JP4177887B1 - スタート標示灯システム - Google Patents

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Abstract

スピード競技において、競技選手と反射神経の俊敏さを競いたいという競技観戦者の潜在的願望を満たすことを可能とするスタート標示灯システムを提供する。スピード競技の競技開始前なのか競技開始後なのかを区別して示す競技スタート標示灯(231)と、スピード競技の競技選手のスタート動作に連動してその競技選手によるスタート動作前またはスタート動作後の状態を区別して示す選手スタート標示灯(232)とを設ける。観戦者(37C,27D〜27F)が競技開始の合図に反応してスタート標示灯(23)を撮影した場合、撮像映像において競技スタート標示灯(231)および選手スタート標示灯(232)により示される状態によって、観戦者(37C,27D〜27F)自身の反応動作の速さと、競技選手の反応動作の速さとが、比較可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車レース等のスピード競技に適用されるスタート標示灯システムに関する。
従来から、スピード競技における出場選手のスタート動作の速さは、競技の勝敗を左右する重要な要素になっており、出場選手は持ち前の鋭敏な反射神経を互いに競い合い、競技観戦者はスタートの一瞬を見逃すまいと固唾を呑んで見守っている。
ちなみに、そのようなスピード競技において、審判が不正スタートを判定したり、あるいは出場選手がスタート技量の練習をしたりするために、各出場選手のスタート合図への反応時間を電子式に計測するようにしたものが開示されている(例えば、特表2001−526919号公報および特開2007−117133号公報参照)。
特表2001−526919号公報 特開2007−117133号公報
ところで、スピード競技の観戦者の一部は、競技を観戦するだけでなく、自分の競技能力を出場選手(競技選手)の競技能力と比較したいとの願望を潜在的に持っている。例えば、自動車レースのように、コース上に整列した競技用車両がスタート合図灯の点灯とともに一斉に発進するスタート場面において、観戦者もレース出場ドライバーと同一条件でスタート合図から発進操作用クラッチ・レバーを操作するまでの反応動作の速さを競うことができれば、観戦者の楽しみが倍加するものと考えられる。しかしながら、そのような機会は従来より提供されていなかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、スピード競技において、競技選手と反射神経の俊敏さを競いたいという競技観戦者の潜在的願望を満たすことを可能とするスタート標示灯システムを提供することにある。
本発明のスタート標示灯システムは、スタート合図に反応して競技選手がスタート動作を起こすまでの所要時間を可視化する工夫を加えることにより、競技観戦者が競技選手と反射神経の俊敏さを競えるようにするものであり、具体的には、スピード競技の競技開始前なのか競技開始後なのかを区別して示す競技スタート標示灯と、スピード競技の競技選手のスタート動作に連動して、その競技選手によるスタート動作前またはスタート動作後の状態を区別して示す選手スタート標示灯とを備えたものである。
本発明のスタート標示灯システムでは、競技スタート標示灯により、スピード競技の競技開始前なのか競技開始後なのかが区別して示される一方、選手スタート標示灯により、スピード競技の競技選手のスタート動作に連動してその競技選手によるスタート動作前またはスタート動作後の状態が区別して示される。したがって、このスピード競技の観戦者(競技観戦者)が、競技開始の合図に反応してこれら競技スタート標示灯および選手スタート標示灯を写真撮影した場合、これによる撮像映像において競技スタート標示灯および選手スタート標示灯により示される状態によって、競技開始の合図に対する競技観戦者自身の反応動作の速さと競技選手の反応動作の速さとが比較可能となる。
例えば、撮像映像において、競技スタート標示灯により競技開始前の状態が示されている場合には、競技観戦者による反応動作がスタート合図の前になされたフライング動作であり、反則であることが分かる。一方、撮像映像で競技スタート標示灯により競技開始後の状態が示されている場合において、選手スタート標示灯により競技選手のスタート動作後の状態が示されているときには、競技観戦者の反応動作よりも、その競技選手の反応動作のほうが速かったということが分かる。また、撮像映像で競技スタート標示灯により競技開始後の状態が示されている場合において、選手スタート標示灯により競技選手のスタート動作前の状態が示されているときには、競技観戦者の反応動作のほうが、その競技選手の反応動作よりも速かったということが分かる。なお、競技観戦者の反応動作の速さの成績順位は、撮像映像において、選手スタート標示灯によりスタート動作後の状態が示されている競技選手と、選手スタート標示灯によりスタート動作前の状態が示されている競技選手との間ということになる。
本発明のスタート標示灯システムでは、上記競技スタート標示灯が、スピード競技の競技開始時からの経過時間をも示す機能を有するようにするのが好ましい。このように構成した場合、競技観戦者の反応動作の速さが、競技選手との間の相対的な指標のみならず、絶対的な指標(反応時間)によっても認識することが可能となる。また、この場合において、上記競技スタート標示灯が、スピード競技の競技選手達の反応時間の統計分布を考慮して、スピード競技の競技開始時からの経過時間を、時間帯の刻みを不均等にして標示するようにするのがより好ましい。このように構成した場合、競技選手達の反応時間の統計分布を考慮して、分布の頻度の高い時間帯の刻みが小さくなるように、競技開始時からの経過時間を示すような調整が可能となる。したがって、競技観戦者と競技選手の反応時間とが、より精度良く認識可能となる。
本発明のスタート標示灯システムでは、上記競技スタート標示灯、選手スタート標示灯およびスピード競技の競技開始の合図を示すスタート合図灯のうちの少なくとも1つが、所定の依頼主の広告灯をも兼ね商標、商品名や企業名を標示するようにしてもよい。このように構成した場合、競技観戦者は、競技スタート標示灯および選手スタート標示灯の撮影時と、撮像映像の観察時との2回にわたってその広告灯としての標示灯を注視することになるため、従来の通常の広告灯と比べてより高い広告効果が得られる。
本発明のスタート標示灯システムでは、上記競技スタート標示灯が、スピード競技の競技開始の合図を示すスタート合図灯により示される合図、またはスピード競技の競技開始の合図音を生成するスタート合図音生成装置により生成される合図音に同期して、スピード競技の競技開始前から競技開始後への変化を示すようにしてもよい。
本発明のスタート標示灯システムでは、上記競技スタート標示灯および選手スタート標示灯の標示内容が表示装置の同一画面上に表示されるようにスピード競技の中継用映像を生成するビデオカメラ装置を備えると共に、上記スピード競技の競技開始の合図を示すスタート合図灯、またはスピード競技の競技開始の合図音を生成するスタート合図音生成装置が、スピード競技の中継用映像のフレーム信号に同期してスタート合図動作を行うようにしてもよい。このように構成した場合、中継用映像に基づく標示内容を表示装置により視聴する競技観戦者が競技選手や競技場内の観戦者よりも遅れてスタート合図動作を認識することになる不公平さが、防止される。また、スタート合図動作のタイミングが予測し難くなるため、競技選手および競技観戦者による山掛けスタート防止効果をも期待できる。
この場合において、スピード競技の中継用映像が、テレビ放送、インターネット動画ストリーミング、映画またはビデオ・ゲームを利用して上記表示装置へ供給されるようにしてもよい。
本発明のスタート標示灯システムでは、上記スピード競技として、例えば、自動車レース、スケート競技、スキー競技、陸上競技または水泳競技が挙げられる。また、上記スピード競技が自動車レースである場合において、選手スタート標示灯を、スピード競技の競技選手が乗車する競技用車両上に設けるようにしてもよい。なお、このような競技用車両としては、例えば、自動車、オートバイ、ゴーカート、スノーモビルまたはリモートコントロール模型自動車を用いることが可能である。
本発明のスタート標示灯システムによれば、スピード競技の競技開始前なのか競技開始後なのかを区別して示す競技スタート標示灯と、スピード競技の競技選手のスタート動作に連動してその競技選手によるスタート動作前またはスタート動作後の状態を区別して示す選手スタート標示灯とを設けるようにしたので、競技観戦者が競技開始の合図に反応してこれら競技スタート標示灯および選手スタート標示灯を撮影した場合に、その撮像映像において、競技開始の合図に対する競技観戦者自身の反応動作の速さと、競技選手の反応動作の速さとを比較することができる。よって、スピード競技において、競技選手と反射神経の俊敏さを競いたいという競技観戦者の潜在的願望を満たすことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るスタート標示灯システム(スタート標示灯システム1)の適用場面例を表したものである。このスタート標示灯システム1は、スピード競技(ここでは、2つの競技用車両21A,21Bによる自動車レース)の競技開始の合図に対する競技の観戦者27D〜27F,37C自身の反応動作の速さと、競技選手(ここでは、競技用車両21A,21Bに乗車する競技選手)の反応動作の速さとを比較するゲーム(VEATLS(Virtual Entrants AT Live Sports)game)に適用されるものである。このスタート標示灯システム1が適用される構成例は、競技場2と、住居3とから構成されている。
競技場2には、競技用コース20上に設置された2台の競技用車両21A,21B、2対の光電管センサ22A1,22A2および22B1,22B2、ならびにスタート標示灯23と、オペレータ室24と、実況中継用ビデオカメラ25と、屋外モニター26とが配置されている。
競技用コース20は、競技用車両21A,21Bが自動車レースの際に実際に疾走するコースである。
競技用車両21A,21Bにはそれぞれ、自動車レースの競技選手が乗車している。これら競技用車両21A,21Bはそれぞれ、競技用コース20上に整列しており、スタート合図を待っている状況となっている。光電管センサ22A1,22A2および光電管センサ22B1,22B2はそれぞれ、競技用車両21A,21Bのスタート動作を検出するものであり、例えば、光電管センサ22A1,22B1が発光器により構成され、光電管センサ22A2,22B2が受光器により構成されている。また、受光器として機能する光電管センサ22A2,22B2から後述するスタート標示灯23内の選手スタート標示灯232A,232Bへは、競技用車両21A,21Bのスタート動作の検出結果を表す制御信号S12A,S12Bが、それぞれ送信されるようになっている。
競技選手のスタート動作を検出する前記光電管センサに代わる別の手段として、競技用車両21A,21Bのアクセル・ペダルや発進操作用クラッチ・レバーの作動を検出するセンサ(図示せず)と、このセンサによる検出結果に基づき、スタート標示灯23内の選手スタート標示灯232の標示内容を制御する制御部(図示せず)とを含んで構成されているようにしてもよい。なお、陸上競技や水泳競技などの場合には、前記センサの代わりに、競技選手の足が踏み台(スターティング・ブロック)を蹴る力を検出する圧力センサを設けるようにしてもよい。
スタート標示灯23は、スピード競技(ここでは、自動車レース)の競技開始の合図を示したり、スピード競技の競技開始前なのか競技開始後なのかを区別して示したり、競技選手によるスタート動作前またはスタート動作後の状態を区別して示したりするものである。なお、このスタート標示灯23の詳細構成例については後述する。
オペレータ室24は、この部屋からスタート標示灯23に対して制御信号S11を送信することにより、スタート標示灯23内の各標示灯の点灯・消灯動作を制御するようになっている。なお、このオペレータ室24の詳細構成ついては後述する。
実況中継用ビデオカメラ25は、スタート標示灯23の標示内容が以下説明する屋外モニター26や室内テレビ36等の表示装置内の同一画面上に表示されるように、スピード競技(ここでは、自動車レース)の中継用映像D1を生成すると共に、この中継用映像D1を有線または無線によって、屋外モニター26や室内テレビ36等へと供給するためのものである。このような中継用映像D1の供給は、例えば、テレビ放送、インターネット動画ストリーミング、映画またはビデオ・ゲームを利用して上記表示装置へ供給されるようになっている。また、この中継用映像D1の動画のフレームレートは、以下説明するように、例えば毎秒60フレーム(60FPS)となっている。なお、この中継用映像D1のフレーム同期信号S2は、詳細は後述するが、オペレータ室24内へ供給されるようになっている。
屋外モニター26は、競技場2内外(ここでは、競技場2内)に設置されている大型スクリーンである。この屋外モニター26は、実況中継用ビデオカメラ25から中継用映像D1が供給されることにより、スタート標示灯23の標示内容が同一画面上に表示されるようになっている。また、この屋外モニター26には、30FPS(フレーム/秒)の制約のあるテレビ放送電波を介さずに、実況中継用ビデオカメラ25と直結されているため、上記したような60FPSや100FPS以上などの高速動画再生が可能となっている。
競技の観戦者27D,27E,27F(競技場観客)は、それぞれ、図中に示した矢印P2〜P4のように、スタート標示灯23や、屋外モニター26に表示されているスタート標示灯23の標示内容を、カメラ等の撮像装置により撮影することにより、詳細は後述する反応動作の速さを比較するゲームを体感することが可能な観戦者である。なお、観戦者27D,27Eは、スタート標示灯23を直接撮影している観戦者であり、観戦者27Fは、屋外モニター26に標示されているスタート標示灯23の標示内容を撮影している観戦者である。
住居3には、室内テレビ36が設置されている。
この室内テレビ36は、実況中継用ビデオカメラ25から中継用映像D1が供給されることにより、スタート標示灯23の標示内容が同一画面上に表示されるようになっている。なお、この室内テレビ36には、テレビ放送用の動画像には限られず、DVD(Digital Versatile Disc)映像や、ビデオ・ゲームによる映像、インターネット動画ストリーミング、映画などを表示できるものも含まれている。
競技の観戦者37C(実況中継視聴者)は、図中に示した矢印P1のように、室内テレビ36に表示されているスタート標示灯23の標示内容を、カメラ等の撮像装置により撮影することにより、詳細は後述する反応動作の速さを比較するゲームを体感することが可能な観戦者である。
次に、図2を参照して、スタート標示灯23の詳細構成例について説明する。このスタート標示灯23は、単一の標示装置内に、スタート合図灯230と、競技スタート標示灯231と、選手スタート標示灯232とを備えた構成となっている。
スタート合図灯230は、スピード競技(ここでは、自動車レース)の競技開始の合図を示すものである。このスタート合図灯230は、所定方向(ここでは、水平方向)に沿って並んで配置された複数(ここでは、5つ)の標示灯により構成されている。スタート合図灯230は、オペレータ室24により供給される制御信号S11によって点灯・消灯動作が制御されるようになっており、詳細は後述するが、実況中継用ビデオカメラ25からオペレータ室24へ供給される中継用映像D1のフレーム信号S2に同期してスタート合図動作を行うようになっている。
競技スタート標示灯231は、スピード競技(ここでは、自動車レース)の競技開始前なのか競技開始後なのかを区別して示すものである。この競技スタート標示灯231は、所定方向(ここでは、水平方向)に沿って並んで配置された複数(ここでは、5つ)の標示灯により構成されると共に、これら複数の標示灯の点灯の有無を利用した2進法標示(この場合、2−1=31通りの2進法標示)により、スピード競技の競技開始時からの経過時間をも示す機能を有するようになっている。また、この競技スタート標示灯231は、スタート合図灯230により示される合図(場合によっては、スピード競技の競技開始の合図音を生成するスタート合図音生成装置(図示せず)により生成される合図音)に同期して、スピード競技の競技開始前から競技開始後への変化を示すようになっている。この際、詳細は後述するが、このようなスピード競技の競技開始時からの経過時間は、スピード競技の競技選手の反応時間の統計分布を考慮して、時間帯の刻みを不均等にして標示されるようになっているのが好ましい。なお、この競技スタート標示灯231も、オペレータ室24により供給される制御信号S11によって点灯・消灯動作が制御されるようになっている。
選手スタート標示灯232は、スピード競技(ここでは、自動車レース)の競技選手のスタート動作に連動して、その競技選手による競技用車両21A,21Bのスタート動作前またはスタート動作後の状態を区別してそれぞれ示すものであり、競技用車両21Aに対応する選手スタート標示灯232Aと、競技用車両21Bに対応する選手スタート標示灯232Bとから構成されている。このようなスタート動作に連動した選手スタート標示灯232の点灯・消灯動作は、光電管センサ22A2,22B2から送信される制御信号S12A,S12Bや、競技用車両21A,21Bに搭載される発進操作用クラッチ・レバーの作動を検出するセンサから送信される制御信号によって制御されるようになっている。
なお、上記したスタート合図灯230、競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232の標示灯はそれぞれ、電源スイッチを入れてから点灯するまでの応答時間が例えば0.01秒以下である照明具により構成されているのが好ましい。これは、以下の理由による。すなわち、例えば白熱灯をこれらの標示灯に用いた場合には、電源スイッチを入れてから点灯するまでの応答時間に約0.2秒から0.25秒を要する。一方、本実施の形態のような自動車レースに出場する一流選手がスタート合図灯230に反応して発進操作用クラッチ・レバーを操作するまでの応答時間は、一般に約0.2秒から0.3秒の間に分布する。したがって、白熱灯を用いる標示灯では、競技選手のスタート合図反応動作が実際より約2倍の時間を要して点灯標示されることになり、後述するように観戦者が競技選手と反射神経を競う場合に、競技選手が不利な扱いになってしまい競技の公平性面で問題が生じるからである。
次に、図3を参照して、オペレータ室24の詳細構成例について説明する。このオペレータ室24には、制御ユニット240と、スタート準備スイッチ241と、スタートスイッチ242と、アボートスイッチ243とが設置されている。
制御ユニット240は、タイマ240Bと、フレーム同期信号S2や、スタート準備スイッチ241、スタートスイッチ242およびアボートスイッチ243からの制御信号、ならびにタイマ240Bからの時間情報に基づいて制御信号S11を生成・出力する制御部240Aとを含んで構成されている。
スタート準備スイッチ241は、詳細は後述するが、スタート合図灯230の標示灯(後述する標示灯230−1〜230−5)の点灯動作を制御するためのスイッチである。
スタートスイッチ242は、詳細は後述するが、スタート合図灯230の全ての標示灯が点灯した後に、このスタート合図灯230の全ての標示灯が一斉に消灯動作を行う時期(スタート合図の瞬間)の制御をするためのスイッチである。
アボートスイッチ243は、スタート前などに、例えば競技選手や競技用車両21A,21Bにトラブルが発生した場合などに、スタート合図灯230によるスタート合図を取り止めるためのスイッチである。
次に、図4図10を参照して、本実施の形態のスタート標示灯システム1の動作について説明する。図4は、このスタート標示灯システム1の動作をタイミング図で表したものであり、図4(A)は競技進行過程を、図4(B)は実況中継用ビデオカメラ25の動作を、図4(C)はスターター(図示せず)の動作を、図4(D)はスタート合図操作盤(図示せず)の動作を、図4(E)はスタート合図灯230の動作を、図4(F)は競技スタート標示灯231の動作を、図4(G)は競技用車両21Aの動作を、図4(H)は競技用車両21A用の選手スタート標示灯232Aの動作を、図4(I)は競技用車両21Bの動作を、図4(J)は競技用車両21B用の選手スタート標示灯232Bの動作を、図4(K)は観戦者37C(実況中継視聴者)の動作を、図4(L)は観戦者27D(競技場観客)の動作を、図4(M)は観戦者27E(競技場観客)の動作を、図4(N)は観戦者27F(競技場観客)の動作を、それぞれ表したものである。
まず、図4(A)に示したように、競技進行過程におけるスタート前においては、図4(F)に示した競技スタート標示灯231は、消灯状態となっている。
一方、この競技進行過程におけるスタート前において、スタート合図灯230では、例えば図5A図5Fに順番に示したように、複数(ここでは、5つ)の標示灯230−1〜230−5は、スタート準備スイッチ241による制御信号に応じて所定間隔で順次点灯していく(図4(D)、図4(E)参照)と共に、これら5つの標示灯230−1〜230−5が全て点灯すると、スタートスイッチ242による制御信号および中継用映像D1のフレーム信号S2に基づく不定期間経過後に、標示灯230−1〜230−5が全て一斉に消灯する(図4(D),図4(E)参照)。
具体的には、例えば図6(A)〜図6(D)にタイミング図で示したように、標示灯230−1〜230−5は、スタートスイッチ242が押されて(スタートパルスが発生して)それによる制御信号(スタートイネーブル信号)が「H(ハイ)」状態となった後、中継用映像D1のフレーム信号S2に同期して(図中のタイミングt1からα時間経過後のタイミングt2において)一斉に消灯し、競技開始となる。これにより、中継用映像D1に基づく標示内容を室内テレビ36により視聴する観戦者37C(実況中継視聴者)が競技選手や競技場内の観戦者27D〜27E(競技場観客)より遅れてスタート合図動作を認識することになる不公平さが、防止される。逆に、フレーム信号S2に同期させずスタート合図を行なった場合は、図6のα時間に相当する遅れが中継用映像D1に生じるため、室内テレビ36により視聴する観戦者37C(実況中継視聴者)が競技選手や競技場内の観戦者27D〜27E(競技場観客)よりも遅れてスタート合図動作を認識することになる。また、スタート合図をフレーム信号S2に同期させることにより、スタート合図灯230における標示灯230−1〜230−5の一斉消灯動作(スタート合図動作)のタイミングが予測し難くなるため、競技選手および競技観戦者による山掛けスタートの防止効果をも期待できる。
次に、競技進行過程におけるスタート後においては、まず、上記したように、例えばスタート合図灯230の標示灯230−1〜230−5が、全て消灯状態となる(図4(E),図5F)。
一方、この競技進行過程におけるスタート後において、競技スタート標示灯231は、例えば図4(F)および図7A図7Fに順番に示したように、複数(ここでは、5つ)の標示灯231−1〜231−5の点灯の有無を利用した2進法標示(2−1=31通り:ここでは、標示灯231−1側が下位の桁を表している)によって、スピード競技(ここでは、自動車レース)の競技開始時からの経過時間が示される。
また、この際、例えば図8中のフレーム番号「1」〜「31」、記号「(X)」、「(Y)」,「(Z)」,「(V)」,「(W)」でそれぞれ示したように、このようなスピード競技の競技開始時からの経過時間は、スピード競技の競技選手の反応時間の統計分布を考慮して、時間帯の刻みを不均等にして標示される。具体的には、競技選手の反応時間の統計分布を考慮して、分布の頻度が高い時間帯の刻みが小さくなるようにすると共に、分布の頻度が低い時間帯の刻みが大きくなるように、競技開始時からの経過時間を示すような調整がなされている。これにより、競技観戦者と競技選手の反応時間を、より精度良く認識可能となる。
また、この競技進行過程におけるスタート後において、例えば図4(G),図4(I)に示したように、競技選手による競技用車両21A,21Bのスタート動作がなされて競技用車両21A,21Bが疾走を開始すると、そのような各競技用車両21A,21Bのスタート動作に連動して、例えば図4(H),図4(J)に示したように、制御信号S12A,S12Bに基づき、選手スタート標示灯232A,232Bが次々に点灯していく。
ここで、このような状況下、例えば図4(K)〜図4(N)に示したように、観戦者37C,27D〜27Fが、スタート合図灯230の合図に反応して、スタート標示灯23(具体的には、競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232A,232B)を撮影すると、各観戦者37C,27D〜27F自身の反応時間と、各競技用車両21A,21Bの競技選手の反応時間とに応じて、例えば図9A図9Dにそれぞれ示したような撮像映像(写真41C〜41F)が得られる。なお、図9A図9Dに示した写真41C〜41Fはそれぞれ、観戦者37C、観戦者27D、観戦者27Eおよび観戦者27Fによる撮像映像の一例を表したものである。
ここで、本実施の形態のスタート標示灯システム1では、競技スタート標示灯231により、スピード競技(ここでは、自動車レース)の競技開始前なのか競技開始後なのかが区別して示される一方、選手スタート標示灯232A,232Bにより、スピード競技の競技選手のスタート動作に連動して、その競技選手によるスタート動作前またはスタート動作後の状態が区別して示される。したがって、このスピード競技の観戦者(競技観戦者)が、上記のように競技開始の合図に反応してこれら競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232A,232Bを撮影した場合、これによる撮像映像(例えば、写真41C〜41F)において競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232A,232Bにより示される点灯・消灯状態によって、競技開始の合図に対する観戦者37C,27D〜27F自身の反応動作の速さと、各競技用車両21A,21Bの競技選手の反応動作の速さとが、相対的に比較可能となる。
具体的には、例えば写真41C〜41Fにおいて、競技スタート標示灯231により競技開始前の状態が示されている場合には、観戦者37C,27D〜27Fによる反応動作がフライング動作であり、反則であることが分かる(ここでは、写真41Cに対応する観戦者37Cによる反応動作が該当する)。
一方、写真41C〜41Fにおいて、競技スタート標示灯231により競技開始後の状態が示されている場合において、選手スタート標示灯232A,232Bにより競技選手のスタート動作後の状態が示されているときには、観戦者37C,27D〜27Fの反応動作よりも、その競技選手の反応動作のほうが速かったということが分かる(ここでは、写真41E,41Fに対応する観戦者27E,27Fによる反応動作が該当する(写真41Eの場合、観戦者27Eの反応動作よりも、競技用車両21Aに乗車する競技選手の反応動作のほうが速かったということが分かる))。
また、写真41C〜41Fにおいて、競技スタート標示灯231により競技開始後の状態が示されている場合において、選手スタート標示灯232A,232Bにより競技選手のスタート動作前の状態が示されているときには、観戦者37C,27D〜27Fの反応動作のほうが、その競技選手の反応動作よりも速かったということが分かる(ここでは、写真41D,41Eに対応する観戦者27D,27Eによる反応動作が該当する(写真41Eの場合、観戦者27Eの反応動作のほうが、競技用車両21Bに乗車する競技選手の反応動作よりも速かったということが分かる))。
さらに、観戦者37C,27D〜27Fの反応動作の速さの成績順位は、例えば図10に示したように、写真41C〜41Fにおいて、選手スタート標示灯232A,232Bによりスタート動作後の状態が示されている競技選手と、選手スタート標示灯232A,232Bによりスタート動作前の状態が示されている競技選手との間ということになる。
以上のように本実施の形態では、スピード競技(ここでは、自動車レース)の競技開始前なのか競技開始後なのかを区別して示す競技スタート標示灯231と、スピード競技の競技選手(ここでは、競技用車両21A,21Bに乗車している各競技選手)のスタート動作に連動してその競技選手によるスタート動作前またはスタート動作後の状態を区別して示す選手スタート標示灯232A,232Bとを設けるようにしたので、このスピード競技の観戦者37C,27D〜27Fが、スタート合図灯230による競技開始の合図に反応して競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232A,232Bを撮影した場合、これによる撮像映像(例えば、写真41C〜41F)において競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232A,232Bにより示される点灯・消灯状態によって、競技開始の合図に対する観戦者37C,27D〜27F自身の反応動作の速さと、各競技用車両21A,21Bの競技選手の反応動作の速さとを、相対的に比較することができる。よって、スピード競技において、競技選手と反射神経の俊敏さを競いたいという競技観戦者の潜在的願望を満たすことが可能となる。
また、競技スタート標示灯231が、スピード競技の競技開始時からの経過時間をも示す機能を有するようにしたので、観戦者37C,27D〜27Fの反応速度の速さが、各競技用車両21A,21Bの競技選手との間の相対的な指標のみならず、絶対的な指標(反応時間)によっても認識することが可能となる。
また、競技スタート標示灯231が、競技選手の反応時間の統計分布を考慮して、分布の頻度の高い時間帯の刻みが小さくなるように競技開始時からの経過時間を示すような調整が可能となる。よって、観戦者37C,27D〜27Fと各競技用車両21A,21Bの競技選手の反応時間とを、より精度良く認識することが可能となる。
また、競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232A,232Bの標示内容が屋外モニター26や室内テレビ36等の表示装置の同一画面上に表示されるように中継用映像D1を生成する実況中継用ビデオカメラ25を設けると共に、スタート合図灯230が、この中継用映像D1のフレーム信号S2に同期してスタート合図動作を行うようにしたので、中継用映像D1に基づく標示内容を室内テレビ36により視聴する観戦者37C(実況中継視聴者)が競技選手や競技場内の観戦者27D〜27E(競技場観客)よりも遅れてスタート合図動作を認識することになる不公平さを、防止することが可能となる。また、スタート合図動作のタイミングを予測し難くすることができ、各競技用車両21A,21Bの競技選手および観戦者37C,27D〜27Fによる山掛けスタートの防止効果をも期待できるようになる。
また、上記のような実況中継用ビデオカメラ25を設けるようにしたので、中継用映像D1による観戦を行う視聴者(例えば、観戦者37C,27F)も、この中継用映像D1に基づいて屋外モニター26や室内テレビ36等の表示装置の同一画面上に表示されている競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232A,232Bの標示内容によって、競技開始の合図に対する観戦者37C,27F自身の反応動作の速さと、各競技用車両21A,21Bの競技選手の反応動作の速さとを、相対的に比較することが可能となる。
さらに、競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232A,232Bをそれぞれ、電源スイッチを入れてから点灯するまでの応答時間が0.01秒以下の照明具(例えば発光ダイオード製の照明具)により構成するようにしたので、観戦者と競技選手との競技の公平性を改善することが可能となる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。
例えば、図11に示したスタート標示灯23Aのように、競技スタート標示灯231などにおける複数の標示灯の所定方向(ここでは、水平方向)に沿った両端部に、所定の位置決めマーキング部233A,233Bを設けるようにしてもよい。このように構成した場合、例えば観戦者37C,27D〜27Fにより撮影された写真41C〜41Fを、例えばオプティカル・コード・リーダーなどによって読み取らせることによって2進法標示による競技開始時からの経過時間を自動的に検出するような場合において、2進法標示の上位側および下位側の桁を容易に判別することができるため、例えば図10に示したような総合成績表を作成する際のデータ処理作業を容易に行うことが可能となる。
また、例えば図12に示したスタート標示灯23Bのように、競技スタート標示灯231、選手スタート標示灯232A,232Bおよびスタート合図灯230を構成する各標示等のうちの少なくとも1つが、所定の依頼主の広告灯をも兼ね、商標、商品名や企業名を標示するようにしてもよい。このように構成した場合、観戦者37C,27D〜27Fは、競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232A,232Bの撮影時と、撮像映像(写真)の観察時との2回にわたってその広告灯としての標示灯を注視することになるため、従来の通常の広告灯と比べ、より高い広告効果を得ることが可能となる。
また、上記実施の形態では、スタート標示灯23が、競技スタート標示灯231、選手スタート標示灯232A,232Bおよびスタート合図灯230により構成されている場合について説明したが、例えば図14に示したスタート標示灯23Dのように、スタート標示灯23Dが、競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232A,232Bのみにより構成されているようにしてもよい。この方法は、競技のスタート合図がピストル号砲などの音声でなされる陸上競技や水泳競技の場合に特に適している。
また、例えば図13A図13Dに示したスタート標示灯23Cのように、競技スタート標示灯231Cおよび例えば8名の競技選手A1〜A8用の選手スタート標示灯232Cが、所定方向(ここでは、水平方向)に沿って並んで配置された複数の標示灯により構成されると共に、これら複数の標示灯の点灯の有無を利用したドット・マトリクス標示により、スピード競技(ここでは、自動車レース)の競技開始時からの経過時間および競技選手のスタート動作前か動作後の状態を示すようにしてもよい。このように構成した場合、例えば観戦者37C,27D〜27Fにより撮影された写真において、各競技選手A1〜A8がスタート動作を行なった瞬間の競技開始時からの経過時間を認識することが可能となる。
また、以上の実施の形態では、スタート標示灯23が、競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232を有する単一の標示装置により構成されている場合について説明したが、例えば図15図17に示したスタート標示灯23Eのように、スピード競技が自動車レースなどである場合には、スタート標示灯23Eが競技スタート標示灯231およびスタート合図灯230を有すると共に、選手スタート標示灯282を、スピード競技の競技選手が乗車する各競技用車両28上(具体的には、各競技用車両28における車両本体部280上)に設けるようにしてもよい。また、競技用車両28の前照灯や後尾灯(図示せず)に選手スタート標示灯282を兼用させてもよい。このように、競技用コース20に設置されたスタート信号灯23Eにではなく、競技用車両28上に選手スタート標示灯282を設ける場合には、競技選手のスタート動作を検出する手段は、前記光電管センサ22A2,22B2より、競技用車両28のアクセル・ペダルや発進操作用クラッチ・レバーの作動を検出するセンサの方が、設置が容易なので適している。なお、スタート標示灯23Eと各競技用車両28上の選手スタート標示灯282とは、観戦者37C,27D〜27Fによる撮像写真において、同一画像内に収まるように配置されている。またこの場合、例えば図17に示した室内テレビ36(または屋外モニター26)のように、競技スタート標示灯231の標示内容362Aおよび選手スタート標示灯282の標示内容362Bがそれぞれ、表示装置の同一画面(映像標示領域361や標示灯表示領域362)上に拡大して表示されるようにしてもよい。なお、このように競技スタート標示灯231の標示内容362Aおよび選手スタート標示灯282の標示内容362Bを拡大表示することは、映画や大画面テレビの場合には不要であるが、携帯電話端末のように表示画面が小さい場合においては、点灯・消灯状態を判定するに必要な写真解像度を得るために有効である。
また、以上の実施形態では、競技スタート標示灯231、選手スタート標示灯232ないし282およびスタート合図灯230が、点灯・消灯により状態を標示する場合について説明したが、そのような状態の標示には、消灯から点灯、および点灯から消灯のいずれを用いてもよく、また、点灯色の変化(例えば、赤色から青色への変化)を用いるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、中継用映像D1のフレームレートが60FPSの場合について説明したが、中継用映像D1のフレームレートはこの場合には限られない。ただし、中継用映像D1のフレームレートが例えば毎秒100フレーム(100FPS)以上であるのが好ましい。これは、以下の理由による。すなわち、自動車レースに出場する一流選手がスタート合図灯230に反応して発進操作用クラッチ・レバーを操作するまでの応答時間は、前述のように約0.2秒から0.3秒までの間に分布するため、この差の0.1秒間に全競技選手がスタート動作を行うことになる。一方、NTSC方式のテレビ放送画面は、毎秒30フレーム(30FPS)の動画像であり、0.1秒間に表示されるのは3画面である。この3画面の間に、自動車レースで一斉にスタートする競技選手数が例えば12名の場合には、1画面に平均4名以上の選手スタート標示灯232の点灯が見られるため、成績判定の精度は3段階評価にとどまる。そこで、上記のように中継用映像D1を100FPS以上の速度で表示することで、0.1秒間に10画面、すなわち10段階評価以上の成績判定精度を得ることが可能となる。
また、上記実施の形態では、自動車レースに用いられる競技用車両の一例として自動車を挙げて説明したが、このような競技用車両としては、他にも例えば、オートバイ、ゴーカート、スノーモビルまたはリモートコントロール模型自動車などを用いることが可能である。
また、上記実施の形態では、スピード競技の一例として自動車レースを挙げて説明したが、このようなスピード競技としては、他にも例えば、スケート競技、スキー競技、陸上競技または水泳競技などが挙げられる。この場合において、スタート合図灯230の代わりに、スピード競技の競技開始の合図音を生成するスタート合図音生成装置(図示せず)が設けられているスピード競技においては、例えば、競技スタート標示灯231が、上記スタート合図音生成装置により生成される合図音に同期して、スピード競技の競技開始前から競技開始後への変化を示すようにすればよい。
さらに、本発明のスタート標示灯システムは、例えば、DVDに録画しておいた映像や、ゲーム機器による映像にも適用することが可能である。なお、ゲーム機器による映像の場合には、実況中継視聴者は表示画面を写真撮影する代わりにゲーム機器の操作ボタンを押下することで選択された画像フレームにより競技スタート標示灯231および選手スタート標示灯232の点灯・消灯状態を確認するようにしてもよい。
産業上の利用の可能性
本発明に係るスタート標示灯システムは、スポーツ界が、オリンピックやF1グランプリ・レースなどのように世界的規模での巨大イベント化するのに伴い、急騰する運営経費を賄うべく入場券販売やテレビ放映権契約および企業広告看板設置などのビジネス開拓を進める商業主義化の道を歩んでいる中で、専用のゲーム機コントローラを使用せずともカメラやカメラ付き携帯電話端末さえ所持していれば、全ての競技場観戦者および実況中継番組視聴者が参加できる反射神経ゲームという新たなエンターテインメントを提供することで入場券およびテレビ放映権の売上高を増やし尚且つ新たな企業広告看板収入も得ることが可能であるため、産業上の利用可能性を有するものである。
本発明の一実施の形態に係るスタート標示灯システムの適用場面例を表すブロック図である。 図1に示したスタート標示灯の詳細構成例を表す平面図である。 図1に示したオペレータ室の詳細構成例を表すブロック図である。 本実施の形態に係るスタート標示灯システムの動作の一例を表すタイミング図である。 スタート時におけるスタート合図灯の動作の一例を表す平面図である。 スタート合図の時間遅れのない中継用映像の実況中継視聴者への提供機能の一例を表すタイミング図である。 スタート後における競技スタート標示灯の動作の一例を表す平面図である。 競技スタート標示灯による時間帯の刻みを不均等にした標示の一例を表す図である。 各競技観戦者により撮影されたスタート標示灯の写真例を表す模式図である。 各競技選手および各競技観戦者による反射神経の俊敏さの競争結果の一例を表す図である。 本発明の変形例に係るスタート標示灯の詳細構成を表す平面図である。 本発明の他の変形例に係るスタート標示灯の詳細構成を表す平面図である。 本発明の他の変形例に係るスタート標示灯の詳細構成を表す平面図である。 本発明の他の変形例に係るスタート標示灯の詳細構成を表す平面図である。 本発明の他の変形例に係るスタート標示灯および競技用車両の詳細構成を表す斜視図である。 図15に示した競技用車両を拡大して表した斜視図である。 図15に示したスタート標示灯および選手スタート標示灯の内容を表示装置の同一画面上に表示した場合の適用場面例を表す平面図である。

Claims (6)

  1. 観戦者が競技選手と反射神経の俊敏さを競うためのスタート標示灯システムであって、
    スピード競技の競技開始前なのか競技開始後なのかを区別して示すとともに、前記スピード競技の競技開始時からの経過時間を示す機能を有する競技スタート標示灯と、
    競技開始合図に対する競技選手のスタート動作の前後の状態を区別して示す選手スタート標示灯と
    を備え
    該競技開始の合図に反応して所定の位置から写真撮影された場合に、前記競技スタート標示灯と前記選手スタート標示灯とが同一画面内に収まるように配置されていることを特徴とするスタート標示灯システム。
  2. 前記競技スタート標示灯は、前記スピード競技の競技選手の競技開始合図に対する反応時間の統計分布に基づき、分布の頻度の高い時間帯の刻みが小さくなるように調整された時間帯の刻みで、前記スピード競技の競技開始時からの経過時間を標示することを特徴とする請求項に記載のスタート標示灯システム。
  3. 前記競技スタート標示灯、前記選手スタート標示灯および前記スピード競技の競技開始の合図を示すスタート合図灯のうちの少なくとも1つが、所定の依頼主の広告灯をも兼ねていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスタート標示灯システム。
  4. スピード競技の競技開始前なのか競技開始後なのかを区別して示す競技スタート標示灯と、
    競技開始の合図に対する競技選手のスタート動作の前後の状態を区別して示す選手スタート標示灯と、
    前記競技スタート標示灯および前記選手スタート標示灯の標示内容が表示装置の同一画面上に表示されるように、前記スピード競技の中継用映像を生成するビデオカメラ装置とを備え、
    前記スピード競技の競技開始の合図を示すスタート合図灯、または前記スピード競技の競技開始の合図音を生成するスタート合図音生成装置は、前記スピード競技の中継用映像のフレーム信号に同期してスタート合図動作を行うことを特徴とするスタート標示灯システム。
  5. 前記競技スタート標示灯、前記選手スタート標示灯および前記スピード競技の競技開始の合図を示すスタート合図灯のうちの少なくとも1つが、所定の依頼主の広告灯をも兼ねていることを特徴とする請求項に記載のスタート標示灯システム。
  6. 前記選手スタート標示灯が、前記スピード競技の競技用車両上に設けられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のスタート標示灯システム。
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