JP4147877B2 - 通信端末装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末装置およびその制御方法に関し、特に、ISDN網に接続され、待機時の省電力化を実現する通信端末装置およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、事務機器や通信機器等を省電力化し、消費電力を低減することが強く望まれている。このような流れの中で、様々な省電力化技術が提案されており、比較的消費電力の大きいファクシミリ等の通信端末装置では、省電力化が実現されているものも多い。
【0003】
特許文献1に記載の「通信端末装置およびその制御方法」では、通信端末装置において、主制御部とISDN網制御部で構成される通信装置において、待機時には、主制御部への給電を遮断することにより、低消費電力にて動作できる通信端末装置が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001-292249号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近は、事務機器等の運用コスト削減テーマの一つとして、消費電力の低減化が、高いレベルで要求されている。
【0006】
待機中のISDN網制御部は、ISDN網からの受信情報の内容を解析し、自端末が受信すべきかどうかの判定を行っている。
【0007】
ここで、待機中に受信判断を実現する為の必要最小限の構成要素を検討した場合、ISDN網制御部全体を制御するプログラムROMやワークRAMの容量は必要がなく、受信判定処理に関与しない素子に通電することは、電力を無駄に消費する要因となっていることが判明した。
【0008】
本発明は、ISDN通信端末が待機状態の時に、ISDN網制御の受信判定を行う以外の素子に対して給電を遮断することで、待機時の消費電力を低減化する通信制御装置および通信制御方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき統合ディジタル通信網との接続を制御する網制御手段を有する通信端末装置において、前記網制御手段は、前記統合ディジタル通信網に接続される第1の通信制御手段と、内蔵メモリを有し、前記第1の通信制御手段の出力に基づき少なくとも前記統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき受信の可否を判断する制御手段と、制御プログラムを格納する外部メモリを有し、前記統合ディジタル通信網との通信を制御する第2の通信制御手段と、を具備し、前記制御手段は、通常状態においては、前記第1の通信制御手段および前記第2の通信制御手段を動作させ、待機状態においては、前記第2の通信制御手段に対する給電を遮断する制御を行った後、前記制御手段の省エネルギーモードに移行して前記第1の通信制御手段を動作させて前記統合ディジタル通信網からのレイヤ1レベルの信号を監視し、前記レイヤ1レベルの信号がINFO−0以外と判断された場合は、前記制御手段の省エネルギーモードを通常モードに移行し、その後前記統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき受信の可否を判断し、受信が可と判断された場合は、前記第2の通信制御手段に対する給電を復帰させて、前記第1の通信制御手段および前記第2の通信制御手段を動作させる前記通常状態に移行することを特徴とする。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記内蔵メモリは、前記制御手段の制御プログラムを予め格納する不揮発性メモリと、前記制御手段の制御情報を記憶する揮発性メモリとを有することを特徴とする。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記内蔵メモリは、揮発性メモリからなり、初期状態において前記外部メモリから制御手段の制御プログラムをダウンロードすることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記内蔵メモリは、揮発性メモリからなり、前記待機状態への移行に際して前記外部メモリから制御手段の制御プログラムをダウンロードすることを特徴とする。
【0013】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記第1の通信制御手段の出力に基づき前記通常状態から前記待機情報への移行および前記待機状態から前記通常状態への復帰を制御することを特徴とする。
【0014】
また、請求項6の発明は、統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき統合ディジタル通信網との接続を制御する網制御手段を有する通信端末装置の制御方法であって、前記網制御手段は、前記統合ディジタル通信網に接続される第1の通信制御手段と、内蔵メモリを有し、前記第1の通信制御手段の出力に基づき少なくとも前記統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき受信の可否を判断する制御手段と、制御プログラムを格納する外部メモリを有し、前記統合ディジタル通信網との通信を制御する第2の通信制御手段と、を具備し、前記制御手段は、通常状態においては、前記第1の通信制御手段および前記第2の通信制御手段を動作させ、待機状態においては、前記第2の通信制御手段に対する給電を遮断する制御を行った後、前記制御手段の省エネルギーモードに移行させて前記第1の通信制御手段を動作させて前記統合ディジタル通信網からのレイヤ1レベルの信号を監視し、前記レイヤ1レベルの信号がINFO−0以外と判断された場合は、前記制御手段の省エネルギーモードを通常モードに移行させて、その後前記統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき受信の可否を判断し、受信が可と判断された場合は、前記第2の通信制御手段に対する給電を復帰させて、前記第1の通信制御手段および前記第2の通信制御手段を動作させる前記通常状態に移行せさることを特徴とする。
【0015】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記内蔵メモリは、前記制御手段の制御プログラムを予め格納する不揮発性メモリと、前記制御手段の制御情報を記憶する揮発性メモリとを有することを特徴とする。
【0016】
また、請求項8の発明は、請求項6の発明において、前記内蔵メモリは、揮発性メモリからなり、初期状態において前記外部メモリから制御手段の制御プログラムをダウンロードすることを特徴とする。
【0017】
また、請求項9の発明は、請求項6の発明において、前記内蔵メモリは、揮発性メモリからなり、前記待機情報への移行に際して前記外部メモリから前記制御手段の制御プログラムをダウンロードすることを特徴とする。
【0018】
また、請求項10の発明は、請求項6の発明において、前記制御手段は、前記第1の通信制御手段の出力に基づき前記通常状態から前記待機状態への移行および前記待機状態から前記通常状態への復帰を制御することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る通信端末装置およびその制御方法の一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、通信端末装置の構成を示すブロック図である。
【0023】
同図に示すように、通信端末装置は、MAIN電源ユニット1、端末主機能部2、システムバス6、ISDN網制御部5、常時電源ユニット3、SUB電源ユニット4を具備して構成される。
【0024】
端末主機能部2は、通信端末装置(図示せず)の主機能を実現する為に、CPU(1)21、プログラムROM(1)22、メモリ(1)23、操作/表示部24、G3通信制御部25、G4通信制御部26、画像出力部27、画像入力部28を具備して構成される。
【0025】
CPU(1)21は、プログラムROM(1)22に記憶された制御プログラムに基づいて動作し、端末主機能部2全体を制御する。
【0026】
メモリ(1)23は、RAM(図示せず)やハードディスク(図示せず)等で構成され、端末主機能部2の動作に必要な情報を格納するほか、CPU(1)21が動作する際の作業領域として使用される。
【0027】
操作/表示部24は、コントロールパネル等のユーザインタフェイスであり、ユーザからの操作を受け付け、ユーザへの操作メニューや設定情報等を表示する。
【0028】
G3通信制御部25、G4通信制御部26は、各々ISDN網7およびISDN網制御部5を介して接続された相手先とG3通信、G4通信を行う。
【0029】
画像出力部27は、ファクシミリ受信文書等を印字し、画像入力部28は、ファクシミリ送信文書等の読み取りを行う。
【0030】
また、システムバス6は、ISDN網制御部5と端末主機能部2の各部でデータの授受を行うバスである。
【0031】
MAIN電源ユニット1は、端末主機能部2への給電を行い、常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4は、ISDN網制御部5への給電を行う。
【0032】
また、SUB電源ユニット4は、後述するISDN網制御部5からの信号により、ON/OFF制御される。
【0033】
次に、ISDN網制御部5の内部構成について説明する。
【0034】
図2は、ISDN網制御部5の第1の構成例を示すブロック図である。
【0035】
図1で示したように、ISDN網制御部5は、常時電源ユニット3とSUB電源ユニット4との2つの電源ユニットから給電される。
【0036】
この為、ISDN網制御部5の各素子は、常時電源ユニット3から給電される常時電源給電部9或いは、SUB電源ユニット4から給電されるSUB電源給電部8のいずれかに属して給電される。
【0037】
SUB電源給電部8は、ROM81、RAM82、DPRAM83(デュアルポートRAM)で構成される。
【0038】
ROM81は、さらに、ISDN通信規格に基づき通信制御するLayer2/3制御プログラム811およびBchデータ制御プログラム812、ISDN網制御部5を制御するシステム制御プログラム813で構成される。
【0039】
また、DPRAM83は、システムバス6に接続され、端末主機能部2との間でデータ等の授受を行う。
【0040】
一方、常時電源給電部9は、CPU92、Layer1制御部91、出力ポート95で構成される。
【0041】
また、上記SUB電源給電部8と常時電源給電部9の各素子は、ローカルバス10により接続される。
【0042】
CPU92は、CPU内蔵ROM93、CPU内蔵RAM94を具備し、ROM81およびCPU内蔵ROM93に記憶されているプログラムに基づいてISDN網制御部5全体を制御すると共に、SUB電源ユニット4のOFF/ONによる通常動作(以後、通常モードと称す)/待機動作(以後、待機モードと称す)の切り替え制御を行う。
【0043】
Layer1制御部91は、ISDN網7に接続されISDN通信規格のLayer1レベルでの(電気、物理的規格)の制御を行う。
【0044】
出力ポート95は、CPU92が生成したSUB電源ユニット4のON/OFFを切り換える制御信号を出力する。
【0045】
次に、CPU92がISDN網制御部5を制御する際に参照するメモリ空間の概略を図3のメモリマップ(1)に示して説明する。
【0046】
CPUが参照するメモリ空間は、ROM記憶領域m11(先頭アドレス:000000h)、RAM記憶領域m12(先頭アドレス:100000h)、CPU内蔵ROM93記憶領域m13(先頭アドレス:200000h)、CPU内蔵RAM記憶領域m14(先頭アドレス:200800h)、外部I/O領域m15に大別される。
【0047】
ROM記憶領域m11は、ISDN網制御部5を制御するプログラムを格納するシステム制御プログラム813領域(先頭アドレス:000000h)と、ISDN網7の通信制御プログラムであるLayer2/3制御プログラム811、Bchデータ制御プログラム812領域(先頭アドレス:050000h)、Reserve領域(先頭アドレス:0FF800h)で構成される。
【0048】
また、RAM記憶領域m12は、CPU92が通常時に各種の制御処理を行う時の参照データや作業領域となるワークメモリが格納される。
【0049】
また、CPU内蔵ROM記憶領域m13は、待機時にISDN網7からのSETUP(呼設定情報)フレームを監視しながら通信能力を判断し、通信可能な場合は通常モードへの移行を制御する受信判断プログラム97が格納される。
【0050】
また、CPU内蔵RAM記憶領域m14は、待機時に稼動する受信判断プログラム97の参照データとして、ISDN網制御に必要な情報や通信端末の通信能力に関する情報(回線交換、音声/オーディオ/ディジタル、G3、G4等)が格納されるほか、待機時の作業領域となるワークメモリが格納される。
【0051】
次に、図2の構成および図3のメモリ空間におけるIDSN網制御部の第1の動作について説明する。
【0052】
図4は、IDSN網制御部の第1の動作例を示した処理フローである。
【0053】
常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4がONになると、CPU92は、システム制御プログラム813を起動してRAM82やCPU内蔵RAM94の初期化を行う(ステップS101)。
【0054】
通常モードとして起動したISDN網制御部5は、Layer1制御部91、Layer2/3制御プログラム811、Bchデータ制御プログラム812と、RAM82内の通信能力情報等を基にISDNの通信規格に基づき通信制御を行う(ステップS102)。
【0055】
システム制御プログラム813は、ジョブを監視してアイドル状態か否かを判断する(ステップS103)。
【0056】
ここで、CPU92がアイドル状態でない場合(ステップS103でNO)は、引き続きジョブを処理し(ステップS102)、アイドル状態となった場合(ステップS103でYES)は、CPU92は、CPU内蔵ROM93に格納された受信判断プログラム97を起動する(プログラムカウンタの値を200000h(図3のメモリマップ(1)における受信判断プログラム97の先頭アドレス)にする(ステップS104)。
【0057】
そして、CPU92は、SUB電源ユニット4をOFFする制御信号を生成し、出力ポート95を介してSUB電源ユニット4に出力する(ステップS105)。
【0058】
この段階で、ISDN網制御部5は、常時電源ユニット3から給電されるLayer1制御部91、CPU92、出力ポート95のみで稼動する待機モードへ移行する。
【0059】
待機モード中、受信判断プログラム97は、ISDN網7からのSETUPフレーム受信を監視する(ステップS106)。
【0060】
ここで、受信フレームがSETUPフレーム以外の場合は、受信フレームを廃棄し引き続き監視を行い(ステップS106でNO)、SETUPフレームを受信した場合(ステップS106でYES)は、SETUPフレームの情報を解析する(ステップS107)。
【0061】
ここでは、端末主機能部2が処理可能な通信機能の一覧と、受信したSETUPフレームで要求された通信機能を比較して受信能力の判断を行う(ステップS108)。
【0062】
通信能力が無いと判断した場合(ステップS108でNO)、受信したSETUPフレームを廃棄し再度ISDN網7からのフレーム受信待ちとなる。
【0063】
通信能力が有ると判断した場合(ステップS108でYES)、CPU92は、SUB電源ユニット4の電源をONにする制御信号を生成し、出力ポート95を介してSUB電源ユニット4へ出力する(ステップS109)。
【0064】
この時点で、ISDN網制御部5は、待機モードから通常モードに復帰する。
【0065】
そして、CPU92は、給電が再開されたROM81内のシステム制御プログラム813を起動する。(プログラムカウンタの値を050000h(図3のメモリマップ(1)におけるLayer2/3制御プログラムやBchデータ制御プログラム格納領域の先頭アドレス)にする(ステップS110)。
【0066】
Layer2/3制御プログラム811は、ISDN規格に基づいてフレームの同期制御を行う(ステップS111)。
【0067】
そして、Bchデータ制御プログラム812によりデータ通信を行う(ステップS112)。
【0068】
以降、常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4が共にOFFにならない間は(ステップS113でNO)、ステップS102のジョブ処理およびステップS103のアイドル状態の監視に戻る。
【0069】
常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4が共にOFFになると(ステップS113でYES)通信制御処理を終了する。
【0070】
次に、ISDN網制御部5の第1の動作例における、ISDN網7とISDN網制御部5との間でのメッセージシーケンスについて説明する。
【0071】
図5は、ISDN網制御部5とISDN網7との間のシーケンス図(1)である。
【0072】
ISDN網制御部5は、常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4の電源ONによる初期化を行い通常モードでの稼動を開始する。
【0073】
SETUPフレームを受信すると通信能力を判断し、通信可能な場合は呼確立制御を開始する。
【0074】
そして、ISDNの通信規格に基づくLayer2/3レベルでの通信制御を実施し、同期確立後にBch通信(FAXデータ通信等)によるデータ通信を行う。
【0075】
Bch通信完了後は、次のSETUPフレームを受信するか逆に送信する間、ISDNの通信規格に基づくLayer2/3レベルでの通信制御、同期確立後にBch通信(FAXデータ通信等)によるデータ通信処理を繰り返し処理する。
【0076】
逆に、SETUPフレームの受信が無い状態や送信データが無い状態(アイドル状態)を検出すると、CPU92は、CPU内蔵ROM93の受信判断プログラム97へ制御処理を移行し、電源OFFの制御信号を生成して出力ポート95を介してSUB電源ユニット4に出力する。
【0077】
SUB電源給電部8のROM81、RAM82、DPRAM83は、SUB電源ユニット4の電源OFFにより給電が遮断された状態となり待機モードに移行する。
【0078】
以後、CPU内蔵ROM93の受信判断プログラム97が、SETUPフレームの受信を監視し、通信能力の有無を判断する。
【0079】
待機モード中に受信したSETUPフレームを解析して通信能力が有ると判断した場合は、SUB電源ユニット4の電源ONの制御信号を生成して出力ポート95を介してSUB電源ユニット4へ出力する。
【0080】
また、受信判断プログラム97からシステム制御プログラム813へ制御処理を移行し、通常モードでの稼動に復帰する。
【0081】
給電が再開されたROM81内のLayer2/3制御プログラム811によりLayer2/3通信および、Bchデータ制御プログラム812によるデータ通信処理が行われる。
【0082】
次に、ISDN網制御部5の第2の構成例を示し、その時のISDN網制御部5の第2、第3、第4の動作例について順に説明する。
【0083】
図6は、ISDN網制御部5の第2の構成例を示したブロック図である。
【0084】
図2に示したISDN網制御部5の第1の構成例との相違点は、ROM81に受信判断プログラム814が追加された点と、CPU92は、CPU内蔵RAM94のみの構成とした点である。
【0085】
この構成によると、ISDN網制御部5のROM81の受信判断プログラム814が、待機中は、CPU内蔵RAM94にダウンロードされた受信判断プログラム97として稼動することが可能となる。
【0086】
図7は、ISDN網制御部5が第2の構成で動作する時のメモリ空間の概略を示したメモリマップ(2)である。
【0087】
図3に示したメモリマップ(1)との相違点は、ROM記憶領域m21に受信判断プログラム814の格納領域(先頭アドレス:0FF800h)が追加された点である。
【0088】
また、CPU内蔵RAM記憶領域m23が、待機モード時に受信判断プログラム814がダウンロードされる領域(先頭アドレス:200000h)と、ワークメモリで構成される点である。
【0089】
ここで、ROM81の受信判断プログラム814が、CPU内蔵RAM94にダウンロードされるタイミングは、ISDN網制御部5の初期化時に行う場合(第2の動作例)と、待機モードへの移行時に行う場合(第3の動作例)がある。
【0090】
最初に、第2の動作例について説明する。
【0091】
図8は、ISDN網制御部5の第2の動作例を示した処理フロー(2)である。
【0092】
常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4がONになると、CPU92は、ROM81に記憶されているシステム制御プログラム813を起動してRAM82やCPU内蔵RAM94の初期化を行う(ステップS201)。
【0093】
そして、システム制御プログラム813は、ROM81に記憶されている受信判断プログラム814をCPU92内蔵RAMに対してダウンロードする(ステップS202)。
【0094】
通常モードとして起動したISDN網制御部5は、ISDNの通信規格に基づいて、Layer1制御部91、Layer2/3制御プログラム811、Bchデータ制御プログラム812と、RAM82内の通信能力情報を基に通信制御のジョブを順次処理する(ステップS203)。
【0095】
システム制御プログラム813は、ジョブを監視してアイドル状態か否かを判断する(ステップS204)。
【0096】
以降、スッテプS205からステップS214迄の処理フローは、図4に示した処理フロー(1)のステップS104からステップS113迄の処理ステップと同一となる。
【0097】
次に、ISDN網制御の第2の動作例における、ISDN網7とISDN網制御部5との間でのシーケンスについて説明する。
【0098】
図9は、ISDN網制御部5とISDN網7との間のシーケンス図(2)である。
【0099】
ISDN網制御部5は、常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4がONによる初期化を行い通常モードでの稼動を開始する。
【0100】
このとき、システム制御プログラム813は、初期化終了と同時に、ROM81の受信判断プログラム814をCPU内蔵RAM94にダウンロードされる。
【0101】
SETUPフレームを受信すると通信能力を判断し、通信可能な場合は呼確立制御を開始する。
【0102】
Layer2/3通信によるISDNの通信規格に基づく同期制御を実施し、同期確立後にBch通信(FAXデータ通信等)によるデータ通信を行う。
【0103】
Bch通信完了後は、次のSETUPフレームを受信するか逆に送信する間、ISDNの通信規格に基づくLayer2/3レベルでの通信制御、同期確立後にBch通信(FAXデータ通信等)によるデータ通信処理を繰り返し処理する。
【0104】
逆に、SETUPフレームの受信が無い状態や送信データが無い状態(アイドル状態)を検出すると、CPU92は、CPU内蔵RAM94の受信判断プログラム97へ制御処理を移行し、電源OFFの制御信号を生成し、出力ポート95を介してSUB電源ユニット4に出力する。
【0105】
SUB電源給電部8のROM81、RAM82、DPRAM83は、SUB電源ユニット4のOFFにより給電が遮断された状態となる待機モードに移行する。
【0106】
以後、CPU内蔵RAM94の受信判断プログラム97が、SETUPフレームの受信を監視し、通信能力の有無を判断する。
【0107】
待機モード中に受信したSETUPフレームを解析して通信能力が有ると判断した場合は、電源ONの制御信号を出力ポート95を介してSUB電源ユニット4へ出力する。
【0108】
また、受信判断プログラム97からシステム制御プログラム813へ制御処理を移行し、通常モードでの稼動に復帰する。
【0109】
給電が再開されたROM81内のLayer2/3制御プログラム811によりLayer2/3通信および、Bchデータ制御プログラム812によるデータ通信処理が行われる。
【0110】
以上、ISDN網制御部5の第2の構成例によると、揮発性のCPU内蔵RAM94を適用することにより、受信判断プログラム97の更新は、ダウンロードにより書き換えが容易となる。
【0111】
次に、ISDN網制御部5の第3の動作例について説明する。
【0112】
図10は、ISDN網制御部5の第3の動作例での処理フロー(3)である。
【0113】
図8に示した処理フロー(2)との相違点は、アイドル状態を検出して待機モードに移行する直前で、ROM81の受信判断プログラム814をCPU内蔵RAM94へダウンロードする点である。
【0114】
常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4がONになると、CPU92は、システム制御プログラム813を起動してRAM82やCPU内蔵RAM94の初期化を行う(ステップS301)。
【0115】
通常モードで起動したISDN網制御部5は、Layer1制御部91、Layer2/3制御プログラム811、Bchデータ制御プログラム812と、RAM82内の通信能力情報等を基に通信制御のジョブを処理する(ステップS302)。
【0116】
システム制御プログラム813は、ジョブを監視してアイドル状態か否かを判断する(ステップS303)。
【0117】
ここで、アイドル状態でない場合(ステップS303でNO)は、引き続き残りのジョブを処理し(ステップS302)、アイドル状態となった場合(ステップS303でYES)は、ROM81に記憶された受信判断プログラム814(図7のメモリマップ(2)の先頭アドレス:0FF800h)をCPU内蔵RAM94(図7のメモリマップ(2)の先頭アドレス:200000h)にダウンロードする(ステップS304)。
【0118】
そして、CPU内蔵RAM94に格納された受信判断プログラム97を起動する(プログラムカウンタの値を200000h(図3のメモリマップ(1)における受信判断プログラム97の先頭アドレス)にする(ステップS305)。
【0119】
以降、ステップS306からステップS314までの処理手順は、図8に示す処理フロー(2)のステップS206からステップS214までの処理ステップと同一である。
【0120】
図11は、ISDN網制御部5とISDN網7との間のシーケンス図(3)である。
【0121】
ISDN網制御部5は、常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4の電源ONによる初期化を行い通常モードでの稼動を開始する。
【0122】
そして、SETUPフレームを受信すると通信能力を判断し、通信可能な場合は呼確立制御を開始する。
【0123】
ISDNの通信規格に基づくLayer2/3通信制御を実施し、同期確立後にBch通信(FAXデータ通信等)によるデータ通信を行う。
【0124】
Bch通信完了後は、次のSETUPフレームを受信するか逆に送信する間、ISDNの通信規格に基づくLayer2/3レベルでの通信制御、同期確立後にBch通信(FAXデータ通信等)によるデータ通信処理を繰り返し処理する。
【0125】
逆に、SETUPフレームの受信が無い状態や送信データが無い状態(アイドル状態)を検出すると、CPU92は、ROM81の受信判断プログラム814をCPU内蔵RAM94にダウンロードする。
【0126】
そして、CPU92は、受信判断プログラム97へ制御処理を移行し、電源OFFの制御信号を生成してSUB電源ユニット4に出力する。
【0127】
SUB電源給電部8のROM81、RAM82、DPRAM83は、SUB電源ユニット4の電源OFFにより給電が遮断された状態となり待機モードに移行する。
【0128】
以後、CPU内蔵RAM94の受信判断プログラム97が、SETUPフレームの受信を監視するとともに通信能力の有無を判断する。
【0129】
受信判断プログラム97は、待機モード中に受信したSETUPフレームを解析して通信能力が有ると判断した場合は、電源ONの制御信号を生成して出力ポート95を介してSUB電源ユニット4へ出力する。
【0130】
CPU92は、受信判断プログラム97からシステム制御プログラム813へ制御処理を移行し、通常モードでの稼動に復帰する。
【0131】
そして、給電が再開されたROM81内のLayer2/3制御プログラム811によりLayer2/3通信および、Bchデータ制御プログラム812は、ISDNの通信規格に基づきデータ通信を行う。
【0132】
以上、この発明におけるISDN網制御部5の第2の構成例と処理フロー(3)、処理シーケンス(3)を適用することにより、待機状態へ移行直前で、CPU92内蔵メモリへプログラムをダウンロードすることで、通常動作時には、このCPU92内蔵メモリの領域を他の用途(通常動作制御時の記憶領域)として有効使用することが可能である。
【0133】
次に、ISDN網制御部5の第4の動作例について説明する。
【0134】
ISDN網制御部5の第4の動作例の特徴は、待機モードにおいて、ISDN通信規格のLayer1レベルでの通信制御と、CPU92の製造メーカが提供するCPU92本体の省エネルギー機能を組み合わせて消費電力の低減化をはかることである。
【0135】
図12は、ISDN網制御部5の第4の動作例を示す処理フロー(4)である。
【0136】
常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4がONになると、CPU92は、システム制御プログラム813を起動してRAM82やCPU内蔵RAM94の初期化を行う(ステップS401)。
【0137】
通常モードとして起動したISDN網制御部5は、Layer1制御部91、Layer2/3制御プログラム811、Bchデータ制御プログラム812と、RAM82内の通信能力情報等を基に通信制御のジョブを処理する(ステップS402)。
【0138】
システム制御プログラム813は、ジョブを監視してアイドル状態か否かを判断する(ステップS403)。
【0139】
ここで、アイドル状態でない場合(ステップS403でNO)は、引き続き残りのジョブを処理し(ステップS402)、アイドル状態となった場合(ステップS403でYES)は、ROM81の受信判断プログラム814をCPU内蔵RAM94にダウンロードし(ステップS404)、CPU内蔵RAM94に格納された受信判断プログラム97を起動する(プログラムカウンタの値を200000h(図7のメモリマップ(2)における受信判断プログラム97の先頭アドレス)にする(ステップS405)。
【0140】
CPU92は、SUB電源ユニット4をOFFにする制御信号を生成しSUB電源ユニット4に出力する(ステップS406)。
【0141】
この段階で、ISDN網制御部5は、常時電源ユニット3から給電されるLayer1制御部91、CPU92、出力ポート95のみの稼動となる待機モードへ移行する。
【0142】
Layer1制御部91は、ISDNの通信規格におけるLayer1レベルでの信号を監視する。
【0143】
ここで、受信信号がINFO−0(信号無しの意味)を受信した場合(ステップS407でYES)、Layer1制御部91は、CPU92を省エネルギーモード(CPU92内部のCLK周波数を低くしたり、命令をSTOPする)にする為の制御信号をCPU92に出力する。
【0144】
一方、受信信号がINFO−0以外の場合(ステップS407でNO)、CPU92が省エネルギーモードの場合(ステップS408でYES)、Layer1制御部91は、CPU92へ割り込み信号を出力することによりCPU92を通常モードに復帰させる(ステップS409)。
【0145】
CPU92が省エネルギーモードでない場合(ステップS408でNO)、また、CPU92が省エネルギーモードから復帰した後に、ISDN網7からのSETUPフレーム受信の監視を行う(ステップS410)。
【0146】
ここで、受信したフレームがSETUPフレームの場合(ステップS410でYES)、SETUPフレームの情報を解析する(ステップS411)。
【0147】
一方、SETUPフレーム以外のフレームを受信した場合は(ステップS410でNO)、受信フレームを廃棄してLayer1レベルでの信号監視処理(ステップS407)に戻る。
【0148】
受信判断プログラム97が、受信したSETUPフレームを解析した結果、通信能力が無いと判断した場合(ステップS412でNO)、受信フレームを廃棄してLayer1レベルで信号監視処理(ステップS407)に戻る。
【0149】
逆に、受信判断プログラム97が、通信能力が有ると判断した場合(ステップS412でYES)、SUB電源ユニット4の電源をONする制御信号を生成して、出力ポート95を介してSUB電源ユニット4へ出力する(ステップS413)。
【0150】
この時点で、ISDN網制御部5は、待機モードから通常モードへ復帰する。
【0151】
CPU92は、給電が再開されたROM81内のLayer2/3制御プログラム811を起動する。(プログラムカウンタの値を050000h(図7のメモリマップ(2)における受信判断プログラム97の先頭アドレス)にする(ステップS414)。
【0152】
Layer2/3制御プログラム811は、ISDNの通信規格に基づいてLayer2/3レベルでの通信制御を行う(ステップS415)。
【0153】
そして、Bchデータ制御プログラム812によりデータ通信を行う(ステップS416)。
【0154】
以降、常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4が共にOFFにならない間は(ステップS417でNO)、ステップS402のジョブ処理およびステップS403のアイドル状態の監視処理に戻る。
【0155】
常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4が共にOFFになると(ステップS417でYES)ISDN網7の通信制御処理を終了する。
【0156】
次に、ISDN網制御部5の第4の動作例におけるISDN網7とISDN網制御部5との間における信号の流れについて説明する。
【0157】
図13は、ISDN網制御部5とISDN網7との間のシーケンス図(4)であり、ISDN網制御部5は、電源投入による起動後、ただちにアイドル状態となり待機モードへ移行し、さらに、CPUの省エネルギーモードへ移行するシーケンス図である。
【0158】
ISDN網制御部5は、常時電源ユニット3およびSUB電源ユニット4の電源ONによる初期化を行い通常モードでの稼動を開始する。
【0159】
CPU92は、アイドル状態を検出すると、ROM81の受信判断プログラム814をCPU内蔵RAM94にダウンロードして受信判断プログラム97へ制御処理を移行し、電源OFFの制御信号をSUB電源ユニット4に出力する。
【0160】
SUB電源給電部8のROM81、RAM82、DPRAM83は、SUB電源ユニット4の電源OFFにより給電が遮断された状態となり、ISDN網制御部5は、待機モードに移行する。
【0161】
さらに、待機モード中は、Layer1制御部91が、ISDN通信規格のLayer1レベルの信号を監視し、INFO−0を受信すると、Layer1制御部91はCPU92を省エネルギーモードに移行するための制御信号をCPU92に出力する。
【0162】
Layer1制御部91は、ISDN網7からINFO−2(起動信号)或いは、INFO−4(通常フレーム)の信号受信を監視する。
【0163】
そして、ISDN網7からINFO−2或いは、INFO−4の何れかの信号受信を検知すると、Layer1制御部91は、CPU92の省エネルギーモードを解除する為の割り込み信号を生成してCPU92に出力する。
【0164】
割り込み信号を受信したCPU92は、省エネルギーモードを解除して通常モードに復帰する。
【0165】
そして、ISDN網7の呼出し側に対して、INFO−3(応答)の信号を返す。
【0166】
ISDN網制御部5からのINFO−3を受信したISDN網7側は、SETUPフレームをISDN網制御部5に対して送信する。
【0167】
SETUPフレームを受信したCPU内蔵RAM94の受信判断プログラム97は、受信したSETUPフレームを解析し、CPU内蔵RAM94内に記憶された通信能力を参照して、通信能力の有無を判断する。
【0168】
受信判断プログラム97が受信可能と判断した場合は、SUB電源ユニット4をONに制御する信号を生成し、出力ポート95を介してSUB電源ユニット4に出力する。
【0169】
受信判断プログラム97は、SUB電源ユニット4からの給電が再開されたROM81内のシステム制御プログラム813へ制御処理を移行して通常モードに復帰する。
【0170】
そして、給電が再開されたROM81内のLayer2/3制御プログラム811によりLayer2/3通信および、Bchデータ制御プログラム812によるデータ通信処理が行われる。
【0171】
以上、上記第4の動作例でのISDN網制御部5の構成と処理フロー(4)、シーケンス図(4)を適用することにより、SUB電源ユニット3からの給電を遮断したISDN網制御部5の待機時において、Layer1レベルがINFO−0信号を検出して、CPU92本体を省エネルギーモードに移行することが可能となり、待機中においても、さらにCPU92レベルでの消費電力の低減をはかれる。
【0172】
なお、図6に示したISDN網7制御部5の第2の構成は、CPU内蔵RAM94にダウンロードされる受信判断プログラム97は、予めROM81に記憶される構成以外にも、外部記憶媒体に記憶するプログラムであったり、ネットワーク接続によるデータ通信によって受信後、CPU内蔵RAM94にダウンロードする構成としてもよい。
【0173】
上記第1から第4の動作例を適用することにより、ISDN網制御部5は、常時電源ユニット3から給電される素子と、SUB電源ユニット4から給電される素子にグループ分けを行うことで、待機時には常時電源ユニット3のみの給電でCPU92、Layer1制御部91、出力ポート95のみを動作させ、待機時のプログラムは少量のCPU内蔵ROM93或いはCPU内蔵RAM94で動作させることが可能となる。
【0174】
従って、待機中にSUB電源ユニット4から給電されるROM81、RAM82、DPRAM83での無駄な消費電力を無くすことが可能となり消費電力の低減をはかれる。
【0175】
【発明の効果】
本発明に関わる通信制御装置および通信制御方法によれば、通信制御装置における待機中の消費電力の低減化を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信端末装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ISDN網制御部の第1の構成を示すブロック図である。
【図3】ISDN網制御部の第1の構成における、CPUが参照するメモリ空間を示すメモリマップ(1)である。
【図4】ISDN網制御部の第1の動作例を示す処理フロー(1)である。
【図5】ISDN網制御部の第1の動作例におけるISDN網制御部とISDN網側との間の信号の流れを示したシーケンス図(1)である。
【図6】ISDN網制御部の第2の構成を示すブロック図である。
【図7】ISDN網制御部の第2の構成における、CPUが参照するメモリ空間を示すメモリマップ(2)である。
【図8】ISDN網制御部の第2の動作例を示す処理フロー(2)である。
【図9】ISDN網制御部の第2の動作例におけるISDN網制御部とISDN網側との間の信号の流れを示したシーケンス図(2)である。
【図10】ISDN網制御部の第3の動作例を示す処理フロー(3)である。
【図11】ISDN網制御部の第3の動作例におけるISDN網制御部とISDN網側との間の信号の流れを示したシーケンス図(3)である。
【図12】ISDN網制御部の第4の動作例を示す処理フロー(4)である。
【図13】ISDN網制御部の第4の動作例におけるISDN網制御部とISDN網側との間の信号の流れを示したシーケンス図(4)である。
【符号の説明】
1 MAIN電源ユニット
2 端末主機能部
21 CPU(1)
22 プログラムROM(1)
23 メモリ(1)
24 操作/表示部
25 G3通信制御部
26 G4通信制御部
27 画像出力部
28 画像入力部
3 常時電源ユニット
4 SUB電源ユニット
5 ISDN網制御部
6 システムバス
7 ISDN網
8 SUB電源給電部
81 ROM(外部メモリ)
811 Layer2/3制御プログラム
812 Bchデータ制御プログラム
813 システム制御プログラム
814 受信判断プログラム(ORG)
82 RAM
83 DPRAM
9 常時電源給電部
91 Layer1制御部
92 CPU
93 CPU内蔵ROM
94 CPU内蔵RAM
95 出力ポート
97 受信判断プログラム(ダウンロード)
98 WORKメモリ
10 ローカルバス
m11 ROM記憶領域
m12 RAM記憶領域
m13 CPU内蔵ROM記憶領域
m14 CPU内蔵RAM記憶領域
m15 外部記憶領域
m21 ROM記憶領域
m22 RAM記憶領域
m23 CPU内蔵RAM記憶領域
m24 外部記憶領域

Claims (10)

  1. 統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき統合ディジタル通信網との接続を制御する網制御手段を有する通信端末装置において、
    前記網制御手段は、
    前記統合ディジタル通信網に接続される第1の通信制御手段と、
    内蔵メモリを有し、前記第1の通信制御手段の出力に基づき少なくとも前記統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき受信の可否を判断する制御手段と、
    制御プログラムを格納する外部メモリを有し、前記統合ディジタル通信網との通信を制御する第2の通信制御手段と、
    を具備し、
    前記制御手段は、
    通常状態においては、前記第1の通信制御手段および前記第2の通信制御手段を動作させ、待機状態においては、前記第2の通信制御手段に対する給電を遮断する制御を行った後、前記制御手段の省エネルギーモードに移行して前記第1の通信制御手段を動作させて前記統合ディジタル通信網からのレイヤ1レベルの信号を監視し、前記レイヤ1レベルの信号がINFO−0以外と判断された場合は、前記制御手段の省エネルギーモードを通常モードに移行し、その後前記統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき受信の可否を判断し、受信が可と判断された場合は、前記第2の通信制御手段に対する給電を復帰させて、前記第1の通信制御手段および前記第2の通信制御手段を動作させる前記通常状態に移行する
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記内蔵メモリは、
    前記制御手段の制御プログラムを予め格納する不揮発性メモリと、
    前記制御手段の制御情報を記憶する揮発性メモリとを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記内蔵メモリは、
    揮発性メモリからなり、
    初期状態において前記外部メモリから制御手段の制御プログラムをダウンロードする
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  4. 前記内蔵メモリは、
    揮発性メモリからなり、
    前記待機状態への移行に際して前記外部メモリから制御手段の制御プログラムをダウンロードする
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記第1の通信制御手段の出力に基づき前記通常状態から前記待機情報への移行および前記待機状態から前記通常状態への復帰を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  6. 統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき統合ディジタル通信網との接続を制御する網制御手段を有する通信端末装置の制御方法であって、
    前記網制御手段は、
    前記統合ディジタル通信網に接続される第1の通信制御手段と、
    内蔵メモリを有し、前記第1の通信制御手段の出力に基づき少なくとも前記統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき受信の可否を判断する制御手段と、
    制御プログラムを格納する外部メモリを有し、前記統合ディジタル通信網との通信を制御する第2の通信制御手段と、
    を具備し、
    前記制御手段は、
    通常状態においては、前記第1の通信制御手段および前記第2の通信制御手段を動作させ、待機状態においては、前記第2の通信制御手段に対する給電を遮断する制御を行った後、前記制御手段の省エネルギーモードに移行させて前記第1の通信制御手段を動作させて前記統合ディジタル通信網からのレイヤ1レベルの信号を監視し、前記レイヤ1レベルの信号がINFO−0以外と判断された場合は、前記制御手段の省エネルギーモードを通常モードに移行させて、その後前記統合ディジタル通信網からの呼設定情報に基づき受信の可否を判断し、受信が可と判断された場合は、前記第2の通信制御手段に対する給電を復帰させて、前記第1の通信制御手段および前記第2の通信制御手段を動作させる前記通常状態に移行せさる
    ことを特徴とする通信端末装置の制御方法。
  7. 前記内蔵メモリは、
    前記制御手段の制御プログラムを予め格納する不揮発性メモリと、
    前記制御手段の制御情報を記憶する揮発性メモリと
    を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置の制御方法。
  8. 前記内蔵メモリは、
    揮発性メモリからなり、
    初期状態において前記外部メモリから制御手段の制御プログラムをダウンロードする
    ことを特徴とする請求項6記載の通信端末装置の制御方法。
  9. 前記内蔵メモリは、
    揮発性メモリからなり、
    前記待機情報への移行に際して前記外部メモリから前記制御手段の制御プログラムをダウンロードする
    ことを特徴とする請求項6記載の通信端末装置の制御方法。
  10. 前記制御手段は、
    前記第1の通信制御手段の出力に基づき前記通常状態から前記待機状態への移行および前記待機状態から前記通常状態への復帰を制御する
    ことを特徴とする請求項6記載の通信端末装置の制御方法。
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