JP4174975B2 - データ一括送信システム、データ一括送信装置およびデータ一括送信方法、ならびにデータ受信装置およびデータ受信方法 - Google Patents

データ一括送信システム、データ一括送信装置およびデータ一括送信方法、ならびにデータ受信装置およびデータ受信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はデータ一括送信システム、データ一括送信装置およびデータ一括送信方法、ならびにデータ受信装置およびデータ受信方法に関し、特に、ネットワークにかかる負荷が軽減できるデータ一括送信システム、データ一括送信装置およびデータ一括送信方法、ならびにデータ受信装置およびデータ受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワーク化が進むにつれて、情報の共有化の重要度が増している。日常生活や業務において、サーバで情報を一元管理し、複数のユーザがネットワークを経由してサーバから情報を取得することで、情報の共有化が実現されている。
【0003】
現在は、ユーザがデータファイルを取得したい場合、サーバにアクセスして、サーバに保存してあるデータファイルをコピーする方法が一般的に行なわれている。この方法では、複数のユーザが同一のデータファイルを取得したいという場合であっても同様に、各ユーザごとに個別にサーバにアクセスして、同一のデータファイルをコピーすることになる。
【0004】
また、ユーザからアクセスされたサーバが、シングルタスクで各ユーザに1パケットずつデータファイルを送信し、各ユーザが受信するという方法も行なわれている。
【0005】
特開平6−309263号においては、シングルタスクであっても、複数のユーザに対して一括してデータファイルを送信するデータ転送システムが開示されている。このシステムにおいては、シングルタスクで複数のユーザの複数回線に、同一のデータファイルを1パケットごとに送信することになる。
【0006】
さらに、サーバでのデータファイルのアクセス権を管理するために、特開平10−224402号においては、暗号化したデータファイルをブロードキャストで複数ユーザに一括送信し、暗号化データファイル解読用データを特定のユーザに送信するデータ転送方法が開示されている。この方法を用いることで、暗号化データファイルは全ユーザが受信可能であるが、暗号化データファイル解読用データの受信は特定のユーザのみ限定されるため、セキュリティの向上を図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−309263号に開示されたデータ転送システムにおいては、ネットワークにおいて、データの転送に、トータルで(ユーザ数×データファイルのデータサイズ)分の帯域を占めることとなり、データファイルを取得したいユーザ数が増すほど、ネットワークにかかる負荷が増大するという問題があった。
【0008】
また、特開平10−224402号に開示されたデータ転送方法を用いることで、データファイルのアクセス権の管理についてセキュリティを向上させることができるが、そのために特別な暗号化データファイル解読用データを特定ユーザに送信しなければならないという問題があった。
【0009】
そこでこの発明においては、シリアルインタフェースを介して接続されたネットワークにおいてデータファイルの一括送信を行ない、ネットワークにかかる負荷が軽減でき、また、データファイルのアクセス権の管理も容易に行なうことのできる、データ一括送信システム、データ一括送信装置およびデータ一括送信方法、ならびにデータ受信装置およびデータ受信方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、データ一括送信システムは、ネットワークに接続されたサーバとクライアントからなるデータ一括送信システムであって、サーバは、送信ジョブの作成をクライアントに通知する通知手段と、通知手段で送信ジョブの作成を通知したクライアントから、送信ジョブの受信希望を受付ける受信希望受付手段と、送信ジョブをブロードキャストで送信する送信手段とを備え、クライアントは、サーバから送信手段で送信された送信ジョブを受信する受信手段を備える。
【0011】
また、上述の受信希望受付手段は、通知手段でクライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、受信希望を受付け、上述の送信手段は、所定時間経過後に、ブロードキャストを開始することが望ましい。
【0012】
また上述の送信手段は、ネットワークの通信帯域に空きが生じたことを感知するとブロードキャストを開始することが望ましい。
【0013】
また上述の送信手段は、受信希望受付手段で所定数の受信希望を受信すると、ブロードキャストを開始することが望ましい。
【0014】
また上述の通知手段は、ネットワークへの接続を確認したクライアントに対して、送信ジョブの作成を通知することが望ましい。
【0015】
また上述のサーバは、送信手段で送信する送信ジョブの送信完了時間を計算する計算手段をさらに備え、上述の通知手段は、計算手段で得られた送信完了時間を通知することが望ましい。
【0016】
また上述の通知手段は、アプリケーション、電子メール機能およびポップアップ機能の少なくとも1つを用いて通知を行なうことが望ましい。
【0017】
本発明の他の局面に従うと、データ一括送信方法は、ネットワークに接続されたサーバとクライアントからなるデータ一括送信システムが行なうデータ一括送信方法であって、サーバは、送信ジョブの作成をクライアントに通知する通知ステップと、通知ステップで送信ジョブの作成を通知したクライアントから、送信ジョブの受信希望を受付ける受信希望受付ステップと、送信ジョブをブロードキャストで送信する送信ステップとからなる処理を実行し、クライアントは、サーバから送信ステップで送信された送信ジョブを受信する受信ステップを実行する。
【0018】
また、本発明の他の局面に従うと、データ一括送信装置は、ネットワークに接続可能なデータ一括送信装置であって、送信ジョブの作成をネットワークに接続されたクライアントに通知する通知手段と、通知手段で送信ジョブの作成を通知したクライアントから、送信ジョブの受信希望を受付ける受信希望受付手段と、送信ジョブをブロードキャストで送信する送信手段とを備える。
【0019】
また上述の受信希望受付手段は、通知手段でクライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、受信希望を受付け、上述の送信手段は、所定時間経過後に、ブロードキャストを開始することが望ましい。
【0020】
また上述の送信手段は、ネットワークの通信帯域に空きが生じたことを感知するとブロードキャストを開始することが望ましい。
【0021】
また上述の送信手段は、受信希望受付手段で所定数の受信希望を受信すると、ブロードキャストを開始することが望ましい。
【0022】
また上述の通知手段は、ネットワークへの接続を確認したクライアントに対して、送信ジョブの作成を通知することが望ましい。
【0023】
またデータ一括送信装置は、送信手段で送信する送信ジョブの送信完了時間を計算する計算手段をさらに備え、上述の通知手段は、計算手段で得られた前記送信完了時間を通知することが望ましい。
【0024】
また上述の通知手段は、アプリケーション、電子メール機能およびポップアップ機能の少なくとも1つを用いて通知を行なうことが望ましい。
【0025】
また本発明の他の局面に従うと、データ一括送信方法は、ネットワークに接続可能なデータ一括送信装置が行なうデータ一括送信方法であって、送信ジョブの作成をネットワークに接続されたクライアントに通知する通知ステップと、通知ステップで送信ジョブの作成を通知したクライアントから、送信ジョブの受信希望を受付ける受信希望受付ステップと、送信ジョブをブロードキャストで送信する送信ステップとを備える。
【0026】
また本発明の他の局面に従うと、データ一括送信プログラムは、ネットワークに接続可能なデータ一括送信装置が行なうデータ一括送信方法を、コンピュータに実現させるためのプログラムであって、送信ジョブの作成をネットワークに接続されたクライアントに通知する通知ステップと、通知ステップで送信ジョブの作成を通知したクライアントから、送信ジョブの受信希望を受付ける受信希望受付ステップと、送信ジョブをブロードキャストで送信する送信ステップとをコンピュータに実現させる。
【0027】
また本発明の他の局面に従うと、記録媒体は、上述のデータ一括送信プログラムを記録する。
【0028】
また本発明の他の局面に従うと、データ受信装置は、ネットワークに接続可能なデータ受信装置であって、ネットワークに接続された他の機器から、送信ジョブの作成の通知を受付ける通知受付手段と、通知受付手段で受付けた通知に基づいて、送信ジョブの受信希望を他の機器に送信する受信希望送信手段と、他の機器から送信ジョブをブロードキャストで受信する受信手段とを備える。
【0029】
また本発明の他の局面に従うと、データ受信方法は、ネットワークに接続可能なデータ受信装置が行なうデータ受信方法であって、ネットワークに接続された他の機器から、送信ジョブの作成の通知を受付ける通知受付ステップと、通知受付ステップで受付けた通知に基づいて、送信ジョブの受信希望を他の機器に送信する受信希望送信ステップと、他の機器から送信ジョブをブロードキャストで受信する受信ステップとを備える。
【0030】
また本発明の他の局面に従うと、データ受信プログラムは、ネットワークに接続可能なデータ受信装置が行なうデータ受信方法を、コンピュータに実現させるためのプログラムにおいて、ネットワークに接続された他の機器から、送信ジョブの作成の通知を受付ける通知受付ステップと、通知受付ステップで受付けた通知に基づいて、送信ジョブの受信希望を他の機器に送信する受信希望送信ステップと、他の機器から送信ジョブをブロードキャストで受信する受信ステップとをコンピュータに実現させる。
【0031】
また本発明の他の局面に従うと、記録媒体は上述のデータ受信プログラムを記する。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1に、本実施の形態における、データ一括送信システムを用いるネットワークの構成を示す。
【0033】
図1を参照して、本実施の形態においては、ネットワークは、サーバ1と、クライアントであるパーソナルコンピュータ(以下、PCという)−A2と、PC−B3と、PC−C4とを含む。
【0034】
さらに図1を参照して、ネットワークを構成するサーバ1と、PC−A2と、PC−B3と、PC−C4とは、IEEE1394シリアルバスで接続され、相互に、IEEE1394シリアルインタフェース規格に基づいた通信を行なっている。
【0035】
図2に、図1に示されるサーバ1の構成の具体例を、ブロック図で示す。
図2を参照して、サーバ1は、記憶部10と、全体の制御を行なうCPU(Central Processing Unit;中央処理装置)11と、IEEE1394シリアルバスを介して通信を行なう通信部12と、キーボードやマウスなどから構成される入力部13と、ディスプレイなどから構成される表示部14と、フレキシブルディスクf1を読取るフレキシブルディスクドライブ(FDD)15と、CD−ROMc1を読取るコンパクトディスクドライブ(CDD)16と、CPU11が実行するプログラムなどを記憶するハードディスクドライブ(HDD)17と、ROM18と、CPU11が実行するプログラムのワークエリアとなるRAM19とを含む。
【0036】
なお、サーバ1は上述の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよい。また、上述の構成要素の内で含まれていないものがあっても構わない。
【0037】
サーバ1にはデータ送信用のアプリケーション(以下、送信アプリという)100がインストールされている。インストールされた送信アプリ100は、ハードディスクドライブ17またはRAM19に常駐する。なお、送信アプリ100については後に詳細な説明を行なう。
【0038】
また図3に、図1に示されるPC−A2の構成の具体例を、ブロック図で示す。図3に示されるPC−A2の構成は、一般的なパーソナルコンピュータの構成である。
【0039】
図3を参照して、PC−A2は、CPU21と、IEEE1394シリアルバスを介して通信を行なう通信部22と、入力部23と、表示部24と、フレキシブルディスクf2を読取るフレキシブルディスクドライブ(FDD)25と、CD−ROMc2を読取るコンパクトディスクドライブ(CDD)26と、ハードディスクドライブ(HDD)27と、ROM28と、RAM29とを含む。
【0040】
なお、PC−A2は上述の構成要素以外に、記憶部などを含んでいてもよい。また、上述の構成要素の内で含まれていないものがあっても構わない。なおPC−B3およびPC−C4の構成も、図3に示される構成と同様であるため、ここでの説明を繰返さない。
【0041】
クライアントであるPC−A2、PC−B3およびPC−C4には、データ受信用のアプリケーション(以下、受信アプリという)200がインストールされている。インストールされた受信アプリ200は、ハードディスクドライブ27またはRAM29に常駐する。なお、受信アプリ200については後に詳細な説明を行なう。
【0042】
さらに図4に、IEEE1394シリアルインタフェース規格のレイヤ構造を示す。図4では、IEEE1394シリアルバスで接続されたサーバ1とクライアントであるPC−A2とにおいて構築されるレイヤ構造を示す。
【0043】
図4を参照して、サーバ1において構築されるレイヤ構造は、IEEE1394シリアルバスの管理する物理レイヤ、リンクレイヤ、およびトランザクションレイヤから構成され、その上位に送信アプリ100が位置する。
【0044】
さらに送信アプリ100には、エントリ受付機能、タイマ機能、送信予定通知機能およびデータファイル送信機能が含まれ、送信希望ユーザリスト、クライアントリストおよびジョブリストなどを作成する。送信アプリ100については、後に詳しい説明を行なう。
【0045】
またPC−A2において構築されるレイヤ構造も、IEEE1394シリアルバスの管理する物理レイヤ、リンクレイヤ、およびトランザクションレイヤから構成され、その上位に受信アプリ200が位置する。
【0046】
さらに受信アプリ200には、エントリ希望機能、通知受付機能およびデータファイル受信機能が含まれ、ジョブリストおよびエントリ済みジョブなどが構築される。受信アプリ200については、後に詳しい説明を行なう。
【0047】
なお、PC−B3およびPC−C4のレイヤ構造も、図4に示されるPC−A2のレイヤ構造と同様である。
【0048】
図4に示されるレイヤ構造は、一般的なIEEE1394シリアルインタフェース規格のレイヤ構造であるため、個々のレイヤについての詳細な説明はここでは行なわない。
【0049】
図5に、図4に示されるサーバ1の送信アプリ100の機能モジュールをブロック図で示す。
【0050】
図5を参照して、サーバ1の送信アプリ100の機能モジュールは、送信アプリ100のヒューマンインタフェースである送信アプリGUI(Graphical User Interface)部101と、送信ジョブを作成する送信ジョブ作成部102と、送信ジョブが作成された後にクライアントに対して送信ジョブの作成を通知する送信ジョブ通知部103と、クライアントからブロードキャストに参加するエントリ希望を受付けるエントリ受付部104と、送信ジョブのデータファイルをブロードキャストするデータファイル送信部105とを含む。
【0051】
また図6に、図4に示されるPC−A2の受信アプリ200の機能モジュールをブロック図で示す。
【0052】
図6を参照して、PC−A2の受信アプリ200の機能モジュールは、受信アプリ200のヒューマンインタフェースである受信アプリGUI部201と、サーバ1からの送信ジョブ通知を受付ける通知受付部202と、サーバ1から受付けたジョブ通知に対して希望するか否かを返答するエントリ希望部203と、希望したジョブのブロードキャストデータを受信するデータファイル受信部204とを含む。
【0053】
図7に、本実施の形態において、データ一括送信システムが行なうデータ一括送信処理についてのフローチャートを示す。
【0054】
図7を参照して、あるデータファイルを送信する場合、オペレータがサーバ1で送信ジョブを作成する(S1)。
【0055】
ステップS1においては、オペレータは、サーバ1の送信アプリGUI部101を用いて、ここには図示されない送信ジョブ作成画面を表示部14に表示させる。オペレータは、表示部14に表示された送信ジョブ作成画面に沿って、送信ジョブ作成部102で送信ジョブを作成する。
【0056】
送信ジョブの作成には、送信する文書ファイルなどのデータファイルの選択、通知ユーザの選択、ブロードキャストにエントリの希望を受付ける受付時間の設定が必要である。これらの設定が行なわれると、送信ジョブが作成され、すでにサーバ1で作成されている送信ジョブを管理する送信ジョブリストに、作成された新しい送信ジョブが追加される。
【0057】
また送信ジョブの作成と共に、通知リストおよびエントリリストが作成される。
【0058】
通知リストは、ステップS1で、サーバ1のオペレータが送信ジョブの作成時に行なった通知ユーザの選択に基づいて、送信アプリ100の送信ジョブ作成部102で自動的に作成される。
【0059】
エントリリストは、ステップS1でオペレータが送信ジョブを作成すると同時に、送信アプリ100の送信ジョブ作成部102で自動的に作成される。ステップS1の段階では、送信アプリ100はクライアントから受信のエントリを受付けていないため、エントリリストは空のリストである。
【0060】
なお、通知リストおよびエントリリストについては、後に具体例を挙げて、詳細な説明を行なう。
【0061】
ステップS1で送信ジョブが作成されると、サーバ1の送信アプリ100は、同じくステップS1で作成された通知リストに登録されている全クライアントに対して、送信ジョブが作成されたことを通知する(S2)。
【0062】
ステップS2においては、サーバ1の送信アプリ100は、送信ジョブが作成されたことを、送信ジョブのデータファイル名、ファイル情報、および受付時間などを記述した通知レコードを送信することで、通知リストに登録されているクライアントに通知する。
【0063】
ステップS2での通知は、通知リストに登録されているクライアントであるPC−A2、PC−B3、およびPC−C4などの、受信アプリ200の通知受付部202で受付けられる(S3)。
【0064】
ステップS3で通知を受付けた通知受付部202は、受信アプリGUI部201に通知を渡す。受信アプリGUI部201は、表示部24に通知に含まれている情報を表示し、ユーザにファイルデータの受信を希望するか否かを問う。ユーザは受信アプリGUI部201を用いて、入力部23より、ファイルデータの受信を希望するか否かを入力する。
【0065】
ステップS3で受信した通知に基づいてユーザから入力された回答より、エントリ希望部203は、サーバ1に対してエントリの希望を送信する(S4)。また、エントリを希望しない場合も、希望しない旨をサーバ1に伝える。
【0066】
ステップS4で受信アプリ200のエントリ希望部203より伝えられたエントリ希望は、サーバ1の送信アプリ100のエントリ受付部104で受付けられる(S5)。
【0067】
さらに、サーバ1の送信アプリ100の送信ジョブ作成部102では、ステップS1で作成された空のエントリリストに、ステップS5でエントリ受付部104が受付けたエントリに基づいて、エントリの希望を行なったクライアントを追加して更新する。
【0068】
送信アプリ100の送信アプリGUI部101では、ここには図示されないタイマ機能を用いて、ステップS1で設定されたエントリ希望の受付終了時間を監視する(S6)。
【0069】
クライアントからのエントリの受付時間が終了すると(S6でYes)、サーバ1の送信アプリ100のデータファイル送信部105は、ステップS5で更新されたエントリリストに登録されている全クライアントに対して、ブロードキャストで送信されるデータファイルを受信するためのチャネル番号を通知する(S7)。
【0070】
さらに送信アプリ100のデータファイル送信部105は、データファイルをブロードキャストで送信する(S8)。
【0071】
ステップS7でチャネル番号の通知を受信した受信アプリ200では、受信したチャネル番号が自動的に設定され、ステップS8でブロードキャストされたデータファイルが、受信アプリ200のデータファイル受信部204で、自動的に受信される(S9)。
【0072】
データファイル受信部204は、ステップS9で受信したデータパケットからファイルを組立て、ハードディスクHDD27などに保存する。
【0073】
また、データファイルの受信の終了が受信アプリGUI部201で監視され、データの受信が終了すると、その旨が表示部24に表示され、ユーザに通知される。
【0074】
上述の処理で、データ一括送信処理が行なわれる。
次に、図7に示されたデータ一括送信処理で扱われるリストについて、具体的に説明を行なう。
【0075】
図8は、クライアントリストの具体例を示す図である。クライアントリストは、ネットワークに接続された機器のうち、ブロードキャストに参加可能なクライアントを示すリストである。クライアントリストは、ネットワークが形成される度にサーバの送信アプリで作成される。
【0076】
サーバ1の送信アプリ100では、ネットワークが形成されるときに、受信アプリ200に対して、ステータスを要求する。受信アプリ200からのステータス応答によって、受信アプリ200が常駐しているクライアントを感知して、自動的にクライアントリストが作成される。
【0077】
送信アプリ100からのステータス要求は、ネットワーク形成時に限定されず、定期的に行なわれてもよい。また、送信アプリ100からステータス要求を行なわず、受信アプリ200が起動時に自動的にステータス応答を行なってもよい。さらに受信アプリ200からのステータス応答は、起動時に限定されず、定期的に行なわれてもよい。
【0078】
図8に示されるクライアントリストは、図1に示されるネットワークが形成されたときに、サーバ1の送信アプリ100で作成されるクライアントリストである。図8を参照して、図1に示されるネットワークが形成されたときに作成されるクライアントリストには、ネットワークに含まれる、受信アプリ200が常駐しているクライアント、PC−A2、PC−B3、およびPC−C4が登録される。
【0079】
図9は、図7のステップS1で作成される、送信ジョブリストの具体例を示す図である。送信ジョブリストは、送信アプリで作成された送信ジョブが登録されているリストである。ジョブ名、送信データファイル名、ファイルサイズなどのファイル情報、エントリ希望受付終了時間、エントリ人数、通知リスト名、およびエントリリスト名などの情報を含む。
【0080】
図7のステップS1では、オペレータは、サーバ1の送信アプリ100の送信ジョブ作成部102で新たな送信ジョブを作成する。作成された送信ジョブは、図9に示される送信ジョブリストに新たに追加される。
【0081】
図9を参照して、図7のステップS1で新たに作成された送信ジョブのジョブ名が「会議資料B」であるとき、送信ジョブリストには、新たに作成された送信ジョブ「会議資料B」が文書ファイル「会議B.doc」と、表ファイル「会議B.xls」とを含むことが登録されている。さらに送信ジョブリストには、新たに作成された送信ジョブ「会議資料B」が、ファイルサイズ62MB、エントリ希望受付終了時間17:00、通知人数22人であるという情報が登録されている。
【0082】
さらに図9に示される送信ジョブリストには、図7のステップS1で新たに送信ジョブ「会議資料B」が作成される以前に、送信ジョブ「会議資料A」、「画像A」、および「画像B」の3つの送信ジョブが存在していることが示されている。
【0083】
またさらに、図7のステップS1で送信ジョブを作成時に、送信ジョブの追加を通知するクライアントを選択する。
【0084】
サーバ1のオペレータは、ここには図示されない送信ジョブ作成画面においてリスト表示された、図8に示されるクライアントリストから、送信ジョブ「会議資料B」が作成されたことを通知するクライアントを選択する。クライアントの選択は、リスト表示されたクライアントリストから選択する方法であってもよいし、直接入力部23より入力する方法であってもよい。
【0085】
上述のの選択に基づく通知リストと空のエントリリストが、図7のステップS1で自動的に作成され、図9に示される送信ジョブリストに登録される。本実施の形態においては、各リストのリスト名は、自動的にジョブ名と同じものとなるが、その他の名前が付けられても構わない。
【0086】
図10は、図7のステップS1で作成される、通知リストの具体例を示す図である。通知リストは、送信ジョブが作成されたことを通知するクライアントが登録されているリストである。
【0087】
図7のステップS1において、オペレータが通知するクライアントとして、PC−A2と、PC−B3と、PC−C4とを選択した場合、サーバ1の送信アプリ100の送信ジョブ作成部102では、送信ジョブと共に図10に示される通知リストが自動的に作成される。
【0088】
図7のステップS1で新たに作成された送信ジョブ「会議資料B」が図9に示される送信ジョブリストに追加登録されると、図7のステップS2では、図10に示される通知リストに登録されたクライアントに通知される。
【0089】
図11は、図7のステップS2で、サーバ1がクライアントに新規の送信ジョブの作成を通知するための、通知画面の具体例である。図11に示される通知画面は、送信アプリ100の送信GUI部101が、サーバ1の表示部14に表示させる。
【0090】
サーバ1のオペレータは、図11に示される通知画面に沿って、通知ユーザを選択し、さらに送信する送信ジョブを選択する。ここでの選択は、送信する送信ジョブをオペレータが選択すると、自動的に対応する通知リストに登録されたクライアントが読込まれ、通知ユーザが表示されてもよい。
【0091】
送信する送信ジョブと通知するユーザとを選択すると、サーバ1のオペレータは、図11に示される通知画面上の通知ボタンを押下する。これにより送信アプリ100の送信ジョブ通知部103は、選択された送信ジョブの通知レコードを、選択された通知ユーザに送信する。送信される通知レコードは、係る送信ジョブについて、図9に示される送信ジョブリストに登録されている項目についてのデータである。
【0092】
送信アプリ100から送信された通知レコードは、通知リストに登録されているクライアントであるPC−A2の受信アプリ200の通知受付部202で受信される。受信アプリGUI部201では、受信した通知レコードから各種情報を読出し、表示部24に表示する。
【0093】
図12に、このときPC−A2の表示部24に表示される、受信アプリ200の表示画面の具体例を示す。受信アプリ200の表示画面では、新たに通知レコードを受信することで、新たに追加された送信ジョブが表示画面に追加されて表示される。図12に示される受信アプリ200の受信画面を確認することで、ユーザはサーバ1に新規に送信ジョブ「会議資料B」が登録されたことを知ることができる。また、送信ジョブ「会議資料B」に登録されているデータファイルについてのエントリ希望の受付の終了時間も知ることができる。
【0094】
ユーザは、図12に示される表示画面に表示された各種情報から、エントリ希望の受付を終了していない送信ジョブのデータファイルが必要であるか否かを判断し、示された受付終了時間内に、エントリ希望をするまたはしない旨をサーバ1に対して返答する。
【0095】
ユーザは受信アプリ200の受信アプリGUI部201を用いて、図12の表示画面に表示された送信ジョブの中から、受信を希望する送信ジョブを選択し、希望ボタンを押下することで、エントリ希望を、エントリ希望部203からサーバ1に送信する。なお、その他の方法でエントリ希望を送信してもよい。
【0096】
また、エントリ希望をしない場合は、不要ボタンを押下することで、エントリ希望をしない旨をサーバ1に送信する。なお、送信ジョブを選択せずに希望ボタンを押下する、受付終了時間まで送信を行なわないことでエントリ希望しない旨をサーバ1に返答する、などの場合、図12に示される表示画面に不要ボタンが備えられていなくても構わない。
【0097】
図7のステップS5においてサーバ1は、クライアントから受信したエントリ希望の返答に基づいて、ステップS1で作成された空のエントリリストを更新する。エントリリストの更新は、エントリ希望を受信したサーバ1の送信アプリ100で自動的に行なわれてもよいし、エントリ希望を確認してオペレータが送信アプリGUI部101を用いて行なってもよい。
【0098】
図13に、図7のステップS5において更新されるエントリリストの具体例を示す。エントリリストは、ブロードキャストに参加するクライアントが登録されているリストである。
【0099】
図13に示されるエントリリストは、図7のステップS4で、クライアントであるPC−A2およびPC−C4から、送信ジョブ「会議資料B」のエントリを希望する旨、およびPC−B3からエントリを希望しない旨の返答が、エントリ希望の受付時間内に得られた場合に、サーバ1で更新される、送信ジョブ「会議資料B」のエントリリストである。
【0100】
図13を参照して、エントリリストには、エントリを希望する旨の返答を行なったPC−A2およびPC−C4が登録されている。
【0101】
図13のエントリリストに登録されているクライアントに対し、サーバ1は、送信ジョブ「会議資料B」のブロードキャスト用の帯域と、チャネル番号とを確保する。ブロードキャスト用の帯域と、チャネル番号との確保の方法は、一般的なIEEE1394シリアルインタフェース規格に基づいて行なわれる。
【0102】
図7のステップS7では、サーバ1は確保したチャネル番号を図13のエントリリストに登録されているクライアントPC−A2およびPC−C4に通知する。さらに、サーバ1のオペレータは、送信アプリ100の送信アプリGUI部101を用いて、確保したブロードキャスト用の帯域で、ブロードキャストで送信ジョブ「会議資料B」に含まれるデータファイルを送信する。
【0103】
クライアントPC−A2およびPC−C4は、図7のステップS7で通知されたチャネル番号が自動的に設定され、サーバ1より送信されたデータパケットを、受信アプリ200のデータファイル受信部204で、自動的に受信することができる。さらにデータファイル受信部204で、受信したパケットを組立て、ハードディスク27などに保存する。
【0104】
図14に、上述のデータ一括送信システムが行なうデータ一括送信方法の概要図を示す。
【0105】
図14を参照して、図14の(a)で、サーバ1から各クライアントに送信ジョブが登録されたことが通知される。その通知に対して、図14の(b)では、ブロードキャストにてデータの受信が必要か不必要かが各クライアントからサーバ1に返答される。図14の(c)では、サーバ1からデータがブロードキャストで送信され、(b)で必要と返答したクライアントのみ、予め通知されたチャネル番号でデータを受信することができる。
【0106】
データの受信が完了した送信アプリ100は、送信アプリGUI部101で、受信の完了をクライアントに表示する。
【0107】
なお、ブロードキャストはアイソクロナス通信であるため、送信アプリ100および受信アプリ200では、データサイズとデータ送信速度から、データファイルの送信完了時間を予測することが可能である。そのため、サーバ1の送信アプリ100は、送信完了時間を予測し、受信アプリ200に通知することができる。受信アプリ200では、受信アプリGUI部201で、クライアントの表示部24に表示させることができる。また、受信アプリ200が受信完了時間を予測し、表示させることもできる。
【0108】
さらに、送信が完了したサーバ1では、不要になった通知リストおよびエントリリストなどのリストが削除される。なお、上述のリストは、削除されず、履歴として記憶部10などに保存されても構わない。
【0109】
なお、図7のステップS2およびS7における通知は、受信アプリ200の受信アプリGUI部201が表示部24に表示させてもよいが、メールやポップアップで自動的にユーザに知らせるものであってもよい。
【0110】
上述のデータ一括送信システムを用いることで、データの送信がブロードキャストで行なわれるため、データの送信に、データサイズ分の帯域しか必要としない。そのため、受信を希望するユーザの数が多くなったとしても、ネットワーク全体にかかる負荷を大きく軽減することができる。
【0111】
また、上述のデータ一括送信システムを用いることで、送信ジョブの作成を通知するユーザをサーバ側で選択でき、さらにブロードキャスト参加するクライアントにのみチャネル番号を通知するため、サーバ側でアクセス権の管理を容易に行なうことができる。
【0112】
また、上述のデータ一括送信システムを用いることで、ユーザは各自サーバにデータを取りに行く作業が不要となる。ユーザは、サーバからの通知に返答することで、自動的にデータが取得できるため、データ取得の操作が簡単になる。
【0113】
(変形例1)
上述のデータ一括送信システムでは、サーバ1のオペレータがデータ送信の操作を行なう場合について説明を行なったが、変形例1では、各クライアントがデータ送信を行なうことを考える。
【0114】
クライアントが、受信アプリ200と、送信アプリ300との両方を備えることで、図7においてサーバ1が行なうものとして説明された送信処理を、クライアントPC−A2、PC−B3、またはPC−C4のいずれかが行なうことができる。
【0115】
クライアントに備えられる送信アプリ300は、図5に示されるサーバ1の送信アプリ100と同様の構成であるため、ここでの説明は繰返さない。なお、クライアントに備えられる受信アプリ200が、送信アプリ300の機能を備える送受信アプリとして機能する場合は、送信アプリ300は備えられなくても構わない。
【0116】
変形例1においては、送信処理を行なうクライアントが、送信アプリ300を用いて送信ジョブを作成し、他のクライアントに対してその作成を通知する。送信アプリ300は、他のクライアントからエントリ希望を受付けた後にブロードキャストでデータファイルを送信する。クライアントが送信アプリ300で行なうデータファイルの送信処理については、図7を用いて説明されたサーバ1が行なう送信処理と同様であるため、ここでの説明は繰返さない。
【0117】
また、クライアントPC−A2、PC−B3、またはPC−C4が、サーバ1の持つ送信機能以外の機能も備える場合は、図1に示されるデータ一括送信システムを用いるネットワークに、サーバ1が含まれていなくても構わない。
【0118】
(変形例2)
上述のデータ一括送信システムでは、データを受信するクライアントは、受信アプリ200を常駐しておかなければならなかったが、変形例2では、クライアントが途中から受信アプリ200を起動してブロードキャストに参加する場合を考える。
【0119】
図15に、変形例2における、データ一括送信システムが行なうデータ一括送信処理についてのフローチャートを示す。図15に示されるフローチャートは、図7のステップS1〜S5までの処理がすでに実行され、ステップS6でエントリ希望の受付時間が終了する前に、処理が開始される。
【0120】
図15を参照して、図7のステップS6で、サーバ1が送信ジョブのエントリの希望を受付けている間に、クライアントPC−A2の受信アプリ200が起動する(S21)。
【0121】
ステップS21で起動したPC−A2の受信アプリ200は、起動したことをサーバ1に通知する(S22)。起動の通知は、受信アプリ200のエントリ希望部203がサーバ1にステータス応答を送信することで行なってもよい。
【0122】
ステップS22でPC−A2から送信された起動通知を受信したサーバ1は、新たに受信アプリ200が起動されたPC−A2に、現在エントリ希望を受付けている送信ジョブを通知する(S23)。ステップS23においては、図7のステップS2で各クライアントに送信した、送信ジョブリストに新規に追加された送信ジョブ「会議資料B」のテーブルを、新たに受信アプリ200が起動されたPC−A2に送信する。
【0123】
ステップS23でサーバ1から送信された送信ジョブの通知を受信したPC−A2は、更新された送信ジョブリストの中から、必要な送信ジョブを選択し、ブロードキャストのエントリ希望を、サーバ1に送信する(S24)。以降、ステップS25〜S29では図7のS5〜S9と同様の処理が行なわれ、サーバ1からデータファイルがブロードキャストで送信される。
【0124】
この方法を用いることで、受信アプリ200を常駐していないクライアントであっても、ブロードキャストに参加することができる。
【0125】
(変形例3)
上述のデータ一括送信システムにおいては、所定時間が経過し、エントリ希望の受付を締切ってからブロードキャストを開始している。しかしその方法では、そのときのネットワークの状態によっては帯域の確保に時間がかかり、データの送信が遅れる場合も考えられる。そのため、変形例3においては、ネットワークの状態を考慮してデータの送信を行なう場合を考える。
【0126】
図16に、変形例3における、データ一括送信システムが行なうデータ一括送信処理についてのフローチャートを示す。図16に示されるフローチャートは、図7のステップS1およびS2で送信ジョブが作成され、その通知がクライアントに行なわれた後の処理について示す。
【0127】
図16を参照して、クライアントの受信アプリ200は、図7のステップS2でサーバ1から送信された送信ジョブ「会議資料B」の通知を受信する(S41)。ステップS41でしたエントリの希望がある場合はエントリの希望をサーバ1に送信する(S42)。
【0128】
ステップS42でクライアントの受信アプリ200から送信されたエントリの希望はサーバ1の送信アプリ100で受信され、図7のステップS1で作成されたエントリリストが更新される(S43)。さらにサーバ1の送信アプリ100では、図1に示されるネットワークの空き状態を確認する(S44)。
【0129】
ネットワークに空きがあり、データの送信を行なってもネットワークに多大な付加をかけないと判断されたときは(S44でYes)、サーバ1の送信アプリ100は、その時点でのエントリリストに登録されたクライアントに対して、チャネル番号を通知し(S45)、データファイルをブロードキャストで送信する(S46)。
【0130】
エントリ希望の受付時間が終了し(S47でYes)、さらにステップS46でデータファイルを送信した後に、サーバ1の送信アプリ100がエントリ希望を受信した場合は(S48でYes)、エントリ希望の受付終了時点でのエントリリストに登録されたクライアントに対してチャネル番号を通知し(S49)、データファイルをブロードキャストで送信する(S50)。
【0131】
ブロードキャストの参加を希望したクライアントは、サーバ1がステップS44でネットワークに空きがあると判断した場合はステップS46で送信されたデータファイルを受信することができる(S51)。
【0132】
また、サーバ1にネットワークに空きがないと判断された場合(S44でNo)、または、ステップS46でデータファイルのブロードキャストが終了した後にエントリ希望をサーバ1に送信した場合は、クライアントは、エントリ希望の受付時間が終了時点で(S47でYes)、ブロードキャストに参加を希望するライアントがいると判断され(S48でYes)、ステップS50で送信されたデータファイルを受信することができる(S51)。
【0133】
この方法を用いることで、ネットワークの状態によって、ブロードキャストを行なう帯域が確保できるまで送信が待機され、データの送信が遅延する事態を回避することができる。
【0134】
その結果、エントリ希望の受付が終了する前の早い時期に希望者にデータを送信することができ、実質的なネットワークトラフィックの軽減が実現できる。また、エントリ希望の受付の終了時に、エントリの追加希望があった場合でも、ネットワークに空きがあるときに1回目の送信を行なっているため、ネットワークにかかる負荷を軽減することができる。
【0135】
(変形例4)
上述のデータ一括送信システムにおいては、所定時間が経過し、エントリ希望の受付を締切ってからブロードキャストを開始している。しかしその方法では、データの受信を希望するクライアントは、エントリ受付時間が終了するまで、データの受信を待つ必要がある。そのため、変形例4においては、即時性の高いデータの送信を行なう場合を考える。
【0136】
図17は、変形例4における、データ一括送信システムが行なうデータ一括送信処理についてのフローチャートを示す。図17に示されるフローチャートは、図7のステップS1およびS2で送信ジョブが作成され、その通知がクライアントに行なわれた後の処理について示す。
【0137】
図17を参照して、クライアントの受信アプリ200は、図7のステップS2でサーバ1から送信された送信ジョブ「会議資料B」の通知を受信する(S61)。ステップS61で送信ジョブ「会議資料B」の通知をサーバ1から受信したクライアントの受信アプリ200は、エントリの希望がある場合はエントリの希望をサーバ1に送信する(S62)。
【0138】
ステップS62でクライアントの受信アプリ200から送信されたエントリの希望はサーバ1の送信アプリ100で受信され、図7のステップS1で作成されたエントリリストが更新される(S63)。さらにサーバ1の送信アプリ100では、エントリ希望が予め設定した数になるのを待つ(S64)。
【0139】
サーバ1の受信したエントリ希望の数が、予め設定した一定数に達するごとに(S64でYes)、その時点でのエントリリストに登録されたクライアントに対して、チャネル番号を通知し(S65)、データファイルをブロードキャストで送信する(S66)。
【0140】
エントリ希望が一定数に達しない場合は(S64でNo)、受付時間が終了するまで待ち(S67でYes)、エントリ希望の受付終了時点でのエントリリストに登録されたクライアントに対してチャネル番号を通知し(S69)、データファイルをブロードキャストで送信する(S70)。
【0141】
エントリ希望を行なったクライアントは、行なった時点でのブロードキャストでデータファイルを受信することができる(S71)。
【0142】
この方法を用いることで、データの受信を希望するクライアントは、エントリ受付終了時間まで、データの送信を待つ必要がなく、データファイルを受信することができる。その結果、即時性の高いデータの送信が実現される。
【0143】
なお、図1に示された、上述のデータ一括送信システムを用いるネットワークは、IEEE1394シリアルバスで接続されているが、その他のシリアルバスで接続されていても上述のデータ一括送信システムが行なうデータ一括送信方法は実現される。
【0144】
また、図1に示される上述のデータ一括送信システムを用いるネットワークにおいて、クライアントはPCとして上述の説明を行なったが、クライアントとして、プリンタなどの画像処理装置を含めることもできる。
【0145】
クライアントである画像処理装置がブロードキャストに参加する場合、サーバ1からブロードキャストで送信されるデータファイルは、データの受信と同時に画像処理装置において印刷処理を行なうことができる。
【0146】
さらに、上述のデータ一括送信システムが行なうデータ一括送信方法をプログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータ読取り可能なプログラムである。コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM、ROM、RAMおよびメモリカード、あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。提供されるプログラム製品は、ハードディスクにインストールされ、RAMに読出されて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0147】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における、データ一括送信システムを用いるネットワークの構成を示す図である。
【図2】 図1に示されるサーバ1の構成の具体例を示すブロック図である。
【図3】 図1に示されるPC−A2の構成の具体例を示すブロック図である。
【図4】 IEEE1394シリアルインタフェース規格のレイヤ構造を示す図である。
【図5】 図4に示されるサーバ1の送信アプリ100の機能モジュールを示すブロック図である。
【図6】 図4に示されるPC−A2の受信アプリ200の機能モジュールを示すブロック図である。
【図7】 本実施の形態において、データ一括送信システムが行なうデータ一括送信処理についてのフローチャートである。
【図8】 クライアントリストの具体例を示す図である。
【図9】 図7のステップS1で作成される、送信ジョブリストの具体例を示す図である。
【図10】 図7のステップS1で作成される、通知リストの具体例を示す図である。
【図11】 図7のステップS2で、サーバ1がクライアントに新規の送信ジョブの作成を通知するための、通知画面の具体例である。
【図12】 PC−A2の表示部24に表示される、受信アプリ200の表示画面の具体例を示す図である。
【図13】 図7のステップS5において更新されるエントリリストの具体例を示す図である。
【図14】 データ一括送信システムが行なうデータ一括送信方法を示す概要図である。
【図15】 変形例2における、データ一括送信システムが行なうデータ一括送信処理についてのフローチャートである。
【図16】 変形例3における、データ一括送信システムが行なうデータ一括送信処理についてのフローチャートである。
【図17】 変形例4における、データ一括送信システムが行なうデータ一括送信処理についてのフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ、2 PC−A、3 PC−B、4 PC−D、10 記憶部、11 サーバのCPU、12 サーバの通信部、13 サーバの入力部、14 サーバの表示部、15 サーバのFDD、16 サーバのCDD、17 サーバのHDD、18 サーバのROM、19 サーバのRAM、21 PC−AのCPU、22 PC−Aの通信部、23 PC−Aの入力部、24 PC−Aの表示部、25 PC−AのFDD、26 PC−AのCDD、27 PC−AのHDD、28 PC−AのROM、29 PC−AのRAM、100 サーバの備える送信アプリ、101 送信アプリGUI部、102 送信ジョブ作成部、103 送信ジョブ通知部、104 エントリ受付部、105 データファイル送信部、200 サーバの備える受信アプリ、201 受信アプリGUI部、202通知受付部、203 エントリ希望部、204 データファイル受信部、300 クライアントの備える送信アプリ、f1,f2 フレキシブルディスク、c1,c2 CD−ROM。

Claims (29)

  1. ネットワークに接続され、シリアル通信を行なうサーバと複数のクライアントとを含むデータ一括送信システムであって、
    前記サーバは、
    送信ジョブの作成を前記複数のクライアントに通知する第1通知手段と、
    前記第1通知手段で前記クライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、前記第1通知手段で前記送信ジョブの作成を通知した前記クライアントから、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を受付ける受信希望受付手段と、
    前記複数のクライアントのうち前記受信希望を行なったクライアントに対して、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号を通知する第2通知手段と、
    記所定時間が経過するよりも以前に前記ネットワークの通信帯域に空きが生じたことを感知すると、前記第2通信手段で前記チャネル番号を通信した後に、前記データの、前記シリアル通信の前記帯域でのブロードキャスト送信を開始する送信手段とを備え、
    前記クライアントは、
    前記チャネル番号を受信する第1受信手段と、
    前記サーバから前記送信手段で送信された前記送信ジョブにかかる前記データを前記チャネル番号で受信する第2受信手段を備える、データ一括送信システム。
  2. ネットワークに接続され、シリアル通信を行なうサーバと複数のクライアントとを含むデータ一括送信システムであって、
    前記サーバは、
    送信ジョブの作成を前記複数のクライアントに通知する第1通知手段と、
    前記第1通知手段で前記クライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、前記第1通知手段で前記送信ジョブの作成を通知した前記クライアントから、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を受付ける受信希望受付手段と、
    前記複数のクライアントのうち前記受信希望を行なったクライアントに対して、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号を通知する第2通知手段と、
    記所定時間が経過するよりも以前に前記受信希望受付手段で所定数の受信希望を受信すると、前記第2通信手段で前記チャネル番号を通知した後に、前記データの、前記シリアル通信の前記帯域でのブロードキャスト送信を開始する送信手段とを備え、
    前記クライアントは、
    前記チャネル番号を受信する第1受信手段と、
    前記サーバから前記送信手段で送信された前記送信ジョブにかかる前記データを前記チャネル番号で受信する第2受信手段を備える、データ一括送信システム。
  3. 前記第1通知手段は、前記ネットワークへの接続を確認したクライアントに対して、前記送信ジョブの作成を通知する、請求項1または2に記載のデータ一括送信システム。
  4. 前記サーバは、前記送信手段で送信する前記送信ジョブにかかる前記データの送信完了時間を計算する計算手段と、
    前記計算手段で得られた前記送信完了時間を通知する第3通知手段とをさらに備える、請求項1または2に記載のデータ一括送信システム。
  5. 前記第1通知手段は、アプリケーション、電子メール機能およびポップアップ機能の少なくとも1つを用いて通知を行なう、請求項1または2に記載のデータ一括送信システム。
  6. 前記シリアル通信は、アイソクロナス通信である、請求項1または2に記載のデータ一括送信システム。
  7. ネットワークに接続され、シリアル通信を行なうサーバと複数のクライアントとを含むデータ一括送信システムにおけるデータ一括送信方法であって、
    前記サーバが、送信ジョブの作成を前記クライアントに通知する通知ステップと、
    前記サーバが、前記通知ステップで前記クライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、前記通知ステップで前記送信ジョブの作成を通知した前記クライアントから、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を受付ける受信希望受付ステップと、
    前記サーバが、前記複数のクライアントのうち前記受信希望を行なったクライアントに対して、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号を通知するステップと、
    前記サーバが、前記所定時間が経過するよりも以前に前記ネットワークの通信帯域に空きが生じたことを感知すると、その時点で、前記データの、前記シリアル通信の前記帯域でのブロードキャスト送信を開始する送信ステップと、
    前記クライアントが、前記サーバから前記送信ステップで送信された前記送信ジョブにかかる前記データを前記チャネル番号で受信する受信ステップとを備える、データ一括送信方法。
  8. ネットワークに接続され、シリアル通信を行なうサーバと複数のクライアントとを含むデータ一括送信システムにおけるデータ一括送信方法であって、
    前記サーバが、送信ジョブの作成を前記クライアントに通知する通知ステップと、
    前記サーバが、前記通知ステップで前記クライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、前記通知ステップで前記送信ジョブの作成を通知した前記クライアントから、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を受付ける受信希望受付ステップと、
    前記サーバが、前記複数のクライアントのうち前記受信希望を行なったクライアントに対して、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号を通知するステップと、
    前記サーバが、前記所定時間が経過するよりも以前に前記受信希望受付ステップで所定数の受信希望を受信すると、その時点で、前記データの、前記シリアル通信の前記帯域でのブロードキャスト送信を開始する送信ステップと、
    前記クライアントが、前記サーバから前記送信ステップで送信された前記送信ジョブにかかる前記データを前記チャネル番号で受信する受信ステップとを備える、データ一括送信方法。
  9. 前記シリアル通信は、アイソクロナス通信である、請求項7または8に記載のデータ一括送信方法。
  10. シリアル通信を行なうネットワークに接続可能なデータ一括送信装置において、
    送信ジョブの作成を前記ネットワークに接続されたクライアントに通知する第1通知手段と、
    前記第1通知手段で前記クライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、前記第1通知手段で前記送信ジョブの作成を通知した前記クライアントから、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を受付ける受信希望受付手段と、
    前記複数のクライアントのうち前記受信希望を行なったクライアントに対して、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号を通知する第2通知手段と、
    記所定時間が経過するよりも以前に前記ネットワークの通信帯域に空きが生じたことを感知すると、前記第2通信手段で前記チャネル番号を通信した後に、前記データの、前記シリアル通信の前記帯域でのブロードキャスト送信を開始する送信手段とを備える、データ一括送信装置。
  11. シリアル通信を行なうネットワークに接続可能なデータ一括送信装置において、
    送信ジョブの作成を前記ネットワークに接続されたクライアントに通知する第1通知手段と、
    前記第1通知手段で前記クライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、前記第1通知手段で前記送信ジョブの作成を通知した前記クライアントから、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を受付ける受信希望受付手段と、
    前記複数のクライアントのうち前記受信希望を行なったクライアントに対して、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号を通知する第2通知手段と、
    前記所定時間が経過するよりも以前に前記受信希望受付手段で所定数の受信希望を受信すると、前記第2通信手段で前記チャネル番号を通知した後に、前記データの、前記シリアル通信の前記帯域でのブロードキャスト送信を開始する送信手段とを備える、データ一括送信装置。
  12. 前記第1通知手段は、前記ネットワークへの接続を確認したクライアントに対して、前記送信ジョブの作成を通知する、請求項10または11に記載のデータ一括送信装置。
  13. 前記送信手段で送信する前記送信ジョブにかかる前記データの送信完了時間を計算する計算手段と、
    前記計算手段で得られた前記送信完了時間を通知する第3通知手段とをさらに備える、請求項10または11に記載のデータ一括送信装置。
  14. 前記第1通知手段は、アプリケーション、電子メール機能およびポップアップ機能の少なくとも1つを用いて通知を行なう、請求項10または11に記載のデータ一括送信装置。
  15. 前記シリアル通信は、アイソクロナス通信である、請求項10または11に記載のデータ一括送信装置。
  16. シリアル通信を行なうネットワークに接続可能なデータ一括送信装置が行なうデータ一括送信方法であって、
    前記データ一括送信装置が、送信ジョブの作成を前記ネットワークに接続された複数のクライアントに通知する通知ステップと、
    前記データ一括送信装置が、前記通知ステップで前記クライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、前記通知ステップで前記送信ジョブの作成を通知した前記クライアントから、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を受付ける受信希望受付ステップと、
    前記データ一括送信装置が、前記複数のクライアントのうち前記受信希望を行なったクライアントに対して、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号を通知するステップと、
    前記データ一括送信装置が、前記所定時間が経過するよりも以前に前記ネットワークの通信帯域に空きが生じたことを感知すると、その時点で、前記データの、前記シリアル通信の前記帯域でのブロードキャスト送信を開始する送信ステップとを備える、データ一括送信方法。
  17. シリアル通信を行なうネットワークに接続可能なデータ一括送信装置が行なうデータ一括送信方法であって、
    前記データ一括送信装置が、送信ジョブの作成を前記ネットワークに接続された複数のクライアントに通知する通知ステップと、
    前記データ一括送信装置が、前記通知ステップで前記クライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、前記通知ステップで前記送信ジョブの作成を通知した前記クライアントから、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を受付ける受信希望受付ステップと、
    前記データ一括送信装置が、前記複数のクライアントのうち前記受信希望を行なったクライアントに対して、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号を通知するステップと、
    前記データ一括送信装置が、前記所定時間が経過するよりも以前に前記受信希望受付ステップで所定数の受信希望を受信すると、その時点で、前記データの、前記シリアル通信の前記帯域でのブロードキャスト送信を開始する送信ステップとを備える、データ一括送信方法。
  18. 前記シリアル通信は、アイソクロナス通信である、請求項16または17に記載のデータ一括送信方法。
  19. データ一括送信方法をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータはシリアル通信を行なうネットワークに接続されてシリアル通信を行ない、
    送信ジョブの作成を前記ネットワークに接続されたクライアントに通知する通知ステップと、
    前記通知ステップで前記クライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、前記通知ステップで前記送信ジョブの作成を通知した前記クライアントから、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を受付ける受信希望受付ステップと、
    前記複数のクライアントのうち前記受信希望を行なったクライアントに対して、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号を通知するステップと、
    前記所定時間が経過するよりも以前に前記ネットワークの通信帯域に空きが生じたことを感知すると、その時点で、前記データの、前記シリアル通信の前記帯域でのブロードキャスト送信を開始する送信ステップとを実行させる、データ一括送信プログラム。
  20. データ一括送信方法をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータはシリアル通信を行なうネットワークに接続されてシリアル通信を行ない、
    送信ジョブの作成を前記ネットワークに接続されたクライアントに通知する通知ステップと、
    前記通知ステップで前記クライアントに送信ジョブの作成を通知してから、所定時間、前記通知ステップで前記送信ジョブの作成を通知した前記クライアントから、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を受付ける受信希望受付ステップと、
    前記複数のクライアントのうち前記受信希望を行なったクライアントに対して、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号を通知するステップと、
    前記所定時間が経過するよりも以前に前記受信希望受付ステップで所定数の受信希望を受信すると、その時点で、前記データの、前記シリアル通信の前記帯域でのブロードキャスト送信を開始する送信ステップとを実行させる、データ一括送信プログラム。
  21. 前記シリアル通信は、アイソクロナス通信である、請求項19または20に記載のデータ一括送信プログラム。
  22. 請求項19または20に記載のデータ一括送信プログラムを記録した記録媒体。
  23. 請求項10または11に記載のデータ一括送信装置とシリアル通信を行なうデータ受信装置であって、
    前記データ一括送信装置から、送信ジョブの作成の通知を受付ける第1通知受付手段と、
    前記通知受付手段で受付けた前記通知に基づいて、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を前記データ一括送信装置に送信する受信希望送信手段と、
    前記データ一括送信装置から、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号の通知を受付ける第2通知受付手段と、
    前記チャネル番号を設定し、前記データ一括送信装置から前記シリアル通信の前記帯域にてブロードキャストで送信される前記データを受信する受信手段とを備える、データ受信装置。
  24. 前記シリアル通信は、アイソクロナス通信である、請求項23に記載のデータ受信装置。
  25. 請求項10または11に記載のデータ一括送信装置とシリアル通信を行なうデータ受信装置が行なうデータ受信方法であって、
    前記データ一括送信装置から、送信ジョブの作成の通知を受付ける通知受付ステップと、
    前記通知受付ステップで受付けた前記通知に基づいて、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を前記データ一括送信装置に送信する受信希望送信ステップと、
    前記データ一括送信装置から、前記データを送信するためのブロードキャスト用の帯域に対応したチャネル番号の通知を受付けるステップと、
    前記チャネル番号を設定し、前記データ一括送信装置から前記シリアル通信の前記帯域にてブロードキャストで送信される前記データを受信する受信ステップとを備える、データ受信方法。
  26. 前記シリアル通信は、アイソクロナス通信である、請求項25に記載のデータ受信方法。
  27. データ受信方法をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータは請求項10または11に記載のデータ一括送信装置とシリアル通信を行ない、
    前記データ一括送信装置から、送信ジョブの作成の通知を受付ける通知受付ステップと、
    前記通知受付ステップで受付けた前記通知に基づいて、前記送信ジョブにかかるデータの受信希望を前記データ一括送信装置に送信する受信希望送信ステップと、
    前記チャネル番号を設定し、前記データ一括送信装置から前記シリアル通信の前記帯域にてブロードキャストで送信される前記データを受信する受信ステップとを実行させる、データ受信プログラム。
  28. 前記シリアル通信は、アイソクロナス通信である、請求項27に記載のデータ受信プログラム。
  29. 請求項27に記載のデータ受信プログラムを記録した記録媒体。
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