JP4179442B2 - 錠剤収納容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は錠剤収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
錠剤等を入れた容器においては、容器の振動等の衝撃により錠剤が破損することを防止するため、錠剤抑えとして容器上部内へプラスチック製のシートを塊状に丸めて入れたり、また発泡ウレタン等を入れたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、別に設けた錠剤抑えを容器体内へ入れると、錠剤抑えを容器内へ入れた後にキャップを嵌合させることとなる面倒があり、また錠剤抑え取り外し時に容器体内錠剤の一部が錠剤抑えと共に取り出されて容器外方へ落ちることがあった。
【0004】
また一旦錠剤抑えを取り出した後は再嵌合が面倒でもあり、また錠剤使用によって容器体内空間が大となって錠剤抑えの取り出しが出来なくなることがあるため、錠剤抑えを使用しないこととなり、すると容器体が倒れたり、また容器体を誤って落としたりした際の衝撃で、錠剤が破損する虞があった。
【0005】
本発明は上記した点に鑑みなされたもので、運搬,保管等の非使用時には収納錠剤の上面を抑えて錠剤の破損を確実に防止でき、使用に当たっては、ごく簡単な操作で、錠剤破損防止機能を備えつつ順次錠剤を取り出すことができる錠剤収納容器を提案するものである。
【0006】
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、口頸部7を起立した容器体2と、口頸部の上端部に上端部を嵌合させて着脱可能に容器体に装着するとともに、上端部より口頸部7内周面と間隔をあけた環状位置に脚部8を垂下させ、且つ、脚部下端に横設した押圧板9外周より複数の弾性片10を放射状に突設して錠剤 17 上面を抑えてなる錠剤抑え3とを備え、脚部8外部より内部への錠剤17の通過が可能に構成するとともに、弾性片10の上方への折り曲げ係止を可能に構成し、折り曲げ係止後は収納錠剤の脚部8内への導入を可能に構成した。
【0007】
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、第1の手段に於いて、上記脚部8が、口頸部7内周面と所定間隔をあけた環状位置に垂設した複数の脚板13で構成した脚部であり、少なくとも一対の脚板13の間隔を収納錠剤の通過が可能な間隔に構成した。
【0008】
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、第1の手段に於いて、上記脚部8が、口頸部7内周面と所定間隔をあけた環状位置に下方付勢状態で垂設した複数の弾性板14で構成した脚部であり、少なくとも一対の弾性板14の間隔を錠剤の通過が可能な間隔に構成した。
【0009】
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、第1の手段〜第3の手段のいずれかの手段に於いて、上記弾性片10の上方へ折り曲げ係止を可能に構成し、折り曲げ係止後は収納錠剤の脚部8内への導入が可能な構成に代えて、弾性片10の切断除去が可能に構成し、切断除去後は収納錠剤の脚部8内への導入が可能に構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1乃至図5は本発明の一実施例を示すもので、図中1は錠剤収納容器を示す。該容器1は、容器体2と、錠剤抑え3と、キャップ4とを備えている。
【0012】
容器体2は、筒状の胴部5上端より肩部6を介して口頸部7を起立している。口頸部7外周にはキャップを螺合させるための螺条を周設し、また、口頸部7上端部を若干縮径した縮径部7aに構成している。
【0013】
錠剤抑え3は、口頸部7上端部に上端部を密嵌させて着脱自在に容器体2に装着したもので、上端部より口頸部7内周面と間隔をあけた環状位置に脚部8を垂下させ、また、脚部下端に横設した押圧板9外周より肩部6下方に至る複数の弾性片10を放射状に突設している。各図示例では、縮径部7a内周に密嵌させた嵌合筒部11の上端縁より口頸部7上面にフランジ12を延設し、嵌合筒部11下部より脚部8を垂設している。
【0014】
脚部8はその内部への錠剤の通過が可能であれば具体的に種々の構成を採用でき、本実施例では、口頸部7内周面と所定間隔をあけた環状位置に垂設した複数の脚板13で構成しているが、これに限られず、図6乃至図9に示す如く、口頸部7内周面と所定間隔をあけた環状位置に下方付勢状態で垂設した複数の弾性板14で構成したものであっても、或いは図示しないが、口頸部7内周面と所定間隔をあけた環状位置に垂設した筒として構成したものであっても良い。尚、筒の場合には錠剤通過用の窓孔を穿設する。
【0015】
図1の実施例に於ける各脚板13は下方へ行くに従って内方へ傾斜しており、その下端は収納筒部15を介して押圧板9に連結している。収納筒部15は乾燥剤16を収納するためのもので、各脚板13の下面をその上面に一体に連結し、該収納筒部15下面に押圧板9を一体に横設している。各脚板13の間隔はそれぞれ錠剤の内部への通過が可能な間隔に構成しており、また、後述する弾性片の幅広部が嵌合係止される幅に構成している。
【0016】
各弾性片10は押圧板9とともに、収納錠剤17の上面を抑え、振動などにより錠剤相互が衝突したりするのを防止することを主目的として設けており、流通時,保管時等の使用前には錠剤がその上方に移行しない様に構成している。各弾性片10の数は容器の大きさや錠剤の大きさ等により適宜選択すると良く、隙間から錠剤が上方へ抜け出なければ良い。
【0017】
また、弾性片10の少なくとも1箇所を上方へ折り曲げて係止可能に構成することにより、使用時にここから下方の錠剤が上方へ移行でき、脚部8内へ導入できる如く構成している。本実施例では所定位置の弾性片10の基端部を薄肉に形成し、また、弾性片10の先端部を幅広に形成し、この幅広部10a を一対の脚板13間に嵌合させて係止する如く構成している。また、弾性片10の少なくとも1箇所の折り曲げ係止に変えて、少なくとも1箇所の切断除去を可能に構成しても良い。その場合の具体的構成としは、材質を選択したり、凹み幅の大きい薄肉線を設けたりすることにより行える。
【0018】
キャップ4は、本体4aと蓋体4bとから構成している。本体4aは、口頸部7外周に嵌合させた周壁19上端縁より頂壁20を延設し、頂壁中央部所定位置に取出口21を穿設している。また、蓋体4bは、本体4a後部上端に後部下端をヒンジ22を介して連結して本体4a上を開閉可能に設けたもので、周壁23上端縁より延設した頂壁24下面所定位置より、取出口21に嵌合する筒栓25を垂設している。
【0019】
上記の如く構成した錠剤収納容器を使用する場合に付いて説明すると、使用に先立ってキャップ4及び錠剤抑え3取り外し、所定の弾性片10を上方へ折り曲げて、その先端の幅広部10a を脚板13間に挟持させ、弾性片間に錠剤17が通過できる隙間を形成する。次いで、再び錠剤抑え3及びキャップ4を容器体2に装着する。そして、使用する際には容器1を傾けて弾性片間の隙間より脚板13間を介して錠剤17を脚部8内に導入し、次いで、蓋体4bを開けた後再び容器を傾けて取出口21より錠剤を取り出す。
【0020】
図6乃至図9は本発明の他の実施例を示すもので、本実施例では、図1の実施例に於いて、口頸部内周面と所定間隔をあけた環状位置に複数の弾性板14を下方付勢状態で垂設している。従って、押圧板9及び各弾性片10を下方へ付勢させて収納錠剤の上面を常時抑えることができ、また、収納錠剤の量が減っても押圧板9及び各弾性片10は下方へ押下げられるため、常時収納錠剤上面を押圧できる如く構成している。また、折り曲げられた弾性片10の係止は、一対の弾性板14の間に挟持することにより行っている。尚、この場合にも弾性片10を切断除去可能に構成しても良い。その他の構成は図1の実施例と同様のため説明を省く。
【0021】
尚、上記各部材は全て合成樹脂により形成すると良い。
【0022】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明の錠剤収納容器は、既述構成としたことにより、流通時、保管時等の使用前には錠剤抑え3により錠剤17上面を抑え、振動等により錠剤相互が衝突して破損する等の不都合を解消できるものである。また、使用時には、錠剤抑えを外し、所定の弾性片10を折り曲げ係止し、再び容器体2に装着すれば錠剤17の取出が可能となり、以降錠剤抑えを外すことなく錠剤の取り出しを行える便利がある。
【0023】
また、第2の手段の錠剤収納容器は容器体内を観察し易く、弾性片10の折り曲げ係止の際に特別の手段を設けることなく一対の脚板13間に挟持させて係止することができる。
【0024】
また、第3の手段の錠剤収納容器は、収納錠剤の量が減少しても、押圧板及び弾性板を下方へ押し下げて安定した錠剤上面の押圧係止をすることができ、ひいては、錠剤の破損等をより長期に渡り防止できるものである。
【0025】
また、第4の手段の錠剤収納容器は、一旦開封すれば弾性片10間に錠剤通過用の隙間を確実に形成出来る利点を兼ね備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同実施例の弾性片を折り曲げ係止した状態の縦断面図である。
【図3】同実施例の弾性片を折り曲げ係止した状態の縦断面図である。
【図4】同実施例の錠剤抑えを示す半断面図である。
【図5】同実施例の錠剤抑えを示す底面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図7】同実施例の弾性片を折り曲げ係止した状態の縦断面図である。
【図8】同実施例の収納錠剤が減った状態の縦断面図である。
【図9】同実施例の錠剤抑えを示す半断面図である。
【符号の説明】
2…容器体,3…錠剤抑え,7…口頸部,8…脚部,9…押圧板,
10…弾性片,13…脚板,14…弾性板,17…錠剤,
Claims (4)
- 口頸部7を起立した容器体2と、口頸部の上端部に上端部を嵌合させて着脱可能に容器体に装着するとともに、上端部より口頸部7内周面と間隔をあけた環状位置に脚部8を垂下させ、且つ、脚部下端に横設した押圧板9外周より複数の弾性片10を放射状に突設して錠剤 17 上面を抑えてなる錠剤抑え3とを備え、脚部8外部より内部への錠剤17の通過が可能に構成するとともに、弾性片10の上方への折り曲げ係止を可能に構成し、折り曲げ係止後は収納錠剤の脚部8内への導入を可能に構成してなることを特徴とする錠剤収納容器。
- 上記脚部8が、口頸部7内周面と所定間隔をあけた環状位置に垂設した複数の脚板13で構成した脚部であり、少なくとも一対の脚板13の間隔を収納錠剤の通過が可能な間隔に構成してなる請求項1記載の錠剤収納容器。
- 上記脚部8が、口頸部7内周面と所定間隔をあけた環状位置に下方付勢状態で垂設した複数の弾性板14で構成した脚部であり、少なくとも一対の弾性板14の間隔を錠剤の通過が可能な間隔に構成してなる請求項1記載の錠剤収納容器。
- 上記弾性片10の上方へ折り曲げ係止を可能に構成し、折り曲げ係止後は収納錠剤の脚部8内への導入が可能な構成に代えて、弾性片10の切断除去が可能に構成し、切断除去後は収納錠剤の脚部8内への導入が可能に構成してなる請求項1〜3のいずれかに記載の錠剤収納容器。
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