JP4157420B2 - 工具ホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する利用分野】
本発明は、精密工作機械等に使用される小径の回転工具を保持するための小径工具保持用チャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、製品の小型軽量化に伴い、これを成形する金型等の加工物の切削工具には、加工物の細密が可能なように種々の小径工具が使用され、そして、この小径工具のチャックには高精度に保持できるものが望まれている。
従来、このような小径工具のチャックには、例えば、特許文献1に示すものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特許第3285809号
【0004】
この種のチャックは、工作機械の主軸に装着されるホルダ本体と、このホルダ本体の下端部に軸線を一致して設けられたアダプタと、このアダプタの保持穴に着脱可能に挿入され、上部内周に雌ネジ部を有するテーパコレットと、ホルダ本体の半径方向に形成した横穴に回転可能に装着された駆動用ベベルピニオンと、この駆動用ベベルピニオンと噛合するようにしてホルダ本体の軸心部分に回転可能に設けたベベルギヤと、このベベルギヤと同軸に設けられた、上記テーパコレットの雌ネジ部に螺合される引上げ用ボルトなどを含んで構成され、上記駆動用ベベルピニオンをその軸線回りに回転操作し、このベベルピニオンに噛合するベベルギヤを含む引上げ用ボルトを回転することにより、テーパコレットをアダプタの保持穴内に引込む。これにより、テーパコレットに挿入された小径工具をチャッキングする。また、小径工具のアンチャッキングは、駆動用ベベルピニオンをチャッキング時と逆の方向に回転操作し、ベベルギヤを含む引上げ用ボルトを同一方向に回転してテーパコレットをアダプタの保持穴から抜ける方向に移動することにより行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の小径工具保持用チャックでは、引上げ用ボルトが螺合する雌ネジ部をテーパコレットの軸心に全長に亘り形成した工具保持穴の上部内周に形成する必要があるため、テーパコレットの工具保持穴は、この雌ネジ部の形成領域に相当する長さ分だけ短くなり、小径工具のシャンク部をテーパコレットの工具保持穴に深く挿入することができない。その結果、テーパコレットの工具保持穴より長いシャンク部を有する小径工具のチャッキングには使用できない。したがって、シャンク長さの異なる小径工具のチャッキングに対応するためには、小径工具のシャンク長さに応じた工具保持穴の長さの異なる複数種類の小径工具保持用チャックを用意しておかなければならないが、このことは、チャック設備費が増加し、加工製品がコスト高となるという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、シャンク長の異なる複数の小径工具のチャッキングを同一種のテーパコレットやアダプタで可能にした小径工具保持用チャックを提供することにある。
本発明の他の目的は、既存のテーパコレットを用いて小径工具をチャッキング可能にした小径工具保持用チャックを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、小径工具を保持するチャックであって、一端にシャンク部を有するとともに他端にアダプタ結合部を有するホルダ本体と、前記アダプタ結合部の前端面に軸線を一致して設けられ、軸心部にコレット保持穴を有するアダプタと、前記コレット保持穴に着脱可能に挿入され、かつ小径工具のシャンク部を掴持する縮径可能なテーパコレットと、前記ホルダ本体に該ホルダ本体の半径方向に貫通して形成された横穴に該横穴の軸線回りに回転可能に装着された駆動用ベベルピニオンと、前記駆動用ベベルピニオンと噛合するようにして前記アダプタ結合部の軸心部に同心に形成した円筒穴に該円筒穴の軸線周りに回転可能に設けられたベベルギヤとを備え、前記コレット保持穴は、前記テーパコレットの外形に対応して前記アダプタの前端から後端に向け順に形成されたテーパ部、遊び部及びストレート部とから構成され、前記テーパコレットは、前記コレット保持穴の前記テーパ部に係合されるテーパ部及び前記コレット保持穴の前記ストレート部に係合されるストレート部を有するとともに前記テーパコレットの前記テーパ部及び前記ストレート部の軸心部に前記小径工具のシャンク部が挿入されるシャンク挿入穴が該軸心部の全長に亘り形成され、前記ベベルギヤは、該ベベルギヤ対向する前記アダプタの端面に同心に形成した円筒部に回転可能に嵌合される所定長さの円筒状ボス部を有し、前記円筒状ボス部の内周面に雌ネジ部が形成され、前記テーパコレットの前記ストレート部の後端から前記アダプタの円筒部内に突出して前記円筒状ボス部内に挿入されるように延在する前記テーパコレットの挿入側端部の外周面に前記ベベルギヤの雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成され、前記駆動用ベベルピニオンを回転操作して前記ベベルギヤを回転することにより、前記雌ネジ部と雄ネジとの螺入作用で前記テーパコレットを前記アダプタの軸方向に移動できるように構成したことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、小径工具を保持するチャックであって、一端にシャンク部を有するとともに他端にアダプタ結合部を有するホルダ本体と、前記アダプタ結合部の前端面に軸線を一致して設けられ、軸心部にコレット保持穴を有するアダプタと、前記コレット保持穴に着脱可能に挿入され、かつ小径工具のシャンク部が挿入されるシャンク挿入穴を軸心部に有する縮径可能な既存のテーパコレットと、前記ホルダ本体に該ホルダ本体の半径方向に貫通して形成された横穴に該横穴の軸線回りに回転可能に装着された駆動用ベベルピニオンと、前記駆動用ベベルピニオンと噛合するようにして前記アダプタ結合部の軸心部に同心に形成した円筒穴に該円筒穴の軸線周りに回転可能に設けられたベベルギヤとを備え、前記コレット保持穴は、前記テーパコレットの外形に対応して前記アダプタの前端から後端に向け順に形成されたテーパ部、遊び部及びストレート部とから構成され、前記テーパコレットは、前記コレット保持穴の前記テーパ部に係合されるテーパ部及び前記コレット保持穴の前記ストレート部に係合されるストレート部を有し、前記ベベルギヤは、該ベベルギヤと対向する前記アダプタの端面に同心に形成した円筒部に回転可能に嵌合される所定長さの円筒状ボス部を有し、前記円筒状ボス部の内周面に雌ネジ部が形成され、前記テーパコレットの前記コレット保持穴への挿入側である前記ストレート部の後端にテーパコレット引き込み用のアタッチメント部材が結合され、前記アタッチメント部材の前記円筒部内に突出して前記円筒状ボス部内に挿入されるように延在する部分の外周面に前記ベベルギヤの雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成され、前記駆動用ベベルピニオンを回転操作して前記ベベルギヤを回転することにより、前記雌ネジ部と雄ネジとの螺入作用で前記テーパコレットをアダプタの軸方向に移動できるように構成したことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1または2記載の小径工具保持用チャックにおいて、前記ホルダ本体の軸心部に前記シャンク部の後端から前記ベベルギヤに達する貫通穴を形成し、前記貫通穴内には、該貫通穴に水密に嵌合されるともに前記ベベルギヤの軸心部に形成した貫通穴に水密にかつ相対回転可能に嵌合される切削液流通部材が設けられ、前記ホルダ本体のシャンク部後端から供給される切削液を前記切削液流通部材及び前記ベベルギヤの貫通穴を通して前記小径工具の切刃に供給できるように構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態を示す小径工具保持用チャックの縦断側面図、図2は図1の2−2線に沿う断面図である。
【0011】
図1において、小径工具保持用のチャック10は、これに掴持された小径工具11を工作機械のスピンドル9に着脱可能に装着するためのもので、ホルダ本体12、アダプタ13、テーパコレット14、駆動用ベベルピニオン15、ベベルギヤ16、切削液流通部材17、プルスタッド18などを含んで構成されている。
【0012】
前記ホルダ本体12は、図1に示すように、ストレートのシャンク部121と、このシャンク部121の一端に互いの軸線を一致して設けたフランジ部122と、このフランジ部122の反シャンク部121に互いの軸線を一致して設けられたアダプタ結合部123とを備え、このアダプタ結合部123の前端面には、前記アダプタ13を結合するための第1円筒穴123aと、前記ベベルギヤ16が回転可能に螺合される、第1円筒穴123aより小さい径の第2円筒穴123bとが同心に形成されている。
また、前記ホルダ本体12の軸心部には、シャンク部121の後端から第2円筒穴123bに達する貫通穴12aが形成され、さらに、この貫通穴12aの内周面には、前記プルスタッド18などが螺着される雌ネジ部12bがシャンク部121の後端から所定の範囲にわたって形成されている。
【0013】
前記アダプタ13は、図1及び図2に示すように、前記テーパコレット14を保持するためのもので、テーパコレット14の長さに対応した長さを有し、このアダプタ13の軸心部には、テーパコレット14が挿入されるコレット保持穴131が形成されており、このコレット保持穴131は、テーパコレット14の外形に対応して、アダプタ13の前端から後端に向け順に形成したテーパ部131a、遊び部131b及びストレート部131cとから構成されている。
また、前記アダプタ13は、一端にアダプタ結合部123に対応する径の鍔部132を有し、この鍔部132は複数のボルト19によってアダプタ結合部123の前端面に軸線を一致して固定される。
また、アダプタ結合部123と相対応するアダプタ13の端面には、アダプタ結合部123の第1円筒穴123aに嵌合する円筒部133が同心に形成されている。
【0014】
前記テーパコレット14は、小径工具11を掴持するとともにアダプタ13のコレット保持穴131に着脱可能に挿入されるもので、図1に示すように、小径工具11のシャンク部11aが挿入されるシャンク挿入穴141を軸心部に有するとともに縮径可能に構成され、そして、コレット保持穴131のテーパ部131a及びストレート部131cに係合されるテーパ部14a及びストレート部14bを有し、さらに、アダプタ13の円筒部133内に突出するテーパコレット14の挿入側端部の外周面には雄ネジ部142が形成されている。
【0015】
前記駆動用ベベルピニオン15は、図1及び図2に示すように、テーパコレット14をアダプタ13の軸方向に移動して、小径工具11をチャッキングまたはアンチャッキングするためのもので、この駆動用ベベルピニオン15は、ホルダ本体12のフランジ部122の箇所に、このフランジ部122の外周面からホルダ本体12の半径方向に貫通して貫通穴12aに連通するように形成された横穴20に該横穴20の軸線回りに回転可能に装着されている。
【0016】
前記ベベルギヤ16は駆動用ベベルピニオン15の回転運動をテーパコレット14の軸線方向の直線運動に変換するもので、このベベルギヤ16は、図1及び図2に示すように、駆動用ベベルピニオン15と噛合するようにして、アダプタ13の第2円筒穴123bにその軸線回りに回転可能に装着されている。
また、前記ベベルギヤ16の駆動用ベベルピニオン15と反対の箇所には、アダプタ13の円筒部133に液密用のシール材21を介して回転可能に嵌合される所定長さの円筒状ボス部161を有し、このボス部161の内周面には、テーパコレット14の雄ネジ部142が螺合される雌ネジ部162が形成されている。
さらに、ベベルギヤ16の軸心部には、ボス部161に連通する貫通穴163が形成され、この貫通穴163の内周面にはシール用鍔部164が形成されている。
また、ベベルギヤ16のボス部161との連接部に対応する外周箇所には、ベベルギヤ16の軸方向への移動を規制する位置規制用の鍔部165が形成されており、この鍔部165は円筒部133の先端面と、これに対向する第1円筒穴123と第2円筒穴123b間に形成された段部123cとで挟持される構成になっている。
【0017】
前記切削液流通部材17は、ホルダ本体12の後端からホルダ本体12の内部を通して供給されるクーラント等の切削液をテーパコレット14側へ導くとともに駆動用ベベルピニオン15及びベベルギヤ16側への流出を防止するためのもので、ベベルギヤ16の貫通穴163にシール材22を介して水密にかつ相対回転可能に嵌合され、駆動用ベベルピニオン15及びベベルギヤ16側への切削液の流出を防止するシール用の第1円筒部171と、このシール用円筒部171の後端に一体に連接され、ホルダ本体12の貫通穴12aにシール材23を介して水密に嵌合される第2円筒部172とを備える。この切削液流通部材17は、貫通穴12aの雌ネジ部12bに螺合された、切削液通路24aを有する抑えねじ24によりベベルギヤ16側へ押圧され、その第1円筒部171の先端がベベルギヤ16のシール用鍔部164にシール材22を介して押し付けられるように構成されている。
【0018】
前記プルスタッド18は、ホルダ本体12のシャンク部121をスピンドル9のテーパ穴9Aに引き込んでホルダ本体12をスピンドル9に装着するためのもので、図1に示すように、ホルダ本体12の雌ネジ部12bに後端側から螺着される雄ネジ部181と、この雄ネジ部181の後端に軸線を一致して一体に設けられ、シャンク部121の後端径より大きい径の鍔部182と、この鍔部182の反雄ネジ部181側に軸線を一致して一体に設けられた軸部183と、この軸部183の後端に設けた鍔状の係合部184とを備え、この係合部184、軸部183、鍔部182及び雄ネジ部181を含むプルスタッド18の軸心部には、これを軸方向に貫通する切削液供給通路185が形成されている。
【0019】
このように構成された本実施の形態に示す小径工具保持用チャック10において、小径工具11をチャッキングする場合は、図1に示すように、アダプタ13のコレット保持穴131に挿入されたテーパコレット14の雄ネジ部142をベベルギヤボス部161の雌ネジ部162に螺合しておく。かかる状態で、小径工具11のシャンク部11aをテーパコレット14のシャンク挿入穴141に図1に示すように挿入した後、駆動用ベベルピニオン15をコレット引き込み方向に回転操作する。これにより、ベベルギヤ16がコレット引き込み方向に回転されるとベベルギヤ16のボス部161はテーパコレット14の雄ネジ部142に対して螺入する方向に回転されるため、この螺入作用によって、テーパコレット14がアダプタ13のコレット保持穴131内に引き込まれる方向に移動する。これにより、小径工具11はチャック10にチャッキングされる。
【0020】
また、小径工具11のアンチャッキングは、駆動用ベベルピニオン15をチャッキング時と逆の方向に回転操作し、ベベルギヤ16を同一方向に回転してテーパコレット14をアダプタ13のコレット保持穴131から抜ける方向に移動することにより行われる。
また、工作機械のスピンドル後方の切削液供給源からスピンドルを通して供給されてくる切削液は、プルスタッド18の切削液供給通路185からホルダ本体12内に導入され、さらに、この切削液は切削液流通部材17を通してテーパコレット14へ流出されるとともに、テーパコレット14のシャンク挿入穴141の内周面と小径工具11のシャンク部11aの外周面との間に形成された通路または小径工具11に形成された通路を通して小径工具11の切刃部分に供給される。このとき、切削液流通部材17は、切削液が駆動用ベベルピニオン15及びベベルギヤ16側へ漏れ出すのを防止する。
【0021】
このような本実施の形態に示す小径工具保持用チャック10によれば、ホルダ本体12にそれぞれ設けられた駆動用ベベルピニオン15の回転に伴い回転されるベベルギヤ16に、アダプタ13の円筒部133に回転可能に嵌合される円筒状ボス部161を設け、このボス部161の内周面にテーパコレット14の雄ネジ部142が螺合される雌ネジ部162を形成し、この雌ネジ部162にテーパコレット14の雄ネジ部142を螺合した状態で、駆動用ベベルピニオン15を回転操作してベベルギヤ16を回転することによりテーパコレット14をアダプタ13の軸方向に移動できるように構成したので、テーパコレット14のシャンク挿入穴141には従来のように引上げボルトを螺合するための雌ネジ部がなくなり、これにより、テーパコレット14の実質的なシャンク挿入穴141の長さを増大できるとともに、シャンク長の異なる複数の小径工具11のチャッキングを同一種のテーパコレット14やアダプタ13を利用して行うことができるほか、チャック設備費を低減でき、ひいては加工製品の低コスト化も可能になる。
【0022】
次に、図3及び図4により本発明の他の実施の形態について説明する。
図3は本発明の他の実施の形態を示す小径工具保持用チャックの縦断側面図、図2はこの他の実施の形態におけるテーパコレットとアタッチメント部材を示す側面図である。
【0023】
この図3及び図4に示す他の実施の形態において、上記図1及び図2と同一の構成要素には同一符号を付してその構成説明を省略し、図1及び図2と異なる点を重点に説明する。
この図3及び図4において、図1及び図2と異なる点は、従来からある既存のテーパコレットを本発明にかかる小径工具保持用チャックに利用できるようにするところにある。
【0024】
すなわち、この他の実施の形態においては、図3及び図4に示すように、小径工具11を保持するテーパコレット31に既存のテーパコレットが利用される。このテーパコレット31は、アダプタ13のコレット保持穴131に対応する外形を有するとともに、テーパコレット31の軸心部には、テーパコレット31の前端から後端方向に延在するシャンク挿入穴312が形成され、さらに、テーパコレット31の後端部内周には雌ネジ部311が形成されている。
また、前記テーパコレット31の後端には、テーパコレット31をアダプタ13のコレット保持穴131内に引き込むためのアタッチメント部材32が結合されている。
前記アタッチメント部材32は、テーパコレット31の雌ネジ部311に螺着される第1の雄ネジ部321と、この第1の雄ネジ部321の一端に軸線を一致して設けられ、ベベルギヤ16の円筒状ボス部161の内周面に形成した雌ネジ部162に螺合される第2の雄ネジ部322とから構成され、この第1の雄ネジ部321と第2の雄ネジ部322の軸心には切削液通路323が全長に亘り形成されている。
また、テーパコレット31は、コレット保持穴131のテーパ部131aに係合されるテーパ部31a及びコレット保持穴131のストレート131c部に係合されるストレート部31bを有する。
【0025】
このように構成された他の実施の形態に示す小径工具保持用チャックにおいて、小径工具11をチャッキングする場合は、図3に示すように、アタッチメント部材32を結合したテーパコレット31をアダプタ13のコレット保持穴131内にアタッチメント部材32側から挿入し、そして、テーパコレット31の後端に結合したアタッチメント部材32の第2の雄ネジ部322をベベルギヤボス部161の雌ネジ部162に螺合しておく。かかる状態で、小径工具11のシャンク部11aをテーパコレット31のシャンク挿入穴312に図3に示すように挿入した後、駆動用ベベルピニオン15をコレット引き込み方向に回転操作する。これにより、ベベルギヤ16がコレット引き込み方向に回転されるとベベルギヤ16のボス部161はアタッチメント部材32の第2の雄ネジ部322に対して螺入する方向に回転されるため、この螺入作用により、テーパコレット31がアダプタ13のコレット保持穴131内に引き込まれる方向に移動する。これにより、小径工具11はチャック10にチャッキングされる。
また、小径工具11のアンチャッキングは、駆動用ベベルピニオン15をチャッキング時と逆の方向に回転操作し、ベベルギヤ16を同一方向に回転してテーパコレット31をアダプタ13のコレット保持穴131から抜ける方向に移動することにより行われる。
【0026】
このような他の実施の形態に示す小径工具保持用チャックによれば、ホルダ本体12にそれぞれ設けられた駆動用ベベルピニオン15の回転に伴い回転されるベベルギヤ16に、アダプタ13の円筒部133に回転可能に嵌合される円筒状ボス部161を設け、このボス部161の内周面にテーパコレット14の雄ネジ部142が螺合される雌ネジ部162を形成し、そして、テーパコレット31の後端に結合したアタッチメント部材32の第2の雄ネジ部322をベベルギヤ16の円筒状ボス部161の雌ネジ部162に螺合した状態で、駆動用ベベルピニオン15を回転操作してベベルギヤ16を回転することによりテーパコレット31をアダプタ13の軸方向に移動できるように構成したので、従来からある既存のテーパコレットを本発明にかかる小径工具保持用チャックに容易に利用することができる。
【0027】
なお、本発明において、テーパコレットを軸方向に移動してチャッキングまたはアンチャッキングするためにベベルギヤ16に設けられる雌ネジ部162は、上記実施の形態に示すように、ベベルギヤ16の円筒状ボス部161の内周面に形成される構造のものに限定されず、ベベルギヤ16の軸心穴の内周面に雌ネジ部162を形成する方式のものでもよい。
また、本発明にかかるチャックは、実施の形態に示すようなクーラントスルー方式構造のものに限らず、クーラントスルーのできない構造のチャックにも適用できる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ホルダ本体半径方向に貫通して形成された横穴に駆動用ベベルピニオンを横穴の軸線回りに回転可能に装着し、この駆動用ベベルピニオンと噛合するベベルギヤを、アダプタ結合部の軸心部に同心に形成した円筒穴にその軸線周りに回転可能に設けてなる小径工具保持用チャックにおいて、テーパコレットは、コレット保持穴のテーパ部に係合されるテーパ部及びコレット保持穴のストレート部に係合されるストレート部を有するとともにテーパコレットのテーパ部及びストレート部の軸心部に小径工具のシャンク部が挿入されるシャンク挿入穴が該軸心部の全長に亘り形成され、ベベルギヤは、該ベベルギヤ対向するアダプタの端面に同心に形成した円筒部に回転可能に嵌合される所定長さの円筒状ボス部を有し、円筒状ボス部の内周面に雌ネジ部が形成され、テーパコレットのストレート部の後端からアダプタの円筒部内に突出して円筒状ボス部内に挿入されるように延在するテーパコレットの挿入側端部の外周面にベベルギヤの雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成され、駆動用ベベルピニオンを回転操作してベベルギヤを回転することにより、雌ネジ部と雄ネジとの螺入作用でテーパコレットをアダプタの軸方向に移動できるように構成したので、テーパコレットのシャンク挿入穴には引上げボルトを螺合するための雌ネジ部がなくなり、このため、テーパコレットの実質的なシャンク挿入穴の長さを増大できるとともに、シャンク長の異なる複数の小径工具のチャッキングを同一種のテーパコレットやアダプタを利用して行うことができる。
【0029】
また、本発明によれば、ホルダ本体のアダプタが既存のテーパコレットが着脱可能に挿入されるコレット保持穴を有し、そして、ホルダ本体の半径方向に貫通して形成された横穴に駆動用ベベルピニオンを横穴の軸線回りに回転可能に装着し、この駆動用ベベルピニオンと噛合するベベルギヤを、アダプタ結合部の軸心部に同心に形成した円筒穴にその軸線周りに回転可能に設けてなる小径工具保持用チャックにおいてアダプタのコレット保持穴に挿入されるテーパコレットは、コレット保持穴のテーパ部に係合されるテーパ部及びコレット保持穴のストレート部に係合されるストレート部を有し、ベベルギヤは、該ベベルギヤと対向するアダプタの端面に同心に形成した円筒部に回転可能に嵌合される所定長さの円筒状ボス部を有し、円筒状ボス部の内周面に雌ネジ部が形成され、さらに既存のテーパコレットのコレット保持穴への挿入側であるストレート部の後端にテーパコレット引き込み用のアタッチメント部材が結合され、このアタッチメント部材の円筒部内に突出して円筒状ボス部内に挿入されるように延在する部分の外周面にベベルギヤの雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成され、駆動用ベベルピニオンを回転操作してベベルギヤを回転することにより、雌ネジ部と雄ネジとの螺入作用で前記テーパコレットをアダプタの軸方向に移動できるように構成したので、従来からある既存のテーパコレットを本発明にかかる小径工具保持用チャックに容易に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す小径工具保持用チャックの縦断側面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】 本発明の他の実施の形態を示す小径工具保持用チャックの縦断側面図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態におけるテーパコレットとアタッチメント部材を示す側面図である。
【符号の説明】
9 スピンドル
9A テーパ穴
10 小径工具保持用チャック
11 切削工具
11a シャンク部
12 ホルダ本体
121 シャンク部
122 フランジ部
123 アダプタ結合部
13 アダプタ
131 コレット保持穴
133 円筒部
14 テーパコレット
141 シャンク挿入穴
142 雄ネジ部
15 駆動用ベベルピニオン
16 ベベルギヤ
161 円筒状ボス部
162 雌ネジ部
163 貫通穴
17 切削液流通部材
18 プルスタッド
31 テーパコレット
31a テーパ部
31b ストレート部
32 アタッチメント部材

Claims (3)

  1. 小径工具を保持するチャックであって、
    一端にシャンク部を有するとともに他端にアダプタ結合部を有するホルダ本体と、前記アダプタ結合部の前端面に軸線を一致して設けられ、軸心部にコレット保持穴を有するアダプタと、前記コレット保持穴に着脱可能に挿入され、かつ小径工具のシャンク部を掴持する縮径可能なテーパコレットと、前記ホルダ本体に該ホルダ本体の半径方向に貫通して形成された横穴に該横穴の軸線回りに回転可能に装着された駆動用ベベルピニオンと、前記駆動用ベベルピニオンと噛合するようにして前記アダプタ結合部の軸心部に同心に形成した円筒穴に該円筒穴の軸線周りに回転可能に設けられたベベルギヤとを備え、
    前記コレット保持穴は、前記テーパコレットの外形に対応して前記アダプタの前端から後端に向け順に形成されたテーパ部、遊び部及びストレート部とから構成され、
    前記テーパコレットは、前記コレット保持穴の前記テーパ部に係合されるテーパ部及び前記コレット保持穴の前記ストレート部に係合されるストレート部を有するとともに前記テーパコレットの前記テーパ部及び前記ストレート部の軸心部に前記小径工具のシャンク部が挿入されるシャンク挿入穴が該軸心部の全長に亘り形成され
    前記ベベルギヤは、該ベベルギヤ対向する前記アダプタの端面に同心に形成した円筒部に回転可能に嵌合される所定長さの円筒状ボス部を有し、前記円筒状ボス部の内周面に雌ネジ部が形成され、
    前記テーパコレットの前記コレット保持穴への挿入側である前記ストレート部の後端部は前記アタッチメント部材の前記円筒部内に突出して前記円筒状ボス部内に挿入される長さを有し
    前記円筒状ボス部内に挿入される前記ストレート部の後端部分の外周面に前記ベベルギヤの雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成され、
    前記駆動用ベベルピニオンを回転操作して前記ベベルギヤを回転することにより、前記雌ネジ部と雄ネジとの螺入作用で前記テーパコレットを前記アダプタの軸方向に移動できるように構成したことを特徴とする小径工具保持用チャック。
  2. 小径工具を保持するチャックであって、
    一端にシャンク部を有するとともに他端にアダプタ結合部を有するホルダ本体と、前記アダプタ結合部の前端面に軸線を一致して設けられ、軸心部にコレット保持穴を有するアダプタと、前記コレット保持穴に着脱可能に挿入され、かつ小径工具のシャンク部が挿入されるシャンク挿入穴を軸心部に有する縮径可能な既存のテーパコレットと、前記ホルダ本体に該ホルダ本体の半径方向に貫通して形成された横穴に該横穴の軸線回りに回転可能に装着された駆動用ベベルピニオンと、前記駆動用ベベルピニオンと噛合するようにして前記アダプタ結合部の軸心部に同心に形成した円筒穴に該円筒穴の軸線周りに回転可能に設けられたベベルギヤとを備え、
    前記コレット保持穴は、前記テーパコレットの外形に対応して前記アダプタの前端から後端に向け順に形成されたテーパ部、遊び部及びストレート部とから構成され、
    前記テーパコレットは、前記コレット保持穴の前記テーパ部に係合されるテーパ部及び前記コレット保持穴の前記ストレート部に係合されるストレート部を有し、
    前記ベベルギヤは、該ベベルギヤと対向する前記アダプタの端面に同心に形成した円筒部に回転可能に嵌合される所定長さの円筒状ボス部を有し、前記円筒状ボス部の内周面に雌ネジ部が形成され、
    前記テーパコレットの前記コレット保持穴への挿入側である前記ストレート部の後端にテーパコレット引き込み用のアタッチメント部材が同軸に結合され、前記アタッチメント部材の前記円筒部内に突出して前記円筒状ボス部内に挿入されるように延在する部分の外周面に前記ベベルギヤの雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成され、前記駆動用ベベルピニオンを回転操作して前記ベベルギヤを回転することにより、前記雌ネジ部と雄ネジとの螺入作用で前記テーパコレットをアダプタの軸方向に移動できるように構成したことを特徴とする小径工具保持用チャック。
  3. 前記ホルダ本体の軸心部に前記シャンク部の後端から前記ベベルギヤに達する貫通穴を形成し、前記貫通穴内には、該貫通穴に水密に嵌合されるともに前記ベベルギヤの軸心部に形成した貫通穴に水密にかつ相対回転可能に嵌合される切削液流通部材が設けられ、前記ホルダ本体のシャンク部後端から供給される切削液を前記切削液流通部材及び前記ベベルギヤの貫通穴を通して前記小径工具の切刃に供給できるように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の小径工具保持用チャック。
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