JP4163426B2 - ヘアーアイロン - Google Patents

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JP4163426B2 JP2002052116A JP2002052116A JP4163426B2 JP 4163426 B2 JP4163426 B2 JP 4163426B2 JP 2002052116 A JP2002052116 A JP 2002052116A JP 2002052116 A JP2002052116 A JP 2002052116A JP 4163426 B2 JP4163426 B2 JP 4163426B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪にストレートパーマ又はパーマネントウェーブをかけるため等に供するヘアーアイロンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘアーアイロンとしては、例えば図10に示すようなものがある(特開2001−137038参照)。図10(a)は全体図、同図(b)は要部断面図を示している。
【0003】
この図10のように、従来のヘアーアイロン201は、アイロン本体203に電源コード205が接続され、この電源コード205の中間部に温度制御装置207が接続され、端部に電源プラグ209が取り付けられたものである。
【0004】
前記アイロン本体203は、一対の樹脂製の挟持アーム211,213を備えている。この挟持アーム211,213は基端側215,217が相互に回転自在に結合され、先端側219,221に矯正体223,225が対向配置されている。
【0005】
前記挟持アーム211,213の中間部は把持部224,226として構成され、該把持部224,226の先端側に前記矯正体223,225後方に位置する力点部227,229が構成されている。
【0006】
そして、電源プラグ209をコンセントに差し込み、温度制御装置207によって矯正体223,225を発熱させ、把持部224,226を把持すると共に力点部227,229に親指及び人差し指を当てて力を加えると、先端側219,221の矯正体223,225が挟持動作を行う。この挟持動作により毛髪を挟みつつ滑らせ、矯正体223,225の発熱による加温作用を加えることにより毛髪を挟持矯正することができる。
【0007】
従って、このようなヘアーアイロンを用いることによって生まれながらの癖毛を伸ばしたり人工的なパーマネントウェーブを直したりすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記ヘアーアイロン201のアイロン本体203は、一定時間把持して作業を行うため、できるだけ軽量な構造となっている。すなわち前記のように、挟持アーム211,213は樹脂製であり、しかも内部が中空となっている。従って、このようなアイロン本体203によって一定時間の作業及び微細な癖毛伸ばし作業を持続して行うことができる。
【0009】
しかしながら、前記矯正体223,225の発熱によって、特に矯正体223,225が存在する先端側219,221の硬度が温度上昇と共に低下し、力点部227,229に力を加えて毛髪を挟持するときに先端側219,221が容易に変形する虞がある。このため、力点部227,229から先端側219,221へ力が円滑に伝達されず、矯正体123,125相互による毛髪の挟持作用に支障を来し、癖毛伸ばしなどを円滑に行うことができないという問題があった。
【0010】
このような問題に対し、挟持アーム211,213の肉厚を厚くして熱容量を増大することにより、先端側219,221の熱による容易な変形をある程度抑制することはできる。しかしながら、挟持アーム211,213の肉厚を増大すると、全体的に大型になると共に重量も増大するため、アイロン本体203を把持して自在な作業により微細な癖毛伸ばしを一定時間続けて行うことに相当の困難を伴う恐れがある。
【0011】
従って、温度上昇時でも力点部227,229から先端側219,221へ力を円滑に伝達することと、アイロン本体203全体の軽量化との両立が困難な課題となっていた。
【0012】
本発明は、温度上昇に係わらず力の円滑な伝達とアイロン本体全体の軽量化との両立を図ることのできるヘアーアイロンの提供を課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、基端側が相互に回転自在に結合され中間部の把持部の把持操作で先端側が挟持動作を行う樹脂製の挟持アームと、前記挟持アームの先端側に対向配置され前記挟持動作で毛髪を加温しながら矯正面により挟持矯正するための矯正体とを備えたヘアーアイロンにおいて、前記挟持アームに、前記矯正体の少なくとも一方を他方側に対し進退自在となるように可動支持し、前記挟持アームに、前記矯正体を付勢して矯正体相互による挟持状態を弾性的に調節する付勢手段を設け、前記挟持アームの先端側から前記把持部に渡って長手方向が沿うように芯材を内装し、前記芯材は、前記挟持アームの回転方向に面が沿った長板状のベース部とこのベース部から前記矯正体の背後方向に突出形成された縦壁部とからなり、前記芯材の縦壁部に、前記付勢手段の背部に対向して該付勢手段を支持可能な受け部を部分的に設け、前記芯材は、前記挟持アームよりも高い温度まで硬度を保ち前記挟持アームの熱変形を規制することを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1記載のヘアーアイロンであって、前記挟持アームに、前記矯正体の少なくとも一方を他方側に対し進退自在となるように可動支持し、前記挟持アームに、前記矯正体を付勢して矯正体相互による挟持状態を弾性的に調節する付勢手段を設け、前記芯材に、前記矯正体を係合させて前記挟持アームに対する突出方向への移動を規制するストッパ部を設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のヘアーアイロンであって、前記挟持アームは、分割部分を締結具により相互に結合する合わせ構造であり、前記芯材の長手方向一端に、前記一方の分割部分に予め結合する仮止め部を設け、前記芯材の所定箇所に、前記分割部分相互の締結と共に共締めする共締め部を設けたことを特徴とする。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明では、挟持アームの中間部の把持部を把持して操作すると、基端側が相互に回転し、先端側が挟持動作を行う。この挟持動作によって挟持アームの先端側に対向配置された矯正体により毛髪を挟持矯正することができる。
【0018】
そして、前記挟持アームの先端側から前記把持部にわたって長手方向が沿うように芯材を内装し、該芯材は前記挟持アームよりも高い温度まで硬度を保ち、前記矯正体の発熱時に挟持アームの先端側の熱による容易な変形を規制することができる。従って、挟持アームの把持部を把持して該挟持アームの先端側から矯正体に力を円滑に伝達することができ、毛髪を確実に挟持矯正することができる。さらに、前記挟持アームに、前記矯正体の少なくとも一方を他方側に対し進退自在となるように可動支持し、前記挟持アームに、前記矯正体を付勢して矯正体相互による挟持状態を弾性的に調節する付勢手段を設けたため、矯正体相互によって毛髪をより確実に挟持することができる。しかも、前記芯材に、前記付勢手段の背部に対向して該付勢手段を支持可能な受け部を部分的に設けたため、矯正体による挟持反力を付勢手段を介して受け部により受けることができ、矯正体相互により毛髪をより確実に挟持矯正することができる。また、前記受け部は部分的に設けられているため、その形状が挟持アーム側の湾曲形状等に影響を受けにくく、受け部を付勢手段の背部に容易に配置することができる。
【0019】
従って、挟持アームを薄肉にして熱容量を小さくしても毛髪の挟持矯正を確実に行わせることができ、全体的に軽量化を図ることにより、挟持アームを把持して自在な作業により微細な癖毛伸ばしを一定時間続けて行うことが容易となる。
【0023】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、前記挟持アームに、前記矯正体の少なくとも一方を他方側に対し進退自在となるように可動支持し、前記挟持アームに、前記矯正体を付勢して矯正体相互による挟持状態を弾性的に調節する付勢手段を設けたため、対向配置された矯正体によって毛髪を的確に挟持矯正することができる。
【0024】
しかも、前記挟持アームに対する前記矯正体の突出方向への移動をストッパ部に係合させて規制することができる。従って、挟持アームに対する矯正体のがたつきを規制して、矯正体相互による毛髪の挟持矯正をより的確に行うことができる。
【0025】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記挟持アームは分割部分を締結具により相互に結合する合わせ構造であり、前記芯材を長手方向一端に設けた仮止め部によって前記一方の分割部分に予め結合することができる。従って、分割部分相互を合わせて締結具により相互に結合する際に、芯材を個別に取り扱う必要がなく、分割部分相互の締結と共に共締め部によって芯材の所定箇所を挟持アームに共締めによって結合することができる。このため、分割部分相互の結合に際して、芯材を個別に扱う必要がなく、挟持アームの組み立てを容易に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は本発明の一実施形態に係るヘアーアイロンを示し、図1は一部を省略した全体斜視図、図2は分割部分を外した状態で一部を断面にした平面図、図3は側面図、図4は平面図、図5は挟持アームを開いた状態の底面図である。
【0027】
これら図1〜図5のように、ヘアーアイロン1は、電源コード3が接続されたアイロン本体5を備えている。なお電源コード3には、例えば前記図10と同様に温度制御装置、電源プラグ等が備えられている。
【0028】
前記アイロン本体5は、一対の挟持アーム7,9と、一対の矯正体11,13を備えている。前記挟持アーム7,9は、例えば線膨張係数8.8×10−5cm/cm/℃のシーポリエステル系エンジニアリングプラスチック等の樹脂製であり、基端側15,17が回転軸19によって相互に回転自在に結合されている。各挟持アーム7,9の中間部には、把持部21,23が設けられている。この把持部21,23は把持しやすいように図2,図4,図5のように比較的太く形成され、基端側15,17とほぼ同一の太さとなっている。
【0029】
前記把持部21,23には、その先端側に傾斜面で形成された力点部25,27が設けられている。この力点部25,27は、把持部21,23を把持したとき親指や人差し指を当てて力を加えるようにするものである。前記力点部25,27は、図3の側面から見ると前記把持部21,23全体よりも若干肥大して形成され、親指や人差し指を当てやすいようになっている。
【0030】
前記挟持アーム7,9の先端側29,31は、図2,図4,図5のように、把持部21,23よりも相互の合わせ方向へ細く形成されている。また前記先端側29,31は、図3のように把持部21,23よりも細く形成され、把持部21,23に対し一側へ位置ずれして設定されている。従って、先端側29,31の一面33は、把持部21,23の一面35よりも一側へ突出し、両面33,35は傾斜面37で段差的に連続設定されている。前記先端側29,31の他面39は、前記一面33に合わせて一側へずれて形成され、前記把持部21,23の中央側へ入り込んでいる。
【0031】
かかる挟持アーム7は、中空状に形成されており、図3のように分割線41によりそれぞれ分割部分43a,45a、分割部分43b,45bの合わせ構造となっている。これら分割部分43a,45a、分割部分43b,45bは、先端側29,31、把持部21,23、基端側15,17において締結具である例えばビス48,49,51によって相互に締結結合されている。前記分割部分43a,43bには、先端側29,31において締結用の孔47が貫通形成されている。
【0032】
前記中空の把持部21,23内には、複数の補強リブ53が設けられている。前記一方の挟持アーム7には、両アーム7,9の対向側に凸部55が設けられ、他方の挟持アーム9には前記凸部55が嵌合する凹部57が設けられている。前記凸部55は、前記凹部57の底面に突き当たってストッパの機能を奏するようになっている。
【0033】
こうして、前記挟持アーム7は、基端側15,17が相互に回転自在に結合され、中間部の把持部21,23の操作で先端側29,31が挟持動作を行う構成となっている。
【0034】
前記挟持アーム7,9の先端側29,31の断面は、図3のSA−SA矢視の拡大断面で示す図6のようになっている。また図7は、先端側29,31において分割部分43a,43bを取り外し、矯正体11,13を断面にして示した要部拡大平面図である。なお、以下の説明では挟持アーム7,9の先端側29,31が対称形状となっているため先端側29を説明し、他方の先端側31は先端側29の説明を参照する。
【0035】
前記先端側29は、図6,図7のように内部に後述する芯材を収容する平坦な縦壁面59,61及び平坦な底壁面63を備えている。また先端側29には、前記矯正体11を他方側に対し進退自在となるように可動支持する矯正体支持穴65が設けられている。この矯正体支持穴65に、前記矯正体11が可動支持されている。
【0036】
従って、前記矯正体11,13は、前記挟持アーム7,9の先端側29,31に対向配置され、前記挟持アーム7,9の挟持動作で毛髪を加温しながら挟持矯正する構成となっている。
【0037】
前記矯正体11は、熱板67と、セラミックヒータ69と、マグネットプレート71と、第1ばね73と、第2ばね75とからなっている。
【0038】
前記熱板67は、アルミ等の軽量で熱伝導率の高い材料により対向側から見て矩形板状に形成され、表面がフッ素コーティングされている。前記熱板67の背後には、収容部77が一体に設けられ、前記矯正体支持穴65に対し他方側である矯正体13に対し進退自在に支持されている。このような進退自在な支持は、矯正体13においても同様である。
【0039】
前記収容部77の上下壁には、係合片部79,81が設けられ、前記熱板67の一定以上の突出移動を規制するようになっている。前記セラミックヒータ69、マグネットプレート71、第1ばね73は、前記収容部77内に収容されている。
【0040】
前記セラミックヒータ69は、矩形板状を呈し、最高温度約180°まで発熱し、前記熱板67に熱伝導を行うもので、前記電源コード3側に電気的に接続されている。
【0041】
前記マグネットプレート71は、15000ガウスのネオジウム磁石等により矩形板状に形成され、両矯正体11,13相互でS極が対峙するように配置されている。
【0042】
前記第1ばね73は、板ばねで形成され、前記マグネットプレート71を収容部77内で熱板67背面方向に付勢しセラミックヒータ69を熱板67の背面に密着させると共に、マグネットプレート71を安定支持している。
【0043】
前記第2ばね75は、前記収容部77の後端に支持され、この第2ばね75は、前記矯正体11,13を付勢して矯正体11,13相互による挟持状態を弾性的に調節する付勢手段を構成している。前記第2ばね75は、板ばねで形成され、両端部75a,75bが傾斜設定され、端縁が前記分割部分43a側の突起部に図7左右方向(長手方向)で係合している。
【0044】
前記先端側29,31内にはさらに、芯材83,85が収容されている。この芯材83,85は、対称形状に形成されており、芯材83について説明し、芯材85については芯材83を参照しその説明を省略する。
【0045】
前記芯材83は、前記挟持アーム7の先端側29から少なくとも前記把持部21に渡って長手方向が沿うように内装されている。但し、芯材83を挟持アーム7の先端側29から基端側15全体にわたって内装する構成にすることも可能である。
【0046】
前記芯材83は、前記挟持アーム7よりも高い温度まで硬度を保ち、前記挟持アーム7の熱変形を規制するものである。従って、本実施形態において、芯材83はステンレスで形成され、挟持アーム7の樹脂材よりも線膨張係数の小さな材料で形成されている。但し、芯材83は、挟持アーム7よりも線膨張係数が小さければよく、チタン、セラミック、超エンプラ等によって形成することもできる。
【0047】
前記芯材を図8,図9を含めてさらに説明する。図8は挟持アーム7,9に芯材83,85を配置した状態の分割部分45a,45b側の平面図、図9は芯材83を示し、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は一方の側面図、(d)は他方の側面図、(e)は(a)の左側から見た一方の端面図、(f)は同右側から見た端面図である。
【0048】
前記芯材83は、長板状のベース部87の両端に共締め部89,91が一体に設けられている。この共締め部89,91は、分割部分43a,45a、分割部分43b,45bの合わせ締結と共に共締めするものである。前記共締め部89には、締結具であるビスを挿通させるための孔89aが設けられ、前記共締め部91には同様に孔91aが設けられている。前記共締め部91に連続してその端部には仮止め部93が設けられている。この仮止め部93は、芯材83の長手方向一端に設けられ、前記分割部分45aに予め結合するためのものである。この仮止め部93は、分割部分45a側に突出した位置決めピン94に嵌合する位置決め穴93aが設けられている。また仮止め部93には、仮止め用の締結具であるビスを挿通させるための孔93bが設けられている。
【0049】
前記ベース部87の一側縁に沿って縦壁部95が設けられている。縦壁部95は、矯正体11のストッパ部を兼ねている。前記ベース部87の他側縁及び共締め部91、仮止め部93の他側縁に沿って、他方の縦壁部97が設けられている。
【0050】
前記縦壁部97には、第1,第2締結壁部99,101がさらに突設されている。これら第1,第2締結壁部99,101は、分割部分43aに締結固定されるものである。また第1締結壁部99は、前記第2ばね75の両端75a,75b間に位置している。すなわち第1締結壁部99は、付勢手段である第2ばね75の背部に対向して該第2ばね75を支持可能な受け部を構成している。
【0051】
前記第1締結壁部99の図9左右方向における長さは、図7の状態において第1締結壁部99の長手方向両端が前記第2ばね75の両端75a,75bに接触するか、僅かの隙間をもって対向する状態に設定されている。
【0052】
このような芯材83は、先端側29内に図6,図7のように配置され、ベース部87が底壁面63上に載置され、縦壁部95が縦壁面61に沿って配置され、縦壁部97及び第1,第2締結部99が縦壁面59に沿って配置されている。この状態で第1,第2締結壁部99,101が締結具であるビス103によって分割部分43a側に締結固定されている。
【0053】
前記共締め部89,91は、分割部分43a,45a相互の締結と共にビス48,49によって共締めされている。さらに仮止め部93においては、位置決め孔93aが分割部分45a側の位置決めピン94に嵌合し、孔93bにおいてビスにより分割部分45a側に結合されている。
【0054】
すなわち芯材83の組み付けに際しては、まず分割部分43a,45aを締結結合する前に、芯材83を分割部分45a側に配置し、位置決め孔93aを位置決めピン94に嵌合させ、孔93bにビスを通し分割部分45a側に締結固定する。これによって、芯材83は分割部分45a側に仮止め結合される。
【0055】
次に、矯正体11を組み込むと共に、分割部分43aを分割部分45aに合わせ、前記ビス48,49,51を締結固定する。これによって、分割部分43a,45a相互が締結結合されると共に、前記のようにビス48,49によって芯材83の共締め部89,91が共締めされることになる。従って、芯材83の組み付けを極めて容易に行うことができる。
【0056】
前記芯材83の組み付けに際し、共締め部89の孔89aが分割部分43a,45aのねじ穴に対して多少芯ずれしたとしても、仮止め部93が芯材83の長手方向一端に形成されているため仮止め部93を支点にして芯材83が容易に撓み、ビスを差し込むことによって共締め部89側の心合わせを容易に行うことができ、ビス48による共締めを極めて容易に行うことができる。
【0057】
次に、前記ヘアーアイロン1を用いて癖毛を伸ばしたり人工的なパーマネントウェーブを直す場合について説明する。なお、ヘアーアイロン1によってパーマネントウェーブをかけることも可能であることは勿論である。
【0058】
まず、前記ヘアーアイロン1の使用時には、まず毛髪に第一剤、すなわちチオグリコール酸やシステイン等のメルカプト化合物(還元剤)を主剤とする水溶液にアンモニア、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等の塩基性物質を加えてpH6〜10に調整した液剤を塗布する。この塗布により、毛髪中のケラチン蛋白質に含まれているシスチンのジスルフィド結合が還元されてメルカプト基として切断され、その後、毛髪を水洗し、順次ドライヤ等で乾燥させた後、140〜180℃に加熱したヘアーアイロン1によりこの髪を直毛に整える。
【0059】
具体的には、挟持アーム7,9の把持部21,23を把持し、力点部25,27に親指と人差し指を当てるなどして力を加え、矯正体11,13の熱板67間で毛髪を挟み込む。その後、その状態を維持して挟持アーム7,9を毛先へと滑らせる。これにより、セラミックヒータ69により熱せられた熱板67間で挟まれた毛髪が加熱されながら伸ばされる。
【0060】
このとき毛髪はS極を対峙させたマグネットプレート71間を所定の速度で移動するため、フレミングの右手の法則により還元エネルギが発生する。このエネルギは磁極の電子が右回転するマグネットプレート71のS極から発生し、第一液の還元作用を促進させることになる。しかも、毛髪の表層部を形成するキューティクルを閉じる働きもする。キューティクルが閉じると、紫外線が毛髪の内部に入り込もうとするのを遮断し、毛髪が紫外線により損傷するのを防ぐことができる。
【0061】
またこの還元のエネルギにより、第一液の水のクラスタが小さくなる。このクラスタが小さくなることで、第一液の毛髪への浸透性が高まる。よって、さらに第一液の還元作用が促進される。その結果、毛髪が損傷する恐れを伴う施術時間を短くすることができ、毛髪の傷みも抑制することができる。
【0062】
なお、その後頭髪に臭素酸ナトリウム、過酸化水素等の酸化剤の水溶液からなる第二液を塗布し、この結果、メルカプト基を酸化して毛髪に新たなジスルフィド結合を生成させ、この直毛状態を固定化することができる。
【0063】
このような毛髪の挟持矯正に際して、セラミックヒータ69の熱は、挟持アーム7,9の先端側29,31へも伝導され、挟持アーム7,9の先端側29,31の硬度が低下し、変形しやすくなる。
【0064】
従って、芯材83,85がなければ、前記熱板67間での毛髪の挟持作業時に、挟持アーム7,9の先端側29,31に加わった反力によって、先端側29,31が容易に変形し、熱板67による毛髪の挟持を均等に行えなくなる恐れがある。これに対して、芯材83,85を設けることによって、このような問題を改善することができる。
【0065】
すなわち芯材83,85は、先端側29,31から少なくとも把持部21,23にわたって内装され、把持部21,23側は先端側29,31に比較して人手によって把持できる程度の温度状態を維持しており、芯材83,85を把持部21,23側に強固に支持させることができる。
【0066】
そしてこのような強固に支持された芯材83,85の共締め部91側が、把持部21,23の力点部25,27内に位置することにより、力点部25,27から芯材83,85へ力を的確に伝達することができる。
【0067】
この芯材83,85への的確な力の伝達により、芯材83,85により矯正体11,13が支持されることになり、先端側29,31の容易な変形を防止することができる。従って、熱板67相互を正確に対向させ、毛髪を挟持させることができ、上記施術を的確に行わせることができる。
【0068】
また本実施形態では、付勢手段である第2ばね部75によって矯正体11,13を付勢し、矯正体11,13相互による挟持状態を弾性的に調節するようにしているため、上記施術をより的確に行わせることができる。
【0069】
前記矯正体11,13の突出方向への移動は、ストッパ部としての縦壁部95によって規制することができ、矯正体11,13のがたつきを抑制することができると共に、第2ばね部75の付勢動作による矯正体11,13の的確な進退動作を長く維持することができると共に、熱板67の正確な挟持状態を的確に維持することができる。
【0070】
前記受け部としての第2締結壁部99は、付勢手段である第2ばね75の背部に対向して、両端75a,75bを当接させるようにして該第2ばね部75を受けることができ、第2ばね部75の反力を熱板67へ的確に作用させることができる。
【0071】
従って、第2ばね75による矯正体11,13相互の挟持状態の維持を先端側29,31の熱上昇に拘わらず的確に維持することができる。しかも受け部としての第1締結壁部99は芯材83,85に部分的に設けられているため、例えば図8の平面で示すように、挟持アーム7,9が把持部21,23から先端側29,31側へ細くなるような形態であっても、この形状に影響されることなく形成することができる。前記芯材83,85のベース部87は、先端側29,31の平坦な底壁面63上に配設することができ、把持部21,23側までストレートに無理なく配置することができる。
【0072】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、矯正体11,13の一方又は双方を、先端側29,31に対し移動できない固定式にすることも可能である。マグネットプレート71、第1ばね73は省略することも可能である。芯材83,85の縦壁部95、第1締結壁部99等は省略することも可能である。
【0073】
前記芯材83,85は、分割部分45a,45bあるいは分割部分43a,43bのいずれかに2色成形等によって一体的に設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るヘアーアイロンの斜視図である。
【図2】一実施形態に係り、分割部分を外した状態の平面図である。
【図3】一実施形態に係り、側面図である。
【図4】一実施形態に係る平面図である。
【図5】一実施形態に係り、挟持アームを開いた状態の底面図である。
【図6】一実施形態に係り、図3のSA−SA矢視拡大断面図である。
【図7】一実施形態に係り、分割部分を外した状態の先端側の要部拡大平面図である。
【図8】一実施形態に係り、分割部分の一方を取り外し芯材を取り付けた状態を示す平面図である。
【図9】芯材を示し、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は一方の側面図、(d)は他方の側面図、(e)は一方の端面図、(f)は他方の端面図である。
【図10】従来例に係り、(a)はヘアーアイロンの全体構成図、(b)は内部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヘアーアイロン
7,9 挟持アーム
11,13 矯正体
15,17 基端側
21,23 把持部
29,31 先端側
43a,43b,45a,45b 分割部分
48,49,51 ビス(締結具)
75 第2ばね(付勢手段)
83,85 芯材
89,91 共締め部
93 仮止め部
95 縦壁部(ストッパ部)
99 第1締結壁部(受け部)

Claims (3)

  1. 基端側が相互に回転自在に結合され中間部の把持部の把持操作で先端側が挟持動作を行う樹脂製の挟持アームと、
    前記挟持アームの先端側に対向配置され前記挟持動作で毛髪を加温しながら矯正面により挟持矯正するための矯正体とを備えたヘアーアイロンにおいて、
    前記挟持アームに、前記矯正体の少なくとも一方を他方側に対し進退自在となるように可動支持し、
    前記挟持アームに、前記矯正体を付勢して矯正体相互による挟持状態を弾性的に調節する付勢手段を設け、
    前記挟持アームの先端側から前記把持部に渡って長手方向が沿うように芯材を内装し、
    前記芯材は、前記挟持アームの回転方向に面が沿った長板状のベース部とこのベース部から前記矯正体の背後方向に突出形成された縦壁部とからなり、
    前記芯材の縦壁部に、前記付勢手段の背部に対向して該付勢手段を支持可能な受け部を部分的に設け、
    前記芯材は、前記挟持アームよりも高い温度まで硬度を保ち前記挟持アームの熱変形を規制することを特徴とするヘアーアイロン。
  2. 請求項1記載のヘアーアイロンであって、
    前記芯材に、前記矯正体を係合させて前記挟持アームに対する突出方向への移動を規制するストッパ部を設けたことを特徴とするヘアーアイロン。
  3. 請求項1又は2に記載のヘアーアイロンであって、
    前記挟持アームは、分割部分を締結具により相互に結合する合わせ構造であり、
    前記芯材の長手方向一端に、前記一方の分割部分に予め結合する仮止め部を設け、
    前記芯材の所定箇所に、前記分割部分相互の締結と共に共締めする共締め部を設けたことを特徴とするヘアーアイロン。
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