JP4166583B2 - 遊技機の打球発射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等に代表される遊技機の打球発射装置に係り、詳しくはハンドルユニットを振動させる機能などを有する遊技機の打球発射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やアレンジボール機に代表される弾球遊技機では、近年、図柄表示装置の図柄を変化させるだけの演出では物足りなくなってきている。このため、図柄の組み合わせがリーチまたは大当りになると打球発射装置のハンドルを振動させてより効果的にリーチ演出または大当り演出をすることで遊技者の興趣を高める、という技術が従来提案されている。このような弾球遊技機としては、例えば、ハンドル内部に振動発生手段を設けて、ハンドルを振動させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。かかる振動発生手段は、モータの回転軸に偏心おもりを取り付けることにより構成されている。
【0003】
またこれとは別に、近年の弾球遊技機においては、遊技者の興趣向上ばかりでなく、遊技者がより快適に遊技を行いうるような改良も図られている。その例として、ハンドル内部に送風手段を設けた遊技機が従来提案されている(例えば、特許文献2参照)。かかる送風手段は、モータの回転軸に複数の羽根を有するプロペラを取り付けることにより構成されていて、モータの駆動に伴うプロペラの回転によって遊技者の掌に風を送るようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−300739号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平6−121866号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した2つの機能、つまりハンドル振動機能及び送風機能の両者を併せ持つ遊技機の打球発射装置は、今のところ提案されるに至っていない。そこで単純には、上記特許文献1記載の振動発生手段と、上記特許文献2記載の送風手段とを1つのハンドル内に収容することも考えられる。
【0007】
しかしこの構成では、ハンドル全体の大型化が避けられず、それに伴ってハンドルの操作性や、遊技機全体のデザイン性が低下する。また、現状サイズのハンドル内の限られたスペースに前記振動発生手段及び前記送風手段を無理に収容しようとすると、少なくとも一方の手段を小規模にせざるを得なくなる。従って、遊技者の興趣向上につながる十分な振動を発生できなくなったり、遊技者が快適さを感じる十分な風を発生できなくなったりするという問題が生じる。
【0008】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハンドルユニットの大型化を伴うことなしに、遊技者の興趣を高めることができかつ遊技者が遊技を快適に行うことができる遊技機の打球発射装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技機前面側に着脱可能に接続される本体部と、内側に空間部を有するとともに前記本体部の遊技者側面を覆うカバー部材とを含むハンドルユニットを備えた遊技機の打球発射装置において、回転軸を有するモータと、前記回転軸に連結され、前記モータの駆動により回転して風を発生するとともに、自身の回転中心からずれた位置に重心が設定された羽根付き回転体とを、孔を有するハンドルユニットの内部に備えたことを特徴とする遊技機の打球発射装置をその要旨とする。
【0010】
従って、請求項1に記載の発明によると、モータの駆動によって羽根付き回転体が回転すると、羽根が周囲の空気を所定方向に移動させることにより、風を発生させる。そして、その風は孔を介してハンドルユニット外部に送り出される。また、前記羽根付き回転体は重心がずれて(偏心して)いて重量のバランスがとれていないため、モータ駆動時には重心が回転軸の周囲を旋回し、これにより振動も発生する。つまり、かかるモータ及び羽根付き回転体の組み合わせによって、ハンドル振動機能及び送風機能の両方を実現することができる。ゆえに、遊技者の興趣を高めることができ、かつ遊技者が遊技を快適に行うことが可能となる。さらに、前記モータ及び羽根付き回転体の組み合わせはハンドル振動手段及び送風手段を兼ねるものであるため、ハンドル振動手段及び送風手段をそれぞれ別個にした場合に比べて、コンパクトに構成することが可能である。従って、かかるモータ及び羽根付き回転体については、ハンドルユニット内部の限られたスペースに困難なく収容でき、それゆえハンドルユニット全体の大型化を回避することができる。
【0011】
本発明においてモータ及び羽根付き回転体は、ハンドルユニットの内部に備えられていればよく、その設置場所は特に限定されない。モータ及び羽根付き回転体は、例えば、本体部内側のスペースやカバー部材内側のスペース(即ち空間部)などに設置可能である。
【0012】
モータの駆動時には羽根付き回転体が回転して振動を発生するが、カバー部材内側のスペースに羽根付き回転体等を設置しておけば、振動発生源である羽根付き回転体等が遊技者の手から比較的近くなる。このため、羽根付き回転体が発生した振動がモータを介してカバー部材等に効率よく伝達し、本体部内側のスペースに羽根付き回転体等を設置した場合に比べて振動伝達経路も短くなる。
【0013】
前記羽根付き回転体の形式は特に限定されず、振動及び風の両方を発生しうるものであれば任意のものであってよい。かかる羽根付き回転体の好適な例としては、複数の羽根が回転軸を基準として放射状に異なる方向に延びており、回転軸方向に風を発生するプロペラ式の羽根付き回転体などを挙げることができる。勿論、プロペラ式以外のものを採用しても何ら差し支えなく、例えば、円盤の片側面に複数の羽根を固定した形式の回転体などであっても構わない。
【0014】
ここで「羽根」とは、ある程度の面積を有する板状構造物であって、回転軸に直交する平面に対して角度を有しているものを指す。回転軸に直交する平面に対して角度を有していれば、回転時に振動を発生させることができ、かつ風を効率よく発生させることもできるからである。
【0015】
なお、羽根の数は特に限定されず1つ以上であれば足りるが、送風能力の確保という観点からすると複数であることが好ましい。
【0016】
羽根付き回転体自身の回転中心からずれた(偏心した)位置に重心を設定する手法としては特に限定されないが、羽根付き回転体の好適な例としては下記のようなものがある。即ち、A)複数の羽根を有するとともに、それらのうち少なくとも1つの羽根の重さが他の羽根の重さと異なるもの(請求項2)、B)羽根を1つのみを有するもの、C)複数の羽根を有するとともに、それらの羽根同士が回転軸を基準として不均等な角度をもって配置されているもの(請求項3)、を挙げることができる。
【0017】
例えば、羽根の重さがみな等しくてかつ羽根同士が回転軸を基準として均等な角度をもって配置されている場合、風は発生しても十分な振動は発生しない。これに対して上記A),B),C)の構成によると、羽根付き回転体の重心が偏心して重量バランスが崩れるので、部品の増加などを伴わずに所望の振動を確実に発生させることができる。
【0018】
なお、上記A)における具体例を挙げるとすると、2枚の羽根を有するとともに一方の羽根が他方の羽根よりも重い構成、3枚の羽根を有するとともに1枚の羽根が他の2枚の羽根よりも重い(または軽い)構成、3枚の羽根を有するとともにそれらの羽根の重さが全て異なる構成、4枚の羽根を有するとともに1枚の羽根が他の3枚の羽根よりも重い(または軽い)構成、4枚の羽根を有するとともに隣接する2枚の羽根が他の2枚の羽根よりも重い(または軽い)構成、4枚の羽根を有するとともにそれらの羽根の重さが全て異なる構成、などがある。このような構成であると、相対的に重い羽根が延びている方面に重心がシフトする。
【0019】
例えば同じ形状及び同じ大きさの羽根が複数ある場合、比重の異なる材質を選択して、重さの異なる複数の羽根を構成すればよい。同じ形状及び同じ材質の羽根が複数ある場合、羽根の大きさを変えて、重さの異なる複数の羽根を構成すればよい。勿論、大きさ及び材質の異なる羽根を選択して、重さの異なる複数の羽根を構成しても構わない。
【0020】
上記C)における具体例を挙げるとすると、2枚の羽根を有し、それらの羽根同士が回転軸を基準として180°未満の任意の角度と、180°を超える任意の角度とをもって配置されている構成を挙げることができる。また、3枚の羽根を有し、それらの羽根同士が回転軸を基準として120°でない任意の角度を1つ以上含んで配置されている構成を挙げることができる。さらに、4枚の羽根を有し、それらの隣接する羽根同士が回転軸を基準として90°でない任意の角度を1つ以上含んで配置されている構成を挙げることができる。このような構成であると、羽根が密集している方面に重心がシフトする。
【0021】
請求項4に記載の発明は、遊技機前面側に着脱可能に接続される本体部と、内側に空間部を有するとともに前記本体部の遊技者側面を覆うカバー部材とを含むハンドルユニットを備えた遊技機の打球発射装置において、孔を有するハンドルユニットの内部に、回転軸を有するモータと、前記回転軸に対して連結され前記モータの駆動により回転して風を発生する複数の羽根部材とを備え、前記複数の羽根部材のうちの少なくとも1つは、前記回転軸に対して着脱可能であることを特徴とする遊技機の打球発射装置をその要旨とする。
【0022】
従って、請求項4に記載の発明によると、複数の羽根部材のうちの少なくとも1つを回転軸に対して装着した状態と、取り外した状態とを選択することができる。仮に、複数の羽根部材の全てを装着した状態で回転軸を基準とした全体の重量バランスがとれているとすると、このときには複数の羽根部材によって主に風のみが発生する。また、前記羽根部材を取り外すと重量バランスが崩れるため、モータの駆動によりブレが生じることとなり、風に加えて振動も発生する。従って、ハンドルユニットの交換を伴わずに、振動の態様(即ち振動の強さや周期など)や振動の有無を任意に選択することができる。さらに、前記モータ及び羽根部材の組み合わせはハンドル振動手段及び送風手段を兼ねるものであるため、ハンドル振動手段及び送風手段をそれぞれ別個にした場合に比べて、コンパクトに構成することが可能である。従って、かかるモータ及び羽根部材については、ハンドルユニット内部の限られたスペースに困難なく収容でき、それゆえハンドルユニット全体の大型化を回避することができる。
【0023】
請求項5に記載の発明は、遊技機前面側に着脱可能に接続される本体部と、内側に空間部を有するとともに前記本体部の遊技者側面を覆うカバー部材とを含むハンドルユニットを備えた遊技機の打球発射装置において、孔を有するハンドルユニットの内部に、回転軸を有するモータと、前記回転軸に対して連結され前記モータの駆動により回転して風を発生する複数の羽根部材とを備え、前記複数の羽根部材のうちの少なくとも1つは、前記回転軸の周方向に沿って位置移動可能であることを特徴とする遊技機の打球発射装置をその要旨とする。
【0024】
従って、請求項5に記載の発明によると、複数の羽根部材のうちの少なくとも1つを、回転軸の周方向に沿って基本位置から移動させた状態と、基本位置から移動させていない状態(基本位置にある状態)とを選択することができる。仮に、複数の羽根部材の全てが基本位置にある状態で回転軸を基準とした全体の重量バランスがとれているとすると、このときには複数の羽根部材によって主に風のみが発生する。また、前記羽根部材を基本位置から移動させると重量バランスが崩れるため、モータの駆動によりブレが生じることとなり、風に加えて振動も発生する。従って、ハンドルユニットの交換を伴わずに、振動の態様(即ち振動の強さや周期など)や振動の有無を任意に選択することができる。さらに、前記モータ及び羽根部材の組み合わせはハンドル振動手段及び送風手段を兼ねるものであるため、ハンドル振動手段及び送風手段をそれぞれ別個にした場合に比べて、コンパクトに構成することが可能である。従って、かかるモータ及び羽根部材については、ハンドルユニット内部の限られたスペースに困難なく収容でき、それゆえハンドルユニット全体の大型化を回避することができる。
【0025】
前記羽根部材の形式は特に限定されず、振動及び風の両方を発生しうるものであれば任意のものであってよい。かかる羽根部材の好適な例としては、プロペラにおける1枚の羽根に相当するような板状構造物などが挙げられる。なお、羽根部材は、回転軸に直交する平面に対して角度を有している必要がある。回転軸に直交する平面に対して角度を有していれば、回転時に振動を発生させることができ、かつ風も効率よく発生させることができるからである。
【0026】
また、前記羽根部材は、羽根本体と、その羽根本体の基端部に設けられ前記回転軸に連結される連結部とを有することがよい。前記連結部の具体例としては、例えば回転軸が嵌挿可能な大きさ及び形状の嵌合孔を持つ嵌合部などが挙げられる。また、回転軸の外周面を挟持する挟持部や、回転軸の外周面に形成された被係止部に係止される係止部などであってもよい。
【0027】
前記回転軸を軸線方向に直交する面で切ったときの断面の形状は、特に限定されないが、請求項5に記載の発明の構成を採用する場合には正多角形状(正三角形状、正方形状、正五角形状、正六角形状、正七角形状、正八角形状、正十角形状、正十二角形状など)であることが好ましい。このような断面形状であると、羽根部材の回り止めを図りやすくなる。即ち、羽根部材を回転軸の周方向に沿って移動させた後に羽根部材をその位置に確実に保持することができる。なお、正多角形の有する角の数が増えれば、羽根部材を回転軸の周方向に沿って移動させる際の角度を小刻みにできるため、移動位置の微調整が可能となる。
【0028】
また、前記回転軸に前記羽根部材を連結した状態において、回転軸にはキャップ等のような羽根部材脱落防止部材が装着されることがよい。これにより羽根部材の脱落が確実に防止されるからである。
【0029】
本発明のハンドルユニットは、ユニット内外を連通する孔を有している必要がある。かかる孔は1つであっても複数であってもよいが、下記の理由により複数であることが好ましい。
【0030】
即ち、羽根付き回転体または羽根部材の回転時には、一部の孔を介してユニット外の空気がユニット内に吸い込まれ、他の孔を介して空気がユニット外に排出される。よって、1つの孔しか設けられていない場合に比べて、ユニット内における空気の流れがスムーズになり、風が起こりやすくなるからである。
【0031】
ここで前記孔は、ユニット内外を連通していて空気を通過しうる構造であればよく、その形状、大きさ、配置などについては特に限定されない。具体例を挙げると、孔の形状は円形状、四角形状、三角形状、スリット状など、任意のものであってよい。また、ハンドルユニットの外郭を構成する部材(即ち本体部やカバー部材など)自体を、多孔質体を用いて構成してもよい。
【0032】
前記羽根付き回転体または羽根部材の発生する風の方向は特に限定されず、目的に応じて任意の方向に設定することが可能である。言い換えると、吸気孔の位置及び排気孔は任意の位置に設定することができる。具体例としては、1)吸気孔をカバー部材における所定位置に設けかつ排気孔をカバー部材における別の位置に設けた構成、2)吸気孔を本体部における所定位置に設けかつ排気孔を本体部における別の位置に設けた構成、3)吸気孔を本体部に設けかつ排気孔をカバー部材に設けた構成、4)吸気孔をカバー部材に設けかつ排気孔を本体部に設けた構成、などがある。もっとも、この場合において前記孔は、少なくともカバー部材側に設けられていること、即ち前記1),3),4)のいずれかの構成であることが好ましい。
【0033】
遊技者は通常カバー部材を手で覆うようにしてハンドルユニットを持つため、長時間遊技を行っていると、手の内側の温度上昇によってそこに汗をかきやすくなり、ハンドルユニットが滑りやすくなる等して、快適に遊技を継続しにくくなる。しかしながら、カバー部材の表面付近に空気の流れがあると、風によって汗が気化することで乾燥状態が保たれるとともに、そのときの気化熱によって手に涼しさを感じることができるため、快適さの向上を達成しやすくなる。
【0034】
ここで、前記カバー部材はユニット内外を連通する吸気孔を有する一方、前記本体部はユニット内外を連通する排気孔を有することが好ましい。
【0035】
この構成によると、羽根付き回転体または羽根部材の回転時には、カバー部材に設けられた吸気孔を介して、カバー部材の表面付近の空気がユニット内に吸い込まれる。ユニット内に取り込まれた空気は、カバー部材側から本体部側に向かって(ユニット先端部からユニット基端部に向かって)流れる。そして、前記空気は、本体部に設けられた排気孔を介して、ユニット外に排出される。よって、ユニット内をカバー部材側から本体部側に向かう空気の流れがスムーズになり、上記方向に風が起こりやすくなる。
【0036】
また、駆動によってモータの温度が上昇したとしても、その熱を空気とともに本体部側からユニット外に排出することができる。従って、モータの過熱を防止してモータの長寿命化を図ることができる。さらにこの構成によると、遊技者の掌に生暖かい風が直接当たることがなく、しかも遊技者の掌付近の空気が吸い込まれることで手の熱が奪われるため、遊技者は掌に心地よい涼しさを感じることができる。
【0037】
ここで前記モータは、羽根付き回転体または羽根部材を回転させることが可能であればよく、その形式等は特に限定されない。また、モータを回転駆動させるためのモータ駆動手段についても特に限定されず、例えば、モータを1方向のみに回転駆動可能なモータ駆動手段を用いてもよく、あるいはモータを正転及び逆転の2方向に回転駆動可能なモータ駆動手段を用いてもよい。なお、モータを逆転させれば、発生する風の方向を逆向きにすることができる。また、前記モータの取付位置や取付方向についても基本的には任意であり特に限定されない。例えば、モータをハンドルユニットの外郭を構成する部材(即ち本体部やカバー部材など)の内壁面に直接的に取り付けたり、取付具を用いて当該内壁面に間接的に取り付けたりすることもできる。かかる本体部及びカバー部以外の部材(例えば少なくとも回動操作によって遊技球の発射強度を調整する回動操作部材であるハンドルグリップなど)があるような場合には、その部材に対してモータを直接的または間接的に取り付けることも許容される。
【0038】
前記モータは、ハンドルユニットを構成する部材(例えば本体部、カバー部材、ハンドルグリップなど)に取り付けることができる。
【0039】
例えば、前記モータを前記カバー部材に取り付けた場合、羽根付き回転体または羽根部材が発生した振動は、モータを介してカバー部材に伝達する。しかも、振動発生源である羽根付き回転体または羽根部材が遊技者の手に近くなるため、振動伝達経路自体も短くなる。以上のことから、遊技者の掌に対して振動を効率よく的確に伝達することができる。
【0040】
前記モータをハンドルグリップに取り付けた場合、羽根付き回転体または羽根部材が発生した振動は、モータを介してハンドルグリップに伝達する。かかるハンドルグリップは、遊技者が常時指を掛けている部分であるため、この構成によれば前記振動を遊技者の指に効率よく的確に伝達することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
【0042】
以下、本発明の遊技機の打球発射装置を具体化した一実施形態のパチンコ機用ハンドルユニット11を、図1〜図5に基づき詳細に説明する。まず本実施形態のパチンコ機の基本的構成を簡単に説明する。
【0043】
図1に概略的に示されるように、このパチンコ機は機体の外郭をなす縦長方形の外枠Aを備えている。外枠Aの開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットするための縦長方形の中枠(図示略)が、開閉可能かつ着脱可能に組み付けられている。そして、この中枠の前面側には、遊技盤Bの透視保護窓である前枠Dと、上の球受け皿Eとが、個々の連結支持手段等を利用してともに横開き形態で開閉可能に組み付けられている。その一方で、中枠の下部には下の球受け皿Fと打球発射装置Gとがセットされている。また中枠の裏側には、各種の球経路及び球処理払出部等を備えた機構セット盤(図示略)がセットされている。なお、図中Hは球貸しシステムに利用されるカードユニットを示している。
【0044】
このように構成されたパチンコ機では、上記中枠に、前述した前枠D、上下の球受け皿E,F、打球発射装置G、遊技盤B及び各種の付属部品等の遊技用構成部材がセットされて1台単位に構成されている。即ち、遊技者が通常の打球発射操作を行うことにより、上の球受け皿E内の遊技球を1球ずつ発射レール1の発射位置に送り込み、それを所望の強度で適宜に打ち出すことによって、遊技盤B内でパチンコゲームを展開することができる。
【0045】
さて次に、本実施形態の特徴的構成である打球発射装置Gの構成について詳細に説明する。
【0046】
打球発射装置Gは、打球操作に基づいて上の球受け皿Eから球送り部を介して発射レール1に送り込まれた遊技球を打ち出すための装置であって、中枠の右下部に装備されている。なお、本実施形態ではロータリーソレノイド駆動形式の打球発射装置Gが採用されている。
【0047】
前記打球発射装置Gは、ユニット化された打球操作部であるハンドルユニット11と、打球駆動部(図示略)と、駆動制御部(図示略)と、球送り部(図示略)とを基本構成として備えている。
【0048】
中枠の前盤部の裏側にセットされる打球駆動部は、ハンドルユニット11での操作入力条件に基づいてパルス制御されるロータリーソレノイドを備えている。ソレノイドの回動軸の後端には打球杆が連結されている。打球杆は、ソレノイドのパルス通電励磁毎に打球始端から打球終端の範囲を回動変位し、発射レール1の発射位置にある遊技球を打ち出すようになっている。打球駆動部の裏側に着脱可能にセットされる駆動制御部は、ロータリーソレノイド等の入出力制御(ハード的制御、ソフト的制御)を行うように構成されている。
【0049】
図2、図3、図4に示されるように、本実施形態のハンドルユニット11は、本体部12、ハンドルグリップ14、ハンドルキャップ15等の主要部品を同一軸線上に互いに組み付けてユニット化した構造となっている。
【0050】
合成樹脂材料により形成された本体部12は、円筒部12aの一方側にかさ状部12bを設けた形状を呈している。円筒部12aの内部には、コネクタブロック16及び回動調整式の可変抵抗器(ボリュームスイッチ)17が収容されている。略円柱状に形成されたコネクタブロック16は、本体部12の後端側(即ちかさ状部12bがない側)に挿入配置されている。コネクタブロック16は、集合コネクタ部16aと、モータ用コネクタ部16bとを有しており、それらのコネクタ部16a,16bには各々ハンドルグリップ14の回動軸C方向に沿って平行に延びる端子18が配設されている。
【0051】
パチンコ機本体の前面にある下の球受け皿Fの右側には、図示しないユニット装着用スリーブが突設されている。そのスリーブの内奥部には図示しないコネクタ部が配置され、このコネクタ部にはパチンコ機本体側にある電気的構成(駆動制御部)が接続されている。前記スリーブに対しては、本体部12の基端側が直接嵌挿されかつビスにより固定される。このようなユニット装着時においては、コネクタ部16a,16bとパチンコ機本体側コネクタ部とが連結される。勿論、ビスを外せばスリーブから本体部12を容易に離脱させることができる。
【0052】
図3に示されるように、ハンドルグリップ14の回動量を電気抵抗値に変換するための可変抵抗器17は、本体部12においてコネクタブロック16よりもユニット先端側(即ち遊技者側)の位置に配設されている。可変抵抗器17の調整軸17aは、ハンドルユニット11の前方側に向けられるとともに、ハンドルグリップ14の回動軸Cと同軸上に配設されている。可変抵抗器17は図示しない配線を介して集合コネクタ部16aの端子18に電気的に接続されている。
【0053】
かさ状部12bの内面側における所定箇所には、ソレノイドに対するスイッチ(図示略)及びそのスイッチをオンオフするためのスイッチ操作レバー20が配設されている。かさ状部12bの外周縁には、金属製のまたは表面が金属メッキされたタッチ感知環21が取り付けられている。タッチ感知環21はタッチセンサの構成部材であり、これに遊技者の手の一部が触れていることを1つの条件として遊技球が発射されるようになっている。
【0054】
図2、図3、図4に示されるように、合成樹脂材料からなるハンドルグリップ14はハンドルユニット11における可動部分であって、円盤状に形成された本体部分14aの外周部3箇所に指掛け部である発射レバー23を突設した構造を有している。ハンドルグリップ14におけるユニット先端面側中心部には筒状部24が突設されており、その部分においてハンドルグリップ14と可変抵抗器17の調整軸17aとが一体回動可能に連結されている。遊技球の発射強度は、ハンドルグリップ14を所定方向(即ち図4の反時計回り方向)に回動させることによって、ハンドルグリップ14の回動量を調整して可変抵抗器17の抵抗値を変化させることにより調整可能である。図示しないが、ハンドルグリップ14の先端面側には、ハンドルグリップ14を図4の反時計回り方向へ回動復帰させるための捩りばねが配置されている。また、ハンドルグリップ14の本体部分14aには、ハンドルグリップ14の先端面側と基端面側とを連通させる複数の略円弧状スリット26が形成されている。
【0055】
図2、図3、図4に示されるように、本体部12の遊技者側面(即ち先端側面)を覆うためのカバー部材であるハンドルキャップ15は、合成樹脂材料により形成された略半球状の部材であって、一般的には人の掌に納まる程度の大きさとされている。このハンドルキャップ15は内側に略半球状の空間部27を有している(図3参照)。
【0056】
また、図2、図3、図4に示されるように、このハンドルユニット11はユニット内外を連通する孔を複数有している。より具体的には、ハンドルキャップ15には吸気孔37が複数設けられる一方、本体部12には排気孔38が複数設けられている。本実施形態の吸気孔37及び排気孔38はともに略円形状であって、ともに散点的に配置されている。
【0057】
次に、このハンドルユニット11におけるハンドル振動手段及び送風手段について述べる。
【0058】
図3、図4、図5に示されるように、このハンドルユニット11は、モータ41及びプロペラ式の羽根付き回転体(以下、単に「プロペラ」と呼ぶ。)51を備えており、基本的にこれら2つの部材を用いてハンドル振動手段及び送風手段の両方が構成されている。
【0059】
モータ41はその中心部に回転軸42を有している。モータ41はモータホルダ43によって全体的に覆われるようにして保持されている。モータホルダ43の外周部における複数箇所には、突片状のねじ挿通部44が形成されている。そして、これらのねじ挿通部44の透孔47にねじ45を挿通することにより、ボス部33の上端面にモータホルダ43が固定されている。つまり本実施形態では、ハンドルキャップ15内側の空間部27に配置されたモータ41が、モータホルダ43を介してハンドルグリップ14の先端面側に固定されている。かかる固定状態においてモータ41の回転軸42はハンドルグリップ14の回動軸Cと同軸上に位置しており、回転軸42の先端はユニット先端部側を向いている。
【0060】
図5に示されるように、本実施形態において使用するプロペラ51は、回転軸42との連結部分である基部51dに、3枚の羽根51a,51b,51cを突設した構造を有している。基部51dの下端には図示しない嵌合穴が設けられており、この嵌合穴には回転軸42が嵌合可能となっている。3枚の羽根51a,51b,51c同士は、プロペラ51の回転軸(プロペラ51の回転中心O)を基準として互いに120°の角度をもって(つまり均等な角度をもって)配置されている。また、このプロペラ51は鉄製の一体成形品であるため、3枚の羽根51a,51b,51cはいずれも同じ材質からなる。ただし、3枚の羽根51a,51b,51cのうち、1枚の羽根51aは、他の2枚の羽根51b,51cよりも相対的に小さく(長さが短くて平面視での面積が小さく)なっている。従って、当該小さな羽根51aの重さは、他の大きな2枚の羽根51b,51cの重さよりも軽くなっている。このため、このプロペラ51の場合、自身の回転中心Oからずれた位置に重心Pが設定されている。図5では、相対的に重い羽根51b,51cが延びている方面に重心Pがシフトした様子を示している。
【0061】
なお、このような重心偏心構造を有するプロペラ51は、例えば、重心が偏心していない(即ち回転軸と重心とが一致している)通常構造の3枚羽根プロペラにおける1枚の羽根の先端部を除去すること等により、極めて簡単に製造することが可能である。この場合、羽根の先端部を除去する手法としては、例えば切断等の機械的加工を採用することができる。
【0062】
次に、上記のように構成されたハンドルユニット11の動作を説明する。
【0063】
ハンドルユニット11をパチンコ機本体側のスリーブに装着した状態で、図示しないモータドライバ回路を介してモータ41へ通電を行うと、回転軸42とともにプロペラ51が所定方向に回転する。前記プロペラ51は回転中心Oから重心Pがずれて(偏心して)いて重量のバランスがとれていない。そのため、モータ41の駆動時には重心Pが回転軸42の周囲を旋回し、その結果として好適な振動が発生する。つまり、本実施形態においてプロペラ51は、いわゆる偏心おもりとしての役割を果たす。そして、プロペラ51にて発生した振動は、モータ41、モータホルダ43、ボス部33を介してハンドルグリップ14に伝達し、さらには遊技者の手によって感知される。ハンドルグリップ14は遊技者が常時指を掛けている部分であるため、遊技者の指には振動が効率よく的確に伝達される。
【0064】
従って、かかるモータ41への通電を、例えば図柄の組み合わせがリーチまたは大当りになったときに行えば、ハンドルユニット11に振動が生じる結果、より効果的にリーチ演出または大当り演出をすることができる。よって、このような演出により遊技者の興趣を大いに高めることができる。
【0065】
加えて、モータ41への通電によってプロペラ51が回転すると、ハンドルキャップ15に設けられた吸気孔37を介して、ハンドルキャップ15の表面付近の空気がハンドルユニット11内に吸い込まれる。ハンドルユニット11内に取り込まれた空気は、図3にて太線矢印で示すように、ハンドルキャップ15側から本体部12側に向かって(ユニット先端部からユニット基端部に向かって)流れる。そして、前記空気は、本体部12のかさ状部12bに設けられた排気孔38を介して、ハンドルユニット11外に排出される。よって、遊技者は手に振動を感じるばかりでなく、心地よい涼しさも感じることができる。
【0066】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
【0067】
(1)本実施形態のハンドルユニット11によれば、モータ41及びプロペラ51の組み合わせによって、ハンドル振動機能及び送風機能の両方を実現することができる。ゆえに、遊技者の興趣を高めることができ、かつ遊技者が遊技を快適に行うことが可能となる。さらに、前記モータ41及びプロペラ51の組み合わせはハンドル振動手段及び送風手段を兼ねるものであるため、ハンドル振動手段及び送風手段をそれぞれ別個にした場合に比べて、コンパクトに構成することが可能である。従って、かかるモータ41及びプロペラ51については、ハンドルユニット11内部の限られたスペースに困難なく収容可能である。それゆえ、ハンドルユニット11全体の大型化を回避することができる。
【0068】
(2)本実施形態のハンドルユニット11では、モータ41及びプロペラ51がハンドルキャップ15の内側のスペース(空間部27)に設置されている。ゆえに、振動発生源であるプロペラ51等が遊技者の手から比較的近くなる。このため、発生した振動は、モータ41等を介してハンドルキャップ15に効率よく伝達する。よって、プロペラ51等を本体部12の内側のスペースに設置した場合に比べて振動伝達経路が短くなり、ハンドルユニット11の振動を確実に遊技者に伝達させることができる。
【0069】
(3)また、本実施形態のハンドルユニット11によれば、ハンドルキャップ15の表面付近に空気の流れが生じ、ハンドルキャップ15側から本体部12側に向かう風が生じる。よって、この風によって手の汗が気化することで乾燥状態が保たれるとともに、気化熱が奪われる。このとき、遊技者の掌に生暖かい風が直接当たることもない。従って、快適さをいっそう向上することができるとともに、風の発生を遊技演出の一つとして用いることにより興趣の向上を図ることができる。加えて、上記ハンドルユニット11によれば、駆動によってモータ41の温度が上昇したとしても、その熱を空気とともに本体部12側からユニット外に排出することができる。従って、モータ41の過熱を防止してモータ41の長寿命化を図ることができる。
【0070】
(4)本実施形態のハンドルユニット11は、1枚の羽根51aが他の2枚の羽根51b,51cよりも小さく(軽く)なったプロペラ51を用いて構成されている。そして、このような構造のプロペラ51であれば、通常のプロペラを機械加工することで比較的簡単にかつ安価に製造することができ、ひいてはハンドルユニット11を比較的簡単にかつ安価に製造することができる。
【0071】
[第2の実施の形態]
次に、図6、図7に基づいて第2の実施形態のパチンコ機用ハンドルユニット11を説明する。ここでは、第1の実施形態のハンドルユニット11と相違する構成(プロペラ52)について説明する一方、共通する構成については同じ部材番号を付すのみとし、詳細な説明を省略するものとする。
【0072】
基本的に前記第1の実施形態では、プロペラ51の羽根51a,51b,51cの材質を同一にする反面、その大きさを異ならせることにより、重量に差異を設けていた。これに対し、第2の実施形態では、プロペラ52の羽根52a,52b,52cの重量に差異を設ける手法として、別の手法を採用している。
【0073】
ここでは、均等な角度(120°)をもって配置された3つの羽根52a,52b,52cの大きさを同一にする反面、羽根52a,52b,52cの材質を異ならせることにより、重量に差異を設けている(図6,図7参照)。具体的には、1枚の羽根52aについては相対的に重い材料である鉄を用いて構成する反面、他の2枚の羽根52b,52cについては相対的に軽い材料であるアルミニウムを用いて構成している。その結果、このプロペラ52の場合、自身の回転中心Oからずれた位置に重心Pが設定されている。図7は、相対的に重い羽根52aが延びている方面に重心Pがシフトした様子を示している。また、図6,図7では、便宜上、鉄製の羽根52aに網掛けのハッチングを施している。
【0074】
そして、かかるプロペラ52を備える本実施形態のハンドルユニット11であっても、第1の実施形態と同様の作用効果(即ち先に列挙した(1)、(2)、(3)の作用効果)を奏することができる。これに加え、本実施形態のプロペラ52は、第1の実施形態のプロペラ51に比べて3枚の羽根52a,52b,52cの投影面積が大きいので、より送風能力に優れたものとなっている。
【0075】
[第3の実施の形態]
次に、図8に基づいて第3の実施形態のパチンコ機用ハンドルユニット11を説明する。ここでも、第1の実施形態のハンドルユニット11と相違する構成(プロペラ53)について説明する一方、共通する構成については同じ部材番号を付すのみとし、詳細な説明を省略するものとする。
【0076】
図8に示されるように、本実施形態にて用いられるプロペラ53は、大きさ及び重さの等しい3つの羽根53a,53b,53cを有している。ただし、このプロペラ53の場合、3枚の羽根53a,53b,53cが均等な角度(120°)をもって配置されていない。具体的には、羽根53aと羽根53bとがなす角度(図8のθ1参照)が150°、羽根53bと羽根53cとがなす角度(図8のθ2参照)が150°、羽根53cと羽根53aとがなす角度(図8のθ3参照)が60°となっている。つまり、3枚の羽根53a,53b,53c同士が回転軸(プロペラ53の回転中心)を基準として120°でない任意の角度を含んで配置されている。その結果、このプロペラ53においても、自身の回転中心からずれた位置に重心Pが設定されている。図8は、羽根53a,53cが密集している方面(別の言い方をすると、羽根53bの延びる方向と反対方向)に重心Pがシフトした様子を示している。
【0077】
そして、かかるプロペラ53を備える本実施形態のハンドルユニット11であっても、第1の実施形態と同様の作用効果(即ち先に列挙した(1)、(2)、(3)の作用効果)を奏することができる。しかも、本実施形態のプロペラ53は、第1の実施形態のプロペラ51に比べて3枚の羽根53a,53b,53cの投影面積が大きいので、より送風能力に優れたものとなっている。
【0078】
[第4の実施の形態]
次に、図9に基づいて第4の実施形態のパチンコ機用ハンドルユニット11を説明する。ここでも、第1の実施形態のハンドルユニット11と相違する構成(プロペラ54)について説明する一方、共通する構成については同じ部材番号を付すのみとし、詳細な説明を省略するものとする。
【0079】
第1の実施形態のプロペラ51は3枚の羽根51a,51b,51cを有していたのに対し、図9に示されるように、本実施形態のプロペラ54は2枚の羽根54a,54bを有したものとなっている。なお、2枚の羽根54a,54bの大きさ及び重さは等しい。その一方で、2枚の羽根54a,54bがなす角度θ1,θ2は不均等であり、θ1=120°、θ2=240°に設定されている。例えば、このような構造のプロペラ54は、重心が偏心していない通常構造の3枚羽根プロペラにおける1枚の羽根を全部除去すること等により、極めて簡単に製造することが可能である。その結果、得られるプロペラ54は、自身の回転中心Oから重心Pがずれたものとなる(図9参照)。
【0080】
そして、かかるプロペラ54を備える本実施形態のハンドルユニット11であっても、第1の実施形態と同様の作用効果(即ち先に列挙した(1)、(2)、(3)、(4)の作用効果)を奏することができる。
【0081】
[第5の実施の形態]
次に、図10〜図12に基づいて第5の実施形態のパチンコ機用ハンドルユニット11を説明する。ここでも、第1の実施形態のハンドルユニット11と相違する構成について説明する一方、共通する構成については同じ部材番号を付すのみとし、詳細な説明を省略するものとする。
【0082】
第1の実施形態では、プロペラ51とモータ41との組み合わせによってハンドル振動機能及び送風機能の両方を実現していたが、ここではプロペラ51の代わりに3枚の羽根部材61a,61b,61cを用いて、上記2つの機能を実現している。即ち、3枚の羽根部材61a,61b,61cは、プロペラにおける1枚の羽根に相当するような板状構造物であり、図10,図11に示されるように羽根本体62と嵌合部63(連結部)とを備えている。3枚の羽根部材61a,61b,61cの大きさ、材質、重さ等はみな等しくなっている。嵌合部63は羽根本体62の基端部に設けられ、モータ41の回転軸42に嵌挿可能な嵌合孔63aを有している。回転軸42の断面形状(回転軸42を軸線方向に直交する面で切ったときの断面の形状)は円形状であり、同様に嵌合孔63aも断面形状が円形状となっている。そして、3枚の羽根部材61a,61b,61cは、いずれも回転軸42に対して着脱可能となっているばかりでなく、回転軸42の周方向に沿って位置移動可能となっている。なお、羽根部材61a,61b,61cを嵌挿した状態の回転軸42には、さらに羽根部材脱落防止部材であるゴム製の回転軸キャップ64が装着されるようになっている。
【0083】
次に、本実施形態のハンドルユニット11の使用方法について述べる。
【0084】
図12(a)には、3枚の羽根部材61a,61b,61cを回転軸42に連結し、それら同士を均等な角度をもって配置した態様(便宜上「第1の態様」と呼ぶ。)が示されている。即ち、羽根部材61aと羽根部材61bとがなす角度θ1、羽根部材61bと羽根部材61cとがなす角度θ2、羽根部材61cと羽根部材61aとがなす角度θ3が、いずれも120°となっている。この態様では回転軸42を基準とした全体の重量バランスがとれた状態となるので、3枚の羽根部材61a,61b,61cの回転によって主に風のみを発生させることができる。即ち、第1の態様ではモータ41及び羽根部材61a,61b,61cの組み合わせは送風手段としてのみ機能する。
【0085】
図12(b)には、3枚の羽根部材61a,61b,61cのうちの1枚(羽根部材61c)を取り外した態様(便宜上「第2の態様」と呼ぶ。)が示されている。この態様では、回転軸42を基準とした全体の重量バランスが崩れた状態となるので、モータ41の駆動により2枚の羽根部材61a,61bが回転するとブレが生じ、風に加えて振動が発生するようになっている。即ち、第2の態様では、モータ41及び羽根部材61a,61b,61cの組み合わせは、ハンドル振動手段及び送風手段として機能する。
【0086】
図12(c)には、3枚の羽根部材61a,61b,61cのうちの1枚(羽根部材61c)を、取り外すことなく回転軸42の周方向に沿って反時計回り方向に30°移動させた態様(便宜上「第3の態様」と呼ぶ。)が示されている。この態様では、羽根部材61aと羽根部材61bとがなす角度θ1は120°となっている。羽根部材61bと羽根部材61cとがなす角度θ2は150°となっている。羽根部材61cと羽根部材61aとがなす角度θ3は90°となっている。従って、回転軸42を基準とした全体の重量バランスは崩れており、モータ41の駆動により3枚の羽根部材61a,61b,61cが回転するとブレが生じ、風に加えて振動が発生するようになっている。即ち、第3の態様では、モータ41及び羽根部材61a,61b,61cの組み合わせは、ハンドル振動手段及び送風手段として機能する。
【0087】
以上のように本実施形態によれば、モータ41及び羽根部材61a,61b,61cの組み合わせにより風及び振動の発生が可能なため、ハンドルユニット11の交換を伴わずに、振動の態様(即ち振動の強さや周期など)や振動の有無を任意に選択することができる。さらに、モータ41及び羽根部材61a,61b,61cの組み合わせは、ハンドル振動手段及び送風手段を兼ねるものであるため、ハンドル振動手段及び送風手段をそれぞれ別個にした場合に比べて、コンパクトに構成することが可能である。従って、かかるモータ41及び羽根部材61a,61b,61cについては、ハンドルユニット11内部の限られたスペースに困難なく収容でき、それゆえハンドルユニット11全体の大型化を回避することができる。
【0088】
[第6の実施の形態]
次に、図13〜図15に基づいて第6の実施形態のパチンコ機用ハンドルユニット11を説明する。ここでは、第2の実施形態のハンドルユニット11と相違する構成(ハンドルキャップ15Aの構成、モータ41の固定位置)について説明する一方、共通する構成については同じ部材番号を付すのみとし、詳細な説明を省略するものとする。
【0089】
図13〜図15に示されるように、この実施形態のハンドルキャップ15Aは、基本的に第1キャップ部材71及び第2キャップ部材72という2つの部材によって構成されている点で、基本的に1つの部材からなる第1の実施形態のハンドルキャップ15とは相違する。略半球状に形成された第1キャップ部材71はその上面に平坦部73を有していて、そこにはモータ配置用の丸孔74が設けられている。平坦部73において丸孔74の周縁部位には、モータ41の固定のためのねじ76が挿通される複数のねじ孔75が形成されている。また、第2キャップ部材72は平坦部73の上面に取り付けられ、これにより平坦部73が全体的に覆い隠されるようになっている。なお、第1キャップ部材71には吸気孔37が複数設けられる一方、第2キャップ部材72には吸気孔37が設けられていない(図15参照)。
【0090】
そして本実施形態では、図13等に示されるように、モータ41の回転軸42を下向き(ユニット基端部向き)に配置している。また、モータホルダ43のねじ挿通部44を丸孔74の周縁部位に支持させ、かつ、ねじ孔75にねじ76を挿通させて、モータホルダ43を平坦部73に固定している。つまり本実施形態では、ハンドルキャップ15A内側の空間部27に配置されたモータ41が、モータホルダ43を介してハンドルキャップ15Aに固定されている。なお、ここではボス部33は不要であるため省略されている。
【0091】
そして、本実施形態のハンドルユニット11であっても、第1の実施形態と同様の作用効果(即ち先に列挙した(1)、(2)、(3)の作用効果)を奏することができる。また、上記のように構成されたハンドルユニット11では、プロペラ52の回転によって発生した振動は、モータ41、モータホルダ43を介して第1キャップ部材71の平坦部73に伝達し、さらにはハンドルキャップ15Aに全体的に伝達した後、遊技者の手によって感知される。なお、第1の実施形態に比べて振動発生源であるプロペラ52が遊技者の掌に近くなる結果、振動伝達経路自体が短くなる。以上のことから、遊技者の掌に対して振動を効率よく的確に伝達することができる。
【0092】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
【0093】
・図16に示される別例のように構成してもよい。上記第5の実施形態ではモータ41の回転軸42及びその回転軸42に対する嵌合孔63aの断面形状が円形状であったが、ここでは非円形状(具体的には正六角形状)とされている。このような断面形状であると、羽根部材61a,61b,61cを回転軸42の周方向に沿って60°刻みで移動させることができる。また、移動後の位置において羽根部材61a,61b,61cを確実に保持することができる。勿論、回転軸42及び嵌合孔63aの断面形状は、正六角形状以外の多角形状であっても構わない。例えば、断面正八角形状であれば、羽根部材61a,61b,61cを回転軸42の周方向に沿って45°刻みで移動させることができる。断面正十二角形状であれば、羽根部材61a,61b,61cを回転軸42の周方向に沿って30°刻みで移動させることができる。
【0094】
・例えば、各実施形態においてモータ41の回転方向を逆に設定することにより、ユニット基端部からユニット先端部に向かって流れる風を発生させるようにしてもよい。
【0095】
・図17に示されるように、第1の実施形態の特徴的構成と第2の実施形態の特徴的構成とを併せ持つようなプロペラ52Aを用いてハンドルユニット11を構成してもよい。例えば、1枚の鉄製の羽根52aと、2枚のアルミニウム製の羽根52b,52cとを有する第2の実施形態において、羽根52b,52cの先端部を除去し、その長さを羽根52aよりも相対的に短くする。この構成とすれば、材料及び大きさを不均一にしたことの相乗効果により、いっそう大きな振動を得ることが可能である。
【0096】
・本発明はパチンコ機の打球発射装置に具体化されるにとどまらず、パチンコ機以外の遊技機における打球発射装置として具体化されてもよい。
【0097】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
【0098】
(1)前記羽根付き回転体は前記羽根を1つのみを有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機の打球発射装置。
【0099】
(2)前記ハンドルユニットはユニット内外を連通する複数の孔を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技機の打球発射装置。
【0100】
(3)前記モータは前記カバー部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技機の打球発射装置。
【0101】
(4)前記カバー部材はユニット内外を連通する吸気孔を有する一方、前記本体部はユニット内外を連通する排気孔を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技機の打球発射装置。
【0102】
(5)請求項4または5において、前記複数の羽根部材は、羽根本体と、その羽根本体の基端部に設けられ、前記回転軸に嵌合される嵌合孔を持つ嵌合部とを有することを特徴とする遊技機の打球発射装置。
【0103】
(6)遊技機前面側に着脱可能に接続される本体部と、内側に空間部を有するとともに前記本体部の遊技者側面を覆うカバー部材とを含むハンドルユニットを備えた遊技機の打球発射装置において、回転軸を有するモータと、前記回転軸に連結され、前記モータの駆動により回転して振動を発生する偏心おもりとを前記ハンドルユニットの内部に備え、前記偏心おもりは回転によって風を発生させる機能を有することを特徴とする遊技機の打球発射装置。
【0104】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜5に記載の発明によれば、ハンドルユニットの大型化を伴うことなしに、遊技者の興趣を高めることができかつ遊技者が遊技を快適に行うことができる遊技機の打球発射装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したパチンコ機用ハンドルユニットを備えるパチンコ機の正面図。
【図2】第1の実施形態のハンドルユニットを示す斜視図。
【図3】第1の実施形態のハンドルユニットを示す縦断面図。
【図4】第1の実施形態のハンドルユニットを示す平面図。
【図5】第1の実施形態のハンドルユニットを構成するプロペラを示す平面図。
【図6】第2の実施形態のハンドルユニットを示す縦断面図。
【図7】第2の実施形態のハンドルユニットを構成するプロペラを示す平面図。
【図8】第3の実施形態のハンドルユニットを構成するプロペラを示す平面図。
【図9】第4の実施形態のハンドルユニットを構成するプロペラを示す平面図。
【図10】第5の実施形態のハンドルユニットを構成するモータ、羽根部材、キャップを示す分解断面図。
【図11】第5の実施形態のハンドルユニットを示す縦断面図。
【図12】(a)は第5の実施形態の羽根部材を第1の態様としたときの平面図、(b)は同じく羽根部材を第2の態様としたときの平面図、(c)は同じく羽根部材を第3の態様としたときの平面図。
【図13】第6の実施形態のハンドルユニットを示す縦断面図。
【図14】第6の実施形態のハンドルユニットを構成するモータ、プロペラ、ハンドルキャップを示す分解断面図。
【図15】第6の実施形態のハンドルユニットを示す平面図。
【図16】(a),(b)は別例において回転軸と羽根部材とを示す平断面図。
【図17】別例のプロペラを示す平面図。
【符号の説明】
11…ハンドルユニット
12…本体部
15,15A…カバー部材としてのハンドルキャップ
27…空間部
37…孔としての吸気孔
38…孔としての排気孔
41…モータ
42…回転軸
51,52,52A,53,54,61…羽根付き回転体としてのプロペラ
51a,51b,51c,52a,52b,52c,53a,53b,53c,54a,54b…羽根
61a,61b,61c…羽根部材
G…遊技機の打球発射装置
O…回転中心
P…重心
θ1,θ2,θ3…角度

Claims (5)

  1. 遊技機前面側に着脱可能に接続される本体部と、内側に空間部を有するとともに前記本体部の遊技者側面を覆うカバー部材とを含むハンドルユニットを備えた遊技機の打球発射装置において、
    回転軸を有するモータと、
    前記回転軸に連結され、前記モータの駆動により回転して風を発生するとともに、自身の回転中心からずれた位置に重心が設定された羽根付き回転体とを、孔を有するハンドルユニットの内部に備えたことを特徴とする遊技機の打球発射装置。
  2. 前記羽根付き回転体は複数の羽根を有するとともに、それらのうち少なくとも1つの羽根は他の羽根と重さが異なることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の打球発射装置。
  3. 前記羽根付き回転体は複数の羽根を有するとともに、それらの羽根同士は前記回転軸を基準として不均等な角度をもって配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機の打球発射装置。
  4. 遊技機前面側に着脱可能に接続される本体部と、内側に空間部を有するとともに前記本体部の遊技者側面を覆うカバー部材とを含むハンドルユニットを備えた遊技機の打球発射装置において、
    孔を有するハンドルユニットの内部に、回転軸を有するモータと、前記回転軸に対して連結され前記モータの駆動により回転して風を発生する複数の羽根部材とを備え、前記複数の羽根部材のうちの少なくとも1つは、前記回転軸に対して着脱可能であることを特徴とする遊技機の打球発射装置。
  5. 遊技機前面側に着脱可能に接続される本体部と、内側に空間部を有するとともに前記本体部の遊技者側面を覆うカバー部材とを含むハンドルユニットを備えた遊技機の打球発射装置において、
    孔を有するハンドルユニットの内部に、回転軸を有するモータと、前記回転軸に対して連結され前記モータの駆動により回転して風を発生する複数の羽根部材とを備え、前記複数の羽根部材のうちの少なくとも1つは、前記回転軸の周方向に沿って位置移動可能であることを特徴とする遊技機の打球発射装置。
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