JP4170404B2 - 耐候性のあるオレフィン系化粧シート - Google Patents

耐候性のあるオレフィン系化粧シート Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の外装及び内装材、或いは家具、家電製品等の化粧材として用いられる化粧シートに関する。特に、塩化ビニル樹脂シートを使用せず且つ耐候性に優れた化粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、住宅の外装用、内装用等の各種化粧材として、塩化ビニル樹脂シートを用いた化粧シートが多用されている。塩化ビニル樹脂製のシートは、Vカットや熱エンボス加工等の加工適性、印刷やラミネートに対する接着性、さらに耐候性にも優れる上に、コスト的にも安価であり、全体としてバランス良く極めて優秀な性能を有するからである。ところが、近年、地球環境問題が重要視される様になり、化粧シート材としての塩化ビニル樹脂の代替材料が希求されている。それは、家屋、家具、家電製品等の廃材を焼却処分する際に、塩酸ガスが発生するからである。そこで、塩化ビニル樹脂の代替材料として、ポリオレフィン系樹脂を用いた化粧シートが各種試みられている。例えば、特開平6−79830号公報で提案された技術は、ポリオレフィン系樹脂のエンボスの再現性向上を試みるものであり、特開平6−79850号公報ではエンボスに更にワイピング加工を試みた化粧シートが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、耐候性の問題は、ポリオレフィン系樹脂単体では劣り、従来の塩化ビニル樹脂製化粧シート並の性能を得ることはできない。そこで、各種紫外線吸収剤等の耐候性を向上させる耐候性向上剤をポリオレフィン系樹脂に添加する事が試みられているが、化粧シートとした場合の耐候性の点で満足すべき充分な性能は未だ得られていない。特に印刷絵柄層や着色隠蔽層に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリプロピレン等をビヒクルの樹脂成分とする、従来から塩化ビニル樹脂製化粧シートに多用されているインクを用いた場合には、ポリオレフィン系樹脂の耐候性向上剤としてヒンダードアミン系光安定剤を添加したものでも、充分な耐候性能は得られなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するために、本発明の化粧シートでは、表側より順に透明オレフィン系樹脂層、印刷絵柄層、着色隠蔽層よりなる構成において、透明オレフィン系樹脂層にヒンダードアミン系光安定剤等の光安定剤を含有させ、且つ印刷絵柄層及び着色隠蔽層に、塩素含有樹脂を用い更に塩化ビニル樹脂用安定剤を含有する構成とした。また、表側より順に透明オレフィン系樹脂層、印刷絵柄層、着色オレフィン系樹脂層よりなる構成の化粧シートにおいても、透明オレフィン系樹脂層にヒンダードアミン系光安定剤等の光安定剤を含有させ、且つ印刷絵柄層に塩素含有樹脂を用い更に塩化ビニル樹脂用安定剤を含有する構成とした。この結果、印刷絵柄層や着色隠蔽層の成分樹脂として従来多用していた、塩素化ポリプロピレンや塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の塩素含有樹脂をそのまま用いても、光安定剤へ悪影響することを無くした。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の透明オレフィン系化粧シートを説明する。図1は本発明の透明オレフィン系化粧シートの一形態として、オレフィン系樹脂層が単層の場合を示す断面図である。また、図2は本発明の透明オレフィン系化粧シートの他の形態として、オレフィン系樹脂層が2層の場合を示す断面図である。図において、1は、透明オレフィン系樹脂層、2は印刷絵柄層、3は着色隠蔽層、4は着色オレフィン系樹脂層である。
図1の単層仕様の化粧シート10は、透明オレフィン系樹脂層1として樹脂シートを用い、この裏面側に印刷絵柄層2を印刷し、さらに着色隠蔽層3を印刷又は塗工形成すれば得ることができる。また、図2の2層仕様の化粧シート20は、例えば、着色オレフィン系樹脂層4上に印刷絵柄層2を印刷後、この上から樹脂シートを熱ラミネーション又はドライラミネーションにより積層するか、樹脂をTダイにより溶融押出しと同時に積層して透明オレフィン系樹脂層1として積層すれば得ることができる。或いは、逆に、透明オレフィン系樹脂層の裏面に印刷絵柄層を形成後に、熱ラミネーション又はドライラミネーションにより着色したオレフィン系樹脂シートを積層するか、着色したオレフィン系樹脂をTダイにより溶融押出しと同時に積層しても得ることができる。
【0006】
透明オレフィン系樹脂層
透明オレフィン系樹脂層1としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、ポリブテン−1、ブテン−1・プロピレン・エチレン三元共重合体、ブテン−1・ヘキセン−1・オクテン−1三元共重合体、ポリメチルペンテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、或いはポリエチレン−アクリル酸共重合体等によるエチレン系アイオノマー等の樹脂が使用できる。なお、この透明オレフィン系樹脂層の樹脂としては、塩素化ポリプロピレンの様に分子中に塩素原子を含有しないオレフィン系樹脂を用いる。また、柔軟性、加工性を向上させる目的で、上記樹脂にエラストマー成分を併用しても良い。エラストマー成分としては、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー等の熱可塑性エラストマーが挙げられる。なお、この内、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、単独でも透明オレフィン系樹脂層として使用できる。
【0007】
単層仕様の化粧シートにおいては、透明オレフィン系樹脂層は、Tダイ法、カレンダ法等により成膜して樹脂シートの形態から得ることができる。この場合、延伸或いは未延伸のいずれも樹脂シートでも用いることができるが、Vカット加工適性等の成形適性の点では未延伸の樹脂シートの方が好ましい。なお、単層仕様の場合、この上に印刷する印刷絵柄層の密着性向上のために、コロナ処理又はプライマー処理を施しても良い。ちなみに、図3に示す化粧シートは、プライマー層5を透明オレフィン系樹脂層となる樹脂シートに施してから印刷絵柄層2、着色隠蔽層3を形成した構成例を示すものである。
また、透明オレフィン系樹脂層1は、図2の2層仕様では、樹脂シートの積層による方法以外にも、前記した如く、印刷絵柄層形成済みの着色オレフィン系樹脂シートに、溶融押出しと同時に積層する方法等でも形成することができる。
【0008】
なお、透明オレフィン系樹脂層1の厚さは、単層仕様の場合には、印刷や塗工を施す樹脂シートとして取り扱うので、25〜500μm、望ましくは50〜150μmの範囲に通常は設定する。薄すぎると強度が低下し印刷機や塗工機での搬送が困難となる。
また、2層仕様の場合の透明オレフィン系樹脂層1の厚さは、化粧シート製造において樹脂シートとして取り扱うならば、上記範囲とするが、着色オレフィン系樹脂層側を樹脂シートとして取り扱い、溶融押出し法やカレンダー法で透明オレフィン系樹脂層を積層と同時に成膜するのであれば、上記下限値よりも薄くすることも可能である。但し、表面側となる透明オレフィン系樹脂層には、耐候性向上剤を含有させることから、薄くしすぎると耐候性が低下するので、せいぜい10μm以上、好ましくは20μm以上とする。
【0009】
透明オレフィン系樹脂層には耐候性向上の為に耐候性向上剤として光安定剤を含有させることが必要である。光安定剤はヒンダードアミン系光安定剤が好ましい。ヒンダードアミン系光安定剤は、テトラアルキルピペリジンを母核に持ち、紫外線で発生するラジカルを補足するラジカル補足作用がある他、ヒドロペルオキシド(ROOH)の不活性作用等の各種作用機構によりその効果が発揮されると推定されており、多機能の安定剤として優れた性能が得られる。ヒンダードアミン系光安定剤の具体例としては、例えば、ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス−(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバーケート、ビス−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル−トリデシル−1,2,3,4,−ブタンテトラカルボキシレート、テトラギス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート等が挙げられ、その他、例えば特公平4−82625号公報に開示されている化合物などのヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤が挙げられる。
ヒンダードアミン系光安定剤の含有量は、樹脂全量に対して0.1〜3重量%の範囲が好ましい。これより少ないと、耐候性向上効果が充分に得られず、又これより多いと着色化し、多量に入れても効果的に変化がなく好ましくない。
【0010】
また、透明オレフィン系樹脂層には耐候性向上の為に上記光安定剤を含有させる以外に、従来公知の紫外線吸収剤を耐候性向上剤として併用することもできる。併用により耐候性はより向上する。紫外線吸収剤としては、具体的には、例えば、有機系の化合物としては、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−アミル−5′−イソブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−イソブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−イソブチル−5′−プロピルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等の2′−ヒドロキシフェニル−5−クロロベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤類、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等の2′−ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤類、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン等の2,2′−ジヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤類、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の2−ヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤類、サリチル酸フェニル、4−t−ブチル−フェニル−サリシレート等のサリチル酸エステル系紫外線吸収剤類、2−エチル−ヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、オクチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤類等が挙げられる。
また、無機系の化合物としては粒径1μm以下、可視光線透明度の点でより好ましくは0.2μm以下の酸化亜鉛、酸化鉄、酸化チタン、酸化セリウム等の無機酸化物の紫外線吸収剤類等が挙げられる。
【0011】
また、透明オレフィン系樹脂層には、上記した耐候性を向上させる成分を含有させる以外に、さらに適宜、難燃性を付与する為に、水酸化アルミニウム、水酸化マグシウム、三酸化アンチモン等の難燃剤、或いは炭酸カルシウム等の無機充填剤を含有させても良い。難燃剤の含有量は、目的とする難燃グレードにより適宜調整するが、樹脂100重量部に対して10〜100重量部程度である。
また、透明オレフィン系樹脂層は、透明であれば顔料、染料等の色材により着色されていても良い。
【0012】
印刷絵柄層
印刷絵柄層2としては、必須成分としてヒンダードアミン系光安定剤等の光安定剤を含有する上記透明オレフィン系樹脂層1に接する為に、塩素含有樹脂を用いるが、塩化ビニル樹脂用の安定剤を含有させる。従って、従来、塩化ビニル樹脂シートの化粧シートで用いられていた、分子中に塩素原子を含有する各種塩素含有樹脂をそのまま用いることができる。これら塩素含有樹脂等の化合物はそのままでは、紫外線による脱塩酸反応で生じた塩酸が透明オレフィン系樹脂層に達し、そこに存在するヒンダードアミン系の光安定剤を失活させ又その光安定化作用を阻害するので、所望の満足すべき耐候性が得られなくなる。このため、印刷絵柄層を構成する樹脂成分に、さらに、脱塩酸反応による塩酸発生を抑える、塩化ビニル樹脂用の安定剤を配合する。
【0013】
また、本発明で使用できる塩素含有樹脂としては、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリプロピレン、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体等が挙げられる。
なお、これら塩素含有樹脂に、適宜、塩素非含有樹脂を混合使用しても良い。また、本発明では塩素非含有樹脂の方が塩素含有樹脂よりも多くても良い。本発明では、基本的に塩素を含有する樹脂が用いる事ができる事にあり、その量は問わない。
塩素非含有樹脂としは、インクとして従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等の硬化性樹脂がある。例えば、熱可塑性樹脂としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、酢酸ビニル樹脂、セルロース樹脂、ブチラール樹脂等が挙げられる。
また、塩素熱硬化性樹脂としては、ポリエステルポリオール、ポリアクリルポリオール、ポリエーテルポリオール等とイソシアネート化合物とを反応させる2液硬化型インキとして用いるポリウレタン樹脂、ポリアミドやポリアミン等で硬化させるエポキシ樹脂、重合触媒で硬化させる不飽和ポリエステル樹脂、或いは、酸で硬化させる、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルキド樹脂等が挙げられる。
また、電離放射線硬化性樹脂も塩素非含有樹脂として使用しても良い。電離放射線硬化性樹脂としては、分子中にエチレン性不飽和結合を有する、プレポリマー又はオリゴマー、及び希釈モノマー等からなる樹脂組成物が使用できる。プレポリマー又はオリゴマーとしては、不飽和ポリエステル、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテルアクリレート等が挙げられる。また希釈モノマーとしては単官能、多官能の、低粘度で揮発性が少なく皮膚刺激性の少ないものが好ましくは用いられる。
なお、印刷絵柄層を構成する樹脂は、上記の塩素含有樹脂の樹脂を2種類以上、或いは塩素含有樹脂と、塩素非含有樹脂の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等のの樹脂を2種類以上を併用することもある。
【0014】
印刷絵柄層に含有させる塩化ビニル樹脂用の安定剤としては、従来公知の各種安定剤を用いることができる。例えば、ジブチルスズマレエート、ジブチルスズジウラレート等の有機スズ系安定剤、Zn、Cd、Ca、Mg、Ba等の金属による金属セッケン系安定剤、鉛系安定剤、或いはエポキシ化合物、アミノ化合物、ホスファイト、β−ジケトン、多価アルコール、含窒素化合物、含硫黄化合物等の非金属安定剤等の単体又は混合系で使用する。なかでも特に効果があるのは、ジブチルスズマレエート系等の有機スズ系安定剤である。また前述した紫外線吸収剤を併用しても良い。安定剤の含有量は、印刷絵柄層に含有させる塩素含有樹脂100重量部に対して1〜5重量部の範囲で含有させることが好ましい。これ未満では、安定剤の効果が充分に得られず、逆に多すぎてもブリードしたり、コストアップになる。
【0015】
印刷絵柄層は、ビヒクルに上記塩素含有樹脂に塩化ビニル樹脂用安定剤を配合した用いたインクを、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷等の公知の印刷法によって形成することができる。インク中の着色剤としては、従来公知の顔料、染料等の色材のいずれも使用できるが、特に耐候性の点では、例えば、ベンガラ、二酸化チタン、朱、群青、緑青(塩基性炭酸銅)、カーボンブラック等の無機質顔料や、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン系顔料やイソインドリノン系顔料等の縮合多環状顔料等の有機質顔料等が、優れた特性を発揮する。顔料としては光輝性顔料でも良く、また、必要に応じて適宜、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ、硫酸バリウム等の体質顔料等も使用できる。なお、印刷絵柄層を形成するためのインクは、溶剤系、水系いずれでも良く、またそれぞれの系において、溶解系、分散系のいずれでも良い。
【0016】
着色隠蔽層
着色隠蔽層3は、化粧シートが適用される表面を隠蔽する為に全面に形成されるものであり、上記印刷絵柄層2で挙げた樹脂と同様の樹脂、同様の塩化ビニル樹脂用の安定剤、紫外線吸収剤等を使用することができる。ただし、着色隠蔽層は、化粧シート使用時に被着体に接着剤に面する層てあり、その用途で用いられる接着剤に対する接着性を考慮した樹脂を選定する。また、着色剤等の顔料も同様であるが、隠蔽顔料として更に、例えば酸化チタン、酸化亜鉛等の隠蔽性に優れた顔料を樹脂100重量部に対し50〜300重量部配合することが多い。なお、着色隠蔽層は通常は不透明とするが、用途によっては着色剤を用いて隠蔽顔料配合量は減らして隠蔽性を減じ透明着色とすることもある。着色隠蔽層は印刷絵柄層同様に印刷法で形成しても良いが、塗工法でも形成することができる。塗工法としては、グラビアコート、ロールコート、リバースコート、ドクターコート等の従来公知の各種塗工手段が利用できる。塗布量は乾燥時で2〜30g/m2 の範囲が望ましい。少な過ぎると隠蔽力が低下する。また、多すぎても隠蔽力は飽和して意味がない。
【0017】
着色オレフィン系樹脂層
着色オレフィン系樹脂層4に用いられ得る樹脂としては、前記した透明オレフィン系樹脂層用の樹脂が挙げられる。ただ、着色オフレィン系樹脂層の場合は、上記着色隠蔽層同様に下地の隠蔽性が要求されるので、酸化チタン、酸化亜鉛等の隠蔽顔料を含有させ、適宜着色剤と併用する。なお、着色オレフィン系樹脂層は通常は不透明とするが、用途によっては着色剤を用いて隠蔽顔料配合量は減らし透明着色としても良い。また、透明オレフィン系樹脂層同様に難燃剤等を含有させても良い。着色オレフィン系樹脂層4は、着色樹脂シートとして成膜したものによるのが一般的であるが、前述した如く、透明オレフィン系樹脂層に印刷絵柄層を形成後に、その上から溶融押出しにより成膜と同時に積層することでも形成できる。
【0018】
プライマー層
図3及び図4にプライマー層5を設けた構成例の化粧シートを例示する。プライマー層5は適宜、層間密着力向上の為に設ける。例えば、単層仕様においては、印刷絵柄層や着色隠蔽層が施される透明オレフィン系樹脂シートに施される。また、2層仕様においては、印刷絵柄層が施される着色オレフィン系樹脂シート、或いは透明オレフィン系樹脂シート、或いはこれら樹脂シートのラミネート用として、いずれか一方又は両方のシートに設ける。本発明の化粧シートでは、印刷絵柄層や着色隠蔽層の樹脂として塩素化ポリプロピレンを用いることができ、この樹脂を用いる場合には密着性が有るので、プライマー層は必要ないが、密着性の劣る樹脂を用いる場合には、プライマー層を設けることが好ましい。プライマー層はコロナ処理面に施すことが好ましい。プライマー層としては、例えば、ポリオール成分を持つ合成樹脂とイソシアネートを使用した2液硬化型ウレタン系樹脂が効果的である。また、塩素含有樹脂も用いることができる。なお、プライマー層の形成は従来公知の塗工法、印刷法で行えば良いが、必要に応じて塗工適性、印刷適性等を考慮して各種の充填剤、添加剤を適宜含有させる。
【0019】
なお、本発明の化粧シートでは、透明オレフィン系樹脂層の表面に、エンボス加工、サンドブラスト加工、ヘアライン加工等により、凹凸形状からなる凹凸模様を形成しても良い。エンボス加工は、熱プレス方式の枚葉又は輪転式エンボス機を用いて、例えば印刷絵柄層等を形成後の、単層シート又は2層仕様に積層されたシートに対して、その表面にエンボス版を押圧して版の凹凸形状を賦形することにより凹凸模様を形成する。エンボス加工のにより形成する凹凸模様としては、木目導管柄、木目木肌、石材表面凹凸、布帛の表面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン等でも良く、またこれらの組み合わせでも良い。
さらに、透明オレフィン系樹脂層表面に形成した凹凸模様の凹部には、必要に応じて公知の、ドクタブレード法、ロールコート法等によるワイピング加工により着色インクを充填しても良い。着色インクとしては、印刷絵柄層同様に、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等の塩素を含有しない樹脂が好ましい。なかでもウレタン樹脂となる2液硬化型インクは密着性、耐溶剤性等が良好で好ましい。なお、塩素含有樹脂でも、印刷絵柄層同様に塩化ビニル樹脂用の安定剤を配合させて用いても良い。
また、印刷絵柄層以外にの絵柄層として、アルミニウム等の部分金属蒸着層があってもよい。また、この部分金属蒸着層や絵柄印刷層は転写印刷で形成しても良い。
【0020】
なお、本発明の化粧シートの用途としては、各種部材の表面に積層し表面化粧する用途がある。被接着部としては、鉄、アルミニウム等の金属板、木材単板、木材合板、木質繊維板等の木質板、ガラス、陶磁器等のセラミックス、ALC等のセメント板等の板材、ポリプロピレン、フェノール樹脂等の樹脂板の板材、或いこれら各種材料からなる、樹脂成形等の立体形状物品が挙げられる。
また、これら各種部材への化粧シートの積層方法としては、例えば、▲1▼接着剤層を介して板状部材に加圧ローラで加圧して積層する方法、▲2▼特公昭50−19132号公報等に記載の様に、化粧シートの表面側となる面をキャビティ側に向く様にして、雌雄両金型間に配置して樹脂を射出成形する、所謂、射出成形同時ラミネート法、▲3▼特公昭56−45768号公報、特公昭60−58014号公報等に記載の様に、成形品等の立体形状物品の表面に化粧シートを、間に接着剤層を介して対向又は載置し、立体形状物品側から真空吸引による圧力差により化粧シートを成形品表面に積層する、所謂、真空プレス積層法、▲4▼特公昭61−5895号公報に記載の様に、円柱、多角柱等の柱状部材の長軸方向に、化粧シートを間に接着剤層を介して供給しつつ、複数の向きの異なるローラにより、柱状部材を構成する複数の側面に順次化粧シートを加圧接着して積層してゆく、所謂、ラッピング加工法、▲5▼実公大15−31122号公報、特開昭48−47972号公報等に記載の様に、先ず化粧シートを板状部材に接着剤層を介して積層し、次いで板状部材の化粧シートとは反対側の面に、化粧シートと板状部材との界面に達する、断面がV字状又はU字状の溝を切削し、次いで該溝内に接着剤を塗布後、該溝で折り曲げて箱体又は柱状体を形成する、所謂、Vカット又はUカット加工法、等がある。
そして、これらの方法により化粧シートを積層し表面化粧された化粧部材は、壁面、天井等の建築内装用装飾材、窓枠、扉、手摺等の建具類の表面装飾材、家具の表面装飾材、弱電・OA機器のキャビネット、或いは自動車等の車両内装材の表面装飾材として用いられ得る。
【0021】
【実施例】
次に実施例及び比較例により本発明の化粧シートを更に具体的に説明する。なお、文中にて「部」とあるのは特に断りの無い限り重量基準である。
【0022】
《実施例1》
透明オレフィン系樹脂層として、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)(出光石油化学(株)製、E−2900)100部に対し、光安定剤としてヒンダードアミン系光安定剤(旭電化工業(株)製、LA−63)を0.5部配合したものをTダイから溶融押出しして、0.1mm厚の透明樹脂シートを作製し、印刷面側をコロナ処理した。
次いで、コロナ処理面に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体によるインク(大日本インキ化学工業(株)製、ディックシール A−100Z)でプライマー層を形成し、その上に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とアクリル樹脂とを用いた柄インク(昭和インク工業(株)製、化X)で印刷絵柄層を形成し、同じく、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とアクリル樹脂とを用いた、隠蔽インク(昭和インク工業(株)製、化X)及び隠蔽インク(昭和インク工業(株)製、化XNo.7)で着色隠蔽層を順次、グラビア印刷により形成して、本発明の化粧シートを得た。
なお、プライマ層用、印刷絵柄層用、隠蔽層用のそれぞれのインクは、インク固形分100部に対しジブチルスズマレエート系安定剤(旭電化工業(株)製、アデカスタブ BT−53)を3部、紫外線吸収剤(旭電化工業(株)製、LA−36)を1部添加したインクを用いた。
【0023】
《実施例2》
実施例1において、各インクに紫外線吸収剤は添加せず、安定剤のみを添加した他は、実施例1と同様にして本発明の化粧シートを得た。
【0024】
《実施例3》
実施例2において、各インクに添加した安定剤を添加量はそのままにして、Ba/Zn系の金属セッケン系安定剤(旭電化工業(株)製、アデカスタブ FL−53)に代えた他は、実施例1と同様にして本発明の化粧シートを得た。
【0025】
《比較例1》
実施例1において、各インクに添加した安定剤及び紫外線吸収剤を添加せずに、各インクをそのまま用いた他は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。
【0026】
単層仕様における性能比較
単層仕様の実施例1〜実施例3、及び比較例1の耐候性試験の測定結果を表1に示す。表1の如く、プライマー層、印刷絵柄層及び着色隠蔽層の全層に金属スズ系安定剤及び紫外線吸収剤を含有させた実施例1では、ウェザオメータ1000時間でも耐候性に問題ない。しかし、これら全層が安定剤のみ含有する比較例1では、500時間までは耐候性が良好で、1000時間でも化粧シート表面の一部分にクラックが若干発生する程度である。また、これら全層に金属セッケンの安定剤のみを含有させた実施例3では、1000時間では印刷絵柄層及び着色隠蔽層の密着性の低下による脱落が発生するが、500時間では表面クラック発生する程度であった。しかし、プライマー層、印刷絵柄層及び着色隠蔽層の全層に安定剤及び紫外線吸収剤を含有させない比較例1では、500時間でも印刷絵柄層及び着色隠蔽層の脱落が発生してしまう。
【0027】
【表1】
表1 単層仕様の耐候性比較
Figure 0004170404
△:表面クラック発生 ×:印刷絵柄層等の脱落
【0028】
《実施例4》
着色隠蔽オレフィン系樹脂層として、厚み100μmのポリエチレン製シート、(タノツ化学(株)製、タフパー)を用い、これに、実施例1と同一インクでプライマー層、印刷絵柄層を形成し、ベースシートとした。
一方、透明オレフィン系樹脂層用としては、実施例1と同一のポリオレフィン系熱可塑性エラストマーシートにコロナ処理したものを用い、このコロナ処理面に上記ベースシートと同一インクでプライマー層をグラビア印刷で形成してトップシートとした。ちなみに、プライマー層用、印刷絵柄層用の各インクは、ジブチルスズマレエート系安定剤と紫外線吸収剤を含有している。
次いで、前記ベースシートと上記トップシートとを、ダブリングエンボス機により、熱ラミネートすると同時にトップシート表面に熱エンボス加工をして、エンボスによる凹凸模様表面に有する、本発明の化粧シートを得た。
【0029】
《実施例5》
実施例4において、各インクに紫外線吸収剤は添加せず、安定剤のみを添加した他は、実施例4と同様にして本発明の化粧シートを得た。
【0030】
《実施例6》
実施例4において、各インクに添加した安定剤を添加量はそのままにして、Ba/Zn系の金属セッケン系安定剤(旭電化工業(株)製、アデカスタブ FL−53)に代えた他は、実施例4と同様にして本発明の化粧シートを得た。
【0031】
《比較例2》
実施例4において、各インクに添加した安定剤及び紫外線吸収剤を添加せずに、各インクをそのまま用いた他は、実施例4と同様にして化粧シートを得た。
【0032】
2層仕様における性能比較
2層仕様の実施例4〜実施例6、及び比較例2の耐候性試験の測定結果を表2に示す。表2の如く、各プライマー層及び印刷絵柄層の全層に金属スズ系安定剤を含有させた実施例実施例4及び5ではウェザオメータ500時間で耐候性に問題はなく、紫外線吸収剤も全層に含有させた実施例4は1000時間でもなんら問題なく、安定剤のみの実施例5では1000時間では化粧シート表面の一部分にクラックが若干発生する程度である。また、各プライマー層及び印刷絵柄層の全層に金属セッケンの安定剤のみを含有させた実施例6では、1000時間では印刷絵柄層の密着性の低下による脱落が発生するが、500時間では表面クラック発生する程度であった。しかし、各プライマー層及び印刷絵柄層の全層に安定剤及び紫外線吸収剤を含有させない比較例2では、500時間でもトップシートとベースシートとの密着力が低下し、相互に剥がれてしまう現象(デラミネーション)が発生する。
【0033】
【表2】
表2 2層仕様の耐候性比較
Figure 0004170404
△:表面クラック発生 ×:デラミネーション
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、塩化ビニル樹脂製の化粧シートの代替材料として、オレフィン系樹脂製の化粧シートの耐候性について、従来の塩化ビニル樹脂製化粧シート並の性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの一形態を示す断面図(単層仕様)。
【図2】本発明の化粧シートの他の形態を示す断面図(2層仕様)。
【図3】本発明の化粧シートの他の形態を示す断面図。
【図4】本発明の化粧シートの他の形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 透明オレフィン系樹脂層
2 印刷絵柄層
3 着色隠蔽層
4 着色オレフィン系樹脂層
5 プライマー層
10 化粧シート(単層仕様)
20 化粧シート(2層仕様)

Claims (4)

  1. 表側より順に透明オレフィン系樹脂層、印刷絵柄層、着色隠蔽層よりなる化粧シートにおいて、
    透明オレフィン系樹脂層がヒンダードアミン系光安定剤を含有し、且つ印刷絵柄層及び着色隠蔽層が塩素含有樹脂及び塩化ビニル樹脂用安定剤を含有する、耐候性のあるオレフィン系化粧シート。
  2. 塩化ビニル樹脂用安定剤が有機スズ系安定剤である、請求項1記載の、耐候性のあるオレフィン系化粧シート。
  3. 表側より順に透明オレフィン系樹脂層、印刷絵柄層、着色オレフィン系樹脂層よりなる化粧シートにおいて、
    透明オレフィン系樹脂層がヒンダードアミン系光安定剤を含有し、且つ印刷絵柄層が塩素含有樹脂及び塩化ビニル樹脂用安定剤を含有する、耐候性のあるオレフィン系化粧シート。
  4. 塩化ビニル樹脂用安定剤が有機スズ系安定剤である、請求項3記載の、耐候性のあるオレフィン系化粧シート。
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