JP4175827B2

JP4175827B2 - Cleaning tool

Info

Publication number: JP4175827B2
Application number: JP2002116349A
Authority: JP
Inventors: 保廣成澤; 信齊藤
Original assignee: NT Tool Corp
Current assignee: NT Tool Corp
Priority date: 2002-04-18
Filing date: 2002-04-18
Publication date: 2008-11-05
Anticipated expiration: 2022-04-18
Also published as: JP2003311577A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工具における取付部を装着し得るように主軸の先端部に装着部を設け、そこの装着孔に工具における連結部を取替え自在に取り付け、工具を回転駆動して切削、又は孔開け加工などの任意の加工作業に用いることができるようにしてある工作機に関し、詳しくは工具における鍔部の後面を支え得るように上記主軸の先端に形成された前端面を洗浄し得るようにしてある洗浄具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１乃至図３は本願発明の実施例を示すものであるが、これらの図において符号１〜１３を付した部材による構成は、従来から知られている工具と概念的に同様の構成である（例えば特開平５−３３７７６９号公報参照）。よって図１を用いて従来例を説明する。
図１において、１〜４は周知の工作機の構造を示すもので、１はフレーム、２はフレーム１に対して回動自在にした主軸、３は主軸の前端部２ｂに備えられたテーパ孔、４は引具を夫々示す。
このテーパ孔３には上記従来例でも知られている周知の任意構成でなる工具が装着される。上記従来例でも知られている工具は、例えば図１における符号８、１８、１５、６、２８で示される部材が一体材で構成してあって、符号２８で示される部材の先端に任意の刃物、例えば切り刃、或いはドリル刃が装着された状態である。工具の後端部に備えられた柄部８は、例えば周知の工具取付部としてのシャンク部８と同様の構成にしてあり、それの外周面は前記テーパ孔３の内周面に対して装着取り換え自在に備えさせたもので、装着孔の内周面、例えば孔３のテーパ面に対応するテーパ面8aに形成してある。
【０００３】
９はシャンク部８の後端に螺着手段で付設したプルスタッドで、引具４を用いてシャンク部８を引き込む為のものである。周知の上記工具が具備する鍔部、即ち、シャンク部８と一体に構成された鍔部６は、周知の工具交換器の把持部によって把持する為の部分であり、外周面には把持具嵌合用の溝１１を備えている。また周辺の一部には図２に示されるような切り込み溝１１ａがあり、これには主軸２から延びるを係脱自在の係合片１２が一体回動可能に掛かり合いする。
従来の工具における鍔部６の後面６ａと主軸２の前端面2aとの間は、ワーク切削用の切刃が振動することを防止するように隙間ができないように密着させ得るように構成する。或いは、隙間ができるように構成しておいてその間に硬質の防振体を予め介在させ、鍔部６が振動する場合には主軸２の前端面2aにより支えることにより鍔部６の振動、即ちワーク切削用の切刃が振動することを防止するようにしてある。
１３、１３ａ、１３ｂ等の各部材における貫通孔は、一般に用いられている流体、例えば圧縮空気、冷却用液体（水、油）等の冷却用の流体が図示外の供給装置から周知のごとくして供給される場合に利用される流体供給路を示す。
【０００４】
上記構成のものを使用する場合、シャンク部８がテーパ孔３内に挿入され、プルスタッド９が引具４によって引き込まれる。その引込力は例えば700Kg 〜２ｔ程度である。上記のような引込により、シャンク部８はテーパ孔３に嵌合する。
鍔部６の後面６ａと主軸２の前端面2aとの間も直接又は間接的に密着する。なお周知のように防振体が主軸２における前端面2aに当接する状態で存在する場合は、それの前端面と鍔部６の後面６ａとの間で圧縮され、その剛性が高くなった状態で上記前端面2aと上記後面６ａとが間接的に密着一体化する状態になる。
【０００５】
従来周知の任意構成でなる工具におけるシャンク部８を上記説明したようにテーパ孔３に嵌合させる装着状態において、主軸２を回動させ、工具を一体的に回動し、ワークに対する切刃を用いての切削加工が行われる。このような場合、切刃に及ぶ切削抵抗によって工具にそれを主軸２に対してベンドさせる方向の大きな力が加わる。しかし前記の場合、主軸の前端面2aと鍔部６の後面６ａとの間は直接接触しており乃至は前記のように剛性が高くなった状態の防振体が介在している為、上記のようなベンドさせる力に対して大きな抵抗力を示す。その結果、上記ベンドが防止され、ベンドに伴う工具の振動が防止される。その結果ワークには精度の高い良好な切削加工を施すことができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の装置においては、主軸２の回転により工具を回転させてその切刃によりワークに切削加工を行なう場合、大きい切削抵抗によって工具を主軸２に対してベンドさせようとする大きな力が加わっても、主軸２の前端面2aと鍔部６の後面６ａとの間が圧着され、そこの剛性が高くなり、大きな耐力でもって上記のベンドさせようとする力に耐えることができ、その結果、上記ベンドさせようとする力に起因する工具の振動を防止して綺麗な切削加工面を得ることのできる利点がある。
しかしながら、主軸２の前端面2aに切粉等の塵類が付着していると工具における鍔部６の後面６ａを均等に支えることが出来ず、主軸２による工具の剛性の高い拘束力が低減して、上記ベンドさせようとする力不足に起因する工具の振動の防止ができなくなり、精度の高い良質な切削加工が不可能になる問題点があった。
この問題を解決するために工具を取り外して上記の主軸前端面2aを洗浄することも考えられるが、これを作業員により人為的に行わせると、誤ってテーパ孔３の内部に向けて切粉等の塵類を飛散させ、より大きな問題を発生させる危険がある。
【０００７】
本件出願の目的は、工具におけるシャンク部とほぼ同じように主軸の先端部に設けられる装着孔に対して洗浄具の一部を装着した状態において、工具における鍔部の後面を支え得るように形成されている主軸先端の受止面を洗浄し得るようにした洗浄具を提供しようとするものである。
他の目的は、主軸の先端に形成された受止面を洗浄する場合に、流体が内側から外へ向けて流れるようにした洗浄具を提供しようとするものである。
他の目的は、洗浄具のシャンク部を主軸の先端部に設けられる装着孔に対して装着した状態におい洗浄具から主軸先端の環状の受止面に流体を配給する場合、主軸先端の環状の受止面に対して洗浄具の吹出口を相対的に移動させて環状の受止面に対して、順番に流体を配給することによって、流体供給路からの流体の全量は僅かであっても環状の受止面の全周に流体を配給して効率的な洗浄ができるようにした洗浄具を提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本願発明における洗浄具は、主軸（２）の先端部に設けられる装着孔（３）に対して着脱自在に装着できるようにしてあるシャンク部（８）と、シャンク部（８）の先端部（ 8b ）から、シャンク部（８）の軸線延長線上に突出させた柱状の連結部材（ 18 ）と、その連結部材（ 18 ）の周囲に対して回転自在に備えさせた主体部（ 15 ）とを備える洗浄具であって、上記連結部材（ 18 ）には、上記主体部（ 15 ）に備えさせる吹出通路（ 21a ）に対して流体を供給する為の流体供給通路（ 13d ）を備えさせ、一方、上記主体部（ 15 ）には、上記流体供給通路（ 13d ）から流体を受入れて、主体部の周囲に備えさせる吹出口（ 21 ）に向けて流体を供給する為の吹出通路（ 21a ）を備えさせ、さらに、主体部（ 15 ）の周囲においては、上記吹出通路（ 21a ）から流体を受入れて、主軸（２）の前端に形成される工具の鍔部後面支持用の前端面（ 2a ）に向けて流体を噴出させる為の１または２以上の吹出口（ 21 ）を備えさせ、しかも、主体部（ 15 ）の周囲の構成は、上記吹出口（ 21 ）からのみ、上記主軸（２）の前端に形成される工具の鍔部後面支持用の前端面（ 2a ）に向けて流体が噴出し、上記吹出口（ 21 ）以外から上記主軸（２）の前端に形成される工具の鍔部後面支持用の前端面（ 2a ）に対して流体が噴出することのないように、上記流体供給通路（ 13d ）に連なる開口部のない状態に構成してあり、さらに上記主体部（ 15 ）には、上記主軸（２）とシャンク部（８）とが一体になって回転した状態において、上記主体部（ 15 ）がそれらとは異なる回転数で相対的に回動するように慣性部材（ 28 ）を備えさせ、上記主軸（２）とシャンク部（８）とを一体に回転させることにより、上記主体部（ 15 ）はそれらとは異なる回転数で回動し、上記前端面（ 2a ）に対して相対的に移動する上記吹出口（ 21 ）からのみ上記主軸（２）における前端面（ 2a ）に向け流体を噴出させ、上記前端面（ 2a ）に付着している切粉等の塵類を、上記相対移動する吹出口（ 21 ）から噴出して、前端面（ 2a ）を通って外周に向かう流体によって、次々と順次撫でるように上記前端面（ 2a ）の切粉等の塵類を洗い落とすようにしたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下本願発明の実施の形態を示す図面について説明する。図１乃至図３の説明に当り、前述の図１を用いての従来例の説明に用いた符号と同符号を用いた構成、部材等の機能、性質、特徴等は、以下に於て加える新規な部材構成、組合せ等の説明に係わる事項を除き、前述した説明と同旨と理解できるので、重複する説明は一部省略する。
【００１０】
図１、２の洗浄具Ｗは、主軸２の先端部２ｂに設けられる任意構成の装着部３、例えばテーパー孔３等に対して、図示外の工具におけるシャンク部と交換的に、着脱自在に装着できるように対応形状にしてある取付柄部としてのシャンク部８を備える。
シャンク部８の先端部８ｂからシャンク部の軸線延長線上には、シャンク部の軸線延長線上において回転自在にされている主体部１５を備える。その為に、シャンク部８に対して一体回動可能に一体材でもって連結部材１８を突出させる状態に形成具備させてある。この連結部材１８は主体部１５を回転可能に支持する為に軸部材の状態に円柱状に形成され、それの外周面１８ａでもって、円筒状に形成してある主体部１５の内周面１５ａを回転自在に支えている。２７は主体部１５の回転を円滑にする為に必要に応じて設けられている周知の任意構成によるローラー又はボール等のベアリングを示す。またこのベアリングを設けた場所において周知のように主体部１５が軸線方向に抜脱することを防止できるように構成しておくと良い。
【００１１】
洗浄具Ｗの主体部１５の外周には、別部材で形成された張出部材６が周設されている。張出部材６は、シャンク部８を上記主軸２の先端部２ｂに設けられるテーパー孔３に対して装着した状態において、上記主軸２の前端２ａに形成されている工具の鍔部後面支持用の前端面２ａに対して僅かな間隙７を隔てて対向するように構成されている。この張出部材６は主体部１５が回転した場合においても共に回転しないように周知任意構成によるベアリング２７を介して周設されている。上記の張出部材６は、周知の工具の鍔部と同じような構成にしてある。１１は、工具交換器の把持部によって張出部材６の外周面を把持する場合の嵌合用の溝を示し、１１ａは主軸２の先端部２ｂから延長される二本の係合爪１２を嵌合させて張出部材６の回転を阻止する為に用いる嵌合凹部を示す。
上記洗浄具Ｗの主体部１５、シャンク部８、張出部材６等は、周知の工具とは異なり強度を必要としないので、工具に似せて金属または非金属など任意の材料で構成すればよい。
【００１２】
洗浄具の主体部１５には、流体を受入れる為の流体通路２６を備えさせる。洗浄具Ｗの流体通路２６に流体を供給する為の構成としては、任意の場所から、例えば図示外の流体供給装置から、上記主軸２の元部の透孔１３を通して、更にはプルスタッド９、シャンク部８及び連結部材１８に設けられている夫々の透孔１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄの流体供給通路を通して供給すると良い。これらの流体を供給する通路としては、従来より工具の刃物を冷却する為の冷却液を供給する為の周知の構成と同じ構成と考えればよい。流体としては、例えば冷却用圧縮空気、冷却用液体（水、油）等を供給すればよい。
主体部１５の周囲には、上記主軸の前端２ｂに形成される工具の鍔部後面支持用の前端面２ａに対して流体を流出させて洗浄する為の１または２以上の吹出口２１を備えさせ、かつ、その吹出口２１は吹出通路２１ａを通して上記流体通路２６に連通させてある。吹出口２１には流体の量を大小調節する（噴き出し圧力も大小変化させる）為に吹出孔の径が大小調節自在とする形式のもの、或いは吹出孔の径が異なる複数種類のノズルチップ２１ｂを取替え自在に螺着して備えさせてある。ノズルチップ２１ｂの構成によっては、吹出口２１からの流体はシャンク部８を上記主軸２の先端部２ｂに設けられるテーパー孔３に対して装着した状態において形成される上記の間隙７に向け霧状に、或いは棒状に流体を噴出させる。
なお上記主体部（ 15 ）の周囲の構成は、図面から、特に図２に表れているように、上記吹出口（ 21 ）以外から上記主軸２の前端に形成される工具の鍔部後面支持用の前端面（ 2a ）に対して流体が噴出することのないように、上記流体供給通路（ 13d ）に連なる開口部のない状態に構成されている。
【００１３】
慣性部材２８は、上記主軸２とシャンク部８とが一体になって回転した状態において、上記主体部１５がそれらとは異なる回転数で、両者間において相対的に回動するように必要に応じて備えさせたものである。このように構成した場合には、上記主軸とシャンク部８とを一体に回転させることにより、回転の初期、或いは途中又は回転の終期においては相互に異なる回転数で回動し、両者間に回転差が生じる。
上記主体部１５はそれらとは異なる回転数で相対的に回動し、上記前端面２ａに対して相対的に移動する上記吹出口２１から上記主軸における前端面２ａに向け流体を連続的に噴出させて上記前端面２ａを上記相対移動する吹出口２１からの流体によって順々に、撫付け続けるように連続的に洗浄できる。なお円柱状金属製の慣性体２８を偏心状態に形成しておくと、主軸２とシャンク部８を一緒に緩やかに回転させても偏心状態の慣性体２８はぶらぶら揺動する程度で一緒には回転しないようにすることができる。
上記慣性部材２８は、主体部１５に対して慣性を付加するものであり、重量の重い鋼材で円柱状（断面形状は真円でも良いし、一部において偏心させたい場合は楕円形状でも良い。）に形成してある。
２８ａは主体部１５の先端部を挿入連結する為の凹部で、この凹部に挿入された主体部１５の先端は任意の止付手段例えば止ねじ２５を用いて一体的に連結してある。慣性部材２８の周囲及び端面は、カバー２９によって覆われており、止めねじ２９によって慣性部材２８に止着されている。なお主体部１５が重量の重い鋼材で形成されている場合にはそれ自体に慣性体が備えられていることになるので、余分な慣性体は不用となる。
【００１４】
上記のように構成した洗浄具Ｗは、工具を挿着する場合と同様にして、工具と交換的に上記主軸２に装着する。この交換作業は周知の様に工具交換器の把持部によって外周面の把持具嵌合用の溝１１を把持してテーパー孔３の軸心方向から抜き差しして交換する為、仮に上記主軸２における先端に形成された前端面２ａに切粉等の塵類が付着していてもそれらがテーパー孔３の内面に付着するような恐れはない。洗浄具Ｗを図１に示される如くして装着した後は、主軸２の内部の流体供給路１３から流体通路１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄを通して流体通路２６に向けて流体を供給する。流体通路２６の周囲に形成される夫々の放出通路21aを通してノズル２１から上記の間隙７に向け流体を勢いよく噴出させることによって、上記主軸２における先端に形成された前端面２ａを上記ノズル２１から間隙７を外周方向に流れる流体によって洗浄することができる。なお上記洗浄のときにおいては、上記主軸２は静止状態にしてあって主体部１５を相対的に回動させておいても良いし、上記主軸２を緩やかに回転させると、主体部１５の夫々の吹出口２１のノズルの孔から半径方向に向けて勢いよく噴出する流体は周方向に向けて相対的に勢いよく流れ、かつ拡散し、上記主軸２における前端面２ａを効率よく均等に洗浄する。
【００１５】
上記のように、主体部１５の１又は複数のノズル２１から相対的に回動する前端面２ａに対して流体を供給する場合には、流体供給路１３からの流体の全量が僅かな量であっても、ノズル２１の個個に対しては充分な量として流体を供給することが出来る効果がある。従って流体供給路１３からの流体の供給が少なくても、上記の広い範囲に渡る環状の前端面２ａを少量の流体でもってその全域を順次洗浄が出来る。なお上記の場合は主軸２とシャンク部８を一緒に緩やかに回転させ始めた場合について説明したが、軸２とシャンク部８を一緒に回転させた後これを停止さした場合も、回転体１５は慣性により回転を続けるので、流体の供給を続ければ同様の洗浄効果が得られる。
【００１６】
次に、図１の洗浄具Ｗとは主体部１５に対して慣性を付加する点の構成（主体部１５を相対的な回動を行わせる構成）において異なる例としての連繋部材を備える洗浄具Ｗ２について図３を用いて説明する。
なお、図３において前述の図１、２のものと機能、性質又は特徴等が同一又は均等構成と考えられる部分には、前述の図１、２と同一の符号にアルファベットのｅを付して重複する説明を省略する。
符合３１〜３５は、軸２ｅとシャンク部８ｅを一緒に回転させた場合においても主体部１５ｅを回転させないように拘束する為の連繋部材を示し、周知の連繋機構（例えば特開昭６３−１６９２４９号・特開昭６３−２４５３０５号公報参照）と同じように構成するための部材を示す。この連繋部材に係わる機構において３１は、図面において上端を主体部１５ｅの先端部に連携させる為に慣性部材２８ｅに着脱自在に固着してある持出部材を示し、図面において下端には出没部材３３を、常時受止部材３４方向に向けて出没自在に、かつ、付勢した状態で装着具備させる為のホルダー３２が固着具備させてある。３４はフレーム１ｅに対して固着してある受止部材で、出没部材３３の対向面には出没部材３３の先端を着脱自在に受止める為の凹状の嵌合部３５を備えている。なおフレーム１ｅから、上記受止部材３４、出没部材３３、ホルダー３２、持出部材３１、慣性部材２８ｅ、連結部材１８ｅの各部材を貫通させて、流体供給路１３ｄに通じる流体通過用の透孔を設け、フレーム１ｅから流体供給路１３ｄに向けて流体を送るようにしてもよい。
【００１７】
上記構成の洗浄具Ｗ２を用いて主軸の端面2aeを洗浄する場合には、図１の場合と同様に切削加工に用いた工具を主軸２ｅの軸線方向に抜き取り、交換的に図３に示される洗浄具Ｗ２の把持具嵌合用の溝１１ｅを、工具交換器の把持部によって把持し、シャンク部８ｅを先頭にしてテーパー孔３ｅに挿入し、出没部材３３の先端を受止部材３４の凹部に対応嵌合させ、引具４ｅで引いて装着する。このようにして装着すると上記流体供給路１３ｅは流体供給路13be,13deに通じ、流体は流体通路21ae内に供給され、さらにそこから図１におけるものと同様な構成のノズル２１を通して間隙７ｅに噴出して主軸の端面2aｅを洗浄する。
【００１８】
上記のような構成においては、図１において説明したと同様に、主軸２ｅにシャンク部８ｅを装着し、これらを一緒に緩やかに回転させても主体部１５ｅ及び受止部材３４はフレーム１ｅに固定されているから回転不能の状態になり、その結果シャンク部８ｅの回転によって、主体部15ｅとは相対的に回動することになる。そうすると図３から明らかなように主体部15ｅ側のノズル２１が停止状態であって、主軸の端面2aｅは相対的に回動することになる。
【００１９】
このように構成することにより、供給する流体の全量が僅かな量であっても、個個のノズル２１からは充分な量の流体を供給することが出来る効果がある。従って流体供給路１３ｅからの流体の供給量が少なくても、上記の広い範囲に渡る環状の間隙７ｅに対向する受止面2aｅを少量の流体でもって順次洗浄が出来る。
【００２０】
【発明の効果】
以上のように本願発明は、洗浄具内部の流体通路から周囲に形成される主軸の端面に向け流体を噴出させることによって、主軸における先端に形成された前端面を流路から外周方向に流れる流体によって洗浄するようにしてあるから、主軸の先端に形成された受止面を洗浄する場合に、主軸２の前端面に付着していた切粉等の塵類を内側に取り込むことなく、外側に向けて洗い流す効果がある。
【００２１】
さらに本願発明にあっては、上記主軸とシャンク部８とが一体になって回転した状態において、上記主体部がそれらとは異なる回転数で相対的に回動するように構成し、上記主軸の前端面２ａに対しては、相対的に移動するようになる上記主体部１５における吹出口２１から主軸における前端面2a の全面に向けて流体を次々と順次噴出させることができる。
従って、上記前端面２ａの全面は、上記相対移動する吹出口２１から噴出する流体のみによって次々と順次洗浄できる特長がある。
本発明においては、この「前端面２ａの全面」を洗浄する場合、主軸における前端面 2a を同時に洗浄するものではなく、
上記吹出口２１の相対移動によって、上記前端面２ａの全面を次々と順次洗浄するものであるから、流体供給通路 13d からの「流体の供給量」が少なくても、その少ない「流体」を、上記の「相対的に回動する吹出口２１」に集中させ、吹出口２１から噴出する流体を、切粉等の塵類が付着している前端面２ａに向けて、勢いよく、噴出させて、次々と順次撫でるように上記前端面２ａの切粉等の塵類を洗い落とすことのできる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】工作機の主軸に洗浄具を取付けた状態を示す一部破断図。
【図２】図１の流体供給路、流体通路、放出口の箇所を通したＡ−Ａ線断面図。
【図３】工作機の主軸に異なる例を示す洗浄具を取付けた状態を示す一部破断図。
【符号の説明】
２・・・主軸、３・・・テーパ孔、４・・・引具、６・・・鍔部、７・・・間隙、８・・・シャンク部、１３・・・流体供給通路、Ｗ、Ｗ２・・・洗浄具、１５・・・主体部、１８・・・連結部材、２１・・・放出口、２６・・・流体通路、２７・・・ベアリング、２８・・・慣性部材。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, a mounting portion is provided at the tip of the spindle so that the mounting portion of the tool can be mounted, and the connecting portion of the tool is removably attached to the mounting hole, and the tool is driven to rotate or cut or drill holes. With regard to a machine tool that can be used for any machining operation such as machining, in particular, the front end surface formed at the tip of the main shaft can be cleaned so as to support the rear surface of the flange of the tool. It relates to a certain cleaning tool.
[0002]
[Prior art]
FIGS. 1 to 3 show embodiments of the present invention. In these drawings, the configuration with members denoted by reference numerals 1 to 13 is conceptually the same as a conventionally known tool. (See, for example, JP-A-5-337769). Therefore, a conventional example will be described with reference to FIG.
In FIG. 1, reference numerals 1 to 4 denote structures of known machine tools, wherein 1 is a frame, 2 is a main shaft that is rotatable with respect to the frame 1, and 3 is a taper hole provided in a front end portion 2 b of the main shaft. Reference numeral 4 denotes a pulling tool.
The tapered hole 3 is fitted with a tool having a known arbitrary configuration that is also known in the above-described conventional example. In the conventional tool, for example, the members indicated by reference numerals 8, 18, 15, 6, and 28 in FIG. 1 are formed of an integral material, and an arbitrary member is provided at the tip of the member indicated by reference numeral 28. A blade, for example, a cutting blade or a drill blade is mounted. The handle portion 8 provided at the rear end portion of the tool has the same configuration as the shank portion 8 as a well-known tool attachment portion, for example, and the outer peripheral surface thereof is attached to the inner peripheral surface of the tapered hole 3. It is provided so as to be replaceable, and is formed on an inner peripheral surface of the mounting hole, for example, a tapered surface 8 a corresponding to the tapered surface of the hole 3.
[0003]
Reference numeral 9 denotes a pull stud attached to the rear end of the shank portion 8 by screwing means for pulling the shank portion 8 using the pulling tool 4. The collar part of the known tool, that is, the collar part 6 formed integrally with the shank part 8 is a part for gripping by a gripping part of a well-known tool changer. A combined groove 11 is provided. Further, a notch groove 11a as shown in FIG. 2 is provided at a part of the periphery, and an engaging piece 12 that extends from the main shaft 2 and is detachable engages with the slit 11a.
In the conventional tool, the rear surface 6a of the flange portion 6 and the front end surface 2a of the main shaft 2 are configured so as to be in close contact with each other so as to prevent a workpiece cutting blade from vibrating. Alternatively, when a gap is formed and a hard vibration isolator is interposed in between, and the flange portion 6 vibrates, it is supported by the front end surface 2a of the main shaft 2 to vibrate the flange portion 6, that is, The workpiece cutting blade is prevented from vibrating.
The through holes in the members 13, 13 a, 13 b, and the like are generally used by a commonly used fluid, for example, a cooling fluid such as compressed air or a cooling liquid (water, oil) from a supply device (not shown). 2 shows a fluid supply path used when being supplied.
[0004]
When using the thing of the said structure, the shank part 8 is inserted in the taper hole 3, and the pull stud 9 is drawn in by the pull tool 4. FIG. The pulling force is, for example, about 700 kg to 2 t. The shank portion 8 is fitted into the taper hole 3 by pulling in as described above.
The rear surface 6a of the flange 6 and the front end surface 2a of the main shaft 2 are also in direct or indirect contact. As is well known, when the vibration isolator is present in contact with the front end surface 2a of the main shaft 2, it is compressed between the front end surface of the main shaft 2 and the rear surface 6a of the flange 6 and its rigidity is increased. Thus, the front end surface 2a and the rear surface 6a are indirectly closely integrated.
[0005]
In the mounting state in which the shank portion 8 in the tool having a conventionally well-known arbitrary configuration is fitted into the tapered hole 3 as described above, the main shaft 2 is rotated, the tool is rotated integrally, and the cutting edge for the workpiece is provided. Cutting using is performed. In such a case, a large force is applied to the tool in the direction in which it is bent with respect to the main shaft 2 due to the cutting force applied to the cutting edge. However, in the above case, the front end surface 2a of the main shaft and the rear surface 6a of the flange portion 6 are in direct contact with each other or the vibration isolator having a high rigidity is interposed as described above. It shows a great resistance to the bending force. As a result, the bend is prevented and the vibration of the tool accompanying the bend is prevented. As a result, the workpiece can be subjected to good cutting with high accuracy.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In this conventional apparatus, when the tool is rotated by rotating the spindle 2 and the workpiece is cut by the cutting blade, a large force is applied to bend the tool with respect to the spindle 2 with a large cutting resistance. However, between the front end surface 2a of the main shaft 2 and the rear surface 6a of the collar portion 6 is pressure-bonded, the rigidity thereof is increased, and it is possible to withstand the above-mentioned bending force with a large strength. There is an advantage that a clean cut surface can be obtained by preventing the vibration of the tool due to the force to bend.
However, if dust such as chips adheres to the front end surface 2a of the main shaft 2, the rear surface 6a of the flange portion 6 of the tool cannot be evenly supported, and the binding force with high rigidity of the tool by the main shaft 2 is reduced. Thus, there is a problem that it becomes impossible to prevent the vibration of the tool due to the insufficient force to bend, and it becomes impossible to perform high-quality cutting with high accuracy.
In order to solve this problem, it is conceivable to remove the tool and clean the spindle front end surface 2a. However, if this is done manually by an operator, the chips are accidentally directed toward the inside of the tapered hole 3. There is a danger of scattering dust and other problems.
[0007]
The purpose of the present application is to form a tool that can support the rear surface of the flange portion of the tool in a state in which a part of the cleaning tool is mounted in the mounting hole provided at the tip of the main shaft in substantially the same manner as the shank portion of the tool. An object of the present invention is to provide a cleaning tool capable of cleaning the receiving surface at the tip of the main shaft.
Another object is to provide a cleaning tool that allows fluid to flow from the inside to the outside when cleaning the receiving surface formed at the tip of the main shaft.
Another object is to distribute the fluid from the cleaning tool to the annular receiving surface of the spindle tip when the shank portion of the cleaning tool is attached to the mounting hole provided at the tip of the spindle. Even if the total amount of fluid from the fluid supply path is small by moving the air outlet of the cleaning tool relative to the receiving surface and distributing the fluid sequentially to the annular receiving surface. An object of the present invention is to provide a cleaning tool capable of performing efficient cleaning by distributing a fluid around the entire circumference of an annular receiving surface.
Other objects and advantages will be readily apparent from the drawings and the following description associated therewith.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Cleaning device in the present invention, the shank portion that is allowed to be detachably attached to the main shaft (2) mounting holes (3) provided at the distal end portion of the (8), the shank tip portion of (8) ( from 8b), a columnar connecting member which projects on the axis extended line of the shank portion (8) (18), main body portion which gave equipped rotatably against the periphery of the connecting member (18) and (15) The connecting member ( 18 ) is provided with a fluid supply passage ( 13d ) for supplying fluid to the blowing passage ( 21a ) provided in the main body portion ( 15 ), The main body ( 15 ) has a blow-out passage ( 21a ) for receiving fluid from the fluid supply passage ( 13d ) and supplying the fluid toward the blow-out opening ( 21 ) provided around the main body. allowed comprising further Oite around the main part (15), said outlet passages (2 1 or 2 or more outlets ( 21 ) for receiving fluid from 1a ) and ejecting fluid toward the front end surface ( 2a ) for supporting the rear surface of the buttocks of the tool formed at the front end of the main shaft (2 ) In addition, the structure around the main body portion ( 15 ) is the front end surface ( 2a ) for supporting the rear surface of the buttocks of the tool formed at the front end of the main shaft (2) only from the air outlet ( 21 ). No fluid is ejected toward the front end surface ( 2a ) for supporting the rear surface of the buttocks of the tool formed at the front end of the main shaft (2) except from the blowout port ( 21 ). As described above, the fluid supply passage ( 13d ) is configured so that there is no opening, and the main body ( 15 ) is integrally formed with the main shaft (2) and the shank (8). in rotated state, as the main part (15) is relatively rotated at a different rotational speed from those It allowed comprising a sexual member (28), by rotating the spindle (2) and the shank portion (8) integrally, said main part (15) is rotated at a different rotational speed from those, the front end surface the air outlet to move relative to (2a) (21) only is ejected fluid toward a front end face (2a) of the spindle (2) from adhering to the front end surface (2a) chips dust such like, and ejected from the relative moving air outlet (21), by the fluid towards the outer periphery through the front surface (2a), such as chips of said front face as one after another successively stroking (2a) The dust is washed away.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, drawings showing embodiments of the present invention will be described. In the description of FIG. 1 to FIG. 3, the configurations, functions, properties, characteristics, etc. of the members, etc. using the same reference numerals as those used in the description of the conventional example using FIG. Except for matters relating to the explanation of the new member configuration, combination, etc., it can be understood that it is the same as the explanation described above, and therefore, a part of the duplicate explanation is omitted.
[0010]
The cleaning tool W of FIGS. 1 and 2 can be attached to and detached from a shank portion of a tool (not shown) with respect to an optional mounting portion 3 provided at the tip 2b of the main shaft 2, for example, a tapered hole 3 or the like. A shank portion 8 is provided as an attachment handle portion having a corresponding shape so that it can be attached.
A main body portion 15 that is rotatable on the axial extension line of the shank portion is provided on the axial extension line of the shank portion from the distal end portion 8 b of the shank portion 8. For this purpose, the connecting member 18 is formed and provided so as to protrude with an integral member so as to be integrally rotatable with respect to the shank portion 8. This connecting member 18 is formed in a cylindrical shape in the state of a shaft member so as to rotatably support the main body portion 15, and an inner peripheral surface 15 a of the main body portion 15 formed in a cylindrical shape with an outer peripheral surface 18 a thereof. Is supported freely. Reference numeral 27 denotes a bearing such as a roller or a ball having a well-known arbitrary configuration provided as necessary in order to smoothly rotate the main body 15. Further, as is well known, the main body 15 may be configured to be prevented from being pulled out in the axial direction at a place where the bearing is provided.
[0011]
On the outer periphery of the main body portion 15 of the cleaning tool W, an overhang member 6 formed as a separate member is provided. The overhang member 6 is used for supporting the rear surface of the flange portion of the tool formed on the front end 2a of the main shaft 2 in a state where the shank portion 8 is mounted on the tapered hole 3 provided in the tip portion 2b of the main shaft 2. It is configured to face the front end face 2a with a slight gap 7 therebetween. This overhanging member 6 is provided around a bearing 27 having a known arbitrary configuration so as not to rotate even when the main body portion 15 rotates. The overhang member 6 has a configuration similar to that of a well-known tool collar. 11 denotes a fitting groove when the outer peripheral surface of the overhang member 6 is gripped by the gripping portion of the tool changer, and 11a is fitted with two engaging claws 12 extended from the tip 2b of the main shaft 2. The fitting recessed part used in order to prevent rotation of the overhang | projection member 6 is shown.
The main part 15, the shank part 8, the overhanging member 6 and the like of the cleaning tool W do not require strength unlike a known tool, and may be made of any material such as metal or non-metal to resemble the tool. .
[0012]
The main part 15 of the cleaning tool is provided with a fluid passage 26 for receiving fluid. As a configuration for supplying a fluid to the fluid passage 26 of the cleaning tool W, for example, from a fluid supply device (not shown), through the through hole 13 at the base of the main shaft 2, and further to the pull stud 9, It may be supplied through the fluid supply passages of the respective through holes 13a, 13b, 13c, and 13d provided in the shank portion 8 and the connecting member 18. The passage for supplying these fluids may be considered to have the same configuration as a known configuration for supplying a coolant for cooling a tool blade. As the fluid, for example, cooling compressed air, cooling liquid (water, oil) or the like may be supplied.
Around the main body portion 15, there are provided one or more air outlets 21 for allowing a fluid to flow out and cleaning the front end surface 2 a for supporting the rear surface of the flange portion of the tool formed on the front end 2 b of the main shaft. The outlet 21 is communicated with the fluid passage 26 through the outlet passage 21a. The blower outlet 21 is of a type in which the diameter of the blowout hole is adjustable in order to adjust the amount of fluid (the blowout pressure is also changed), or a plurality of types of nozzle tips 21b having different blower hole diameters. It is screwed and prepared for replacement. Depending on the configuration of the nozzle tip 21b, the fluid from the air outlet 21 is mist-like toward the gap 7 formed in a state where the shank portion 8 is attached to the tapered hole 3 provided in the tip portion 2b of the main shaft 2. Alternatively, the fluid is ejected in a rod shape.
The structure around the main body ( 15 ) is, as shown in FIG. 2 in particular, for supporting the rear surface of the flange portion of the tool formed at the front end of the main shaft 2 from other than the air outlet ( 21 ). The front end face ( 2a ) is configured so as not to have an opening connected to the fluid supply passage ( 13d ) so that no fluid is ejected to the front end face ( 2a ) .
[0013]
When necessary, the inertia member 28 can rotate relative to the main body 15 at a rotational speed different from that of the main shaft 15 when the main shaft 2 and the shank 8 are rotated together. Prepared. In this case, by rotating the main shaft and the shank portion 8 together, the main shaft and the shank portion 8 are rotated at different rotational speeds at the initial stage of rotation, midway or at the end of the rotation, and rotated between the two. There is a difference.
The main body portion 15 is relatively rotated at a different rotational speed from the main body portion 15 and continuously ejects fluid from the outlet 21 moving relative to the front end surface 2a toward the front end surface 2a of the main shaft. Thus, the front end face 2a can be continuously washed so as to continue to be brazed one after another by the fluid from the relatively moving outlet 21. In addition, if the cylindrical metal inertial body 28 is formed in an eccentric state, even if the main shaft 2 and the shank portion 8 are gently rotated together, the eccentricity inertial body 28 swings and swings together. It can be prevented from rotating.
The inertia member 28 adds inertia to the main body 15 and is a heavy steel material that is cylindrical (the cross-sectional shape may be a perfect circle, or may be an elliptical shape if it is partially eccentric. ).
Reference numeral 28a denotes a recess for inserting and connecting the distal end portion of the main body portion 15. The distal end of the main body portion 15 inserted into the recess portion is integrally connected using an arbitrary fastening means such as a set screw 25. The periphery and the end surface of the inertia member 28 are covered with a cover 29 and fixed to the inertia member 28 with a set screw 29. In addition, when the main-body part 15 is formed with heavy steel materials, since the inertia body is provided in itself, an excess inertia body becomes unnecessary.
[0014]
The cleaning tool W configured as described above is mounted on the spindle 2 in exchange for a tool in the same manner as when a tool is inserted. As is well known, this replacement work is performed by gripping the gripping tool fitting groove 11 on the outer peripheral surface by the gripping portion of the tool changer and removing and replacing it from the axial direction of the tapered hole 3. Even if dust such as chips adheres to the front end surface 2 a formed in the above, there is no fear that they adhere to the inner surface of the tapered hole 3. After the cleaning tool W is mounted as shown in FIG. 1, the fluid is supplied from the fluid supply passage 13 inside the main shaft 2 toward the fluid passage 26 through the fluid passages 13a, 13b, 13c, and 13d. The front end surface 2a formed at the front end of the main shaft 2 is ejected from the nozzle 21 by vigorously ejecting fluid from the nozzle 21 toward the gap 7 through each discharge passage 21a formed around the fluid passage 26. The gap 7 can be cleaned with a fluid flowing in the outer circumferential direction. At the time of the cleaning, the main shaft 2 may be stationary and the main body portion 15 may be relatively rotated. If the main shaft 2 is gently rotated, each of the main body portions 15 is rotated. The fluid ejected vigorously in the radial direction from the nozzle hole of the air outlet 21 flows and diffuses relatively vigorously in the circumferential direction, and the front end surface 2a of the main shaft 2 is efficiently and evenly washed. .
[0015]
As described above, when the fluid is supplied to the front end surface 2a that relatively rotates from the one or the plurality of nozzles 21 of the main body 15, the total amount of the fluid from the fluid supply path 13 is a small amount. Even if it exists, there exists an effect which can supply a fluid with sufficient quantity with respect to the individual nozzle 21 piece. Therefore, even if the supply of fluid from the fluid supply path 13 is small, the entire area of the annular front end surface 2a over the wide range can be sequentially cleaned with a small amount of fluid. In the above case, the case where the main shaft 2 and the shank portion 8 start to rotate together has been described. However, even when the shaft 2 and the shank portion 8 are rotated together, the rotating body 15 is stopped. Since the rotation continues due to inertia, the same cleaning effect can be obtained if the fluid supply is continued.
[0016]
Next, the cleaning tool provided with a connecting member as an example different from the cleaning tool W of FIG. 1 in the configuration in which inertia is added to the main body portion 15 (the configuration in which the main body portion 15 is relatively rotated). W2 will be described with reference to FIG.
In FIG. 3, parts that are considered to be the same or equivalent in function, property, feature, etc. to those in FIGS. 1 and 2 described above are given the same reference numerals as those in FIGS. A duplicate description is omitted.
Reference numerals 31 to 35 denote connecting members for restraining the main body portion 15e from being rotated even when the shaft 2e and the shank portion 8e are rotated together, and a well-known connecting mechanism (for example, JP-A-63-169249). No./Japanese Patent Laid-Open No. 63-245305). In the mechanism relating to this connecting member, 31 is a take-out member that is detachably fixed to the inertia member 28e so that the upper end thereof is linked to the tip of the main body portion 15e in the drawing, and the indenting member 33 is shown at the lower end in the drawing. Is fixedly provided with a holder 32 for mounting and dismounting at all times in the direction of the receiving member 34 and in a biased state. Reference numeral 34 denotes a receiving member fixed to the frame 1 e, and a concave fitting portion 35 for removably receiving the tip of the protruding and retracting member 33 is provided on the opposite surface of the protruding and protruding member 33. A through hole for fluid passage through the frame 1e through the receiving member 34, the retracting member 33, the holder 32, the take-out member 31, the inertia member 28e, and the connecting member 18e and leading to the fluid supply path 13d. The fluid may be sent from the frame 1e toward the fluid supply path 13d.
[0017]
When cleaning the end surface 2ae of the main shaft using the cleaning tool W2 having the above-described configuration, the tool used for the cutting work is extracted in the axial direction of the main shaft 2e in the same manner as in FIG. The groove 11e for fitting the gripping tool of the cleaning tool W2 is gripped by the gripping portion of the tool changer, inserted into the tapered hole 3e with the shank portion 8e at the top, and the tip of the retracting member 33 is in the recess of the receiving member 34 Fit it and pull it with the pull tool 4e. When mounted in this manner, the fluid supply path 13e communicates with the fluid supply paths 13be and 13de, the fluid is supplied into the fluid path 21ae, and is further ejected into the gap 7e through the nozzle 21 having the same configuration as in FIG. Then, the end surface 2ae of the main shaft is cleaned.
[0018]
In the configuration as described above, the main body 15e and the receiving member 34 are fixed to the frame 1e even if the shank portion 8e is attached to the main shaft 2e and is gently rotated together, as described in FIG. As a result, the rotation becomes impossible, and as a result, the shank portion 8e rotates to rotate relative to the main body portion 15e. Then, as is apparent from FIG. 3, the nozzle 21 on the main body 15e side is in a stopped state, and the end surface 2ae of the main shaft rotates relatively.
[0019]
With such a configuration, there is an effect that a sufficient amount of fluid can be supplied from the individual nozzles 21 even if the total amount of fluid to be supplied is a small amount. Therefore, even if the amount of fluid supplied from the fluid supply path 13e is small, the receiving surface 2ae facing the annular gap 7e over the wide range can be sequentially cleaned with a small amount of fluid.
[0020]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is a fluid that flows in the outer peripheral direction from the flow path on the front end surface formed at the tip of the main shaft by ejecting the fluid from the fluid passage inside the cleaning tool toward the end surface of the main shaft formed in the periphery. Therefore, when cleaning the receiving surface formed at the tip of the main shaft, the dust such as chips adhering to the front end surface of the main shaft 2 is taken outside without taking in the inside. There is an effect to wash away.
[0021]
Further In the present invention, in a state where the aforementioned main shaft and the shank portion 8 is rotated in unison, the main body portion is configured to rotate relatively at a different rotational speed from those of the spindle against the front end face 2a, it is Rukoto is successively sequentially jetting fluid toward the air outlet 21 on the entire surface of the front end surface 2a of the main shaft of the main body portion 15 which comes to relatively move.
Therefore, the entire front end surface 2a has a feature that it can be sequentially washed with only the fluid ejected from the relatively moving air outlet 21 .
In the present invention, when cleaning the "entire front surface 2a", and not to wash the front end surface 2a of the main shaft at the same time,
Since the entire front end surface 2a is sequentially washed by the relative movement of the air outlet 21, even if the “fluid supply amount” from the fluid supply passage 13d is small, the small “fluid” Concentrate on the "relatively rotating outlet 21" and eject the fluid ejected from the outlet 21 toward the front end face 2a to which dust such as chips adheres. There is an excellent effect that dusts such as chips on the front end surface 2a can be washed off so as to be sequentially boiled one after another.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway view showing a state where a cleaning tool is attached to a spindle of a machine tool.
2 is a cross-sectional view taken along line AA through the fluid supply path, the fluid path, and the discharge port in FIG. 1;
FIG. 3 is a partially cutaway view showing a state in which a cleaning tool showing a different example is attached to the spindle of the machine tool.
[Explanation of symbols]
2 ... main shaft, 3 ... taper hole, 4 ... pulling tool, 6 ... collar, 7 ... gap, 8 ... shank, 13 ... fluid supply passage, W, W2 ... Cleaning tool, 15 ... Main part, 18 ... Connecting member, 21 ... Release port, 26 ... Fluid passage, 27 ... Bearing, 28 ... Inertial member.

Claims

主軸（２）の先端部に設けられる装着孔（３）に対して着脱自在に装着できるようにしてあるシャンク部（８）と、
シャンク部（８）の先端部（ 8b ）から、シャンク部（８）の軸線延長線上に突出させた柱状の連結部材（ 18 ）と、
その連結部材（ 18 ）の周囲に対して回転自在に備えさせた主体部（ 15 ）とを備える洗浄具であって、
上記連結部材（ 18 ）には、上記主体部（ 15 ）に備えさせる吹出通路（ 21a ）に対して流体を供給する為の流体供給通路（ 13d ）を備えさせ、
一方、上記主体部（ 15 ）には、上記流体供給通路（ 13d ）から流体を受入れて、主体部の周囲に備えさせる吹出口（ 21 ）に向けて流体を供給する為の吹出通路（ 21a ）を備えさせ、
さらに、主体部（ 15 ）の周囲においては、上記吹出通路（ 21a ）から流体を受入れて、主軸（２）の前端に形成される工具の鍔部後面支持用の前端面（ 2a ）に向けて流体を噴出させる為の１または２以上の吹出口（ 21 ）を備えさせ、
しかも、主体部（ 15 ）の周囲の構成は、上記吹出口（ 21 ）からのみ、上記主軸（２）の前端に形成される工具の鍔部後面支持用の前端面（ 2a ）に向けて流体が噴出し、上記吹出口（ 21 ）以外から上記主軸（２）の前端に形成される工具の鍔部後面支持用の前端面（ 2a ）に対して流体が噴出することのないように、上記流体供給通路（ 13d ）に連なる開口部のない状態に構成してあり、
さらに上記主体部（ 15 ）には、上記主軸（２）とシャンク部（８）とが一体になって回転した状態において、上記主体部（ 15 ）がそれらとは異なる回転数で相対的に回動するように慣性部材（ 28 ）を備えさせ、
上記主軸（２）とシャンク部（８）とを一体に回転させることにより、上記主体部（ 15 ）はそれらとは異なる回転数で回動し、上記前端面（ 2a ）に対して相対的に移動する上記吹出口（ 21 ）からのみ上記主軸（２）における前端面（ 2a ）に向け流体を噴出させ、上記前端面（ 2a ）に付着している切粉等の塵類を、上記相対移動する吹出口（ 21 ）から噴出して、前端面（ 2a ）を通って外周に向かう流体によって、次々と順次撫でるように上記前端面（ 2a ）の切粉等の塵類を洗い落とすようにしたことを特徴とする洗浄具。A shank portion (8) adapted to be detachably mounted to a mounting hole (3) provided at the tip of the main shaft (2) ;
A columnar connecting member ( 18 ) projecting from the tip end portion ( 8b ) of the shank portion (8) onto the axial extension line of the shank portion (8) ;
A cleaning tool comprising a rotatably provided let the main part (15) against the periphery of the connecting member (18),
The connecting member ( 18 ) is provided with a fluid supply passage ( 13d ) for supplying a fluid to the blowing passage ( 21a ) provided in the main body portion ( 15 ) ,
On the other hand, the main part (15), said fluid supply passage to accept fluid from (13d), air outlet equip around the main body outlet passage for supplying a fluid toward the (21) (21a) let equipped with,
Furthermore, Oite around the main part (15), receives fluid from the outlet passages (21a), the main shaft the front end surface for rear flange portion surface support of the tool to be formed at the front end of (2) (2a) One or more outlets ( 21 ) for ejecting fluid toward the
In addition, the configuration around the main body ( 15 ) is such that the fluid flows only from the outlet ( 21 ) toward the front end surface ( 2a ) for supporting the rear surface of the buttocks of the tool formed at the front end of the main shaft (2). So that no fluid is ejected from the part other than the outlet ( 21 ) to the front end surface ( 2a ) for supporting the rear surface of the buttocks of the tool formed at the front end of the main shaft (2). The fluid supply passage ( 13d ) is configured with no opening connected to it,
More the main part (15), in a state where the spindle (2) and the shank portion (8) and is rotated in unison, the main part (15) relatively rotating at a rotational speed different from those An inertia member ( 28 ) to move,
By rotating the main shaft (2) and the shank portion (8) as one body, the main body portion ( 15 ) is rotated at a different rotational speed from the main shaft portion ( 15 ), and is relatively relative to the front end surface ( 2a ) . It is ejected fluid toward a front end face (2a) of the spindle only from the air outlet (21) for moving (2), a dust such as chips adhering to the front end surface (2a), moving the relative The dust from the front end face ( 2a ) was washed away so that it was blown one after another by the fluid that was ejected from the outlet ( 21 ) and passed through the front end face ( 2a ) toward the outer periphery. A cleaning tool characterized by.

主軸（２）の先端部に設けられる装着孔（３）に対して着脱自在に装着できるようにしてあるシャンク部（８）と、
シャンク部（８）の先端部（ 8b ）から、シャンク部（８）の軸線延長線上に突出させた柱状の連結部材（ 18 ）と、
その連結部材（ 18 ）の周囲に対して回転自在に備えさせた主体部（ 15 ）とを備える洗浄具であって、
上記連結部材（ 18 ）には、上記主体部（ 15 ）に備えさせる吹出通路（ 21a ）に対して流体を供給する為の流体供給通路（ 13d ）を備えさせ、
一方、上記主体部（ 15 ）には、上記流体供給通路（ 13d ）から流体を受入れて、主体部の周囲に備えさせる吹出口（ 21 ）に向けて流体を供給する為の吹出通路（ 21a ）を備えさせ、
さらに、主体部（ 15 ）の周囲においては、上記吹出通路（ 21a ）から流体を受入れて、主軸（２）の前端に形成される工具の鍔部後面支持用の前端面（ 2a ）に向けて流体を噴出させる為の１または２以上の吹出口（ 21 ）を備えさせ、
しかも、主体部（ 15 ）の周囲の構成は、上記吹出口（ 21 ）からのみ、上記主軸（２）の前端に形成される工具の鍔部後面支持用の前端面（ 2a ）に向けて流体が噴出し、上記吹出口（ 21 ）以外から上記主軸（２）の前端に形成される工具の鍔部後面支持用の前端面（ 2a ）に対して流体が噴出することのないように、上記流体供給通路（ 13d ）に連なる開口部のない状態に構成してあり、
さらに上記主体部（ 15 ）には、上記主軸（２）とシャンク部（８）とが一体になって回転した状態において、上記主体部（ 15 ）の回転を止める為にフレーム（ 1e ）に対して着脱自在にした連繋部材を備えさせ、上記主軸（２）とシャンク部（８）とが一体になって回転した状態において、上記主体部（ 15 ）が上記主軸（２）に対して相対的な回動を自在に構成し、
上記主軸（２）とシャンク部（８）とを一体に回転させることにより、上記主体部（ 15 ）はそれらとは相対的に回動し、上記前端面（ 2a ）に対して相対的に移動する上記吹出口（ 21 ）からのみ上記主軸（２）における前端面（ 2a ）に向け流体を噴出させ、上記前端面（ 2a ）に付着している切粉等の塵類を、上記相対移動する吹出口（ 21 ）から噴出して、前端面（ 2a ）を通って外周に向かう流体によって、次々と順次撫でるように上記前端面（ 2a ）の切粉等の塵類を洗い落とすようにしたことを特徴とする洗浄具。A shank portion (8) adapted to be detachably mounted to a mounting hole (3) provided at the tip of the main shaft (2) ;
A columnar connecting member ( 18 ) projecting from the tip end portion ( 8b ) of the shank portion (8) onto the axial extension line of the shank portion (8) ;
A cleaning tool comprising a rotatably provided let the main part (15) against the periphery of the connecting member (18),
The connecting member ( 18 ) is provided with a fluid supply passage ( 13d ) for supplying a fluid to the blowing passage ( 21a ) provided in the main body portion ( 15 ) ,
On the other hand, the main part (15), said fluid supply passage to accept fluid from (13d), air outlet equip around the main body outlet passage for supplying a fluid toward the (21) (21a) let equipped with,
Furthermore, Oite around the main part (15), receives fluid from the outlet passages (21a), the main shaft the front end surface for rear flange portion surface support of the tool to be formed at the front end of (2) (2a) One or more outlets ( 21 ) for ejecting fluid toward the
In addition, the configuration around the main body ( 15 ) is such that the fluid flows only from the outlet ( 21 ) toward the front end surface ( 2a ) for supporting the rear surface of the buttocks of the tool formed at the front end of the main shaft (2). So that no fluid is ejected from the part other than the outlet ( 21 ) to the front end surface ( 2a ) for supporting the rear surface of the buttocks of the tool formed at the front end of the main shaft (2). The fluid supply passage ( 13d ) is configured with no opening connected to it,
Further, the main body ( 15 ) is attached to the frame ( 1e ) to stop the rotation of the main body ( 15 ) in a state where the main shaft (2) and the shank (8) are rotated together. In the state where the main shaft (2) and the shank portion (8) are rotated integrally with each other, the main body portion ( 15 ) is relative to the main shaft (2) . Flexible rotation,
By rotating the main shaft (2) and the shank portion (8) integrally, the main body portion ( 15 ) rotates relative to them and moves relative to the front end surface ( 2a ) . to is ejected fluid toward a front end face (2a) of the spindle (2) only from the air outlet (21), a dust such as chips adhering to the front end surface (2a), moving the relative The dust from the front end face ( 2a ) is washed away by the fluid that is ejected from the outlet ( 21 ) and boiled one after another by the fluid passing through the front end face ( 2a ) toward the outer periphery. Features a cleaning tool.