JP4154130B2 - 両面給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録紙の両面に印刷を行う画像形成手段に記録紙を反転させて再度送り込む機能を有する両面給紙装置およびこの両面給紙装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の従来技術として、特開平7−228433号公報記載の発明が知られている。この公報には、記録紙の搬送手段の出口領域にセンサを配置して、このセンサが用紙先端検知により負圧発生手段の動作と搬送ベルトの回転開始との信号を発し、用紙の後端検知により搬送ベルトの逆回転信号を発する給紙装置が開示されている。
【0003】
また、特開平11−263503号公報には、搬送路が分岐する分岐位置内に、この分岐位置を搬送される用紙を検知するセンサを設け、分岐レバーの位置と前記センサの検出状態に応じて用紙がどの搬送路に位置しているかを検知するように構成されている。ただし前記センサは検知レバーによって一方向の原稿の搬送状態しか検出することはできない。
【0004】
さらに、特開平9−40303号公報には、両面印刷用の記録紙搬送装置において、印刷速度をより向上するために、記録紙の長さを検知し、記録紙の長さに応じた速度で記録紙搬送を行う技術が開示されている。ここで開示されている反転センサは両面搬送部に搬送された用紙の先端を検知すると反転モータを駆動し、用紙後端が変炎センサを通過し、所定量だけ用紙を搬送した時点で反転モータを逆転させ、用紙反転を完了させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、環境保護の観点から、印刷装置においても記録紙の表面と裏面とに印刷を行う両面印刷装置が製品化されている。斯かる両面印刷においては、まず表面を印刷し、表面が印刷された記録紙を両面搬送部により記録紙反転を行い、再度給紙された記録紙の裏面に印刷するという工程で実現されているのが一般的である。
【0006】
ところで、斯かる両面印刷の記録紙反転における従来技術は、進入してくる表面に印刷が施された記録紙の往路において先後端を検知し、この検知情報のみに基づいてタイマを働かせ、反転ローラとその下流に続く搬送ローラとの制御を行うものであり、前述の3つの従来例はいずれもこの類のものである。
【0007】
しかし、このような構成を採用すると、記録紙搬送の全体の系に余裕を持たせる必要が生じる。つまり、往路での先端検知情報のみにより進入〜反転〜排出までの制御をあらかじめ設定されたタイマにより固定的に行うので、用紙長のバラツキ、駆動部のON/OFFのタイミングバラツキ等を加味した余裕ある時間を必要とした制御になる。このように余裕ある時間を必要とした制御になると、搬送する記録紙と記録紙との間の間隔の幅を縮めることに制限が生じてしまう。即ち前述のように、制御上の余裕を必要とするため、必然的に用紙間にも時間的な余裕=紙間の開きが生じる。このように紙間を縮めることが制限されるということは、印刷速度の向上が限定されるということを意味し、斯かる制限により両面印刷の印字生産性を向上させることは困難であった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、低コストで搬入・搬出時の転写紙の先端および後端を確実に検出することができ、搬送する記録紙と記録紙との間隔の幅を小さくすることが可能な両面給紙装置を提供することにある。
【0009】
また、他の目的は、前記両面給紙装置を使用することにより両面印刷時の印字生産性を向上させることができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、一側の面に画像が形成された記録紙を他側の面に画像を形成させるために反転させて再度画像形成手段側に搬送する両面給紙装置において、前記画像形成手段側から前記両面給紙装置本体側に搬入されてくる記録紙の先端および後端を検出するとともに、前記両面給紙装置側から前記画像形成手段側に搬出される前記記録紙の先端および後端を検出する単一の検出手段を備えていることを特徴とする。
【0010】
この場合、前記検出手段は、前記記録紙が前記画像形成手段側から前記両面給紙装置に搬入される搬入経路と、前記両面給紙装置から前記画像形成手段側に搬出される搬出経路の合流部に設けられる。また、前記合流部には、前記記録紙が搬入される搬入経路、あるいは前記記録紙が搬出される搬出経路のいずれかを選択する反転切替爪が設けられ、前記検出手段は前記反転切替爪の揺動端の前記記録紙搬入方向下流側の近傍に位置する。さらに、前記検出手段が設けられている前記合流部の搬送ガイド板のガイド板間距離は、前記検知手段の検知可能域寸法より小さく設定される。なお、前記検出手段は、反射型の光センサから構成することが望ましい。
【0011】
また、前記目的を達成するため本発明は、前記両面給紙装置と、搬送されてきた記録紙に画像を形成する画像形成手段とから画像形成装置を構成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本発明の実施形態に係る両面給紙装置を備えた電子写真式カラープリンタ(以下、カラープリンタという)の概略構成を示す図である。
【0014】
図1において、このカラープリンタ1は、感光体ユニット10、書き込み光学ユニット20、現像ユニット30、中間転写ユニット40、2次転写ユニット50、定着ユニット60、両面印刷用紙反転ユニット(以下、反転ユニットと称す)70、および給紙ユニット80等で構成されている。そして、Black:黒(以下、Bkという)、Cyan:シアン(以下、Cという)、Magenta:マゼンタ(以下、Mという)、Yellow:イエロー(以下、Yという)のカラー画像を感光体ユニット10の感光体ベルト11上に順次顕像化し、これらを重ね合わせて最終的な4色フルカラー画像を形成する。
【0015】
感光体ユニット10は、感光体ベルト11と、その回りに配置された感光体クリーニング装置12、帯電ローラ13、現像ユニット30の内の選択された現像器、中間転写ユニット40の弾性中間転写ベルト41などからなる。前記感光体ベルト11は、駆動ローラ14、1次転写対向ローラ15、張架ローラ16間に張架され、図示しない駆動モータによって回転駆動され、矢印A方向に移動する。なお、つなぎ目のある感光体ベルト11を用いる場合には、感光体ベルト11端部の非画像形成領域につなぎ目マークを設け、図示しないセンサにより検出を行い、つなぎ目を避けて画像形成を行う。
【0016】
書き込み光学ユニット20は、光源としての半導体レーザ21、レーザ発光駆動制御部(不図示)、ポリゴンミラー22、3つの反射ミラー23a、b、cなどで構成され、カラー画像データを光信号に変換して、各色画像に対応した光書き込みを行い、感光体ベルト11に静電潜像を形成する。
【0017】
現像ユニット30は、Bk現像器31K、C現像器31C、M現像器31M、Y現像器31Yと、各現像器31K,C,M,Yを図中左右方向に移動させ、感光体ベルト11に対し接離動作を行う図示しない接離機構などで構成されている。各現像器31K,C,M,Yは、感光体ベルト11表面の静電潜像を現像するために現像剤を表面に担持して回転する現像スリーブ32K,C,M,Yと、現像剤を汲み上げて撹拌するために回転する現像剤パドル33K,C,M,Yと、現像剤を収容する現像剤収容ケース34K,C,M,Yなどで構成されている。これら各現像剤収容ケース34K,C,M,Yには、現像剤として各色のトナーからなる一成分現像剤がそれぞれ収容されている。図示の例では装置本体下側から順に黒トナーを収容したBk、現像器31K、シアントナーを収容したC現像器31C、マゼンタトナーを収容したM現像器31M、イエロートナーを収容したY現像器31Yになっている。各現像器31K,C,M,Y内のトナーは所定の極性に帯電され、また、各現像スリーブ32K,C,M,Yには図示しない現像バイアス電源によって現像バイアスが印加され、現像スリーブ32K,C,M,Yが感光体ベルト11に対して所定電位にバイアスされている。また、前記接離機構は、図示しないモータから各現像器31K,C,M,Yに駆動力を伝達するための図示しない電磁クラッチがオンになると、その駆動力で現像剤収容ケース34K,C,M,Yを感光体ベルト11側(図中右側)に移動させるようになっている。現像時には各現像器31K,C,M,Yのうち選択されたいずれか一つが移動し、感光体ベルト11に当接する。一方、電磁クラッチをオフにして駆動伝達を解除すると感光体ベルト11に当接していた現像器が感光体ベルト11から離間する方向(図中左側)に移動する。
【0018】
カラープリンタ本体の待機状態では、現像ユニット30はいずれの現像器31K,C,M,Yも感光体ベルト11と離間した位置にセットされており、プリント動作が開始されると、カラー画像データに基づきレーザ光による光書き込み、静電潜像形成が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像をBk静電潜像という。C、M、Yについても同様)。このBk静電潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像位置に静電潜像先端部が到達する前に、Bk現像スリーブ32Kを回転開始して、Bk静電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk静電潜像領域の現像動作を続けるが、Bk静電潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、Bk現像器31kが感光体ベルト11から離間し、速やかに次の色の現像器が感光体ベルト11に当接する。これは少なくとも、次の画像データによる静電潜像先端部が現像位置に到達する前に完了させる。
【0019】
中間転写ユニット40は、弾性中間転写ベルト41、ベルトクリーニング装置42、位置検出用センサ43などで構成されている。弾性中間転写ベルト41は駆動ローラ44、1次転写ローラ45、2次転写対向ローラ46、クリーニング対向ローラ47及びテンションローラ48に張架されており、図示しない駆動モータにより矢印B方向に駆動される。弾性中間転写ベルト41端部の非画像形成領域には複数の位置検出用マーク(不図示)が設けられており、これらの位置検出用マークのうちのいずれか1つ(画像形成動作開始時に位置検出用センサ43を最初に通過した位置検出用マーク)を位置出用センサ43で検出し、この検出タイミングで画像形成を開始する。また、ベルトクリーニング装置42は、クリーニングブラシ42a、接離機構(不図示)等で構成されており、1色目のBk画像を弾性中間転写ベルト41に転写している間、及び、2、3、4色目の画像を弾性中間転写ベルト41 に転写している間は接離機構によって弾性中間転写ベルト41面からクリーニングブラシ42aを離間させておく。なお、弾性中間転写ベルト41面からクリーニングされたトナーは、中間転写ユニット40内部に設けられた廃トナータンク49 に蓄えられる。
【0020】
前記2次転写ユニット50は、2次転写ローラ51、2次転写ローラ51を弾性中間転写ベルト41に対して接離するためのクラッチ等を備えた揺動機構(不図示)などで構成されている。記録紙が転写位置に到達するタイミングに合わせて2次転写ローラ51が揺動機構の回転軸を中心に揺動する。この2次転写ローラ51と前記2次転写対向ローラ46とにより記録紙と弾性中間転写ベルト41とを一定の圧力で接触させている。
【0021】
2次転写ローラ51は中間転写ユニット40に設けられた図示しない位置決め部材により2次転写対向ローラ46との平行度の位置精度が保たれている。また、2次転写ローラ51に設けた図示しない位置決めコロにより弾性中間転写ベルト41に対する2次転写ローラ51の接触圧を一定にし、2次転写ローラ51を弾性中間転写ベルト41に接触させると同時に、2次転写ローラ51にはトナーと逆極性の転写バイアスが印加され、弾性中間転写ベルト41上の重ねトナー像を記録紙に一括転写が可能となっている。
【0022】
定着ユニット60は、所定の一定温度になるように制御された定着ベルト61と加圧ローラ62とからなり、画像形成後の記録紙を後述の排紙切替部79に導く搬送経路87の前記排紙切替部79に至る直前に設けられ、排出する記録紙に形成された画像の記録紙への定着を行う。
【0023】
反転ユニット70は、カラープリンタ1の側面に付設されて一体化されたもので、排紙切替部79と反転ユニット70の本体部701とからなる。排紙切替部79には、排紙経路791と両面側経路792とが設けられ、両面切替爪85の切り替え動作によっていずれかの経路への搬送が選択される。給紙ユニット本体部701には、前記両面側経路792から記録紙を受け入れる搬入経路702と、搬入経路702に続き、記録紙を反転させる反転経路74と、反転した記録紙をカラープリンタ1の前記レジストローラ対82側に再度送り込む搬出経路704の各経路が設けられているとともに、搬入経路702と搬出経路704の合流部(分岐部)703には反転切替爪71が設けられ、図2の拡大図に示すように記録紙の搬入時には、図示時計方向に偏向して反転経路74側の経路を開放し、記録紙の搬出時には図示反時計方向に偏向して搬入経路702を閉鎖し、搬出経路704側を開放する。この動作はソレノイド705によって行われる。
【0024】
給紙ユニット80の記録紙カセット86内には、記録紙が収納されており、給紙コロ81a、b、cによってレジストローラ対82方向に給紙、搬送される。また、カラープリンタ1の右側面には、OHP用紙や厚紙などの手差し給紙用の手差しトレイ83が設けられている。
【0025】
なお、前記各ユニットは装置から容易に脱着できるようになっている。例えば、図1において、中間転写ユニット40を外す場合には、図示しない前面カバーを開け、紙面の奥側から手前側にユニットをスライドさせることで、容易に外すことができる。
【0026】
前記構成のカラープリンタ1において、画像形成サイクルが開始されると、まず感光体ベルト11は矢印Aの時計回りに、弾性中間転写ベルト41は矢印Bの反時計回りに図示しない駆動モータによって回転駆動される。弾性中間転写ベルト41上に設けられた図示しない位置検出用マークを位置検出用センサ43で検出し、位置検出用マークの検知タイミングに応じて感光体ベルト11上にBkトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行われ、最終的にBk,C,M,Yの順に弾性中間転写ベルト41上に重ねてトナー像が形成される。このとき1次転写ローラ45に印加するバイアスは順次電圧を高くすることが一般的であるが、弾性中間転写ベルト41の抵抗特性等に応じて異なる。
【0027】
前記Bkトナー像形成は次のようにして行なわれる。
【0028】
図示しない電源の印加電圧により帯電ローラ13は感光体ベルト11を一様帯電する。そして、書込みのためのレーザ光LDはBkカラー画像信号に基づいて露光を行う。この露光が行われたとき、当初一様荷電された感光体ベルト11の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像が形成される。そして、このBk静電潜像にBk現像スリーブ32K上のBkトナーが接触することにより、感光体ベルト11の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分にはBkトナーが吸着され、静電潜像と相似なBkトナー像が形成される。そして、感光体ベルト11上に形成されたBkトナー像は、1次転写位置において弾性中間転写ベルト41に接する。この1次転写位置では、1次転写ローラ45と1次転写対向ローラ15とにより弾性中間転写ベルト41と感光体ベルト11との間にニップが形成されており、1次転写ローラ45にBkトナー像と逆極性のバイアスを印加することによりBkトナー像を弾性中間転写ベルト41に転写することができる。
【0029】
感光体ベルト11上の若干の未転写残留トナーは、感光体ベルト11 の再使用に備えて感光体クリーニング装置12で清掃される。ここで回収されたトナーは回収パイプを経由して図示しない廃トナータンクに蓄えられる。
【0030】
感光体ベルト11側ではBk画像形成工程の次にC画像形成工程に進み、前記位置検出用センサ43の検知タイミングに応じてC画像データによるレーザ光LDによる書き込みが行われ、C静電潜像が形成される。そして、先のBk静電潜像の後端部が通過した後で、かつ、C静電潜像の先端部が到達する前にBk現像器31Kが現像位置から退避し、C現像器31Cが現像位置にセットされてC静電潜像がCトナーで現像される。以後、C静電潜像領域の現像を続けるが、C静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現像器31Kの場合と同様にC現像器31Cが現像位置から退避し、次のM現像器31Mを現像位置に移動させる。これもやはり次のM静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。なお、M及びYの画像形成工程については、それぞれの静電潜像形成、現像の動作が上述のBk、Cの工程と同様であるので説明は省略する。
【0031】
前記弾性中間転写ベルト41には、感光体ベルト11に順次形成するBk,C,M,Yのトナー像を同一面に順次位置合わせして4色重ねのトナー像が形成され、次の2次転写工程において、この4色のトナー像が記録紙に一括転写される。
【0032】
前記画像形成動作が開始される時点で、記録紙は前記記録紙カセット80または手差しトレイ83のいずれかから給送され、レジストローラ82対のニップで待機している。そして、2次転写ローラ51に弾性中間転写ベルト41上の4色重ねのトナー像先端がさしかかるときに、ちょうど記録紙の先端がこのトナー像の先端に一致するようにレジストローラ対82が駆動され、記録紙とトナー像との位置合わせが行われる。そして、記録紙が弾性中間転写ベルト41上のトナー像と重ねられて2次転写位置を通過する。このとき2次転写ローラ51による転写バイアスで記録紙が荷電され、トナー画像のほとんどが記録紙上に転写される。
【0033】
そして、弾性中間転写ベルト41から4色重ねトナー像を一括転写された記録紙は、定着ユニット60に搬送され、所定温度に制御された定着ベルト61と加圧ローラ62のニップ部でトナー像が溶融定着され、装置本体外に送り出され(矢印C方向)、排紙トレイ84に裏向きにスタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0034】
更に、両面印刷を行う場合には、定着ユニット60を通過した記録紙は両面切替爪85により矢印D方向に案内され、反転ユニット70に送られる。記録紙後端が反転切替爪71を通過した後、反転ローラ対72が停止し、記録紙も停止する。そして、あらかじめ設定された停止時間経過すると、反転ローラ対72は逆転を開始し、記録紙はスイッチバックを始める。このとき前記反転切替爪71が切り替わり、記録紙は搬送ローラ対76,77,78によって矢印E方向に案内され、レジストローラ対82に送られる。レジストローラ対82に送られた記録紙は表裏反転した状態でレジストローラ対82のニップで待機する。そして、前述のように転写ベルト41上に形成されている裏面用の画像とタイミングを合わせてレジストローラ対82が駆動され、記録紙は2次転写位置に送られる。2次転写位置では、前述と同様にして弾性中間転写ベルト41から4色重ねトナー像が一括転写された後、定着ユニット60でトナー像が溶融定着され、装置本体外の排紙トレイ84上に送り出される。
【0035】
一方、1次転写後の感光体ベルト11の表面は、感光体クリーニング装置12でクリーニングされ、除電ランプ(不図示)で均一に除電される。また、記録紙にトナー像を転写した後の弾性中間転写ベルト41の表面は、ベルトクリーニング装置42のクリーニングブラシ42aを接離機構で押圧することによってクリーニングされる。弾性中間転写ベルト41からクリーングされたトナーは廃トナータンク49に蓄えられる。
【0036】
両面印刷を行う場合には、定着ユニット60を通過した記録紙は両面切替爪85により矢印D方向に案内され、前述の図2に示す反転ユニット70に送られる。反転ユニット70の記録紙の搬入経路702の入口部にあたり前記搬入経路702から反転経路74に続く部分であって、前記反転経路から記録紙の搬出経路704に続く部分である合流部703にはセンサ73、ここではフォトリフレクタとも称される反射式の光センサが設けられている。このセンサ73が搬入経路702から搬入されてきた記録紙の先端が通過するのを検知すると、図示しない制御回路から反転ローラ対72の駆動信号が出力され、これにより図示しないモータによって反転ローラ対72が図示時計方向に回転し、記録紙を反転経路74へと案内する。記録紙後端が反転切替爪71を通過して、センサ73が記録紙後端の通過を検知すると、制御回路は停止指令を出力し、反転ローラ対72は停止する。これにより、記録紙も停止する。
【0037】
次いで、制御回路は、あらかじめ設定された一定のブランク時間が経過すると、反転ローラ対72を前記搬入時とは逆方向、すなわち、図においては反時計方向に回転させる。これにより、記録紙はスイッチバックを始める。このとき制御回路は前記ソレノイド705を駆動して前記反転切替爪71を切り替え、記録紙を搬出経路704方向に導く、これにより、記録紙は搬出経路704を矢印E方向に案内され、レジストローラ対82へと送られる。この際にも前記センサ73は前述の記録紙の先後端の通過を検知し、図1に示すレジストローラ対82までの各搬送ローラ対76、77、78の速度を制御する。搬出経理704に送られた記録紙は表裏反転した状態でレジストローラ対82のニップで待機する。前述のように転写ベルト41上に形成されている裏面用の画像とタイミングを合わせてレジストローラ対82が駆動され、記録紙は2次転写位置に送られる。2次転写位置では、前述と同様にして弾性中間転写ベルト41から4色重ねトナー像が一括転写された後、定着ユニット60でトナー像が溶融定着され、装置本体外の排紙トレイ84上に送り出される。
【0038】
ここでセンサ73として反射型の光センサを用いたのは、搬入動作時と搬出動作時の記録紙を同一センサで検知できるようにするためである。接触式のフィラー型センサではフィラーが一方向のみに動作して検知するようになっているため往復路の両方向を検知するには複数個の検知手段が必要であるのに対し、反射型センサは非接触のため、どちらの方向からの用紙端でも同一検知手段で検知できるからである。反射型にすることにより、低コストで確実に記録の先端部と後端部の検知を行える。なお、取り付け位置が分割されるが、光透過型のいわゆるフォトインタラプタとも称される光透過型のセンサを用いることも可能である。
【0039】
また、前記センサ73は前述のように搬入、搬出の合流部703に配したのは搬入経路、搬出経路それぞれを搬送される記録紙の先端部および後端部の検知が1つのセンサ73で精度良く行えるからである。また、この位置に設け、反転後の記録紙の先後端検知を行うことにより、反転後の用紙位置を正確に捕捉できるようになる。これにより給紙ユニット80から供給される用紙サイズは分かっているので、紙間を詰めて画像形成を行う際に、反転ユニット70の給紙タイミングの無駄を最小限に抑えることも可能になる。
【0040】
更に、図2に示すように前記センサ73が設けられている往復路の合流部703の搬送ガイド板のガイド板間距離mは、センサの検知許容寸法Mより小さくなるように設定した。これにより搬入経路702および搬出経路704において記録紙の先後端検知が安定して行えるようになる。
【0041】
このように、反転ユニット70の合流部703において、同一のセンサ73により、同一の記録紙の進入時の先後端の検知と反転経路からの排出の検知とを行い、進入時の先後端の検知に基づいて反転ローラ対72の制御を行うとともに、反転経路74からの排出時の検知に基づいてレジストローラ対82に至るまでの各下流の搬送ローラ対76、77、78の速度を制御することにしたので、各下流の搬送ローラ対76、77、78の速度制御を精度よく行うことが可能となる、印刷の生産性の向上を図ることができる。しかも、従来であれば、記録紙の紙間を詰めるために特別の増速装置等を必要としたが、本発明では前記構成により、既に紙間がを詰った状態で給送されるので、そのような特別な装置は不必要となった。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、画像形成手段側から両面給紙装置本体側に搬入されてくる記録紙の先端および後端を検出するとともに、両面給紙装置側から画像形成手段側に搬出される記録紙の先端および後端を検出する単一の検出手段を備えているので、低コストで記録紙の搬入方向および搬出方向のエッジを検出することができる。これにより、検出結果に基づいて記録紙の間隔、いわゆる紙間を詰めた両面搬送制御が可能となる。
【0043】
また、本発明によれば、検出手段は、前記記録紙が前記画像形成手段側から前記両面給紙装置に搬入される搬入経路と、前記両面給紙装置から前記画像形成手段側に搬出される搬出経路の合流部に設けられているので、単一の検出手段によって搬入時と搬出時の転写紙の先端と後端を確実に検出することができる。
【0044】
また、本発明によれば、合流部には記録紙が搬入される搬入経路、あるいは記録紙が搬出される搬出経路のいずれかを選択する反転切替爪が設けられ、検出手段は前記反転切替爪の揺動端の前記記録紙搬入方向下流側の近傍(前記記録紙搬出方向上流側の近傍に同じ)に位置しているので、転写紙の搬送方向に応じて確実に転写紙の先端と後端を検出することができる。
【0045】
また、本発明によれば、検出手段が設けられている合流部の搬送ガイド板のガイド板間距離は、検知手段の検知可能域寸法より小さく設定されているので、転写紙の挙動に関係なく確実に転写紙の先端および後端を検出することができる。
【0046】
また、本発明によれば、検出手段は反射型の光センサからなるので、低コストで確実に転写紙の先端および後端を検出することができる。
【0047】
さらに、本発明によれば、低コストで転写紙の先端および後端を確実に検出でき、しかも紙間を詰めて転写紙の両面搬送が可能な両面給紙装置を備えているので、効率よく両面に画像形成可能な画像形成装置を低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明に係る両面給紙装置の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1 カラープリンタ
l0 感光体ユニット
20 書き込み光学ユニット
30 現像ユニット
40 中間転写ユニット
50 2次転写ユニット
60 定着ユニット
70 反転ユニット
702 搬入経路
703 合流部(分岐部)
704 搬出経路
705 ソレノイド
71 反転切替爪
72 反転ローラ対
73 センサ
74 反転経路
76 搬送ローラ対
77 搬送ローラ対
78 搬送ローラ対
79 排紙切替部
80 給紙ユニット
82 レジストローラ対
85 両面切替爪

Claims (4)

  1. 一側の面に画像が形成された記録紙を他側の面に画像を形成させるために反転させて再度画像形成手段側に搬送する両面給紙装置において、
    前記記録紙が前記画像形成手段側から前記両面給紙装置に搬入される搬入経路と、前記両面給紙装置から前記画像形成手段側に搬出される搬出経路との合流部に設けられ、前記搬入経路あるいは前記搬出経路のいずれかを選択する反転切替爪と、
    前記合流部の前記反転切替爪の近傍であって、前記反転切替爪よりも前記記録紙搬出方向上流の反転経路側に設けられた単一の検出手段と、
    前記合流部と前記反転経路との間に設けられた正逆転可能な反転ローラと、
    前記反転経路により反転された記録紙を、前記搬出経路から再度前記画像形成手段に搬送する搬送ローラと、を有し、
    前記検出手段が前記記録紙の先端を検知することにより前記反転ローラを正転させて前記記録紙を前記反転経路側に搬送し、次に前記検出手段が前記記録紙の後端を検知することにより前記反転ローラを一旦停止させ、次に所定時間経過後、前記反転切替爪を前記搬出経路方向に切替えると共に前記反転ローラを逆転させて前記記録紙を前記搬送ローラ方向に搬送させ、次に前記検知手段により前記記録紙の前記反転経路からの排出を検知して前記搬送ローラの速度を制御することを特徴とする両面給紙装置。
  2. 前記検出手段が設けられている前記合流部の搬送ガイド板のガイド板間距離は、前記検知手段の検知可能域寸法より小さく設定されていることを特徴とする請求項1記載の両面給紙装置。
  3. 前記検出手段は、反射型の光センサからなることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項に記載の両面給紙装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の両面給紙装置と、搬送されてきた記録紙に画像を形成する画像形成手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置
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