JP4151131B2 - 竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法 - Google Patents

竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、従来の石炭焚ボイラにおいては、石炭を粉砕してボイラ本体の火炉へ供給するための微粉炭機として、竪ミル(テーブル回転とローラとの協働による石炭粉砕)と横ミル(ドラム内のボールによる石炭粉砕)のうちいずれかが設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、横ミルが設置されている既設の石炭焚ボイラにおいて、全体としての石炭流量を増量させるためにミルを増設する必要が生じたような場合、横ミルを追加するのであれば、制御的にはほとんど問題はないが、動力費等の経済性を考慮した場合に、横ミルではなく竪ミルを追加して設置した方が有利になることがあった。
【0004】
このため、竪ミルと横ミルが混在したタイプの石炭焚ボイラの開発が進められているが、このようなタイプの石炭焚ボイラは従来存在しておらず、しかも、竪ミルは給炭機による給炭量に基づいて制御が行われるのに対し、横ミルは一次空気流量に基づいて制御が行われ、その制御方式の相違から、混在運用ができなかった。
【0005】
本発明は、斯かる実情に鑑み、竪ミルと横ミルとの混在運用を行い得る竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、石炭流量指令に対しミル負荷率による設定比率を掛けることにより横ミル石炭流量指令を求め、該横ミル石炭流量指令を横ミル石炭流量上下限の範囲内に収める処理を行って横ミル許容石炭流量指令を求め、該横ミル許容石炭流量指令と一次空気流量に基づく総横ミル石炭流量との総横ミル石炭流量偏差をなくすための横ミルマスタ指令を求めた後、該横ミルマスタ指令と一次空気流量に基づく横ミル石炭流量との横ミル石炭流量偏差をなくすよう一次通風機による一次空気流量を調節すると共に、
前記石炭流量指令から横ミル許容石炭流量指令を差し引いて竪ミル石炭流量指令を求め、該竪ミル石炭流量指令を竪ミル石炭流量上下限の範囲内に収める処理を行って竪ミル許容石炭流量指令を求め、該竪ミル許容石炭流量指令と総竪ミル給炭量との総竪ミル石炭流量偏差をなくすための竪ミルマスタ指令を求め、該竪ミルマスタ指令に基づいて給炭機による竪ミル給炭量を調節し、
前記横ミル石炭流量指令が横ミル石炭流量上限を越える場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令に上乗せし、横ミル石炭流量指令が横ミル石炭流量下限より小さい場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令から差引く一方、前記竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量上限を越える場合には、その逸脱分を横ミル石炭流量指令に上乗せし、竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量下限より小さい場合には、その逸脱分を横ミル石炭流量指令から差引くことを特徴とする竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法にかかるものである。
【0007】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0008】
石炭焚ボイラの運転時には、石炭流量指令に対しミル負荷率による設定比率を掛けることにより横ミル石炭流量指令が求められ、該横ミル石炭流量指令を横ミル石炭流量上下限の範囲内に収める処理が行われて横ミル許容石炭流量指令が求められ、該横ミル許容石炭流量指令と一次空気流量に基づく総横ミル石炭流量との総横ミル石炭流量偏差をなくすための横ミルマスタ指令が求められた後、該横ミルマスタ指令と一次空気流量に基づく横ミル石炭流量との横ミル石炭流量偏差をなくすよう一次通風機による一次空気流量が調節されると共に、前記石炭流量指令から横ミル許容石炭流量指令が差し引かれて竪ミル石炭流量指令が求められ、該竪ミル石炭流量指令を竪ミル石炭流量上下限の範囲内に収める処理が行われて竪ミル許容石炭流量指令が求められ、該竪ミル許容石炭流量指令と総竪ミル給炭量との総竪ミル石炭流量偏差をなくすための竪ミルマスタ指令が求められ、該竪ミルマスタ指令に基づいて給炭機による竪ミル給炭量が調節され、前記横ミル石炭流量指令が横ミル石炭流量上限を越える場合には、その逸脱分が竪ミル石炭流量指令に上乗せされ、横ミル石炭流量指令が横ミル石炭流量下限より小さい場合には、その逸脱分が竪ミル石炭流量指令から差引かれる一方、前記竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量上限を越える場合には、その逸脱分が横ミル石炭流量指令に上乗せされ、竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量下限より小さい場合には、その逸脱分が横ミル石炭流量指令から差引かれる。
【0009】
この結果、制御方式の相違している竪ミルと横ミルとの混在運用が可能となり、しかも、前記横ミル石炭流量指令が横ミル石炭流量上限を越える場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令に上乗せし、横ミル石炭流量指令が横ミル石炭流量下限より小さい場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令から差引く一方、前記竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量上限を越える場合には、その逸脱分を横ミル石炭流量指令に上乗せし、竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量下限より小さい場合には、その逸脱分を横ミル石炭流量指令から差引くようにしたことにより、運用幅も広がることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0011】
図1は本発明を実施する形態の一例であって、図中、1は石炭焚ボイラ、2は石炭焚ボイラ1に設けられた微粉炭バーナ、3は所望の微粉炭バーナ2に接続された横ミル、4は横ミル3へ石炭を供給する給炭機、5は横ミル3へ一次空気を圧送するための一次通風機、6は一次通風機5によって圧送される一次空気流量を調節するための一次空気流量制御ダンパ、7は横ミル3へ導入される一次空気流量8を検出するための一次空気流量検出器、9は所望の微粉炭バーナ2に接続された竪ミル、10は竪ミル9へ石炭を供給する給炭機、11は石炭流量指令12に基づいて一次空気流量8と竪ミル給炭量13とがそれぞれ所望の値となるように一次空気流量制御ダンパ6へ開度指令14を出力し且つ竪ミル9の給炭機10へ竪ミルマスタ指令15を出力する制御器であり、本図示例においては、横ミル3と竪ミル9をそれぞれ二台ずつ設置した例を表わしている。
【0012】
前記制御器11は、
石炭流量指令12に対しミル負荷率による設定比率16を掛け、横ミル石炭流量指令17を求めて出力する乗算器18と、
該乗算器18から出力される横ミル石炭流量指令17に対し、後述する減算器61から出力される竪ミル9の逸脱分60を加算し、横ミル石炭流量指令19を出力する加算器20と、
該加算器20から出力される横ミル石炭流量指令19と、現在の横ミル運転台数に基づいて設定される横ミル石炭流量上限21とのうち低い方を選択し、横ミル石炭流量指令22として出力する低選択器23と、
該低選択器23から出力される横ミル石炭流量指令22と、現在の横ミル運転台数に基づいて設定される横ミル石炭流量下限24とのうち高い方を選択し、横ミル許容石炭流量指令25として出力する高選択器26と、
一次空気流量検出器7で検出された一次空気流量8に基づき横ミル石炭流量27を求めて出力する第一関数発生器28と、
該第一関数発生器28から出力される横ミル石炭流量27の総和を求め、総横ミル石炭流量29を出力する加算器30と、
前記高選択器26から出力される横ミル許容石炭流量指令25と前記加算器30から出力される総横ミル石炭流量29との差を求め、総横ミル石炭流量偏差31を出力する減算器32と、
該減算器32から出力される総横ミル石炭流量偏差31を比例積分処理し、該総横ミル石炭流量偏差31をなくすための横ミルマスタ指令33を出力する比例積分調節器34と、
該比例積分調節器34から出力される横ミルマスタ指令33と、前記一次空気流量8に基づいて第一関数発生器28から出力される横ミル石炭流量27との横ミル石炭流量偏差35を求めて出力する減算器36と、
該減算器36から出力される横ミル石炭流量偏差35を比例積分処理し、該横ミル石炭流量偏差35をなくすための開度指令14を求めて一次空気流量制御ダンパ6へ出力する比例積分調節器37と、
前記石炭流量指令12から横ミル許容石炭流量指令25を差し引き、竪ミル石炭流量指令38を求めて出力する減算器39と、
該減算器39から出力される竪ミル石炭流量指令38と、現在の竪ミル運転台数に基づいて設定される竪ミル石炭流量上限40とのうち低い方を選択し、竪ミル石炭流量指令41として出力する低選択器42と、
該低選択器42から出力される竪ミル石炭流量指令41と、現在の竪ミル運転台数に基づいて設定される竪ミル石炭流量下限43とのうち高い方を選択し、竪ミル許容石炭流量指令44として出力する高選択器45と、
竪ミル給炭量13の総和を求め、総竪ミル給炭量46を出力する加算器47と、
前記高選択器45から出力される竪ミル許容石炭流量指令44と前記加算器47から出力される総竪ミル給炭量46との差を求め、総竪ミル石炭流量偏差48を出力する減算器49と、
該減算器49から出力される総竪ミル石炭流量偏差48を比例積分処理し、該総竪ミル石炭流量偏差48をなくすための竪ミルマスタ指令15を竪ミル9の給炭機10へ出力する比例積分調節器51と、
前記減算器39から出力される竪ミル石炭流量指令38と前記低選択器42から出力される竪ミル石炭流量指令41との差を求めることにより、竪ミル石炭流量指令38が竪ミル石炭流量上限40を越えている場合に、その上限側逸脱分52を出力する減算器53と、
該減算器53から出力される竪ミル9の上限側逸脱分52に基づき横ミル石炭流量指令17に対する上乗せ分54を求めて出力する第二関数発生器55と、
前記低選択器42から出力される竪ミル石炭流量指令41と前記高選択器45から出力される竪ミル許容石炭流量指令44との差を求めることにより、竪ミル石炭流量指令41が竪ミル石炭流量下限43より小さい場合に、その下限側逸脱分56を出力する減算器57と、
該減算器57から出力される竪ミル9の下限側逸脱分56に基づき横ミル石炭流量指令17に対する差引き分58を求めて出力する第三関数発生器59と、
前記第二関数発生器55から出力される上乗せ分54と前記第三関数発生器59から出力される差引き分58との差を求めることにより、竪ミル石炭流量指令38が竪ミル石炭流量上限40を越えている場合には上乗せ分54を竪ミル9のプラスの逸脱分60として加算器20へ出力する一方、竪ミル石炭流量指令41が竪ミル石炭流量下限43より小さい場合には差引き分58を竪ミル9のマイナスの逸脱分60として加算器20へ出力する減算器61と
を備えてなる構成を有している。
【0013】
前記第一関数発生器28には、図2に示す如く、一次空気流量8の増加に伴って略比例させる形で横ミル石炭流量27を増加させるような関数が入力されている。
【0014】
前記第二関数発生器55には、図3に示す如く、上限側逸脱分52の増加に伴って略比例させる形で上乗せ分54を増加させるような関数が入力されている。
【0015】
前記第三関数発生器59には、図4に示す如く、下限側逸脱分56のマイナス側への増加に伴って略比例させる形で差引き分58を増加させるような関数が入力されている。
【0016】
次に、上記図示例の作動を説明する。
【0017】
石炭焚ボイラ1の運転時には、制御器11の乗算器18において、石炭流量指令12に対しミル負荷率による設定比率16が掛けられ、横ミル石炭流量指令17が求められ、加算器20を介して横ミル石炭流量指令19として低選択器23へ出力され、該低選択器23において、前記加算器20から出力される横ミル石炭流量指令19と、現在の横ミル運転台数に基づいて設定される横ミル石炭流量上限21とのうち低い方が選択され、横ミル石炭流量指令22として高選択器26へ出力され、該高選択器26において、前記低選択器23から出力される横ミル石炭流量指令22と、現在の横ミル運転台数に基づいて設定される横ミル石炭流量下限24とのうち高い方が選択され、横ミル許容石炭流量指令25として減算器32へ出力される一方、第一関数発生器28において、一次空気流量検出器7で検出された一次空気流量8に基づき横ミル石炭流量27が求められて加算器30へ出力され、該加算器30において、前記第一関数発生器28から出力される横ミル石炭流量27の総和が求められ、総横ミル石炭流量29が前記減算器32へ出力され、該減算器32において、前記高選択器26から出力される横ミル許容石炭流量指令25と前記加算器30から出力される総横ミル石炭流量29との差が求められ、総横ミル石炭流量偏差31が比例積分調節器34へ出力され、該比例積分調節器34において、前記減算器32から出力される総横ミル石炭流量偏差31が比例積分処理され、該総横ミル石炭流量偏差31をなくすための横ミルマスタ指令33が減算器36へ出力され、該減算器36において、前記比例積分調節器34から出力される横ミルマスタ指令33と、前記一次空気流量8に基づいて第一関数発生器28から出力される横ミル石炭流量27との横ミル石炭流量偏差35が求められて比例積分調節器37へ出力され、該比例積分調節器37において、前記減算器36から出力される横ミル石炭流量偏差35が比例積分処理され、該横ミル石炭流量偏差35をなくすための開度指令14が求められて一次空気流量制御ダンパ6へ出力され、該一次空気流量制御ダンパ6の開度が調節され、一次通風機5による一次空気流量8が調節されて横ミル3からのトータルの出炭量が横ミル許容石炭流量指令25と等しくなるように制御が行われる。
【0018】
これと同時に、減算器39において、前記石炭流量指令12から横ミル許容石炭流量指令25が差し引かれ、竪ミル石炭流量指令38が求められて低選択器42へ出力され、該低選択器42において、前記減算器39から出力される竪ミル石炭流量指令38と、現在の竪ミル運転台数に基づいて設定される竪ミル石炭流量上限40とのうち低い方が選択され、竪ミル石炭流量指令41として高選択器45へ出力され、該高選択器45において、前記低選択器42から出力される竪ミル石炭流量指令41と、現在の竪ミル運転台数に基づいて設定される竪ミル石炭流量下限43とのうち高い方が選択され、竪ミル許容石炭流量指令44として減算器49へ出力される一方、加算器47において、竪ミル給炭量13の総和が求められ、総竪ミル給炭量46が前記減算器49へ出力され、該減算器49において、前記高選択器45から出力される竪ミル許容石炭流量指令44と前記加算器47から出力される総竪ミル給炭量46との差が求められ、総竪ミル石炭流量偏差48が比例積分調節器51へ出力され、該比例積分調節器51において、前記減算器49から出力される総竪ミル石炭流量偏差48が比例積分処理され、該総竪ミル石炭流量偏差48をなくすための竪ミルマスタ指令15が竪ミル9の給炭機10へ出力され、該給炭機10による竪ミル給炭量13が調節されて竪ミル9からのトータルの出炭量が竪ミル許容石炭流量指令44と等しくなるように制御が行われる。
【0019】
ここで、減算器53においては、前記減算器39から出力される竪ミル石炭流量指令38と前記低選択器42から出力される竪ミル石炭流量指令41との差が求められ、竪ミル石炭流量指令38が竪ミル石炭流量上限40を越えている場合には、その上限側逸脱分52が第二関数発生器55へ出力され、該第二関数発生器55において、前記減算器53から出力される竪ミル9の上限側逸脱分52に基づき横ミル石炭流量指令17に対する上乗せ分54が求められて減算器61へ出力されるが、この場合、減算器57から出力される竪ミル9の下限側逸脱分56はゼロであって第三関数発生器59から出力される差引き分58もゼロであるため、前記上乗せ分54が竪ミル9のプラスの逸脱分60として加算器20へ出力され、横ミル石炭流量指令17に上乗せされる。一方、減算器57においては、前記低選択器42から出力される竪ミル石炭流量指令41と前記高選択器45から出力される竪ミル許容石炭流量指令44との差が求められ、竪ミル石炭流量指令41が竪ミル石炭流量下限43より小さい場合には、その下限側逸脱分56が第三関数発生器59へ出力され、該第三関数発生器59において、前記減算器57から出力される竪ミル9の下限側逸脱分56に基づき横ミル石炭流量指令17に対する差引き分58が求められて減算器61へ出力されるが、この場合、前記減算器53から出力される竪ミル9の上限側逸脱分52はゼロであって第二関数発生器55から出力される上乗せ分54もゼロであるため、前記差引き分58が竪ミル9のマイナスの逸脱分60として加算器20へ出力され、横ミル石炭流量指令17から差引かれる。
【0020】
尚、前記石炭流量指令12と横ミル許容石炭流量指令25との差を竪ミル石炭流量指令38として設定しているため、横ミル石炭流量指令19が横ミル石炭流量上限21を越えている場合には、その上限側逸脱分が竪ミル石炭流量指令38に上乗せされる一方、横ミル石炭流量指令22が横ミル石炭流量下限24より小さい場合には、その下限側逸脱分が竪ミル石炭流量指令38から差引かれる形となる。
【0021】
この結果、制御方式の相違している竪ミル9と横ミル3との混在運用が可能となり、しかも、前記横ミル石炭流量指令19が横ミル石炭流量上限21を越える場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令38に上乗せし、横ミル石炭流量指令22が横ミル石炭流量下限24より小さい場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令38から差引く一方、前記竪ミル石炭流量指令38が竪ミル石炭流量上限40を越える場合には、その逸脱分60を横ミル石炭流量指令17に上乗せし、竪ミル石炭流量指令41が竪ミル石炭流量下限43より小さい場合には、その逸脱分60を横ミル石炭流量指令17から差引くようにしたことにより、運用幅も広がることとなる。
【0022】
こうして、竪ミルと横ミルとの混在運用を行い得る。
【0023】
尚、本発明の竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法によれば、竪ミルと横ミルとの混在運用を行い得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の概要構成図である。
【図2】図1に示す第一関数発生器に入力された関数を表わす線図である。
【図3】図1に示す第二関数発生器に入力された関数を表わす線図である。
【図4】図1に示す第三関数発生器に入力された関数を表わす線図である。
【符号の説明】
1 石炭焚ボイラ
3 横ミル
5 一次通風機
6 一次空気流量制御ダンパ
7 一次空気流量検出器
8 一次空気流量
9 竪ミル
10 給炭機
12 石炭流量指令
13 竪ミル給炭量
14 開度指令
15 竪ミルマスタ指令
16 設定比率
17 横ミル石炭流量指令
21 横ミル石炭流量上限
24 横ミル石炭流量下限
25 横ミル許容石炭流量指令
27 横ミル石炭流量
29 総横ミル石炭流量
31 総横ミル石炭流量偏差
33 横ミルマスタ指令
35 横ミル石炭流量偏差
38 竪ミル石炭流量指令
40 竪ミル石炭流量上限
43 竪ミル石炭流量下限
44 竪ミル許容石炭流量指令
46 総竪ミル給炭量
48 総竪ミル石炭流量偏差
60 逸脱分

Claims (1)

  1. 石炭流量指令に対しミル負荷率による設定比率を掛けることにより横ミル石炭流量指令を求め、該横ミル石炭流量指令を横ミル石炭流量上下限の範囲内に収める処理を行って横ミル許容石炭流量指令を求め、該横ミル許容石炭流量指令と一次空気流量に基づく総横ミル石炭流量との総横ミル石炭流量偏差をなくすための横ミルマスタ指令を求めた後、該横ミルマスタ指令と一次空気流量に基づく横ミル石炭流量との横ミル石炭流量偏差をなくすよう一次通風機による一次空気流量を調節すると共に、
    前記石炭流量指令から横ミル許容石炭流量指令を差し引いて竪ミル石炭流量指令を求め、該竪ミル石炭流量指令を竪ミル石炭流量上下限の範囲内に収める処理を行って竪ミル許容石炭流量指令を求め、該竪ミル許容石炭流量指令と総竪ミル給炭量との総竪ミル石炭流量偏差をなくすための竪ミルマスタ指令を求め、該竪ミルマスタ指令に基づいて給炭機による竪ミル給炭量を調節し、
    前記横ミル石炭流量指令が横ミル石炭流量上限を越える場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令に上乗せし、横ミル石炭流量指令が横ミル石炭流量下限より小さい場合には、その逸脱分を竪ミル石炭流量指令から差引く一方、前記竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量上限を越える場合には、その逸脱分を横ミル石炭流量指令に上乗せし、竪ミル石炭流量指令が竪ミル石炭流量下限より小さい場合には、その逸脱分を横ミル石炭流量指令から差引くことを特徴とする竪・横ミル混在型石炭焚ボイラの石炭流量制御方法。
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