JP4176884B2 - 電気自動車のバッテリ格納構造および格納方法 - Google Patents
電気自動車のバッテリ格納構造および格納方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4176884B2 JP4176884B2 JP28695198A JP28695198A JP4176884B2 JP 4176884 B2 JP4176884 B2 JP 4176884B2 JP 28695198 A JP28695198 A JP 28695198A JP 28695198 A JP28695198 A JP 28695198A JP 4176884 B2 JP4176884 B2 JP 4176884B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- electric vehicle
- case
- insulating material
- silicone rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、バッテリを動力源とする電気自動車のバッテリ格納構造およびバッテリ格納方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、電気自動車に搭載されるバッテリの冷却性能を向上させることを目的としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、バッテリの外周面と、このバッテリが収容されるケース内面との間に設けた空間に、熱伝導性を有する絶縁材を充填し、この絶縁材は、少なくとも充填作業時には液状で、かつ熱伝導性充填剤を含有するシリコーンゴムであり、前記熱伝導性充填剤は、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、水酸化アルミニウムのいずれかで構成されている。
【0004】
このような構成の電気自動車のバッテリ格納構造によれば、バッテリとケース内面との間の空間に、液状の絶縁材を充填することで、空間内は空気層が排除されて絶縁材で満たされ、バッテリから発生する熱は、隙間なく充填された絶縁材を介してケースから外部に効率よく放出される。
また、電気絶縁材としては、一般に電気絶縁性が10 12 Ω・cm以上であることが望ましく、シリコーンゴムは、電気絶縁性が10 12 〜10 16 Ω・cmであり、かつ耐熱性および耐寒性に優れているので、好適である。
さらに、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、水酸化アルミニウムのいずれかで構成した熱伝導性充填剤の電気絶縁性および熱伝導性が向上する。
請求項2の発明は、バッテリの外周面と、このバッテリが収容されるケース内面との間に設けた空間に、熱伝導性を有する絶縁材を充填し、この絶縁材は、少なくとも充填作業時には液状で、かつ熱伝導性充填剤を含有するシリコーンゴムであり、このシリコーンゴムは、液状付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物からなり、前記熱伝導性充填剤の含有量は、オルガノポリシロキサン100重量部に対し、100ないし1000重量部である。
請求項3の発明は、シリコーンゴムは、液状付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物からなり、熱伝導性充填剤の含有量は、オルガノポリシロキサン100重量部に対し、100ないし1000重量部である。
オルガノポリシロキサン100重量部に対し、熱伝導性充填剤の含有量が100重量部より少ないと、熱伝導率が不充分となり、同1000重量部より多くなると、オルガノポリシロキサンに対する充填性が劣り、粘度が上昇して取り扱いが不便となる。
【0005】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項の発明の構成において、バッテリは、両端に端子を備えた円柱形状を呈し、ケースは前記バッテリに対応した円筒形状部を有し、前記バッテリとケース内面との間に設けた環状空間に絶縁材が充填されている構成としてある。
【0006】
上記構成によれば、ケースの円筒形状部内面とバッテリとの間には、環状空間が形成され、この環状空間に充填された絶縁材を介してバッテリの熱が外部に放出される。
【0007】
請求項5の発明は、請求項4の発明の構成において、環状空間は、バッテリの両端付近に設けたシールリングによって密封されている構成としてある。
【0008】
上記構成によれば、環状空間に充填された液状の絶縁材は、シールリングによって密封される。
【0009】
請求項6の発明は、請求項5の発明の構成において、シールリングは、バッテリの両端付近の外周部に設けた環状のスペーサと、ケースとの間に介装されている構成としてある。
【0010】
上記構成によれば、環状のスぺーサによってバッテリとケースとの間に環状空間が形成され、この環状空間はシールリングによって密封される。
【0011】
請求項7の発明は、請求項4ないし6のいずれか1項の発明の構成において、環状空間に対応するケースには、絶縁材の注入口と、空気排出口とがそれぞれ設けられている。
【0012】
上記構成によれば、ケースの注入口から液状の絶縁材を注入すると、これに対応して空気排出口から環状空間内の空気がケース外部に排出される。
【0015】
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項の発明の構成において、液状にて充填されるシリコーンゴムは、充填後硬化するものである。
【0016】
シリコーンゴムとして、例えば液状付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物を使用することで、充填後硬化する。
【0017】
請求項9の発明は、請求項8の発明の構成において、シリコーンゴムは、加熱により硬化するものである。
【0018】
上記構成によれば、液状のシリコーンゴムは、加熱により、硬化反応が促進する。
【0019】
請求項10の発明は、請求項8または9の発明の構成において、硬化したシリコーンゴムは、アスカーC硬度が30以下である。
【0020】
上記構成によれば、アスカーC硬度が30以下のシリコーンゴムは、柔軟性に優れ、バッテリとケースとの間の環状空間に隙間なく対応し、硬化後の膨張によるバッテリへの応力も緩和されるとともに、衝撃吸収性も向上する。
【0025】
請求項11の発明は、両端に端子を備えた円柱形状のバッテリを、円筒形状のケース内のバッテリ収容空間に収容し、前記バッテリとケース内面との間に設けた環状空間に、液状の絶縁材を充填後、硬化させる電気自動車のバッテリ格納方法であって、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、水酸化アルミニウムのいずれかで構成されている熱伝導性充填剤を含有するシリコーンゴムからなる前記絶縁材を、前記環状空間に充填後、硬化させるバッテリ格納方法としてある。
【0026】
上記バッテリ格納方法によれば、環状空間内の空気層が確実に排除され、バッテリから発生する熱は、隙間なく充填された絶縁材を介してケースから外部に効率よく放出される。
また、電気絶縁材としては、一般に電気絶縁性が10 12 Ω・cm以上であることが望ましく、シリコーンゴムは、電気絶縁性が10 12 〜10 16 Ω・cmであり、かつ耐熱性および耐寒性に優れているので、好適である。
さらに、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、水酸化アルミニウムのいずれかで構成した熱伝導性充填剤の電気絶縁性および熱伝導性が向上する。
請求項12の発明は、両端に端子を備えた円柱形状のバッテリを、円筒形状のケース内のバッテリ収容空間に収容し、前記バッテリとケース内面との間に設けた環状空間に、液状の絶縁材を充填後、硬化させる電気自動車のバッテリ格納方法であって、液状付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物からなるシリコーンゴムの熱伝導性充填剤の含有量が、オルガノポリシロキサン100重量部に対し、100ないし1000重量部である前記シリコーンゴムからなる絶縁材を、前記環状空間に充填後、硬化させるバッテリ格納方法としてある。
オルガノポリシロキサン100重量部に対し、熱伝導性充填剤の含有量が100重量部より少ないと、熱伝導率が不充分となり、同1000重量部より多くなると、オルガノポリシロキサンに対する充填性が劣り、粘度が上昇して取り扱いが不便となる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、バッテリとケース内面との間に形成した空間に、液状の絶縁材を充填するようにしたので、空間内の空気層を確実に排除でき、バッテリから発生する熱は、隙間なく充填された絶縁材を介してケースから外部に効率よく放出できてバッテリの冷却性能が向上し、寿命も向上する。
また、絶縁材は、熱伝導性充填剤を含有するシリコーンゴムとしたので、電気絶縁性を充分確保しつつ、バッテリの熱をケース外部へ効率よく放出できる。
さらに、シリコーンゴムに充填される熱伝導性充填剤は、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、水酸化アルミニウムのいずれかで構成されているので、電気絶縁性および熱伝導性を向上させることができる。
請求項2または3の発明によれば、熱伝導性充填剤は、含有量が、オルガノポリシロキサン100重量部に対し、100〜1000重量部としたので、熱伝導率が充分得られると同時に、オルガノポリシロキサンに対する充填性が優れ、粘度が上昇することなく取り扱いも容易となる。
【0028】
請求項4の発明によれば、バッテリの熱は、バッテリとケースとの間の環状空間に隙間なく充填された絶縁材を介して外部に効率よく放出することができる。
【0029】
請求項5の発明によれば、環状空間に充填された液状の絶縁材は、シールリングによって密封されているので、外部への漏れを防止することができる。
【0030】
請求項6の発明によれば、環状のスペーサによってバッテリとケースとの間に環状空間が形成され、この環状空間をシールリングによって密封することができる。
【0031】
請求項7の発明によれば、ケースの注入口から液状の絶縁材を注入することで、空気排出口から環状空間内の空気がケース外部に排出され、これにより環状空間内の空気層を確実に排除することができる。
【0033】
請求項8の発明によれば、液状のシリコーンゴムは、充填後硬化した状態で、バッテリから発生した熱をケース外部に放出し、バッテリを冷却することができる。
【0034】
請求項9の発明によれば、液状のシリコーンゴムは、加熱により、硬化反応が促進し、短時間で硬化させることができる。
【0035】
請求項10の発明によれば、加熱により硬化したシリコーンゴムは、アスカーC硬度が30以下としたので、柔軟性に優れ、バッテリとケースとの間の空間に隙間なく対応し、硬化後の膨張によるバッテリへの応力も緩和されるとともに、衝撃吸収性も向上する。
【0038】
請求項11の発明によれば、環状空間内の空気層が確実に排除され、バッテリから発生する熱は、隙間なく充填された絶縁材を介してケースから外部に効率よく放出されてバッテリの冷却性能が向上し、寿命も向上する。
また、絶縁材は、熱伝導性充填剤を含有するシリコーンゴムとしたので、電気絶縁性を充分確保しつつ、バッテリの熱をケース外部へ効率よく放出できる。
さらに、シリコーンゴムに充填される熱伝導性充填剤は、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、水酸化アルミニウムのいずれかで構成されているので、電気絶縁性および熱伝導性を向上させることができる。
請求項12の発明によれば、熱伝導性充填剤は、含有量が、オルガノポリシロキサン100重量部に対し、100〜1000重量部としたので、熱伝導率が充分得られると同時に、オルガノポリシロキサンに対する充填性が優れ、粘度が上昇することなく取り扱いも容易となる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0040】
図1は、この発明の実施の一形態を示す電気自動車のバッテリ格納構造を備えたバッテリユニットの分解斜視図であり、図2は、上記したバッテリユニットを搭載した電気自動車の側面図である。バッテリを構成するバッテリセル1は、円柱形状を呈して両端に端子1aを備えたものが複数使用される。このバッテリセル1を収容するケース3は、アルミニウム製の押し出し材で構成されて車幅方向に2個並列に配置され、内部には、車体前方側あるいは車体後方側からの拡大された正面図である図3に示すように、車体前後方向に貫通するバッテリ収容空間5aを有する円筒形状部5が上下2段にそれぞれ4個ずつ全部で8個形成されている。
【0041】
これらの各バッテリ収容空間5aには、バッテリセル1が3個直列に接続された状態で収容される。このため、8個のバッテリ収容空間5aを備えた1個のケース3には、24個のバッテリセル1が収容されることになり、ここではケース3を2個を使用しているので、車両全体では48個のバッテリセル1を使用することになる。
【0042】
ケース3は、図3に示すように、上段側および下段側のそれぞれの4個のバッテリ収容空間5aを有する2個のケース単体7から構成され、これら各ケース単体7相互が2カ所の結合部9にて結合固定されている。結合部9は、1個のケース単体7における4個のバッテリ収容空間5aの中央2個の、相手側のケース単体7に対向する位置に設けられている。上記した2個のケース単体7は、上下を逆に配置して使用しているだけで、互いに同一形状である。
【0043】
上記2個のケース単体7相互間には、外気を車両前方から導入して同後方に排出する冷却風導入空間11が形成されている。上部側のケース単体7の上部には天板13が、下部側のケース単体7の下部には底板15がそれぞれボルトにより固定され、天板13および底板15とケース単体7との間には、冷却風導入空間17および19がそれぞれ形成されている。
【0044】
各ケース単体7の周囲適宜位置には、図1に示されている端子カバー21を、ケース3の車体前後方向両端に固定するためのねじ孔23が形成されている。端子カバー21は、ケース3の車体前後方向両端に、8個のバッテリ収容空間5aを密閉状に閉塞して装着するもので、この装着状態でケース3側の冷却風導入空間11に整合する冷却風導入孔21aが形成されている。
【0045】
端子カバー21は、ケース3に、バッテリセル1が収容されるとともに、端子カバー21が装着された状態での図3の拡大されたA−A断面図に相当する図4に示すように、バッテリ収容空間5aの内周面に近接あるいは密着した状態で入り込む環状の嵌入部21bが形成されている。この嵌入部21bとバッテリセル1との間および、バッテリセル1相互間には、バッテリセル1を位置決めするための円筒形状のスペーサ25および27がそれぞれ介装されている。各スペーサ25,27とケース3の円筒形状部5の内周面との間には、僅かな隙間が形成されており、各スペーサ25,27の外周面に嵌め込まれたシールリング29によって上記隙間がシールされる。また、各スペーサ25,27とバッテリセル1の端面との間にも、シールリング31が介装されている。
【0046】
各スペーサ25,27は、バッテリセル1の端部外周面に密着する環状の突起部25a,27aを備えている。この突起部25a,27aに支持されたバッテリセル1とケース3の内周面との間には、環状空間33が形成され、この環状空間33には、熱伝導性の高い絶縁材35が充填されている。すなわち、この絶縁材35により、バッテリセル1とケース3との間の電気的絶縁を図ると同時に、バッテリセル1から発生する熱をケース3およびその外部に放出する。
【0047】
絶縁材35は、熱伝導性充填剤を含有するシリコーンゴム(例えば、液状付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物)であり、充填時には液状であり、充填後ゲル状に硬化させるものとする。硬化した絶縁材35により、バッテリセル1の固定補助も可能となる。硬化させる際には、加熱することで硬化反応が促進し、短時間で硬化し、生産性が向上する。電気絶縁材としては、一般に電気絶縁性が1012Ω・cm以上であることが望ましく、その点シリコーンゴムは電気絶縁性が1012〜1016Ω・cmであり、かつ耐熱性および耐寒性に優れているので、好適である。
【0048】
液状のシリコーンゴムを注入するために、ケース3の円筒形状部5には、1つの注入口37と2つの空気排出口39とが設けられている。注入口37は、図4中で左右方向のほぼ中央部に位置し、空気排出口39は、注入口37と相対する反対側の左右方向両端付近に位置している。上記中央に位置する注入口37から液状のシリコーンゴムを注入することで、環状空間33内の空気が両端の空気排出口39から追い出されて外部に排出され、これにより環状空間33は、シリコーンゴムが隙間なく充填されることとなる。
【0049】
なお、シリコーンゴムの注入作業においては、2つのケース単体7相互を結合しない単体のまま行う方が作業性がよく、注入後硬化するまで注入口37および空気排出口39は適宜の栓を用いて塞いでおくものとする。
【0050】
上記シリコーンゴムに充填する熱伝導性充填剤としては、電気絶縁性に優れ、かつ熱伝導性がよい酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、水酸化アルミニウムなどから選ばれる少なくとも1種の球状、粉状、繊維状、針状、鱗片状などのものを使用する。シリコーンゴムに対する熱伝導性充填剤の含有量としては、熱伝導性充填剤およびオルガノポリシロキサンの種類によっても異なるが、オルガノポリシロキサン100重量部に対し、100〜1000重量部が望ましい。熱伝導性充填剤の含有量が100重量部より少ないと、熱伝導率が不充分となり、同1000重量部より多くなると、オルガノポリシロキサンに対する充填性が劣り、粘度が上昇して取り扱いが不便となる。
【0051】
なお、熱伝導性充填剤の表面を公知のカップリング剤で処理することにより、分散性を向上させることが可能である。また、シリコーンゴム層の熱伝導率は、1×10-3cal/cm・s・℃以上が好ましい。
【0052】
絶縁材35のベース材となるシリコーンゴム層は、前述したオルガノポリシロキサンを硬化させることによって得られる。硬化方法については、特に限定されるものではなく、例えば、ビニル基を含むオルガノポリシロキサンと、ケイ素原子にハイドロジエン基を含むオルガノポリシロキサンと、白金系触媒とからなる付加反応タイプや、有機過酸化物によるラジカル反応タイプ、縮合反応タイプ、紫外線や電子線による硬化タイプなどが挙げられる。これらのうちで、熱伝導性充填剤を充填しやすい液状のオルガノポリシロキサンによる付加反応タイプを用いることが望ましい。
【0053】
また、公知の補強用のシリカや難燃剤、着色剤、耐熱向上剤、接着助剤、粘着剤などを適宜配合することもできる。
【0054】
上記シリコーンゴム層は、硬化後の硬度は特定するものではないが、アスカーC硬度で30以下の場合が柔軟性に優れたものとなる。これにより、バッテリセル1とケース3との間の隙間(環状空間33)に対応しやすく、密着性に優れて空気層の発生を確実に防ぐことができ、バッテリセル1がより均一に冷却される。また、硬化後の膨張によるバッテリセル1への応力も緩和されるとともに、衝撃吸収性も向上する。シリコーンゴム層の厚さは、用途によって決定されるが、通常は0.2mm〜20mmの範囲が実用的である。
【0055】
端子カバー21の嵌入部21bの外周側部分において、端子カバー21とケース3の端面との間には、シール材41が介装されている。すなわち、このシール材41は、それぞれのバッテリ収容空間5aの周囲を囲むように環状に形成された8個のものが、一体化されている。
【0056】
さらに、上記端子カバー21の内面には、隣接する(図4では上下に隣接する)バッテリセル1相互を電気的に導通させるためのバスバー43が設けられている。図4に示すバスバー43のバッテリセル1に対向する位置には雄端子具45が設けられ、一方バッテリセル1の端子1aには、雄端子部45が挿入される雌端子具47が設けられている。
【0057】
バッテリセル1の上記雌端子具47と反対側の端子1aには、雄端子具49が設けられ、この雄端子具49は、他のバッテリセル1の雌端子具47に挿入される。車体後方側(図4中で右側)の他の端子カバー21のバッテリセル1に対向する位置には、バッテリセル1の雌端子具47と同様な雌端子具が設けられ、この雌端子具には、バッテリセル1の雄端子具49が挿入される。
【0058】
これにより、3個直列に配置されたバッテリセル1は、両端の端子カバー21のバスバー43相互間で電気的に接続されることになるとともに、バスバー43によって上下あるいは左右に隣接するバッテリセル1相互が導通接続された状態となり、このようなバスバー43および雄雌各端子具により、1個のケース3内に設けられた24個のバッテリセル1相互が電気的に直列に接続されるようになっている。直列接続された両最端部のバッテリセル1の端子1aからは、図示していないが、リード線などによって外部に引き出される。
【0059】
並列配置された2個のケース3それぞれの車体後方側の端部には、排気ダクト51が装着される。排気ダクト51は、車体前方側に開口部が形成され、この開口部に、天板13および底板15を装着した状態のケース3の端部が挿入された状態で、天板13および底板15を固定するためのボルトにより、天板13および底板15と共締めによりケース3に固定される。
【0060】
排気ダクト51の後面の開口部が形成された部位には排気用ファン53が装着される。排気用ファン53は、車両停止時に作動して外気を強制的に冷却風導入空間11に導入する一方、車両走行時に停止して、冷却風導入空間11に走行風が導入されるものとするが、走行時であっても必要とあれば作動するような構成としてもよい。
【0061】
上記した天板13、底板15、端子カバー21、排気ダクト51および排気用ファン53が装着されたケース3は、図1に示すように、2本の支持ブラケット55を用い、図2に示すように、車体57のフロア下面57aにボルトにより固定装着される。
【0062】
上記したような電気自動車のバッテリ格納構造によれば、バッテリセル1とケース3との間の環状空間33に、熱伝導性充填剤を含有する液状のシリコーンゴムを注入後、硬化させて絶縁材35としてある。液状のシリコーンゴムを注入するため、環状空間33は、空気層が発生しにくく、隙間なく絶縁材35で満たされることとなり、この結果バッテリセル1を均一に冷却でき、バッテリセル1の寿命が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す電気自動車のバッテリ格納構造を備えたバッテリユニットの分解斜視図である。
【図2】図1のバッテリユニットを搭載した電気自動車の側面図である。
【図3】図1のバッテリユニットにおけるバッテリセルを収容するケースの正面図である。
【図4】図3における、バッテリセルを収容した状態でのA−A断面図である。
【符号の説明】
1 バッテリセル
1a 端子
3 ケース
25,27 スペーサ
29 シールリング
33 環状空間
35 絶縁材
37 注入口
39 空気排出口
Claims (12)
- バッテリの外周面と、このバッテリが収容されるケース内面との間に設けた空間に、熱伝導性を有する絶縁材を充填し、この絶縁材は、少なくとも充填作業時には液状で、かつ熱伝導性充填剤を含有するシリコーンゴムであり、前記熱伝導性充填剤は、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、水酸化アルミニウムのいずれかで構成されていることを特徴とする電気自動車のバッテリ格納構造。
- バッテリの外周面と、このバッテリが収容されるケース内面との間に設けた空間に、熱伝導性を有する絶縁材を充填し、この絶縁材は、少なくとも充填作業時には液状で、かつ熱伝導性充填剤を含有するシリコーンゴムであり、このシリコーンゴムは、液状付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物からなり、前記熱伝導性充填剤の含有量は、オルガノポリシロキサン100重量部に対し、100ないし1000重量部であることを特徴とする電気自動車のバッテリ格納構造。
- シリコーンゴムは、液状付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物からなり、熱伝導性充填剤の含有量は、オルガノポリシロキサン100重量部に対し、100ないし1000重量部であることを特徴とする請求項1に記載の電気自動車のバッテリ格納構造。
- バッテリは、両端に端子を備えた円柱形状を呈し、ケースは前記バッテリに対応した円筒形状部を有し、前記バッテリとケース内面との間に設けた環状空間に絶縁材が充填されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電気自動車のバッテリ格納構造。
- 環状空間は、バッテリの両端付近に設けたシールリングによって密封されていることを特徴とする請求項4記載の電気自動車のバッテリ格納構造。
- シールリングは、バッテリの両端付近の外周部に設けた環状のスペーサと、ケースとの間に介装されていることを特徴とする請求項5記載の電気自動車のバッテリ格納構造。
- 環状空間に対応するケースには、絶縁材の注入口と、空気排出口とがそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の電気自動車のバッテリ格納構造。
- 液状にて充填されるシリコーンゴムは、充填後硬化するものであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電気自動車のバッテリ格納構造。
- シリコーンゴムは、加熱により硬化するものであることを特徴とする請求項8記載の電気自動車のバッテリ格納構造。
- 硬化したシリコーンゴムは、アスカーC硬度が30以下であることを特徴とする請求項8または9記載の電気自動車のバッテリ格納構造。
- 両端に端子を備えた円柱形状のバッテリを、円筒形状のケース内のバッテリ収容空間に収容し、前記バッテリとケース内面との間に設けた環状空間に、液状の絶縁材を充填後、硬化させる電気自動車のバッテリ格納方法であって、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、水酸化アルミニウムのいずれかで構成されている熱伝導性充填剤を含有するシリコーンゴムからなる前記絶縁材を、前記環状空間に充填後、硬化させることを特徴とする電気自動車のバッテリ格納方法。
- 両端に端子を備えた円柱形状のバッテリを、円筒形状のケース内のバッテリ収容空間に収容し、前記バッテリとケース内面との間に設けた環状空間に、液状の絶縁材を充填後、硬化させる電気自動車のバッテリ格納方法であって、液状付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物からなるシリコーンゴムの熱伝導性充填剤の含有量が、オルガノポリシロキサン100重量部に対し、100ないし1000重量部である前記シリコーンゴムからなる絶縁材を、前記環状空間に充填後、硬化させることを特徴とする電気自動車のバッテリ格納方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28695198A JP4176884B2 (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 電気自動車のバッテリ格納構造および格納方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28695198A JP4176884B2 (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 電気自動車のバッテリ格納構造および格納方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000108687A JP2000108687A (ja) | 2000-04-18 |
JP4176884B2 true JP4176884B2 (ja) | 2008-11-05 |
Family
ID=17711075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28695198A Expired - Fee Related JP4176884B2 (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 電気自動車のバッテリ格納構造および格納方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4176884B2 (ja) |
Families Citing this family (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10223782B4 (de) * | 2002-05-29 | 2005-08-25 | Daimlerchrysler Ag | Batterie mit wenigstens einer elektrochemischen Speicherzelle und einer Kühleinrichtung und Verwendung einer Batterie |
JP4958409B2 (ja) * | 2005-06-01 | 2012-06-20 | 三洋電機株式会社 | 組電池 |
FR2924857B1 (fr) * | 2007-12-06 | 2014-06-06 | Valeo Equip Electr Moteur | Dispositif d'alimentation electrique comportant un bac de reception d'unites de stockage a ultra capacite |
US8628872B2 (en) * | 2008-01-18 | 2014-01-14 | Lg Chem, Ltd. | Battery cell assembly and method for assembling the battery cell assembly |
JP5496576B2 (ja) * | 2009-08-26 | 2014-05-21 | 三洋電機株式会社 | バッテリパック |
WO2011096032A1 (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-11 | パナソニック株式会社 | 電源装置 |
KR101286397B1 (ko) * | 2010-08-31 | 2013-07-15 | 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 | 전기 차량용 배터리 |
CA2810065C (en) * | 2010-09-02 | 2018-09-04 | Akasol Engineering Gmbh | Cooling module and method for the manufacture of a cooling module |
JP5622509B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2014-11-12 | 本田技研工業株式会社 | 電動車両用バッテリ |
CN103563124B (zh) | 2011-05-30 | 2016-08-17 | 松下知识产权经营株式会社 | 电池块及其制造方法 |
JP5994345B2 (ja) * | 2011-05-30 | 2016-09-21 | 横浜ゴム株式会社 | 蓄電池の温度調節装置 |
KR101504244B1 (ko) * | 2011-12-25 | 2015-03-20 | 주식회사 케이티 | 전기자동차 배터리 이상 상태 감지 장치 및 이에 사용되는 배터리용 장착 케이스 |
EP2672544B1 (en) * | 2012-06-04 | 2020-05-20 | EaglePicher Technologies, LLC | Contoured battery case based on cell shapes |
FR2995128B1 (fr) * | 2012-08-28 | 2016-02-12 | Valeo Equip Electr Moteur | Procede de fabrication d'un stockeur d'energie electrique et stockeur correspondant |
JP6001078B2 (ja) * | 2012-09-27 | 2016-10-05 | 三洋電機株式会社 | 電池モジュール |
DE102014201928A1 (de) * | 2014-02-04 | 2015-08-06 | Siemens Aktiengesellschaft | Energiespeichermodul |
KR101925978B1 (ko) * | 2014-08-22 | 2018-12-06 | 엘에스엠트론 주식회사 | 에너지 저장장치 모듈 |
EP3264492B1 (en) | 2015-02-27 | 2022-09-07 | LG Energy Solution, Ltd. | Battery module |
KR102073850B1 (ko) * | 2016-03-03 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 배터리 모듈의 절연 물질 형성 방법 및 이를 위한 시스템 |
US10998598B2 (en) * | 2016-04-01 | 2021-05-04 | Lg Chem, Ltd. | Battery module having resin layer in module case |
CN106784462A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-05-31 | 德阳九鼎智远知识产权运营有限公司 | 一种用于新能源汽车的锂电池 |
EP3580790B1 (en) * | 2017-02-08 | 2024-01-24 | Elkem Silicones USA Corp. | Secondary battery pack with improved thermal management |
WO2018173860A1 (ja) * | 2017-03-22 | 2018-09-27 | 積水ポリマテック株式会社 | バッテリモジュールおよびバッテリパック |
KR102378527B1 (ko) * | 2018-12-05 | 2022-03-23 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전지 모듈 및 그 제조 방법 |
DE102019101403A1 (de) * | 2019-01-21 | 2020-07-23 | Lisa Dräxlmaier GmbH | Verfahren und system zum herstellen einer thermischen schnittstelle in einer batterie für ein kraftfahrzeug |
EP3754744A1 (de) * | 2019-06-17 | 2020-12-23 | Lisa Dräxlmaier GmbH | Verfahren zum herstellen einer thermischen schnittstelle in einer batterie für ein kraftfahrzeug und batterie für ein kraftfahrzeug |
KR20210063940A (ko) * | 2019-11-25 | 2021-06-02 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 배터리 모듈 및 배터리 팩 |
KR20220101474A (ko) * | 2021-01-11 | 2022-07-19 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 배터리 팩, 이러한 배터리 팩의 제조 장치 및 제조 방법 |
FR3123294A1 (fr) * | 2021-05-28 | 2022-12-02 | Psa Automobiles Sa | Vehicule a motorisation electrique ou hybride |
-
1998
- 1998-10-08 JP JP28695198A patent/JP4176884B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000108687A (ja) | 2000-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4176884B2 (ja) | 電気自動車のバッテリ格納構造および格納方法 | |
CN110431710B (zh) | 电池模块及电池组 | |
CN111052437B (zh) | 蓄能*** | |
KR20170041630A (ko) | 냉각부가 일체화된 하우징 바닥을 포함하는 전지 모듈 | |
JP5136078B2 (ja) | 組電池装置 | |
US20110097617A1 (en) | Battery Set with Heat Conducting Jelly | |
CN206490115U (zh) | 电池模组 | |
CN213026259U (zh) | 一种蓄能电池模组、电池蓄能***及车辆 | |
JP2013020933A (ja) | 燃料電池スタック用マニホールドブロック | |
CN115280580A (zh) | 用于电池单体的保持装置 | |
JP4953415B2 (ja) | 燃料電池用構成部材のガスケット一体成型方法及びその成型装置 | |
WO2014000666A1 (en) | Ptc electric heating assembly, electric heating device and electric vehicle | |
JP5131055B2 (ja) | 組電池装置及び組電池装置用保持部材 | |
WO2024037655A1 (zh) | 电池模组上盖结构、电池模组及电池包 | |
CN114270605A (zh) | 能量储存*** | |
CN209526138U (zh) | 端盖以及具有它的外壳、电池模组、电池***和电动车辆 | |
KR20230107510A (ko) | 배터리 모듈 | |
CN216903127U (zh) | 单体电池、电池包及用电设备 | |
CN116613433A (zh) | 电池*** | |
CN115882105A (zh) | 电池包及用电设备 | |
CN111149252B (zh) | 电源装置 | |
CN210272434U (zh) | 一种动力电池壳体结构及动力电池 | |
CN209526137U (zh) | 电池***和具有该电池***的电动车辆 | |
JP2022094702A (ja) | 車載バッテリシステム | |
US3468711A (en) | Metal-oxygen fuel cell |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050829 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080520 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080715 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080805 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080821 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |