JP4159330B2 - Crtにおける張力マスク減衰スクラバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に陰極線管に関し、より詳細には、張力マスクを保持するサポートブレード要素に振動減衰スクラバーを有する張力マスクサポートフレームアセンブリーに関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー陰極線管若しくはCRTは、管のスクリーンに3つの電子ビームを形成し、検出する電子ガンを含む。スクリーンは、管の表面板パネルの内側表面に位置し、3つの異なる色を照射する発光体要素の配列からなる。ストランドを有するマスク若しくは張力マスクの何れかを形成するかもしれないシャドーマスクは電子ガンとスクリーンとの間に位置している。画像が表面板パネルの見る面に表示されるように電子ガンから照射される電子ビームはシャドーマスクのアパーチャを通過し、光を発する発光体を引き起こすスクリーンを打つ。
【0003】
一つの型のCRTは、外部の励起下の大きな振幅を振動させる傾向を縮小するためにマスクサポートフレーム上に張力をかけられた1セットのストランドを含む張力マスクを有している。そのような振動は、スクリーン上の全体の電子ビームのミスレジスターを引き起こし、CRTを見ている者に対して画像異常に帰着するだろう。
【0004】
マスクを張る1つの方法は、CRTの長軸と平行なフレームの反対側上で1対のサポートブレード要素を設置されたマスクサポートフレームを利用する。張力マスクはサポートブレード要素間に延在し、振動する傾向を減少するために張力において保持されている。問題は、外部振動がフレームに適用される場合に、フレームに関する振動にマスクをサポートするサポートブレード要素が従うことに存在する。次いで、かかる外部振動は張力マスクに転送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はフレームに付されたサポートブレード要素の対を有するCRTのための張力マスクサポートフレームアセンブリを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
サポートブレード要素は、中央の位置でフレームの反対側に付けられ、それによって各サポートブレード要素が中央の結合点から延在する1対の遠心端を有する。減衰スクラバーは、サポートブレード要素の遠心端の近くのサポートブレード要素とフレームとの間の空間に配置される。それによって、サポートブレード要素の振動は、フレームに対する減衰スクラバーの摩擦作用によって縮小される。サポートブレード要素の振動の基本周波数もまた、サブフレームに触れるブレードの遠心端を有することにより増加させられる。
【0007】
本発明は、添付図に関する実施例の方法でここに記載されるだろう。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、漏斗5によって接続している長方形の表面板パネル3、及び管状の首4を含むグラス包2を有する陰極線管(CRT)1を示している。漏斗5は陽極ボタン6から表面板パネルへ向かい、及び首4へ延在する、内部伝導性のコーティング(示していない)を有している。表面板パネル3は、見る表面パネル8及びガラスフリット7によって漏斗5に密封される周囲のフランジ若しくは側壁を含む。3つのカラー発光体スクリーン12は表面板パネル3の内側表面によって維持されている。スクリーンは、三構造で整列された発光体ラインを備えたラインスクリーンであり、三構造の各々は三色の各々の発光体ラインを含有する。張力マスクサポートフレームアセンブリ10はスクリーン12に関する所定の空間に移動できるように設置される。図1において点線で概略して示される電子ガン13は、スクリーン12に向かう張力マスクサポートアセンブリ10により集中する経路に沿った中心の光線及び二つの側若しくは外側のビームである、3つのインライン電子ビームを生成し導くために首4内の中心に設置される。
【0009】
CRT1は、漏斗から首への結合する直前で示される外部の磁気偏向ヨーク14と共に使用されるように設計されている。活性化された場合、ヨーク14は三ビームを、スクリーン12上の長方形のラスターでビームを水平及び垂直に走査させる磁場に従わせる。
【0010】
図2で示されるような張力マスクサポートフレームアセンブリ10は、二つの長い側22及び24、並びに二つの短い側26及び28を含む。張力マスクサポートフレームアセンブリ10の二つの長い側22及び24はCRTの中央の主要軸Xに対して平行であり、二つの短い側26及び28は管の中央のマイナー軸Yに対して平行である。二つの長い側22及び24、並びに二つの短い側26及び28は、それらの主要及びマイナー軸に沿った連続する平面状のマスクサポートフレーム20を形成する。フレーム20は、長い側22及び24、並びに二つの短い側26及び28上の周辺面に沿って延在する拡張された壁部分23を含む。
【0011】
張力マスクサポートフレームアセンブリ10は、管のマイナー軸Yのその間の拡張されたスリット(示されていない)の多様性を有する複数の金属ストリップ(示されていない)を含む張力マスク30(ここでは簡素化するためにシートとして概略されている)を含んでいる。張力マスク30は、設置場所33のフレーム20にしっかりと定着されているサポートブレード要素40の対に固定されている。サポートブレード要素40は、張力マスク30上の最良の弯曲及び張力コンプライアンスを許容するために、各サポートブレード要素40の中心から、サポートブレード要素の端へ内側の高さを縦方向に変更するかもしれない。
【0012】
ここで図3及び4を参照するに、減衰スクラバー32は、その遠心端の近くのサポートブレード要素40の底に付けられる。減衰スクラバー32は、フレーム20の拡張された壁部分23に対して位置しているように図3において最良の形状で示される。図4で最良が示されているように、減衰スクラバー32は、中央部分34及びそこから延在する弾力のある脚36の対を有している。弾力のある脚36は、壁部分23に向かう角度で中央部分34から延在し、それらの自由端で形成されるカールした部分38を含む。中央部分34は、高温接着剤のような溶接若しくは他の適切な手段によってサポートブレード要素40の底面に付される。減衰スクラバー32の中央部分34は、サポートブレード要素40若しくはフレーム20の何れかに代替として付加されているかもしれないことを理解するべきである。減衰スクラバー32は、カールした部分38は、壁部分23とスクラビング接触若しくは摩擦接触にあり、及び、弾力のある脚36はプレロードされて、壁部分23に対して曲げられるようにサポートブレード要素40とフレーム20との間に位置している。振動中に、フレーム20に与えられた振動を減衰するために、サポートブレード要素40の遠心端をそらす傾向がある、カールした部分38は、壁部分23に対してスクラブし、それによって張力マスク30の振動の持続期間を縮小する。弾力のある脚36は接触し、及びしたがって摩擦を保証し、サポートブレード要素40の共鳴を起こす力を提供する。共鳴におけるそのような増加は、マスクフレームアセンブリーの他の固有周波数からそれらを分けることにより、動作の振幅を縮小する。
【0013】
本発明の利点は、弾力のある脚36は共に曲り、さらにフレーム20とサポートブレード要素40がそれぞれお互いに離れ及び向かう移動のように周期的に離れることである。これらの屈曲性はサポートブレード要素40に対する振動の影響を減衰させ、動きの各サイクルのフレーム20に対して弾力のある脚36を摩擦させて、持続期間を短くする。
【0014】
図5はサポートブレード要素50の代替となる実施態様を示す。このサポートブレード要素50において、開口部51はフレームに面する壁53に沿って形成される。統合している減衰スクラバー52はフレームに面する壁53から開口部51に向かって延在する。減衰スクラバー52は、自由端で位置しているカールした部分58を有する結合端55から開口部51へ伸びる弾力のある脚56からなる。弾力のある脚56は、設置された場合に弾力的にフレーム20の壁部分23を噛み合わせるようにフレームに面する壁53から外側に向かってプレロードされる。壁部分23に対する弾力のある脚56の接触は、フレーム20に与えられた振動を同様に減衰させて、それによって張力マスク30上の振動を縮小する。
【0015】
弾力のある脚56の弾みはその結合端55へ特徴を加えることにより調節されるかもしれない。例えば、弾力のある脚56の物質は結合端55で薄くなるかもしれないし、若しくは、結合端55の端は弾みの程度を変えることを提供するために鋳造されるかもしれない。これらの特徴は、弾みの様々なレベルで片持ち梁である弾力のある脚56に対して要としての役割をするかもしれない。ここで弾力のある脚56がフレームに面する壁53と好ましく統合している一方で、脚は他の適切な手段によってフレームに付加され、図5に示されるようにフレーム開口部51に延在するかもしれない。
【0016】
図6に示されるような別の代替となる実施態様において、弾力のある脚66は、フレームに面する壁に沿って開口部内に延在する代わりに、サポートブレード要素60の遠心端に付加するかもしれない。この弾力のある脚66は、弾力のある脚56に他の点では似ている。
【0017】
前述は、発明を実行する可能性のうちのいくつかを例証する。多くの実施態様は本発明の範囲及び趣旨内において可能である。したがって、制限ではなく実例となるものとして、先の記載が見なされることは意図され、発明の範囲は等価であるのそれらの十分な範囲で記載された請求項によって与えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】張力マスクサポートフレームアセンブリを示すCDTの断面図である。
【図2】張力マスクサポートフレームアセンブリの斜視図である。
【図3】張力マスクサポートフレームアセンブリの末端の部分的な斜視図である。
【図4】図2の線4−4で切り取った断面図である。
【図5】張力マスクサポートフレームアセンブリ及び図2の減衰スクラバーの代替となる実施態様を示す。
【図6】図5の張力マスクサポートフレームアセンブリの別の代替となる実施態様である。
【符号の説明】
1 陰極線管(CRT)
2 グラス包
3 長方形の表面板パネル
4 管状の首
5 漏斗
6 陽極ボタン
7 ガラスフリット
8 見る表面パネル
10 張力マスクサポートフレームアセンブリ
12 カラー発光体スクリーン
13 電子ガン
14 外部の磁気偏向ヨーク
20 連続する平面状のマスクサポートフレーム
22 長い側
23 壁部分
24 長い側
26 短い側
28 短い側
30 張力マスク
32 減衰スクラバー
33 設置場所
40 サポートブレード要素
34 中央部分
36 弾力のある脚
38 カールした部分
50 サポートブレード要素
51 開口部
52 統合している減衰スクラバー
53 フレームに面する壁
55 結合端
56 弾力のある脚
58 カールした部分
60 サポートブレード要素
66 弾力のある脚
Claims (8)
- お互いに垂直な中央の主要軸と中央のマイナー軸とを含有し、前記主要軸と平行に延在する相対する長い側の対と前記マイナー軸に平行に延在する相対する短い側の対とを有する実質的に長方形のフレームと;
前記相対する側の対に沿って結合点で前記フレームに付加しているサポートブレード要素にサポートされた張力マスクと;及び
前記サポートブレード要素と前記フレームとの間に位置している減衰スクラバーと
を含有するCRTにおける張力マスクサポートフレームアセンブリ。 - 前記減衰スクラバーは、前記サポートブレード要素の端で前記サポートブレード要素に付加する中央部分をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の張力マスクサポートフレームアセンブリ。 - 前記減衰スクラバーは、前記中央部分から所定の角度で延在する脚の対をさらに含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の張力マスクサポートフレームアセンブリ。 - 前記減衰スクラバーは各脚の自由端に位置しているカールした端の対をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の張力マスクサポートフレームアセンブリ。
- 前記脚は、前記サポートブレード要素と前記フレームとの間で弾性的にプレロードされる、
ことを特徴とする請求項4に記載の張力マスクサポートフレームアセンブリ。 - フレームに与えられる振動を減衰させるためにサポートブレード要素と前記フレームとの間に位置付けられる減衰スクラバーであって、
前記サポートブレード要素又は前記フレームの何れか一方に取り付けられる部分を有し、他方にスクラビング接触する自由端を有する弾力のある脚、
を含有することを特徴とする減衰スクラバー。 - 前記弾力のある脚は、前記サポートブレード要素と前記フレームとの間で弾性的にプレロードされるように、前記サポートブレード要素から前記フレームに向かって延在する、
ことを特徴とする請求項6に記載の減衰スクラバー。 - 前記弾力のある脚は、カールした部分が前記フレームとスクラビング接触であるように、前記弾力のある脚の前記自由端から延在するカールした部分を含むことを特徴とする請求項6に記載の減衰スクラバー。
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