JP4165644B2 - 錠箱の構造 - Google Patents

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Description

この発明は、錠箱の構造に係り、特に、強度及び剛性を高め安全性を向上させた錠箱の構造に関する。
錠箱は、例えば下記特許文献1に示すように、通常、身(み)1、蓋2及びフロント板3を一体的に結合してなる(図1参照)。なお、図1において符号4はボルト孔を示す。
上記蓋2は単なる板材であり、身1の図1における底面に植設された複数の図示しない支柱を介して身1の上面開口を覆うようにねじ止めされる。
また、身1は、例えば矩形の板材の3辺を折曲げて、上面及びフロント板3に対向する前面を開口させた浅い箱状に成形され、その前面開口端縁を外側に拡開するように折曲げて一対の連結片5、5を形成し、これらの連結片5、5をフロント板3に接合させた状態で、ねじ止め又はかしめによりこれらを結合する。
しかしながら、上記した構造の錠箱は、施錠時はフロント板が露出する扉の自由側端縁が扉枠によって隠されるにしても、破錠の目的で、扉外面に露出するシリンダ錠取付部を介して暴力的な外力を受ける場合がある。
この場合、錠箱の強度が足りないと錠箱が破壊され、内部の錠止部材を操作される可能性が無いとは言えず、また、錠箱そのものは破壊されないとしても、剛性不足のため錠箱の厚さ方向に揺動する可能性もあり、このときボルトとストライク板との係合の度合いが小さいと、ボルトがボルト孔から抜け出て扉が開いてしまうことも考えられる。
実開平7−11678号公報
そこで、この発明は、強度及び剛性に優れた錠箱を提供し、もって上記した不都合を解消すると共に、錠前の安全性を向上させることを目的としている。
上記の目的を達成するため、この発明は、錠箱の身と蓋とを、錠箱の側板となる部分を底面とし、夫々一面が開いた浅い箱状に成形し、これら身と蓋とを夫々の開口を対向させ、フロント板と重なり合う前面板を除くコ字形の開口端縁を相互に接合させて錠箱を構成するものであって、上記前面板には、フロント板を貫通して出没する部材が通る切欠を形成すると共に、前面板の底面からの高さ及び形成位置を、上記コ字形の開口端縁が相互に接合した状態において重合して接合できるように設定し、一方、相互に重合する前面板の少なくとも1ヵ所においてこれらを結合した後、前面板とフロント板とを相互に接合させてこれらを複数箇所で結合したことを特徴とする。
上記のように構成されたこの発明は、身と蓋とを共に浅い箱状に成形し、これらの開口端縁を相互に接合させるようにして錠箱を構成したから、蓋が板状である従来の錠箱と比較して剛性が格段に向上する。
また、身と蓋のフロント板に対向する側の前面板を相互に重合させて少なくとも1ヵ所で結合すると共に、錠箱の前部を、重合された前面板を介してフロント板に結合するようにしたので、強度も向上する。
身と蓋とを浅い箱状に等成形し、これらの開口端縁を相互に接合させるようにして錠箱を構成すると共に、身と蓋のフロント板に対向する前面板を相互に重合させてフロント板に結合することにより、錠箱の剛性と強度とを格段に高めた。
以下、この発明の実施例を図2乃至図8を参照して説明する。
図2乃至図4において符号1は錠箱の身を示し、、この身1は、錠箱の一方の側面となる矩形部分を底面1aとし、その上片1b、後片(図2で右辺)1c、下片1d及び前面板61を夫々手前側に折曲げて一面が開いた浅い箱状に成形されている。
一方、図5及び図6において符号2は錠箱の蓋を示し、この蓋2は上記身と同様に、錠箱の他方の側面となる矩形部分を底面2aとし、その上片2b、後片(図2で右辺)2c、下片2d及び前面板62を夫々図で向う側に折曲げて一面が開いた浅い箱状に成形されている。
そして、この発明による錠箱は、これら身1と蓋2との開口を相互に対向させると共に、上片1b、2b、後片1c、2c及び下片1d、2dの端縁を相互に接合させるようにして結合される。
但し図示の実施例では、上、下片及び後片の底面からの高さは一様ではなく、後片1c、2cの中央部を除く他の部分は底面1a、2aからの高さが一様かつ同じであり、この他の部分の端縁が相互に接合して結合されたとき、側板となる底面1a、2aの間隔が所定の値になるように設定されている。
一方、身1の後片1cの中央部、及び上、下片1b、1dの前方部分(図2及び図3で左側の部分)は、その底面1aからの高さが他の部分の約2倍になって突起(付番せず)が形成されており、これに対応して、この高さが2倍になっている部分に対向する蓋2の後片2cの中央部、及び上、下片2b、2dの前方部分(図5で左側の部分)は、切り欠かれて係合切欠(付番せず)が形成されている。
また、蓋の上、下片2b、2dの一部には、付番しない小突起が形成されており(図6参照)、これに対応して、身の上、下片1b、1dの一部には、付番しない浅い係合切欠(図3参照)が形成されている。
これは、身1と蓋2とを結合するとき、これら突起と係合切欠とを相互に係合させて、相互の関係位置の設定を容易にするためである。
また、身の前面板61と蓋の前面板62は、デッドボルト7及びラッチボルト8等(図7参照)錠箱及びフロント板3を貫通して出没する部材との干渉を避けるため、その中央部が切り欠かれ、その結果、これらの前面板61、62は夫々上下に分割されている。
更にまた、図示の実施例では、蓋2の前面板と後片2cとの間隔が、身1のそれと比較して、身の前面板の厚さぶん小さく設定されている。
換言すれば、身1と蓋2とが組み合わされたとき、図7に示すように、身と蓋の前面板61及び62が相互に接合できる。
なお、図示の実施例では、蓋2の上下二つに分割された前面板62、62が共に身1の前面板61、61の後方に位置するように、換言すれば、錠箱が組み立てられたとき身1の前面板の内側に位置するようにその形成位置が設定されているが、これは、前面板61と62が前後方向において交互に表側になるように形成しても良いことは勿論である。
但し、このときには、錠箱のうち側になった前面板に後述するバーリング加工をするものとする。
また、上記身と蓋とが組み合わさせたとき各々の前面板61及び62が相互に接合できるようにするため、これらの底板1a、2aからの高さは、他方の底板に接合するか、或いは僅かの隙間を保ってこれに近接するように設定されている。
他方、図5及び図6に示すように、蓋の上方の前面板62の所定の部分は内側にバーリング9され、このバーリングの内筒には雌ねじ孔が形成されている。
また、蓋の下方の前面板の所定の部分の2ヵ所も内側にバーリング9され、この内筒部にも雌ねじ孔が形成されている。
更に、身と蓋とが組み合わされたときこれらの雌ねじ孔と整合する身の前面板61の3ヵ所の部分には、図4に示すように、上方から順に、2ヵ所のねじの挿通孔、及び最下の皿付のねじ挿通孔が夫々形成されている。
なお、図4、図6および図7に示すように、身の上片1b、下片1dの前方の延伸部分は夫々上方および下方に90度折り曲げられ、前記連結片5(図1参照)が形成されているのは従来の錠箱と同じである。
上記のように構成された身1及び蓋2は、内側に錠止部材及び係止部材を組み込み、折り曲げ部分に突設された突起及び係合切欠を相互に係合させ、身と蓋の前面板61、62を相互に接合させた状態で、図7に示すように、最下のバーリング加工部を利用して前面板61、62をねじにより結合する。
なお、この発明における錠箱においても、従来の錠箱と同様に、複数の支柱13、13(図7参照)を利用して、側板の中央部を複数箇所でねじ止めして結合する。
次いで、図7及び図8に示すように、前面板の上二つのバーリング部を利用して、2個のねじによりフロント板3と前面板61、62をねじ11結合する。
また、図示の実施例では、フロント板3の上下端部のねじ孔12の部分をばーりんぐ加工し、この部分を連結片5の開口部にかしめることによって、錠箱とフロント板3との結合を更に強固にしている。
ちなみに、上記のようにして組み立てられた錠箱は、扉の自由側端縁に形成された縦長の開口に錠箱の部分を挿入し、フロント板3の上下端部に開口しているねじ孔12を利用して扉の自由側端縁にねじ止めされる。
なお、図示の実施例では、前面板61、62の結合及び前面板とフロント板3の結合をねじにより行うものとし、また、ねじ止めが現在実際的な結合方法として採用されているが、かしめ、或いは接着剤による結合が不可能である、ということではない。
上記のように構成されたこの発明の一実施例による錠箱は、従来は板状であった蓋を一面が開口した箱状に成形したので、断面波形の板が平らな板と比較して格段に曲げ剛性が大きいと同じ理由で、曲げ剛性が従来のものと比較して格段に大きくなる。
曲げ剛性は、錠箱に加えられた曲げモーメントと変形量との比であるから、剛性が大きくなったということは強度が向上したと同義である。
一方、ねじ11を剪断させようとする力に対向する強度は、そもそも錠箱が扉内に埋設されているので、そのような方向の力を錠箱が受ける筈がなく問題にならない。
従来の錠箱の構造を説明するため構成要素を展開して示す線図的外観斜視図。 身の側面図。 身の平面図。 身の正面図。 蓋の側面図。 身と蓋とを分離して示す錠箱の背面図。 フロント板と結合された錠箱の一部断面側面図。 フロント板の正面図。
符号の説明
1 身
2 蓋
3 フロント板
4 ボルト孔
5 連結片
7 デッドボルト
8 ラッチボルト
9 バーリング
11 ねじ
12 ねじ孔

Claims (3)

  1. 錠箱の身と蓋とを、錠箱の側板となる部分を底面とし、夫々一面が開いた浅い箱状に成形し、これら身と蓋とを夫々の開口を対向させ、フロント板と重なり合う前面板を除くコ字形の開口端縁を相互に接合させて錠箱を構成するものであって、上記前面板には、フロント板を貫通して出没する部材が通る切欠を形成すると共に、前面板の底面からの高さ及び形成位置を、上記コ字形の開口端縁が相互に接合した状態において重合して接合できるように設定し、一方、相互に重合する前面板の少なくとも1ヵ所においてこれらを結合した後、前面板とフロント板とを相互に接合させてこれらを複数箇所で結合したことを特徴とする錠箱の構造。
  2. 上記前面板同志の結合、及び前面板とフロント板との結合がねじ結合である請求項1記載の錠箱の構造。
  3. 上記身及び蓋のコ字形の開口端縁の一方の少なくとも1ヵ所に突起を形成し、この突起に対向する他方の開口端縁にこれと係合する係合切欠を形成した請求項1または2に記載の錠箱の構造。
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