JP4157735B2

JP4157735B2 - Soundproof structure for drainage piping

Info

Publication number: JP4157735B2
Application number: JP2002223865A
Authority: JP
Inventors: 徳厚小島
Original assignee: 徳厚小島
Priority date: 2002-07-31
Filing date: 2002-07-31
Publication date: 2008-10-01
Anticipated expiration: 2022-07-31
Also published as: JP2004060398A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、中高層住宅における各階層からの排水を集合させて流下させるための排水用配管、例えば、排水用の立て管、横枝管、立て管用や横枝管用等の管継手等、に適用して、耐火性を確保し、かつ、防音性を確保できる排水用配管の防音構造に関する。
【０００２】
【従来の技術とその課題】
この種の排水用配管の耐火性を有した防音構造では、特開平１０−３１１４８７号や特開２０００−１５３２６９に記載されているものが知られている。
【０００３】
前者のものは、排水用配管に接触する部位に、振動を吸収するためのゴム状の弾性体を配設するとともに、このゴム状弾性体の周囲に、金属製のカバーが、配設されて、構成されていた。この金属製カバーは、半割り円筒状の二部材からなって、それぞれの周方向の端部に設けられたフランジ部相互を、ボルト・ナットを使用して締結し、ゴム状弾性体の周囲を筒状に覆っていた。
【０００４】
また、後者のものは、吸音性あるいは遮音性を有する耐熱性繊維からなるテープ材を、配管の周囲に巻き付けて配設させるものであった。
【０００５】
しかし、前者の構造では、金属製のカバーが、剛性を有していることから、組み付ける配管の外径寸法や形状が相違すれば、使用できず、配管変更時の適用自由度が無かった。
【０００６】
一方、後者の構造では、配管に巻き付けるものであって、配管の外径寸法や形状が相違しても、容易に対処して、配設することができるものの、防音性能に改善の余地があった。
【０００７】
本発明は、上記の課題を解決するものであって、配管の外径寸法や形状が相違しても、容易に対処して配設させることができて、耐火性を有して配管の防音性を確保することができる排水用配管の防音構造を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る排水用配管の防音構造は、建物内に設置された下狭まりのテーパ部を備えた排水用配管の外周面を、防振性を有したゴム状弾性体層が覆うとともに、ゴム状弾性体層を、可撓性を有して耐火性を有したシート状素材が覆って、構成され、
シート状素材が、ゴム状弾性体層の表面に巻き付けて配設可能な帯材のテープ材から、形成されるとともに、テープ材の幅方向にねじった折り返し部を形成しながら、テーパ部の外周面側に沿って下方から上方へ螺旋状に巻き付けるようにテープ材をゲートル巻きして、排水用配管の外周面に固定されていることを特徴とする。
【０００９】
なお、シート状素材としては、１０００℃以上での使用に耐える耐熱性・不燃性を有したセラミック繊維・炭素繊維等の耐熱性の繊維を、帯状を含めたシート状に形成したものが、例示できる。
【００１０】
本発明に係る防音構造では、ゴム状弾性体層は勿論のこと、シート状素材が、可撓性を有していることから、ゴム状弾性体層とシート状素材とを、それぞれ、配管の外周面の形状に沿わせて、密着させるように配設することができる。すなわち、配管の外径寸法や形状が種々変更されても、容易に、それらの配管の外周面に、ゴム状弾性体層とシート状素材とを配設させることができる。
【００１１】
そして、シート状素材が、ゴム状弾性体層の表面に巻き付けて配設可能な帯材のテープ材から、形成されており、巻き付ける配管部位が、テーパ状であっても、その表面に対応して、容易に巻き付けることができて、一層、本発明の防音構造を適用する自由度を向上させることができる。
特に、本願発明では、シート状素材のテープ材を、折り返し部を形成しながら、排水用配管のテーパ部の外周面に沿って下方から上方へ螺旋状に巻き付けるようにゲートル巻きしている。この折り返し部では、巻き付けたテープ材をテーパ部外周面側に押圧することができ、テープ材の緩み止めを図って、テープ材をテーパ部の外周面側に固定することができる。そのため、テープ材を巻く部位が、下狭まりのテーパ状のテーパ部を有していても、ずれ落ちを防止して、安定して、ゴム状弾性体層を介在させた状態で、排水用配管のテーパ部をテープ材で被覆することができる。そして、テープ材の長さや巻き重ねる幅を調整すれば、巻き付ける排水用配管の部位の外径や長さが変更されても、容易に対処することができる。
勿論、ボルト・ナット等を使用しなくとも、シート状素材の端末は、縛ったり、耐火性を有したクリップ等で押える等で、嵩張らずに配管の周囲に、固定できるため、スペースの狭い箇所でも、容易に配設することができる。
【００１２】
そして、ゴム状弾性体層自体が、耐火性を有していなくとも、耐火性を有したシート状素材が、ゴム状弾性体層を覆うことから、この防音構造では、耐火性を確保することができる。
【００１３】
さらに、防振性を備えたゴム状弾性体層が、配管の外周面に、配設されることから、配管の振動を抑えることができて、排水の配管内周面に衝突して発生した振動を抑えたり、あるいは、遮音することができて、防音効果を確保することができる。
【００１４】
したがって、本発明に係る排水用配管の防音構造は、配管の外径寸法や形状が相違しても、嵩張ることなく、容易に対処して配設させることができて、耐火性を有して配管の防音性を確保することができる。
【００１５】
ゴム状弾性体層は、予め賦形されて、配管の外周面を覆う筒形状を形成可能な一つ若しくは複数の筒用部材から、形成したり、あるいは、流動状態のゴム状塗布剤を配管の外周面に塗布して、形成してもよい。
【００１６】
一つの筒用部材からゴム状弾性体層を形成する場合には、筒用部材は、配管の端部側から被せるような断面円環状の筒形状としている場合や、配管の外周面から被せて端部相互を連結させる一枚のシート状のものが例示できる。複数の筒用部材からゴム状弾性体層を形成する場合には、筒状部材は、例えば、配管の周方向に２つ割りされたものが例示できる。
【００１７】
そして、筒用部材が、予め、断面円環状の筒形状に形成されている場合には、その筒状部材を、配管の端部から外装させれば、配管の外周面の全周に、容易に密着させて、ゴム状弾性体層を配設することができる。勿論、この筒用部材は、ゴム状弾性を有することから、配管の外径が大きくなっても、伸びて、大きな外径の配管でも、容易に対処して配設することができる。
【００１８】
また、ゴム状弾性体層が、配管の周方向に分割された複数の筒用部材を使用して形成される場合には、筒用部材を配管の外周側から配設できることから、施工済みの配管に対して、別途、防音構造を適用（施工）することができる。
【００１９】
そしてさらに、ゴム状弾性体層が、一つ若しくは複数の筒用部材から形成されている場合に、筒用部材が、外周面側に、予め、シート状素材を結合させて、構成されていれば、筒用部材を、配管を覆うように配設させて固定すれば、シート状素材も配設できることから、配管の防音構造の施工を、簡便に行なうことができる。
【００２０】
また、ゴム状弾性体層が、流動状態のゴム状塗布剤を配管の外周面に塗布して、形成されている場合には、上記の筒用部材から形成されている場合に比べて、刷け塗り・スプレー塗布・浸漬等の塗布作業が必要となるものの、配管外周面との密着性が一層良好となって、配管の防振性能を向上させることができるとともに、テーパ状や曲がった配管でも、容易に、ゴム状弾性体層を配設させることができる。さらにまた、塗布した塗布剤が流動状態となっていても、その周囲には、シート状素材が配設され、そのシート状素材が、塗布剤を押えて、ゴム状弾性体層が配管を覆う形状を、維持でき、ゴム状弾性体層の防振性能を低下させない。
【００２１】
なお、流動状態の塗布剤は、ペースト状やゲル状等を含むとともに、塗布後に硬化させるものを含むものである。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の防音構造を適用する排水用配管１は、図１に示すように、排水立て管用の管継手１０であり、この管継手１０は、コンクリートスラブＳの開口穴ＳＡに挿入されて、上下に排水立て管３（３Ａ・３Ｂ）が接続され、さらに、側部に、排水横枝管５が接続されるように、構成されている。
【００２４】
管継手１０は、上下方向に軸心を有した略円筒状の胴部１１を備え、胴部１１の上部には、上立て管３Ａに接続される上立て管接続部１２が形成され、胴部１１の下部には、下立て管３Ｂに接続される下立て管接続部１３が形成されている。また、胴部１１の上部には、上立て管接続部１２より内外径を大きくした膨拡部１４が形成されている。膨拡部１４の外周面には、少なくとも１個（実施形態では２個）の横枝管接続部１５が形成され、各横枝管接続部１５には、横枝管５が接続されている。なお、膨拡部１４内には、上立て管３Ａから流下された排水を衝突させて旋回流とするための図示しない旋回ガイドが、所定位置に設けられている。
【００２５】
この管継手１０では、上立て管３Ａから流下された排水が旋回ガイドに衝突する際や、横枝管５から流入された排水が膨拡部１４の内周面に衝突した際に、衝撃音を発生させることとなる。
【００２６】
膨拡部１４の下方には、図１・２に示すように、下狭まりのテーパ部１６が形成され、さらにテーパ部１６の下方には、円筒状に下方に延びる直管部１７が形成されている。
【００２７】
そして、管継手１０は、横枝管接続部１５の直下の膨拡部１４からテーパ部１６の略下端部までの部位が、開口穴ＳＡに挿入されて、モルタルＭで埋め戻しされている。
【００２８】
また、管継手１０の外周面には、直管部１７から横枝管接続部１５の下部に至るまでの部位に、実施形態の防音構造２０が、配設されている。この防音構造２０は、内層側の防振性を有したゴム状弾性体層２１と、ゴム状弾性体層２１の全周を覆う外層側のシート状素材２５と、の２層構造としている。
【００２９】
ゴム状弾性体層２１は、実施形態の場合、図４に示すように、配設される管継手１０の胴部１１の外周形状に対応して、若干小さな寸法の断面円環状の円筒状に、予め、成形されている筒用部材２２から、形成されている。筒用部材２２は、防振性と耐熱性とを有したクロロプレンゴム・ブチルゴム・ＥＰＤＭ等のゴムや合成樹脂における無発泡若しくは発泡したゴム状の弾性材料を型成形して形成されている。
【００３０】
なお、ゴム状弾性体層２１として、発泡したゴム状の弾性材料を使用する場合には、クッション作用が高まることから、管継手１０の振動を吸収して、防音効果を発揮し易くなる。また、無発泡若しくは発泡したゴム状の弾性材料を使用する場合には、鉄粉等の質量のある添加物を混入させてもよく、その場合には、管継手１０の制振作用が高まり、これまた、防音効果を発揮し易くなる。
【００３１】
さらに、実施形態の筒用部材２２は、胴部１１の外周面への装着が容易なように、端部付近に、内外周を貫通するような一つ若しくは複数の切り込み２２ａが形成されている。
【００３２】
シート状素材２５は、可撓性を備えるとともに、１０００℃以上に使用に耐える耐熱性と不燃性とを有した耐火性、を備えている。さらに、実施形態の場合、シート状素材２５は、帯状のテープ材２６を、ゴム状弾性体層２１の外周に、ゲートル巻きにより巻き付けて、形成されている。実施形態の場合、シート状素材２５は、アルミナ・シリカを主成分とした原料を電気炉等で溶融させて、高速の空気流で吹き飛ばして繊維化したセラミック繊維が使用されている。そして、テープ材２６は、そのセラミック繊維を、布状に織成したり、あるいは、不織布のように織成し、所定の幅・厚さ・弾力性の帯状に裁断して、形成している。
【００３３】
なお、耐熱性繊維としては、セラミック繊維の他に、炭素繊維・ガラス繊維等の１０００℃以上での使用に耐える耐熱性・不燃性を有した無機質人造繊維等を使用しても良い。
【００３４】
管継手１０への防音構造２０の配設は、まず、立て管３Ａ・３Ｂや横枝管５を接続させていない状態で、胴部１１の下端側の直管部１７から、テーパ部１６を経て、膨拡部１４の下部に至るまで、筒用部材２２を被せる。この時、筒用部材２２は、ゴム状弾性を有することから、伸びて、円滑に、胴部１１の外周面に密着するように、配設されることとなる。さらに、筒用部材２２は、切り込み２２ａを備えているため、一層、胴部１１に被せる作業が円滑となる。なお、筒用部材２２が切り込み２２ａを備えていても、後述するように、シート用素材２５（テープ材２６）が筒用部材２２の外周側を押えることから、切り込み２２ａが塞がれて、ゴム状弾性体層２１の防音性を阻害することはない。
【００３５】
胴部１１の外周面に筒状部材２２を配設させた後には、テープ材２６を、筒用部材２２の外周面に、ゲートル巻きにより、巻き付ける。このゲートル巻き（綾巻き）は、図３に示すように、テープ材２６の幅方向にねじった折り返し部２７を形成しながら、直管部１７から、テーパ部１６を経て、膨拡部１４の下部に至るまで、筒用部材２２を介在させて状態で、管継手１０の外周面に、テープ材２６を螺旋状に巻き付ける巻き方である。
【００３６】
なお、テープ材２６の端末の固定は、端末を二又状の紐部２６ａ・２６ａに分岐させて、それらの紐部２６ａ・２６ａを、テープ材２６の端部側の外周を押えつつ、相互に結んで縛れば、テープ材２６を固定することができる。
【００３７】
そして、管継手１０にテープ材２６をゲートル巻きで巻き付けて固定した後には、上・下立て管３Ａ・３Ｂや横枝管５を接続させつつ、管継手１０をスラブＳの開口穴ＳＡに配置させて、開口穴ＳＡにモルタルＭを充填すれば、配管施工と防音構造の施工とを終了させることができる。
【００３８】
実施形態の防音構造２０では、筒用部材２２からなるゴム状弾性体層２１を、管継手１０の胴部１１の外周面に配置させた後、テープ材２６からなるシート状素材２５を配設させれば、組み付けを完了させることができて、ゴム状弾性体層２１は勿論のこと、シート状素材２５が、可撓性を有していることから、ゴム状弾性体層２１とシート状素材２５とを、それぞれ、胴部１１の外周面の形状に沿わせて、順次、密着させるように円滑に配設することができる。すなわち、胴部１１の外径寸法や形状が種々異なっても、容易に、それらの胴部１１の外周面に、ゴム状弾性体層２１とシート状素材２５とを配設させることができる。
【００３９】
さらに、ボルト・ナット等を使用しなくとも、シート状素材２５の端末は、縛って固定できて、嵩張らずに胴部１１の周囲に固定できるため、スペースの狭い箇所でも、容易に配設することができる。
【００４０】
そして、ゴム状弾性体層２１自体が、耐火性を有していなくとも、耐火性を有したシート状素材２５が、ゴム状弾性体層２１を覆うことから、この防音構造２０では、耐火性を確保することができる。
【００４１】
さらに、防振性を備えたゴム状弾性体層２１が、胴部１１の外周面に、配設されていることから、膨拡部１４の振動を抑えることができて、排水が胴部１１の内周面に衝突して発生した振動を抑えたり、あるいは、遮音することができて、防音効果を確保することができる。
【００４２】
したがって、実施形態の防音構造２０では、管継手１０の胴部１１の外径寸法や形状が相違しても、嵩張ることなく、容易に対処して配設させることができて、耐火性を有して管継手１０の防音性を確保することができる。
【００４３】
そして、実施形態では、シート状素材２５が、ゴム状弾性体層２１の表面に巻き付けて配設可能な帯材のテープ材２６から、形成されている。そのため、テープ材２６を巻き付ける配管部位が、テーパ状の部位１６や、図５の配管１のような曲面状の部位を備えていても、それらの表面に対応して、容易にテープ材２６を巻き付けることができ、一層、防音構造２０を適用する自由度を向上させることができる。
【００４４】
特に、実施形態では、テープ材２６を、折り返し部２７を形成しながら、管継手１０の外周面に沿って下方から上方へ螺旋状に巻き付けるようにゲートル巻きしている。この折り返し部２７では、巻き付けたテープ材２６を管継手１０の外周面側に押圧することができ、テープ材２６の緩み止めを図って、テープ材２６を管継手１０の外周面側に固定することができる。そのため、テープ材２６を巻く部位が、下狭まりのテーパ状のテーパ部１６を有していても、ずれ落ちを防止して、安定して、ゴム状弾性体層２１を介在させた状態で、管継手１０をテープ材２６で被覆することができる。そして、テープ材２６の長さや巻き重ねる幅を調整すれば、巻き付ける管継手１０の部位の外径や長さが変更されても、容易に対処することができる。
【００４５】
なお、シート状素材２５は、実施形態のように、帯状のテープ材２６ばかりでなく、図６に示すように、長方形状等の１枚若しくは２枚等の複数枚のシート材２８を使用して、ゴム状弾性体２１を介在させた配管１の外周面に、巻き付けて、固定してもよい。固定に使用する止め手段２９としては、実施形態のような紐部２６ａや別体の可撓性・耐火性を有した紐材を利用して縛る他、図６に示すように、端部２８ａ・２８ａ相互に差し込んで、端部２８ａ・２８ａ相互を締結可能な板金製のクリップ３０を使用したり、あるいは、耐熱性を維持できれば、接着剤や両面テープ等の接着テープを使用してもよい。なお、クリップ３０には、端部２８ａ相互に食い込ませるための舌片３０ａ・３０ａが、切り起こされて形成されている。
【００４６】
また、シート材２８の形状としては、配設する部位に応じて、図７・８に示すように、分割体や切れ込みを備えた形状のシート材２８Ａ・２８Ｂ・２８Ｃとしてもよい。図７に示すシート材２８Ａは、配管１Ａの横枝管接続部１５を除く配管１Ａの外周面を覆える形状として、シート材２８Ｂが配管１Ａの横枝管接続部１５の外周面を覆える形状としている。また、図８に示すシート材２８Ｃは、配管１Ｂの直管部１７の外周面を覆える部位２８ｂと、配管１Ｂのテーパ部１６の外周面を覆う部位２８ｃと、を備えて構成されている。
【００４７】
さらに、実施形態では、耐熱性繊維からなるシート状素材２５を外表面に配置させた管継手１０を、モルタルＭでスラブＳ内に埋め戻しており、耐熱性繊維自体がクッションの役目を果たすことから、実施形態の防音構造では、一層、振動を吸収することができて、ゴム状弾性体層２１とともに、防振効果を一層発揮することができる。
【００４８】
さらにまた、埋め戻し時のモルタルＭを充填する際、耐熱性繊維層（シート状素材）２５の繊維間に、モルタルＭが充填されて固化することから、別途、支持部材を使用しなくとも、管継手１０が、スラブＳ内で強固に保持されることとなる。
【００４９】
なお、上記のようなモルタルＭ等の埋め戻し材との結合強度を高めるために、管継手１０に配設するテープ材２６等のシート状素材２５に対し、埋め戻し材として硬化する前の液状の状態で、予め、そのモルタル等の埋め戻し材を、含浸させておいてもよい。
【００５０】
また、実施形態では、ゴム状弾性体層２１が、予め、筒形状を維持した筒用部材２２から形成されていることから、筒用部材２２を、管継手１０の端部から外装させれば、管継手１０の胴部１１における所定部位の外周面全周に、容易に密着させて、ゴム状弾性体層２１を配設することができる。勿論、この筒用部材２２は、ゴム状弾性を有することから、胴部１１の外径が大きくなっても、伸びて、大きな外径の胴部１１でも、容易に対処することができる。
【００５１】
なお、ゴム状弾性体層２１としては、予め筒形状としている筒用部材２２を使用するばかりでなく、図９に示すように、未加硫のブチルゴム等の流動状態のゴム状塗布剤２３を、配管１の外周面に刷け塗りによって塗布して、形成し、ついで、テープ材２６を巻き付けるようにしてもよい。この場合には、ゴム状弾性体層２１が、上記の筒用部材２２から形成されている場合に比べて、刷け塗りの塗布作業が必要となるものの、配管１の外周面との密着性が一層良好となって、配管１の防振性能を向上させることができるとともに、テーパ状や曲がった配管でも、容易に、ゴム状弾性体層２１を配設させることができる。なお、塗布剤２３の塗布は、刷け塗りの他、スプレー塗布や浸漬等を利用してもよい。
【００５２】
さらにまた、塗布した塗布剤２３が流動状態となっていても、その周囲には、シート状素材２５が配設され、そのシート状素材２５が、塗布剤２３を押えて、ゴム状弾性体層２１が配管１を覆う形状を、維持でき、ゴム状弾性体層２１の防振性能を低下させない。
【００５３】
なお、流動状態の塗布剤２３は、ペースト状やゲル状等を含むとともに、塗布後に硬化させるものを含むものである。
【００５４】
また、ゴム状弾性体層２１は、図１０に示すように、予め、大きなゴム状シートから裁断する等して製造した帯状等のシート材２４から、形成してもよい。すなわち、所定形状に裁断したシート材２４を、配管１の外周面に巻き付けてゴム状弾性体層２１を形成し、ついで、テープ材２６等のシート状素材２５を巻き付けてもよい。
【００５５】
さらに、ゴム状弾性体層２１としては、予め賦形されて、配管の外周面を覆う筒形状を形成可能であれば、筒用部材２２のような断面円環状の円筒状としていなくとも、シート用素材２５のシート材２８・２８Ａ・２８Ｂ・２８Ｃと略同形状のような、例えば、図１１に示すように、一つ若しくは複数の筒用部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃから、ゴム状弾性体層２１を形成してもよい。ちなみに、筒用部材２２Ａは、立て管３や横枝管５の外周面を一枚で覆って、ゴム状弾性体層２１を形成するものであり、筒用部材２２Ｂ・２２Ｃは、二枚使用して、立て管３や横枝管５の外周面を覆って、ゴム状弾性体層２１を形成するものである。
【００５６】
なお、図例では、筒用部材２２Ａは、ゴム状弾性を有した状態で、立て管３や横枝管５の外周面を覆うことができるような半割り円筒形状の二つの分割体を相互に連結させた形状に、形成され、同様に、筒状部材２２Ｂ・２２Ｃも、それぞれ、ゴム状弾性を有した状態で、半割り円筒状に形成されている。しかし、筒用部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃは、二点鎖線に示すように、大きなゴム状シートから裁断する等して、平板状から曲げて、配管３・５に巻き付けるように使用してもよい。
【００５７】
そして、このような筒用部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃでは、ゴム状弾性の可撓性を有することから、曲げ易いこともあいまって、配管３・５の外周側から容易に配設でき、施工前の配管３・５は勿論のこと、図１１に示すように、施工済みの配管３・５に対して、別途、防音構造２０を適用（施工）することができる。
【００５８】
なお、図１１に示す場合には、配管１０自体の横枝管接続部１５付近や上立て管接続部１２付近・下立て管接続部１３付近においても、配管１０の施工後に防音構造２０を施工する場合を例示しており、それらの外周面には、ゴム状塗布剤２３が刷け塗りで塗布され、その後、図１２に示すように、テープ材２６やシート材２８Ｃからなるシート状素材２５が、配設されている。
【００５９】
そして、図１２に示すように、防音構造２０が、立て管３・横枝管５・管継手１０に広範囲で施工された場合には、別途、防露処理を不要にすることもできる。
【００６０】
そしてさらに、図１１に示す筒用部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃでは、外周面側に、予め、シート状素材２５を結合させて、防音構造用シート２０Ａを構成している。そのため、筒用部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃを、配管３・５を覆うように配設させて固定すれば、シート状素材２５も配設できることから、配管３・５の防音構造２０の施工を、簡便に行なうことができる。勿論、この点を考慮しなければ、筒用部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃとシート状素材２５とを、それぞれ、別体としてもよい。
【００６１】
なお、図例の場合には、筒用部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃ（防音構造用シート２０Ａ）の固定は、止め手段２９として、耐熱性を有した接着テープを３１を使用して、配管３・５の外周面に、筒用部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃを固定している。
【００６２】
また、シート状素材２５と筒用部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃとの結合は、部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃの加硫時における加硫接着を利用すれば、容易に、両者を一体化させるように結合できる。
【００６３】
さらに、シート状素材２５と筒用部材２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃ等のゴム状弾性体層２１とを結合させて防音構造用シート２０Ａを形成する場合、図１１に示すように、半割り円筒状等に形成する他、予め、大きな平板状等に形成して準備しておき、シート２０Ａを、施工する部位に応じて、シート用素材２５を形成したテープ材２６やシート材２８・２８Ａ・２８Ｂ・２８Ｃのような形状に、別途、裁断する等して、形成してもよい。
【００６４】
また、上述の防音構造２０は、主に、排水の衝突による衝撃音の発生する付近に配設することが望ましく、排水用配管１においては、上述のように管継手１０の膨拡部１４、テーパ部１６、直管部１７の外周面に、防音構造２０を配設することが極めて効果的である。しかし、これに限定するものではなく、防音構造２０を適用する排水用配管は、図１１・１２に示すように、管継手１０の上立て管３Ａを含む上立て管接続部１２付近、下立て管３Ｂを含む下立て管接続部１３付近、横枝管５を含む横枝管接続部１５付近等の外周面に、配設してもよく、さらに、上立て管３Ａ、下立て管３Ｂ、横枝管５自体の外周面に被覆させてもよい。
【００６５】
すなわち、防音構造２０を適用可能な排水用配管は、排水器具トラップに直接接続されているような器具排水管、ソケットタイプ・エルボタイプ等の管端相互を連結する排水用管継手、排水横枝管、排水立て管、排水用特殊継手や排水鋼管用可撓継手等を含む排水立て管用管継手、排水用脚部継手、排水用横主管、排水用主横主管等が、例示できる。
【００６６】
そしてさらに、例えば、図１３に示す横枝管５の防火区画貫通部５ａまたは防火区画貫通部５ａから少なくとも１ｍまでの延設部を含む部位の外周面を、防音構造２０によって、被覆してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態の排水用配管の防音構造を示す部分断面図である。
【図２】図１における防音構造を示す要部拡大断面図である。
【図３】ゲートル巻きで巻き付けを行なうテープ材の一部展開図である。
【図４】実施形態で使用するゴム状弾性体層を構成する筒用部材の斜視図である。
【図５】テープ材の他の使用状態を説明する図である。
【図６】他の実施形態のシート状素材の施工手順を説明する図である。
【図７】さらに他の実施形態のシート状素材の施工手順を説明する図である。
【図８】さらに他の実施形態のシート状素材の施工手順を説明する図である。
【図９】他の実施形態のゴム状弾性体層の施工手順を説明する図である。
【図１０】さらに他の実施形態のゴム状弾性体層の施工手順を説明する図である。
【図１１】さらに他の実施形態の施工手順を説明する図である。
【図１２】図１１に示す状態から、新たに防音構造を施工した状態を示す図である。
【図１３】横枝管の防火区画貫通部を示す簡略平面図である。
【符号の説明】
１・１Ａ・１Ｂ…（排水用配管）管継手
２０…防音構造、
２１…ゴム状弾性体層、
２２・２２Ａ・２２Ｂ・２２Ｃ…（ゴム状弾性体層を形成する）筒用部材、
２３…（ゴム状弾性体層を形成する）塗布剤、
２４…（ゴム状弾性体層を形成する帯状の）シート材
２５…シート状素材、
２６…テープ材。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is applied to drainage pipes for collecting and flowing down drainage from each floor in middle- and high-rise houses, for example, drainage vertical pipes, horizontal branch pipes, pipe joints for vertical pipes and horizontal branch pipes, etc. Thus, the present invention relates to a soundproof structure for drainage piping that can ensure fire resistance and soundproofing.
[0002]
[Prior art and its problems]
As the soundproof structure having fire resistance of this kind of drainage pipe, those described in Japanese Patent Laid-Open Nos. 10-311487 and 2000-153269 are known.
[0003]
In the former, a rubber-like elastic body for absorbing vibration is disposed at a portion that contacts the drainage pipe, and a metal cover is disposed around the rubber-like elastic body. Was configured. This metal cover is composed of two half-cylindrical members, and the flanges provided at the respective circumferential ends are fastened using bolts and nuts to surround the rubber-like elastic body. It was covered in a cylindrical shape.
[0004]
In the latter case, a tape material made of a heat-resistant fiber having a sound absorbing property or a sound insulating property is wound around a pipe.
[0005]
However, in the former structure, since the metal cover has rigidity, it cannot be used if the outer diameter and shape of the pipe to be assembled are different, and there is no degree of freedom of application when changing the pipe.
[0006]
On the other hand, the latter structure is wound around the pipe, and even if the outer diameter size and shape of the pipe are different, it can be easily dealt with and arranged, but there is room for improvement in soundproof performance. It was.
[0007]
The present invention solves the above-described problems, and can be easily dealt with and disposed even if the outer diameter size or shape of the pipe is different, and has fire resistance and sound insulation of the pipe. It aims at providing the soundproof structure of the drainage piping which can ensure property.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
  The soundproof structure for drainage piping according to the present invention is installed in a building.With a tapered partThe outer peripheral surface of the drainage pipe is covered with a rubber-like elastic body layer having anti-vibration properties, and the rubber-like elastic body layer is covered with a flexible sheet-like material having fire resistance. Is,
  The sheet-like material is formed from a tape material of a band material that can be wound around the surface of the rubber-like elastic layer, and the outer periphery of the taper portion while forming a folded portion twisted in the width direction of the tape material. The tape material is wound around the surface in a spiral manner from below to above and fixed to the outer peripheral surface of the drainage pipe.It is characterized by.
[0009]
Examples of the sheet-like material include heat-resistant and non-flammable ceramic fibers and carbon fibers that can withstand use at 1000 ° C. or higher formed into a sheet shape including a belt shape. it can.
[0010]
In the soundproof structure according to the present invention, since the sheet-like material has flexibility as well as the rubber-like elastic layer, the rubber-like elastic layer and the sheet-like material are respectively connected to the piping. It can arrange | position so that it may closely_contact | adhere along the shape of an outer peripheral surface. That is, even if the outer diameter dimensions and shapes of the pipes are variously changed, the rubber-like elastic layer and the sheet-like material can be easily disposed on the outer peripheral surfaces of the pipes.
[0011]
  The sheet-like material is formed from a tape material of a band material that can be wound around the surface of the rubber-like elastic layer, and even if the pipe part to be wound is tapered, it corresponds to the surface. Thus, the degree of freedom of applying the soundproof structure of the present invention can be further improved.
  In particular, in the present invention, the tape material of the sheet-like material is gaitered so as to be spirally wound from below to above along the outer peripheral surface of the tapered portion of the drainage pipe while forming the folded portion. In the folded portion, the wound tape material can be pressed to the outer peripheral surface side of the taper portion, the tape material can be prevented from loosening, and the tape material can be fixed to the outer peripheral surface side of the taper portion. Therefore, even if the portion where the tape material is wound has a taper portion with a narrowing bottom, the pipe for drainage is prevented in a stable manner with the rubber-like elastic layer interposed therebetween, preventing slipping off. The taper portion can be covered with a tape material. And by adjusting the length and width of the tape material, even if the outer diameter or length of the part of the drainage pipe to be wound is changed, it can be easily dealt with..
  Of course,Even without using bolts and nuts, the end of the sheet material can be fixed around the pipe without being bulky by tying or pressing with a clip with fire resistance, etc. It can be easily arranged.
[0012]
And even if the rubber-like elastic layer itself does not have fire resistance, since the sheet-like material having fire resistance covers the rubber-like elastic layer, this soundproof structure ensures fire resistance. Can do.
[0013]
Furthermore, since a rubber-like elastic layer with vibration proofing is disposed on the outer peripheral surface of the pipe, vibrations of the pipe can be suppressed, and this occurs when it collides with the inner peripheral surface of the drainage pipe. Vibration can be suppressed or sound insulation can be achieved, and a soundproof effect can be ensured.
[0014]
Therefore, the soundproof structure of the drainage pipe according to the present invention can be easily dealt with and disposed without being bulky even if the outer diameter size and shape of the pipe are different, and has fire resistance. Soundproofing of the piping can be ensured.
[0015]
The rubber-like elastic layer is formed in advance from one or a plurality of cylinder members capable of forming a cylinder shape covering the outer peripheral surface of the pipe, or a rubber-like coating agent in a fluid state is piped You may form and apply | coat to the outer peripheral surface of this.
[0016]
When the rubber-like elastic layer is formed from a single cylindrical member, the cylindrical member is formed in a cylindrical shape with an annular cross section that covers from the end side of the pipe, or from the outer peripheral surface of the pipe. The sheet-like thing which connects edge parts can be illustrated. In the case where the rubber-like elastic layer is formed from a plurality of cylinder members, for example, the cylinder member can be divided into two pieces in the circumferential direction of the pipe.
[0017]
And when the member for cylinders is formed beforehand in the shape of an annular cross-section cylinder, if the cylinder member is exteriorized from the end of the pipe, it can be easily applied to the entire outer periphery of the pipe. A rubber-like elastic body layer can be disposed in close contact with. Of course, since this cylinder member has rubber-like elasticity, even if the outer diameter of the pipe is increased, the pipe member can be easily dealt with and disposed even if the pipe has a large outer diameter.
[0018]
In addition, when the rubber-like elastic body layer is formed using a plurality of cylinder members divided in the circumferential direction of the pipe, the cylinder member can be disposed from the outer circumference side of the pipe. A separate soundproof structure can be applied (constructed) to the piping.
[0019]
Further, when the rubber-like elastic body layer is formed of one or a plurality of cylinder members, the cylinder member is configured by previously combining a sheet-like material on the outer peripheral surface side. For example, if the cylinder member is disposed and fixed so as to cover the pipe, the sheet-like material can also be disposed, so that the construction of the soundproof structure of the pipe can be easily performed.
[0020]
In addition, when the rubber-like elastic layer is formed by applying a rubber-like coating agent in a fluidized state to the outer peripheral surface of the pipe, it is printed as compared with the case where the rubber-like elastic body layer is formed from the above cylindrical member. Although application work such as brushing, spray application, and dipping is required, the adhesion to the outer peripheral surface of the pipe is further improved, and the vibration isolation performance of the pipe can be improved, and the tapered or bent pipe However, the rubber-like elastic body layer can be easily disposed. Furthermore, even if the applied coating agent is in a fluidized state, a sheet-like material is disposed around it, and the sheet-like material presses the coating agent and the rubber-like elastic layer covers the pipe. The shape can be maintained and the vibration-proof performance of the rubber-like elastic layer is not deteriorated.
[0021]
In addition, the application agent in a fluid state includes a paste form, a gel form, and the like, and also includes a material that is cured after application.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. A drainage pipe 1 to which the soundproof structure of the embodiment is applied is a pipe joint 10 for a drainage stack as shown in FIG. 10 is inserted into the opening hole SA of the concrete slab S, and the drainage stack 3 (3A, 3B) is connected to the top and bottom, and the drainage horizontal branch pipe 5 is connected to the side. ing.
[0024]
The pipe joint 10 includes a substantially cylindrical trunk portion 11 having an axial center in the vertical direction, and an upper riser pipe connection portion 12 connected to the upper riser pipe 3A is formed on the upper portion of the trunk portion 11. A lower pipe connecting portion 13 connected to the lower pipe 3 </ b> B is formed at the lower portion of the portion 11. Further, an enlarged portion 14 having an inner and outer diameter larger than that of the upper pipe connecting portion 12 is formed on the upper portion of the trunk portion 11. At least one (two in the embodiment) side branch pipe connection portions 15 are formed on the outer peripheral surface of the expansion portion 14, and the side branch pipe 5 is connected to each side branch pipe connection portion 15. . In addition, a swivel guide (not shown) is provided in a predetermined position in the expansion portion 14 for colliding the drainage flowed down from the upright pipe 3A into a swirl flow.
[0025]
In this pipe joint 10, when the drainage flowed down from the upright pipe 3 </ b> A collides with the turning guide, or when the drainage flowed in from the side branch pipe 5 collides with the inner peripheral surface of the expansion portion 14, an impact sound is generated. Will be generated.
[0026]
As shown in FIGS. 1 and 2, a taper portion 16 that narrows downward is formed below the expansion portion 14, and a straight pipe portion 17 that extends downward in a cylindrical shape is formed below the taper portion 16. ing.
[0027]
In the pipe joint 10, a portion from the expanded portion 14 immediately below the horizontal branch pipe connecting portion 15 to the substantially lower end portion of the tapered portion 16 is inserted into the opening hole SA and backfilled with the mortar M.
[0028]
In addition, the soundproof structure 20 of the embodiment is disposed on the outer peripheral surface of the pipe joint 10 from the straight pipe part 17 to the lower part of the lateral branch pipe connection part 15. The soundproof structure 20 has a two-layer structure of a rubber-like elastic body layer 21 having an anti-vibration property on the inner layer side and a sheet-like material 25 on the outer layer side that covers the entire circumference of the rubber-like elastic body layer 21.
[0029]
In the case of the embodiment, the rubber-like elastic body layer 21 has an annular cylindrical shape with a slightly smaller dimension corresponding to the outer peripheral shape of the body portion 11 of the pipe joint 10 to be disposed, as shown in FIG. It is formed from the previously formed cylinder member 22. The cylinder member 22 is formed by molding a non-foamed or foamed rubber-like elastic material of rubber such as chloroprene rubber, butyl rubber, EPDM, or the like having vibration resistance and heat resistance.
[0030]
Note that when a foamed rubber-like elastic material is used as the rubber-like elastic body layer 21, the cushioning action is enhanced, so that the vibration of the pipe joint 10 is absorbed and the soundproof effect is easily exhibited. Further, when using a non-foamed or foamed rubber-like elastic material, a mass additive such as iron powder may be mixed, and in that case, the vibration damping action of the pipe joint 10 is enhanced, This also makes it easier to exert a soundproofing effect.
[0031]
Furthermore, in the cylinder member 22 of the embodiment, one or a plurality of cuts 22a penetrating the inner and outer peripheries are formed in the vicinity of the end so as to be easily mounted on the outer peripheral surface of the body part 11. .
[0032]
The sheet-like material 25 has flexibility and fire resistance having heat resistance and nonflammability that can withstand use at 1000 ° C. or higher. Further, in the case of the embodiment, the sheet-like material 25 is formed by winding a belt-like tape material 26 around the outer circumference of the rubber-like elastic layer 21 by gaiters. In the case of the embodiment, the sheet-like material 25 is made of ceramic fibers obtained by melting a raw material mainly composed of alumina / silica with an electric furnace or the like and blowing the raw material with a high-speed air flow. The tape material 26 is formed by weaving the ceramic fibers into a cloth shape or by weaving them like a non-woven fabric and cutting them into a belt having a predetermined width, thickness and elasticity.
[0033]
In addition, as the heat resistant fiber, in addition to the ceramic fiber, an inorganic artificial fiber having heat resistance and incombustibility that can withstand use at 1000 ° C. or higher such as carbon fiber or glass fiber may be used.
[0034]
The arrangement of the soundproof structure 20 to the pipe joint 10 is as follows. First, the taper portion 16 is moved from the straight pipe portion 17 on the lower end side of the trunk portion 11 in a state where the standing pipes 3A and 3B and the side branch pipe 5 are not connected. Then, the cylindrical member 22 is covered until reaching the lower portion of the expanded portion 14. At this time, since the cylinder member 22 has rubber-like elasticity, the cylinder member 22 extends and is smoothly disposed so as to be in close contact with the outer peripheral surface of the trunk portion 11. Furthermore, since the cylinder member 22 is provided with the notches 22a, the work to cover the trunk portion 11 becomes smoother. Even if the cylinder member 22 includes the notch 22a, the sheet material 25 (tape material 26) presses the outer peripheral side of the cylinder member 22 as described later, so that the notch 22a is blocked. The soundproofing property of the rubber-like elastic layer 21 is not hindered.
[0035]
After the cylindrical member 22 is disposed on the outer peripheral surface of the body portion 11, the tape material 26 is wound around the outer peripheral surface of the cylindrical member 22 by gaiters. As shown in FIG. 3, this gaiter winding (twill winding) forms a folded portion 27 that is twisted in the width direction of the tape material 26, and from the straight pipe portion 17 through the tapered portion 16 to the expanded portion 14. This is a winding method in which the tape material 26 is spirally wound around the outer peripheral surface of the pipe joint 10 with the tubular member 22 interposed up to the bottom.
[0036]
The terminal of the tape material 26 is fixed by bifurcating the terminal into bifurcated string portions 26a and 26a and holding the string portions 26a and 26a against the outer periphery of the tape material 26 on the end side. If tied and tied, the tape material 26 can be fixed.
[0037]
After the tape material 26 is wound around the pipe joint 10 by gaiter and fixed, the pipe joint 10 is disposed in the opening hole SA of the slab S while the upper and lower standing pipes 3A and 3B and the side branch pipe 5 are connected. Then, if the opening hole SA is filled with the mortar M, the pipe construction and the construction of the soundproof structure can be finished.
[0038]
In the soundproof structure 20 of the embodiment, after the rubber-like elastic body layer 21 made of the cylinder member 22 is arranged on the outer peripheral surface of the body portion 11 of the pipe joint 10, the sheet-like material 25 made of the tape material 26 is arranged. As a result, the assembly can be completed, and the rubber-like elastic layer 21 and the sheet-like material 25 have flexibility. The material 25 can be smoothly arranged so as to be in close contact with each other along the shape of the outer peripheral surface of the body portion 11. That is, the rubber-like elastic body layer 21 and the sheet-like material 25 can be easily disposed on the outer peripheral surface of the trunk portion 11 even if the outer diameter dimensions and shapes of the trunk portions 11 are different.
[0039]
Furthermore, the end of the sheet-like material 25 can be tied and fixed without using a bolt, a nut, or the like, and can be fixed around the trunk portion 11 without being bulky. be able to.
[0040]
And even if the rubber-like elastic body layer 21 itself does not have fire resistance, since the sheet-like material 25 having fire resistance covers the rubber-like elastic body layer 21, this soundproof structure 20 has fire resistance. Can be secured.
[0041]
Furthermore, since the rubber-like elastic body layer 21 having vibration proofing properties is disposed on the outer peripheral surface of the trunk portion 11, the vibration of the expansion portion 14 can be suppressed, and the drainage can be performed on the trunk portion 11. The vibration generated by colliding with the inner peripheral surface of the can be suppressed or the sound can be insulated, and the soundproofing effect can be ensured.
[0042]
Therefore, in the soundproof structure 20 of the embodiment, even if the outer diameter size and shape of the body portion 11 of the pipe joint 10 are different, they can be easily dealt with and disposed without being bulky, and have fire resistance. Thus, the soundproofing property of the pipe joint 10 can be ensured.
[0043]
In the embodiment, the sheet-like material 25 is formed from a strip tape material 26 that can be wound around the surface of the rubber-like elastic layer 21. Therefore, even if the piping portion around which the tape material 26 is wound has a tapered portion 16 or a curved portion such as the piping 1 in FIG. The degree of freedom of applying the soundproof structure 20 can be further improved.
[0044]
  In particular, in the embodiment, the tape material 26 is formed along the outer peripheral surface of the pipe joint 10 while forming the folded portion 27.From bottom to topIt is wrapped in a gaiter so as to be wound spirally. In the folded portion 27, the wound tape material 26 can be pressed to the outer peripheral surface side of the pipe joint 10, the tape material 26 is prevented from loosening, and the tape material 26 is fixed to the outer peripheral surface side of the pipe joint 10. be able to. Therefore, the part around which the tape material 26 is wound isDown narrowEven if the tapered portion 16 is provided, the pipe joint 10 can be covered with the tape material 26 in a state in which the rubber-like elastic body layer 21 is interposed stably, preventing slipping off. . And if the length of the tape material 26 and the width to wind up are adjusted, even if the outer diameter and length of the site | part of the pipe joint 10 to wind are changed, it can cope easily.
[0045]
Note that the sheet-like material 25 uses not only the belt-like tape material 26 as in the embodiment, but also a plurality of sheet materials 28 such as one or two rectangular shapes as shown in FIG. Then, the outer peripheral surface of the pipe 1 with the rubber-like elastic body 21 interposed may be wound and fixed. As the stopping means 29 used for fixing, as shown in FIG. 6, an end portion 28 a is used as well as binding using a string portion 26 a as in the embodiment or a separate string material having flexibility and fire resistance. -Use a sheet metal clip 30 that can be inserted between 28a and fasten the ends 28a, 28a, or use adhesive tape such as adhesive or double-sided tape as long as heat resistance can be maintained. . Note that the clip 30 is formed with tongue pieces 30a and 30a cut into the end portions 28a.
[0046]
Further, the shape of the sheet material 28 may be a sheet material 28A, 28B, or 28C having a shape with a split body or a cut as shown in FIGS. The sheet material 28A shown in FIG. 7 has a shape that covers the outer peripheral surface of the pipe 1A excluding the side branch pipe connecting portion 15 of the pipe 1A, and the sheet material 28B covers the outer peripheral surface of the side branch pipe connecting portion 15 of the pipe 1A. It has a shape. Further, the sheet material 28C illustrated in FIG. 8 includes a portion 28b that covers the outer peripheral surface of the straight pipe portion 17 of the pipe 1B and a portion 28c that covers the outer peripheral surface of the tapered portion 16 of the pipe 1B. .
[0047]
Furthermore, in embodiment, the pipe joint 10 which has arrange | positioned the sheet-like raw material 25 which consists of heat resistant fiber on the outer surface is refilled in the slab S with the mortar M, and heat resistant fiber itself fulfill | performs the role of a cushion. Therefore, in the soundproof structure of the embodiment, vibrations can be further absorbed and, together with the rubber-like elastic body layer 21, a vibration isolation effect can be further exhibited.
[0048]
Furthermore, when filling the mortar M at the time of backfilling, since the mortar M is filled between the fibers of the heat-resistant fiber layer (sheet-like material) 25 and solidifies, without using a support member separately, The pipe joint 10 is firmly held in the slab S.
[0049]
In order to increase the bonding strength with the backfill material such as the mortar M as described above, the liquid before being cured as the backfill material for the sheet-like material 25 such as the tape material 26 disposed in the pipe joint 10. In this state, a backfilling material such as mortar may be impregnated in advance.
[0050]
Further, in the embodiment, since the rubber-like elastic body layer 21 is formed in advance from the cylindrical member 22 that maintains the cylindrical shape, the cylindrical member 22 is exteriorized from the end of the pipe joint 10. The rubber-like elastic body layer 21 can be disposed in close contact with the entire outer peripheral surface of the predetermined portion of the body portion 11 of the pipe joint 10. Of course, since this cylinder member 22 has rubber-like elasticity, even if the outer diameter of the trunk portion 11 is increased, it can be easily extended even with the trunk portion 11 having a large outer diameter.
[0051]
In addition, as the rubber-like elastic body layer 21, not only a cylindrical member 22 that has a cylindrical shape is used, but also a rubber-like coating agent 23 in a fluid state such as unvulcanized butyl rubber as shown in FIG. Alternatively, the outer peripheral surface of the pipe 1 may be applied and formed by brush coating, and then the tape material 26 may be wound. In this case, compared with the case where the rubber-like elastic body layer 21 is formed from the cylinder member 22 described above, the adhesion with the outer peripheral surface of the pipe 1 is required, although a paint application operation is required. Thus, the vibration-proof performance of the pipe 1 can be improved, and the rubber-like elastic layer 21 can be easily disposed even in a tapered or bent pipe. Note that the coating agent 23 may be applied by spray coating, dipping, or the like in addition to brush coating.
[0052]
Furthermore, even if the applied coating agent 23 is in a fluid state, a sheet-like material 25 is disposed around it, and the sheet-like material 25 presses the coating agent 23 to form a rubber-like elastic layer. The shape in which 21 covers the pipe 1 can be maintained, and the vibration-proof performance of the rubber-like elastic body layer 21 is not deteriorated.
[0053]
In addition, the application agent 23 in a fluid state includes a paste form, a gel form, and the like, and also includes a material that is cured after application.
[0054]
Further, as shown in FIG. 10, the rubber-like elastic body layer 21 may be formed from a sheet material 24 such as a belt produced by cutting from a large rubber-like sheet in advance. That is, the sheet material 24 cut into a predetermined shape may be wound around the outer peripheral surface of the pipe 1 to form the rubber-like elastic body layer 21, and then the sheet-like material 25 such as the tape material 26 may be wound.
[0055]
Furthermore, as the rubber-like elastic body layer 21, if it is formed in advance and can form a cylindrical shape covering the outer peripheral surface of the pipe, it is not necessary to have a cylindrical shape with an annular cross section like the cylindrical member 22. As shown in FIG. 11, for example, as shown in FIG. 11, from one or a plurality of cylinder members 22A, 22B, and 22C, a rubber-like elastic body is formed. The layer 21 may be formed. Incidentally, the cylinder member 22A covers the outer peripheral surface of the standpipe 3 or the side branch pipe 5 with one sheet to form the rubber-like elastic body layer 21, and the cylinder members 22B and 22C are used in two sheets. Then, the rubber-like elastic body layer 21 is formed so as to cover the outer peripheral surfaces of the standpipe 3 and the side branch pipe 5.
[0056]
In the example shown in the figure, the cylindrical member 22A is composed of two half-divided cylindrical parts that can cover the outer peripheral surfaces of the standpipe 3 and the side branch pipe 5 with rubber-like elasticity. Similarly, the cylindrical members 22B and 22C are each formed in a half-cylindrical shape with rubber-like elasticity. However, the cylindrical members 22A, 22B, and 22C may be used so as to be bent from a flat plate shape and wound around the pipes 3 and 5 by cutting from a large rubber-like sheet or the like as indicated by a two-dot chain line. .
[0057]
Such cylinder members 22A, 22B and 22C have rubber-like elasticity and flexibility, so that they can be easily bent from the outer peripheral side of the pipes 3 and 5 before construction. As shown in FIG. 11, the soundproof structure 20 can be separately applied (constructed) to the pipes 3 and 5 that have already been constructed.
[0058]
In the case shown in FIG. 11, the soundproof structure 20 is applied after the pipe 10 is installed also in the vicinity of the side branch pipe connection part 15 of the pipe 10 itself, in the vicinity of the upper pipe connection part 12 and in the vicinity of the lower pipe connection part 13. The rubber-like coating agent 23 is applied by brush coating on the outer peripheral surfaces thereof, and then, as shown in FIG. 12, a sheet-like material 25 made up of a tape material 26 and a sheet material 28C. Is disposed.
[0059]
And as shown in FIG. 12, when the soundproof structure 20 is constructed in the standing pipe 3, the side branch pipe 5, and the pipe joint 10 in a wide range, it is possible to make the dewproof process unnecessary separately.
[0060]
Further, in the cylinder members 22A, 22B, and 22C shown in FIG. 11, the sheet-like material 25 is bonded in advance to the outer peripheral surface side to constitute the soundproof structure sheet 20A. Therefore, if the cylindrical members 22A, 22B, and 22C are arranged and fixed so as to cover the pipes 3 and 5, the sheet-like material 25 can also be arranged, so the construction of the soundproof structure 20 of the pipes 3 and 5 It can be done easily. Of course, if this point is not taken into account, the cylinder members 22A, 22B, and 22C and the sheet-like material 25 may be separated from each other.
[0061]
In the case of the illustrated example, the cylinder members 22A, 22B, and 22C (soundproof structure sheet 20A) are fixed using a heat-resistant adhesive tape 31 as the stopping means 29, and the pipe 3 The cylindrical members 22A, 22B, and 22C are fixed to the outer peripheral surface of 5.
[0062]
Further, the sheet-like material 25 and the cylinder members 22A, 22B, and 22C can be easily combined by using the vulcanization adhesion at the time of vulcanization of the members 22A, 22B, and 22C. it can.
[0063]
Further, when the sheet-like material 25 and the rubber-like elastic body layer 21 such as the cylinder members 22A, 22B, and 22C are joined to form the soundproof structure sheet 20A, as shown in FIG. In addition to the tape material 26 and the sheet material 28, 28A, 28B, 28, 28A, 28B It may be formed in a shape such as 28C by cutting it separately.
[0064]
Moreover, it is desirable that the above-described soundproof structure 20 is mainly disposed in the vicinity where impact sound is generated due to the collision of drainage. In the drainage pipe 1, the expanded portion 14 of the pipe joint 10 as described above, It is very effective to arrange the soundproof structure 20 on the outer peripheral surfaces of the taper portion 16 and the straight pipe portion 17. However, the present invention is not limited to this, and the drainage pipe to which the soundproof structure 20 is applied is, as shown in FIGS. 11 and 12, near the upper pipe connection portion 12 including the upper pipe 3A of the pipe joint 10 and the lower pipe. It may be disposed on the outer peripheral surface such as the vicinity of the lower pipe connection portion 13 including the pipe 3B and the vicinity of the horizontal branch pipe connection portion 15 including the horizontal branch pipe 5, and further, the upper pipe 3A, the lower pipe 3B, You may coat | cover the outer peripheral surface of the side branch pipe 5 itself.
[0065]
That is, drainage pipes to which the soundproof structure 20 can be applied are drainage pipe joints that connect pipe ends such as appliance drainage pipes, socket type and elbow type that are directly connected to drainage equipment traps, drainage side branches Examples include pipes, drainage stacks, drainage special joints, drainage pipe joints including drainage steel pipe flexible joints, drainage leg joints, drainage horizontal main pipes, drainage main horizontal main pipes, and the like.
[0066]
Further, for example, the soundproof structure 20 covers the outer peripheral surface of the side branch pipe 5 shown in FIG. 13 including the fireproof section penetrating portion 5a or the portion extending from the fireproof section penetrating portion 5a to at least 1 m. Good.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial cross-sectional view showing a soundproof structure of a drain pipe according to an embodiment of the present invention.
2 is an enlarged cross-sectional view of a main part showing a soundproof structure in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a partial development view of a tape material wound by gaiter winding.
FIG. 4 is a perspective view of a cylinder member constituting a rubber-like elastic layer used in the embodiment.
FIG. 5 is a diagram illustrating another usage state of the tape material.
FIG. 6 is a diagram illustrating a procedure for constructing a sheet-like material according to another embodiment.
FIG. 7 is a diagram for explaining a construction procedure for a sheet-like material according to still another embodiment.
FIG. 8 is a diagram for explaining a construction procedure for a sheet-like material according to still another embodiment.
FIG. 9 is a diagram illustrating a construction procedure for a rubber-like elastic layer according to another embodiment.
FIG. 10 is a diagram illustrating a construction procedure for a rubber-like elastic layer according to still another embodiment.
FIG. 11 is a diagram illustrating a construction procedure according to still another embodiment.
12 is a view showing a state in which a new soundproof structure is constructed from the state shown in FIG.
FIG. 13 is a simplified plan view showing a fire prevention compartment penetrating portion of a horizontal branch pipe.
[Explanation of symbols]
1 ・ 1A ・ 1B (Drain piping) Fitting
20 ... Soundproof structure,
21 ... rubber-like elastic layer,
22 / 22A / 22B / 22C (for forming a rubber-like elastic layer)
23 ... coating agent (forming a rubbery elastic layer),
24 ... (strip-shaped sheet material forming a rubber-like elastic layer)
25 ... Sheet-like material,
26: Tape material.

Claims

建物内に設置された下狭まりのテーパ部を備えた排水用配管の外周面を、防振性を有したゴム状弾性体層が覆うとともに、該ゴム状弾性体層を、可撓性を有して耐火性を有したシート状素材が覆って、構成され、
前記シート状素材が、前記ゴム状弾性体層の表面に巻き付けて配設可能な帯材のテープ材から、形成されるとともに、該テープ材の幅方向にねじった折り返し部を形成しながら、前記テーパ部の外周面側に沿って下方から上方へ螺旋状に巻き付けるように前記テープ材をゲートル巻きして、前記排水用配管の外周面に固定されていることを特徴とする排水用配管の防音構造。A rubber-like elastic layer having vibration isolation covers the outer peripheral surface of a drain pipe having a taper portion that is narrowed below , and the rubber-like elastic layer has flexibility. And covered with a fire-resistant sheet material ,
While the sheet-like material is formed from a strip tape material that can be wound around the surface of the rubber-like elastic layer, and forming a folded portion twisted in the width direction of the tape material, The soundproofing of the drainage pipe , wherein the tape material is wound around the taper so as to be spirally wound from below to above along the outer peripheral surface side of the taper portion, and is fixed to the outer peripheral surface of the drainage pipe. Construction.

前記テープ材の端末が、二又状の紐部に分岐されて、The end of the tape material is branched into a bifurcated string portion,
前記テープ材が、前記紐部を、前記テープ材の端部側の外周を押えつつ、相互に結んで縛ることにより、固定されていることを特徴とする請求項１に記載の排水用配管の防音構造。The drainage pipe according to claim 1, wherein the tape material is fixed by tying the string portion to each other while holding the outer periphery on the end side of the tape material. Soundproof structure.

前記ゴム状弾性体層が、予め賦形されて、前記配管の外周面を覆う筒形状を形成可能な一つ若しくは複数の筒用部材から、形成されていることを特徴とする請求項１若しくは請求項２に記載の排水用配管の防音構造。The rubber-like elastic layer, previously been shaped, from said outer peripheral surface capable of forming a cylindrical shape covering a single or plurality of tubular members of the pipe, according to claim 1, characterized in that it is formed or The soundproof structure for the drainage pipe according to claim 2 .

前記ゴム状弾性体層が、流動状態のゴム状塗布剤を前記配管の外周面に塗布して、形成されていることを特徴とする請求項１若しくは請求項２に記載の排水用配管の防音構造。The soundproofing of the drainage pipe according to claim 1 or 2 , wherein the rubber-like elastic layer is formed by applying a rubber-like coating agent in a fluid state to the outer peripheral surface of the pipe. Construction.