JP4179952B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、横軸周りに回転するドラムを備え、洗浄性能の向上を図ったドラム式洗濯機に関する。
ドラム式洗濯機は、水槽内に水平軸或は傾斜軸周りの所謂横軸回りに回転可能としたドラムを備え、洗濯運転たる洗いから脱水、更には必要に応じ乾燥までの行程を、洗濯物を収容した前記ドラムを回転駆動することで行なうようにしており、そのうちの洗い動作やすすぎ動作では、ドラムを低速回転させながら洗濯物を持ち上げては落下する所謂たたき洗いすることを特徴としている。斯かる洗浄手段によれば、洗濯水としても洗濯物が落下する毎に湿潤する程度の低水量で済み、しかも洗濯物に摩擦などの大きな機械力が作用しないので、布傷みも少ないなどの優れた洗浄作用が得られ、一般家庭向けに急速に普及している。しかるに、その反面頑固な汚れを洗浄するには長時間を要するなど、若干不利な点も有する。
そこで、近年ではこの種ドラム式洗濯機の洗浄性能を一層向上すべく種々検討されており、例えば洗い行程では上記たたき洗い動作に加えて、洗濯物に含まれた洗濯水を搾り出す程度にドラムの回転速度を加速して所謂しぼり洗い動作を付加したり、或はドラムを内設した水槽の上下部に連通して循環ポンプを設け、洗い行程中に循環ポンプからドラム内の洗濯物に向けて洗濯水を積極的に注ぐことで含水作用を促進し、以ってたたき洗いとしての洗浄性能の向上を図る洗浄手段が案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−299658号公報 (第5、7頁及び図4、14)
解決しようとしている問題点は、循環ポンプにより洗濯物への洗濯水の含水効果が増していくと、水槽内のもともと低水量である貯水量が更に減少して水位が低下し、このまま運転を継続すると循環ポンプに空気が吸入されるようになる。斯かる場合には、混入した気泡により循環ポンプの騒音の増大や、洗剤泡が過剰に発生する不具合を有する。特にこの過剰な発泡は、ドラムの回転抵抗になるばかりか、ドラムや水槽から速やかに排出しにくく、しかも外気と連通する部位を介して水槽外に漏出するなどの不具合を招き、当然ながら洗いやすすぎの洗浄効果も悪くなるなどの問題点を有する。
本発明は上記問題点を解決するため、洗濯水の循環により水位が低下しても循環ポンプによる流量を制御することで、空気を吸い込まない水位を維持できるようにしたドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のドラム式洗濯機は、横軸周りに回転するドラムを水槽内に設け、前記水槽には水位を検知する水位検知手段、及び水槽の上下部に吐水口及び吸水口を介して連通してなる循環水路を設けるとともに、該循環水路の途中に循環ポンプを設けたものにおいて、洗い動作時には前記ドラムを回転し、且つ前記循環ポンプを駆動して洗濯水を循環させるとともに、この洗濯水の循環中に前記吸水口から空気を吸い込まない水位を維持すべく、前記水位検知手段が水位の低下を検知したとき、前記循環ポンプの駆動を停止して循環ポンプによる循環流量を制御するようにし、且つ該ポンプの駆動開始から停止までの時間が短いときには以降の循環流量を減少するように可変可能としたことを特徴とするものである。
本発明のドラム式洗濯機によれば、洗い動作であるたたき洗い作用を受ける洗濯物に対し、洗濯水を循環しながら注水することで含水作用を促進して洗浄性能の向上を図るとともに、循環ポンプは水位に応じてON,OFF制御され循環水路の吸水口から空気を吸い込まない水位に流量制御されるので、該ポンプ内に気泡が混入して大きな騒音を発したり、洗剤泡の発生を抑えるに有効である。しかも、初期の循環ポンプが停止するまでの時間が短いときには循環流量を減少するように可変可能としたことで、循環ポンプの頻繁なON,OFF動作を回避しながらON時間を長くでき、洗浄性能の向上が期待できる。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1実施例を示す図1ないし図3を参照して説明する。
図1の縦断面図は、例えば乾燥機能付きのドラム式洗濯機全体の概略構成を示したもので、外郭を形成する筐体1の内部に、横軸円筒状をなす水槽2を適宜の弾性支持装置3を介して弾性支持している。この水槽2は、実質的に無孔状をなして貯水可能で且つ底部に排水弁4を介して外部に排水可能としていて、前面側を大きく開口した構成としている。そして、この水槽2の内部には横軸周りたる具体的には傾斜軸周りに回転可能な円筒状のドラム5が設けられ、該ドラム5は周壁に多数の透孔5aを有し、水槽2と同様に前面側を大きく開口した構成にあって、これを回転可能に支持するドラム軸6を介して前記水槽2の背部に取付固定されたモータ7により回転駆動される。
このようなドラム5や水槽2の前面開口部に対向して、前記筐体1の前面には洗濯物(図示せず)を出し入れするための投入口8が形成されるとともに、該投入口8を開閉するドア9が回動可能に取り付けられている。しかるに、前記水槽2内に貯留された洗濯水や飛散した水飛沫などが水槽2外に漏れないように、該水槽2の前面開口部と前記投入口8間に亘り水封する屈曲自在なベローズ10を設けていて、これは前記ドア9の閉鎖状態にあるとき、その裏面側に接触して投入口8から機外への水の漏洩も防止している。
そして、本実施例では乾燥機能としての温風供給手段11及び熱交換器12を備えていて、これら温風供給手段11及び熱交換器12は、前記水槽2の上下部に連通した循環ダクト13の途中部位に形成されている。具体的には、循環ダクト13の経路中の上流側から前記熱交換器12、及び温風供給手段11たる送風ファン機構11a及びヒータ装置11bを順次配設してなる。一方、前記熱交換器12としては、内部に水冷による除湿機能を活用した構成からなり、所謂湿気を含んだ暖気を冷やして水分を凝縮させ排出可能としたもので、これにより常に除湿した乾いた空気を上記ヒータ装置11bで効率良く加熱温風化して、循環ダクト13を経て水槽2及びドラム5内に供給可能としている。
また、筐体1の内底部には循環ポンプ14を設けている。この循環ポンプ14は、その吸水口15aを水槽2の下部に連通した吸水管路15と、吐出口16aを水槽2の前面上部まで延ばしドラム5の前面開口から内方を臨む位置に設けた吐出管路16とを具備し、その機能の詳細は後述するが洗い行程のたたき洗い動作と併せて駆動され、洗濯水を図中矢印で示すように吸水管路15及び吐出管路16を経て所謂循環しながら洗濯水(洗剤液)をドラム5内の洗濯物(図示せず)に向けて注水可能としている。尚、上記吸水口15aの開口位置は、たたき洗い動作するに有効な下限水位をドラム5内に確保できるように、対応する水槽2下部に連通して形成されている。
ところで、水槽2内の下部にはチューブ17が連通接続され、その上端部には圧力センサ18を設けていて、これは水槽2内の洗濯水水位を検知する水位検知手段として機能する。特に本実施例では、本来の洗い行程に必要な定水位Aを検知するほか、前記循環ポンプ14の吸水口15aの直上における水位、所謂正常なポンプ機能を発揮する水位の下限でもある低水位Bを検知する第1のしきい値、及び水位が回復し定水位Aまでには及ばないものの十分なポンプ機能が発揮でき再駆動するときの復帰水位Cを検知する第2のしきい値を予め設定していて、その検知結果に応じて図示しない制御装置に基づき循環ポンプ14をON,OFF動作して運転制御し、以って循環流量を制御可能としている。
一方、前記熱交換器12にも同様のチューブ19を介して、もう一つの圧力センサ20を設けている。この圧力センサ20は、上記した水位検知手段の圧力センサ18に比して高精度の圧力変動を検知可能としている。斯かる圧力センサ20は、水槽2内に多量の洗剤泡が発生し、やがては熱交換器12内に侵入することに基づく圧力変動を検知するようにしたもので、所謂発泡検知手段として機能し、詳細は後述するが、例えば発泡検知した場合には制御装置により循環ポンプ14をOFF動作させるなどの運転制御を可能としている。
尚、図1中に示す21は給水弁で、2分岐した一方は給水管路22を介して水槽2の上部に連結されて洗濯水を供給する給水手段として機能し、また他方は注水管路23を介して熱交換器12の上部に連通され水冷手段用の冷水として供給可能となしている。
また、図2は洗い行程初期の要部を示すタイムチャートで、特には水位の変動に応じた循環ポンプ14の運転状況を示し、更に図3は洗濯物の布質別に布量とポンプ流量との関係を示したもので、これらは以下の作用説明にて詳細に述べる。
次に、上記構成の洗濯機の作用について述べる。尚、周知のように洗い行程、すすぎ行程、脱水行程、及び必要に応じ乾燥行程が続いて実行されるが、以下本発明の特徴とする洗い行程につき説明し、他は省略する。
まず、図示しない操作パネルにて例えば洗濯物の布質(綿、化繊等)の選択設定する操作を行ない、また運転開始直後におけるドラム5の回転により、その際のモータ7に流れる電流を検知することに基づき布量を検出し、これら布質及び布量結果は図示しない制御装置に入力される。
しかる後、給水手段たる給水弁21が開放動作し、給水管路22を経て洗濯水として水槽2内に給水され、予め設定された定水位Aに達すると圧力センサ18が該水位を検知し、給水弁21がOFF動作して給水動作は停止する。尚、この給水動作が行なわれている間、詳細は略すがドラム5は上記布量検知以後モータ7により駆動されていて、内部の洗濯物をできるだけ早期に水に湿らすようにして、洗浄効果の向上に有利となるようにしている。
そして、本来のたたき洗い動作としては上記定水位Aに達した以降継続して行なわれ、例えばたたき洗いに有効な低回転速度50rpm(例えば、40〜60rpmが好ましい)にてドラム5を回転駆動し、且つ適宜の間隔を置いて反転駆動させ洗濯物の絡まり軽減している。また、実質的に同時に循環ポンプ14も駆動され(ON動作)、以後洗い行程の間運転可能としているが、特定の水位以下では運転を停止(OFF動作)するよう制御され、図2に示すようにON,OFF制御される。このON,OFF制御により、詳細は後述するが水槽2内の水位を考慮した循環ポンプ14による循環流量が制御される。
以下、まず図2を参照して具体的に述べると、前記したように給水弁21から水槽2内へ給水される給水行程を経て定水位Aまで給水されると、これを圧力センサ18が検知し既に駆動しているドラム5に続いて循環ポンプ14がON動作され運転が開始される。尚、圧力センサ18による水位検知は、ドラム5の回転を一時的に停止させて行なわれ、正確に水位が検出可能としている。
これにより、洗濯物はドラム5内で持ち上げては落とすたたき洗い動作が行なわれる中、循環ポンプ14による洗濯水が図1中に矢印で示すように吸水管路15及び吐出管路16を介して流れ、ドラム5の前面開口に臨む吐出口16aから吐出され、ドラム5内の洗濯物に吹き付けるように注水する。従って、通常洗濯物はドラム5内底部に落下したとき、下方の一部分が洗濯水に浸り湿潤する態様にあるが、本実施例によればこれ以外に循環ポンプ14にて循環水たる洗濯水が注がれ、洗濯物全体にむらなく洗剤液を効率よくしみ込ませることができる。
この結果、洗濯水を十分に含浸した洗濯物のたたき洗い効果は増幅され、洗浄効果は飛躍的に向上する。特に、洗い行程の初期動作では洗濯物全体に洗濯水(洗剤液)が未だ十分に浸透していなかった従来に対し、洗い動作の開始直後から循環ポンプ14により積極的に洗濯水を注ぐようにしたので、当該洗い行程の初期から有効な洗浄作用が得られ、洗浄効果の向上が期待できるのである。
ところで、図2に示すように水位に応じて循環ポンプ14は、ON,OFF動作が繰り返し行なわれるが、その理由は循環ポンプ14のON運転が所定時間継続して行なわれると、洗濯物に吸収された含水量が増して水槽2内の水位が低下することに起因している。即ち、本実施例では、吸水口15a直上の低水位Bまで低下すると、該水位Bに相当する第1のしきい値以下に達したことを圧力センサ18により検出し、これを入力信号として制御装置は循環ポンプ14の運転を停止(OFF動作)する。
この結果、吸水口15a以下に水位が低下するのを防止して、該循環ポンプ14に空気が吸い込まれる現象(以下、エア噛みとも称する)を防止する。そして、循環ポンプ14の運転OFFのまま、低水位Bの状態にありながらたたき洗い動作は有効に進められ、十分に含水していた洗濯物から洗濯水が重力や落下時の衝撃等により徐々に排出され、従って水槽2内の水位が徐々に上昇する。
やがて、第2のしきい値に相当する復帰水位Cまで回復すると、再び循環ポンプ14が運転ONに切り換わって再駆動され、洗濯物に洗濯水を注ぎ洗浄効果を促進する。以降、上記水位の変動に応じて圧力センサ18が第1または第2のしきい値に達したことを検知することに基づき、循環ポンプ14のON,OFF動作が繰り返し行なわれ、以って洗い行程を通してエア噛み等による不具合を回避して水位に応じた循環流量の制御が行なわれ、洗い行程の設定時間を終えるまで継続される。
加えて、本実施例では循環ポンプ14自体のポンプ流量を、布質や布量に応じて調整可能として上記した全体の循環流量の精度を高めている。即ち、図3に示すように運転開始前に選択設定した布質と、開始直後における布量の測定結果に基づき、洗濯物に注水するに好適な水量、所謂ポンプ流量が決定されるようにしており、例えば吸水性に富む綿類は、化繊に比して少量に設定している。
これは、綿類が吸水し易くて且つ含水量も大きいため、化繊に比して少量の洗濯水たる循環水を注水するだけで有効に吸収されて効果的な洗浄作用が期待できるとともに、必要以上の循環水の設定は、水槽2内の水位低下を著しく早め、循環ポンプ14のON,OFF運転を短周期に繰り返すこととなる。このことは、該循環ポンプ14のON運転時間が短くなって洗浄効果が低下したり、図示しないポンプモータの耐久性に不利であるなどの不具合を招くことになるからである。尚、循環ポンプ14自体のポンプ流量の設定は、図示しないポンプモータのデューティー比やインバータ制御により回転速度を可変するなど、周知の可変速手段にて容易に対応できる。
そして、今一つ従来の問題点であった多量な発泡現象に関して述べると、少量の洗濯水(洗剤液)であるが故に、循環ポンプ14で撹拌し或いは吐出させる等の衝撃を受けて洗剤成分が泡立ち易く、特にエア噛み状態ではその傾向が一層強まるとともに、最近では洗剤の性能を引き出すとて濃縮洗剤を使用する場合が増えており、洗剤泡が多量に発生する要因も増している。しかるに、本実施例では発泡検知手段として高精度の圧力センサ20を水槽2に連通した熱交換器12を介して設けており、泡発生の伴なう僅かの圧力変化を検知可能としている。
従って、多量の発泡が予期される泡の発生状態をしきい値として求め、これに基づき発泡検知した場合は、循環ポンプ14の運転はOFFとされ、水槽2内の圧力(圧力センサ20)が平常状態に回復するまでOFF状態が維持される。これにより、上記した水位より優先した条件設定となり、例えば水位が復帰水位Cまで回復しても発泡状態が回復するまでは循環ポンプ14が駆動されることはなく、速やかな泡の沈静化を促すことになる。
また、発泡現象は特に水位が低下しエア噛みを起こすような小水量で循環された場合、洗濯水が撹拌や衝撃により急激に洗剤泡が発生する傾向にあるが、上記したようにエア噛みを生ずる以前に循環ポンプ14は停止されるので、斯かる事態の発泡現象にも対応できて、多量の発泡防止に一層好都合である。これにより、上記発泡検知手段による洗剤泡の制御手段は必要に応じて採用すればよい。
斯くして、洗濯物に対し循環ポンプ14による洗濯水の注水は、該ポンプ14がエア噛みを起こさない水位に維持されるようにON,OFF制御され、のみならず本実施例では布質及び布量を加味して好適なポンプ流量を定めているので、頻繁なON,OFF周期を抑えることができ、気泡の混入によるエア噛みの際に生じる騒音の防止とか、循環ポンプ14の耐久性をも考慮した効果的な洗浄作用が実行され、加えて懸念される多量の発泡現象を未然に抑えることを可能としている。
以上説明したように本実施例によれば、次の効果を有する。
洗い動作であるたたき洗い作用を受ける洗濯物に対し、洗濯水を循環しながら注水することで含水作用を促進して洗浄性能の向上を図るとともに、循環ポンプ14の運転は、圧力センサ18により水槽2内の水位を常に監視され循環水路の吸水口15aから空気を吸い込まない水位に維持できるよう流量制御されるので、該ポンプ14内に気泡が混入するエア噛みによる大きな騒音を発することもない。また、エア噛み時の如き循環水が少量となるほど洗剤泡が発生し易くなるが、該ポンプ14のON運転では常に有効な流量を維持できるので多量の発泡現象を抑えるにも有効であり、延いては循環ポンプ14の無駄な空運転も防止できる。
そして、上記した循環ポンプ14による循環流量の具体的な制御手段として、本実施例では水位検知手段たる圧力センサ18により、水位が下限の低水位B(第1のしきい値)以下に達した場合には、循環ポンプ14を停止(OFF)させるようにしたので、運転中(ON)はエア噛みのない有効な水位を確実に維持した上で循環ポンプ14を駆動できる。また、その停止中に水位が回復して復帰水位Cに相当する第2のしきい値に達すれば運転再開できるもので、このことは水位の回復が確実であることに基づき運転再開となり信頼性は高く、しかも圧力センサ18において各水位を検知する第1,第2のしきい値を設定することは容易に対処できる。
しかも、図3に開示したように洗濯物の布質による吸水性や布量による含水量に対応して、例えば吸水性のよい綿類には、ポンプ流量をやや絞り込んだ少量であるのに対し、化繊など吸水性に劣る布質には流量を増して洗濯物に注ぐ注水量を多くして洗浄作用の促進を図っており、これは洗濯物の条件に応じて好適な循環水たるポンプ流量を設定でき、循環流量の制御を一層精度を高めるとともに、無駄がなく効率のよい洗浄作用を発揮できる。また、布量が多いほど含水量が多くなるため、通常水槽2内の水位低下が早まりエア噛みを防ぐべく循環ポンプ14のON,OFF動作も頻繁になるおそれがあるが、本実施例では布量が多くなるほどポンプ流量を減少することで、上記不具合を極力抑えることができて至便である。
また、上記のようにエア噛みや循環水が極少量となった場合などに急激に多量の泡が発生し易いのであるが、このような不具合な運転事態は事前に回避できるとともに、更に加えて本実施例では泡が多量に発生する以前にその傾向を圧力センサ20で検知可能とし、例えばその発泡現象を検知した場合には優先して循環ポンプ14をOFF動作させるようにしたので、問題となる多量の発泡状態に至る前に対処でき、発泡が水槽2外に漏れ出たり、ドラム5の回転抵抗等になるなどの不具合は確実に解消できることとともに、濃縮洗剤の使用に対する発泡防止の点においても極めて有利である。但し、上述の如く水位に応じた循環ポンプ14のON,OFF動作により洗剤泡の発生し易い状態を回避しているので、当該発泡検知手段は必要に応じて採用すればよい。
(変形例1)
図4は、上記第1実施例に対する変形例1を示したもので、水槽2内の水位に対する循環ポンプ14による流量の制御手段につき変形した例を示すもので、該図4は図2相当図である。
上記実施例では、流量制御手段のうち水位の回復を待って循環ポンプ14を再駆動する手段として、圧力センサ18に予め設定した第2のしきい値を検出したことに対応したのに対し、このものは水位が回復するまで循環ポンプ14のOFF時間を予め設定しておき、当該時間の経過に伴ない運転を再開するようにしたものである。
即ち、図4に示す通り定水位Aにて循環ポンプ14が駆動し、水位の低下により第1のしきい値(低水位B)に達したことを検知すると停止される点は上記と同様である。しかるに、この停止中にあってもたたき洗い動作は繰り返し続行されており、洗濯物に膨潤状態であった洗濯水は徐々に排出され水槽2内の水位は上昇する。そこで、この変形例では所定の復帰水位Dを設定し、該水位Dまで回復に要する時間Tを設計的に或いは実験的に求め、該時間Tの経過に伴ない循環ポンプ14の運転を再開するようにしたものである。
このように、所定の復帰水位Dまでの時間Tを予め設定しておくことでも循環ポンプ14のON,OFF制御により循環流量を制御できる。この場合、時間Tは布質や布量を加味して設定することで、より正確な運転制御が可能であり、以って上記実施例とほぼ同様にエア噛みや多量の泡の発生を有効に抑えながら、洗浄性能の向上を図ることができ、水位検知手段の簡素化が図れる。
(変形例2)
図5及び図6は、水槽2内の水位に対する循環ポンプ14の流量制御手段の変形例2を示したもので、図5(イ)は図2相当図、同図(ロ)は上記(イ)に対応した循環ポンプ14自体のポンプ流量の制御手段の作用説明図で、図6はポンプ流量を設定するための具体例を示したものである。
このものは、水槽2内の水位に対する循環流量制御手段としては、上記第1実施例で述べたとほぼ同様の手段を採用している。即ち、水位が圧力センサ18により第1または第2のしきい値に達したことを検知することに応じて、循環ポンプ14をOFFまたはON動作してエア噛みを防ぐべく循環流量を制御している点で共通である。
但し、この変形例2では更に水位が低水位Bに達するまでの時間Sに応じて、循環ポンプ14自体のポンプ流量を可変可能としたことを特徴としたもので、所謂第1のしきい値に達するまでの時間Sを計測して、この計測時間Sの長短に応じてポンプ流量を調整できるようにした点で異なるものである。即ち、循環ポンプ14の駆動開始時のONからOFF動作するまでの間のON時間に相当するが、この第1のしきい値に達するまでの時間Sは、洗濯物の吸水性や含水量に応じて変動する。
従って、循環ポンプ14が停止する第1のしきい値(低水位B)になるまでの時間Sが短いことは、洗濯物が綿のように化繊に比して吸水性に優れ含水量も多くなる布質の場合であると判断できる。更には、この計測時間Sが短いことは循環ポンプ14のON,OFF動作が短周期に繰り返し行なわれることとなり、結果ポンプモータ等の耐久性の問題が生ずるばかりか、ON動作時間が短いことで洗濯物への注水効果が十分にいきわたらず、所期の洗浄効果も得難いなどの問題を生ずる。
そこで、この変形例2では第1のしきい値に達するまでの初期の運転時間Sを基準に計測し、図6に示すように例えば、計測時間Sが1分〜3分のように比較的短時間の場合には、初期流量Q0に対し以降は流量減割合Pが30%減のポンプ流量Q1に設定され駆動制御される。この結果、洗濯物への注水量や含水量も減少し水槽2内の水位低下も緩やかとなるので、以降は第1のしきい値に達するまでの時間、所謂循環ポンプ14のON時間を長くできる。
このことは、頻繁なON,OFF動作を回避しながら洗浄性能の向上を図り得、この場合では吸水性に優れた洗濯物に好適する流量制御手段を提供できる。
一方、化繊のようにやや吸水性に劣る布質の場合には、上記綿に比し水位の低下も緩やかにつき循環ポンプ14の頻繁なON,OFF動作は少ない傾向にあり、従って多量の注水設定が可能となり洗浄性能の向上が期待できる。
因みに、図6では上記時間Sが最大の5分以上でも初期流量Q0の10%減としているが、これら流量減割合Pは循環ポンプ14の性能等を勘案して求められ、従って初期流量Q0に対し加減調整する流量設定手段としてもよい。
尚、上記各実施例とも循環ポンプ14の初期の運転開始は、圧力センサ18による定水位Aを検知した時点とし、これに限らず、例えば定水位Aを待たずに復帰水位CまたはDと同一若しくは相当水位に達した時点で循環ポンプ14を駆動するようにしてもよい。この場合、ドラム5の回転駆動たる本来のたたき洗い動作に先行して給水動作と併せてドラム5内の洗濯物に対し予め注水し湿潤させておくことができ、たたき洗いの運転開始時点から有効な洗浄作用が期待できる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2実施例を示したもので、上記第1実施例に対し洗濯機の構成を共通とするなど、以下同一部分には同一符号を付して異なる部分について説明する。しかるに、上記実施例では低水位Bに達したとき、循環ポンプ14をOFF動作して継続するたたき洗い動作により、水位の回復を待つようにした循環流量の制御手段であったのに対し、この実施例では、特にしぼり洗い動作を付加して積極的に水位の回復を得るようにした循環流量の制御手段である点で異なるものである。
以下、具体的に説明するに、図7(イ)は図2相当図で、同図(ロ)は上記(イ)に対応したドラム5の回転パターンを示しており、特にはしぼり洗い動作を設けた点について示している。しかるに、図7(イ)は上記第1実施例(図2)と同様につき、主に同図(ロ)につき説明すると、これまではドラム5の回転速度は、洗い行程のたたき洗い動作は継続実行されていたので、例えば50rpmに終始制御されていた。
これに対し、本実施例ではたたき洗い動作は循環ポンプ14のON動作のときのみ行なわれること、及び循環ポンプ14のOFF時にドラム5の回転速度をたたき洗い時より加速したしぼり洗い動作を行なうようにしたことを特徴としている。そして、このしぼり洗い動作は、ドラム5の回転速度を例えば150rpm程度まで上昇させ、通常の脱水運転ほどの高速回転ではないが洗濯物が重力より遠心力が高くなるように回転制御されるもので、100rpm〜200rpm程度の範囲が好ましい。
斯くして、本実施例の洗い行程では、給水完了後循環ポンプ14が駆動されるとともに、ドラム5の回転速度50rpmで適宜に反転駆動されるたたき洗い動作と併せて実行される。しかる後、水槽2内の水位が低下し圧力センサ18が第1のしきい値に達したことを検知すると(低水位B)、循環ポンプ14はOFF動作して停止するとともに、ドラム5はたたき洗い時の約3倍に加速された回転速度150rpmにて一方回転駆動される、つまりはたたき洗いに代わりしぼり洗いに移行する。
このしぼり洗いでは、上記したように当該回転速度は遠心力が勝るため、洗濯物はドラム5内で落下することなく保持される所謂弱い脱水運転状態の如き態様にある。従って、低水位Bに達すると、このしぼり洗い動作により洗濯物に含まれている洗濯水の一部が遠心力にて積極的に搾り出される。この結果、低水位Bにあった水槽2の水位は、搾り出された洗濯水を得て急速に回復し、短時間のうちに第2のしきい値に達し、復帰水位Cまで回復する。これにより、しぼり洗い動作は終了するとともに、通常のたたき洗い動作及び循環ポンプ14の再駆動により洗濯物への注水作用が再開される。
しかして、このような動作が、洗い行程による設定された時間の中で繰り返し実行され、上記各実施例と同様に循環ポンプ14によるエア噛みや、それに伴なう発泡や騒音等の不具合を招くことなく洗濯物を効果的に洗浄できる。特に本実施例では、第1のしきい値(低水位B)に達すると、遠心作用により洗濯水をしぼり出すしぼり洗い動作を行なうようにしたので、水槽2内水位を逸早く回復できて、その後に続くたたき洗い動作に対し洗浄効果に有効な洗濯水の循環作用を円滑に実行できる。
そして、水位の回復が迅速に行なわれるので、たたき洗い及び循環ポンプ14の停止時間Rを短くでき、換言すればON時間を長く設定できて、一層洗浄性能の向上が期待できる。また、しぼり洗い動作が繰り返し行なわれることで、洗濯物に浸透した洗濯水(洗剤液)とともに汚れ成分を抽出する作用も得ることから、洗浄性能についても有利に展開できる。また、上記しぼり洗いにおけるドラム5の回転駆動は、水位が低水位Bに低下しており且つ低速回転であるため特に支障なく駆動できる。
尚、本発明は上記し且つ図面に示した各実施例に限らず、例えば循環ポンプの運転を再開する復帰水位Cは、第2のしきい値を設定して検知するようにしたが、これに限らず定水位Aを復帰水位とみなして制御するようにしてもよい。その他、各実施例を適宜組み合わせて実施してもよいなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変更して実施できるものである。
本発明の第1実施例を示す乾燥機能付きのドラム式洗濯機の全体構成の要部を破断して示す断面図 洗い行程の要部を示すタイムチャート 布質(イ)、(ロ)に応じたポンプ流量との関係を示す作用説明図 変形例1を示す図2相当図 変形例2を示し、(イ)は図2相当図、(ロ)は(イ)に対応したポンプ流量の関係を示す作用説明図 ポンプ流量の制御内容を示す作用説明図 本発明の第2実施例を示し、(イ)は図2相当図、(ロ)は(イ)に対応したドラムの駆動制御内容を示す作用説明図
符号の説明
図面中、1は筐体、2は水槽、5はドラム、14は循環ポンプ、15は吸水管路、16は吐出管路、18は圧力センサ(水位検知手段)、20は圧力センサ(発泡検知手段)、及び21は給水弁(給水手段)を示す。

Claims (1)

  1. 横軸周りに回転するドラムを水槽内に設け、前記水槽には水位を検知する水位検知手段、及び水槽の上下部に吐水口及び吸水口を介して連通してなる循環水路を設けるとともに、該循環水路の途中に循環ポンプを設けたものにおいて、
    洗い動作時には前記ドラムを回転し、且つ前記循環ポンプを駆動して洗濯水を循環させるとともに、この洗濯水の循環中に前記吸水口から空気を吸い込まない水位を維持すべく、前記水位検知手段が水位の低下を検知したとき、前記循環ポンプの駆動を停止して循環ポンプによる循環流量を制御するようにし、且つ該ポンプの駆動開始から停止までの時間が短いときには以降の循環流量を減少するように可変可能としたことを特徴とするドラム式洗濯機。」
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