JP4154966B2 - インターホンシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の応答者を呼び出せるインターホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、屋外に設置された子機から屋内に設置された親機を呼び出して屋内と屋外との間で通話するインターホンシステムが知られている。このものは、一区画に複数の世帯が住むような場合や、一家族であってもその特定の者に直接通話する場合には、複数の子機を屋外に設置する必要があるため、インターホンシステムの設置費用が高くなり、美観に好ましい影響を与えるものではなかった。この問題に対処するために、特開平7−221856号公報には、一台の子機により複数の応答者を呼び出すことができるインターホンシステムの構成について開示している。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−221856号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平7−221856号公報に開示された構成は、1台の子機に複数の呼出釦(押ボタンスイッチ)を有して応答者(住人)を選択的に呼び出せるが、所望の応答者が外出中であるなど親機の近くにいない場合には、通話を行えるものではなかった。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、来訪者と応答者の間の通話における利便性を高めたインターホンシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、屋外に設置される子機と、屋内に設置される親機を備え、子機は、呼び出す応答者に対応した複数の呼出釦を有し、親機は、応答者に子機からの呼び出しを知らせる報知手段を有し、子機からの呼び出しに対して親機で応答することにより子機と親機との間の通話を可能にするインターホンシステムにおいて、親機は、呼出釦ごとの動作情報と親機から離れた場所で通話する外部端末の情報とを記憶する呼出釦別機能記憶部と、呼出釦別機能記憶部に記憶された動作情報に応じて子機と外部端末との間の通話を可能にする転送処理を行う転送処理部とを有し、呼出釦別機能設定部に動作情報を設定する機能設定部を有し、呼出釦別機能記憶部は、呼出釦ごとに転送処理をするかしないかの動作情報を設定されるものであり、子機は、転送処理部に転送処理を行うように指示する通話転送釦を有するものであることを特徴としている。
【0007】
したがって、来訪者が呼出釦により、それに対応づけられた応答者を呼び出したときに、その応答者が外出中などで親機の近くにいないときにも、転送処理部は、呼出釦別機能記憶部に記憶された動作情報と親機から離れた場所で通話可能な外部端末の情報により、外部端末に転送処理を行うため、来訪者は取り次ぎなどを必要とせず直接所望の応答者と通話することができる。
【0009】
また、応答者が外出するときなど必要なときに、呼出釦別機能記憶部に動作情報として転送処理をするように記憶させれば、来訪者がその応答者を呼び出したときに転送処理が行われるので、その応答者は、外部端末により外出先で来訪者と通話することができる。また、呼出釦別機能記憶部は、呼出釦ごとに動作を設定するので、特に転送処理が必要のない別の応答者は呼出釦別機能記憶部に転送処理をしないように記憶させることにより、親機で来訪者と通話することができる。このことにより、応答者の側で転送処理をするかしないかを設定することができる。
【0011】
また、来訪者は、所望の応答者が外出中などで親機の近くにいないときにも、通話転送釦を押すことにより、取り次ぎなどを必要とせず直接応答者と通話することができるので、通話を転送するかしないかを自身で決めることができる。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のインターホンシステムにおいて、通話転送釦は、呼び出す応答者に対応したものであることを特徴としている。
【0013】
したがって、来訪者は、所望の応答者が外出中などで親機の近くにいないときにも、その応答者に対応した通話転送釦を押すことにより、取り次ぎなどを必要とせず直接応答者と通話することができる。
【0014】
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載のインターホンシステムにおいて、通話転送釦は、親機が子機からの呼び出しに対して所定の時間応答をしないときに使用可能となるものであることを特徴としている。
【0015】
したがって、来訪者は、所望の応答者が親機の近くにいないことを確認してから通話転送釦を使用することができるようになるので、押し間違いなどで不必要に外部端末を呼び出すことを防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
次に、請求項1の発明に係る一実施形態を図1乃至図3を用いて説明する。このものは、図1に示すように、子機1と、子機1と有線で接続される親機2と、親機2と無線で接続される外部端末3とを有して構成されている。
【0017】
子機1は、住宅の玄関などの屋外に設置され、来訪者が居住者(応答者)を呼び出して通話するために用いるものである。このものは、図2に示すように、4つの呼出釦11と、制御部12と、演算部13と、スピーカ部14と、マイク部15と、親機インターフェイス部16とを有して構成されている。
【0018】
呼出釦11は、子機1の外側表面に4つ設けられており、それぞれの呼出釦11ごとに応答者が割り当てられている。そのため、来訪者は、呼出釦11を選択して操作することにより、応答者を選択することができる。これらの呼出釦11は、制御部12に接続されており、それぞれの呼出釦11に固有の信号を制御部12に出力する。
【0019】
制御部12は、呼出釦11と、演算部13とに接続され、呼出釦11から入力される呼出釦11に固有の信号を親機2に送信するための制御など、子機1の各種制御を行うものである。このものは、呼出釦11に固有の信号を演算部13に入力する。
【0020】
演算部13は、制御部12と、スピーカ部14と、マイク部15と、親機インターフェイス部16とに接続され、子機1と親機2の間で送受信される信号の増幅、減衰、変復調などの信号処理を行うものである。このものは、制御部12から、呼出釦11に固有の信号が入力され、送信に必要な信号処理を行って親機インターフェイス部16に出力する。また、このものは、マイク部15から入力される音声信号に信号処理を行って親機インターフェイス部16に出力する。一方、このものは、親機2や外部端末3から送信される音声信号に信号処理を行い、スピーカ部14に出力する。
【0021】
スピーカ部14は、演算部13に接続され、演算部13から音声信号が入力されるものである。このものは、入力された音声信号を音声に変換して外部に出力する。このことにより、来訪者は、親機2や外部端末3から子機1に送信される音声を聞くことができる。
【0022】
マイク部15は、演算部13に接続され、来訪者の音声が入力されるものである。このものは、入力された音声を電気信号に変換し、演算部13に出力する。
【0023】
親機インターフェイス部16は、演算部13と接続され、ケーブルを介して親機2に接続されている。このものは、演算部13から入力される信号を親機2に送信するとともに、親機2から送信される音声信号を受信する。
【0024】
親機2は、住宅などの屋内に設置され、来訪者からの呼び出しに応答者が応答し、通話するものである。このものは、図3に示すように、応答釦21と、機能設定部22と、呼出釦別機能記憶部23と、制御部24と、ROM25と、RAM26と、演算部27と、マイク部28と、スピーカ部29と、報知音記憶部2aと、転送処理部2cと、外部回線インターフェイス部2dと、子機インターフェイス部2eとを有して構成されている。
【0025】
応答釦21は、制御部24に接続され、子機1から呼び出しがあったときに操作することにより、子機1と親機2の間で通話ができるようにするものである。
【0026】
機能設定部22は、呼出釦別転送先設定部221と、呼出釦別動作設定部222とを有して構成されており、制御部24に接続されている。呼出釦別転送先設定部221は、呼出釦11ごとに外部端末3への接続の手順を設定するものであり、設定内容を制御部24を介して呼出釦別機能記憶部23に記憶させる。この接続の手順は、例えば、外部端末3が携帯電話や、一般の固定電話のときには、電話番号が設定される。また、呼出釦別動作設定部222は、呼出釦11ごとに呼出釦11が押されたときに報知手段2bで鳴らす呼出音や、子機1と外部端末3との通話を行う転送処理をするかどうかなどの動作情報を設定するものであり、設定内容を制御部24を介して呼出釦別機能記憶部23に記憶させる。
【0027】
呼出釦別機能記憶部23は、制御部24に接続され、機能設定部22で設定された、呼出釦11が押されたときに報知手段2bで鳴らす呼出音や、子機1と外部端末3との通話を行う転送処理をするかどうかなどの動作情報や、外部端末3への接続の手順などの情報をそれぞれの呼出釦11ごとに記憶するものである。
【0028】
制御部24は、応答釦21と、機能設定部22と、呼出釦別機能記憶部23と、ROM25と、RAM26と、演算部27と、転送処理部2cとに接続されている。このものは、子機1より送信される呼出釦11に固有の信号が入力され、その信号からどの呼出釦11が入力されたかを判断し、それに対応する動作情報を呼出釦別機能記憶部23から入力する。そして、このものは、呼出釦11に対応した呼出音を鳴らすときには、報知手段2bを制御し、転送処理を行う場合には転送処理部2cを制御する。
【0029】
ROM25は、制御部24に接続され、制御部24が動作するために必要な情報が記憶されるものである。RAM26は、制御部24と接続されており、制御部24の演算領域として用いられるものである。
【0030】
演算部27は、制御部24と、マイク部28と、スピーカ部29と、報知音記憶部2aと、転送処理部2cと、子機インターフェイス部2eとに接続されており、子機1と親機2の間で送受信される信号の増幅、減衰、変復調などの信号処理を行うものである。このものは、子機1から子機インターフェイス部2eを介して入力される音声信号に信号処理を行い、スピーカ部29に出力する。また、このものは、子機1から子機インターフェイス部2eを介して入力されるそれぞれの呼出釦11に固有の信号に信号処理を行い、制御部24に出力する。一方、このものは、マイク部28から入力される音声信号や、転送処理部2cなどを介して外部端末3から入力される音声信号に信号処理を行って子機インターフェイス部2eに出力する。
【0031】
マイク部28は、演算部27に接続され、親機2で応答する応答者からの音声が入力され、それを電気信号に変換して演算部27に出力する。
【0032】
スピーカ部29は、演算部27と接続され、演算部27から音声信号が入力され、それ音声に変換して外部に出力する。このことにより、応答者は、子機1から親機2に送信される音声を聞くことができる。
【0033】
報知音記憶部2aは、演算部27に接続され、呼出釦11の数以上の様々な呼出音のデータを記憶するものである。この呼出音は、種々のブザー音や、チャイム音、人間の声などの音声データとして記憶されている。人間の声を呼出音とするときには、あらかじめ応答者として想定される者を含む音声データとすることができる。例えば、呼出音を「お父さんにお客様です。」などとすることができる。
【0034】
ここで、演算部27と、スピーカ部29と、報知音記憶部2aとで呼出釦11に対応づけられた応答者に子機1からの呼び出しを知らせる報知手段2bを構成している。この報知手段2bは、制御部24により制御され、呼出釦11に対応した呼出音を鳴らす。
【0035】
転送処理部2cは、制御部24と、演算部27と、外部回線インターフェイス部2dに接続され、制御部24の信号により子機1と外部端末3との間で通話を行うための転送処理を行うものである。このものは、呼出釦別機能記憶部23に記憶された外部端末3への接続の手順にしたがい、外部回線インターフェイス部2dと外部端末3との間で通信ができるようにする。この転送処理を行うことにより、子機1からの音声信号は演算部27から転送処理部2cに入力され、外部回線インターフェイス部2dを介して外部端末3に送信される。また、外部端末3からの音声信号はこの逆の経路で子機1に送信される。
【0036】
外部回線インターフェイス部2dは、転送処理部2cに接続される電話機である。このものは、転送処理部2cから制御され、呼出釦別機能記憶部23に記憶された接続手順で外部端末3との間で通信ができるようにしている。ここでは、外部回線インターフェイス部2dは、電話機であるので、呼出釦別機能記憶部23に記憶された外部端末3の電話番号に電話をかけることにより外部端末3との間で通信ができるようにする。そして、転送処理部2cから入力される音声信号を外部端末3に送信し、外部端末3から受信した音声信号を転送処理部2cに出力する。
【0037】
子機インターフェイス部2eは、演算部27と接続され、ケーブルを介して子機1に接続されている。このものは、演算部27から入力される信号を子機1に送信するとともに、子機1から送信される音声信号を受信して、その信号を演算部27に出力する。
【0038】
外部端末3は、携帯電話であり、外部回線インターフェイス部2dからの発信により親機2と通信が可能となり、親機2を介して子機1と通話ができるようになる。また、この外部端末3は、携帯電話を用いることが多いが、固定電話であってもよい。
【0039】
次に、第1の実施形態の動作について説明する。ここでは、このものは、父親、母親、息子、娘で構成される家族の住居に設置されているものとし、4つの呼出釦111〜114は、応答者として、順に父親、母親、息子、娘に割り当てるものとする。このことは、呼出釦別機能記憶部23に異なる報知手段2bを記憶させることにより行われている。
【0040】
まず、来訪者が呼出釦112を操作すると、呼出釦112に固有の信号が制御部12に入力される。そして、この制御部12は、この信号を制御部24に送信する。そして、制御部24は、操作された呼出釦11が呼出釦112であると判断し、呼出釦別機能記憶部23に記憶された、呼出釦112に対応する報知手段2bで呼出音を鳴らす。ここで、母親は、自分が設定した呼出音であることがわかるので、親機2で来訪者と通話することができる。したがって、来訪者は、取り次ぎなどを必要とせず、母親と通話することができる。
【0041】
また、父親が呼出釦別動作設定部222で通話を転送するという設定にして外出したとき、来訪者が父親を呼び出すために呼出釦111を操作すると、呼出釦111に固有の信号が制御部12に入力される。そして、この制御部12は、この信号を制御部24に送信する。そして、制御部24は、操作された呼出釦11が呼出釦111であると判断し、呼出釦別機能記憶部23に記憶された呼出釦111の動作情報を参照する。ここで、呼出釦別機能記憶部23は、動作情報として通話を転送することや、転送する外部端末3の情報について記憶しているので、制御部24は、通話を転送するように転送処理部2cを制御し、子機1と外部端末3との間で通話可能にする。したがって、来訪者は、取り次ぎなどを必要とせず、父親と通話することができる。ここで、呼出釦別機能記憶部23は、呼出釦11ごとに転送するかしないかを設定することができるので、母親、息子、娘に来訪者があったときは、転送せずに親機2で応答して通話することができる。
【0042】
このように第1の実施形態においては、来訪者が呼出釦11によりそれに対応づけられた応答者を呼び出したときに、その応答者が外出中などで親機2の近くにいないときにも、転送処理部2cは、呼出釦別機能記憶部23に記憶された動作情報と親機2から離れた場所で通話可能な外部端末3の情報により、外部端末3に転送処理を行うため、来訪者は取り次ぎなどを必要とせず直接所望の応答者と通話することができる。また、応答者が外出するときなど必要なときに、呼出釦別機能記憶部23に動作情報として転送処理をするように記憶させれば、来訪者がその応答者を呼び出したときに転送処理が行われるので、その応答者は、外部端末3により外出先で来訪者と通話することができる。また、呼出釦別機能記憶部23は、呼出釦11ごとに動作を設定するので、特に転送処理が必要のない別の応答者は呼出釦別機能記憶部23に転送処理をしないようにすることにより、親機2で来訪者と通話することができる。このことにより、応答者の側で転送処理をするかしないかを設定することができる。
【0043】
(第2の実施形態)
次に、請求項1と請求項3の発明に係る一実施形態を図1、図3、図4を用いて説明する。このものは、第1の実施形態と子機1の呼出釦11の1つ(呼出釦114)が通話転送釦17となっている点で異なり、その他は第1の実施形態と同じ構成である。
【0044】
通話転送釦17は、呼出釦別機能記憶部23で呼出釦114の動作情報に特定の情報を記憶させることで実現されるものである。このものは、呼出釦11が押されてから所定の時間以上応答がないときに使用可能となるようにされており、操作されると転送処理部2cにこの呼出釦11に対応づけられた外部端末3に対して転送処理を行うように指示する。ここで、所定の時間は、留守と判断できる程度の長さの時間であり、適宜設定することができる。
【0045】
次に、第2の実施形態の動作について説明する。ここでは、このものは、父親、母親、息子で構成される家族の住居に設置されているものとし、4つの呼出釦111〜113は、応答者として、順に父親、母親、息子に割り当てるものとする。このことは、呼出釦別機能記憶部23に異なる報知手段2bを記憶させることにより行われている。また、呼出釦114は、通話転送釦17となるように設定されている。
【0046】
ここで、父親が外出しているときに、来訪者が父親を呼び出すために呼出釦111を操作すると、呼出釦111に固有の信号が制御部12に入力される。そして、この制御部12は、この信号を制御部24に送信する。そして、制御部24は、操作された呼出釦11が呼出釦111であると判断し、呼出釦別機能記憶部23に記憶された呼出釦111に対応する報知手段2bで呼出音を鳴らす。しかし、父親は外出中であるので、応答しない。ここで、所定の時間が経過すると、通話転送釦17が使用可能となる。来訪者は、ここで通話転送釦17を操作すると、通話転送釦17(呼出釦114)に固有の信号が制御部12に入力される。そして、この制御部12は、この信号を制御部24に送信する。そして、制御部24は、操作されたのが通話転送釦17であると判断し、呼出釦別機能記憶部23に記憶されているように、転送処理部2cに呼出釦111に対応づけられた外部端末3に対して転送処理を行うように制御し、子機1と外部端末3との間で通話可能にする。したがって、来訪者は、取り次ぎなどを必要とせず、父親と通話することができる。
【0047】
このように第2の実施形態においては、来訪者は、所望の応答者が外出中などで親機2の近くにいないときにも、通話転送釦17を押すことにより、取り次ぎなどを必要とせず直接応答者と通話することができるので、通話を転送するかしないかを自身で決めることができる。また、来訪者は、所望の応答者が親機2の近くにいないことを確認してから通話転送釦17を使用することができるようになるので、押し間違いなどで不必要に外部端末3を呼び出すことを防ぐことができる。また、通話転送釦17を操作する前に操作した呼出釦11に対応づけられた応答者が、来訪者の所望の応答者であることがわかるので、少ない釦数で構成することができる。
【0048】
なお、ここでは、通話転送釦17が呼出釦11が押されてから所定の時間応答がないときについてのみ使用可能とするものを説明したが、各呼出釦11に対応した同数の通話転送釦17を有して常時使用可能とするものであってもよい。例えば、子供が帰宅した時に、家が留守であることがわかっている場合等は最初から親に割りつけられている通話転送釦17を操作することによって、親に帰宅したことを伝えることができる。このようにすれば、請求項2にも対応する実施形態となる。
【0049】
また、通話転送釦17が1つである場合には、例えば各呼出釦11のうちの所望の1つと通話転送釦17を同時に押すというようにしてもよいし、通話転送釦17が別途設けられてないような場合には、呼出釦11をある時間に複数回操作するなどの操作パターンにより通話転送釦17の動作を行うものであってもよい。
【0050】
なお、子機1と親機2が有線で接続され、親機2と外部端末3が無線で接続される例について説明したが、それに限るものではなく、子機1と親機2が無線で接続されていても親機2と外部端末3が有線で接続されていてもよい。また、親機2の外部回線インターフェイス部2dと外部端末3は電話機である場合について説明したが、これらを無線通信機としてもよい。
【0051】
また、呼出釦11は4つの例を示したが、それに限るものではなく、複数であればいくつであってもよい。
【0052】
また、報知手段2bは、呼出音によるものについて説明したが、それに限るものではなく、発光ダイオードなどにより光で報知するものであってもよく、光の色や点滅パターンによってそれぞれの応答者に報知するものであってもよい。
【0053】
また、音声信号のみを伝送するインターホンシステムについて説明したが、子機1にカメラを、また、親機2や外部端末3に液晶ディスプレイなどの表示部を設ければ、音声信号に加えて映像信号も伝送するインターホンシステムについても適用できる。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、来訪者が呼出釦に対応づけられた応答者を呼び出したときに、その応答者が親機の近くにいないときにも、転送処理部は、呼出釦別機能記憶部に記憶された動作情報と親機から離れた場所で通話可能な外部端末の情報により、外部端末に転送処理を行うため、来訪者は取り次ぎなどを必要とせず直接所望の応答者と通話することができる。
【0055】
また、必要なときに呼出釦別機能記憶部に転送処理をするように記憶させれば、来訪者がその応答者を呼び出したときに転送処理が行われるので、その応答者は、外部端末により外部端末で来訪者と通話することができる。また、呼出釦別機能記憶部は、呼出釦ごとに動作を記憶するので、転送処理が必要のない別の応答者は、親機で来訪者と通話することができる。このことにより、応答者は、転送処理をするかしないかを設定することができる。
【0056】
また、来訪者は、所望の応答者が外出中などで親機の近くにいないときにも、通話転送釦を押すことにより、取り次ぎなどを必要とせず直接応答者と通話することができるので、通話を転送するかしないかを自身で決めることができる。
【0057】
請求項2に係る発明によれば、請求項1記載の効果に加え、来訪者は、所望の応答者が外出中などで親機の近くにいないときにも、その応答者に対応した通話転送釦を押すことにより、取り次ぎなどを必要とせず直接応答者と通話することができる。
【0058】
請求項3に係る発明によれば、請求項1または2記載の効果に加え、来訪者は、所望の応答者が親機の近くにいないことを確認してから通話転送釦を使用することができるようになるので、押し間違いなどで不必要に外部端末を呼び出すことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態と第2の実施形態を示す全体構成図である。
【図2】第1の実施形態の子機を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態と第2の実施形態の親機を示すブロック図である。
【図4】第2の実施形態の子機を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 子機
11 呼出釦
12 制御部
13 演算部
14 スピーカ部
15 マイク部
16 親機インターフェイス部
17 通話転送釦
2 親機
21 応答釦
22 機能設定部
23 呼出釦別機能記憶部
24 制御部
25 ROM
26 RAM
27 演算部
28 マイク部
29 スピーカ部
2a 報知音記憶部
2b 報知手段
2c 転送処理部
2d 外部回線インターフェイス部
2e 子機インターフェイス部
3 外部端末
Claims (3)
- 屋外に設置される子機と、屋内に設置される親機を備え、子機は、呼び出す応答者に対応した複数の呼出釦を有し、親機は、応答者に子機からの呼び出しを知らせる報知手段を有し、子機からの呼び出しに対して親機で応答することにより子機と親機との間の通話を可能にするインターホンシステムにおいて、親機は、呼出釦ごとの動作情報と親機から離れた場所で通話する外部端末の情報とを記憶する呼出釦別機能記憶部と、呼出釦別機能記憶部に記憶された動作情報に応じて子機と外部端末との間の通話を可能にする転送処理を行う転送処理部とを有し、呼出釦別機能記憶部に動作情報を設定する機能設定部を有し、呼出釦別機能記憶部は、呼出釦ごとに転送処理をするかしないかの動作情報を設定されるものであり、子機は、転送処理部に転送処理を行うように指示する通話転送釦を有するものであることを特徴とするインターホンシステム。
- 通話転送釦は、呼び出す応答者に対応したものであることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
- 通話転送釦は、親機が子機からの呼び出しに対して所定の時間応答をしないときに使用可能となるものであることを特徴とする請求項1または2記載のインターホンシステム。
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