JP4155385B2 - 開閉器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主回路開閉器および接地断路器を備える開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】
地中配電線における区分や引き込み部分には、保守、点検、工事などの際に利用される開閉器が従来より設置されている。従来技術による開閉器は、ガス絶縁開閉器等からなる主回路開閉器および接地断路器をともに備え、主回路開閉器が切りの場合には接地断路器を「非接地」「1相接地」「3相(全相)接地」の3状態に手動切換操作できるようにし、主回路開閉器が入りの場合には接地断路器を「非接地」状態に固定するため接地断路器を手動切換操作できないようにしていた。
【0003】
そして、このような開閉器に関する先行技術として、例えば、特許第3142476号の「開閉器」(特許権者は本出願人である)がある。
この開閉器で接地断路器を操作する場合、作業員は接地断路器の接点を入り切りするために連結されている接点駆動軸に、他所から運んできた操作ハンドルを嵌入・接続し、この操作ハンドルを回動させて操作することとなる。
【0004】
この場合、この特許発明に係る開閉器の特徴部分である接地断路器の切替機構(インターロック機構)により、操作ハンドルの回動操作時に作業員が誤操作を行うおそれを低減させている。ここでいう誤操作とは、例えば、「非接地」から「1相接地」に切り替えたいにも拘わらず、回動操作の行き過ぎにより「3相接地」に接続するような誤接続である。
【0005】
このような誤操作を防止するインターロック機構とは、操作ハンドルに突設したピンがガイド溝に案内されることにより、「非接地」「1相接地」「3相(全相)接地」という接点切替個所毎に操作ハンドルによる回動操作が停止され、1回の回動操作で2段階の接点切替の誤接続を防止するようにした機構である。
したがって、特許発明にかかる開閉器によれば誤操作を起こすおそれを著しく低減させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
先行技術の開閉器では、インターロック機構を採用して、操作性に優れ、また、接点切り換え時の誤接続を防止するという著しい効果を奏し得るものの、「非接地」→「1相接地」→「3相接地」、あるいは、「3相接地」→「1相接地」→「非接地」というように、所定経路を経る切り換えしかできず、例えば「3相接地」から「非接地」へ切り換えることはできなかった。しかしながら、上記の切換経路以外の他に異なる切換経路を必要とする場合があった。
【0007】
図13は地中配電線における区分や引き込み部分に接地される従来の開閉器の回路図である。この従来の開閉器は、回路図に示すように、主回路開閉器100および接地断路器200に加え、さらに独立した試験端子300を備えている。保守、点検、工事など(特に、主回路の耐圧試験や開閉器本体に接続されている絶縁ケーブルの劣化診断等を含めた保守点検時)を行う場合、主回路開閉器100を切りの状態にし、接地断路器200を一旦「3相(全相)接地」とし、その後に再び「非接地」とする必要があるが、従来技術の開閉器では、前述のように、そのような経路を取ることはできなかった。
【0008】
接地断路器200が「3相(全相)接地」→「非接地」という経路を経ないと、主回路開閉器100が「切」ながらも、絶縁ケーブルがコンデンサ充電されていて、作業者に思わぬ驚きを与える虞れもあり得る。このように、保守・検査用のため、「3相(全相)接地」→「非接地」という切換ができる切替機構が必要となっていた。
【0009】
また、このような切替機構では、主回路開閉器が入りであれば、接地断路器を非接地に固定し、「1相接地」又は「3相(全相)接地」への切替を阻止する必要がある。
さらにまた、主回路開閉器を切りに、接地断路器を非接地にして保守点検を行っている最中に、誤って主回路開閉器が入りになって作業員が感電事故を起こす事は絶対にあってはならない。
【0010】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、作業者が保守、点検、工事などを行う場合、主回路開閉器および接地断路器を誤接続して作業員に危険が及ぶ事態を防止するような開閉器を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の請求項1に係る発明によれば、
操作ハンドルの回動操作に応じて主回路を入り切りする主回路開閉器と、
接地断路器操作部の操作に応じて非接地・1相接地・3相接地・保守用非接地の4段階で主回路と大地とを接離する接地断路器と、
接地断路器操作部の操作に応じてシャッタをスライド移動させるシャッタ装置を有し、接地断路器が1相接地・3相接地・保守用非接地のときにはシャッタ装置がシャッタを操作ハンドルの回動経路上に位置するようにスライド移動させて操作ハンドルの操作を拘束して主回路開閉器を切りに維持し、また、接地断路器が非接地のときにはシャッタ装置がシャッタを操作ハンドルの回動経路外に位置するようにスライド移動させて操作ハンドルの操作拘束を解除して主回路開閉器を入り切り自在にする第1インターロック機構と、
接地断路器操作部からの駆動により回動するハンドル駆動軸に連結されるとともに鉤爪部を有する誘導金具と、軸支により回動するとともに係合部および突き出しピンを有するL字状掛金と、主回路開閉器を入り切りするための主回路開閉駆動軸に固着されるとともに切り欠き部を含む環状ストッパと、を有し、主回路開閉器が切りで接地断路器が非接地の状態から主回路開閉器が入りとするように主回路開閉駆動軸を回動させると環状ストッパにL字状掛金の係合部が当接してL字状掛金の動作を拘束するとともにL字状掛金の突き出しピンが誘導金具の鉤爪部に当接して誘導金具の動作を拘束して誘導金具に連結される接地断路器操作部の駆動を防止することで接地断路器を非接地に維持し、また、主回路開閉器が切りで接地断路器が非接地の状態から接地断路器が1相接地・3相接地・保守用非接地とするときには環状ストッパの切り欠き部にL字状掛金の係合部が入りこんで主回路開閉駆動軸の回動を防止することで主回路開閉器を切りに維持する第2インターロック機構と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
また、請求項2に係る発明によれば、
請求項1に記載の開閉器において、
ハンドル駆動軸に固着されるハンドル差込部と、
ハンドル差込部に着脱自在になされて接地断路器を回動操作する部材であって、背面に突起部を有するハンドルレバーと、
二カ所の位置に移動可能になされ、一方の位置では接地断路器による1相接地と3相接地との切替時にハンドルレバーの突起部に当接してハンドルレバーの移動を拘束して1相接地と3相接地との切替を不能とし、また、ハンドル差込部からハンドルレバーが取り外されて移動された他方の位置ではハンドル差込部に取り付けられたハンドルレバーを回動させて1相接地と3相接地との切替を可能とするストッパ用可動レバーと、
備えることを特徴とする。
【0013】
また、請求項3に係る発明によれば、
操作スイッチの投入操作に応じて主回路を入り切りする主回路開閉器と、
接地断路器操作部の操作に応じて非接地・1相接地・3相接地・保守用非接地の4段階で主回路と大地とを接離する接地断路器と、
接地断路器操作部の操作に応じてシャッタをスライド移動させるシャッタ装置を有し、接地断路器が1相接地・3相接地・保守用非接地のときにはシャッタ装置がシャッタを操作スイッチ前面に位置するようにスライド移動させて操作スイッチの操作を拘束して主回路開閉器を切りに維持し、また、接地断路器が非接地のときにはシャッタ装置がシャッタを操作スイッチの前面外に位置するようにスライド移動させて操作スイッチの操作拘束を解除して主回路開閉器を入り切り自在にする第1インターロック機構と、
接地断路器操作部からの駆動により回動するハンドル駆動軸に連結されるとともに鉤爪部を有する誘導金具と、軸支により回動するとともに係合部および突き出しピンを有するL字状掛金と、主回路開閉器を入り切りするための主回路開閉駆動軸に固着されるとともに切り欠き部を含む環状ストッパと、を有し、主回路開閉器が切りで接地断路器が非接地の状態から主回路開閉器が入りとするように主回路開閉駆動軸を回動させると環状ストッパにL字状掛金の係合部が当接してL字状掛金の動作を拘束するとともにL字状掛金の突き出しピンが誘導金具の鉤爪部に当接して誘導金具の動作を拘束して誘導金具に連結される接地断路器操作部の駆動を防止することで接地断路器を非接地に維持し、また、主回路開閉器が切りで接地断路器が非接地の状態から接地断路器が1相接地・3相接地・保守用非接地とするときには環状ストッパの切り欠き部にL字状掛金の係合部が入りこんで主回路開閉駆動軸の回動を防止することで主回路開閉器を切りに維持する第2インターロック機構と、
備えることを特徴とする。
【0014】
また、請求項4に係る発明によれば、
請求項3に記載の開閉器において、
ハンドル駆動軸に固着されるハンドル差込部と、
ハンドル差込部に着脱自在になされて接地断路器を回動操作する部材であって、背面に突起部を有するハンドルレバーと、
二カ所の位置に移動可能になされ、一方の位置では接地断路器による1相接地と3相接地との切替時にハンドルレバーの突起部に当接してハンドルレバーの移動を拘束して1相接地と3相接地との切替を不能とし、また、ハンドル差込部からハンドルレバーが取り外されて移動された他方の位置ではハンドル差込部に取り付けられたハンドルレバーを回動させて1相接地と3相接地との切替を可能とするストッパ用可動レバーと、
備えることを特徴とする。
【0015】
また、請求項5に係る発明によれば、
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の開閉器において、
接地断路器操作部の操作をシャッタ装置へ伝達する鋼線を備えることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図に基づいて本発明の開閉器の実施形態を説明する。
まず、本発明の開閉器の回路系について説明する。
図1は、本実施形態の開閉器の説明図であって、図1(a)は3回路例の多回路開閉器の電気的結線図、図1(b)は接地断路器の説明図である。
本実施形態の開閉器は、主回路開閉器1、接地断路器2、CT(変流器)3およびPD(コンデンサ)4を備えている。
【0021】
主回路開閉器1は、主回路を入り切りするようになされている。
接地断路器2は、主回路と大地とを接離するものであり、順経路である「切(非接地)」→「1相接地」→「3相(全相)接地」→「保守(非接地)」と、逆経路である「保守(非接地)」→「3相(全相)接地」→「1相接地」→「切(非接地)」という全4段階の切替順序で接地できるようになされている。
【0022】
接地断路器2の接地可動接点は、図1(b)で示すように、便宜上、切(非接地)、接地、保守(非接地)、と3段階で表示されているがこの接地には、先に説明したように、さらに1相接地と、3相(全相)接地と2段階存在している。この1相接地は、3相接地の前に予め安全のため先行して行われる接地である。
【0023】
開閉器内の主回路には、センサであるCT3、PD4が取り付けられており、CT3は主回路の電流、また、PD4は主回路の電圧を検出する。
これら、主回路開閉器1、接地断路器2、CT3およびPD4は、3回路分纏めてガスケース5内に収納されている。ガスケース5内ではガスが充填されてガス絶縁がなされている。また、ガスケース5は接地されて筐体アースが施されており、図1(a)でも明らかなように、接地断路器2およびPD4がこのガスケース5を介して接地されている。
【0024】
続いて、このような開閉器の機構系について説明する。
図2は本実施形態の開閉器の一部正面図、図3は同じく一部側面図、図4は主回路開閉器操作部の動作説明図、図5,図6,図7は接地断路器操作部の動作説明図、図8は1回路分の要部回路機構図、図9は接地断路器の動作説明図である。
【0025】
まず開閉器の操作部について説明する。図2,図3で示すように、開閉器の操作部は、大別して主回路開閉器操作部10、接地断路器操作部20とを備えている。
主回路開閉器操作部10は、図2で示すように、操作ハンドル11と、本発明の拘束部の一具体例である図4で示すようなシャッタ装置12、図示しない操作スイッチ、および図示しない操作スイッチ用のシャッタ装置を備えている。
【0026】
主回路開閉器操作部10を用いて主回路開閉器1(図1参照)を操作する場合、自動と手動が選択できる。
自動の場合、操作ハンドル11を図2,図3で示すように上側(つまり「自動」の位置)に位置させておき、電子スイッチのような操作スイッチ(図示せず)による投入操作を行って入り切りする。
手動の場合、操作スイッチにより主回路開閉器1を切りにしておき、操作ハンドル11を図3で示すように矢印A方向へ手動操作して入りにする。
【0027】
接地断路器操作部20は、図2,図5(a),(b)で示すように、指針21、ハンドル差込部22を備えている。接地断路器操作部20を操作する場合には、図5〜図7で示すように手動のハンドルレバー23をハンドル差込部22に差し込んで回動操作させて行う。なお、主回路開閉器操作部10での電子スイッチのような他のスイッチは存在せず、図1で示す接地断路器2は、手動のハンドルレバー23を操作して接離する操作ができるのみである。
【0028】
これら主回路開閉器操作部10および接地断路器操作部20は、図8で示す内部機構に連結されており、主回路開閉器1および接地断路器2を駆動する。
まず、主回路開閉器1について説明する。
主回路開閉器操作部10により入り切りされる主回路開閉器1は、図8で示すように3個の主回路可動接点1aおよび3個の主回路固定接点1bを備え、上からU相、V相、W相用の開閉接点である。なお、図8では切り状態の主回路開閉器1が図示されている。
【0029】
3個の主回路可動接点1aは、それぞれ3個のレバー31に連結され、さらに3個のレバー31は、主回路開閉駆動軸32に固定されたレバー連結板33により連結されている。
なお、実際には、さらに主回路開閉駆動軸32から主回路可動接点1aまで、レバー、リンク、ピン、畜勢バネ、接点を連結駆動させるロッド等を介した伝達機構が含まれているが説明の簡略化のためその詳述を省略する。これら主回路可動接点1aは母線で他の回路に接続され、また、主回路固定接点1bは、外部ブッシングに接続されている。
【0030】
この主回路開閉駆動軸32は、図2,図3で示す操作機構部34まで到達しており、操作機構部34内の図示しない伝達機構により操作ハンドル11と機械的に連動するようになされている。図3で示す操作ハンドル11を矢印A方向へ向けて回動させると、主回路開閉駆動軸32が図8の矢印B方向に回動して3個の主回路固定接点1bに主回路可動接点1aが投入され、主回路開閉器1を入りにする。逆に操作ハンドル11を上側へ回動させると、主回路開閉器1を切りにする。
【0031】
また、操作機構部34は、図示しない操作スイッチとも電気的に接続されており、この操作スイッチをオンにすると、モータ等の駆動部により主回路開閉駆動軸32が回動して主回路開閉器1が入りになり、逆に操作スイッチをオフにすると駆動部により主回路開閉駆動軸32が回動して主回路開閉器1が切りになる。
【0032】
続いて、接地断路器2について説明する。
接地断路器操作部20により操作される接地断路器2は、図8で示すように、3個の接地可動接点2aおよび3個の接地固定接点2bを備え、上からU相、V相、W相用の断路器である。なお、図8では非接地の場合の接地断路器2が図示されている。
【0033】
3個の接地固定接点2bは、図8でも示すように、板状であって、主回路固定接点1bに一体に固定されている。この接地固定接点2bに接地可動接点2aを接触して接地状態となる。
なお、接地可動接点2a及び接地固定接点2b共に、図示しないレバー、リンク、ピン、畜勢バネ、接点を連結駆動させるロッドなどを介した伝達機構の詳述は省いている。
【0034】
接地可動接点2aは、図9で示すように、一定方向(例えば時計回り方向)に回転し、非接地位置、1相(V相のみ)接地位置、3相(U,V,W全相)接地位置、保守用非接地位置で停止するようになされている。これらに応じて主回路が、接地状態、1相接地状態、3相接地状態、非接地状態となる。図9でも明らかなように、V相の接地固定接点2bは、他相より接続面が突き出た端子を設けており、1相の接地が先行するようになされている。
【0035】
続いて、これら主回路開閉器1および接地断路器2の動作を踏まえ、第1,第2インターロック機構について説明する。
まず第1インターロック機構について説明する。この第1インターロック機構では、接地断路器2が1相接地・3相接地・保守用非接地のときには主回路開閉器操作部10の操作を防止して主回路開閉器1を切りに維持し、また、接地断路器2が切り(非接地)のときには主回路開閉器操作部10の操作防止を解除して主回路開閉器1を入り切り自在にするような機構である。
【0036】
この第1インターロック機構は、ハンドル差込部22(図2,図5〜図7参照)と、ハンドル差込部22に一体に固着されるハンドル駆動軸41(図8参照)と、このハンドル駆動軸41に取り付けられてハンドル駆動軸41の回動により図8で上下方向に移動する鋼線42と、鋼線42の移動に応じてシャッタをスライドさせ操作ハンドル11(図2〜図4参照)の移動を拘束するシャッタ装置12(図4(b)参照)を備えている。
【0037】
この鋼線42は、具体的にはステンレス製ワイヤであり、ステンレス製ワイヤ等の鋼線で連結することにより、開閉器内部での配線に制約が少なくなり、シャッタ装置12の設置位置の自由度が増し、開閉器の構成各部を適宜配置してコンパクトに収納できるという利点がある。
【0038】
主回路開閉器1が切り状態の場合には、接地断路器操作部20では特に制約がなく、ハンドル差込部22にはめ込んだハンドルレバー23を自由に回動させることができるようになる。図5(a)で示すように接地断路器2を切り(非接地)としている場合には、主回路開閉器1の入り切りを可能とするため、主回路開閉器操作部10では図4(a)で示すように操作ハンドル11が拘束されることなく回動可能にしている。また、図示しないが操作スイッチでも前面に拘束するようなシャッタが現れず、投入可能になされている。
【0039】
このような状態で接地断路器2を操作する。具体的には、図5〜図7で示すような操作を行うものである。
まず、図5(b)で示すように、手動のハンドルレバー23をハンドル差込部22に差し込み、図5(a)で示すように接地断路器操作部20を操作可能な状態にする。
【0040】
続いて、図5(a)で示す切り(非接地)から図6(a)で示す1相接地へハンドルレバー23を回動させると、図8で示す第1リンク51、第2リンク52が移動して、離接駆動軸53が回動し、第3リンク54を経て操作ロッド55が下側へ移動する。そして、図9で示すように、接地可動接点2aは、非接地位置から1相接地位置へ移動する。この1相接地では、U相,W相では接点が接触していないが、V相では接点が接触するというものである。
【0041】
そして1相接地へ移動した場合は、図8で示すハンドル駆動軸41の回動によりに鋼線42が矢印C方向(上方向)に移動してシャッタ装置12を駆動させて、図4(b)で示すようにシャッタをスライドさせ、操作ハンドル11の回動を拘束する。また、図示しないが操作スイッチの前面にシャッタが現れて、操作スイッチを押下できないように拘束する。
これにより、1相接地のときに誤って主回路開閉器1を入りに操作ができないように拘束される。
【0042】
続いて、図6(a)で示す1相接地から図7(a)で示す3相接地へハンドルレバー23を回動させるときは、あえて回動動作に制限を加えることとなる。図6(a)で示すように、ハンドル差込部22に嵌合されたハンドルレバー23は、ハンドルレバー23の背面に設けた突起部24(図5(b)参照)とストッパ用可動レバー25とが当接しているため、このままでは回動させることができない。
【0043】
そこで、ハンドルレバー23を一旦取り外し、ストッパ用可動レバー25を図6(b)の矢印D方向に回動させてハンドルレバー通過位置に移動させ、再度ハンドルレバー23を取り付けてから図7(a)で示す3相接地に回動させない限り、以後の接地断路器2の操作を阻止するようにしている。
これは、1相接地状態が長時間になるようにして、確実に大地に放電するためである。
【0044】
そして、図7(a)で示すように3相接地の状態になったならば、図9で示すように、接地可動接点2aは、1相接地位置から3相接地位置(図9中で実線であらわされる接地可動接点2aの位置)へ移動する。この3相接地では、U相,V相,W相ともに接点が接触している。
【0045】
なお、接地断路器2を1相接地(図6(a)参照)から3相接地(図7(a)参照)で示す状態へ移動させた場合、鋼線42が上方向に移動してもシャッタ装置12はそのまま図4(b)で示すようにシャッタをスライドさせた状態を維持し、操作ハンドル11の回動を拘束し続ける。また、図示しないが操作スイッチの前面にシャッタが現れた状態を維持し、スイッチを押下できないように拘束し続ける。
【0046】
続いて、図7(a)で示す3相接地から図7(b)で示す保守用非接地へハンドルレバー23を回動させると、図9で示すように、接地可動接点2aは、3相接地位置から保守用非接地へ移動する。この保守用非接地では、U相,V相,W相ともに接点が接触しておらず、非接地と同じであるが、3相接地→非接地という経路を実現させている点が新規である。
【0047】
なお、接地断路器2を3相接地(図7(a)参照)から保守用非接地(図7(b)参照)で示すへ移動させた場合、鋼線42が上方向に移動してもシャッタ装置12はそのまま図4(b)で示すようにシャッタをスライドさせた状態を維持し、操作ハンドル11の回動を拘束し続ける。また、図示しないが操作スイッチの前面にシャッタが現れた状態を維持し、スイッチを押下できないように拘束し続ける。
【0048】
なお、逆経路を辿り、接地断路器2を保守用非接地・3相接地・1相接地にしたときも、このシャッタ装置12は、図4(b)で示すように操作ハンドル11および図示しない操作スイッチ12を拘束しつづけるが、非接地になった場合には操作の拘束を解除するため、シャッタ装置12は、図4(a)で示すように操作可能な状態となる。
【0049】
このように、第1インターロック機構は、接地断路器2が「切」位置(非接地)にある時のみ主回路開閉器1を操作可能とし、接地断路器2が「切」位置以外(1相接地・3相接地・保守用非接地)では主回路開閉器1を操作不可能となるように拘束するため、保守・点検・工事時に誤って主回路開閉器を入りにするおそれを著しく低減する。
【0050】
なお、シャッタ装置12に代えて、図示しない他のストッパ部材やレバー等を操作ハンドル11に係止させるようにして、操作を拘束するようにしていもよい。
また、伝達手段として鋼線42を用いることとして説明したが、鋼線42に限定する趣旨ではないことはいうまでもなく、例えばシャッタ装置12の位置によってはリンク等伝達機構を介してシャッタ装置12と接地断路器操作部20を連結してもよい。
【0051】
続いて、第2インターロック機構について説明する。
図10は第2インターロック機構の構成図、図11,図12は第2インターロック機構の動作説明図である。
第1インターロック機構は、接地断路器2が切り(非接地)以外では主回路開閉器の入り切り操作を防止するものであったが、第2インターロック機構では、主回路開閉器1が入りのときには接地断路器操作部20の操作を防止して接地断路器2を非接地の状態に維持し、主回路開閉器1が切りのときには接地断路器操作部20の操作防止を解除して接地断路器2を接離可能とし、また、接地断路器が1相接地・3相接地・保守用非接地のときには逆に主回路開閉器1の入り切り動作を防止する機構である。
【0052】
このような第2インターロック機構は、図10〜図12で示すように、誘導金具61と、L字状掛金62と、環状ストッパ63と、操作力発生部64とを備えている。
誘導金具61は、図10(a),(b)で示すように、回動するハンドル駆動軸41に連結され、接地断路器操作部20からの駆動により回動するようになされている。この誘導金具61は、鉤爪部61aおよびガイド部61bを有している。
L字状掛金62は、支軸62aにより回動するようになされ、下側へ突出される係合部62bおよび図面手前に突出する突き出しピン62cを有している。
【0053】
環状ストッパ63は、図12で示すように、先に説明したW相用のレバー連結板33を環状ストッパ63として使用するものであり、切り欠き部63aが設けられている。なお、レバー連結板33と環状ストッパ63とを別途設けてもよいが、機構系の簡素化を実現できる点から見て、本実施形態のように兼用させることが好ましい。
操作力発生部64は、図10で示すように、ねじりコイルばね64a、従動子64bを備えている。
【0054】
続いて、第2インターロック機構の機能について、主回路開閉器操作部10および接地断路器操作部20の操作を絡めて説明する。
まず、主回路開閉器1が切りで接地断路器2も非接地の状態から、接地断路器2を動作させた場合に、主回路開閉器1を切り状態に維持する機能について説明する。
【0055】
主回路開閉器1が切りで接地断路器2も非接地である場合、第2インターロック機構は、図10(a)(b)および図12(a)で示すような状態となっている。
誘導金具61に設けられたガイド部61aには、ねじりコイルバネ64aにより付勢された従動子64bが軸方向へ向けて押圧しており、ガイド部61bの谷部に従動子64bが位置するときに、図5〜図7で示すようにハンドルレバー23を一旦停止させることとなり、この状態からハンドルレバー23に大きな回動力を加えないと、回動しないようになされている。この場合、ガイド部61bの谷部の位置は、図9で示す接地可動接点2aの位置に対応する。
【0056】
この誘導金具61の鉤爪部61aとL字状掛金62の突き出しピン62cとは、図10(b)で示すように係止されるようになされている。
このL字状掛金62もねじりコイルバネにより図10(b)の矢印Eの方向に移動するように付勢されているが、誘導金具61の鉤爪部61aとL字状掛金62の突き出しピン62cが係止されるとL字状掛金62は図10(b)で示す位置で停止する。これが接地断路器2が非接地の場合の、L字状掛金62の位置である。
【0057】
さて、接地断路器操作部20のハンドルレバーを回動操作して非接地(図5(a)参照)から1相接地(図6(a)参照)にすると、ハンドル駆動軸41が誘導金具61を回動させ、図11(a)の状態から図11(b)の状態となるように矢印F方向に回動する(1相接地・3相接地・保守用非接地)。
この場合、図11(b)の突き出しピン62cは矢印Gの方向へ軌跡を描きつつ移動して鉤爪部61aから離脱しながら、L字状掛金62はねじりコイルバネの付勢力により下降する。そして、このL字状掛金62の先端の係合部62bが下降すると、図12(a)から図12(b)の状態になり、環状ストッパ63の切り欠き部63aに入るようになされている。
【0058】
切り欠き部63aに係合部62bが入り込むと、主回路開閉駆動軸32を回動させることができなくなり、主回路開閉器操作部10の操作ハンドル11を回動させたり、図示しない操作スイッチを押下したとしても、主回路駆動軸の移動は拘束されたままであるので、主回路開閉器1を入りにすることはできない。
【0059】
したがって、第2インターロックでは、主回路開閉器1を「切」・接地断路器2を「非接地」の状態から接地用開閉器2を1相接地・3相接地・保守用非接地とするようにハンドルレバー32を操作させるとき、環状ストッパ63の切り欠き部63aにL字状掛金62の係合部62bが入りこんで主回路開閉駆動軸32の回動を防止し、主回路開閉器1の入り切りをできないようにする。
【0060】
続いて、第2インターロック機構の他の機能について説明する。
今度は、主回路開閉器1が切りで接地断路器2が非接地である状態から主回路開閉器1を入りにした場合、接地断路器操作部20を操作できないようにする機能である。
【0061】
主回路開閉器1が入りとなるように主回路開閉駆動軸32を回動させると主回路開閉駆動軸32の環状ストッパは、図12(a)から図12(c)の状態になるため、環状ストッパ63にL字状掛金62の係合部62bが当接してL字状掛金62は下降できなくなる(図12(b)参照)。
この場合、突き出しピン62cと鉤爪部61aとは図10(b)で示すように係止された状態となり、仮にハンドルレバー23の操作により誘導金具61が回動しようとしても、突き出しピン62cと鉤爪部61aの下側とが接触して、誘導金具61が回動できない、つまり誘導金具61の動作を拘束し、ハンドルレバー23は操作できない(図5(a)の状態が維持される)こととなる。
【0062】
逆に主回路開閉器1を切りにするように主回路開閉駆動軸32を回動させると、図12(c)から図12(a)の状態となり、環状ストッパ63の切り欠き部63aにL字状掛金62の係合部62bが進入可能となってL字状掛金62を移動自在となり、突き出しピン62cが誘導金具61の鉤爪部61aから離脱しつつ移動できるようになって誘導金具61を回動自在とし、接地断路器操作部20の操作防止を解除して接地断路器2を接離可能とする。
第2インターロック機構はこのようになる。
【0063】
以上説明したように本実施形態における開閉器では第1インターロック機構と第2インターロック機構とを設けたため、二重にインターロックを施することができ、保守点検作業者への危難が及ぶようなおそれを防止している。
【0064】
また、先に図を用いて説明したように、本発明による接地断路器の操作手順では、1相接地と全相接地との切替時のみ、接地断路器を操作するハンドル差込部22と嵌合されたハンドルレバー23が、ハンドルレバー23の背面に設けた突起部24とストッパ用可動レバー25とを当接させ、ハンドルレバー23を一旦取り外し再び取り付けることと、ストッパ用可動レバー25を回動しハンドルレバー通過位置に移動させることを行わない限り、以後の接地断路器の操作を阻止するようにしている。
1相接地を行った後、これらの手順を経るため、万が一主回路「入」状態で1相接地された時点で地絡事故発生しても、変電所遮断器がトリップし、保守点検作業者への最悪の事態は回避できる。
【0065】
また、接地断路器2は、一定方向(例えば図9で示すように時計回り方向)に「切」「1相接地」「3相(全相)接地」「保守用非接地」の切替順序となっており、必ず主回路が、3相(全相)接地状態の後、保守用非接地状態となる。主回路を非接地とし耐圧試験を行う際に、接地断路器2の切替が「保守」と「接地」と同位置、或いは、「接地」前の「保守」位置、等手順の行き違いによる事故を皆無に出来る。
【0066】
このように機構のみならず、操作手順に対しても保護手段を施した第1,第2インターロック機構を備え、しかもコンパクトに接地断路器を付設した開閉器を提供することで、作業者が保守、点検、工事、等安全に行うことができるようになる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にれば、作業者が保守、点検、工事などを行う場合、主回路開閉器および接地断路器を誤接続して作業員に危険が及ぶ事態を防止するような開閉器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の開閉器の説明図であって、図1(a)は3回路例の多回路開閉器の電気的結線図、図1(b)は接地断路器の説明図である。
【図2】本発明の実施形態の開閉器の一部正面図である。
【図3】本発明の実施形態の開閉器の一部側面図である。
【図4】本発明の実施形態の開閉器の主回路開閉器操作部の動作説明図である。
【図5】本発明の実施形態の開閉器の接地断路器操作部の動作説明図である。
【図6】本発明の実施形態の開閉器の接地断路器操作部の動作説明図である。
【図7】本発明の実施形態の開閉器の接地断路器操作部の動作説明図である。
【図8】本発明の実施形態の開閉器の1回路分の要部回路機構図である。
【図9】本発明の実施形態の開閉器の接地断路器の動作説明図である。
【図10】本発明の実施形態の開閉器の第2インターロック機構の構成図である。
【図11】本発明の実施形態の開閉器の第2インターロック機構の動作説明図である。
【図12】本発明の実施形態の開閉器の第2インターロック機構の動作説明図である。
【図13】従来の開閉器の回路図である。
【符号の説明】
1 主回路開閉器
1a 主回路可動接点
1b 主回路固定接点
2 接地断路器
2a 接地可動接点
2b 接地固定接点
3 CT
4 PD
5 ガスケース
10 主回路開閉器操作部
11 操作ハンドル
12 シャッタ装置
20 接地断路器操作部
21 指針
22 ハンドル差込部
23 ハンドルレバー
24 突起部
25 ストッパ用可動レバー
31 レバー
32 主回路開閉駆動軸
33 レバー連結板
34 操作機構部
41 ハンドル駆動軸
42 鋼線
51 第1リンク
52 第2リンク
53 離接駆動軸
54 第3リンク
55 操作ロッド
61 誘導金具
61a 鉤爪部
61b ガイド部
62 L字状掛金
62a 支軸
62b 係合部
62c 突き出しピン
63 環状ストッパ
63a 切り欠き部
64 操作力発生部
64a ねじりコイルバネ
64b 従動子

Claims (5)

  1. 操作ハンドルの回動操作に応じて主回路を入り切りする主回路開閉器と、
    接地断路器操作部の操作に応じて非接地・1相接地・3相接地・保守用非接地の4段階で主回路と大地とを接離する接地断路器と、
    接地断路器操作部の操作に応じてシャッタをスライド移動させるシャッタ装置を有し、接地断路器が1相接地・3相接地・保守用非接地のときにはシャッタ装置がシャッタを操作ハンドルの回動経路上に位置するようにスライド移動させて操作ハンドルの操作を拘束して主回路開閉器を切りに維持し、また、接地断路器が非接地のときにはシャッタ装置がシャッタを操作ハンドルの回動経路外に位置するようにスライド移動させて操作ハンドルの操作拘束を解除して主回路開閉器を入り切り自在にする第1インターロック機構と、
    接地断路器操作部からの駆動により回動するハンドル駆動軸に連結されるとともに鉤爪部を有する誘導金具と、軸支により回動するとともに係合部および突き出しピンを有するL字状掛金と、主回路開閉器を入り切りするための主回路開閉駆動軸に固着されるとともに切り欠き部を含む環状ストッパと、を有し、主回路開閉器が切りで接地断路器が非接地の状態から主回路開閉器が入りとするように主回路開閉駆動軸を回動させると環状ストッパにL字状掛金の係合部が当接してL字状掛金の動作を拘束するとともにL字状掛金の突き出しピンが誘導金具の鉤爪部に当接して誘導金具の動作を拘束して誘導金具に連結される接地断路器操作部の駆動を防止することで接地断路器を非接地に維持し、また、主回路開閉器が切りで接地断路器が非接地の状態から接地断路器が1相接地・3相接地・保守用非接地とするときには環状ストッパの切り欠き部にL字状掛金の係合部が入りこんで主回路開閉駆動軸の回動を防止することで主回路開閉器を切りに維持する第2インターロック機構と、
    を備えることを特徴とする開閉器。
  2. 請求項1に記載の開閉器において、
    ハンドル駆動軸に固着されるハンドル差込部と、
    ハンドル差込部に着脱自在になされて接地断路器を回動操作する部材であって、背面に突起部を有するハンドルレバーと、
    二カ所の位置に移動可能になされ、一方の位置では接地断路器による1相接地と3相接地との切替時にハンドルレバーの突起部に当接してハンドルレバーの移動を拘束して1相接地と3相接地との切替を不能とし、また、ハンドル差込部からハンドルレバーが取り外されて移動された他方の位置ではハンドル差込部に取り付けられたハンドルレバーを回動させて1相接地と3相接地との切替を可能とするストッパ用可動レバーと、
    備えることを特徴とする開閉器。
  3. 操作スイッチの投入操作に応じて主回路を入り切りする主回路開閉器と、
    接地断路器操作部の操作に応じて非接地・1相接地・3相接地・保守用非接地の4段階で主回路と大地とを接離する接地断路器と、
    接地断路器操作部の操作に応じてシャッタをスライド移動させるシャッタ装置を有し、接地断路器が1相接地・3相接地・保守用非接地のときにはシャッタ装置がシャッタを操作スイッチ前面に位置するようにスライド移動させて操作スイッチの操作を拘束して主回路開閉器を切りに維持し、また、接地断路器が非接地のときにはシャッタ装置がシャッタを操作スイッチの前面外に位置するようにスライド移動させて操作スイッチの操作拘束を解除して主回路開閉器を入り切り自在にする第1インターロック機構と、
    接地断路器操作部からの駆動により回動するハンドル駆動軸に連結されるとともに鉤爪部を有する誘導金具と、軸支により回動するとともに係合部および突き出しピンを有するL字状掛金と、主回路開閉器を入り切りするための主回路開閉駆動軸に固着されるとともに切り欠き部を含む環状ストッパと、を有し、主回路開閉器が切りで接地断路器が非接地の状態から主回路開閉器が入りとするように主回路開閉駆動軸を回動させると環状ストッ パにL字状掛金の係合部が当接してL字状掛金の動作を拘束するとともにL字状掛金の突き出しピンが誘導金具の鉤爪部に当接して誘導金具の動作を拘束して誘導金具に連結される接地断路器操作部の駆動を防止することで接地断路器を非接地に維持し、また、主回路開閉器が切りで接地断路器が非接地の状態から接地断路器が1相接地・3相接地・保守用非接地とするときには環状ストッパの切り欠き部にL字状掛金の係合部が入りこんで主回路開閉駆動軸の回動を防止することで主回路開閉器を切りに維持する第2インターロック機構と、
    備えることを特徴とする開閉器。
  4. 請求項3に記載の開閉器において、
    ハンドル駆動軸に固着されるハンドル差込部と、
    ハンドル差込部に着脱自在になされて接地断路器を回動操作する部材であって、背面に突起部を有するハンドルレバーと、
    二カ所の位置に移動可能になされ、一方の位置では接地断路器による1相接地と3相接地との切替時にハンドルレバーの突起部に当接してハンドルレバーの移動を拘束して1相接地と3相接地との切替を不能とし、また、ハンドル差込部からハンドルレバーが取り外されて移動された他方の位置ではハンドル差込部に取り付けられたハンドルレバーを回動させて1相接地と3相接地との切替を可能とするストッパ用可動レバーと、
    備えることを特徴とする開閉器。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の開閉器において、
    接地断路器操作部の操作をシャッタ装置へ伝達する鋼線を備えることを特徴とする開閉器。
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