JP4152147B2 - ショーケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前面に開口する陳列室内に複数段の棚を架設すると共に、当該陳列室を冷却して使用する冷却モードと、加温して使用する加温モードとを切換使用可能とされたショーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より所謂冷/温切換使用可能とされたショーケースは、断熱壁の内側に間隔を存して仕切板を取り付け、この仕切板により前面に開口する陳列室を画成すると共に、仕切板と断熱壁間にはダクトを形成してこのダクト内に冷却器と送風機とを設置している。また、陳列室内には上下に複数段の棚を架設し、各棚には電気ヒータを取り付けている。
【0003】
そして、各棚の電気ヒータの発熱を停止した状態でダクトを介して陳列室の開口上縁より冷気を吐出することにより、開口に冷気エアーカーテンを形成しながら当該陳列室内全体を冷却する冷却モードと、冷却器による冷却作用と送風機の運転を停止した状態で各棚に設けられた電気ヒータを発熱させ、陳列室内全体を加温する加温モードとを切換使用可能とされている。
【0004】
更に、陳列室内において上部に架設された例えば1段目の棚の下側には、前記ダクトを介して当該棚より下方の前面開口に向けて冷気を吐出するための中間冷気ダクトを形成している。そして、1段目の棚より上方のダクトに向かう冷気を塞ぎ、中間冷気ダクトより冷気を吐出すると共に、1段目の棚の電気ヒータを発熱させ、下方の棚の電気ヒータの発熱は停止することで、1段目の棚より上側の陳列室内のみを加温モードとし、1段目の棚より下方の陳列室内は冷却モードとしても使用可能とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなショーケースにおいては、1段目の棚より下方の2段目、3段目の棚は商品の高さ寸法に合わせて取り外し、それらの間隔を変更可能とされている。従って、高さ寸法の大きい商品を陳列する際には、2段目の棚は取り外されることになるが、従来ではこの棚の保管場所がショーケース自体に設けられていなかったため、通常は倉庫などに仕舞われていた。そのため、棚段数を元に戻したいときに保管場所が不明となるなど、管理が煩雑となる問題があった。
【0006】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、所謂冷/温切換使用可能なショーケースにおいて、使用しない棚を安全且つ確実に保管できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のショーケースは、断熱壁の内側に間隔を存して取り付けられた仕切板により前面に開口する陳列室を画成し、仕切板と断熱壁間にはダクトを形成すると共に、陳列室内には複数段の棚を架設し、ダクトを介して陳列室の開口上縁より冷気を吐出することにより当該陳列室内を冷却する冷却モードと、棚に設けられた電気ヒータを発熱させる加温モードとを切換使用可能とされたものであって、陳列室内の上部に架設された第1の棚の下側に、当該第1の棚より下方の開口に向けて冷気を吐出するための中間冷気ダクトを形成し、第1の棚の電気ヒータを発熱させ、中間冷気ダクトより冷気を吐出して第1の棚より上側の陳列室内のみを加温して使用可能とすると共に、中間冷気ダクトの下側に沿って、第1の棚の下方に架設される第2の棚を格納可能としたので、陳列する商品の高さ寸法に合わせるために第1の棚より下方に架設される第2の棚を取り外す際には、当該第2の棚を中間冷気ダクトの下側に沿って安全且つ確実に格納して置けるようになる。
【0008】
これにより、第2の棚が不要となる際の保管管理が極めて容易となる。また、第2の棚は第1の棚下側の中間冷気ダクトの下側に沿って格納されるので、陳列室内の商品収容能力にも殆ど支障が生じないものである。
【0009】
特に、中間冷気ダクトの下側に沿って第2の棚を格納した場合に、当該第2の棚の電気ヒータへの通電を禁止するようにしたので、第2の棚の不使用時に陳列室内全体を加温モードとした際に、当該第2の棚の電気ヒータが発熱される不都合を未然に回避できるようになる。これにより、無用な消費電力の増大を防止できるようになるものである。
【0010】
請求項2の発明のショーケースは、上記に加えて第2の棚の前部を、中間冷気ダクトから吐出された冷気を下方に指向させることが可能な形状としたので、第2の棚を中間冷気ダクトの下側に格納した際には、この第2の棚の前部形状により中間冷気ダクトから吐出される冷気を円滑に開口方向に指向させることができるようになる。これにより、第1の棚より下方の陳列室内の冷却性能が改善されるものである。
【0011】
請求項3の発明のショーケースは、上記各発明に加えて第2の棚に断熱材を設けたので、第2の棚を中間冷気ダクトの下側に格納した際に、中間冷気ダクトを通過する冷気からの冷却作用で当該第2の棚に結露が発生する不都合を防止することができるようになるものである。
【0012】
請求項4の発明のショーケースは、上記各発明に加えて第1の棚より下方のダクトの通路面積を上方に向かうに従って徐々に狭くして行き、第1の棚より上方のダクトの通路面積を最も狭くしたので、開口上縁から吐出される冷気の流速を上げ、開口に良好な冷気エアーカーテンを形成することができる。これにより、冷却モードの際に陳列室内に流入する外気の量を減少させて冷却能力の改善を図ることが可能となるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例のショーケース1の断面図、図2は2段目の棚2Bを格納した状態のショーケース1の断面図、図3は図2のショーケース1の棚2B後部の拡大断面図、図4はショーケース1の仕切板9を保持する支柱4の斜視図、図5は棚2B前部の拡大断面図である。
【0014】
実施例のショーケース1はスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置されて缶飲料やペットボトル入り飲料を陳列販売するための所謂冷/温切換使用可能なオープンショーケースであり、断面略コ字状の断熱壁7の両側を側板8、8で塞ぎ、断熱壁7の内側には間隔を存して仕切板9を取り付けることでこの仕切板9の内側に前面に開口する陳列室11を画成している。また、仕切板9と断熱壁7の間には陳列室11の下側から後側及び上側に渡る一連のダクト12が形成されている。
【0015】
そして、このダクト12内に冷却器13と送風機10が設置されると共に、陳列室11の前面開口の上縁には吐出口14が、また、下縁には吸込口16が形成され、何れもダクト12に連通している。尚、前記冷却器13は図示しない圧縮機や凝縮器と共に周知の冷媒回路を構成する。また、陳列室11内には実施例では上下四段の棚2A、2B、2C、2Dが架設されている。各棚2A〜2Dはブラケット18に引出自在の棚板19を取り付けて構成され、この棚板19下面には断熱材21が取り付けられると共に、棚板19と断熱材21の間には電気ヒータ22が取り付けられている(図3)。
【0016】
また、各棚2A〜2Cのブラケット18後端には係合爪23、23が形成されており、この係合爪23、23を仕切板9の左右に位置する支柱4に形成された係合孔24・・・(図3、図4参照)に係脱自在に係合することにより、各棚2A〜2Cは着脱自在に陳列室11内に架設されている。但し、1段目の棚2Aの高さは固定とされる。
【0017】
そして、仕切板9及び支柱4は各図に示すように下から上に向かうに従って徐々に断熱壁7に近接して行き、1段目の棚2Aの位置からは垂直に上昇している。これにより、1段目の棚2Aより下方のダクト12の通路面積は上方に向かうに従って徐々に狭くなり、1段目の棚2Aより上方のダクト12の通路面積は最も狭くなるように構成されている。
【0018】
更に、1段目の棚2Aの下側には仕切板9から前方に延在して中間ダクト部材27が取り付けられており、この中間ダクト部材27内には中間冷気ダクト28が形成されている。この中間冷気ダクト28の後端はダクト12に連通すると共に、前端は中間ダクト部材27の下向き形状により開口下方に向けて指向されている。尚、この中間冷気ダクト28とダクト12との連通箇所上側には閉塞板30が取り付けられ、ダクト12内を開閉可能とされている。
【0019】
また、2段目の棚2Bはこの中間ダクト部材27の下側に沿って配置可能な最も小さい寸法とされており、その前部は図5に示すように中間冷気ダクト28から吐出された冷気を開口下方に指向させるよう前下方に傾斜した形状とされている。更に、中間ダクト部材27の直下に位置する係合孔(図3に24Aで示す)のダクト12側にはスイッチ29が取り付けられている(図3、図4)。
【0020】
以上の構成で次に動作を説明する。
(1)冷却モード
先ず、陳列室11内全体を冷蔵する冷却モードとする場合には、前記各棚2A〜2Dの電気ヒータ22への通電(発熱)を停止し、前記閉塞板30は開放する。この状態で前記圧縮機と送風機10を運転すると、冷却器13が冷却作用を発揮する。この冷却器13で冷却された冷気は前記送風機10によりダクト12内を吹き上げられ、主には開口上縁の吐出口14から開口に向けて吐出されると共に、中間冷気ダクト28からも一部開口に向けて吐出され、その後、これらの冷気は吸込口16からダクト12に吸い込まれる。
【0021】
前記圧縮機の運転は陳列室11内或いは陳列室11に吐出される冷気の温度に基づき、所定の冷却上限温度と冷却下限温度の間でON−OFFされる。また、送風機10は連続運転され、これにより、陳列室11の開口前面に冷気エアーカーテンが形成されると共に、一部が陳列室11内に循環して陳列室11内を所定の冷蔵温度(+5℃〜+10℃程)に冷却する。
【0022】
このとき、前述の如く1段目の棚2Aより下方のダクト12の通路面積は上方に向かうに従って徐々に狭くなり、1段目の棚2Aより上方のダクト12の通路面積は最も狭くなるように構成されているので、開口上縁の吐出口14から吐出される冷気の流速を上げ、開口に良好な冷気エアーカーテンを形成することができるようになる。これにより、冷却モードの際に陳列室11内に流入する外気の量を減少させて冷却能力の改善を図ることが可能となる。
【0023】
(2)加温モード
次に、陳列室11内全体を加温する加温モードとする場合には、前記圧縮機と送風機10の運転を停止し、各棚2A〜2Dの電気ヒータ22に通電して発熱させる。この電気ヒータ22も例えば棚板19の温度に基づき、所定の加温上限温度と加温下限温度の間でOFF−ONされる。これにより、各棚2A〜2D上の商品を+60℃〜+80℃程に加温する。
【0024】
(3)冷/温モード
次に、1段目の棚2A上を加温し、下方の陳列室11内は冷却する冷/温モードとする場合には、2段目以下の各棚2B〜2Dの電気ヒータ22への通電(発熱)を停止し、前記閉塞板30を閉塞する。また、1段目の棚2Aの電気ヒータ22には通電して発熱させる。この状態で前記圧縮機と送風機10を運転すると、冷却器13が冷却作用を発揮する。この冷却器13で冷却された冷気は前記送風機10によりダクト12内を吹き上げられ、閉塞板30で堰き止められて中間冷気ダクト28に入り、その前端からそれより下方の開口に向けて吐出されると共に、吸込口16からダクト12に吸い込まれる。
【0025】
前記圧縮機の運転は同様に陳列室11内(棚2Aより下方の陳列室11内)或いは陳列室11に吐出される冷気の温度に基づき、所定の冷却上限温度と冷却下限温度の間でON−OFFされる。また、送風機10は連続運転され、これにより、棚2Aより下方の陳列室11の開口前面に冷気エアーカーテンが形成されると共に、一部が陳列室11内に循環して棚2Aより下方の陳列室11内を所定の冷蔵温度(+5℃〜+10℃程)に冷却する。
【0026】
一方、棚2Aの電気ヒータ22は同様に棚板19の温度に基づき、所定の加温上限温度と加温下限温度の間でOFF−ONされる。これにより、棚2A上の商品のみを+60℃〜+80℃程に加温する。
【0027】
ここで、陳列室12内に例えば背の高いペットボトル入り飲料を陳列する場合には、2段目の棚2Bのブラケット18を支柱4から取り外し、図2に示す如く中間ダクト部材27の下側に沿って格納する。このとき、ブラケット18の係合爪23、23は中間ダクト部材27の直下に位置する係合孔(図3の24A)に係合されて保持される。また、このとき、係合爪23はスイッチ29を押して接点をONさせる。このスイッチ29の接点がONすると、棚2Bの電気ヒータ22への通電回路は開路され、通電は禁止される。
【0028】
この状態では図2に示す如く3段目の棚2C上(格納された棚2Bとの間)に上下寸法の大きい陳列空間が構成される。これにより、背の高い商品を棚2C上に陳列することができるようになる。
【0029】
このように、陳列する商品の高さ寸法に合わせるために2段目の棚2Bを取り外す際には、当該棚2Bを中間冷気ダクト28を構成する中間ダクト部材27の下側に沿って格納して置けるので、棚2Bが不要となる際の保管管理が極めて容易となる。また、棚2Bは棚2A下側の中間ダクト部材27(中間冷気ダクト28)の下側に沿って格納されるので、陳列室11内の商品収容能力にも殆ど支障が生じない。
【0030】
また、棚2Bの前部は、中間冷気ダクト28から吐出された冷気を下方に指向させる傾斜形状としているので、棚2Bを中間ダクト部材27の下側に格納した際には、この棚2Bの前部形状により中間冷気ダクト28から吐出される冷気を円滑に開口方向に指向させることができるようになる。これにより、棚2Aより下方の陳列室11内の冷却性能が改善される。
【0031】
更に、中間ダクト部材27の下側に沿って棚2Bを格納した場合に、スイッチ29によって当該棚2Bの電気ヒータ22への通電を禁止するようにしているので、棚2Bの不使用時に陳列室11内全体を加温モードとした際に、当該棚2Bの電気ヒータ22が発熱される不都合を未然に回避できるようになる。これにより、無用な消費電力の増大を防止できるようになる。
【0032】
更にまた、棚2Bには断熱材21が取り付けられているので、棚2Bを中間ダクト部材27の下側に格納した際に、中間冷気ダクト28を通過する冷気からの冷却作用で当該棚2Bの棚板19に結露が発生する不都合を防止することができるようになる。
【0033】
そして、前述した如く棚2Aより下方のダクト12の通路面積を上方に向かうに従って徐々に狭くして行き、棚2Aより上方のダクト12の通路面積を最も狭くしたので、開口上縁の吐出口14から吐出される冷気の流速を上げ、開口に良好な冷気エアーカーテンを形成することができる。これにより、冷却モードの際に陳列室11内に流入する外気の量を減少させて冷却能力の改善を図ることが可能となる。
【0034】
尚、実施例では棚2A〜2Dの全てに電気ヒータ22を取り付け、加温モードにて陳列室11内全体を加温できるようにしたが、請求項1及び請求項2の発明ではそれに限らず、1段目の棚2Aにのみ電気ヒータ22を取り付け、加温モードでは棚2A上のみ加温し、棚2Aより下方の陳列室11内は冷却するようにしてもよい。即ち、その場合には実施例の冷/温モードが加温モードとなる。
【0035】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、断熱壁の内側に間隔を存して取り付けられた仕切板により前面に開口する陳列室を画成し、仕切板と断熱壁間にはダクトを形成すると共に、陳列室内には複数段の棚を架設し、ダクトを介して陳列室の開口上縁より冷気を吐出することにより当該陳列室内を冷却する冷却モードと、棚に設けられた電気ヒータを発熱させる加温モードとを切換使用可能とされたショーケースにおいて、陳列室内の上部に架設された第1の棚の下側に、当該第1の棚より下方の開口に向けて冷気を吐出するための中間冷気ダクトを形成し、第1の棚の電気ヒータを発熱させ、中間冷気ダクトより冷気を吐出して第1の棚より上側の陳列室内のみを加温して使用可能とすると共に、中間冷気ダクトの下側に沿って、第1の棚の下方に架設される第2の棚を格納可能としたので、陳列する商品の高さ寸法に合わせるために第1の棚より下方に架設される第2の棚を取り外す際には、当該第2の棚を中間冷気ダクトの下側に沿って格納して置けるようになる。
【0036】
これにより、第2の棚が不要となる際の保管管理が極めて容易となる。また、第2の棚は第1の棚下側の中間冷気ダクトの下側に沿って格納されるので、陳列室内の商品収容能力にも殆ど支障が生じないものである。
【0037】
特に、中間冷気ダクトの下側に沿って第2の棚を格納した場合に、当該第2の棚の電気ヒータへの通電を禁止するようにしたので、第2の棚の不使用時に陳列室内全体を加温モードとした際に、当該第2の棚の電気ヒータが発熱される不都合を未然に回避できるようになる。これにより、無用な消費電力の増大を防止できるようになるものである。
【0038】
また、請求項2の発明によれば、上記に加えて第2の棚の前部を、中間冷気ダクトから吐出された冷気を下方に指向させることが可能な形状としたので、第2の棚を中間冷気ダクトの下側に格納した際には、この第2の棚の前部形状により中間冷気ダクトから吐出される冷気を円滑に開口方向に指向させることができるようになる。これにより、第1の棚より下方の陳列室内の冷却性能が改善されるものである。
【0039】
更に、請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて第2の棚に断熱材を設けたので、第2の棚を中間冷気ダクトの下側に格納した際に、中間冷気ダクトを通過する冷気からの冷却作用で当該第2の棚に結露が発生する不都合を防止することができるようになるものである。
【0040】
更にまた、請求項4の発明によれば、上記各発明に加えて第1の棚より下方のダクトの通路面積を上方に向かうに従って徐々に狭くして行き、第1の棚より上方のダクトの通路面積を最も狭くしたので、開口上縁から吐出される冷気の流速を上げ、開口に良好な冷気エアーカーテンを形成することができる。これにより、冷却モードの際に陳列室内に流入する外気の量を減少させて冷却能力の改善を図ることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した実施例のショーケースの断面図である。
【図2】 2段目の棚を格納した状態のショーケースの断面図である。
【図3】 図2のショーケースの棚後部の拡大断面図である。
【図4】 本発明の実施例のショーケースの仕切板を保持する支柱の斜視図である。
【図5】 図2のショーケースの2段目の棚前部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース
2A〜2D 棚
4 支柱
7 断熱壁
9 仕切板
10 送風機
11 陳列室
12 ダクト
13 冷却器
14 吐出口
16 吸込口
19 棚板
21 断熱材
22 電気ヒータ
27 中間ダクト部材
28 中間冷気ダクト
29 スイッチ
30 閉塞板

Claims (4)

  1. 断熱壁の内側に間隔を存して取り付けられた仕切板により前面に開口する陳列室を画成し、前記仕切板と断熱壁間にはダクトを形成すると共に、前記陳列室内には複数段の棚を架設し、前記ダクトを介して前記陳列室の開口上縁より冷気を吐出することにより当該陳列室内を冷却する冷却モードと、前記棚に設けられた電気ヒータを発熱させる加温モードとを切換使用可能とされたショーケースにおいて、
    前記陳列室内の上部に架設された第1の棚の下側に、当該第1の棚より下方の前記開口に向けて冷気を吐出するための中間冷気ダクトを形成し、前記第1の棚の前記電気ヒータを発熱させ、前記中間冷気ダクトより冷気を吐出して前記第1の棚より上側の前記陳列室内のみを加温して使用可能とすると共に、
    前記中間冷気ダクトの下側に沿って、前記第1の棚の下方に架設される第2の棚を格納可能とし、且つ、前記中間冷気ダクトの下側に沿って前記第2の棚を格納した場合には、当該第2の棚の前記電気ヒータへの通電を禁止することを特徴とするショーケース。
  2. 前記第2の棚の前部を、前記中間冷気ダクトから吐出された冷気を下方に指向させることが可能な形状としたことを特徴とする請求項1のショーケース。
  3. 前記第2の棚に断熱材を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2のショーケース。
  4. 前記第1の棚より下方の前記ダクトの通路面積を上方に向かうに従って徐々に狭くして行き、前記第1の棚より上方の前記ダクトの通路面積を最も狭くしたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3のショーケース。
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