JP4151588B2 - 回転椅子の回転規制装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転椅子の回転規制装置に係わり、更に詳しくは回転椅子の座部を必要なときに回転不能とする回転椅子の回転規制装置に関するものである。
従来の回転椅子の回転規制装置として、特許文献1に記載されたものは、脚部の軸部に伸縮可能且つ回転不能なガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部の下面に設けた支持体を回転可能に装着するとともに、回転規制手段にて前記座部を回転不能とし、前記ガスシリンダーの上端部に取付けた軸筒を、前記支持体に固定した軸受部材にて回転可能に受け、前記回転規制手段として、前記軸受部材より上方に突出した前記軸筒の上端部に回転軸芯と直交する規制縁を少なくとも一つ有する規制板を固定するとともに、該規制板の規制縁に係脱可能に当接して前記座部を回転不能とする係止部材を前記支持体に設けた構造である。更に詳しくは、前記規制板は互いに平行な少なくとも一対の規制縁を外周の対向位置に設けたものであり、前記係止部材は前記一対の規制縁に同時に当接する一対の当接縁を開口部内周に設けるとともに、一端部を水平な支軸にて前記支持体に上下回動可能に取付けたものであり、前記係止部材を前記支持体に設けた操作手段で上下回動操作し、前記当接縁が規制縁に当接した回転規制状態と前記当接縁が規制縁から離れた回転可能状態とを実現してなるものである。
上記特許文献1に記載の回転規制装置は、操作手段が座部の下面近くに存在するので、座部に座ったままでも回転規制状態と回転可能状態とを選択的に簡単に操作できるといった利点を具えているものの、伸縮可能且つ回転不能な特殊なガスシリンダーを用い、また座部下面の支持体の内部に機構部を組込んでいたので、構造が複雑になるばかりでなく組立てにも手間がかかり、コスト高になる上に、支持体の寸法も大きくなって外観性を損なうといった課題を有している。また、通常この種の椅子は、主に足が床につかない小学生低学年が使用する用途として提供され、勉強中に座部が回転して体が不安定になることを防止するために回転規制するが、操作手段が座部の下面近くに存在するので、遊び半分で操作手段を操作して簡単に回転規制を解除してしまうといった問題もある。
特開2003−52478号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、脚部の軸部に伸縮可能且つ回転可能なガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部の下面に設けた支持体を装着してなる回転椅子の回転規制装置において、座部を必要なときに簡単に回転不能とすることが可能であり、また外観性を損なったり、邪魔になることもなく、コスト低減化を図り、しかも小学生低学年では着座したままでは容易に操作することができない回転椅子の回転規制装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、脚部の軸部に伸縮可能且つ回転可能なガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部の下面に設けた支持体を回転不能に装着するとともに、回転規制手段にて前記ガスシリンダーを回転不能とすることが可能な回転椅子の回転規制装置であって、前記ガスシリンダーの外形を非円形とし、前記回転規制手段として、前記ガスシリンダーの外形に応じた非円形の嵌合孔を該ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に嵌合して取付けた回転規制具を、前記軸部の上端部の係合部に上方から係脱可能に係合するとともに、該回転規制具を外被し且つ該回転規制具が前記係合部に係合した状態を維持する操作カバーを備え、前記操作カバーを下げる動作で、前記軸部の上端部で前記回転規制具が前記係合部に係合した状態を維持して前記軸部に対してガスシリンダーを回転不能且つ上下スライド可能に係着してなる回転椅子の回転規制装置を構成した(請求項1)。
ここで、前記回転規制手段として、前記ガスシリンダーの外形に応じた非円形の嵌合孔を該ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に嵌合して取付けるとともに、前記軸部の上端部の係合部に上方から係脱可能に係合する回転規制具と、前記ガスシリンダーと軸部に対して回転可能に外装して内部に前記回転規制具を収容するとともに、前記軸部の上端部外周面に突設した係合ピンを受け入れる縦溝と該縦溝から連続した横溝とからなる係合溝を有する操作カバーと、前記軸部と回転規制具の間に介装し、その反発力にて該回転規制具と操作カバーを押上げて回転規制具が係合部に係合しない状態を維持する圧縮コイルばねとを備え、前記圧縮コイルばねの弾性力に抗して操作カバーを押し下げた後、回転させて前記係合ピンを係合溝の横溝に係止し、前記回転規制具が前記係合部に係合した状態を維持してなることが好ましい(請求項2)。
より具体的には、前記回転規制具は、前記非円形の嵌合孔を有する嵌合部材を介して間接的に前記ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に嵌合するフランジ部を上端部に有し、該フランジ部から下方に延設した係合片の先端部に下方へ開放し、前記軸部の上端部外周面に突設した前記係合部としての係合ピンに上方から係合する係合凹部を形成したものであり、前記操作カバーは、内部に前記回転規制具を収容するとともに、上端部に前記フランジ部を当止する当止部と、下端部内周に前記係合ピンを受け入れる環状溝と、該環状溝の一部から上方へ連続した縦溝と該縦溝から連続した横溝とからなる係合溝を形成したものであり、前記回転規制具のフランジ部と前記軸部の上端面間に圧縮コイルばねを介装するとともに、前記操作カバーをガスシリンダーと軸部に対して回転可能に外装し、前記回転規制具の係合凹部と前記係合ピン及び係合溝の縦溝の上下位置を合わせた状態で、前記圧縮コイルばねの弾性力に抗して操作カバーを押し下げた後、該操作カバーのみを回転させて前記係合ピンを係合溝の横溝に係止してなるのである(請求項)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の回転椅子の回転規制装置は、ガスシリンダーの外形を非円形としたことにより、脚部の軸部に対して該軸部の上端部においてガスシリンダーを回転規制することで、座部を必要なときに簡単に回転不能とすることができ、しかも回転規制手段は軸部の上端部位置にあるので、邪魔になることもなく、小学生低学年では着座したままでは容易に操作することができないようにすることができ、また回転可能状態から操作カバーを下げる動作で、回転規制具が係合部に係合した状態を維持して回転規制状態にすることができる。
請求項2によれば、回転規制手段の構造が簡単になり、コスト低減化を図ることができるとともに、回転可能状態から操作カバーを押下げた後、回転操作するだけで回転規制状態にすることができ、またその逆は操作カバーを回転させるだけで、圧縮コイルばねの反発力より回転規制具が係合部に係合しない回転可能状態にすることができ、更に外観性にも優れたものとなる。
請求項によれば、回転規制具の係合凹部と係合ピン及び係合溝の縦溝の上下位置を合わせた状態で、圧縮コイルばねの弾性力に抗して操作カバーを押し下げるだけで、軸部に対してガスシリンダーを回転不能とすることができ、しかもその状態から該操作カバーのみを回転させて係合ピンを係合溝の横溝に係止するだけの操作で、回転規制状態を維持することができる。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1〜図3は本発明に係る回転椅子の回転規制装置の第1実施形態を示し、図中符号1は脚部、2は座部、3は軸部、4はガスシリンダー、5は回転規制手段をそれぞれ示している。
本実施形態における回転椅子は、脚部1の軸部3に伸縮可能且つ回転可能なガスシリンダー4を備え、該ガスシリンダー4の上端部に座部2の下面に設けた支持体(図示せず)を回転不能に装着するとともに、回転規制手段5にて前記ガスシリンダー4を回転不能としてなるものである。
更に詳しくは、図1及び図2に示すように、前記脚部1は、放射状に延びた複数の支脚6,…の中心部に前記軸部3を立設したものであり、該軸部3には外形を非円形としたガスシリンダー4を伸縮可能且つ回転可能に内蔵しており、該ガスシリンダー4の上端部に前記座部2の下面に取付けた支持体を回転不能に装着している。尚、図中符号7は前記支持体を覆ったカバーである。また、本発明に係る回転椅子は、主に小学生が使用し、低学年から高学年までの児童が使用できることを商品コンセプトとしている。そのため、前記軸部3には、体格が小さな小学生低学年の児童の足を載せるステップ1Aを高さ調節可能且つ着脱可能に取付けている。
前記ガスシリンダー4は、外形が略六角形(図13(a)参照)のシリンダー本体8の下方にロッド9が伸縮可能に伸びた構造を有し、前記シリンダー本体8の下部とロッド9を金属製円筒からなる前記軸部3に内蔵し、該軸部3の上端部に内嵌した合成樹脂製のスリーブ10に前記シリンダー本体8を回転可能且つ上下スライド可能に支持するとともに、前記ロッド9の下端部を前記軸部3の底板11にベアリング12を介して定位置回転可能に支持している。そして、前記シリンダー本体8に対するロッド9の突出長さを調節することによって当該シリンダー本体8の上下位置を調節し、もって前記座部2の高さを調節するのである。本発明で使用する前記ガスシリンダー4は、シリンダー本体8の外形が非円形、代表的には略六角形である以外は従来公知の安価なガスシリンダーと同じ構造のものである。
そして、本実施形態では、前記回転規制手段5として、前記ガスシリンダー4のシリンダー本体8に回転不能且つ上下スライド可能に取付けた回転規制具13を前記軸部3の上端部の係合部14に回転不能且つ係脱可能に係合するとともに、該回転規制具13を外被し且つ該回転規制具13が前記係合部14に係合した状態を維持する操作カバー15を備えた構造とした。本発明では、前記軸部3の上端部で、前記回転規制手段5によって該軸部3に対してガスシリンダー4を回転不能且つ上下スライド可能に係着するが、ここで軸部3の上端部とは、軸部3の上端及びその近傍を意味している。
以下に第1実施形態を図3〜図7に基づいて更に詳しく説明する。前記回転規制具13は、金属製であり、上端部に直接的又は間接的に前記ガスシリンダー4のシリンダー本体8に回転不能且つ上下スライド可能に嵌合するフランジ部16を有し、該フランジ部16から下方に延設した係合片17,17の先端部に下方へ開放し、前記軸部3の上端部外周面に突設した前記係合部としての係合ピン14に上方から係合する係合凹部18を形成したものであり。また、前記操作カバー15は、合成樹脂製の二つ割り構造で、一対の分割カバー15A,15Aを嵌合して筒状に形成したものであり、内部に前記回転規制具13を収容するとともに、上端部に前記フランジ部16を当止する当止部19と、下端部内周に前記係合ピン14を受け入れる環状溝20と、該環状溝20の一部から上方へ連続した縦溝22と該縦溝22から連続した横溝23とからなる係合溝21を形成したものである。
本実施形態では、前記回転規制具13は、合成樹脂製の嵌合部材24を介して間接的に前記ガスシリンダー4のシリンダー本体8に回転不能且つ上下スライド可能に嵌合している。即ち、前記嵌合部材24は、前記シリンダー本体8の外形に応じた非円形の嵌合孔25を有し、該嵌合孔25を前記シリンダー本体8に回転不能且つ上下スライド可能に嵌合し、また該嵌合孔25の上面孔縁に突設した非円形の突縁26に前記回転規制具13のフランジ部16の形成した開口27を回転不能に嵌合している。更に、前記嵌合部材24の下面外周にはリブ28を突設し、該リブ28の内方に後述の圧縮コイルばね29の上端部を保持できるようにしている。本実施形態では、前記嵌合部材24の突縁26の外形を六角形とし、前記回転規制具13の開口27もそれに応じて六角形としている。
前記操作カバー15の分割カバー15A,15Bは、互に嵌合する嵌合爪30と嵌合部31とを形成し、前記軸部3の上端部において両者を抜止め状態で嵌合することで一体化し、前記環状溝20内に前記係合ピン14を受け入れる。この際、前記シリンダー本体8には、予め前記圧縮コイルばね29と嵌合部材24と回転規制具13を外挿しておき、前記嵌合部材24の突縁26に回転規制具13の開口27を外嵌し、前記嵌合部材24の下面と前記軸部3の上端のスリーブ10の上端面との間に前記圧縮コイルばね29を圧縮状態に押し縮めて介装し、それから前述のように分割カバー15A,15Bを接合し、操作カバー15で前記回転規制具13、嵌合部材24及び圧縮コイルばね29を外被するとともに、前記当止部19で回転規制具13のフランジ部16を当止して組立てる。ここで、前記分割カバー15Aの端部には、前記嵌合爪30,…を突設し、具体的には両側縁部に上下方向に延びた嵌合爪条30A,30Aを突設するとともに、両端部の上下端に嵌合爪片30B,…を突設している。一方、前記分割カバー15Bの端部には、前記嵌合部31,…を形成し、具体的には前記嵌合爪条30A,30Aを内嵌する嵌合凹溝部31B,31Bを形成するとともに、両端部の上下端に前記嵌合爪片30B,…をそれぞれ嵌合する嵌合凹部31B,…を形成している。そして、前記嵌合爪30と嵌合部31とを嵌合することによって、両分割カバー15A,15Bは、上下左右の移動も完全に規制されて互に強固に接合して一体化する。尚、前記分割カバー15A,15Bは、同形として一方の接合端部に嵌合爪30を形成し、他方の接合端部に嵌合部31を形成しても良い。
また、前記操作カバー15の内周面には、前記回転規制具13の係合片17,17を受け入れて、該回転規制具13に対して当該操作カバー15を所定角度だけ回転を許容するために縦リブ32,32を設けている。また、本実施形態では、前記操作カバー15を二つ割り構造としたことにより、前記環状溝20に接合部が存在し、該接合部の位置に前記係合ピン14が位置したり、また通過する際にスムーズでなくなるといった不都合を改善するため、前記環状溝20の下面位置に偏平なリング状のスライダー33を位置させ、前記圧縮コイルばね29の反発力によって該スライダー33が前記係合ピン14の下端に接した状態に維持する。
通常は、前記操作カバー15は、圧縮コイルばね29で押上げられ、前記係合ピン14は環状溝20内に位置している。この状態で、前記座部2を回転させると、前記シリンダー本体8が回転し、それに伴って前記回転規制具13が回転し、該回転規制具13に当止部19で接触した操作カバー15は共に回転する。この際、前記回転規制具13の係合片17,17は前記係合ピン14の上方に位置し、前記係合ピン14に対して環状溝20が回転移動する。そして、前記座部2の回転を規制する場合には、図4に示すように前記回転規制具13の係合凹部18と前記係合ピン14及び係合溝21の縦溝22の上下位置を合わせた状態で、図6に示すように前記圧縮コイルばね29の弾性力に抗して操作カバー15を押し下げて、前記縦溝22内に係合ピン14を受け入れた後、該操作カバー15のみを回転させて前記係合ピン14を係合溝21の横溝23に位置させると、該横溝23が係合ピン14に係止するので、該操作カバー15から手を離しても前記係合ピン14が回転規制具13の係合凹部18に係合した状態が維持される(図7参照)。従って、前記回転規制具13を介して前記シリンダー本体8は軸部3に対して回転不能となる。何れの場合においても、前記回転規制具13は、シリンダー本体8に対して上下スライド可能であるので、座部2の高さは調節できる。尚、前記ステップ1Aを最上位に設定した場合でも、前記操作カバー15の押し下げ動作と干渉しないように、該ステップ1Aの最上位位置を示すマーカー若しくはストッパーを前記軸部3に設けることが好ましい。
次に、図8〜図12に基づいて本発明の第2実施形態を説明する。前述の第1実施形態では、前記回転規制具13に対して前記操作カバー15を所定角度だけ回転できるようにしているため、回転可能状態において座部2を回転させる際に、前記回転規制具13と操作カバー15とは完全に一体となって回転せずに、若干ずれて回転することがある。その場合、前記回転規制具13の係合凹部18と係合溝21の縦溝22の上下位置がずれ、その状態で前記操作カバー15を押し下げても前記縦溝22内又は係合凹部18内に係合ピン14を受け入れることができない。この不都合を解消し、回転可能な状態では、常に前記回転規制具13の係合凹部18と係合溝21の縦溝22の上下位置が一致するように工夫したのが第2実施形態である。
具体的には、前記回転規制具13と操作カバー15との間に、位置決め手段としての位置決め部材34を介在させる。そのため、前記操作カバー15に前記係合溝21の縦溝22に連通する導通部35を形成し、前記位置決め部材34のリング状の保持部36から下設した弾性片37,37を前記導通部35,35に嵌合し、該位置決め部材34を操作カバー15に対して回転不能に嵌合し、更に前記弾性片37,37の内側端に前記回転規制具13の係合凹部18に係合する突起38を形成している。尚、前記位置決め部材34の保持部36は、前記回転規制具13のフランジ部16と前記操作カバー15の当止部19との間に挟んで位置固定し、前記保持部36の周囲に突出した膨出部36A,36Aが前記回転規制具13の両縦リブ32,32間に嵌合して回転不能に保持されている。その他の構成は、第1実施形態と同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
本実施形態の場合、前記位置決め部材34の両弾性片37,37が前記操作カバー15の導通部35,35から縦溝22,22内に位置し、その先端部にそれぞれ突設した突起38が前記回転規制具13の係合凹部18に係合するので、その状態では必然的に前記係合凹部18と前記係合溝21の縦溝22の上下位置が一致する(図9参照)。そして、前記係合凹部18と縦溝22の位置を前記係合ピン14の位置に一致させた後、前記同様に前記操作カバー15を押し下げると、前記係合ピン14が縦溝22内に進入し、前記突起38に乗り上げながら前記弾性片37を外側へ追いやり、該突起38が前記係合凹部18から外側へ退避する(図10参照)。その状態で、前記操作カバー15は回転規制具13に対して回転可能になり、該操作カバー15を回転させると、前記係合ピン14は係合溝21の横溝23に位置し係止する(図12参照)。この状態が回転規制状態である。この状態から回転可能状態にするには、前記操作カバー15を逆に回転させれば良く、前記係合片17の外側面に圧接した状態の前記弾性片37の突起38は、該係合片17の外側面を摺動しながら前記係合ピン14に乗り上げ、それから手を離せば圧縮コイルばね29の弾性力によって操作カバー15が押上げられ、前記係合ピン14が突起38から離れ、縦溝22を通って環状溝20の位置までくると、再び前記突起38が前記係合凹部18に係合した図9の状態に戻るのである。
尚、前記位置決め部材34による位置決めする方法の他に、前記回転規制具13に対して前記操作カバー15の回転位置が、常に前記係合凹部18と前記縦溝22の上下位置が一致するようにキックばね等の弾性付勢手段にて復帰させるようにすることも可能である。
また、本発明のガスシリンダー4のシリンダー本体8の外形の変形例を図13に示す。先ず、図13(a)は、前述の実施形態で説明した外形が略六角形のものである。図13(b)は外形が円形のシリンダー本体8の一部に長手方向に溝39が形成されたものであり、該溝39を利用してシリンダー本体8の回転を規制するようにできる。また、図13(c)は、シリンダー本体8の断面形状が楕円形のものである。そして、図13(d)は、外形が円形のシリンダー本体8の側面の一部を平面状のカットしたカット面40,40を有するものである。
本発明の回転規制装置を適用した回転椅子の側面図である。 軸部とシリンダーとの関係を示す断面図である。 本発明の第1実施形態を示す要部の分解斜視図である。 同じく組立てた状態で回転可能状態を示す要部の断面図である。 操作カバーの係合溝と回転規制具の係合凹部と係合ピンの関係を示す説明用断面図である。 操作カバーを押し下げた状態の要部の断面図である。 操作カバーを回転させて係合ピンを係合溝内に係止した回転規制状態を示す要部の断面図である。 本発明の第2実施形態を示す要部の分解斜視図である。 同じく組立てた状態で回転可能状態を示す要部の断面図である。 操作カバーの係合溝と回転規制具の係合凹部と係合ピンと位置決め部材の突起の関係を示す説明用断面図である。 操作カバーを押し下げた状態の要部の断面図である。 操作カバーを回転させて係合ピンを係合溝内に係止した回転規制状態を示す要部の断面図である。 シリンダーの外形の変形例を示し、(a)は六角形のシリンダー、(b)は溝を有するシリンダー、(c)は楕円形のシリンダー、(d)は平面部を有するシリンダーをそれぞれ軸部に回転可能に装着した状態の平面図である。
符号の説明
1 脚部 2 座部
3 軸部 4 ガスシリンダー
5 回転規制手段 6 支脚
7 カバー 8 シリンダー本体
9 ロッド 10 スリーブ
11 底板 12 ベアリング
13 回転規制具 14 係合ピン(係合部)
15A 分割カバー 15 操作カバー
16 フランジ部 17 係合片
18 係合凹部 19 当止部
20 環状溝 21 係合溝
22 縦溝 23 横溝
24 嵌合部材 25 嵌合孔
26 突縁 27 開口
28 リブ 29 圧縮コイルばね
30 嵌合爪 31 嵌合部
32 縦リブ 33 スライダー
34 位置決め部材 35 導通部
36 保持部 37 弾性片
38 突起 39 溝
40 カット面

Claims (3)

  1. 脚部の軸部に伸縮可能且つ回転可能なガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部の下面に設けた支持体を回転不能に装着するとともに、回転規制手段にて前記ガスシリンダーを回転不能とすることが可能な回転椅子の回転規制装置であって、前記ガスシリンダーの外形を非円形とし、前記回転規制手段として、前記ガスシリンダーの外形に応じた非円形の嵌合孔を該ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に嵌合して取付けた回転規制具を、前記軸部の上端部の係合部に上方から係脱可能に係合するとともに、該回転規制具を外被し且つ該回転規制具が前記係合部に係合した状態を維持する操作カバーを備え、前記操作カバーを下げる動作で、前記軸部の上端部で前記回転規制具が前記係合部に係合した状態を維持して前記軸部に対してガスシリンダーを回転不能且つ上下スライド可能に係着してなることを特徴とする回転椅子の回転規制装置。
  2. 前記回転規制手段として、前記ガスシリンダーの外形に応じた非円形の嵌合孔を該ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に嵌合して取付けるとともに、前記軸部の上端部の係合部に上方から係脱可能に係合する回転規制具と、前記ガスシリンダーと軸部に対して回転可能に外装して内部に前記回転規制具を収容するとともに、前記軸部の上端部外周面に突設した係合ピンを受け入れる縦溝と該縦溝から連続した横溝とからなる係合溝を有する操作カバーと、前記軸部と回転規制具の間に介装し、その反発力にて該回転規制具と操作カバーを押上げて回転規制具が係合部に係合しない状態を維持する圧縮コイルばねとを備え、前記圧縮コイルばねの弾性力に抗して操作カバーを押し下げた後、回転させて前記係合ピンを係合溝の横溝に係止し、前記回転規制具が前記係合部に係合した状態を維持してなる請求項1記載の回転椅子の回転規制装置。
  3. 前記回転規制具は、前記非円形の嵌合孔を有する嵌合部材を介して間接的に前記ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に嵌合するフランジ部を上端部に有し、該フランジ部から下方に延設した係合片の先端部に下方へ開放し、前記軸部の上端部外周面に突設した前記係合部としての係合ピンに上方から係合する係合凹部を形成したものであり、前記操作カバーは、内部に前記回転規制具を収容するとともに、上端部に前記フランジ部を当止する当止部と、下端部内周に前記係合ピンを受け入れる環状溝と、該環状溝の一部から上方へ連続した縦溝と該縦溝から連続した横溝とからなる係合溝を形成したものであり、前記回転規制具のフランジ部と前記軸部の上端面間に圧縮コイルばねを介装するとともに、前記操作カバーをガスシリンダーと軸部に対して回転可能に外装し、前記回転規制具の係合凹部と前記係合ピン及び係合溝の縦溝の上下位置を合わせた状態で、前記圧縮コイルばねの弾性力に抗して操作カバーを押し下げた後、該操作カバーのみを回転させて前記係合ピンを係合溝の横溝に係止してなる請求項記載の回転椅子の回転規制装置。
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