JP4169054B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、入力画像に対し、閾値マトリクスを適用してスクリーン処理を施す画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
スクリーン処理は、異なる閾値をマトリクス状に設定した閾値マトリクス(以下、単にマトリクスという)を用いて多値の画像データの2値化(又は多値化)を行い、中間調を再現する処理である。従来から、階調性を向上するため様々な手法が考案されている。そのような手法の一つとして、入力画像の濃度に応じた中間調の再現を行うものがある。例えば、入力画像の濃度変化に応じてマトリクスのサイズを可変し、そのサイズを変更したマトリクス内で閾値を設定する手法がある(例えば、特許文献1参照)。これは、濃度変化が少ない画像部分ではマトリクスサイズを拡大して同じ閾値を適用することにより処理効率を上げ、逆に濃度変化が大きい画像部分に対してはマトリクスサイズを縮小して異なる閾値を適用するようにし、階調性を向上させるものである。
また、入力画像の濃度に応じて適用するマトリクスを変更する手法もある(例えば、特許文献2参照)。この手法では、高濃度のときはマトリクスの中心から渦巻き状に閾値の値を増加させていくマトリクスを用い、低濃度のときはその閾値を反転させたマトリクスを用いる。これにより、簡便なマトリクスで入力画像の濃度変化に応じた中間調の再現を行うことができる。
特開平5−199406号公報 特開平9−107473号公報
しかしながら、従来のように閾値の適用位置が固定されたマトリクスを用いた場合、入力画像の画素値の配列によっては1〜数画素幅の細線等の再現性が失われる場合がある。
例えば、図7に示すように、画素値が(160、0、0)の配列の入力画像に対し、(0、85、170)の配列で閾値が定められた3画素×1画素サイズのマトリクスを適用して多値化する場合を考える。ここでは、画素値>閾値であれば出力値は画素値をそのまま出力することとし、画素値≦閾値であれば出力値「0」を出力することとして説明する。図7に示す入力画像の場合、「160」の画素値に対しては当該画素値より小さい閾値「0」が適用され、その出力値は「160」となる。よって、マトリクスを適用しても入力画像がそのまま再現されるため問題はない。
これに対し、同一のマトリクスを画素値の配列が(0、0、160)である入力画像に適用する場合を考える。この場合、図8に示すように「160」の画素値に対しては閾値「170」が適用されることとなる。その結果、出力値は「0」となり、入力画像の「160」のデータは失われることとなる。これでは、細線にかすれが生じる等し、入力画像の再現性が低下する。
本発明の課題は、入力画像の再現性を向上させることである。
請求項1に記載の発明は、画像処理装置において、
入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断手段と、
前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が大きい画素の順に、小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、画像処理装置において、
入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断手段と、
前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が最大となる画素についてその画素値より小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、
前記入力画像の画素毎に画像の属性を判別する画像判別手段を備え、
前記スクリーン処理手段は、前記判別された属性が所定の属性であれば当該属性に対応する基準の閾値マトリクスを適用し、所定の属性でない場合は前記複数の閾値マトリクスから選択された一の閾値マトリクスを適用してスクリーン処理を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、画像処理方法において、
入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断工程と、
前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が大きい画素の順に、小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理工程と、
を含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、画像処理方法において、
入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断工程と、
前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が最大となる画素についてその画素値より小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理工程と、
を含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の画像処理方法において、
前記入力画像の画素毎に画像の属性を判別する画像判別工程を含み、
前記スクリーン処理工程では、前記判別された属性が所定の属性であれば当該属性に対応する基準の閾値マトリクスを適用し、所定の属性でない場合は前記複数の閾値マトリクスから選択された一の閾値マトリクスを適用してスクリーン処理を行うことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、
コンピュータを、
入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断手段、
前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が大きい画素の順に、小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理手段、
として機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、
コンピュータを、
入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断手段、
前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が最大となる画素についてその画素値より小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理手段、
として機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載のプログラムにおいて、
コンピュータをさらに、
前記入力画像の画素毎に画像の属性を判別する画像判別手段として機能させ、
前記スクリーン処理手段は、前記判別された属性が所定の属性であれば当該属性に対応する基準の閾値マトリクスを適用し、所定の属性でない場合は前記複数の閾値マトリクスから選択された一の閾値マトリクスを適用してスクリーン処理を行うことを特徴とする。
請求項1、2、4、5、7、8に記載の発明によれば、対象画素のうち最大画素値を持つ対象画素にその画素値より小さい閾値が適用されるマトリクスを選択して適用することができる。これにより、最大画素値の対象画素についてはスクリーン処理後においてもその画素値の保持を図ることができる。よって、入力画像の再現性を向上させることが可能となる。また、細線等の画像部分においては細線部分が出力されやすくなるため、細線のかすれ等の画像劣化を防止することでき、特に有効である。
請求項3、6、9に記載の発明によれば、画像の属性によって必要であればマトリクスの選択を行うように制御することができる。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施形態における画像処理装置100の内部構成を示す。
図1に示すように、画像処理装置100は、本体部10、画像読取部20、操作部30、タッチパネル40、表示部50、プリンタ部60を備えて構成されている。また、本体部10は、画像処理部1、制御部2、記憶部3、DRAM(Dynamic Random Access Memory)制御部4、DRAM5等から構成されている。
画像読取部20は、光源、CCD(Charge Coupled Device)、A/D変換器等を備えている。画像読取時には、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像してCCDにより光電変換することにより原稿画像を読み取り、画像信号(アナログ信号)を生成する。その後、画像信号をA/D変換器によりデジタル画像データに変換し、本体部10の画像処理部1に出力する。ここで、画像は図形や写真等のイメージに限らず、文字や記号等のキャラクタイメージ等も含む。
なお、画像読取部20ではR(赤)、G(緑)、B(青)の各色に分離して色毎の画像データを出力する。各色の画像データは、画像読取部20から画像処理部1に入力される間にある図示しない補正処理部において、輝度ムラの補正処理、輝度特性の補正処理、変倍処理、γ変換処理(輝度リニアな特性から濃度リニアな特性に変換する処理)、色補正処理等の各種処理が施された後、画像処理部1に入力される。
操作部30は、プリント開始を指示するためのスタートキーや数字キー等の各種機能キーを備え、これら機能キーやタッチパネル40が操作されると、対応する操作信号を制御部2に出力する。
表示部50は、タッチパネル40と一体に形成されたLCD(Liquid Crystal Display)を備え、このLCD上にプリント操作するための各種操作画面を表示させる。
プリンタ部60は、本体部10の画像処理部1から入力される画像データに基づいて電子写真方式によりプリント出力を行う。電子写真方式では、レーザ光源から感光ドラム上にレーザ光を照射して露光を行い、静電潜像を形成する。これに現像部がトナーを吹き付けてできたトナー像を記録用紙に転写して画像形成を行う。本実施形態では、Y(イエロー)、M(マジェンタ)、C(シアン)、K(黒)の4色の色材を用いてプリント出力を行うこととする。プリンタ部60は、色材毎の画像データが入力されると、周波数変調/PWM(Pulse Width Modulation)変換処理部61により周波数変調、PWM変換を行い、その変調信号をLDドライバ62に入力する。LDドライバ62は入力された変調信号に基づいてレーザ光源を駆動し、レーザ光源から照射するレーザ光、つまり露光量を制御する。
次に、本体部10の各部について説明する。
制御部2は、記憶部3に記憶されているシステムプログラム、プリント処理プログラム等の各種制御プログラムに従って、画像処理装置100の各部の動作を集中制御する。
記憶部3は、制御部2で実行される各種制御プログラムの他、各部で必要なパラメータやデータ等を記憶している。例えば、記憶部3は画像処理部1においてスクリーン処理時に用いられるマトリクスのデータ等を記憶している。
DRAM制御部4は、DRAM5に記憶された画像データの入出力を制御する。
DRAM5は、画像データを記憶する画像メモリである。
次に、本発明に係る画像処理部1について説明する。
画像処理部1は、図2に示すように画像判別部11、色変換部12、平均化処理部13、γ補正処理部14、スクリーン処理部15等から構成されている。平均化処理部13、γ補正処理部14、スクリーン処理部15は、Y、M、C、Kの色毎に備えられる。
画像判別部11は、画像読取部20において読取入力された画像データのデータ解析を行って画素毎に文字、線画又は写真画の何れの属性であるか、その画像の属性を判別する。画像判別部11は、判別結果を示す属性データTAGをその画素毎に生成し、スクリーン処理部15に出力する。TAGは、属性が文字であればTAG=0、線画で有ればTAG=1、写真画で有ればTAG=2であると設定する。
色変換部12は、画像読取部20から入力されたR、G、Bの各色の画像データに対して色補正を施した後、画像処理装置100で出力可能な色材Y、M、C、K毎の画像データに変換する。色変換により生成されたY、M、C、Kの各画像データは平均化処理部13に出力される。
平均化処理部13は、入力された画像データに平均化処理を施す。平均化処理が施された色材毎の画像データはそれぞれ対応するγ補正処理に出力される。
γ補正処理部14は、予めγ補正用に準備されたLUT(ルックアップテーブル)を用いて入力された画像データの階調変換を行ってγ補正処理を施す。γ補正処理が施された各色材の画像データはそれぞれ対応するスクリーン処理部15に出力される。
スクリーン処理部15は、入力された画像データ(以下、入力画像という)に対してディザ法によるスクリーン処理を施すものである。スクリーン処理時には、予めマトリクス状に異なる閾値が設定されたマトリクスを記憶部3から読み出して入力画像に適用し、2値化又は多値化を行う。本実施形態では、多値化するスクリーン処理をソフトウェア処理によって実現する場合について説明する。
図3に、マトリクスの一例を示す。
マトリクスはセルと呼ばれる複数の要素から構成されるものである(1セルは1画素に対応する。)。各セルにはそれぞれ異なる閾値THが設定されている。図3に示すマトリクスは1×3のセルe1〜e3で構成され、これらセルe1〜e3に設定する閾値として3つの閾値(0、85、170)が用意されている。各閾値には閾値の値が小さいものから順に適用番号が定められている。つまり、閾値が最小の「0」の閾値には番号「1」が付されており、閾値「85」は番号「2」、閾値「170」は番号「3」が付されている。
スクリーン処理部15では、このようなマトリクスを入力画像の主走査方向及び副走査方向に走査し、マトリクスが対応する画素群とマトリクスの閾値とを比較して多値化を行う。
以下、スクリーン処理部15における処理の流れについて、図4を参照して説明する。
図4に示すように、まずスクリーン処理部15では入力画像においてマトリクスを適用する画素(以下、対象画素という)群について、属性データTAGを参照するとともに各対象画素の画素値を参照する(ステップS1)。1×3のセルから構成される図3のマトリクスの場合、入力画像に適用されたマトリクスに対応する3画素分の画素値を参照することとなる。
次いで、スクリーン処理部15は対象画素群のTAGがTAG=2か否かを判別する(ステップS2)。TAG=2である場合(ステップS2;Y)、つまり対象画素群が写真画を構成する場合、写真画に応じたマトリクスを記憶部3から読み出す。写真画に応じたマトリクスは、写真画専用に準備したマトリクスを記憶部3に保存しておくこととしてもよいし、記憶部3に保存されている複数のうちの所定のマトリクスを用いることとしてもよい。そして、当該マトリクスを対象画素群に適用してスクリーン処理を行う(ステップS3)。すなわち、適用したマトリクスにおいてそれぞれ対応する位置にある対象画素の画素値と閾値とを比較して、画素値>閾値であればその画素値をそのまま出力値として出力し、画素値≦閾値であれば出力値「0」を出力して多値化を行う。
一方、TAG=2ではない場合(ステップS2;N)、すなわち対象画素群が文字又は線画を構成する場合、スクリーン処理部15では対象画素群について画素値が大きい順に番号付けを行う(ステップS4)。例えば、参照した入力画像の画素が図5に示すように画素値「0」、「0」、「160」の配列で並んでいた場合、最大の画素値は「160」であるので「160」の対象画素については番号「1」を付す。残りの2画素については同一の画素値「0」であるので番号「2」、「3」を任意に付すものとする。
次いで、スクリーン処理部15は対象画素群に対しマトリクスを適用する。
まず適用するマトリクスを決定する。スクリーン処理部15は、対象画素群に付けられた番号の配列と、マトリクスの閾値の番号の配列とが一致するマトリクスを選択する(ステップS5)。図5の例の場合、番号の配列が「321」のマトリクス、すなわち番号3の閾値「170」、番号2の閾値「85」、番号1の閾値「0」の順に配列されたマトリクスを選択する。なお、マトリクスの選択は、予め閾値の適用位置を組み合わせて作成した全てのマトリクスを記憶部3に保存しておいて、閾値の番号の配列により読み出すこととしてもよい。また、処理の都度、対象画素群の画素値に付された番号の配列と閾値の番号の配列とが一致するようにマトリクスのセルe1〜e3に閾値を当てはめてマトリクスを作成することとしてもよい。
スクリーン処理部15では、選択したマトリクスを対象画素群に適用してスクリーン処理を行って(ステップS6)、本処理を終了する。対象画素には画素値が大きい順に番号付けされており、マトリクスの閾値は閾値が小さい順に番号付けされている。この番号の配列が一致するようにマトリクスは選択されているので、図5に示すように画素値が最大の対象画素(図5中、画素値「160」の対象画素)には常に最小の閾値(図5中、「0」の閾値)が適用されることとなる。つまり、最大画素値「160」の対象画素については出力値「160」となる可能性が高くなる。
スクリーン処理部15では、入力画像の全ての画素についてスクリーン処理が終了するまで、入力画像におけるマトリクスの適用位置をシフトし、シフトした先で上記の処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態によれば、対象画素のうち最大画素値を持つ対象画素に、最小値の閾値が適用されるマトリクスを選択して適用する。これにより、最大画素値の対象画素については多値化を行ってもその画素値の保持を図ることができ、元の入力画像の再現性を向上させることができる。これによれば、細線等の画像部分においては細線部分が出力されやすくなるため、細線のかすれ等の画像劣化を防止することでき、特に有効である。
また、上記マトリクスの選択はTAG=0又は1のとき、つまり文字か線画のときのみ行う。これにより、特に細線の保持等の必要がない写真画についてはマトリクスを選択して行うスクリーン処理の対象外とすることができる。
なお、上述した実施形態は本発明を適用した好適な一例であり、これに限定されない。
例えば、上記説明では多値化を行う場合を説明したが、2値化を行う場合も同様の処理により対応可能である。また、閾値>画素値のとき出力値「0」を出力、閾値≦画素値のとき画素値を出力という関係を説明したが、逆の関係、つまり閾値≦画素値のとき画素値を出力、閾値>画素値のとき出力値「0」を出力という関係とする場合も同様のスクリーン処理が可能である。
また、上記説明では最大画素値を有する対象画素について最小値の閾値が適用されるマトリクスを選択することとしたが、最大画素値の対象画素については出力値が「0」とならなければよいので、必ずしも最小値の閾値を適用する必要はない。よって、最大画素値の対象画素の画素値とマトリクスの各閾値とを比較し、対象画素の画素値より小さい閾値が適用されるマトリクスを選択することとしてもよい。例えば、(0、0、160)の対象画素群については、(170、85、0)の配列で閾値が適用されたマトリクスのみならず、(170、0、85)等の配列で閾値が適用されたマトリクスを選択することが可能である。
また、上記実施形態のように予め閾値が異なる位置に設定された複数のマトリクスを備えておくのではなく、セル要素、閾値のみを予め設定しておき、スクリーン処理時においてマトリクスを適用する単位領域毎に、その単位領域内の複数画素についてそれら各画素値と各閾値とを比較した結果から各セル要素に対応する閾値の位置を設定することとしてもよい。図3のマトリクスの例では、3つのセル要素e1〜e3に対して「0」、「85」、「170」の3つの閾値を用意しておく。そして、図5に示す「0」、「0」、「160」の入力画素が入力された場合、例えば各画素値のうちの最大画素値と各閾値とを比較し、最大画素値>閾値となる閾値をその最大画素値に対応する位置のセル要素に設定すればよい。
また、ソフトウェア処理により実現する例を説明したが、ハードウェアにより実現することしてもよい。この場合、スクリーン処理部15は図6に示すような構成となる。図6に示す構成では、0、85、170の各閾値を異なる適用位置とした複数のマトリクスに対応してディザ処理回路a1〜a6が複数設けられている。なお、図6中のかっこ内に示す(0、85、170)等の数字の配列は、各ディザ処理回路a1〜a6が有するマトリクスにおける閾値の配列(適用位置)を示すものである。
また、選択判断部bが設けられ、この選択判断部bにおいて対象画素群の属性データTAG及び画素値を参照し、何れのディザ処理回路a1〜a6の出力結果を選択すべきかを判断してセレクト信号を生成する。例えば、図5に示す(0、0、160)の対象画素群に対しては、最大画素値を有する対象画素に最小値の閾値が対応するマトリクス、例えば(170、85、0)の配列のマトリクスを有するディザ処理回路a6を選択し、当該ディザ処理回路a6を選択する旨のセレクト信号を生成する。
セレクタcは、各ディザ処理回路a1〜a6から入力される出力結果のうち、選択判断部bから入力されるセレクト信号により示されるディザ処理回路a1〜a6の出力結果を選択し、出力画像として出力する。
このように、ハードウェア構成の場合、まず全てのマトリクスを適用してスクリーン処理を行った後に出力結果を選択する。この点、最初にマトリクスを選択してディザ処理を行うソフトウェア処理の場合と異なる。ハードウェア構成によれば、画素値及びTAGの判断と、スクリーン処理とを同時に行うことができるので、処理時間の短縮化を図ることができる。
本実施形態における画像処理装置の内部構成を示す図である。 図1の画像処理部、プリンタ部を示す図である。 閾値マトリクス例を示す図である。 スクリーン処理部における処理の流れを示すフローチャートである。 入力画像と、マトリクスを用いたスクリーン処理後の出力画像とを示す図である。 他の実施形態におけるスクリーン処理部を示す図である。 従来のスクリーン処理とその出力結果を説明する図である。 従来のスクリーン処理とその出力結果を説明する図である。
符号の説明
100 画像処理装置
10 本体部
1 画像処理部
11 画像判別部
15 スクリーン処理部
2 制御部
3 記憶部
20 画像読取部
60 プリンタ部

Claims (9)

  1. 入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断手段と、
    前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が大きい画素の順に、小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断手段と、
    前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が最大となる画素についてその画素値より小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記入力画像の画素毎に画像の属性を判別する画像判別手段を備え、
    前記スクリーン処理手段は、前記判別された属性が所定の属性であれば当該属性に対応する基準の閾値マトリクスを適用し、所定の属性でない場合は前記複数の閾値マトリクスから選択された一の閾値マトリクスを適用してスクリーン処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断工程と、
    前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が大きい画素の順に、小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  5. 入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断工程と、
    前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が最大となる画素についてその画素値より小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  6. 前記入力画像の画素毎に画像の属性を判別する画像判別工程を含み、
    前記スクリーン処理工程では、前記判別された属性が所定の属性であれば当該属性に対応する基準の閾値マトリクスを適用し、所定の属性でない場合は前記複数の閾値マトリクスから選択された一の閾値マトリクスを適用してスクリーン処理を行うことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理方法。
  7. コンピュータを、
    入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断手段、
    前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が大きい画素の順に、小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理手段、
    として機能させるためのプログラム。
  8. コンピュータを、
    入力画像において、閾値マトリクスが適用される、複数画素から構成されるスクリーン処理適用単位領域内の各画素値を判断する判断手段、
    前記判断された各画素値と、閾値の適用位置がそれぞれ異なる複数の閾値マトリクスの各閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記複数の閾値マトリクスのうち、前記判断された画素値が最大となる画素についてその画素値より小さい閾値が適用される一の閾値マトリクスを選択し、前記スクリーン処理適用単位領域内の複数画素に適用してスクリーン処理を行うスクリーン処理手段、
    として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータをさらに、
    前記入力画像の画素毎に画像の属性を判別する画像判別手段として機能させ、
    前記スクリーン処理手段は、前記判別された属性が所定の属性であれば当該属性に対応する基準の閾値マトリクスを適用し、所定の属性でない場合は前記複数の閾値マトリクスから選択された一の閾値マトリクスを適用してスクリーン処理を行うことを特徴とする請求項7又は8に記載のプログラム。
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