JP4158269B2 - 外部駆動形ラインポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動マグネットを周囲に配設するとともに、内部には昇圧のための羽根部が設けられたロータを有する小型、高揚程の外部駆動形ラインポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、特に機器組込み用のポンプは、機器の小型・軽量化の流れの中、ポンプ自体も小型軽量化が望まれている。その手段の1つとして、ステータで駆動するための駆動マグネットが周囲に配設され、内部に軸流羽根が設けられた羽根車を有する外部駆動形軸流ポンプは、例えば米国特許2,697,986号明細書によって知られている。
【0003】
以下に、従来の技術についてすでに出願されている特許の記載例を用いて説明する。図2は従来の技術の外部駆動形軸流ポンプの構造図である。101は隔壁、102はポンプの吸込フランジ、103は流体を加圧する軸流羽根、104はポンプの吐出フランジ、105は軸流羽根103を回転自在に支持する軸、106は軸流羽根103のボス部に設けられた軸受、107は軸流羽根103が運転時の軸推力で吸込み側に移動したとき軸受106と当接してスラスト荷重を支える軸受板、108は吸込フランジ102と吐出フランジ104に設けられた軸105を支持する軸ホルダ、109は吸込フランジ102及び吐出フランジ104と軸ホルダ108を接続するリブ、110は軸流羽根103の外周に設けられ外部の磁界によって駆動される駆動マグネット、111は駆動マグネット110と軸流羽根103を内蔵したロータ、112は駆動マグネット110の周囲に設けられ通電することによりロータ111を回転させるための回転磁界を形成するステータである。隔壁101はステータ112を外部に保持するとともにロータ111を内蔵し、ロータ111とステータ112の間を仕切る構造である。軸流ポンプは環状の吸込フランジ102と吐出フランジ104で配管(図示しない)に接続され、配管にライン上で組込む構造となっている。
【0004】
そこで、このように構成された従来の外部駆動形軸流ポンプの動作について図2に基づき説明する。回転磁界を形成するためステータ112に制御電流が通電されると、この回転磁界によって駆動マグネット110が軸105まわりのトルクを受け、軸105まわりにロータ111が隔壁101内で回転を開始する。このとき隔壁101内に水が導かれていると、ロータ111に設けられた軸流羽根103の作用でこの水を押し出し、昇圧する。このとき吐出圧力と流量はロータ111の回転数によって変化するが、このポンプは軸流羽根103の羽根作用だけで昇圧するため、比較的多量の流量を吐出することはできるものの、吐出圧力はあまり上がらないという特性を有するものであった。そして、回転数が低い間は回転数にほぼ比例して圧力と流量が上昇するという傾向を有すが、回転数をさらに上げていくとキャビテーションや軸流羽根103の設計点から外れて効率が大きく下がってしまうという問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した従来の外部駆動形軸流ポンプは、ライン形のポンプを実現することができ、駆動モータのロータと羽根車を共用するため部品点数を削減できるなどの他のポンプにない特徴をもつものであったが、ライン形のポンプを実現するために軸流羽根を採用せざるをえず、本質的に高揚程のポンプを実現することは困難であった。ここで高揚程とは、400Wを越えるような当然に高揚程となる一般的なポンプの揚程ではなく、水道水の供給や、機器に組み込まれ水を循環するのに必要な揚程のことであり、具体的には全揚程が4m程度より高い場合である。そこで、回転数を上げて圧力を上げようとすると、上記した通り効率の悪いポンプになってしまうという問題があった。また、回転数を上げて高揚程化すると、羽根前後の差圧によるスラスト荷重が増え、軸受と軸受板の摺動による機械損失が、回転数の増加とスラスト荷重の増加の両方の影響により著しく増加し、回転数を上げることでの高揚程化は著しく効率を悪化させる問題があった。
【0006】
そして、この外部駆動形軸流ポンプを小型化しようとすると、通常の大きさのポンプ特性をそのまま維持しながら小型にスケールダウンできないものであった。というのは、ポンプの大きさを相似に小型化して製作することはできても、損失の大きさは物理的大きさに比例してスケールダウンできないからである。例えば、機械損失や流体損失、漏れ損失などは相対的に小さくすることはできない。しかも、このポンプを小型化してさらに高揚程化しようとすると、回転数を上げる必要があり、こうした各種損失に加え、上記したような高速化に伴う効率の低下が起こり、きわめて効率の悪いポンプとなってしまうものであった。ここでの小型化とは、同じ出力における物理的大きさが小型であること、並びにポンプとして小出力(例えば家庭用の吸水ポンプや機器に組込まれる循環ポンプ等で出力が400W以下)のポンプのことであり、とくに低出力で高揚程(4m以上)・少流量(20L/min以下)のポンプで効率の低下が著しい。そして、高速化するとロータの吸込み側でキャビテーションが発生するし、水との比重差で発生するエアの滞留量も小型化とは逆に相対的に大きな影響をもつようになり、効率を損ない、機械の寿命を短くするものであった。例えば、高速化にともない軸受寿命は著しく低下する。特に加圧する水が高温(例えば85℃)の場合は特に顕著であった。
【0007】
では、高揚程化するために単純に軸流形ポンプという点を放棄して遠心形のポンプにすればよいかというと、半径方向の大きさが増して大型化してしまうし、同時にライン形のポンプという点まで放棄しなければなくなるものであった。さらに、外部駆動形という点を維持するためには、駆動系の方から制約があるし、駆動マグネットの配置や羽根車としての構造にも苦慮しなければならないという問題があった。小型のポンプを製作するため、多くの小さなパーツを用意して組み立てるのは組立上、製造上難しいという問題もあった。もしこれを一体型のポンプで製作すると、駆動マグネットをモールドするためロータの肉厚が不可避的に不均一なものとなって高品質のものを製造するのは難しいし、小型であればあるほど接触防止のため寸法精度が必要なはずであるが、精度がでなくなるという問題があった。もし精度がでない場合には接触したり、漏れが大きくなったりして損失が増大し、一方を改善すれば他方が悪化するといった悪循環が生じることになる。
【0008】
以上説明したように、従来の外部駆動形軸流ポンプで、小型、高揚程でライン形のポンプを実現しようとすれば、多くの矛盾が生じ、事実上この種のポンプを実現することは困難であった。
【0009】
そこで本発明はこれらの課題を解決するためのもので、小型、高揚程、高効率であり、簡単な構造で寸法精度を確保できる外部駆動形ラインポンプを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の外部駆動形ラインポンプは、ステータが周囲に取り付けられるとともに、ロータを回転自在に支持する固定軸の保持部が中央部に設けられた隔壁を備え、該隔壁が一体成形され、前記ステータと前記ロータの間に配設され、前記羽根部の吐出縁が前記ロータのマウスリング部外周形状と一致し、前記羽根部の後面シュラウドが円錐状の形状をしており、ボリュートの中央部が円錐状の凸部を備え、所定の間隙をおいて対向配置されていることを特徴とする。
【0011】
以上の構造により、小型、高揚程、高効率であり、簡単な構造で寸法精度を確保できる外部駆動形ラインポンプを提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載された発明は、駆動マグネットが周囲に配設され、内部には昇圧のための羽根部が設けられたロータと、前記ロータを回転させるための回転磁界を形成するステータを備えた外部駆動形ラインポンプであって、前記ステータが周囲に取り付けられるとともに、前記ロータを回転自在に支持する固定軸の保持部が中央部に設けられた隔壁を備え、該隔壁が一体成形され、前記ステータと前記ロータの間に配設されたことを特徴とする外部駆動形ラインポンプであるから、一体成形された隔壁を基準にして組み立てるため固定軸の組立公差を小さくすることでき、ロータと隔壁のギャップも狭く設定でき、ロータとステータの軸ずれによるモータ効率の低下を少なくするとともに、ロータと隔壁の隙間を通って還流する漏れ損失を低減できる。更に、前記羽根部の吐出縁が前記ロータのマウスリング部外周形状と一致しているため小型化することができ、前記羽根部の後面シュラウドが円錐状の形状をしており、ボリュートの中央部が円錐状の凸部を備え、所定の間隙をおいて対向配置されているため、ロータの慣性を小さくして応答性が高く軽量化することができ、ボリュートの軸の保持部の強度を増し、また後面シュラウド背面の2次的な流れを小さなものにすることで騒音が少なくなり、またボリュートと後面シュラウドとの流体損失も少なくなり、ポンプ効率を向上させることができる。
【0013】
請求項2に記載された発明は、ロータの吐出側にボリュートが設けられ、ボリュートの中央部には固定軸の保持部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の外部駆動形ラインポンプであるから、隔壁とボリュートの組み立て公差で固定軸を保持部に固定できるため、ロータとステータの中心のずれを少なくすることができ、磁気バランスのずれによる振動やそれに伴う軸受と軸の摺動抵抗の増加を低く押さえ、小型で効率が良く、また振動騒音の少ない外部駆動形ラインポンプを提供することができる。
【0014】
請求項3に記載された発明は、隔壁の出口側に固定軸と同心の円周リブを設けるとともに、ボリュートの外周を前記固定軸と同心の円周とし、前記円周リブとボリュートの外周を嵌合させることを特徴とする請求項1または2記載の外部駆動形ラインポンプであるから、固定軸の保持部と円周リブ、また固定軸とボリュート外周を同一軸上で同心の円形の金型で成形でき、円形であるため金型の製造上の加工精度を向上させることができるし、成形時においても円形のため精度が出し易い。
【0015】
請求項4に記載された発明は、ボリュートを吐出ハウジングと隔壁間に挟んで固定することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の外部駆動形ラインポンプであるから、簡単に組立てることができ、小型で効率が良く、また振動騒音の少ない外部駆動形ラインポンプを提供することができる。
【0016】
請求項5に記載された発明は、ボリュートが円周方向に周回し、軸方向の張り出し量が徐々に増加する流路を備え、出口から吐出された流れは前記ボリュートの背面を求心方向に導かれることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の外部駆動形ラインポンプであるから、ボリュートの半径を拡大する必要がなく、小型で、ボリュートより吐出された流体を短い距離で吐出口に導くことができる。
【0017】
請求項6に記載された発明は、吐出側ハウジングの中央に吐出口を設け、ボリュートより吐出された流体を前記吐出口に導く案内リブが前記ボリュートに向けて吐出ハウジングから突出されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の外部駆動形ラインポンプであるから、吐出ハウジングの内部に設けた案内リブで流体を導くことができ、簡単な構成で流路を構成できるとともに、吐出ハウジングの強度を向上させ、組立て易く、信頼性の高い外部駆動形ラインポンプを提供することができる
【0018】
請求項に記載された発明は、羽根部の内部流路が軸方向から拡開方向に曲げられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の外部駆動形ラインポンプであるから、基本的にライン構造の羽根部で遠心力も利用することで高揚程とすることができる。
【0019】
請求項に記載された発明は、羽根部の内部流路の断面積が入口から吐出口まで一定であることを特徴とする請求項記載の外部駆動形ラインポンプであるから、ロータ内では昇圧されず、エアの排出が円滑になり、内部通路内の流れが減速により複雑な流れになって効率を低下させることが少ない
【0020】
請求項に記載された発明は、後面シュラウドの軸受端部近傍に還流穴が設けられたことを特徴とする請求項1〜8記載の外部駆動形ラインポンプであるから、後面シュラウド中心部分の軸受端部近傍に溜まるエアを後面シュラウドの還流穴より排出し、軸受への水潤滑を良好に行い、軸受の寿命の向上と機械損失の低減を行うことができる。
【0021】
請求項10に記載された発明は、ボリュートには吐出側と固定軸の保持孔近傍を連通する水路が設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の外部駆動形ラインポンプであるから、後面シュラウド中心部分に溜まるエアをボリュートの水路を通って還流する流体で押し流し、軸受の水潤滑を良好に行い、軸受の寿命の向上と機械損失の低減を行うことができる。
【0022】
請求項11に記載された発明は、羽根部の吐出縁が隔壁のボリュート当接面よりボリュート側に突出して配設されることを特徴とする請求項1記載の外部駆動形ラインポンプであるから、隔壁の外側でボリュートを取り付けることができて組立が容易であり、組立て時にロータを隔壁上に載置してゆっくり取り付けることができ、ステータとロータが磁力により引かれて軸受と軸受板が組立時に衝撃を受けて破損することを防止することができるとともに、メンテナンスにおいても容易にロータを交換することができる。
【0023】
(実施の形態)
以下、本発明の一実施の形態について図1を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態における外部駆動形ラインポンプの構造図である。
【0024】
図1において、1は隔壁、2はポンプの吸込口、3は流体を整流する整流板、4は詳細は後記する流体を加圧する羽根部、5は羽根部4より水に与えられた回転方向の流れのエネルギーを圧力エネルギーに変換し、ライン(軸)方向に吐出するボリュート、6はポンプの吐出口、7はボリュート5を隔壁1と挟んで固定し内部に吐出口6まで流体を導く案内リブ26が設けられた吐出ハウジング、8は隔壁1とボリュート5に回転しないように固定された固定軸、9は隔壁1と固定軸8により固定された軸受板、10は羽根部4の後記するボス21に固定され羽根を回転自在に支持する軸受、11は駆動マグネット、12は駆動マグネット11が周囲に配置され内部に羽根部4,軸受10を設けたロータ、13は通電することによりロータ12を回転させる固定子巻線から構成されたステータ、14はステータ13に通電する電流を制御する制御部、15は制御部14に搭載された発熱部品の放熱とステータ13の放熱を行う多数のフィンを備えた放熱板、16は隔壁1の中心に設けられた固定軸8を保持する保持部、17は入口側ハウジング、18は駆動マグネット11が周囲に円筒状に設けられるロータ12のマウスリング部、19は隔壁1に形成されたマウスリング部18を収容する環状マウスリング収容溝を構成する内周側の溝壁面である内側円筒部、20は内側円筒部19と対になって環状マウスリング収容溝を構成する外周側の溝壁面である外側円筒部、21は羽根部4の羽根等を中央で支持するロータ12のボス、22はボリュート5に設けられる固定軸8を保持する保持孔、23はボス21内に設けられた軸受10の端部近傍に設けられた還流穴、24はボリュート5の吐出側と保持孔22近傍を連通する水路、25は隔壁1の外周から突出し吐出ハウジング7と嵌合してボリュート5の外周を固定する円周リブ、26はボリュート5の背面まで延び流体を吐出口6に導く案内リブである。
【0025】
駆動マグネット11は羽根部4の側面から軸方向に延びたロータ12のマウスリング部18内に軸方向に向けて収容されている。また、隔壁1は、このマウスリング部18を微小な間隙を介して収容できる環状マウスリング収容溝、またこの環状マウスリング収容溝の内側円筒内に設けられた整流板3、さらにその内部に設けられた固定軸8を保持する保持部16を一体成形されて一体で備えている。そして、隔壁1の外側円筒部20の周囲にはステータ13が設けられ、隔壁1の環状マウスリング収容溝内にマウスリング部18を挿入したとき駆動マグネット11と対向する位置に配設されている。内側円筒と保持部16と整流板3はポンプの吸込口を構成している。
【0026】
ロータ12は、内部に設けられた羽根部4の中心付近がロータ12のボス21となっており、このボス21が内部に軸受10を保持している。軸受10はロータ12中央を貫通し、両端が隔壁1とボリュート5に保持された固定軸8に回転自在に取付けられている。
【0027】
ステータ13とロータ12は以上記載した構成を有しているから、ロータ12とステータ13とでモータを構成している。すなわち、ステータ13を流れる制御電流は、制御基板(図示しない)に設けられたコミュータ素子をスイッチングすることで切換えられ、ロータ12が回転される。制御部1はマイコン等を用いてソフトウェア的に構成しても、ハード的に構成してもよい。
【0028】
そして、制御部14によってステータ13に通電されると、ステータ13に回転磁界が発生し、駆動マグネット11がこの磁界による軸まわりのトルクを受け、ロータ12が回転する。羽根部4は駆動マグネット11を収納したロータ12内に設けられているため、ロータ12が回転すると羽根も回転する。このとき隔壁1の内部に流体が満たされていると、羽根の作用で流体がロータ12から運動量を与えられる。そして、本実施の形態では整流板3が設けられているから、ロータ12内に流れが形成されると、負圧により続いて吸引される流体は整流板3によって予旋回を与えられ、所定の入射角で羽根部4内の羽根に流入する。羽根部4通路を通過しながら、流体は羽根部4により運動エネルギーを与えられ、ロータ12の周囲に設けられた羽根部4出口から吐出される。
【0029】
吐出された流体は、ロータ12の背後に設けられたボリュート5によって与えられたばかりの運動エネルギーを圧力エネルギーに変換され、圧力回復される。吐出後の流れはボリュート5出口から流れを求心方向に向け、戻り流路を通って吐出口6から軸方向に吐出される。
【0030】
本実施の形態の外部駆動形ラインポンプは、基本的に以上のような動作を行うものであるが、以下各部の詳細について説明する。まず本実施の形態のロータ12について説明する。ロータ12内には羽根部4が設けられている。羽根部4は小型のラインポンプでありながら高揚程とするために、入口側に軸流羽根が設けられているほか、続けて斜流羽根が形成されている。軸流羽根はスクリュー形のものでよい。また、斜流羽根に代えて駆動マグネット11の厚さより若干高さが高い遠心羽根でもよい。すなわち、羽根部4は内部流路が軸方向から拡開方向(斜流方向または遠心方向)に曲げられているものである。これにより羽根部4の羽根作用による昇圧のほか、ロータ12が回転することによる遠心作用でより高い昇圧が可能になる。軸流羽根は流れを円滑に導入するためのインジューサとなっている。このインジューサの作用で小型、高揚程、高回転という条件で発生し易いキャビテーションを防止し、長寿命、キャビテーション騒音を防いでいる。とくに温水を扱うときのポンプでこれは発生し易い。また、斜流羽根(拡開方向羽根)の吐出縁はマウスリング部18の外周面に一致した形状となっているから、吐出流の流速分布が後面シュラウド側に少し偏った分布となり、吐出後流れ方向を転換し易く、ボリュート5に円滑に流れ込ませることができる。この羽根部4の吐出縁は隔壁1のボリュート当接面よりボリュート5側に突出して配設されているため、ボリュート5の取り付けが容易であり、メンテナンスが容易であり、さらにはポンプ組立時にステータとロータ12が磁力により引かれて軸受10と軸受板9が衝撃を受けて破損することを防止できる。羽根部4はロータ12への流路断面積は入口から出口まで一定になるように構成されており、これにより羽根部4内に流入したエアに対してもインジューサで予圧すると同時にロータ12内では昇圧されずに比較的大きな内部流速で吐き出し、エアの排出が円滑になり滞留することが少ない。また、内部通路内の流れが減速されて複雑な流れとなって効率を低下させることも少ない。
【0031】
斜流羽根の側方のマウスリング部18に駆動マグネット11が設けられているから、円筒状の空間を無駄無く利用でき、駆動マグネット11の装着も容易である。ロータ12の後面シュラウド側の側面形状は、斜流羽根が設けられ均一な肉厚となっているため、円錐状の窪みとなっている。この窪みが形成されていないと、慣性が大きくなって応答が悪くなるし、製造上内部にヒケを生じ易く、できれば窪みを形成するのがよい。しかしながら、ロータ12のボス21内には軸受10が設けられているが、円錐状の窪み部分には流体との比重差でエアが溜まり易く、もしエアが滞留した場合には軸受10が水中軸受であるため焼き付き易い。そこで、このエアを排出させるため後面シュラウドの内外を連通する還流穴23を設けている。これにより高圧側から還流される流れによってエアが排出される。ただ、還流させることでポンプ効率は悪化するから、この面からは還流穴23は設けない方がよいため、還流量、穴径は焼き付き防止とポンプ効率の観点から適宜選択されるべきである。
【0032】
次に、ボリュート5について説明する。ボリュート5は、ロータ12によって与えられた運動エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧力回復するものである。圧力回復装置としては通常渦巻きが用いられることが多いが、本実施の形態では、渦巻きケーシングを用いるとポンプ外径が拡大するため、ロータ1の出口近傍に設けられた入口から360°周回する円周溝となっている。ただ、圧力回復を図れるようにその流路断面積は溝の軸方向の深さを増すことにより拡大する形状となっている。流れはボリュート5を360°周回した後、ボリュート5出口から流れを求心方向に向け、吐出ハウジング7からボリュート5背面に向けて突出した案内リブ26により形成された戻り流路を通り、吐出口6から軸方向に吐出される構成となっている。ボリュート5の中央には固定軸8を保持する保持孔22が設けられている。上記した後面シュラウドには円筒状の窪みがあるがそれをそのまま残しておくと、シュラウド背面に大きく循環する2次的な流れが形成されて流体損失が大きくなるし、エアも滞留し易くなる。そこで、ボリュート5の中央に円錐状の凸部を形成し、後面シュラウドから所定間隙をおいて対向配置している。これにより、流体損失は著しく低減される。さらに、ボリュート5には吐出側と固定軸8の保持部16の近傍を連通する水路24を設けるのが適当である。この水路24により、吐出側から吐出側の流体が還流され、滞留しているエアを押し流すし、軸受10への水潤滑の流体の供給を行うことができる。
【0033】
続いて、ロータ12と隔壁1、ボリュート5、吐出ハウジング7、入口ハウジング17、さらにこれらによる外部駆動形ポンプの組立について説明する。隔壁1には、マウスリング部18の入口側を収容する環状マウスリング収容溝、この環状マウスリング収容溝の内側円筒内に設けられた整流板3、さらにその内部に設けられた保持部16が一体で設けられている。整流板3は保持部16と隔壁1の内側円筒を一体で連結する支持部材としての性格も有している。また、隔壁1の外側円筒部20の周囲にはステータ13が設けられ、隔壁1の環状マウスリング収容溝内にマウスリング部18を挿入したとき駆動マグネット11と径方向で対向する位置になるように配設されている。ステータ13は隔壁1に吸込口2を組み込んで入口ハウジングを締め付けることで固定される。
【0034】
隔壁1中央の保持部16の孔内には固定軸8が軸受板9を介して嵌合もしくはモールドされて一体化される。この固定軸8にロータ12の軸受10を圧入し、マウスリング部18を隔壁1の環状マウスリング収容溝内に挿入する。この状態で、固定軸8の他端側をボリュート5の中心に設けた保持孔22に挿し、保持する。これと同時に、隔壁1の吐出側端面から突出した固定軸8と同心の円周リブ25の内側に、ボリュート5の固定軸8と同心の円周形状の外周面を嵌合し、隔壁1のボリュート当接面に当接するまで押し込んで、外側から吐出ハウジング7で挟み込んで固定して、外部駆動形ラインポンプの組立が終了する。
【0035】
ところで、隔壁1は、マウスリング部18を収容する環状マウスリング収容溝、さらにはこの環状マウスリング収容溝を構成するための内側円筒部19及び外側円筒部20がすべて樹脂で一体成形されている。このため、ロータ12とステータ13を同一部品である隔壁1を基準にして内外でそれぞれ位置決めすることができ、小型化したときの効率悪化の主要原因である間隙管理を極めて正確にでき、小型でも効率のよいポンプとすることができる。そして、固定軸8を隔壁1と別部品で作製して後づけして挿入する場合に比べると、組立による軸ずれ(組立公差)がなく、ロータ12と隔壁1の位置が一意的に確実に定まるためロータ12と隔壁1のギャップを公差分狭くすることができ、ロータ12の吐出側より吸込み側に還流する漏れ量を低減することができる。また同時に、駆動マグネット11とステータ13のギャップも狭くすることができ、モータ効率を向上することができ、小型高効率のポンプを実現できる。さらに、隔壁1は一体成形されて円周リブ25も一体であるから、ボリュート5の位置決めも確実なものとなる。これにより駆動マグネット11とステータ13の位置、すべてのギャップも確実にコントロールできる。
【0036】
このように、隔壁1やボリュート5が同一の金型で成形できるため個々の部分の精度が高い上に、以上説明した構成により組み立て精度も高くなるから、ポンプ全体としてきわめて高い間隙管理が実現できる。さらに、動バランスや磁気バランスの問題がなく、これらのずれによる振動や騒音を著しく低減することができる。また、ボリュート5を隔壁1と吐出ハウジング7で挟み込んで固定するため、組立を行う場合、まずロータ12を隔壁1内の固定軸8に挿入し、続いてボリュート5を組み付け、さらに吐出ハウジング7を重ねあわせてネジ締めまたはカシメ等で固定すればよい。順に組み付けるだけであるから組立を簡単に行うことができ、精度も確保することができる。
【0037】
さらに、ロータ12のマウスリング部18と隔壁1の環状マウスリング収容溝との間隙を以下のようにコントロールすることにより、本実施の形態の外部駆動形ラインポンプは漏れ損失や機械損失を最小のものにし、運転時の安定性を格段に上げている。すなわち、マウスリング部18と内側円筒部19の間に形成される内側の間隙を、マウスリング部18と外側円筒部20の間に形成される外側の間隙より小さくしているので、間隙を通しての漏れ損失が内側の間隙で絞られ小さくなる。さらに、この漏れ流れはロータ12と隔壁1間に液膜を形成して一種の水中軸受となるから、ロータ12の運転時の安定性を上げることができ、ロータ12の入口側と出口側の圧力差がもたらす軸推力が軸受10に与えるスラスト荷重を減少させることにより、軸受板9の摺動による機械損失を低減し、軸受10からの漏れ損失を低減することができる。そして軸受10と軸受板9の摩擦を低減することから、ロータ12を高速で回転させることができ、高揚程化、小型化と効率の向上を同時に行うことができる。なお、マウスリング部18と内側円筒部19の間に形成される内側の間隙を、マウスリング部18と外側円筒部20の間に形成される外側の間隙より小さくするのに代えて、内側円筒部19とマウスリング部18との間隙を一部狭めるのでもよい。このようにしても、ロータ12の吐出側から還流する流体を一部狭められた間隙の部分で制限することができ、漏れ損失を低減でき、隔壁1とロータ12の間隙間に形成される液膜で水中軸受の作用をもたせることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に記載された発明によれば、一体成形された隔壁を基準に組み立てられるため固定軸の組立公差を小さくすることでき、ロータと隔壁のギャップも狭く設定でき、ロータとステータの軸ずれによるモータ効率の低下を少なくするとともに、ロータと隔壁の隙間を通って還流する漏れ損失を低減できる。更に、前記羽根部の吐出縁が前記ロータのマウスリング部外周形状と一致しているため小型化することができ、前期ロータの慣性を小さくして応答性が高く軽量化することができ、ボリュートの軸の保持部の強度を増し、また後面シュラウド背面の2次的な流れを小さなものにすることで騒音が少なくなり、またボリュートと後面シュラウドとの流体損失も少なくなり、ポンプ効率を向上させることができる。
【0039】
請求項2に記載された発明によれば、隔壁とボリュートの組み立て公差で固定軸を保持部に固定できるため、ロータとステータの中心のずれを少なくすることができ、磁気バランスのずれによる振動やそれに伴う軸受と軸の摺動抵抗の増加を低く押さえ、小型で効率が良く、また振動騒音の少ない外部駆動形ラインポンプを提供することができる。
【0040】
請求項3に記載された発明によれば、固定軸の保持部と円周リブ、また固定軸とボリュート外周を同一軸上で同心の円形の金型で成形でき、円形であるため金型の製造上の加工精度を向上させることができるし、成形時においても円形のため精度が出し易い。簡単な構成で固定軸の精度を出すことができる。
【0041】
請求項4に記載された発明によれば、簡単に組立てることができ、小型で効率が良く、また振動騒音の少ない外部駆動形ラインポンプを提供することができる。
【0042】
請求項5に記載された発明によれば、ボリュートの半径を拡大する必要がなく、小型で、ボリュートより吐出された流体を短い距離で吐出口に導くことができる。
【0043】
請求項6に記載された発明によれば、吐出ハウジングの内部に設けた案内リブで流体を導くことができ、簡単な構成で流路を構成できるとともに、吐出ハウジングの強度を向上させ、組立て易く、信頼性の高い外部駆動形ラインポンプを提供することができる
【0044】
請求項に記載された発明によれば、基本的にライン構造の羽根部で遠心力も利用することで高揚程とすることができる。
【0045】
請求項に記載された発明によれば、ロータ内では昇圧されず、エアの排出が円滑になり、内部通路内の流れが減速により複雑な流れになって効率を低下させることが少ない
【0046】
請求項に記載された発明によれば、後面シュラウド中心部分の軸受端部近傍に溜まるエアを後面シュラウドの還流穴より排出し、軸受への水潤滑を良好に行い、軸受の寿命の向上と機械損失の低減を行うことができる。
【0047】
請求項10に記載された発明によれば、後面シュラウド中心部分に溜まるエアをボリュートの水路を通って還流する流体で押し流し、軸受の水潤滑を良好に行い、軸受の寿命の向上と機械損失の低減を行うことができる。
【0048】
請求項11に記載された発明によれば、隔壁の外側でボリュートを取り付けることができて組立が容易であり、組立て時にロータを隔壁上に載置してゆっくり取り付けることができ、ステータとロータが磁力により引かれて軸受と軸受板が組立時に衝撃を受けて破損することを防止することができるとともに、メンテナンスにおいても容易にロータを交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における外部駆動形ラインポンプの構造図
【図2】 従来の技術の外部駆動形軸流ポンプの構造図
【符号の説明】
1,101 隔壁
2 吸込口
3 整流板
4 羽根部
5 ボリュート
6 吐出口
7 吐出ハウジング
8 固定軸
9,107 軸受板
10,106 軸受
11,110 駆動マグネット
12,111 ロータ
13,112 ステータ
14 制御部
15 放熱板
16 保持部
17 入口側ハウジング
18 マウスリング部
19 内側円筒部
20 外側円筒部
21 ボス
22 保持孔
23 還流穴
24 水路
25 円周リブ
26 案内リブ
102 吸込フランジ
103 軸流羽根
104 吐出フランジ
105 軸
108 軸ホルダ
109 リブ

Claims (11)

  1. 駆動マグネットが周囲に配設され、内部には昇圧のための羽根部が設けられたロータと、前記ロータを回転させるための回転磁界を形成するステータを備えた外部駆動形ラインポンプであって、前記ステータが周囲に取り付けられるとともに、前記ロータを回転自在に支持する固定軸の保持部が中央部に設けられた隔壁を備え、該隔壁が一体成形され、前記ステータと前記ロータの間に配設され、前記羽根部の吐出縁が前記ロータのマウスリング部外周形状と一致し、前記羽根部の後面シュラウドが円錐状の形状をしており、ボリュートの中央部が円錐状の凸部を備え、所定の間隙をおいて対向配置されていることを特徴とする外部駆動形ラインポンプ。
  2. ロータの吐出側にボリュートが設けられ、ボリュートの中央部には固定軸の保持部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の外部駆動形ラインポンプ。
  3. 隔壁の出口側に固定軸と同心の円周リブを設けるとともに、ボリュートの外周を前記固定軸と同心の円周とし、前記円周リブとボリュートの外周を嵌合させることを特徴とする請求項1または2記載の外部駆動形ラインポンプ。
  4. ボリュートを吐出ハウジングと隔壁間に挟んで固定することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の外部駆動形ラインポンプ。
  5. ボリュートが円周方向に周回し、軸方向の張り出し量が徐々に増加する流路を備え、出口から吐出された流れは前記ボリュートの背面を求心方向に導かれることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の外部駆動形ラインポンプ。
  6. 吐出側ハウジングの中央に吐出口を設け、ボリュートより吐出された流体を前記吐出口に導く案内リブが前記ボリュートに向けて吐出ハウジングから突出されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の外部駆動形ラインポンプ。
  7. 羽根部の内部流路が軸方向から拡開方向に曲げられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の外部駆動形ラインポンプ。
  8. 羽根部の内部流路の断面積が入口から吐出口まで一定であることを特徴とする請求項7記載の外部駆動形ラインポンプ。
  9. 後面シュラウドの軸受端部近傍に還流穴が設けられたことを特徴とする請求項1〜8記載の外部駆動形ラインポンプ。
  10. ボリュートには吐出側と固定軸の保持孔近傍を連通する水路が設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の外部駆動形ラインポンプ。
  11. 羽根部の吐出縁が隔壁のボリュート当接面よりボリュート側に突出して配設されることを特徴とする請求項1記載の外部駆動形ラインポンプ。
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