JP4178439B2 - 環形蛍光ランプの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小径管の環形蛍光ランプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
蛍光ランプは、近年環境問題から小形化による省資源化、高効率化による全光束アップや省エネルギー化および長寿命化が進展している。環形蛍光ランプにおいては、透光性放電容器を小径管にして、これに対応している。
【0003】
また、環形蛍光ランプを小径管にすることにより、照明器具の大幅な薄形化およびこれによる快適な空間作り、ならびに包装資材および物流費の削減が可能になる。
【0004】
しかし、小径管にして、しかも全光束を増大ないし維持しているため、その分管壁負荷がますます高くなってきている。
【0005】
管壁負荷が大きくなると、点灯中のランプ温度が上昇する。
【0006】
また、上述したように小径管の環形蛍光ランプを光源に採用することで照明器具を大幅に薄形にできるが、この種の蛍光ランプは輝度が高いため、乳白の光拡散形のセードで蛍光ランプを覆う構造が多い。したがって、照明器具内空間が狭くなるため、点灯中のランプ温度が一層高くなる傾向にある。
【0007】
蛍光ランプの点灯中の温度が高くなると、水銀蒸気圧が最適値から外れてしまうために、発光効率が低下するという問題がある。この問題は、純粋な水銀の形で封入しても、アマルガムの形で封入しても、最適温度が異なるものの、本質的に変わらない。
【0008】
ところで、蛍光ランプ内の水銀蒸気圧は、最冷部の温度によって規制されることが知られている。すなわち、最冷部以外の部分の温度が高くても、最冷部の温度に対応する水銀蒸気圧になる。このことから、放電空間の一部に最冷部を人為的に形成して、最冷部の温度が最適値になるように構成することが従来から行われている。
【0009】
小径管を用いる蛍光ランプにおいて、一方の電極のマウント高さを他方のそれより大きくすることにより、一方の電極を支持するステムが備えている細管に最冷部を形成する発明が特開平11−3682号公報に記載されている。この発明によれば、特別な部品を用いることなく、狭い照明器具内空間で点灯させる場合であっても、適切な温度になる最冷部を形成することができ、そのため発光効率が向上する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
一方、一般に環形蛍光ランプは、細長い透光性放電容器の両端に一対の電極を封装した後に全体を加熱して軟化状態にしてから、一端を固定し、他端を回転ドラムにチャックして、回転ドラムを回転しながら固定側へ移動させることによって、透光性放電容器が回転ドラムに巻き付けられて環形に湾曲されている。したがって、透光性放電容器の湾曲によって電極が透光性放電容器の内壁に近接ないし接触しやすくなる。このため、蛍光体層に傷が生じたり、蛍光体が電極からの高温に曝されて変色したりする不具合が発生する。
【0011】
本発明者らの実験によると、透光性放電容器の巻き上げ側となる端部側の電極のマウント高さを大きくした場合に、上述した不具合が特に発生しやすいことが分かった。これは巻き上げ時に電極の位置がずれやすいためであることも分かった。
【0012】
本発明は、製造時に蛍光体層が傷付いたり、蛍光体が変色するような不具合が生じにくい環形蛍光ランプの製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を達成するための手段】
請求項1の発明の環形蛍光ランプの製造方法は管外径14〜18mmの細長い透光性放電容器の内側に蛍光体層を形成する第1工程と;前記透光性放電容器の一端側にマウン高さが30〜50mmの第1の電極を封装するとともに、前記透光性放電容器の他端側に第1の電極よりもマウント高さが小さい第2の電極を封装する第2の工程と;前記第2の工程後、前記透光性放電容器の前記一端側を固定側とし、前記他端側を巻き上げ側として回転ドラムに巻き付けてほぼ環状に湾曲する第3の工程と;ほぼ環状に形成された前記透光性放電容器内を排気するとともに、水銀および希ガスを含むイオン化媒体を封入する第4の工程と;を具備していることを特徴とする環形蛍光ランプの製造方法。
【0014】
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
【0015】
透光性放電容器は、管径14〜18mmの小径管の細長い部分と、小径管の両端を閉塞している端板の部分とで構成されている。端板の部分は、一般的にはステムによって構成される。ステムを用いる場合、フレアステム、ビードステム、ボタンステム、ピンチシールステムなどの既知のステム構造を採用することができる。
【0016】
本発明において、透光性放電容器の管径(すなわち管外径)を14〜18mmに規定している理由は、次のとおりである。すなわち、管径を18mm以下にすれば、従来から多用されている管径29mmの環形蛍光ランプより発光効率を10%以上向上でき、しかも環の外径を従来の環形蛍光ランプとほぼ同等で薄い環形蛍光ランプを得ることができるからである。また、管径が14mm未満であると、ランプ電圧が高くなりすぎるとともに、所要のランプ電力を得にくくなるからである。
【0017】
次に、透光性放電容器の材質は、気密性、加工性および耐火性を備えていれば特に制限されないが、一般的にこの種蛍光ランプに用いられている軟質ガラスが好適である。しかし、要すれば硬質ガラス、半硬質ガラス、石英ガラスなど軟質ガラス以外のガラスを用いることができる。さらに、ガラス以外のたとえば透光性の多結晶または単結晶のセラミックスを用いて透光性放電容器を構成することを除外するものではない。
【0018】
また、「ほぼ環状に湾曲された」とは、完全な環形および環の一部が欠如した形状を含み、さらに環は円環であることが好ましいが、必ずしも円環でなければならないものではなく、楕円形状やその他変形した環状であることを許容する。
【0019】
さらに、環の一部が欠如した環状である場合に、その欠如部に合成樹脂製の口金を装着することができる。しかし、要すれば口金を用いないで直接導入線に点灯装置を接続するような構成にしてもよい。
【0020】
さらにまた、透光性放電容器の環外径は、特に制限されないが、好ましくは210〜392mmである。
【0021】
透光性放電容器を環状に湾曲するには、既述のように従来慣用されているように、巻き上げドラムを用いることができる。すなわち、透光性放電容器の一端を固定し、他端を巻き上げドラムに巻き付けて環状に曲成させる。
【0022】
蛍光体層は、透光性放電容器の内面側に形成されるが、これは透光性放電容器の内面に接触して形成してもよいし、アルミナなどの保護膜およびまたは酸化チタンなどの反射膜を介して形成してもよいという意味である。
【0023】
また、使用する蛍光体は、照明目的に応じて任意所望に選択することができる。たとえば、一般照明用途に対しては、3波長発光形の蛍光体やハロリン酸塩蛍光体などの白色発光形の蛍光体を用いることができる。また、用途によっては紫外線発光形の蛍光体などを蛍光体の全部または一部に用いることもできる
【0024】
電極は、透光性放電容器内の両端側にその一対を封装して、それらの間で低圧水銀蒸気放電を生起させるのであるが、本発明においては電極のマウント高さが互いに異なるよう規定しているのが特徴である
【0025】
また、電極は、フィラメント電極、セラミックス電極など既知の電極を用いることができる。フィラメント電極は、タングステンの2重コイルまたは3重コイルに電子放射物質を塗布してなり、その両端を透光性放電容器を気密に貫通する一対の導入線の先端部に継線した構造を備えている。セラミックス電極は、たとえば開口部を備えた電気伝導性の容器内にアルカリ土類元素および遷移金属元素の酸化物を主体とし、表面を遷移金属元素の端か物または窒化物で被覆した果粒状、スポンジ状または塊状の複合セラミックスからなる熱電子放出物質を収納させてなる構造を備えていて、1本の導入線の先端に支持されている。
【0026】
本発明において、電極の「マウント高さ」とは、電極がフィラメント電極からなる場合には、電極の中心軸から透光性放電容器の対向する端部の外面までの距離をいう。また、電極がセラミックス電極からなる場合には、熱電子放出物質の表面から透光性放電容器の対向する端部の外面までの距離をいう。
【0027】
電極のマウント高さは、所定の相対的な高さを備えていれば、どのような構造でもよいが、相対的に大きくするにはたとえば透光性放電容器内の導入線の長さを大きくするか、導入線を気密に貫通させて支持するステムの透光性放電容器内に突出する高さを大きくすることによって行うことができる。もちろん、要すれば両者を組み合わせることもできる。
【0028】
電極のマウント高は、第1の電極側が30〜50mmである。また、第2の電極側のマウント高さの好適範囲は20〜30mmである
【0029】
イオン化媒体は、水銀および希ガスを含んでいるものとする。
【0030】
水銀は、低圧水銀蒸気放電を行わせるためのイオン化媒体である。そして、水銀は、ペレット状のアマルガムや純粋水銀の形で封入することができる。
【0031】
希ガスは、蛍光ランプの放電開始を容易にするため、および緩衝ガスとして用いられ、アルゴン、クリプトンなどを数百ないし1000Pa程度透光性放電容器内に封入される。
【0032】
本発明の製造方法により製造された環形蛍光ランプは、これを各種の照明装置に用いることができる。なお、「照明装置」とは、環形蛍光ランプの発光をなんらかの目的でもちいるあらゆる装置を含む広い概念である。照明装置を例示すれば、照明器具、直下式バックライト装置、表示装置および信号装置などである。
【0033】
また、照明器具は、家庭用の照明器具に好適であるが、これに限定されるものではなく、店舗用照明器具、オフィス用照明器具、屋外用照明器具などにも適応する
【0034】
本発明においては、マウント高さが30〜50mmの第1の電極を封装した透光性放電容器を固定側とし、第1の電極よりもマウント高さの小さい第2の電極を封装した側を巻き上げ側としてほぼ環状に湾曲するので、巻き上げ側の電極は、マウント高さが第1の電極よりも小さいから、透光性放電容器の巻き上げ時に電極位置が多少ずれても不所望に電極が透光性放電容器の内面に近接したり接触するようなことを防止することができる。
【0035】
このため、従来問題であった蛍光体層の損傷や電極の熱による蛍光体の変色などの不具合発生が著しく低減する
【0036】
そうして、本発明においては、表1に示す諸特性を備えた環形蛍光ランプを得ることができる。
【表1】
Figure 0004178439
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0038】
図1は、本発明の蛍光ランプの第1の実施形態を示す正面図である。
【0039】
図2は、同じく要部拡大一部断面正面図である。
【0040】
各図において、1は透光性放電容器、2は蛍光体層、3A、3Bは細管、4Aは第1の電極、4Bは第2の電極、5は口金である。
【0041】
透光性放電容器1は、管径16.5mm、環外径373mm、環内径340mmのほぼ環形をなす軟質ガラス管1aの両端に一対のステム1bA、1bBを封着し、さらに両端部に環状凹溝1cを形成することによって構成されている。
【0042】
一対のステム1bA、1bBは、フレアステムからなり、ステム用ガラス管の一端にピンチシール部1b1、他端にフレア部1b2を形成している。ピンチシール部1b1には一対の導入線1b3が気密に貫通している。
【0043】
また、各ステム1bA、1bBは、それぞれ後述する細管3Aまたは3Bを備えている。
【0044】
ところで、ステム1bAのステム高さHsは、27mmである。
【0045】
これに対して、ステム1bBのステム高さHsは、12mmである。
【0046】
そうして、ステム1bA、細管3Aおよび第1の電極4Aは、マウントM1を構成している。また、ステム1bB、細管3Bおよび第2の電極4Bは、同様にマウントM2を構成している。
【0047】
蛍光体層2は、3波長発光形蛍光体を主成分としていて、透光性放電容器1の内面に形成された図示しない薄い保護膜を介してその上に形成されている。なお、保護膜はアルミナを主成分としている。
【0048】
細管3A、3Bは、いずれも基端がフレア部1b2の奥のピンチシール部1b2の近傍部分に開口を形成して溶着され、先端が気密なチップオフ部3A1、3B1を形成してステム1bA、1bBから外部に突出している。そして、細管3A、3Bは、ともに開口を介して透光性放電容器1内に連通している。
【0049】
しかし、細管3Aは、透光性放電容器1の一端に配設され、その先端のチップオフ部3A1が細管内に凹入している。これは透光性放電容器1内を排気し、イオン化媒体を封入した後にチップオフしているからである。
【0050】
これに対して、細管3Bは、透光性放電容器1の他端に配設され、その先端のチップオフ部3B1が突出している。これは透光性放電容器1内を排気する以前に予め内外に気圧差のない状態でチップオフしているからである。なお、チップオフ部3A1と3B1との形状は、相対的な差であるにすぎず、実際は多様な形状をしている。
【0051】
透光性放電容器1の内部には、細管3Aから排気し、水銀および希ガスとしてアルゴンからなるイオン化媒体を封入している。
【0052】
第1および第2の電極4A、4Bは、いずれもフィラメント電極からなり、その両端がステム1bA、1bBの一対の導入線1b3の先端間に継線されている。
【0053】
ところで、第1の電極4Aは、透光性放電容器1の一端側に封装されている。そして、マウント高さHmが37mmになっている。
【0054】
これに対して、第2の電極4Bは、透光性放電容器1の他端側に封装されている。そして、マウント高さHmが22mmになっている。
【0055】
口金5は、透光性放電容器1の環の欠如部に装着され、各電極4A、4Bを支持する導入線を接続した口金ピン5aを備えている。
【0056】
次に、透光性放電容器1を環状に湾曲してワイヤバルブを製作するまでの主な製造工程について図3を参照して説明する。
【0057】
図3は、本発明の環形蛍光ランプの第1の実施形態における製造工程を概念的に示す工程図である。
【0058】
図において、図2と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。(a)は軟質ガラス管1aを示す。
【0059】
(b)は蛍光体層形成工程を示す。蛍光体塗布液を軟質ガラス管1aに上から流下して蛍光体を軟質ガラス管1aの内面側に付着させる。なお、蛍光体層2を形成する前に予め保護膜を軟質ガラス管1aの内面に形成しておく。
【0060】
次工程に移る前に軟質ガラス管1aの両端部の封着予定部近傍の蛍光体層2および保護膜を除去する。その後、ベーキング工程で脱ガスを行う。すなわち、軟質ガラス管1aを約600℃に加熱する。これにより、ガラスに付着していた水分および蛍光体などから発生するバインダーの分解ガスなどの不純ガスが除去すされて蛍光体層が形成される。
【0061】
(c)は、マウント封着工程を示す。軟質ガラス管1aの上端に封着される上側のマウントM1は、細管3Aが長く形成されていて、排気およびイオン化媒体の封入が容易に行えるように配慮されている。下側のマウントM2は、予め細管3Bがチップオフされている。
【0062】
各マウントM1、M2のフレアと軟質ガラス管1aとを加熱軟化させて溶着し、さらに封着端部を金型で成形して端部に環状凹溝1cを形成して、排気、封入前の段階の透光性放電容器1を製作する。なお、環状凹溝1cを成形するときには、透光性放電容器1内を加圧して潰れないようにする。
【0063】
(d)は、環状に湾曲させる前の透光性放電容器を示す。(e)は、ベンディング工程を示す。透光性放電容器1の全体を加熱して軟化させて上端をチャックして固定し、下端を回転ドラム(図示しない。)にチャックして、回転ドラムを回転させながら巻き上げていくと、透光性放電容器1が環状に成形されて、図示のように環状の透光性放電容器1を得ることができる。
【0064】
その後、透光性放電容器1を加熱しながら排気した後に、希ガスおよび水銀を細管3Aを経由して封入し、細管の途中を加熱してチップオフする。
【0065】
(f)は、以上の各工程により完成した口金装着前のワイヤランプを示す。
【0066】
図4は、本発明の環形蛍光ランプの第2の実施形態を示す要部拡大一部断面正面図である。
【0067】
図において、図2と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0068】
本実施形態は、透光性放電容器1の他端に細管がない点で異なる。すなわち、透光性放電容器1には排気、封入側の一端に細管があれば、他端側での排気、封入は必要がないので、他端に細管は不要である。
【0069】
図5は、本発明の照明装置の一実施形態としてのシーリングライトを示す概念的断面図である。図において、11はシャーシ、12は反射板、13A、13Bは環形蛍光ランプ、14はセード、15は高周波点灯装置、16は引掛シーリングアダプタである。
【0070】
シャーシ11は、金属板をプレス成形して形成され、中央に貫通孔が形成され、周縁に起立縁11aが形成されている。
【0071】
反射板12は、白色合成樹脂を成形して形成され、シャーシ11の下面に配設されている。
【0072】
環形蛍光ランプ13Aは、図1に示すのと同一仕様すなわち管径16.5mm、環外径373mm、環内径340mm、定格ランプ電力34W/48Wである。
【0073】
環形蛍光ランプ13Bは、管径16.5mm、環外径225mm、環内径192mm、定格ランプ電力20W/28Wである。
【0074】
環形蛍光ランプ13A、13Bは、図示しない単一のランプホルダーによって一体的に反射板の所定の場所に着脱されるとともに、同時に高周波点灯装置15に対する所要の接続が行われるように構成されている。
【0075】
セード14は、乳白アクリル樹脂などを薄いドーム状に成形して、シャーシ11、反射板12および環形蛍光ランプ13A、13Bなどを覆い、開口縁14aがシャーシ11の起立縁11aの内側に嵌合した状態で着脱可能に固定されている。
【0076】
高周波点灯装置15は、環形蛍光ランプ13A、13Bを付勢して点灯するもので、高周波インバータを主体として構成されていて、シャーシ11と反射板12との間に形成された空間内に配設されている。
【0077】
引掛シーリングアダプタ16は、交流電源を天井から受電してシーリングライトに電気エネルギーを供給するとともに、シーリングライトを天井に取り付けるために機能する。そして、引掛シーリングキャップ機構16aと、図示を省略しているが、電気コネクタおよび引掛爪とを備えている。
【0078】
引掛シーリングキャップ機構16aは、天井に配設された埋込形または露出形の引掛シーリングボディ(図示しない。)に着脱自在に引掛係止することにより、引掛シーリングボディに電気的および機械的に接続される。
【0079】
電気コネクタは、引掛シーリングキャップ機構に絶縁電線を介して接続していて、反射板12に配設されている受電プラグに接続することにより、シーリングライトへの給電路が形成される。
【0080】
引掛爪は、引掛シーリングアダプタ16の側面から進退自在に突出していて、反射板12の中央に形成された円筒孔12aの側面に開口する係止孔に係止する。
【0081】
そうして、シーリングライトを天井に取り付けるには、以下の手順による。
【0082】
第1ステップ:天井の引掛シーリングボディに引掛シーリングアダプタ16を引っ掛けて装着する。
第2ステップ:シャーシ11および反射板12の組立体を持ち上げて、円筒孔12aを引掛シーリングアダプタ16に嵌合してから、天井に向かって押し付ける。なお、環形蛍光ランプ13A、13Bおよびセード14は取り外しておく。すると、引掛シーリングアダプタ16の引掛爪が円筒孔12aの側面に摺接しながら円筒孔12aが上昇していき、やがて引掛爪が係止孔に合致すると、引掛爪が引掛シーリングアダプタ16の内部に配設したばねによって押し出されて係止孔に係止する。この状態でシャーシ11および反射板12の組立体が引掛シーリングアダプタ16および引掛シーリングボディを介して天井に固定される。第3ステップ:電気コネクタを反射板12の受電プラグに接続する。第4ステップ:環形蛍光ランプ13A、13Bをランプホルダーを反射板12の所定の位置に係止することによって、環形蛍光ランプ13A、13Bの装着と、電気接続とをワンタッチで行う。第5ステップ:最後に、セード14の開口縁14aをシャーシ11の起立縁11aの内側に嵌合してから、セード14を回動することにより、シャーシ11に配設した引掛爪に固定すると、セード14が装着されて、シーリングライトの取付が完了する。
【0083】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、巻き上げ時に電極のずれを生じても、他端側の第2の電極はマウント高さが第1の電極りも小さいため、透光性放電容器の内面に接触したり、近接しにくいので、蛍光体層が傷ついたり、電極からの熱によって蛍光体が変色するような不具合の発生が生じにくい環形蛍光ランプの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の環形蛍光ランプの第1の実施形態を示す正面図
【図2】同じく要部拡大一部断面正面図
【図3】本発明の環形蛍光ランプの第1の実施形態における製造工程を概念的に示す工程図
【図4】本発明の環形蛍光ランプの第2の実施形態を示す要部拡大一部断面正面図
【図5】本発明の照明装置の一実施形態を示す概念的断面図
【符号の説明】
1…透光性放電容器、1a…軟質ガラス管、1bA…ステム、1bB…ステム、1b1…ピンチシール部、1b2…フレア部、1b3…導入線、1b1…ピンチシール部、1b1…ピンチシール部、2…蛍光体層、3A…細管、3A1…チップオフ部、3B…細管、3B1…チップオフ部、4A…第1の電極、4B…第2の電極、M1…マウント、M2…マウント、5…口金。

Claims (1)

  1. 管外径14〜18mmの細長い透光性放電容器の内側に蛍光体層を形成する第1工程と;
    前記透光性放電容器の一端側にマウン高さが30〜50mmの第1の電極を封装するとともに、前記透光性放電容器の他端側に第1の電極よりもマウント高さが小さい第2の電極を封装する第2の工程と;
    前記第2の工程後、前記透光性放電容器の前記一端側を固定側とし、前記他端側を巻き上げ側として回転ドラムに巻き付けてほぼ環状に湾曲する第3の工程と;
    ほぼ環状に形成された前記透光性放電容器内を排気するとともに、水銀および希ガスを含むイオン化媒体を封入する第4の工程と;
    を具備していることを特徴とする環形蛍光ランプの製造方法。
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