JP4149137B2 - プロトコルアナライザ - Google Patents

プロトコルアナライザ Download PDF

Info

Publication number
JP4149137B2
JP4149137B2 JP2001081132A JP2001081132A JP4149137B2 JP 4149137 B2 JP4149137 B2 JP 4149137B2 JP 2001081132 A JP2001081132 A JP 2001081132A JP 2001081132 A JP2001081132 A JP 2001081132A JP 4149137 B2 JP4149137 B2 JP 4149137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protocol
definition file
command
information
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001081132A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002281111A (ja
Inventor
義巳 白川
悟 小仲井
睦男 蒲谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001081132A priority Critical patent/JP4149137B2/ja
Publication of JP2002281111A publication Critical patent/JP2002281111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4149137B2 publication Critical patent/JP4149137B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、SCSII、RS232C、IEEE1394、USBインタフェース等、機器間を伝播するコマンド、データ等の信号を採取して解析するプロトコルアナライザに関する。
【0002】
【従来の技術】
機器やモジュールを接続するインタフェース間を伝播する信号を採取して解析するために従来からプロトコルアナライザが使用されている。
プロトコルアナライザには、単に、回線上を伝播する信号を採取し、解析されたデータをそのまま表示するだけではなく、上位プロトコルレベルでコマンド解析まで行なえるものが出現している。この上位プロトコルを持ち得る機器間インタフェースとしては、現状、SCSI(Small Computer System Interface)、RS232C、IEEE1394(IEEE1394-1995 High Performance Serial Bus)、USB(Universal Serial Bus)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したプロトコルアナライザは、予め対応するプロトコル情報が組み込まれたかたちで提供され、あるいは、プロトコル解析オプションとして提供されるのみであった。従って、従来のプロトコルアナライザでは、利用者が独自に定義したプロトコルや利用者が拡張したプロトコルの解析を行なうことはできなかった。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、解析すべきプロトコル仕様を定義する利用者インタフェースを提供し、これを保管登録して選択使用することにより、独自プロトコルや既存のプロトコルを拡張したプロトコル解析を容易とし、また、その際の利用者インタフェースを改善することにより利用者の負担軽減をはかったプロトコルアナライザを提供することを目的とする。
【0005】
上記した課題を解決するために請求項1に記載の発明は、機器間を伝播する信号を採取して解析するプロトコルアナライザであって、解析すべきプロトコルの仕様が定義され、これを取り込む利用者インタフェース手段と、前記取り込まれた内容を登録し、保存する定義ファイル格納手段と、前記定義ファイル格納手段に保存された複数のプロトコル定義ファイルを選択し、当該選択したプロトコル定義ファイルに従い前記機器間を伝播する信号の解析を指示する制御手段と、プロトコル定義ファイルを登録するときに採取したデータパターンからどのプロトコルを用いた通信が行われているか識別するための識別情報が登録されるプロトコル識別テーブルファイル格納手段と、を備え、そして、前記制御手段が、前記識別情報に従い前記定義ファイル格納手段に格納された定義ファイルを選択するように設定されていることを特徴とする。
このことにより、解析すべきプロトコル仕様を定義することによって、独自プロトコルや、既存のプロトコルを拡張したプロトコル解析が容易となる。
【0006】
また、複数のプロトコルの解析を行う必要が生じた際、複数プロトコル定義情報を保持し、それらを選択的に使用することで異なるプロトコルを持つインタフェースの解析を容易に行うことができる。
また、採取したデータパターンからどのプロトコルを用いて通信が行われているか識別する情報を用いることにより、解析のためのデータ採取時に自動判別モードを指定した場合、登録された識別情報に基づきプロトコル定義情報を選択することで、複数プロトコルを登録した場合も容易に利用したいプロトコルを選択して解析を行うことができる。
【0007】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプロトコルアナライザにおいて、前記プロトコル定義ファイルを保存するときにインデックス情報を付して登録し、これを格納するインデックス格納手段と、前記インデックス情報の一覧を表示して前記プロトコル定義ファイルの選択入力を促がす利用者インタフェース手段と、を備えたことを特徴とする。
このことにより、インデックス情報を用いることで複数プロトコルを登録した場合にも容易に利用したいプロトコルを選択して解析を行うことができる。
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプロトコルアナライザにおいて、前記解析すべきプロトコル仕様の中に機種固有のコマンドパラメータ定義が含まれ、これを登録保存する定義ファイル格納手段を備えたことを特徴とする。
接続される機器によっては同一プロトコルでありながらもコマンドやパラメータに差がある場合があり、このとき、プロトコル定義情報の中に機器固有のコマンド、パラメータを定義することで、プロトコルの中に機器固有のコマンドやパラメータが含まれていても正しく解析可能である。
【0010】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプロトコルアナライザにおいて、前記プロトコル定義ファイルは任意データとコマンドの対応表を含み、監視データから前記対応表に基づき任意データを判別して表示する制御手段を備えたことを特徴とする。
このことにより、プロトコル定義ファイル中に任意データとコマンド名を対で対応させる仕組みを持たせることで、コマンドに対応する任意データの調査、学習なしに解析を行なうことができ、また、任意データを利用者自身が抽出、あるいは判定の必要がないため、利用者の負担軽減がはかれる。
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプロトコルアナライザにおいて、前記プロトコル定義ファイルはコマンド毎コマンド長を定義するデータを含み、監視データから定義されたコマンド長を判定して表示する制御手段を備えたことを特徴とする。
相互に交換されるコマンドはその情報量によってコマンド長が可変である場合があり、このとき効率が悪かったコマンド判別がプロトコル定義ファイル中に含まれるコマンド長定義によりなされ、ここで定義されたコマンド長が自動的に判定されるため、調査、学習なしに判定可能となり、このことにより、任意データの抽出、あるいは判定の必要がなくなるため利用者の大幅な負担軽減がはかれ、処理の効率化がはかれる。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプロトコルアナライザにおいて、前記プロトコル定義ファイルはコマンド毎のパラメータ定義を含み、監視データから前記定義されたコマンドパラメータを判定して表示する制御手段を備えたことを特徴とする。
このことにより、プロトコル定義ファイル中にコマンド毎のパラメータを定義する機能を含ませることで、各コマンドのパラメータの調査、学習なしに解析を行なうことができ、利用者の負担軽減がはかれる。
【0013】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプロトコルアナライザにおいて、前記プロトコル定義ファイルはプロトコルによって変更されるエンディアン情報を含み、監視データに基づくコマンド内パラメータを前記定義されたエンディアン情報により判定して表示する制御手段を備えたことを特徴とする。
このことにより、プロトコル定義ファイル中にプロトコルによって変更されるエンディアン情報を定義する機能を含め、これを自動判定することで、各コマンドパラメータのエンディアンを考慮することなく解析が可能となる。また、任意データを利用者自身が抽出、判定せずに解析が可能となるため利用者の負担軽減がはかれる。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプロトコルアナライザにおいて、前記プロトコル定義ファイルはコマンド毎のパラメータをビット単位で定義するパラメータ定義を含み、監視データによりビット単位で定義されたパラメータを判定してビット単位で表示する制御手段を備えたことを特徴とする。
相互に交換するデータ量を減らすためにコマンドのパラメータ情報をビット単位に割り当てることがあり、この場合、ユーザがそのパラメータの内容を判別するのに困難であったものが、プロトコル定義ファイル中にコマンド毎のパラメータをビット単位で定義する機能を含み、これを自動的に判定し、ビット単位で表示することによって、各コマンドにおけるビット単位の割り当ての調査、学習なしに解析が可能となる。また、任意のデータをユーザ自身が抽出、判定する必要がなくなるため、利用者の負担が軽減される。
【0015】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプロトコルアナライザにおいて、前記プロトコル定義ファイルはプロトコルによって変更されるビットオーダ情報を含み、監視データに基づくコマンド内パラメータを前記定義されたビットオーダ情報により判定して表示する制御手段を備えたことを特徴とする。
相互に交換するデータ量を減らすためにコマンドのパラメータ情報をビット単位に割り当てることがあり、そのビットオーダはプロトコル毎に定義されており、利用者がコマンド内のパラメータの値を正しく判別するのが非効率的であったものが、プロトコル定義ファイル中にプロトコルにより変更されるビットオーダ情報を定義する機能を含め、これを自動的に判定することで、各コマンドのビットオーダを考慮することなしに解析を行なうことができ、また、任意のデータを利用者が抽出、あるいは判定する必要なしに解析可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のプロトコルアナライザが使用されるシステムの概略を説明するために引用した図である。
図において、機能モジュールA(1)、B(2)は、1個のシステム内の機能モジュールであり、例えば、システム本体をコンピュータとした場合、コンピュータ本体1と入出力装置2である。また、例えば、通信ネットワーク等通信媒体を考慮した場合には、それぞれ独立したシステムであってもよい。機能モジュールA(1)、B(2)間のインタフェース部分に本発明のプロトコルアナライザ3が接続され、機能モジュールA(1)、B(2)間を伝播する信号(コマンドおよびデータ)を解析する用途に用いられる。
【0017】
図2は、図1に示すプロトコルアナライザ3の内部構成を機能展開して示したブロック図である。図に示す各ブロックは、具体的には、CPUならびにメモリを含む周辺LSIで構成され、CPUがメモリに記録されたプログラムを逐次読み出し実行することによりそのブロックが持つ機能を実現するものである。
プロトコルアナライザ3は、表示部31、入力部32、受信部33、解析部34、制御部35、定義ファイル編集部36、定義ファイル格納部37、プロトコル識別テーブルファイル格納部38で構成される。
【0018】
表示部31は、後述する定義ファイル編集画面(図4)、プロトコル識別テーブルファイル編集画面(図5)を表示し、入力部32は、プロトコル定義ファイル作成、プロトコル識別テーブルファイル作成のための各項目入力ならびに解析データの採取指示等を行う機能を有し、この表示部31と入力部32で利用者インタフェースを構成する。受信部33は、図1に示す機能モジュール間インタフェースに接続され、ここを介して解析データが採取され、制御部35に供給される。
【0019】
制御部35は、プロトコルアナライザの制御中枢となり、後述する定義ファイル格納部37に保存された複数のプロトコル定義ファイルを選択し、当該選択した定義ファイルに従い、解析部34に対して機能モジュール間を伝播する信号(コマンド、データ)の解析を指示する。解析部34は、制御部35によるコントロールの下、受信部33を介して到来する解析のための採取データを、定義ファイル格納部37、プロトコル識別テーブルファイル格納部38に格納された、それぞれ、定義ファイル、プロトコル識別テーブルファイルを参照しながら解析する。
【0020】
定義ファイル編集部36は、制御部35によるコントロールの下、利用者インタフェースを介して解析すべきプロトコルの仕様が定義されるものであって、ここで定義され編集された内容は定義ファイル格納部37に格納される。ここでは、プロトコル毎、定義ファイルA1〜定義ファイルXXが登録され、格納されているものとする。また、定義ファイル格納部37は、図示せぬインデックス格納部も含むものとする。定義ファイルのファイル構造等、詳細については図4に示す定義ファイル編集画面構成例を参照しながら後述する。
なお、プロトコル識別テーブルファイル格納部38には、プロトコル定義情報を登録するときにプロトコル採取のための監視データパターンからどのプロトコルを用いた通信が行なわれているか識別する識別条件情報が登録される。プロトコル識別テーブルファイル格納部38のファイル構造等、詳細については、図5に示すプロトコル識別テーブルファイル編集画面構成例を参照しながら後述する。
【0021】
図3乃至図5は、本発明のプロトコルアナライザ3の動作を説明するために引用した図であり、基本的な動作手順をフローチャートで示した図、定義ファイル編集画面構成例、プロトコル識別テーブルファイル編集画面構成例のそれぞれを示す。
以下、図3乃至図5を参照しながら図2に示す本発明のプロトコルアナライザの動作について詳細に説明する。
【0022】
デフォルトの状態では既存定義ファイルの内容が表示されているものとする(ステップS301)。利用者は、解析データ採取に先立ち、まず、入力部32を介して制御部35に対し定義ファイルの作成を指示する。これを受けた制御部35は、定義ファイル編集部36に対して定義ファイル作成指示を通知する(ステップS302)。
定義ファイル編集部36は、制御部35を通じて表示部31に図4に示す定義ファイル編集画面を表示して利用者に定義ファイルの作成を促がす(ステップS303)。このことにより、利用者は、定義ファイル編集画面に従い、必要項目を入力(ステップS304)して定義ファイルを作成する。そして、作成された定義ファイルにデータ名等のインデックス情報を付加して定義ファイル格納部37に登録し、格納する(ステップS305、S306)。以上の動作を繰り返すことにより複数プロトコルの定義ファイルの作成が可能となる。
更に、解析のためのデータ採取に先立ち、制御部35は、定義ファイル格納部37にあるインデックス情報を表示部31に表示し、利用者は、入力部32を介してこの定義ファイルから解析を希望する定義ファイルを選択する。
【0023】
一方、利用者は、解析のためのデータ採取に先立ち、入力部32を介して制御部35に対し、プロトコル識別テーブルファイル格納部38の作成、編集を指示する。これを受けた制御部35は、定義ファイル編集部36に対してプロトコル識別テーブルファイルの作成、編集を通知する(ステップS307)。
定義ファイル編集部36は、図5に示すプロトコル識別テーブルファイル編集画面を表示し、利用者に対してプロトコル識別テーブルファイルの作成を促がす(ステップS308)。そして、利用者は、表示部31によって表示されたプロトコル識別テーブルファイル編集画面を通して必要項目を入力することによって登録し、格納する。図5に示されるように、ここでは、プロトコルID、プロトコル名称、そして、そのID、あるいはプロトコル名毎の定義ファイル名称が登録されるものとする。
【0024】
以上の前準備のうえ、利用者は、入力部32を介して制御部35に対して解析のためのデータ採取の実施を指示する(ステップS313)。なお、事前に自動判別モードの指定がなされているものとし(ステップS314)、これを受けた制御部35は、プロトコル識別テーブルファイル格納部38からプロトコル識別テーブル情報を読み出す(ステップS315)。そして、制御部35は、受信部33を介して採取された監視データと先のプロトコル識別テーブル情報とを比較し(ステップS316)、どのプロトコルを用いた通信が行なわれているかを判断し(定義ファイルを特定)、その結果を解析部34に通知する(ステップS317、S318)。
なお、自動判別モードの指定がない場合は、直接ステップS318の使用する定義ファイルを解析部34に通知する処理にジャンプする。そして、解析部34は、先に通知された定義ファイルからプロトコル情報を読み出し、読み出した定義情報に従い監視データを解析して結果を制御部35に通知する(ステップS319)。そして、制御部35は、通知された解析欠陥に基づき表示データを生成して表示部31を介して出力し保存する(ステップS320)。
【0025】
ところで、ステップS302において、定義ファイルを作成しない場合は、プロトコル識別テーブルファイルの編集を行なうか否かが判断される(ステップS307)。ここで、編集を行なう場合には上記したように、定義ファイル編集部36によりプロトコル識別テーブルファイル編集画面が表示され(ステップS308)、新規プロトコルの入力、もしくは既存プロトコルの編集が行なわれる(ステップS309)。そして、プロトコル識別テーブルファイル格納部38の更新を行なうか否かが判断(ステップS310)され、しない場合は、ステップS307のプロトコル識別テーブルファイル格納部38の編集判断処理に戻り、する場合は、プロトコル識別テーブルファイル格納部38の更新を行い(ステップS311)、定義ファイルを指定するか、自動判別モードの設定を行い(ステップS312)、解析のためのデータ採取を行なうために回線モニターを開始する(ステップS313)。
【0026】
ここで、解析のためのデータ採取前の定義ファイル編集動作についてより詳細に説明する。利用者は、入力部32を介して制御部35に対し定義ファイル編集指示を発し、制御部35はこれを受けて定義ファイル編集部36に定義ファイルの編集指示を発することは上記した通りである。利用者は、表示部31に表示される定義ファイル編集画面を通して定義ファイルを編集するが、このとき、定義ファイルに機器固有のコマンドパラメータを入力する。ここで編集された定義ファイルは、プロトコル名称等のインデックス情報を付加して定義ファイルとして定義ファイル格納部37に登録し、格納する。このことにより、同一プロトコルであっても異機種の定義ファイルの作成が可能になる。
利用者は、解析のためのデータ採取に先立ち、入力部32を介してあらかじめ作成された定義ファイルの選択を制御部35に指示する。このことにより、制御部35は、定義ファイルのインデックス情報を表示部31に表示してユーザに対し解析を希望する定義ファイルの選択を促がすことになる。
【0027】
以上の動作を図4に示す定義ファイル編集画面を参照しながら説明する。まず、利用者は、入力部32を介し、aに示すデータエントリ項目に任意のデータを、bに示すコマンド名エントリ項目にそのコマンド名に対応する名称を、cのコマンドサイズエントリ項目に対してそのサイズを入力する。そして、dに示す機種エントリ項目に機種コードを入力し、上記した機種固有のコマンドであることを定義する。
【0028】
一方、先に入力したコマンドがパラメータを持っていた場合、eに示すパラメータエントリ項目に当該パラメータの名称を、fに示すサイズエントリ項目にパラメータサイズを入力する。
なお、パラメータが複数バイトの場合、gに示すラジオボタンにそのエンディアン情報(Big、Little)を入力し、パラメータ情報がビット単位に割り当てられている場合は、hに示すビットチェックボックスを調べ、表示されるボックスにビット単位の機能を入力する。
【0029】
以上説明のように、定義ファイル中に任意データとコマンドの対応表が含まれ、制御部35は、監視データからその対応表に基づき任意データを判別して表示することができる。このことにより、コマンドに対応する任意データの調査、学習なしに解析を行なうことが可能となる。また、定義ファイルはコマンド毎コマンド長を定義するデータを含み、制御部35は、監視データから先に定義されたコマンド長が判定され、表示することができる。このことにより、各コマンドパラメータのコマンド長の調査、学習なしに解析が可能となる。更に、定義ファイルはコマンド毎のパラメータ定義を含み、制御部35は、監視データから先に定義されたコマンドパラメータを判定して表示することができる。このことにより、各コマンドパラメータの調査、学習なしに解析が可能となる。
【0030】
定義ファイルはプロトコルによって変更されるエンディアン情報を含み、制御部35は、監視データに基づくコマンド内パラメータを先に定義されたエンデイアン情報により判定して表示することができる。このことにより、各コマンドパラメータのエンディアンを考慮せずに解析が可能となる。また、定義ファイルはコマンド毎のパラメータをビット単位で定義するパラメータ定義を含み、制御部35は、監視データによりビット単位で先に定義されたパラメータを判定してビット単位で表示することができる。このことにより、各コマンドパラメータのビット単位の割り当て調査、学習なしに解析が可能となる。更に、定義ファイルはプロトコルによって変更されるビットオーダ情報を含み、制御部35は、監視データに基づくコマンド内パラメータを先に定義されたビットオーダ情報により判定して表示することができる。このことにより、各コマンドのパラメータのビットオーダを考慮せずに解析が可能となる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、解析すべきプロトコル仕様を定義することによって、独自プロトコルや、既存のプロトコルを拡張したプロトコル解析が容易となる。また、複数プロトコルの解析を行なう必要が生じた際、複数プロトコル定義情報を保持し、それらを選択的に使用することで異なるプロトコルを持つインタフェースの解析を容易に行なうことができる。さらに、採取したデータパターンからどのプロトコルを用いて通信が行なわれているか判別する情報を用いることにより、解析のためのデータ採取時に自動判別モードを指定した場合登録された識別情報に基づきプロトコル定義情報を選択することで、複数プロトコルを登録した場合も容易に利用したいプロトコルを選択して解析を行なうことができる。
【0033】
請求項に記載の発明によれば、インデックス情報を用いることで複数プロトコルを登録した場合にも容易に利用したいプロトコルを選択して解析を行なうことができる。
【0035】
請求項に記載の発明によれば、接続される機器によっては同一プロトコルでありながらもコマンドやパラメータに差がある場合があり、このとき、プロトコル定義情報の中に機器固有のコマンド、パラメータを定義することで、プロトコルの中に機器固有のコマンドやパラメータが含まれていても正しく解析可能である。
【0036】
請求項に記載の発明によれば、プロトコル定義ファイル中に任意データとコマンド名を対で対応させる仕組みを持たせることで、コマンドに対応する任意データの調査、学習なしに解析を行なうことができ、また、任意データを利用者自身が抽出、あるいは判定の必要がないため、利用者の負担軽減がはかれる。
【0037】
請求項に記載の発明によれば、相互に交換されるコマンドはその情報量によってコマンド長が可変である場合があり、このとき効率が悪かったコマンド判別がプロトコル定義ファイル中に含まれるコマンド長定義によりなされ、ここで定義されたコマンド長が自動的に判定されるため、調査、学習なしに判定可能となり、このことにより、任意データの抽出、あるいは判定の必要がなくなるため利用者の大幅な負担軽減がはかれ、処理の効率化がはかれる。
【0038】
請求項に記載の発明によれば、プロトコル定義ファイル中にコマンド毎のパラメータを定義する機能を含ませることで、各コマンドのパラメータの調査、学習なしに解析を行なうことができ、利用者の負担軽減がはかれる。
【0039】
請求項に記載の発明によれば、プロトコル定義ファイル中にプロトコルによって変更されるエンディアン情報を定義する機能を含め、これを自動判定することで、各コマンドパラメータのエンディアンを考慮することなく解析が可能となる。また、任意データを利用者自身が抽出、判定せずに解析が可能となるため利用者の負担軽減がはかれる。
【0040】
請求項に記載の発明によれば、相互に交換するデータ量を減らすためにコマンドのパラメータ情報をビット単位に割り当てることがあり、この場合、ユーザがそのパラメータの内容を判別するのに困難であったものが、プロトコル定義ファイル中にコマンド毎のパラメータをビット単位で定義する機能を含み、これを自動的に判定し、ビット単位で表示することによって、各コマンドにおけるビット単位の割り当ての調査、学習なしに解析が可能となる。また、任意のデータをユーザ自身が抽出、判定する必要がなくなるため、利用者の負担が軽減される。
【0041】
請求項に記載の発明によれば、相互に交換するデータ量を減らすためにコマンドのパラメータ情報をビット単位に割り当てることがあり、そのビットオーダはプロトコル毎に定義されており、利用者がコマンド内のパラメータの値を正しく判別するのが非効率的であったものが、プロトコル定義ファイル中にプロトコルにより変更されるビットオーダ情報を定義する機能を含め、これを自動的に判定することで、各コマンドのビットオーダを考慮することなしに解析を行なうことができ、また、任意のデータを利用者が抽出、あるいは判定する必要なしに解析可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロトコルアナライザが使用されるシステムの概略を説明するために引用した図である。
【図2】図1に示すプロトコルアナライザ3の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図3】本発明のプロトコルアナライザの動作を説明するために引用した図であり、基本的な動作手順をフローチャートで示した図である。
【図4】本発明のプロトコルアナライザの動作を説明するために引用した図であり、定義ファイル編集画面構成例を示す。
【図5】本発明のプロトコルアナライザの動作を説明するために引用した図であり、プロトコル識別テーブルファイル編集画面構成例を示す。
【符号の説明】
1、2 機能モジュール
3 プロトコルアナライザ
31 表示部
32 入力部
33 受信部
34 解析部
35 制御部
36 定義ファイル編集部
37 定義ファイル格納部
38 プロトコル識別テーブルファイル格納部

Claims (9)

  1. 機器間を伝播する信号を採取して解析するプロトコルアナライザであって、
    解析すべきプロトコルの仕様が定義され、これを取り込む利用者インタフェース手段と、
    前記取り込まれた内容を登録し、保存する定義ファイル格納手段と、
    前記定義ファイル格納手段に保存された複数のプロトコル定義ファイルを選択し、当該選択したプロトコル定義ファイルに従い前記機器間を伝播する信号の解析を指示する制御手段と、
    プロトコル定義ファイルを登録するときに採取したデータパターンからどのプロトコルを用いた通信が行なわれているか識別するための識別情報が登録されるプロトコル識別テーブルファイル格納手段と、を備え、そして、
    前記制御手段が、前記識別情報に従い前記定義ファイル格納手段に格納された定義ファイルを選択するように設定されている
    ことを特徴とするプロトコルアナライザ。
  2. 前記プロトコル定義ファイルを保存するときにインデックス情報を付して登録し、これを格納するインデックス格納手段と、
    前記インデックス情報の一覧を表示して前記プロトコル定義ファイルの選択入力を促がす利用者インタフェース手段と、を備えたことを特徴とする請求項に記載のプロトコルアナライザ。
  3. 前記解析すべきプロトコル仕様の中に機種固有のコマンドパラメータ定義が含まれ、これを登録保存する定義ファイル格納手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプロトコルアナライザ。
  4. 前記プロトコル定義ファイルは任意データとコマンドの対応表を含み、監視データから前記対応表に基づき任意データを判別して表示する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプロトコルアナライザ。
  5. 前記プロトコル定義ファイルはコマンド毎コマンド長を定義するデータを含み、監視データから定義されたコマンド長を判定して表示する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプロトコルアナライザ。
  6. 前記プロトコル定義ファイルはコマンド毎のパラメータ定義を含み、監視データから前記定義されたコマンドパラメータを判定して表示する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプロトコルアナライザ。
  7. 前記プロトコル定義ファイルはプロトコルによって変更されるエンディアン情報を含み、監視データに基づくコマンド内パラメータを前記定義されたエンディアン情報により判定して表示する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプロトコルアナライザ。
  8. 前記プロトコル定義ファイルはコマンド毎のパラメータをビット単位で定義するパラメータ定義を含み、監視データによりビット単位で定義されたパラメータを判定してビット単位で表示する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプロトコルアナライザ。
  9. 前記プロトコル定義ファイルはプロトコルによって変更されるビットオーダ情報を含み、監視データに基づくコマンド内パラメータを前記定義されたビットオーダ情報により判定して表示する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプロトコルアナライザ。
JP2001081132A 2001-03-21 2001-03-21 プロトコルアナライザ Expired - Fee Related JP4149137B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001081132A JP4149137B2 (ja) 2001-03-21 2001-03-21 プロトコルアナライザ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001081132A JP4149137B2 (ja) 2001-03-21 2001-03-21 プロトコルアナライザ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002281111A JP2002281111A (ja) 2002-09-27
JP4149137B2 true JP4149137B2 (ja) 2008-09-10

Family

ID=18937289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001081132A Expired - Fee Related JP4149137B2 (ja) 2001-03-21 2001-03-21 プロトコルアナライザ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4149137B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11909747B2 (en) 2020-07-15 2024-02-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Network packet analyzer and computer program product

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6931574B1 (en) * 2001-10-24 2005-08-16 Finisar Corporation Systems and methods for interpreting communications packets
JP4489489B2 (ja) * 2004-04-26 2010-06-23 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 信号解析装置及び信号解析のためのプログラム並びに信号解析処理方法
GB2427096A (en) * 2005-06-01 2006-12-13 Agilent Technologies Inc An apparatus and method for Data Extraction.
US7898676B2 (en) 2005-12-05 2011-03-01 Ricoh Company, Ltd. Image forming device, image forming method, image forming program, and recording medium
JP4764271B2 (ja) 2006-06-30 2011-08-31 株式会社リコー 画像形成装置とそのトレイid割当方法,プログラム,および記録媒体
US7710892B2 (en) 2006-09-08 2010-05-04 Dominic Coupal Smart match search method for captured data frames
WO2014167733A1 (ja) * 2013-04-12 2014-10-16 三菱電機株式会社 制御システムの周辺装置および通信プロトコル異常箇所特定プログラム
CN108449222A (zh) * 2017-02-15 2018-08-24 深圳市帝迈生物技术有限公司 一种医疗设备自定义通讯数据可视化解析***及方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11909747B2 (en) 2020-07-15 2024-02-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Network packet analyzer and computer program product

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002281111A (ja) 2002-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4149137B2 (ja) プロトコルアナライザ
CN103248874B (zh) 施工现场便携式无线数据采集传输***前端设备
CN111382004B (zh) 参数备份方法及装置、还原方法及装置和备份还原***
JPH07160556A (ja) データフォーマット変換装置
CN113935572A (zh) 通用型线上产品异音智能检测***及设备
CN1661999B (zh) 通过网络提供多功能遥控器工作的***和方法
KR20200113402A (ko) 모션제어기 데이터 분석장치
CN116049292B (zh) 一种基于转换联动的环境感知方法、***、装置以及介质
JP2002176448A (ja) 通信シミュレーション装置
JPH08235203A (ja) ファイル一覧の抽出方法とその装置
JPH0784838A (ja) 複数機能動作履歴の単一ファイル記録/再現方法及びその装置
CN114416631A (zh) 一种电梯外呼管理装置及管理方法
JPH06214832A (ja) 端末作業履歴再現装置
JPH07271696A (ja) プロトコルデータの解析表示方法
JP2002288012A (ja) ファイル結合装置、及びプログラム
JP4344496B2 (ja) バスモニター装置
CN117439876A (zh) 一种基于openEuler***的网卡判断方法、存储介质及设备
CN113867665A (zh) 显示语言修改方法、装置、电器设备及终端设备
JPS6093917A (ja) 計測制御システム
JPH03212724A (ja) フロッピーディスク処理装置のファイル形式識別方式
JPH01292937A (ja) 回線トレース情報自動採取方式
JPH11224260A (ja) データ処理装置とその方法およびデータ処理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH07244617A (ja) 通信端末装置及び通信システム
JPH03282845A (ja) ファイル名の対話形式の選択方式
JPH04171569A (ja) 統計解析方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080617

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees