限が経過した食品包装材、或いは、品質基準を満たさない食品包装材等を、分別処理するものであり、例えば、従来、特許第3166106号公報や特許第3227494号公報に開示されたものが提案されている。これらの処理装置は、食品包装材が投入される投入口に連通した開口を有する処理槽を有し、この処理槽内には、モータにより駆動する回転軸が配設され、この駆動軸には全て同一の長さ幅に成形された4つの回転羽根が固定されている。また、上記処理槽は、全体形状が略円筒状に成形されてなるものであり、樋状に成形された処理槽本体と、蝶番を介して開閉自在に配設されてなる蓋体とから構成され、上記処理槽本体には、分別された食品が排出される排出孔が形成され、上記蓋体には、分離された包装材が排出される排出路が形成されている。特に、特許第3227494号公報に開示された処理装置では、上記回転軸であって上記投入口に近い位置には、該投入口から投入された食品包装材を破砕する多数の破砕刃が固定されている。
【0003】
ところで、こうした処理装置(特許第3166106号公報記載の処理装置)等により分別された包装材は、焼却炉により焼却処理され、場合によっては発電用の燃料として使用される場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の処理装置により分別された包装材では、未だに食品等の残渣や調味料等が付着している場合が多く、焼却される前段階において上記残渣等が腐敗し、悪臭の原因となり、また焼却炉の損傷の原因となる場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した従来の包装材を焼却する際に伴う課題を解決するために提案されたものであって、包装材に付着した残渣や調味料等を洗浄し、腐敗臭の原因や焼却炉の損傷の原因を防止することができる新規な包装材用洗浄装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、被包装物が包装され破砕された包装材が投入される投入口と、この投入口に連通してなるとともに上記包装材が洗浄処理される円筒状の処理槽と、この処理槽に形成された多数の透孔と、上記処理槽に形成され上記洗浄された包装材が排出される排出路と、上記処理槽内に配設され駆動手段により回転駆動する駆動軸と、この駆動軸に基端が固定され先端は上記処理槽の内周面側に位置する複数の回転羽根と、これらの回転羽根に固定されてなり、先端が上記処理槽の内周面に近接してなるとともに、先端が上記駆動軸の回転により上記包装材と摺接する洗浄ブラシと、上記処理槽内に洗浄水を噴霧する噴霧ノズルと、を備えてなることを特徴とするものである。
【0007】
この第1の発明では、上記投入口から破砕された包装材が投入され、上記処理槽内に入ると、上記駆動軸及び回転羽根の回転により、上記包装材は、該処理槽の内周面に移動させられるとともに噴霧ノズルによる洗浄水が噴霧される。このとき、上記包装材は、上記噴霧された洗浄水と洗浄ブラシとにより、該包装材に付着した食品等の残渣や調味料等が強制的に脱落し洗浄される。また、このように洗浄された包装材は、上記排出路から外部に排出される。したがって、この第1の発明によれば、包装材は、食品等の残渣や調味料が全て洗浄された後に排出されることから、腐敗臭の発生を有効に防止し、また焼却炉の損傷も有効に防止することができる。
【0008】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記洗浄ブラシは、前記駆動軸の投入口側に固定されてなるとともに、該回転軸の排出路側には脱水羽根が固定されてなることを特徴とするものである。
【0009】
この第2の発明では、前記洗浄ブラシは、前記駆動軸の投入口側に固定されてなるとともに、該回転軸の排出路側には脱水羽根が固定されてなることから、前記投入口から投入された包装材は、先ず、上記洗浄ブラシと洗浄水により洗浄され、次いで、上記脱水羽根により該包装材に付着した洗浄水を取り除くことができる。したがって、この第2の発明によれば、洗浄水の付着量が極めて少ない包装材を上記排出路から排出することができる。
【0010】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第の発明において、前記処理槽に形成された排出路及び該処理槽の排出路側には、前記脱水羽根の回転による該処理槽内の空気及び洗浄水が放出される多数の透孔が形成されてなることを特徴とするものである。
【0011】
この第3の発明では、前記処理槽に形成された排出路及び該処理槽の排出路側には、前記脱水羽根の回転による該処理槽内の空気及び洗浄水が放出される多数の透孔が形成されてなることから、脱水羽根の回転により処理槽内における包装材の表面に付着した洗浄水と該処理槽内の空気とを上記多数の透孔から放出することができ、より脱水効果を上げることが可能となる
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る包装材用洗浄装置(以下、洗浄装置という。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
この実施の形態に係る洗浄装置1は、それまで食品,薬品,飼料,肥料等(以下、食品等という。)が包装され細かく破砕された包装材を洗浄するものであって、図1に示すように、下部には、4つのキャスター2を備え、略ボックス状に成形された筐体3を外側に備えてなるものであり、この筐体3の正面の中央よりもやや左側には、正面カバー4が着脱可能に配設され、この正面カバー4の右側には、後述する蝶番を介して開閉可能な正面側開閉扉5が設けられている。そして、この正面側開閉扉5の左端側には、開閉操作する際に使用者により把持される把手6が固定され、正面右側には、包装材排出管部7が形成されている。なお、この包装材排出管部7は、上記筐体3内に配設された後述する処理槽の排出路に連通してなるものであり、図2に示すように、上面には、上記処理槽内部で分別された包装材の排出状況をこの包装材排出管部7の上方から確認することができるように透明樹脂からなる透明板8が配設され、先端側下面には、排出口7aが形成されている。また、図1に示すように、この正面側開閉扉5の下方には、長方形状の切欠き5aが形成されている。この切欠き5aは、後述する処理槽の下方に配設されたトレーが出し入れされる部位である。なお、上記正面側開閉扉5の反対側には、この正面側開閉扉5と同じ大きさとなされた図示しない背面側開閉扉が配設されている。この背面側開閉扉も、把手が固定され、この把手を把持しながら図示しない蝶番を介して開閉可能とされ、また、この背面側開閉扉の側方には、図3に示すように、上記正面カバー4に対向してなる背面カバー9が着脱可能に配設されている。
【0016】
また、図4に示すように、この洗浄装置1の左側上部には、洗浄処理される図示しない包装材が投入される投入口1aが形成されている。この投入口1aは、下方が開放され上面は上記筐体3の上面よりもやや高い位置に設置される天板部10aを備えた蓋部材10と(図5参照)、筐体3の左側板3aの上部側から左方向に突出した第1の傾斜底板部22bとにより形成されてなるものでる。そして、上記蓋部材10を構成する上記天板部10aの下面には、図4及び図5に示すように、上記投入口1aを閉塞する閉塞板11が揺動自在に取り付けられている。この閉塞板11は、全体形状が長方形状に成形され、図示しない多数のスリットが形成されてなるとともに、上端は支軸12(図4参照)により揺動自在に支持され、作業者が包装材を上記投入口1a内に投入する際に外側から押圧すると、図4中において、二点鎖線で示すように、上記支軸12を中心に内側に移動し、包装材が通過すると自重により上記投入口1aを閉塞する(実線で示す)位置に復帰するよう構成されてなるものである。また、上記筐体3の左側板3aであって、上記投入口1aのやや下側には、図5に示すように、左開閉扉13が形成され、この左開閉扉13内には、制御盤14やスイッチ類15が配設されている。また、上記左開閉扉13の近傍には、上記制御盤14等に電気的に接続され、この洗浄装置1の駆動を開始する始動スイッチ16及び停止スイッチ17が設けられている。
【0017】
また、上記正面カバー4と背面カバー9との間には、図4に示すように、駆動モータ20が載置台21上に固定されている。この駆動モータ20は、本発明を構成する駆動手段であり、上記制御盤14に電気的に接続されている。また、この駆動モータ20の上方には、上記投入口1aが左側に形成されたホッパー22が形成されている。このホッパー22は、上方は開放されてなるとともに上記蓋部材10により閉塞されてなるものであり、上記正面カバー4と対向する図示しない正面側板部と、上記背面カバー9と対向する図示しない背面側板部と、底板部22aと、上記左側板3aに対向してなる仕切り板23とから構成されている。そして、上記底板部22aは、上記投入口1aを形成する要素となされ前方にかけて徐々に低くなるように傾斜してなる第1の傾斜底板部22bと、この第1の傾斜底板部22bの前方から垂下してなる垂下板部22cと、この垂下板部22cの下端から前方側にかけて徐々に低くなるように傾斜してなる第2の傾斜板部22dとから構成されている。
【0018】
また、図4に示すように、上記筐体3内であって、上記正面側開閉扉5と図示しない背面側開閉扉との間には、本発明を構成する処理槽25が配設されている。この処理槽25は、上方が開放されてなる処理槽本体26と、この処理槽本体26に図示しない蝶番を介して開閉自在に連結され該処理槽本体26を閉塞する蓋体27とを備えてなるものであり、全体形状は水平方向に長さを有するドラム状に成形されたものである。そして、上記処理槽本体26は、半円筒状に成形された底板部26a(図7及び図8参照)と、左側(投入口1a側)に形成され半円状に成形された左側半円板部26b(図6参照)と、この左側半円板部26bに対向してなる第1の右側半円板部26c(図10又は図11参照)とから構成され、また、上記蓋体27は、半円筒状に成形された天板部27a(図7及び図8参照)と、閉塞されることにより上記処理槽本体26を構成する第1の右側半円板部26cと同一平面上に位置する第2の右側半円板部27b(図10又は図11参照)とから構成されている。なお、図4又は図6に示すように、上記仕切り板23の下方には、上記蓋体27の内径寸法に対応した内径を有する半円状の開口部23aが形成され、この開口部23aの周囲には、上記蓋体27が処理槽本体26を閉塞した状態において処理槽25内に僅かに突出した円弧状の突出片23bが形成されている。したがって、上記投入口1aから投入された包装材は、自重により上記ホッパー22内を通過し、上記仕切り板23に形成された開口部23aを通って上記処理槽25内に充填される。
【0019】
なお、上記処理槽本体26は、正面側においては、図6に示すように、正面側水平板部28aが上端に折曲形成された正面垂直固定板28により支持固定され、背面側おいては、図3に示すように、背面側水平板部29aが上端に折曲形成された背面垂直固定板29により支持固定されている。一方、上記蓋体27の正面には、図6に示すように、上記正面側水平板部28aと同じ長さ幅に成形され該正面側水平板部28a上に載置される蓋側水平板部30aと、この蓋側水平板部30aの基端から略直角に折曲され上記蓋体27の正面に固定されてなる固定板部30bと、上記蓋側水平板部30aの先端から下方に折曲されてなりこの蓋体27を開閉操作する際の把手31が溶接されてなる垂下板部30cとから構成され側面形状がクランク状に成形された把手固定部材30が溶接されている。そして、この把手固定部材30を構成する垂下板部30cの左右には、係止部(符号は省略する。)が固定され、上記正面側垂直固定板28には、この係止部に係止される係止片(符号は省略する。)を備え上記蓋体27による処理槽本体26の閉塞状態をロックするロック用金具32がそれぞれ配設されている。また、図3に示すように、上記背面側垂直固定板29の上端に形成された背面側水平板部29aの左右両側には、処理槽本体26と蓋体27とを回動可能に連結する蝶番33が固定されている。したがって、ロック用金具32を構成する係止片と把手固定部材30に固定された係止部とによるロック状態を解除し、図4に示す状態から、作業者が上記把手31を把持しながら蓋体27を上方に持ち上げることにより、該蓋体27は、上記左右の蝶番33を介して回動し、こうした操作により処理槽本体26は、図6に示すように、開放される。
【0020】
また、図4及び図6に示すように、上記把手固定部材30を構成する垂下板部30cの略中央には、パイプ支持金具38が固定され、このパイプ支持金具38上には、洗浄水が流通するコ字状のパイプ39が配管されている。そして、このパイプ39の両端は、それぞれ上記蓋体27に形成された挿通孔(符号は省略する。)に挿通され、該パイプ39の両端には、図7又は図8に示すように、蓋体27の内側に臨む(第1及び第2の)噴霧ノズル40,41が固定されている。上記第1の噴霧ノズル40は、処理槽25の左側(投入口1aに近い位置)に固定され、上記第2の噴霧ノズル41は、この第1の噴霧ノズル40の固定位置よりもやや右側に固定されている。そして、上記パイプ39の中途部であって上記第1の噴霧ノズル40の近傍には、該第1の噴霧ノズル40から噴霧される洗浄水の噴霧量を調節する調節用摘み42が形成され、同様に、上記第2の噴霧ノズル41の近傍にも、該第1の噴霧ノズル41から噴霧される洗浄水の噴霧量を調節する調節用摘み43が形成されている。また、上記パイプ39には、該パイプ39内に洗浄水を充填する給水ホース44の一端が固定され、この給水ホース44の他端側は、図6に示すように、上記仕切り板23に形成された貫通孔(符号は省略する。)に挿通されるとともに、図5に示すように、左側板3aに固定された給水金具34に接続されている。なお、この給水金具34は、図示しないホースを介して上水道(又は薬品が添加された洗浄水が充填された図示しないタンク)と接続されるものであり、水量調節用のコック34aが形成されている。
【0021】
また、上記処理槽本体26を構成する半円筒状に成形された底板部26aには、図9に示すように、多数の円形状の排出孔(本発明の多数の透孔)26dが穿設されている。これらの排出孔26dは、上記第1及び第2の噴霧ノズル40,41から噴霧された洗浄水と包装材に付着していた残渣等が排出される部位であり、本実施の形態においては、最も左側(投入口1a側)は比較的大きな排出孔26dとなされ、これらの比較的大きな排出孔26dの形成位置よりもやや右側には、上記排出孔26dよりも径の小さな排出孔26dが上記最も左側に形成された比較的大きな排出孔26dの形成範囲よりも広い範囲に亘って形成され、こうした比較的小さな排出孔26dの右側には、上記最も左側に形成された排出孔26dの大きさと同じ大きさとなされた排出孔26dが前記第1の右側半円板部26c近傍まで形成されている。なお、上記処理槽本体26の下側には、図1に示すように、上記排出孔26dから排出された洗浄水や残渣等が収容されるトレー45が配設されている。また、上記蓋体27の内周には、図6に示すように、第1乃至第3のガイドリブ46・・・48が溶接されている。これら第1乃至第3のガイドリブ46・・・48は、後述する回転羽根及び脱水羽根の回転により上記処理槽25内の空気が左側から右側にガイドされるように、やや傾斜されている。また、こうした第1乃至第3のガイドリブ46・・・48が溶接された上記蓋体27の側には、処理槽25内において洗浄され且つ脱水された包装材が排出される排出路50の基端が固定されている。この排出路50の基端は、図8に示すように、上記処理槽25と連通してなるものであり、先端は、正面側に突出しており、前記正面側開閉扉が閉塞されることにより、図2に示すように、該正面側開閉扉に形成された包装材排出管部7の基端側に挿入され、該包装材排出管部7に連通されるように構成されている。また、上記排出路50には、図8及び図10に示すように、多数の透孔50aが穿設され、また、上記蓋体27であってこの排出路50の近傍にも多数の透孔27aが穿設されている。これら多数の透孔27a,50aは、後述する脱水羽根の回転により上記処理槽25内の空気と包装材の表面に付着した洗浄水が放出される部位である。
【0022】
そして、上述のように構成された処理槽25内には、図4に示すように、前記駆動モータ20の回転軸20aに連結部材53を介して連結された回転軸54が水平方向に配設されている。この回転軸54は、左側中途部が前記処理槽本体26を構成する左側半円板部26bに固定された一方の軸受55に回転自在に支持され、右側は、前記図示しない第1の右側半円板部に固定された他方の軸受56に回転自在に支持されている。そして、この回転軸54には、上記処理槽25内において、図7に示すように、回転駆動する第1乃至第4の回転羽根57・・・60が固定されてなるとともに、図8に示すように、第1乃至第4の脱水羽根61・・・64が固定されている。上記第1乃至第4の回転羽根57・・・60は、上記回転軸54の回転方向に等間隔にそれぞれ固定されてなるものであり、本実施の形態においては、回転軸54から先端までの長さ(幅)も同一とされている。そして、第1及び第3の回転羽根57,59は、図10に示すように、それぞれ同一形状に成形されてなるとともに、一端(仕切り板23側)は、約15度傾斜してなり他端(排出路50側)は、垂直とされている。一方、図11に示すように、上記第2及び第4の回転羽根58,60もそれぞれ同一形状に成形されてなるとともに、一端(仕切り板23側)は、約45度傾斜してなり他端(排出路50側)は、垂直とされている。また、上記第1及び第3の回転羽根57,59の先端には、図10に示すように、洗浄ブラシ65,66が、固定板67,68を介してボルト(符号は省略する。)により着脱可能に固定されている。これらの洗浄ブラシ65,66は、合成樹脂により成形された多数の線状体の基端側が上記固定板67,68に固定されてなるものであり、この固定板67,68には、上記ボルトが挿入され幅方向に長さを有する長孔67a,68aが一端側から他端側に亘って複数(この例では3つ)並んで形成されており、該洗浄ブラシ65,66の先端は、上記処理槽25の内周面に近接した状態で固定されている。また、上記第2及び第4の回転羽根58,60の先端には、図11に示すように、上記洗浄ブラシ65,66と同じ幅に成形された長方形状の洗浄ブラシ69,70が固定板71,72を介してボルト(符号は省略する。)により着脱可能に固定されている。これらの洗浄ブラシ69,70は、上記各洗浄ブラシ65,66と同じように、合成樹脂により線状に成形され基端側が上記固定板71,72に固定されてなるものであり、この固定板71,72には、上記ボルトが挿入され幅方向に長さを有する長孔71a,72aが一端側から他端側に亘って複数(この例では、3つ)並んで形成されており、先端は、上記第1及び第3の回転羽根57,59に固定された洗浄ブラシ65,66の先端と同じ位置とされている。
【0023】
また、上記第1乃至第4の脱水羽根61・・・64は、図8に示すように、それぞれ同一形状に成形されてなるものであり、上記回転軸54の他端側(排出路50側)に固定されている。なお、上記第1の脱水羽根61は、図10に示すように、上記第1の回転羽根57に並んで、また、第3の脱水羽根63は、第3の回転羽根59に並んでそれぞれ固定され、第2の脱水羽根62は、図11に示すように、上記第2の回転羽根58に並んで、また、第4の脱水羽根64は、第4の回転羽根60に並んでそれぞれ固定されている。そして、これら第1乃至第4の脱水羽根61・・・64の先端には、先端が上記第1乃至第4の回転羽根57・・・60の先端に固定された洗浄ブラシ65,66,69,70先端よりも処理槽25の内周面に近接して固定された送風板75・・・78がボルト(符号は省略する。)により着脱可能に固定されている。そして、これらの送風板75・・・78には、上記ボルトが挿通される長孔75a,76a(送風板77,78に形成された長孔が図示しない。)が形成され、それぞれ上記回転軸54方向から処理槽25の内周面側に突出する長さが調節可能とされている。
【0024】
したがって、上述した実施の形態に係る洗浄装置1では、図5に示す始動スイッチ16をオン操作すると、図4に示す駆動モータ20の駆動が開始され、これに伴い上記処理槽25内に設けられた第1乃至第4の回転羽根57・・・60及び第1乃至第4の脱水羽根61・・・64が回転駆動する。また、図に示すコック34aを回動操作することにより、上水道からの洗浄水は、図示しないホース及び図4に示す給水ホース44を介してパイプ39内に供給され、図7又は図8に示す第1及び/又は第2の噴霧ノズル40,41から処理槽25内に噴霧される。この状態において、この洗浄装置1の左側に形成された投入口1aから、包装材を投入すると、該包装材は、第1の傾斜底板部22b上及び第2の傾斜板部22d上を滑って、上記仕切り板23の下方に形成された開口部23aから処理槽25内に充填される。そして、上記包装材は、上記第1乃至第4の回転羽根57・・・60の一端との当接乃至は衝突及び各洗浄ブラシ65,66,69,70の先端と処理槽25の内周面との摺接により、該包装材に付着した残渣や調味料等が洗浄水と共に洗い落とされ、該残渣等は洗浄水と共に、上記処理槽本体26を構成する底板部26aに穿設された図9に示す排出孔26dから排出され、上記トレー45内に収容される。また、上述した動作により洗浄された包装材は、上記第1乃至第4の脱水羽根61・・・64の回転駆動と、上記蓋体27の内周に固定された第1乃至第3のガイドリブ46・・・48による風圧により、上記排出路50内に流入し、さらに前記正面側開閉扉に形成された包装材排出管部7内を通過して外部に排出される。このとき、上記包装材の表面に付着していた洗浄水は、上記脱水羽根61・・・64の回転駆動により、前記蓋体27に形成された多数の透孔27aや上記排出路50に形成された多数の透孔50aから、処理槽25内の空気と共に外部に放出される(飛ばされる)。
【0025】
なお、上記実施の形態に係る洗浄装置1では、本発明を構成する噴霧ノズルを第1及び第2の噴霧ノズル40,41として、2つの噴霧ノズルを構成要素としたが、本発明(請求項1記載の発明)は、必ずしも、このように2つの噴霧ノズルを構成要素とする必要はなく、1つの噴霧ノズルが設けられているものであっても良く、逆に3つ以上の噴霧ノズルが構成要素とされているものであっても良い。また、複数の噴霧ノズルを構成要素とする場合であっても、上述した実施の形態に係る処理装置のように、一端側(投入口1a側)から排出路50側に並列させる必要はなく、回転軸54の回転方向に配設したものであっても良い。さらに、上記実施の形態に係る洗浄装置1は、本発明を構成する洗浄水として、水道水を上記第1及び第2の噴霧ノズル40,41から噴霧させるものであるが、この洗浄水は、分別処理する包装材の種類に応じて、薬品や界面活性剤が添加された水などを使用しても良い。
【0026】
【発明の効果】
前述した本発明の一実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)では、上記投入口から包装材が投入され、上記処理槽内に入ると、上記駆動軸及び回転羽根の回転により、上記包装材は、該処理槽の内周面に移動させられるとともに噴霧ノズルによる洗浄水が噴霧される。このとき、上記包装材は、上記噴霧された洗浄水と洗浄ブラシとにより、該包装材に付着した食品等の残渣や調味料等が強制的に脱落し洗浄される。また、このように洗浄された装材は、上記排出路から外部に排出される。したがって、この第1の発明によれば、包装材は、食品等の残渣や調味料が全て洗浄された後に排出されることから、腐敗臭の発生を有効に防止し、また焼却炉の損傷も有効に防止することができる。
【0027】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、前記洗浄ブラシは、前記駆動軸の投入口側に固定されてなるとともに、該回転軸の排出路側には脱水羽根が固定されてなることから、前記投入口から投入された装材は、先ず、上記洗浄ブラシと洗浄水により洗浄され、次いで、上記脱水羽根により該包装材に付着した洗浄水を取り除くことができる。したがって、この第2の発明によれば、洗浄水の付着量が極めて少ない包装材を上記排出路から排出することができる。
【0028】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)では、前記処理槽に形成された排出路及び該処理槽の排出路側には、前記脱水羽根の回転による該処理槽内の空気及び洗浄水が放出される多数の透孔が形成されてなることから、脱水羽根の回転により処理槽内における包装材の表面に付着した洗浄水と該処理槽内の空気とを上記多数の透孔から放出することができ、より脱水効果を上げることが可能となる
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る包装材用洗浄装置の正面図である。
【図2】 図1に示す包装材用洗浄装置を構成する包装材排出管部を一部破断して示す右側面図である。
【図3】 背面側開閉扉を取り外した状態における包装材用洗浄装置の背面図である。
【図4】 正面側開閉扉及び正面カバーを取り外した状態における包装材用洗浄装置の正面図である。
【図5】 包装材用洗浄装置を正面側から示す斜視図である。
【図6】 蓋体を開放した状態を示す包装材用洗浄装置の斜視図である。
【図7】 第1の噴霧ノズル及び処理槽の内部構造の要部を示す右側断面図である。
【図8】 第2の噴霧ノズル及び処理槽の内部構造の要部を示す右側断面図である。
【図9】 処理槽を構成する処理槽本体の構成を示す正面図である。
【図10】 処理槽内部の構成を示す正面図である。
【図11】 図10に示す処理槽内部の回転軸が90度回転した後の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 包装材用洗浄装置
1a 投入口
20 駆動モータ
25 処理槽
26 処理槽本体
26d 排出孔
27 蓋体
27a 透孔
40 第1の噴霧ノズル
41 第2の噴霧ノズル
50 排出路
50a 透孔
57・・・60 第1乃至第4の回転羽根
61・・・64 脱水羽根
65,66,69,70 洗浄ブラシ

Claims (3)

  1. 被包装物が包装され破砕された包装材が投入される投入口と、
    この投入口に連通してなるとともに上記包装材が洗浄処理される円筒状の処理槽と、
    この処理槽に形成された多数の透孔と、
    上記処理槽に形成され上記洗浄された包装材が排出される排出路と、
    上記処理槽内に配設され駆動手段により回転駆動する駆動軸と、
    この駆動軸に基端が固定され先端は上記処理槽の内周面側に位置する複数の回転羽根と、
    これらの回転羽根に固定されてなり、先端が上記処理槽の内周面に近接してなるとともに、先端が上記駆動軸の回転により上記包装材と摺接する洗浄ブラシと、
    上記処理槽内に洗浄水を噴霧する噴霧ノズルと、
    を備えてなることを特徴とする包装材用洗浄装置。
  2. 前記洗浄ブラシは、前記駆動軸の投入口側に固定されてなるとともに、該回転軸の排出路側には脱水羽根が固定されてなることを特徴とする請求項1記載の包装材用洗浄装置。
  3. 前記処理槽に形成された排出路及び該処理槽の排出路側には、前記脱水羽根の回転による該処理槽内の空気及び洗浄水が放出される多数の透孔が形成されてなることを特徴とする請求項記載の包装材用洗浄装置。
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