JP4147526B2 - 搬送ムラ判定装置及び判定プログラム - Google Patents
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Description
搬送機構により搬送される被搬送媒体の搬送ムラを判定するための搬送ムラ判定装置であって、
搬送方向に対して斜めに設定された基準斜線が形成された基準被搬送媒体から、基準斜線データを取得するデータ取得手段と、
取得された前記基準斜線データに基づいて近似直線データを演算する第1演算手段と、
取得された前記基準斜線データと前記近似直線データとの差を演算する第2演算手段と、
演算された差に基づいて搬送ムラを演算する第3演算手段と、
演算された搬送ムラを予め設定してあるしきい値と比較判定する判定手段とを備えたことを特徴とするものである。
前記基準斜線データは、この前記基準斜線が形成された基準写真フィルムを前記搬送機構により搬送させて、走査読み取りを行うことで取得されるものがあげられる。
現像済み写真フィルムに形成されたコマ画像を走査読み取りする場合、写真フィルムを搬送機構により搬送させる。この場合、搬送機構による搬送ムラを判定する必要があるので、基準斜線が形成された基準写真フィルムを用意しておく。この基準写真フィルムを前記搬送機構により搬送させて、基準斜線を走査読み取りして基準斜線データを取得する。これにより、写真フィルムのコマ画像を読み取る装置の搬送ムラのチェックを行うことができる。
前記基準斜線データは、基準斜線が形成された基準写真感光材料を読み取ることで取得されるものがあげられる。
搬送機構により搬送される被搬送媒体の搬送ムラを判定するための搬送ムラ判定プログラムであって、
搬送方向に対して斜めに設定された基準斜線が形成された基準被搬送媒体から、基準斜線データを取得するデータ取得処理と、
取得された前記基準斜線データに基づいて近似直線データを演算する処理と、
取得された前記基準斜線データと前記近似直線データとの差を演算する処理と、
演算された差を予め設定してあるしきい値と比較判定する処理とを実行することを特徴とするものである。
かかる角度設定とすることで、搬送方向だけでなく搬送幅方向についても搬送ムラをチェックできる。これにより、搬送方向の全域についてまんべんなく搬送ムラをチェックすることができる。
搬送方向に対して斜めに設定された、ある幅を有する基準斜線が形成された基準被搬送媒体から、基準斜線データを取得するデータ取得処理と、
前記基準被搬送媒体から得られた基準斜線データは幅を有する画像データであって、これを二値化しきい値に基づいて二値化する処理と、
二値化された基準斜線データの幅の中心またはほぼ中心を求めて比較用基準斜線データを生成する処理と、
前記生成された前記比較用基準斜線データに基づいて近似直線データを演算する処理と、
前記比較用基準斜線データと前記近似直線データとの差を演算する処理と、
演算された差を予め設定してあるしきい値と比較判定する処理と
を実行するコンピュータ読み取り可能な搬送ムラ判定プログラムがあげられる。
写真処理システムは、スキャナーA(フィルム画像読取装置を構成する)とプリンタプロセッサーBとから構成される。スキャナーAは、現像済みネガフィルム(写真フィルム)に形成されているコマ画像を読み取りデジタルデータ化する機能を有する。プリンタプロセッサーBは、スキャナーAにより読み取られた画像データに基づいて、写真感光材料であるペーパーに画像を焼付露光し写真プリントを作成する。
次に、搬送ムラ判定装置の構成について説明する。図1の写真処理システムにおいて、スキャナーAによりネガフィルム(被搬送媒体に相当)の画像を読み取っている。この読み取りは、ネガフィルムを搬送ローラ1a(搬送機構に相当)により一定速度で搬送させながら1ラインずつコマ画像を走査読み取りしていくものである。正確な画像データを取得するためには、ネガフィルムを搬送する搬送速度が一定である必要がある。ただし、実際にはローラ表面の汚れや圧着ローラの圧着力不足等により搬送ムラが存在し、許容範囲内の搬送ムラであれば画質に対して問題はないが、許容範囲を超えた搬送ムラを生じると画質に悪影響を及ぼす。したがって、搬送ムラを測定できるようにし、許容範囲を超えた搬送ムラが生じていないかどうかをチェックできるようにしている。搬送ムラ判定装置の構成は図3のブロック図に示される。図2は、搬送ムラ判定装置に用いられる基準ネガフィルムFK(基準被搬送媒体及び基準写真フィルムに相当)を示す外観図である。
次に、判定プログラムを実行する場合の処理手順を図6のフローチャートにより説明する。まず、図2に示す基準ネガフィルムFKをネガキャリア1にセットし、画像読み取りを行う(#1)。そして、基準斜線が形成されたコマ画像を取得する。コマ画像の画像データはメモリ22に一旦保存される。データ取得手段20aは、メモリに格納されている基準斜線データ(画像データ)を取得する(#2)。基準斜線データは、8ビットの階調を有する画像データとなっており、これを所定のしきい値に基づいて二値化した二値化画像データを取得する(#3)。これを図4に示す。
先ほどはネガフィルムの画像読み取りに関して説明を行った。次に、露光エンジン14によりペーパー(写真感光材料であり被搬送媒体に相当する。)に画像を焼付露光する場合の動作を説明する。露光エンジン14がレーザーエンジンの場合は、画像データに基づいて光変調されたレーザー光をペーパーの乳剤面に走査露光することで画像を形成する。この場合、ペーパーは、搬送ローラ15(搬送機構に相当)により一定速度で搬送しながらレーザー光による走査露光が行われるため、ペーパーを搬送する搬送機構についても搬送ムラのチェックを行う必要がある。そのための搬送ムラ判定装置の構成を図8に示す。
(1)本実施形態では、フィルムスキャナーとペーパー露光に設けられている搬送機構の搬送ムラについて説明したが、それ以外の搬送ムラが問題となるような箇所についても、本発明を応用することができる。
(2)本実施形態では基準斜線を45゜に設定したが、例えば、30゜〜60゜の間で適宜設定することができる。また、基準斜線の本数は1コマあるいはプリント1枚に付き2本としたが、本数は適宜設定できるものである。さらに、1コマあるいはプリントを形成する矩形に対角線を引いて基準斜線としてもよい。
20 判定プログラム
20a データ取得手段
20b 第1演算手段
20c 第2演算手段
20d 判定手段
20e しきい値設定手段
21 しきい値記憶部
24 基準斜線画像データ記憶部
25 フラットベッドスキャナー
31 モニター
FK 基準ネガフィルム
FL 基準斜線
Claims (9)
- 搬送機構により搬送される被搬送媒体の搬送ムラを判定するための搬送ムラ判定装置であって、
搬送方向に対して斜めに設定された基準斜線が形成された基準被搬送媒体から、基準斜線データを取得するデータ取得手段と、
取得された前記基準斜線データに基づいて近似直線データを演算する第1演算手段と、
取得された前記基準斜線データと前記近似直線データとの差を演算する第2演算手段と、
演算された差を予め設定してあるしきい値と比較判定する判定手段とを備えたことを特徴とする搬送ムラ判定装置。 - 前記被搬送媒体は、コマ画像が形成された現像済み写真フィルムであり、
前記基準斜線データは、この前記基準斜線が形成された基準写真フィルムを前記搬送機構により搬送させて、走査読み取りを行うことで取得されるものであることを特徴とする請求項1に記載の搬送ムラ判定装置。 - 前記被搬送媒体は、写真感光材料であり、
前記基準斜線は、写真感光材料を前記搬送機構により搬送させて露光装置により走査露光することにより形成され、
前記基準斜線データは、基準斜線が形成された基準写真感光材料を読み取ることで取得されるものであることを特徴とする請求項1に記載の搬送ムラ判定装置。 - 搬送機構により搬送される被搬送媒体の搬送ムラを判定するための搬送ムラ判定プログラムであって、
搬送方向に対して斜めに設定された基準斜線が形成された基準被搬送媒体から、基準斜線データを取得するデータ取得処理と、
取得された前記基準斜線データに基づいて近似直線データを演算する処理と、
取得された前記基準斜線データと前記近似直線データとの差を演算する処理と、
演算された差を予め設定してあるしきい値と比較判定する処理とを実行するコンピュータ読み取り可能な搬送ムラ判定プログラム。 - 前記基準斜線は搬送方向に対して45゜になるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の搬送ムラ判定プログラム。
- 搬送機構により搬送される被搬送媒体の搬送ムラを判定するための搬送ムラ判定プログラムであって、
搬送方向に対して斜めに設定された、ある幅を有する基準斜線が形成された基準被搬送媒体から、基準斜線データを取得するデータ取得処理と、
前記基準被搬送媒体から得られた基準斜線データは幅を有する画像データであって、これを二値化しきい値に基づいて二値化する処理と、
二値化された基準斜線データの幅の中心またはほぼ中心を求めて比較用基準斜線データを生成する処理と、
前記生成された前記比較用基準斜線データに基づいて近似直線データを演算する処理と、
前記比較用基準斜線データと前記近似直線データとの差を演算する処理と、
演算された差を予め設定してあるしきい値と比較判定する処理と
を実行するコンピュータ読み取り可能な搬送ムラ判定プログラム。 - 前記基準斜線データと前記近似直線データとの差を演算するに際して、前記基準斜線データから前記近似直線データへ向けて下ろした法線の長さに基づいて演算を行うことを特徴とする請求項4または5に記載の搬送ムラ判定プログラム。
- 前記比較基準斜線データと前記近似直線データとの差を演算するに際して、前記比較基準斜線データから前記近似直線データへ向けて下ろした法線の長さに基づいて演算を行うことを特徴とする請求項6に記載の搬送ムラ判定プログラム。
- 搬送機構により搬送される被搬送媒体の搬送ムラを判定するための搬送ムラ判定装置であって、
搬送方向に対して斜めに設定された、ある幅を有する基準斜線が形成された基準被搬送媒体から、基準斜線データを取得するデータ取得手段と、
前記基準被搬送媒体から得られた基準斜線データは幅を有する画像データであって、これを二値化しきい値に基づいて二値化する処理手段と、
二値化された基準斜線データの幅の中心またはほぼ中心を求めて比較用基準斜線データを生成する処理手段と、
前記生成された前記比較用基準斜線データに基づいて近似直線データを演算する処理手段と、
前記比較用基準斜線データと前記近似直線データとの差を演算する処理手段と、
演算された差を予め設定してあるしきい値と比較判定する判定手段とを備えたことを特徴とする搬送ムラ判定装置。
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