JP4152070B2 - 鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元する方法および帯状引張り材並びにこの方法を実施する装置 - Google Patents

鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元する方法および帯状引張り材並びにこの方法を実施する装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4152070B2
JP4152070B2 JP2000513026A JP2000513026A JP4152070B2 JP 4152070 B2 JP4152070 B2 JP 4152070B2 JP 2000513026 A JP2000513026 A JP 2000513026A JP 2000513026 A JP2000513026 A JP 2000513026A JP 4152070 B2 JP4152070 B2 JP 4152070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete surface
force
support structure
tension member
prestressed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000513026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001517746A5 (ja
JP2001517746A (ja
Inventor
アンドレー・ハンス−ペーター
マイアー・マルクス
ザンドナー・ディーター
Original Assignee
レオンハルト・アンドレー・ウント・パルトナー・ベラーテンデ・インジェニエーレ・ファウベーイー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
アンドレー・ハンス−ペーター
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by レオンハルト・アンドレー・ウント・パルトナー・ベラーテンデ・インジェニエーレ・ファウベーイー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング, アンドレー・ハンス−ペーター filed Critical レオンハルト・アンドレー・ウント・パルトナー・ベラーテンデ・インジェニエーレ・ファウベーイー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
Publication of JP2001517746A publication Critical patent/JP2001517746A/ja
Publication of JP2001517746A5 publication Critical patent/JP2001517746A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4152070B2 publication Critical patent/JP4152070B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/02Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
    • E04G23/0218Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/02Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
    • E04G23/0218Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements
    • E04G2023/0251Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/02Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
    • E04G23/0218Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements
    • E04G2023/0251Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements
    • E04G2023/0255Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements whereby the fiber reinforced plastic elements are stressed
    • E04G2023/0259Devices specifically adapted to stress the fiber reinforced plastic elements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/02Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
    • E04G23/0218Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements
    • E04G2023/0251Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements
    • E04G2023/0262Devices specifically adapted for anchoring the fiber reinforced plastic elements, e.g. to avoid peeling off

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に記載した、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するための方法に関する。
【0002】
鉄筋コンクリートまたはプレストレストコンクリートからなる支持構造体の支持能力を高める(補強する)ためにあるいは元の支持能力を回復させる(復元する)ために、後で、緊張された引張り材を支持構造体の外面に取付けることが知られている。この引張り材を固着するために、例えば鋼製または鉄筋コンクリート製のブラケットがコンクリート表面に接合され、そして引張り材がこのブラケットの間で緊張される。しかし、引張り材の軸線とコンクリート表面の間のオフセット(ずれ)によって、不所望なオフセットモーメントが生じる。このオフセットモーメントはブラケット固着部で受け止めおよび導き去らなければならない。更に、引張り材とコンクリート表面の結合行うことができない。
【0003】
引張り材の軸線とコンクリート表面の間のオフセットによって生じるこの欠点を回避するために、冒頭に述べた種類の方法において、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するために後で、帯状の引張り材をコンクリート表面に接着することが知られている。このような連続する接着結合は特に、コンクリートに亀裂が存在するかまたは発生し得るとき、およびこの亀裂の開放を防止すべきときに重要である。
【0004】
引張り材を緊張した状態でコンクリート表面に接着すると、緊張力を加えることによって生じる剪断力によって、接着が持続的に応力を受ける。接着のこの剪断応力によるクリープ損失を回避するために、変形率のできるだけ小さな接着剤が使用される。この接着剤は硬化した状態で充分に剛性のある接着を生じさせる
【0005】
引張り材としては、取扱い上の理由から、特に薄くて比較的軽量の高強度の帯状体が使用される。高強度の材料からなるこの帯状体は通常は破壊まで直線的に弾性的に変形する。このような高強度の材料の場合には、平坦な降伏、すなわち伸びにわたって力がほぼ同じである範囲が生じない。
【0006】
このような性質を有する緊張された帯状の引張り材が、支持構造体の負荷の際に開放するコンクリート表面の亀裂を架橋すると、上記の剛性のある接着結合の際に、引張り材が亀裂範囲内で、塑性変形の形で告知されないで突然破壊するまで、両亀裂面を越えて伸びるという危険がある。
【0007】
この延性不足は不利であり、引張り材の利用を制限する。従って、亀裂を架橋すべき範囲において、所定の変形性を有する接着結合剤、すなわち大きな変形率を有する接着結合剤を選択しなければならないので、亀裂の開放時に、亀裂の幅の増大よりもはるかに大きな長さにわたって、引張り材の伸び補償を行えるようにする。しかし、大きな変形率を有するこのような接着結合剤は、それに伴うクリープ損失のために、永久固着部として適していない。
【0008】
更に、緊張された引張り材の端部において引張り力が下部構造体に導入される必要があるという問題がある。このため、従来のプレストレストコンクリート構造体の場合には、緊張部材固着部の直後の亀裂形成を防止するいわゆる背面懸垂式補強部材が設けられている。予緊張される引張り材が後で取付けられ場合も、このような背面懸垂式補強部材が必要である。
【0009】
冒頭に述べた種類の方法(WO97/21009、図5)の場合には、繊維要素を備えた引張り材がその長さの中央領域において緊張され、支持構造体のコンクリート表面に接着されている。引張り材はその両端領域において挟持装置内に収容されている。この挟持装置は塑性変形可能な伝達要素を介して支持構造体に連結されている。塑性変形可能な伝達要素は、引張り材の中央領域の接着結合剤の変形率よりもはるかに大きな変形率を有する結合手段を形成する。両端範囲における引張り材の固着、その中間領域全体にわたって引張り材が過負荷されるときにのみ作用し、局部的な過負荷の場合には作用しないので、これにより亀裂の領域における破壊の危険は回避されない。
【0010】
本発明の課題は、上記の欠点を克服し、帯状の引張り材をコンクリート表面に直接取付ける際にオフセットモーメントを回避しながら、亀裂の範囲内の破壊の危険を回避し、同時にクリープ損失を排除する、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するための方法を提供することである。
【0011】
この課題は本発明に従い、第2の変形率が第1の変形率よりもはるかに小さいことによって解決される。
【0012】
引張り材の長さの大部分にわたって延びる緊張された領域において、建物から結合剤を経て、引張り材とコンクリート表面の間に剪断力が伝達されない。伸びと特に亀裂がコンクリートに発生するときにのみ、局部的に制限された領域内で、引張り材とコンクリート表面の間に剪断力が伝達される。しかし、引張り材のこの中央領域において比較的に剪断しやすい結合剤が使用されるので、引張り材内の伸びの補償は亀裂幅を越えて行われる。それによって、全体として可延性の状態が生じる。
【0013】
引張り材の両端領域の緊張されていない突出部は、固着部材および背面懸垂式補強部材として役立つ。緊張されていないこの領域において、変形率の小さな接着結合剤、すなわち充分に剛性のある接着結合剤が使用されるので、緊張力がクリープ損失なしに充分にコンクリートに伝達される。
【0014】
帯状の引張り材を表面と面一に配置することにより、オフセットモーメントの発生が防止される。特別な固着部材と背面懸垂式補強部材は不要である。なぜなら、この機能が、緊張されてない引張り材の端領域をコンクリート表面に接着結合することにより、きわめて簡単にかつ省スペース的に達成されるからである。
【0015】
本発明による方法の他の有利な実施形は従属請求項の対象である。
【0016】
本発明は更に、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するための帯状の引張り材に関する。その長さの中央領域において緊張され、かつ第1の変形率を有する第1の結合剤によって支持構造体のコンクリート表面に連結され、その両端領域で緊張されてない状態で、第2の変形率を有する第2の結合剤によってコンクリート表面に連結されている、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するための帯状の引張り材から出発して、本発明による引張り材は、第2の変形率が第1の変形率よりもはるかに小さいことを特徴とする。引張り材は鋼繊維、合成樹脂繊維または特に炭素繊維によって形成することができる。
【0017】
本発明は更に、支持構造体のコンクリート表面に配置すべき帯状の引張り材と、この引張り材に作用する緊張装置および端部固着装置を備えた、方法を実施するための装置に関する。この装置は本発明に従い、緊張装置が帯状の引張り材に力伝達可能に連結された力導入部材を備え、この力導入部材が支持構造体に固定された本体と相対的に引張り材の縦方向に摺動可能であり、力導入部材と本体の間に緊張駆動装置が挿入可能であり、互いに向き合った、本体と力導入部材の支持面の間に、少なくとも1個のスペーサが挿入可能であることを特徴とする。
【0018】
緊張された引張り材の中央領域の一方の端部または好ましくは両端部に配置されたこの緊張装置は、構造的に簡単にかつ省スペース的に、必要な緊張力を引張り材の中央領域に加えることができる。この場合、力導入個所の向こう側にある引張り材の両端領域は、緊張されないままである。
【0019】
本発明による装置の有利な実施形は他の従属請求項の対象である。
【0020】
次に、図に示した本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0021】
鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体1を補強または復元するために、この支持構造体のコンクリート表面2には、帯状の引張り材3が取付けられている。この引張り材は例えば炭素繊維からなっている。引張り材3の中央領域3aは2つの力導入個所4の間で、図1において矢印5で示した緊張力によって予緊張されている。引張り材3は、力導入個所4の向こう側にあるその両端領域3bでは、予緊張されていない。
【0022】
帯状の引張り材3は、その中央の緊張された領域3aにおいて、比較的に大きな変形率(変形係数)を有する第1の接着結合剤によってコンクリート表面2に連結されている。引張り材3はその両端領域3bにおいて第2の接着結合剤によってコンクリート表面2連結されている。この第2の接着結合剤は、第1の接着結合材に対してはるかに小さな変形率を有する。すなわち、この第2の接着結合剤は硬化した状態で充分な剛性がある。
【0023】
支持構造体1の負荷時にコンクリート表面に存在または生じる亀裂6が開くと、接着結合剤の変形性により、亀裂6の両側で引張り材3のひずみ補償が行われる。
【0024】
引張り材3の中央領域3aに緊張力を加えるために、両力導入個所4にそれぞれ、図2〜6に示すような緊張装置7が配置されている。
【0025】
各々の緊張装置7は板状の本体8を備えている。この本体はコンクリート表面2の浅い凹部9の底に固定、特に接着されている。
【0026】
上から見てT字の形をしている力導入部材10は、そのT字の柄部分10aが帯状の引張り材3の下面に固定、特に接着され、そして同様にコンクリート表面2の凹部9内に入るように本体8の切欠き11内に配置されている。引張り材3に特に接着によって連結された力導入部材10の連結面、すなわちT字の柄部分10aの上面は、コンクリート表面2の平面内に位置している。
【0027】
選択的に、T字形の力導入部材10と帯状の引張り材3の間の連結部を次のように形成してもよい。
1.T字の柄部分10aが図示よりも長く形成可能である。
2.第2のT字形の力導入部材(図示していない)が、第1の力導入部材10と反対の側に配置可能であり、かつ引張り材3と力導入部材10に連結、特に接着可能である。
3.帯状の引張り材3への力の導入を改善するために、複数の薄板、例えば鋼製薄板が引張り材3に接着可能であり、かつ力導入部材10に連結、例えば同様に接着または形状補完的に連結可能である。
【0028】
力導入部材10のT字の両アーム部分10bにはそれぞれ、本体8に支持されている緊張駆動装置12の液圧式または機械式緊張要素が作用している。図示した実施の形態の場合、緊張駆動装置12はT字の柄部分10aの両側に配置された2個の液圧式緊張シリンダ12aを備えている。この緊張シリンダはT字の両アーム部分10bに作用している。アングル材状のカバー13は本体8に連結され、緊張駆動装置12を固定するために役立つ。
【0029】
引張り材3はその中央の領域3aをコンクリート表面2に接着した後で、第1の接着結合剤が硬化する前に、両力作用個所4の緊張装置7の間で緊張される
【0030】
緊張力を加えた後で、少なくとも一方の力作用個所4で、好ましくは両力作用個所4で、引張り材3をコンクリート表面に対して機械的におよび形状補完的に固定するために、互いに向き合った、力導入部材10の支持面10cと本体8の支持面8aの間に、それぞれ少なくとも1個のスペーサ14が挿入される。図示した実施の形態の場合には、スペーサ14は複数の薄板片からなっている。この薄板片によって、力導入部材10は本体8に対してくさび止めされる。
【0031】
くさび止めの後で、他の引張り材を緊張するのに使用するために、緊張駆動装置12が緊張装置7から取り外される。
【0032】
力導入部材10は好ましくはその下面に同様に、接着結合剤を備えている。この接着結合剤は緊張の後で硬化し、充分な剛性を有する接着結合部となる。
【0033】
引張り材3の端領域3bは接着結合剤によってコンクリート表面2に固定される。この接着結合剤は硬化の後で充分な剛性を有する。このようにしてコンクリート表面2に取付けられた端領域3bは、引張り材3の両端のための背面懸垂式補強部を形成する。
【0034】
図1に示した上記の実施の形態の場合、中央領域3aのための緊張力は、それぞれ中央領域3aとそれに続く端領域3bの間にある2つの力導入個所4で加えられる。これと異なり、図7では、第1の接着結合剤が中央領域3aにのみ塗布された後で、緊張力5が引張り材3の端部にある力導入個所4′を経て加えられる。この第1の接着結合剤が硬化した後で、引張り材3の端部は、力導入個所4′に設けられた緊張装置から取り外され、例えば切断される。引張り材3の端領域3bは上方に折り畳まれ、第2の接着結合剤を塗布され、この第2の接着結合剤によってコンクリート表面2に固定される。
【0035】
図8には、複数の帯状の引張り材3,3′が順々に積み重ね可能であることを示している。先ず最初に、最も下側の帯状の引張り材3が既に述べたようにコンクリート表面2に取付けられる。中央領域3aと端領域3bのの接着結合剤が硬化した後で、第2の帯状の引張り材3′が第1の帯状の引張り材3の上面に載せられる。この第2の引張り材は大きな変形率を有する接着結合剤を有する(波線によって示してある)。両端に配置された緊張装置7は必要な緊張力を加える。
【0036】
中央領域3a′のの接着結合剤が硬化した後で、引張り材3′の端部が上記のように緊張装置7から分離される。端領域3b′は上方に折り畳まれ、小さな変形率を有する接着結合剤が塗布され、コンクリート表面2に接着される。
【0037】
この過程は、複数の引張り材を順々に積み重ねるために複数回繰り返すことが可能である。この場合、その都度、端領域3b,3b′・・・がコンクリート表面2に直接固定される。
【0038】
緊張装置7はすべての引張り材3,3′・・・を取付けた後で、コンクリート表面2から完全に取り外すことができる。その代わりに、基板8だけを残し、緊張装置7の他のすべての部品を取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 引張り材を取付けた鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体の概略図である。
【図2】 引張り材の一方の力導入個所に配置した緊張装置の出発状態を、図1の矢印II方向に見た図である。
【図3】 緊張過程の後の図2の緊張装置を示す図である。
【図4】 緊張装置を図2の矢印IV方向に見た図である。
【図5】 緊張装置を図3の矢印V方向に見た図である。
【図6】 図2〜5の緊張装置の分解図である。
【図7】 変形された方法で取付けられた引張り材を備えた鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を、図1と同様に示す図である。
【図8】 重ねられた複数の引張り材の端部の概略的な縦断面図である。

Claims (14)

  1. 帯状の引張り材(3)がその長さの中央領域(3a)において緊張され、かつ第1の変形率を有する第1の結合剤によって支持構造体(1)のコンクリート表面(2)に連結されその両端領域(3b)で予緊張されてない状態で、第2の変形率を有する第2の結合剤によってコンクリート表面(2)に連結される、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するための方法において、第2の変形率が第1の変形率よりもはるかに小さいことを特徴とする方法。
  2. 第1の結合剤およびまたは第2の結合剤がそれぞれ接着結合剤であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 引張り材(3)が、その中央領域(3a)を第1の接着結合剤によってコンクリート表面(2)に接着した後で、この接着結合剤が硬化する前に、両力導入個所(4)の間で緊張されることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 中央領域(3a)のための緊張力が、その都度中央領域(3a)とそれに続く端領域(3b)の間にある2つの力導入個所(4)で加えられることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 第1の接着結合剤が中央領域(3a)においてのみ塗布され、緊張力が引張り材(3)の端部にある力導入個所(4′)を経て加えられ、第1の接着結合剤が硬化した後で、引張り材(3)の端部が力導入個所(4′)から分離され、引張り材(3)の端領域(3b)が第2の接着結合剤によってコンクリート表面(2)に固定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 引張り材(3)が両力導入個所(4)の少なくとも一方において緊張力を加えた後で、コンクリート表面(2)に対して機械的におよび形状補完的に固定されることを特徴とする請求項4記載の方法。
  7. 複数の帯状引張り材(3,3′)が順々に重ねて接着されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。
  8. 引張り材(3)が力導入個所(4)での予緊張の前に、コンクリート表面(2)と相対的に摺動可能な力導入部材(10)に接着によって連結されることを特徴とする請求項4記載の方法。
  9. その長さの中央領域(3a)において緊張され、かつ第1の変形率を有する第1の結合剤によって支持構造体(1)のコンクリート表面(2)に連結されその両端領域(3b)で予緊張されてない状態で、第2の変形率を有する第2の結合剤によってコンクリート表面(2)に連結されている、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するための帯状の引張り材(3)において、第2の変形率が第1の変形率よりもはるかに小さいことを特徴とする引張り材。
  10. 引張り材が鋼繊維、合成樹脂繊維または特に炭素繊維からなっていることを特徴とする請求項9記載の引張り材。
  11. 支持構造体のコンクリート表面に配置すべき帯状の引張り材と、この引張り材に作用する緊張装置および端部固着装置を備えた、請求項1〜7のいずれか一つに記載の方法を実施するための装置において、緊張装置(7)が帯状の引張り材(3)に力伝達可能に連結された力導入部材(10)を備え、この力導入部材が支持構造体(1)に固定された本体(8)と相対的に引張り材(3)の縦方向に摺動可能であり、力導入部材(10)と本体(8)の間に緊張駆動装置(12)が挿入可能であり、互いに向き合った、本体(8)と力導入部材(10)の支持面(8a,10c)の間に、少なくとも1個のスペーサ(14)が挿入可能であることを特徴とする装置。
  12. 引張り材(3)に特に接着連結された連結面がコンクリート表面(2)の平面内に位置するように、本体(8)と力導入部材(10)がコンクリート表面(2)の凹部(9)内に挿入されていることを特徴とする、コンクリート表面と組み合わせた、請求項11記載の装置。
  13. 力導入部材(10)が上から見てT字形であり、そのT字の柄部分(10a)が引張り材(3)に連結、特に接着され、T字の両アーム部分(10b)にそれぞれ、緊張駆動装置(12)の液圧式または機械式緊張要素が作用していることを特徴とする請求項11または12記載の装置。
  14. T字のアーム部分(10b)が挿入すべきスペーサ(14)のための支持面(10c)を形成していることを特徴とする請求項13記載の装置。
JP2000513026A 1997-09-24 1998-09-24 鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元する方法および帯状引張り材並びにこの方法を実施する装置 Expired - Fee Related JP4152070B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19742210.1 1997-09-24
DE19742210A DE19742210A1 (de) 1997-09-24 1997-09-24 Verfahren und bandförmiges Zugglied zur Ertüchtigung und/oder Sanierung von Stahlbeton- oder Spannbeton-Tragwerken sowie Vorrichtung zur Durchführung des Vefahrens
PCT/EP1998/006099 WO1999015744A1 (de) 1997-09-24 1998-09-24 Verfahren und bandförmiges zugglied zur ertüchtigung und/oder sanierung von stahlbeton- oder spannbeton-tragwerken sowie vorrichtung zur durchführung des verfahrens

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001517746A JP2001517746A (ja) 2001-10-09
JP2001517746A5 JP2001517746A5 (ja) 2006-01-05
JP4152070B2 true JP4152070B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=7843513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000513026A Expired - Fee Related JP4152070B2 (ja) 1997-09-24 1998-09-24 鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元する方法および帯状引張り材並びにこの方法を実施する装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6385940B1 (ja)
EP (1) EP1025323B1 (ja)
JP (1) JP4152070B2 (ja)
AT (1) ATE263296T1 (ja)
DE (2) DE19742210A1 (ja)
DK (1) DK1025323T3 (ja)
WO (1) WO1999015744A1 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002505392A (ja) * 1998-02-26 2002-02-19 アイトゲネッシェ マテリアルプリューフングス ウント フォルシュングスアンシュタルト エーエムペーアー プレストレスト耐張力補強片を構造物に貼着する方法および装置
DE19810179A1 (de) 1998-03-10 1999-09-16 Goehler Bernhard Verfahren zur Klebeverbindung eines bandförmigen Zuggliedes mit einer Betonoberfläche
DE19849605A1 (de) * 1998-10-28 2000-05-04 Goehler Andrae Und Partner Ber Spannvorrichtung für ein bandförmiges Zugglied
FR2790500B1 (fr) * 1999-03-01 2002-06-07 Freyssinet Int Stup Procede et dispositif de renforcement d'un ouvrage en beton
DE19914847A1 (de) * 1999-04-01 2000-10-26 Bilfinger Berger Bau Verankerung für ein flächiges Bewehrungselement aus Kunststoff
KR20010036486A (ko) * 1999-10-08 2001-05-07 박상일 다단계 긴장식 프리스트레스트 거더의 설계 방법 및 거더의 제조방법
JP3983599B2 (ja) * 2002-05-14 2007-09-26 ドーピー建設工業株式会社 コンクリート部材の補強方法及びそれに使用される緊張材の緊張装置
DE10249266B3 (de) * 2002-10-23 2004-04-08 Leonhardt, Andrä und Partner Beratende Ingenieure VBI GmbH Spannvorrichtung für bandförmige Zugglieder
JP4227795B2 (ja) * 2002-10-24 2009-02-18 智深 呉 緊張接着技術における分散化定着工法
EP1507050A1 (de) * 2003-08-13 2005-02-16 Sika Technology AG Krafteinleitungselement
DE10341376A1 (de) * 2003-09-09 2005-03-31 Leonhardt, Andrä und Partner Beratende Ingenieure VBI GmbH Verankerung für bandförmige Zugglieder an Tragwerken
WO2009002268A1 (en) * 2007-06-27 2008-12-31 Mohammad Al-Emrani Method
CH699945A2 (de) * 2008-11-17 2010-05-31 Josef Scherer Vorgespannte Schichtbrettholz- oder keilverzinkte Holz-Träger
IT1399040B1 (it) * 2010-01-27 2013-04-05 Fidia Srl Procedimento per il rinforzo di elementi strutturali
EP2447446A1 (de) * 2010-10-28 2012-05-02 Sika Technology AG Endverankerung von Zuggliedern an Stahlbetonträgern
CN103526951B (zh) * 2013-11-07 2015-09-16 湖南大学 粘板加固钢筋混凝土受弯构件的设备及施工方法
US20170298626A1 (en) 2016-04-13 2017-10-19 Shaw & Sons, Inc. Decorative concrete with uniform surface and method of forming the same
CN105862608B (zh) * 2016-05-20 2017-09-19 东南大学 一种预应力纤维板加固梁板的自动化张拉***及方法
CN108103962A (zh) * 2017-12-25 2018-06-01 河海大学 一种混凝土桥梁裂纹的加固装置及其施工方法
US11186991B2 (en) * 2018-10-31 2021-11-30 Shenzhen University Early warning device and ductility control method for prestressed FRP reinforced structure
EP3690167A1 (en) * 2019-02-01 2020-08-05 S & P Clever Reinforcement Company AG Method for strengthening concrete or timber structures using cfrp strips and concrete or timber structures strengthened by this method
US11072932B1 (en) 2020-01-07 2021-07-27 Shaw Craftsmen Concrete, Llc System and method for shotcrete construction
US20210372136A1 (en) 2020-05-26 2021-12-02 Shaw Craftsmen Concrete, Llc Concrete wall with decorative surface and method of forming same
US11534798B2 (en) 2020-05-27 2022-12-27 Shaw & Sons, Inc. Method and apparatus for separating aggregate for a concrete topping slab
KR102487363B1 (ko) * 2020-12-17 2023-01-11 선진정공 주식회사 인장 및 인장해제부를 가지는 인장 슬래브 제조 장치

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3290840A (en) * 1962-07-20 1966-12-13 Prescon Corp Method and means for chemically prestressing concrete
FR1426231A (fr) * 1964-11-25 1966-01-28 Union Tech Interfederale Du Ba Perfectionnements aux éléments de constructions renforcés
BE789655R (fr) * 1965-05-21 1973-04-04 Birguer Alexandre Rue Lincoln Poutres composites et precontraintes en acier-beton et leur procede de
JP2700268B2 (ja) * 1989-04-04 1998-01-19 東急建設株式会社 炭素繊維強化プラスチック平面板の定着方法及び定着装置
MX9200051A (es) * 1992-01-07 1993-07-01 Jose Luis Siller Franco Concector por friccion mejorado para anclar acero de refuerzo a tension en elementos de concreto preesforzado o reforzado.
CH687399A5 (de) * 1992-04-06 1996-11-29 Eidgenoessische Materialpruefung Verfahren und Vorrichtung zur Schubverstaerkung an einem Bauwerkteil.
DK0803020T3 (da) 1995-01-09 1999-06-14 Empa Befæstigelse af forstærkningslameller
US5768847A (en) * 1995-05-15 1998-06-23 Policelli; Frederick J. Concrete reinforcing devices, concrete reinforced structures, and method of and apparatus for producing such devices and structures
EP0865554A1 (de) 1995-12-05 1998-09-23 Josef Scherer Bauteil oder bauwerk mit verbundstruktur, zugehöriges verbundbauelement und herstellungsverfahren
WO1999010613A1 (de) * 1997-08-26 1999-03-04 Stresshead Ag Verstärkungsvorrichtung für tragstrukturen

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999015744A1 (de) 1999-04-01
US6385940B1 (en) 2002-05-14
DE59811116D1 (de) 2004-05-06
ATE263296T1 (de) 2004-04-15
DK1025323T3 (da) 2004-07-12
JP2001517746A (ja) 2001-10-09
EP1025323A1 (de) 2000-08-09
EP1025323B1 (de) 2004-03-31
DE19742210A1 (de) 1999-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4152070B2 (ja) 鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元する方法および帯状引張り材並びにこの方法を実施する装置
JP4202596B2 (ja) 支持構造物の補強装置
US5617685A (en) Method and apparatus for increasing the shear strength of a construction structure
JP4004616B2 (ja) 繊維材緊張によるコンクリート部材の補強方法
JP4271146B2 (ja) 引張り部材を支持フレームに取り付ける方法及びこの方法を実施する装置
JP4072121B2 (ja) 建築物の帯状引張部材用固定アンカー
JP2000248690A (ja) コンクリート構造物を補強するための方法と装置
JP2942806B2 (ja) コンクリート梁の補強工法
JP2005530942A (ja) 支持構造体を補強する装置及び方法
KR20060066170A (ko) 지지 구조물에 대한 띠형 견인 요소의 고정 장치
JP2000204771A (ja) 既設構造物の補強方法
JP2000129929A (ja) 構造物の補強方法および、補強材の貼付装置
JPH04285247A (ja) プレストレス導入部材およびプレストレス導入方法
JPH1150673A (ja) コンクリート構造物の補強構造
JP2718459B2 (ja) 既存コンクリート躯体の補強構造
JP2001064916A (ja) 継手を含む橋梁の補強方法
CN212025956U (zh) 一种预应力分级锚固加固结构
JP2000336620A (ja) 橋梁の補強方法
US8881493B2 (en) Force application element, extension element, and a method for increasing the tensile load of a strip-shaped material
JP4181181B2 (ja) 構造物の補強工法
JP2954002B2 (ja) プレストレストコンクリート用frp緊張材の定着方法及び定着構造
JPH1144047A (ja) 連続繊維シートを用いたコンクリート構造物の補強構造
WO2002016710A3 (de) Vorrichtung zum spannen von verstärkungselementen
JP3721919B2 (ja) 梁の補強部材およびこれを用いた梁の補強方法
JP6628664B2 (ja) 既存柱軸力の仮受け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050531

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees