JP4149052B2

JP4149052B2 - Knock-type writing instrument

Info

Publication number: JP4149052B2
Application number: JP32147398A
Authority: JP
Inventors: 幹也井戸; 伸雄関根
Original assignee: Pilot Ink Co Ltd
Current assignee: Pilot Ink Co Ltd
Priority date: 1998-10-26
Filing date: 1998-10-26
Publication date: 2008-09-10
Anticipated expiration: 2018-10-26
Also published as: JP2000127678A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はノック式筆記具に関する。詳細には、外部からのノック操作によって軸筒内のレフィルを前進させ、該レフィルのペン先を軸筒の先端孔より突出させるノック式筆記具であって、軸筒外面より突出した係止突起が、ノック操作（即ち、レフィルの前進）に伴い前進してクリップの係止壁部と係合し、前記ペン先の突出状態が維持されるノック式筆記具に関する。
【０００２】
尚、本発明で「前」とはペン先側を指し、「後」とはノック操作側を指す。また、本発明で「上」とは径方向外方を指し、「下」とは径方向内方を指す。
【０００３】
【従来の技術】
従来、この種のノック式筆記具において、例えば、実公平４−４４３９２号公報には、軸筒の側面にスリット（本願のスライド孔に相当）を設け、該スリットより外部に突出し且つ該スリットに沿って前進後退する係止突起を設け、該係止突起が係合する係止部（本願の係止壁部に相当）をクリップ内面より突出する玉部に設けた構成が開示されている。
【０００４】
前記公報に開示されたように、通常、クリップの玉部は、軸筒外面とにより被挟持物（例えば、衣類等のポケットや手帳等）を挟持するものであり、被挟持物を玉部と軸筒外面との間にスムーズに挿入できるよう、前記玉部の前面が傾斜面または曲面状となっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来のノック式筆記具は、図９（ａ）（ｂ）に示すように、係止部４２ａ（本願の係止壁部の前面）の下端が、玉部４ａの頂部に位置しているため、被挟持物Ｐにクリップ２１ａを挿入する際、前記被挟持物Ｐの端縁が玉部４ａの係止部４２ａ前面（特に係止部４２ａの前面下端の中央部）に当接しがちであり、それにより、クリップの被挟持物Ｐへのスムーズな挿入が阻害されるおそれがある。特に、前記係止部４２ａとの当接は、被挟持物Ｐが、紙等の薄い可撓性のシート状物の場合に生じやすい。
【０００６】
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、筆記具のクリップを被挟持物Ｐにスムーズに挿入することができるノック式筆記具を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
［１］本発明は、ノック操作に伴い前進する係止突起３を軸筒２の径方向外面に設け、前記係止突起３と係合する係止壁部４２を備えた玉部４をクリップ２１の径方向内面に設けたノック式筆記具１であって、玉部４の頂部と係止壁部４２の下端との間に隙間Ｓを設け、前記玉部４の頂部より後面を曲面状又は傾斜面状とすると共に、前記玉部４の頂部より後面に前記係止壁部４２の係止面の下端を位置させたこと（請求項１）を要件する（図１〜図８参照）。
【０００８】
（作用）前記玉部４の頂部（即ち玉部４の最下点）と係止壁部４２の下端（即ち係止壁部４２の最下点）との間に隙間Ｓを設けたことにより、被挟持物Ｐの端縁は、被挟持物Ｐが薄いシート状物であっても、前記隙間Ｓにより、被挟持物Ｐと係止壁部４２との当接が回避され、玉部４の下端を円滑に通り抜けるができる。その結果、被挟持物Ｐへの筆記具のスムーズなクリップ２１差しが可能となる（図３、図７参照）。
【０００９】
【００１０】
（作用）玉部４の後面が曲面状又は傾斜面状である場合、前記玉部４の後面に前記係止壁部４２の前面の下端を配設することにより、自ずと、係止壁部４２下端と玉部４の頂部との間に隙間Ｓが形成される。それにより、筆記具のクリップ２１への被挟持物Ｐのスムーズな挿入が可能となる（図２、図３、図６、図７参照）。
【００１１】
また、玉部４の頂部より後面が、軸方向に対して垂直な面ではなく、曲面状又は傾斜面状であるため、被挟持物Ｐに筆記具のクリップ２１を挿入した後、抜き取る際、前記被挟持物Ｐ（例えば、ポケットの後端縁の折り返し部、又はバインダー手帳等の保持筒の前端縁等）と前記玉部４の後面とが引っ掛かることなしに滑らかに摺動して、被挟持物Ｐから筆記具のクリップ２１をスムーズに抜き取ることができる（図２、図６参照）。
【００１２】
また、前記請求項１の構成により、係止壁部４２の下端がエッジ形状となると共に、係止壁部４２が軸方向に肉薄となる。そのため、係止突起３が係止壁部４２を乗り越える係合ストロークが短くなって、ノック操作性が向上する。
【００１３】
［２］本発明は、ノック操作に伴い前進する係止突起３を軸筒２の径方向外面に設け、前記係止突起３と係合する係止壁部４２を備えた玉部４をクリップ２１の径方向内面に設けたノック式筆記具１であって、前記玉部４の頂部と前記係止壁部４２の下端との間に隙間Ｓを設け、前記係止壁部４２の中央部に軸方向の凹溝４３を貫設させたこと（請求項２）を要件とする。（図５〜図８参照）。
【００１４】
（作用）係止壁部４２の中央部に軸方向の凹溝４３を貫設したことにより、被挟持物Ｐの端縁が当接しがちな係止壁部４２下端の中央部に、凹溝４３（即ち、逃がし空間）が設けられているため、被挟持物Ｐをクリップ２１に挿入させる際、より一層、係止壁部４２前面に被挟持物Ｐ端縁が引っ掛かることが回避される（図６参照）。また、係止壁部４２の中央部に凹溝４３を設けることにより、該凹溝４３の両側には係止壁部４２が形成される。即ち、凹溝４３の両側には係止壁部４２の一部が残っている。
【００１５】
また、係止壁部４２の下端は、玉部４の頂部に位置していてもよいが、頂部の後方に位置すること（即ち、請求項１との組合せ）が、より一層、係止壁部４２と被挟持物Ｐの端縁との当接を回避できる点で好ましい（図５〜図８参照）。
【００１６】
尚、前記凹溝４３は、径方向内方に開口していれば、その横断面形状は、いずれでもよく、例えば、Ｖ字状、Ｕ字状等、適宜である。
【００１７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【００１８】
［１］
実施例１
図１〜図４に本発明の第１実施例を示す。本実施例のノック式筆記具１は、内部にレフィルが収容され且つ外面（即ち径方向外面）にクリップを備えた軸筒２と、前記クリップ２１の内面（即ち下面）に突設した玉部と、前記玉部と係合し且つ前記軸筒２の外面より突出する係止突起３と、前記軸筒２の後端より突出するノック部１２とからなる。
【００１９】
・玉部
前記玉部４は、被挟持物Ｐを軸筒２外面とにより挟持するものであり、合成樹脂製のクリップ２１の前部内面に一体成形により突設されている。前記挟持機能を有する玉部４は、曲面状前面（ここでは凸曲面）及び曲面状後面（ここでは凸曲面及び凹曲面）を備え、適宜間隔をおいて軸方向に平行に配設された、略半円板状の二枚の挟持壁部４１よりなる。
【００２０】
・係止壁部
係止壁部４２は、玉部４の挟持壁部４１間の後部に一体に連設されている。前記係止壁部４２は、クリップ２１の内面からの高さが挟持壁部４１の頂部よりも低く設定され、それにより、玉部４の頂部（即ち、挟持壁部４１の頂部）と、係止壁部４２の下端との間に隙間Ｓが形成される。
【００２１】
また、前記係止壁部４２の前面（即ち係止面）は、係止突起３と安定した係合をなすよう、軸線に対して垂直な面より前方に僅かに傾斜した面を有した鉤状となっており、前記係止壁部４２の前面の下端（ここでは係止壁部４２のエッジ状下端）は、玉部４の曲面状の後面に位置している。それにより、玉部４の頂部と係止壁部４２下端との間に隙間Ｓが形成される。また、前記係止壁部４２の後面は、玉部４（即ち挟持壁部４１）の後面と一体に連設され、玉部４後面と同一な曲面状となっている。
また、係止突起の後面（即ち係止面）も、前記係止壁部４２の前面に対応して、軸線に対して垂直な面より後方に僅かに傾斜した面を有した鉤状となっている。
【００２２】
・係止突起
前記係止突起３は、図２に示すように、傾斜面状の前面と、軸線に対して垂直面状の後面（即ち係止面）を備える。クリップ２１内面に対面する軸筒２の側壁には、軸方向のスライド孔２２が設けられ、該スライド孔２２より前記係止突起３が外部に突出している。前記係止突起３は、具体的には、レフィル、ノック部１２、あるいはノック部１２と連動する部材等に設けられる。
【００２３】
また、前記係止突起３の後方には、係止突起３と共に前進後退するガイド突起５が配設されている。前記ガイド突起５は、傾斜面状前面と傾斜面状後面とを備えた山形状の板状突起である。前記ガイド突起５は、被挟持物Ｐから筆記具のクリップ２１を抜き取る際、被挟持物Ｐが衣類の縫合されたポケット等の場合、該ポケット端縁の折り返し部に、前記係止突起３の後面が引っ掛かることを防止するものである。
【００２４】
・係合作用
ノック部１２を前方へ押圧操作をすると、係止突起３が、前方に移動し、玉部４の係止壁部４２後面を乗り越え、係止壁部４２の前面と係合する。これにより、レフィル先端のペン先１１（ここではボールペンペン体）が軸筒２の先端孔２３より突出し、該ペン先突出状態が維持される。
【００２５】
クリップ２１を持ち上げると（例えば、クリップ２１をポケット等に差したり、クリップ２１を直接に持ち上げると）、係止突起３と係止壁部４２の係合状態は解除され、係止突起３は、弾発体等により後方付勢されたレフィルと共に後方に移動する。それと同時に、レフィル先端のペン先１１が軸筒２内に没入する。
【００２６】
【００２７】
【００２８】
【００２９】
【００３０】
【００３１】
［２］
実施例２
図５〜図８に本発明の第２実施例を示す。本実施例は、第１実施例の変形例であり、第１実施例と異なる点は、玉部４の係止壁部４２と、それに対応した係止突起３の態様である。尚、他の構成は、第１実施例と同様である。
【００３２】
・係止壁部
係止壁部４２は、第１実施例同様、玉部４の挟持壁部４１の内面に一体に突設されている。但し、前記第１実施例とは異なり、前記係止壁部４２は、挟持壁部４１の相互間に連接されておらず、その中央部に軸方向の凹溝４３が貫設されている。
【００３３】
・係止突起
本実施例の係止突起３は、第１実施例と異なり、傾斜面状の前面及び傾斜面状の後面を備えた軸方向に延びる一枚の板状突起である。前記係止突起３は、その前部に、前記傾斜面状の前面を備える厚肉部３１が形成され、その後部に、前記傾斜面状の後面を備える薄肉部３２が形成されている。前記厚肉部３１は、前記係止壁部４２の前方の挟持壁部４１間に挿入可能であり、一方、前記薄肉部３２は、前記係止壁部４２の凹溝４３に挿入可能である。さらに、前記係止突起３の両側面（具体的には、前記厚肉部３１と前記薄肉部３２との間の連接部分）には、係止壁部４２前面と係合する肩部３３が形成されている。
【００３４】
尚、本発明において、ペン先１１は、ボールペンペン体の他にも、繊維ペン体、多孔質ペン体、軸方向のインキ導出路を備えたプラスチック押出成形製ペン体、細管ペン体、先端に切り割りを有する板状ペン体（いわゆる万年筆のペン先）、シャープペンシル等、いずれであってもよい。
【００３５】
尚、本発明において、前記クリップ２１の材質は、合成樹脂製の他、金属製でもよい。また、クリップ２１は、軸筒２と固定されていればよく、例えば、軸筒２と一体に形成する構成、あるいは、軸筒２と独立した別部材の取り付けにより形成する構成等、適宜である。
【００３６】
【発明の効果】
本発明ノック式筆記具は、前記請求項１の構成により、筆記具のクリップを被挟持物にスムーズに差し入れることが可能となる。
【００３７】
本発明ノック式筆記具は、前記請求項１の構成により、ノック操作性が向上すると共に、被挟持物とのクリップの挿入及びクリップの抜き取りが、引っ掛かりのないスムーズなものとなる。
【００３８】
本発明ノック式筆記具は、前記請求項２の構成により、より一層、係止壁部と被挟持物端縁との当接を回避でき、筆記具のクリップを被挟持物にスムーズに差し入れることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例を示す要部縦断面図である。
【図２】図１のＫ部拡大図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線拡大矢視図である。
【図４】図１の玉部の拡大斜視図である。
【図５】本発明の第２実施例を示す要部縦断面図である。
【図６】図５のＬ部拡大図である。
【図７】図５のＣ−Ｃ線拡大矢視図である。
【図８】図５の玉部の拡大斜視図である。
【図９】（ａ）は従来の玉部の要部拡大縦断面図、（ｂ）は前記（ａ）のＤ−Ｄ線矢視図である。
【符号の説明】
１ノック式筆記具
１１ペン先
１２ノック部
２軸筒
２１クリップ
２２スライド孔
２３先端孔
３係止突起
３１厚肉部
３２薄肉部
３３肩部
４玉部
４１挟持壁部
４２係止壁部
４３凹溝
５ガイド突起
Ｓ隙間
Ｐ被挟持物[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a knock type writing instrument. Specifically, it is a knock-type writing instrument that advances the refill in the shaft cylinder by a knock operation from the outside, and projects the pen tip of the refill from the tip hole of the shaft cylinder, and has a locking projection protruding from the outer surface of the shaft cylinder. Further, the present invention relates to a knock type writing instrument that moves forward with a knocking operation (that is, refill advancement) and engages with a locking wall portion of a clip so that the protruding state of the pen tip is maintained.
[0002]
In the present invention, “front” refers to the pen tip side, and “rear” refers to the knock operation side. Further, in the present invention, “upper” refers to the radially outer side, and “lower” refers to the radially inner side.
[0003]
[Prior art]
Conventionally, in this type of knock-type writing instrument, for example, in Japanese Utility Model Publication No. 4-44392, a slit (corresponding to a slide hole of the present application) is provided on the side surface of the shaft tube, and protrudes outside from the slit and along the slit. A configuration is disclosed in which a locking projection that moves forward and backward is provided, and a locking portion (corresponding to a locking wall portion of the present application) with which the locking projection engages is provided on a ball portion that protrudes from the inner surface of the clip.
[0004]
As disclosed in the publication, the ball part of the clip usually holds an object to be clamped (for example, a pocket of a clothing, a notebook, or the like) with the outer surface of the shaft cylinder, and the clip to be clamped is a ball part. The front surface of the ball portion is inclined or curved so that it can be smoothly inserted between the outer surface of the shaft cylinder.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, as shown in FIGS. 9 (a) and 9 (b), the conventional knock type writing instrument has a lower end of the locking portion 42a (the front surface of the locking wall portion of the present application) positioned at the top of the ball portion 4a. Therefore, when the clip 21a is inserted into the object to be clamped P, the edge of the object to be clamped P tends to come into contact with the front surface of the locking part 42a of the ball part 4a (especially the central part of the front lower end of the locking part 42a). Thus, there is a possibility that smooth insertion of the clip into the sandwiched object P may be hindered. In particular, the contact with the locking portion 42a is likely to occur when the object P is a thin flexible sheet-like material such as paper.
[0006]
The present invention is intended to solve the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a knock-type writing instrument that can smoothly insert a clip of a writing instrument into a sandwiched object P.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
[1] In the present invention, the locking projection 3 that moves forward in accordance with the knocking operation is provided on the radially outer surface of the shaft cylinder 2, and the ball portion 4 that includes the locking wall portion 42 that engages with the locking projection 3 is clipped. a knock-type writing instrument 1 provided radially inner surface 21, the gap between the S provided between the lower end of the top and the locking wall portion 42 of the ball portion 4, curved rear surface than the top portion of the bead portion 4 Alternatively, it is required that the bottom end of the locking surface of the locking wall portion 42 is positioned on the rear surface from the top of the ball portion 4 (Claim 1) (see FIGS. 1 to 8 ). .
[0008]
By providing the gap S between the top of the (working) the ball portion 4 (i.e., the lowest point of the ball portion 4) and the lower end of the engagement wall 42 (i.e. the lowest point of the locking wall portion 42) Even when the object to be clamped P is a thin sheet-like object, contact between the object to be clamped P and the locking wall portion 42 is avoided by the gap S, and the ball part 4 It can pass through the lower end of the smooth. As a result, the clip 21 can be smoothly inserted into the object P (see FIGS . 3 and 7 ).
[0009]
[0010]
(Operation) When the rear surface of the ball portion 4 is curved or inclined, the lower end of the front surface of the locking wall portion 42 is disposed on the rear surface of the ball portion 4, so that the locking wall portion 42 is naturally formed. gap between S is formed between the top portion of the lower end and ball unit 4. Thereby, smooth insertion of the material to be clamped P to the clip 21 of the brush Symbol device is possible (FIGS. 2, 3, 6, see Fig. 7).
[0011]
Further, since the rear surface from the top of the ball portion 4 is not a surface perpendicular to the axial direction but a curved surface or an inclined surface, the clip 21 of the writing instrument is inserted into the object to be clamped P, and then is extracted. The object to be sandwiched P (for example, the folded part of the rear end edge of the pocket or the front end edge of a holding cylinder such as a binder notebook) and the rear surface of the ball part 4 slide smoothly without being caught. The clip 21 of the writing instrument can be smoothly extracted from the object P (see FIGS. 2 and 6 ).
[0012]
Further, the configuration of claim 1, the lower end of the engaging wall portion 42 becomes an edge shape, the locking wall portion 42 becomes thin in the axial direction. Therefore, the engagement stroke over which the locking projection 3 gets over the locking wall portion 42 is shortened, and the knock operability is improved.
[0013]
[2] In the present invention, the locking projection 3 that advances in accordance with the knocking operation is provided on the outer surface in the radial direction of the shaft cylinder 2, and the ball portion 4 that includes the locking wall portion 42 that engages with the locking projection 3 is clipped. 21 is a knock-type writing instrument 1 provided on the inner surface in the radial direction of 21, wherein a clearance S is provided between the top of the ball part 4 and the lower end of the locking wall part 42, and the central part of the locking wall part 42 is provided. It is a requirement that the axial concave groove 43 is provided (Claim 2) . (See FIGS. 5 to 8 ).
[0014]
(Operation) Since the groove 43 in the axial direction is provided through the central portion of the locking wall portion 42, the groove is formed in the central portion of the lower end of the locking wall portion 42 where the end edge of the sandwiched object P tends to come into contact. Since 43 (that is, escape space) is provided, when the object P is inserted into the clip 21, it is further prevented that the edge of the object P is caught on the front surface of the locking wall part 42 ( (See FIG. 6 ). Further, by providing the concave groove 43 at the center of the locking wall portion 42, the locking wall portion 42 is formed on both sides of the concave groove 43. That is, a part of the locking wall portion 42 remains on both sides of the concave groove 43.
[0015]
Further, the lower end of the locking wall portion 42 may be located at the top of the ball portion 4, but being positioned behind the top (that is, in combination with claim 1 ) further increases the locking wall. part 42 and preferable in that it can avoid the contact between the edge of the material to be clamped P (see FIGS. 5 to 8).
[0016]
In addition, as long as the said recessed groove 43 is opening to radial inside, the cross-sectional shape may be any, for example, V shape, U shape, etc. are appropriate.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0018]
[1]
Example 1
1 to 4 show a first embodiment of the present invention. The knock-type writing instrument 1 of the present embodiment includes a shaft cylinder 2 in which a refill is accommodated and having a clip on an outer surface (that is, a radially outer surface), and a ball portion that protrudes from an inner surface (that is, a lower surface) of the clip 21. The engaging projection 3 engages with the ball portion and protrudes from the outer surface of the shaft tube 2, and the knock portion 12 protrudes from the rear end of the shaft tube 2.
[0019]
-Ball part The said ball part 4 clamps the to-be-clamped object P with the shaft cylinder 2 outer surface, and is protrudingly provided by integral molding on the front inner surface of the clip 21 made from a synthetic resin. The ball portion 4 having the clamping function includes a curved front surface (here, a convex curved surface) and a curved rear surface (here, a convex curved surface and a concave curved surface), and is disposed in parallel to the axial direction at an appropriate interval. It consists of two sandwiching wall portions 41 that are substantially semicircular.
[0020]
・ Locking wall
The locking wall portion 42 is integrally connected to the rear portion between the holding wall portions 41 of the ball portion 4. The height of the locking wall 42 from the inner surface of the clip 21 is set to be lower than that of the top of the holding wall 41, so that the top of the ball 4 (that is, the top of the holding wall 41) A gap S is formed between the lower end of the stop wall portion 42.
[0021]
Further, the front surface (that is, the locking surface) of the locking wall portion 42 has a surface slightly inclined forward from a surface perpendicular to the axis so as to stably engage with the locking protrusion 3. The lower end of the front surface of the locking wall portion 42 (here, the edge-shaped lower end of the locking wall portion 42) is positioned on the curved rear surface of the ball portion 4. Thereby, a gap S is formed between the top of the ball part 4 and the lower end of the locking wall part 42. Further, the rear surface of the locking wall portion 42 is integrally connected to the rear surface of the ball portion 4 (that is, the clamping wall portion 41), and has the same curved surface shape as the rear surface of the ball portion 4.
The rear surface of the locking projection (that is, the locking surface) also has a hook shape corresponding to the front surface of the locking wall portion 42 and having a surface slightly inclined rearward from the surface perpendicular to the axis. ing.
[0022]
Locking protrusion As shown in FIG. 2, the locking protrusion 3 has an inclined front surface and a rear surface (that is, a locking surface) perpendicular to the axis. An axial slide hole 22 is provided in the side wall of the shaft cylinder 2 facing the inner surface of the clip 21, and the locking projection 3 protrudes to the outside from the slide hole 22. Specifically, the locking protrusion 3 is provided on a refill, a knock portion 12, a member that interlocks with the knock portion 12, or the like.
[0023]
A guide projection 5 that moves forward and backward together with the locking projection 3 is disposed behind the locking projection 3. The guide protrusion 5 is a mountain-shaped plate-like protrusion having an inclined front surface and an inclined rear surface. When the clip 21 of the writing instrument is extracted from the object P to be clamped, the guide protrusion 5 is formed on the folded surface of the pocket edge at the rear surface of the locking protrusion 3 when the object P is a pocket stitched with clothing. Is to be caught.
[0024]
When the engagement knocking portion 12 is pressed forward, the locking projection 3 moves forward, gets over the rear surface of the locking wall portion 42 of the ball portion 4 and engages with the front surface of the locking wall portion 42. . As a result, the refill tip nib 11 (here, the ballpoint pen pen body) protrudes from the tip hole 23 of the shaft tube 2, and the pen tip protruding state is maintained.
[0025]
When the clip 21 is lifted (for example, when the clip 21 is inserted into a pocket or the like, or the clip 21 is lifted directly), the engagement state of the locking projection 3 and the locking wall portion 42 is released, and the locking projection 3 is It moves backward together with the refill urged rearward by a projectile. At the same time, the nib 11 at the tip of the refill is immersed in the shaft cylinder 2.
[0026]
[0027]
[0028]
[0029]
[0030]
[0031]
[2]
Example 2
5 to 8 show a second embodiment of the present invention. This embodiment is a modification of the first real施例, differs from the first actual施例, a locking wall portion 42 of the ball portion 4 is an aspect of the locking projection 3 corresponding thereto. The other configuration is the same as the first actual施例.
[0032]
The locking wall portion locking wall portion 42 protrudes integrally with the inner surface of the pinching wall portion 41 of the ball portion 4 as in the first embodiment. However, unlike the first embodiment, the locking wall portion 42 is not connected between the sandwiching wall portions 41, and an axial groove 43 is formed through the center portion thereof.
[0033]
· Locking projection locking projections 3 of the present embodiment is different from the first actual施例a single plate-like projections extending in the axial direction with an inclined surface shape of the front and inclined planar rear face. The locking projection 3 is formed with a thick portion 31 having the inclined front surface at the front portion and a thin portion 32 having the inclined rear surface at the rear portion. The thick wall portion 31 can be inserted between the holding wall portions 41 in front of the locking wall portion 42, while the thin wall portion 32 can be inserted into the recessed groove 43 of the locking wall portion 42. . Furthermore, shoulder portions 33 that engage with the front surface of the locking wall portion 42 are provided on both side surfaces of the locking projection 3 (specifically, the connecting portion between the thick portion 31 and the thin portion 32). Is formed.
[0034]
In the present invention, in addition to the ballpoint pen body, the pen tip 11 includes a fiber pen body, a porous pen body, a plastic extrusion pen body with an axial ink outlet path, a thin tube pen body, and a tip. Any of a plate-like pen body (so-called fountain pen nib) having a slit and a mechanical pencil may be used.
[0035]
In the present invention, the material of the clip 21 may be a metal other than a synthetic resin. Further, the clip 21 only needs to be fixed to the shaft cylinder 2, and for example, a structure formed integrally with the shaft cylinder 2 or a structure formed by attaching another member independent of the shaft cylinder 2 is appropriate. .
[0036]
【The invention's effect】
The knock type writing instrument of the present invention can smoothly insert the clip of the writing instrument into the object to be clamped by the configuration of the first aspect.
[0037]
According to the knock type writing instrument of the present invention , the knock operability is improved by the configuration of the first aspect, and the insertion and extraction of the clip with respect to the object to be clamped are smoothly performed without being caught.
[0038]
The knock type writing instrument of the present invention can further avoid the contact between the locking wall portion and the edge of the object to be sandwiched by the configuration of the second aspect, and can smoothly insert the clip of the writing instrument into the object to be sandwiched. It becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an essential part showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of a portion K in FIG.
A B line enlarged view taken along - [3] B of Figure 1.
4 is an enlarged perspective view of a ball portion in FIG. 1. FIG.
5 is a main part longitudinal sectional view showing a second embodiment of the present invention.
6 is an enlarged view of a portion L in FIG . 5;
7 is an enlarged view taken along the line CC of FIG.
FIG. 8 is an enlarged perspective view of a ball portion in FIG. 5 ;
FIG. 9A is an enlarged longitudinal sectional view of a main part of a conventional ball portion, and FIG. 9B is a view taken along line DD of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Knock type writing instrument 11 Pen tip 12 Knock part 2 Shaft cylinder 21 Clip 22 Slide hole 23 Tip hole 3 Locking protrusion 31 Thick part 32 Thin part 33 Shoulder part 4 Ball part 41 Clamping wall part 42 Locking wall part 43 Concave groove 5 Guide protrusion S Clearance P Object to be clamped

Claims

ノック操作に伴い前進する係止突起（３）を軸筒（２）の径方向外面に設け、前記係止突起（３）と係合する係止壁部（４２）を備えた玉部（４）をクリップ（２１）の径方向内面に設けたノック式筆記具（１）であって、前記玉部（４）の頂部と前記係止壁部（４２）の下端との間に隙間（Ｓ）を設け、前記玉部（４）の頂部より後面を曲面状又は傾斜面状とすると共に、前記玉部（４）の頂部より後面に前記係止壁部（４２）の係止面の下端を位置させたことを特徴とするノック式筆記具。A ball portion (4) provided with a locking wall portion (42) engaging with the locking projection (3) provided with a locking projection (3) that moves forward in accordance with the knocking operation on the outer surface in the radial direction of the shaft tube (2). ) a clip (knock-type writing instrument provided radially inner surface of 21) (1), gap between (S between the lower end of the the top portion of the bead portion (4) engaging wall portion (42) ), And the rear surface is curved or inclined from the top of the ball (4), and the lower end of the locking surface of the locking wall (42) is rearward of the top of the ball (4). Knock-type writing instrument characterized by having been positioned .

ノック操作に伴い前進する係止突起（３）を軸筒（２）の径方向外面に設け、前記係止突起（３）と係合する係止壁部（４２）を備えた玉部（４）をクリップ（２１）の径方向内面に設けたノック式筆記具（１）であって、前記玉部（４）の頂部と前記係止壁部（４２）の下端との間に隙間（Ｓ）を設け、前記係止壁部（４２）の中央部に軸方向の凹溝（４３）を貫設させたことを特徴とするノック式筆記具。 A ball portion (4) provided with a locking wall portion (42) engaging with the locking projection (3) provided with a locking projection (3) that moves forward in accordance with the knocking operation on the outer surface in the radial direction of the shaft tube (2). ) Provided on the radially inner surface of the clip (21), the gap (S) between the top of the ball (4) and the lower end of the locking wall (42). A knock type writing instrument characterized in that an axially recessed groove (43) is provided in the center of the locking wall (42) .