JP4148207B2 - ハイブリッド車の過回転抑制制御装置 - Google Patents
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Description
予め定めた車速からさらに車速が上がってしまう場合、前記モータを冷却させるためのモータ冷却油の油量を増加する過回転抑制制御手段を設けた。
図1は実施例1の過回転抑制制御装置が適用されたハイブリッド車の駆動系を示す全体システム図である。実施例1におけるハイブリッド車の駆動系は、図1に示すように、エンジンEと、第1モータジェネレータMG1(モータ)と、第2モータジェネレータMG2(モータ)と、出力軸OUT(出力部材)と、駆動力合成変速機TMと、を備えている。前記駆動力合成変速機TMは、第1遊星歯車PG1(第1差動装置)と、第2遊星歯車PG2(第2差動装置)と、第3遊星歯車PG3(第3差動装置)と、エンジンクラッチECと、ローブレーキLB(第1ブレーキ)と、ハイクラッチHC(第1クラッチ)と、ハイローブレーキHLB(第2ブレーキ)と、を有する。
前記第1回転メンバM1(S1,S2)には、第2モータジェネレータMG2が連結されている。
前記第2回転メンバM2(R1,R3)には、入出力要素の何れにも連結されていない。
前記第3回転メンバM3(PC2,R3)には、エンジンクラッチECを介してエンジンEが連結されている。
前記第1ピニオンキャリアPC1には、ハイクラッチHCを介して第2モータジェネレータMG2が連結されている。また、ローブレーキLBを介して変速機ケースTCに連結されている。
前記第2リングギヤR2には、第1モータジェネレータMG1が連結されている。また、ハイローブレーキHLBを介して変速機ケースTCに連結されている。
前記第3ピニオンキャリアPC3には、出力軸OUTが連結されている。なお、出力軸OUTからは、図外のプロペラシャフトやディファレンシャルやドライブシャフトを介して左右の駆動輪に駆動力が伝達される。
実施例1におけるハイブリッド車の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、油圧制御装置5と、統合コントローラ6と、アクセル開度センサ7と、車速センサ8と、エンジン回転数センサ9と、第1モータジェネレータ回転数センサ10と、第2モータジェネレータ回転数センサ11と、第3リングギヤ回転数センサ12と、オイル油量センサ13と、を有して構成されている。
前記「Low-iVTモード」は、図2(b)及び図3(b)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを解放し、ハイローブレーキHLBを解放することで得られるロー側無段変速モードである。
前記「2ndモード」は、図2(c)及び図3(c)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを解放することで得られる2速固定モードである。
前記「High-iVTモード」は、図2(d)及び図3(d)の共線図に示すように、ローブレーキLBを解放し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを解放することで得られるハイ側無段変速モードである。
前記「Highモード」は、図2(e)及び図3(e)の共線図に示すように、ローブレーキLBを解放し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを締結することで得られるハイギヤ固定モードである。
両モータジェネレータMG1,MG2の冷却構造は、電動オイルポンプ20と、冷却油回路21と、ソレノイドバルブ22,23と、油冷却カバー24,25と、オイルパン26と、エアギャップ27と、油通過穴28と、を有して構成される。
図7は実施例1の統合コントローラ6において実行される過回転抑制制御処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する(過回転抑制制御手段)。尚、このフローチャートは、ハイ側無段変速モードである「HEV-High-iVTモード」を選択しての走行時に実行される。
尚、本実施例では、最高速走行時に出力回転要素が予め定めた限界を超える設計となったいるため、出力回転数が許容回転数を超えているか否かを判断するようにしている。しかし、設計上、別の回転要素が限界を超える場合は、この限界を超える要素の回転数を検出して許容回転数を超えているか否かを判断するようにしても良い。
ここで、協調ブレーキをかけるとは、例えば、車両に搭載されている外部液圧源を持つ液圧ブレーキユニット等を作動させ、タイヤに機械的な制動力を付与する、あるいは、回生ブレーキを作動させることをいう。但し、回生ブレーキは、バッテリS.O.Cにより作動制約を受けるため、バッテリS.O.Cが低いときには、回生ブレーキのみ、もしくは、機械式の協調ブレーキと回生ブレーキとを併用しても良いが、バッテリS.O.Cが高いときには、機械式の協調ブレーキのみを作動させることになる。
「HEV-High-iVTモード」を選択しての最高速走行状態から、下り坂走行状態や強い追い風を受ける走行状態へと移行し、走行抵抗が小さくなることでさらに車速が上がってしまう場合、図7のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4へと進む流れとなる。
上記のように、下り坂でさらに車速が上がると、エンジン回転数Ne及び第2モータジェネレータ回転数N2がオーバーし、耐久性が厳しいという問題があり、これを回避するために両モータジェネレータMG1,MG2のロータとステータの間に入る油の量を増加して攪拌抵抗を増し、エンジン回転数Ne及び第2モータジェネレータ回転数N2を抑制する過回転抑制制御を採用した場合、過回転抑制制御が終了した後、直ぐに走行を再開すると、攪拌抵抗が残っていて、これが両モータジェネレータMG1,MG2のの駆動抵抗となり、加速感が低下してしまうという課題がある。
実施例1のハイブリッド車の過回転抑制制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
MG1 第1モータジェネレータ(モータ)
MG2 第2モータジェネレータ(モータ)
OUT 出力軸(出力部材)
TM 駆動力合成変速機
PG1 第1遊星歯車(第1差動装置)
PG2 第2遊星歯車(第2差動装置)
PG3 第3遊星歯車(第3差動装置)
EC エンジンクラッチ
LB ローブレーキ(第1ブレーキ)
HC ハイクラッチ(第1クラッチ)
HLB ハイローブレーキ(第2ブレーキ)
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 バッテリ
5 油圧制御装置
6 統合コントローラ
7 アクセル開度センサ
8 車速センサ
9 エンジン回転数センサ
10 第1モータジェネレータ回転数センサ
11 第2モータジェネレータ回転数センサ
12 第3リングギヤ回転数センサ
13 オイル油量センサ
Claims (7)
- エンジンと少なくとも1つのモータとを動力源とし、該動力源と出力部材とが接続された差動装置を有する駆動力合成変速機を備えたハイブリッド車において、
予め定めた車速からさらに車速が上がってしまう場合、前記モータを冷却させるためのモータ冷却油の油量を増加する過回転抑制制御手段を設けたことを特徴とするハイブリッド車の過回転抑制制御装置。 - 請求項1に記載されたハイブリッド車の過回転抑制制御装置において、
前記駆動力合成変速機は、共線図上に4つ以上の入出力要素が配列される差動装置を有し、前記入出力要素のうちの内側に配列される2つの要素の一方にエンジンからの入力を、他方に駆動系統への出力部材をそれぞれ割り当てると共に、前記内側の要素の両外側に配列される2つの要素にそれぞれ第1モータジェネレータと第2モータジェネレータとを連結し、
前記過回転抑制制御手段は、無段変速比を得る無段変速モードによる最高速走行時に前記いずれかの要素で設定されている回転数が許容回転数を超えたとき、前記モータのステータとロータのエアギャップにモータ冷却油が入るようにモータ冷却油の油量を増加することを特徴とするハイブリッド車の過回転抑制制御装置。 - 請求項1または2に記載されたハイブリッド車の過回転抑制制御装置において、
前記過回転抑制制御手段は、モータ冷却油の油量を増加すると共に、協調ブレーキを作動させることを特徴とするハイブリッド車の過回転抑制制御装置。 - 請求項3に記載されたハイブリッド車の過回転抑制制御装置において、
前記過回転抑制制御手段は、電動オイルポンプの回転数を上げてモータ冷却油の油量を増加すると共に、機械式の協調ブレーキを作動させることを特徴とするハイブリッド車の過回転抑制制御装置。 - 請求項1乃至4の何れか1項に記載されたハイブリッド車の過回転抑制制御装置において、
前記過回転抑制制御手段は、モータ冷却油の油量増加により車速が規定値まで収束した状態で通常走行を再開する場合、モータ冷却油の油量を攪拌抵抗が残らないレベルまで低下させることを特徴とするハイブリッド車の過回転抑制制御装置。 - 請求項5に記載されたハイブリッド車の過回転抑制制御装置において、
前記過回転抑制制御手段は、モータ冷却油の油量増加による過回転抑制制御後、出力回転数が許容値を下回り、かつ、アクセル踏み込み操作が検出されると、ソレノイドバルブを閉じてモータ冷却油の供給を止め、電動オイルポンプを駆動させたままとし、溜まった油を急速にオイルパン内へ吸引することを特徴とするハイブリッド車の過回転抑制制御装置。 - 請求項1乃至6の何れか1項に記載されたハイブリッド車の過回転抑制制御装置において、
前記駆動力合成変速機は、2自由度3要素の第1差動装置と第2差動装置と第3差動装置により構成され、
前記第2差動装置の共線図上で内側に配列される要素と前記第3差動装置の共線図上で一端に配列される要素とを連結してエンジンを割り当て、前記第2差動装置の共線図上で一端に配列される要素に第1モータジェネレータを割り当て、前記第1差動装置の共線図上で一端に配列される要素と前記第2差動装置の共線図上で一端に配列される要素とを連結して第2モータジェネレータを割り当て、前記第3差動装置の共線図上で内側に配列される要素に出力部材を割り当て、
前記第1差動装置の共線図上で他端に配列される要素と前記第3差動装置の共線図上で他端に配列される要素とを直結要素により連結し、前記第1差動装置の共線図上で内側に配列される要素と変速機ケースとの間に第1ブレーキを設け、第2モータジェネレータが割り当てられる要素と前記直結要素との間に第1クラッチを設け、前記第2差動装置の共線図上で一端に配列される要素と変速機ケースとの間に第2ブレーキを設け、
前記過回転抑制制御手段は、前記第1ブレーキを解放し、前記第1クラッチを締結し、前記第2ブレーキを解放することで得られるハイ側無段変速モードを選択しての走行時であって、予め定めた車速からさらに車速が上がってしまう場合、少なくとも前記第2モータジェネレータを冷却させるためのモータ冷却油の油量を増加することを特徴とするハイブリッド車の過回転抑制制御装置。
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