JP2005159387A - 濃度特性曲線を決定する方法及びこの方法を実施する濃度補正管理装置 - Google Patents

濃度特性曲線を決定する方法及びこの方法を実施する濃度補正管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】人物の顔を含む撮影画像データに対して最適な濃度補正を施すことができる適正な濃度特性曲線を決定する技術を提供する。
【解決手段】撮影画像データに基づいて算出される基本補正値に基づいて基本濃度特性曲線を生成する基本濃度特性曲線生成部64と、検出された顔領域の顔平均濃度値に基づいて顔依存濃度特性曲線を生成する顔依存濃度特性曲線生成部63と、基本濃度特性曲線と顔依存濃度特性曲線との差から第1補正値を決定する第1補正値決定部65と、顔平均濃度値と画像全体の平均濃度値である前記画像平均濃度値との差から調整率を決定するとともに第1補正値と調整率から第2補正値を決定する第2補正値決定部68と、前記第2補正値に基づいて前記濃度補正ユニットで用いられる濃度特性曲線を設定する濃度特性曲線設定部66とからなる濃度補正管理装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、入力された撮影画像データの濃度補正に用いられる適正濃度特性曲線を決定する技術に関する。
現在、写真プリント業界では、写真フィルムに形成された撮影画像をフィルムスキャナを用いてデジタル化して得られた撮影画像データや、デジタルカメラなどのデジタル撮影機器によって直接撮影画像をデジタル化して得られた撮影画像データに濃度補正や色補正などの画像処理を施した後これをプリントデータに変換し、このプリントデータに基づいてプリント露光ユニットを駆動して、撮影画像を感光材料(印画紙)に焼き付けるデジタル写真処理技術が、主流である。
このようなデジタル写真処理技術の分野では、例えば、撮像素子により写真フィルムを測光して得られるコマごとのR(赤)・G(緑)・B(青)の撮影画像データに基づいて画質の良好な画像を印画紙に焼き付けるため、入力された撮影画像データの濃度を補正する処理が行われている。濃度補正方法としては、濃度特性曲線(ガンマ特性)による濃度補正が一般的である。つまり、入力画像データの濃度階調に対して印画紙が発色する濃度階調は一致しないので、印画紙が発色する濃度階調が人間の視覚特性に適したものになるように設定された濃度特性曲線を用いて入力画像データを補正し、この補正された出力画像データに基づいて最終的に得られる写真プリント(印画紙)上で発色している濃度階調が人間の視覚特性に応じたものになるようにしている。濃度特性曲線としては、理論的かつ経験的な知識に基づいて作成された基本的な濃度特性曲線がよく知られており、以前からこのような基本的な濃度特性曲線が利用されている。しかしながら、撮影画像の被写体状況や撮影環境状況は千差万別であり、基本的な濃度特性曲線では、入力された撮影画像データの撮像シーンによっては、適切な出力画像データを得られないという問題が生じている。例えば、オーバー/アンダー露出(露光過多/露光過少)で撮影された写真フィルムから取り込んだ撮影画像データを補正する場合は、撮影画像データを構成する各画素の輝度が低輝度(シャドウ部)または高輝度(ハイライト部)に偏り過ぎているのに対して、基本的な濃度特性曲線におけるシャドウ部およびハイライト部の傾斜率は緩やかになっているため、入力濃度に対して出力濃度が極めて弱くなるように補正されてしまう。
上述の問題を解決するため、基本濃度特性曲線を出力側基準で複数の領域に分割し、画像の濃度の代表値に対して、基本濃度特性曲線がとり得る入力輝度の範囲を変更するための調整率を定めたデータテーブルを上記領域別に設定し、入力画像を構成する各画素の濃度から、入力画像の濃度の代表値を求め、求めた代表値と上記データテーブルとから、入力画像に応じた調整率を領域ごとに検出し、領域ごとで、基準となるガンマカーブのとり得る出力輝度の範囲は一定としつつ、基本濃度特性曲線がとり得る入力濃度の範囲に入力画像に応じた調整率をかけることで、基本濃度特性曲線を修正し、その修正された濃度特性曲線で入力撮影画像データを濃度補正するものがある(特許文献1参照。)。このように修正された濃度特性曲線を用いて濃度補正することにより、上述の問題はある程度改善されるが、なお、特定の撮影画像、例えば人物写真などではその効果は十分ではない。
人物撮影画像に対する適正な濃度補正を行うために、人物の肌色に相当する色相を有する画素のRGBデータの特徴量と人物が含まれている可能性の高い領域の画素のRGBデータの特徴量とに基づいて濃度特性曲線を修正することにより、人物の濃度が適正に補正されるように工夫されたものもある(特許文献2参照。)。この技術では、ある程度の確率をもって人物撮影画像の改善が得られるが、肌色画素が一義的に人物を規定するものではないので、被写体によっては不適当な濃度補正が施されることになる。
撮影画像データからオペレータが顔領域を指定して、その顔領域に基づいた濃度補正を行う技術も知られているが(例えば特許文献3、特許文献4参照。)、単純に人物の顔に濃度を合わせるような修正を基本濃度特性曲線に施して、濃度補正した場合、逆光撮影画像やストロボ撮影画像では過剰補正となって、やはり不自然な写真プリントを出力してしまうことも少なくない。
特開2003−304398号公報(段落番号0008、0021、第1図) 特開2002−369020号公報(段落番号0004−0008、第5図) 特開平6−59353号公報(段落番号0024、0048、第3図) 特開2001−218047号公報(段落番号0009−0010、0024−0028、第2図)
上記実状に鑑み、本発明の課題は、人物の顔を含む撮影画像データに対して最適な濃度補正を施すことができる適正な濃度特性曲線を決定する技術を提供することである。
上記課題を解決するため、入力された撮影画像データの濃度補正に用いられる適正濃度特性曲線を決定するための、本発明による第1の方法は、前記撮影画像データに基づいて算出される基本補正値に基づいて基本濃度特性曲線を生成するステップと、前記撮影画像データから顔領域を検出するステップと、前記検出された顔領域の平均濃度値である顔平均濃度値を算出するステップと、前記顔平均濃度値に基づいて顔依存濃度特性曲線を生成するステップと、前記基本濃度特性曲線と前記顔依存濃度特性曲線との差(第1差分値)から第1補正値を決定するステップと、前記第1補正値に基づいて前記基本特性曲線を修正して前記適正濃度特性曲線を生成するステップとから構成されている。この方法では、検出された顔領域を参照して算出された顔平均濃度値に基づいて生成された顔依存濃度特性曲線と基本濃度特性曲線との差から第1補正値を決定し、その際一般的には前記第1補正値は前記基本濃度特性曲線と前記顔依存濃度特性曲線の間に前記適正濃度特性曲線が位置するように決定されることになる。この第1補正値に基づいて基本特性曲線を修正しているので、最終的に濃度補正に用いられる濃度特性曲線は、一般的に全画像領域の濃度に対する統計学的な処理によって得られる基本濃度特性曲線と顔依存濃度特性曲線との間での調和のとれた特性をもつことができ、その結果人物の顔を含む撮影画像データに対して適切な濃度補正を施すことができる。
本発明による第2の方法は、前記撮影画像データに基づいて算出される基本補正値に基づいて基本濃度特性曲線を生成するステップと、前記撮影画像データから顔領域を検出するステップと、前記検出された顔領域の平均濃度値である顔平均濃度値を算出するステップと、前記顔平均濃度値に基づいて顔依存濃度特性曲線を生成するステップと、前記基本濃度特性曲線と前記顔依存濃度特性曲線との差である第1差分値から第1補正値を決定するステップと、前記撮影画像データから画像全体の平均濃度値である画像平均濃度値を算出するステップと、前記顔平均濃度値と前記画像平均濃度値との差である第2差分値から調整率を決定するステップと、前記第1補正値と前記調整率から第2補正値を決定するとともにこの第2補正値を用いて前記基本特性曲線を修正して前記適正濃度特性曲線を生成するステップとから構成されている。この方法では、先に述べた第1の方法に比べ、撮影画像全体の平均濃度値と顔平均濃度値との差である第2差分値からさらに調整率を求め、その調整率で前記第1補正値を調整して得られた第2補正値に基づいて基本特性曲線を修正しているので、最終的に濃度補正に用いられる濃度特性曲線は、画像全体の平均濃度と顔領域の平均濃度を適正に調和するように設定されていることになり、第1の方法に比べてさらに、撮影画像の顔領域と背景等の濃度バランスが適正な写真プリントを出力することが可能となる。
前記基本濃度特性曲線と前記顔依存濃度特性曲線との差は同一の出力濃度値をもたらすそれぞれの入力濃度値の差で表すことが好適であるが、この差を求めるアルゴリズムは種々のものが考えられ、例えば、全域にわたる両濃度特性曲線間の平均差として求められてもよいし、又は、顔領域にわたる両濃度特性曲線間の平均差として求められてもよいし、又は特定出力値における両濃度特性曲線間の差として求められてもよいが、場合によっては、それらのアルゴリズムを選択的に切り換えるような構成を採用してもよい。
また、本発明は、上述したような、撮影画像データの濃度補正に用いられる適正濃度特性曲線を決定するための方法をコンピュータに実行させるプログラムやそのプログラムを記録した媒体も権利の対象とするものである。
本発明では、さらに、上述した方法を採用した装置も権利の対象としており、入力された撮影画像データの濃度補正を行うための濃度補正ユニットに備えられる濃度特性曲線を生成する、本発明による濃度補正管理装置は、前記撮影画像データに基づいて算出される基本補正値に基づいて基本濃度特性曲線を生成する基本濃度特性曲線生成部と、前記撮影画像データから顔領域を検出する顔検出ユニットと、前記検出された顔領域の平均濃度値である顔平均濃度値を算出する顔平均濃度算出部と、前記顔平均濃度値に基づいて顔依存濃度特性曲線を生成する顔依存濃度特性曲線生成部と、前記基本濃度特性曲線と前記顔依存濃度特性曲線との差である第1差分値から第1補正値を決定する第1補正値決定部と、前記撮影画像データから画像全体の平均濃度値である画像平均濃度値を算出する画像平均濃度算出部と、前記顔平均濃度値と前記画像平均濃度値との差である第2差分値から調整率を決定するとともに前記第1補正値と前記調整率から第2補正値を決定する第2補正値決定部と、前記第2補正値に基づいて前記濃度補正ユニットで用いられる濃度特性曲線を設定する濃度特性曲線設定部とから構成されている。当然ながら、このような濃度補正管理装置も上述した方法におけるすべての作用効果を得ることができるとともに、この濃度補正管理装置で設定された濃度特性曲線を用いて濃度補正された撮影画像データに基づく写真プリントは、撮影画像の顔領域と背景等の濃度バランスが適正なものとなる。
なお、ここで使われている濃度特性曲線は数学的な特性曲線に限定して解釈されるのでのではなく、その実体は、離散的な特性曲線であってもよいし、ソフトウエアにおいてよく用いられるテーブル化された抽出可能なデータ群で定義されるものであってもよいし、ソフトウエア的に又はハードウエア的にあるいはその両方の意味において入力濃度を出力濃度に変換する濃度特性を特定する全てのデータ構造体を意味するものである。
本発明による濃度補正管理技術の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は本発明による濃度補正管理技術を採用した写真プリント装置を示す外観図であり、この写真プリント装置は、印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行う写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルム2aやデジタルカメラ用メモリカード2bなどの画像入力メディアから取り込んだ撮影画像を処理してプリントステーション1Bで使用されるプリントデータの生成・転送などを行う操作ステーション1Aとから構成されている。
この写真プリント装置はデジタルミニラボとも称せられるものであり、図2からよく理解できるように、プリントステーション1Bは2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙Pを引き出してシートカッター12でプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙Pに対し、バックプリント部13で色補正情報やコマ番号などのプリント処理情報を印画紙Pの裏面に印字するとともに、プリント露光部14で印画紙Pの表面に撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽を有した処理槽ユニット15に送り込んで現像処理する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア16からソータ17に送られた印画紙P、つまり写真プリントPは、このソータ17の複数のトレイにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図1参照)。
上述した印画紙Pに対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙Pを搬送するために印画紙搬送機構18が敷設されている。印画紙搬送機構18は、印画紙搬送方向に関してプリント露光部14の前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送ユニット18aを含む複数の挟持搬送ローラ対から構成されている。
プリント露光部14には、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して、主走査方向に沿って操作ステーション1Aからのプリントデータに基づいてR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のレーザ光線の照射を行うライン露光ヘッドが設けられている。処理槽ユニット15は、発色現像処理液を貯留する発色現像槽15aと、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽15bと、安定処理液を貯留する安定槽15cを備えている。
前記操作ステーション1Aのデスク状コンソールの上部位置には、写真フィルム2aの撮影画像コマから撮影画像データ(以下単に画像データと略称する)を取得するフィルムスキャナ20が配置されており、デジタルカメラ等に装着される撮影画像記録媒体2bとして用いられている各種半導体メモリやCD−Rなどから画像データを取得するメディアリーダ21は、この写真プリント装置のコントローラ3として機能する汎用パソコンに組み込まれている。この汎用パソコンには、さらに各種情報を表示するモニタ23、各種設定や調整を行う際に用いる操作入力部として利用されるポインティングデバイスとしてのキーボード24やマウス25も接続されている。
この写真プリント装置のコントローラ3は、CPUを中核部材として、写真プリント装置の種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築しているが、図3に示されているように、本発明に特に関係する機能部としては、スキャナ20やメディアリーダ21によって読み取られた画像データを取り込んで次の処理のために必要な前処理を行う画像入力部31と、各種ウインドウや各種操作ボタンなどを含むグラフィック操作画面の作成やそのようなグラフィック操作画面を通じてのユーザ操作入力(キーボード24やマウス25などによる)から制御コマンドを生成するグラフィックユーザインターフェース(以下GUIと略称する)を構築するGUI部33と、GUI部33から送られてきた制御コマンドや直接キーボード24等から入力された操作命令に基づいて所望のプリントデータを生成するために画像入力部31からメモリ30に転送された画像データに対する画像処理等を行う画像管理部32と、色補正等のプレジャッジプリント作業時にプリントソース画像や予想仕上がりプリント画像としてのシミュレート画像さらにはGUI部33から送られてきたグラフィックデータをモニタ23に表示させるためのビデオ信号を生成するビデオ制御部35と、画像処理が完了した処理済み画像データに基づいてプリントステーション1Bに装備されているプリント露光部14に適したプリントデータを生成するプリントデータ生成部36と、顧客の要望に応じて生の画像データや画像処理が完了した処理済み画像データなどをCD−Rに書き込むための形式にフォーマットするフォーマッタ部37などが挙げられる。
画像入力部31は、撮影画像記録媒体がフィルム2aの場合プレスキャンモードと本スキャンモードとのスキャンデータを別々にメモリ30に送り込み、それぞれの目的に合わせた前処理を行う。また、撮影画像記録媒体がメモリカード2bの場合取り込んだ画像データにサムネイル画像データ(低解像度データ)が含まれている場合はこのデータをモニタ23での一覧表示などの目的で使用するため撮影画像の本データ(高解像度データ)とは別にメモリ30に送り込むが、もしサムネイル画像データが含まれていない場合は本データから縮小画像を作り出して低解像度画像データとしてメモリ30に送り込む。
画像管理部32は、メモリ30に展開された低解像度の画像データから顔検出アルゴリズムを用いて顔検出領域データを含む顔検出情報を出力する顔検出ユニット40、メモリ30に展開された高解像度の画像データに対して濃度補正を施す濃度補正ユニット50、この濃度補正ユニット50が用いる濃度特性曲線を画像データの画像特性に基づいて設定調整する濃度補正管理ユニット60、画像データに対して色補正やフィルタリング(ぼかしやシャープネスなど)などの画像処理を施す画像処理ユニット70を備えている。
顔検出ユニット40は汎用的なものを使用することが可能であり、ここでは、顔検出アルゴリズムに基づいて画像データ中の顔と見なされる領域を検出し、その顔位置とサイズ(顔位置を基点とした矩形画素領域の縦横サイズ)からなる顔検出領域データ、顔の向き、顔検出時に算定された信頼度)が顔検出情報として出力するものが使われている。画像データから顔を検出する顔検出アルゴリズムは数多く知られているが、例えば、特開平11−339084号公報、特開2000−99722号公報、特開2000−22929号公報が参照される。また、この顔検出を自動的に行うのではなく、オペレータによって手動で行ってもよく、この場合顔検出ユニット40は顔検出アルゴリズムは持たず、オペレータの操作入力に基づく顔検出情報を出力するだけの構成となる。
図4に示すように、濃度補正ユニット50は、濃度特性曲線を画像データの画像特性に基づいて濃度補正管理ユニット60によって設定調整された適正な濃度特性曲線を格納している濃度特性曲線テーブル52を用いて高解像度の画像データに対する濃度補正を実行する濃度補正部51からなる。一般的に、濃度補正部51はプログラムによって実現されており、濃度特性曲線テーブル52はルックアップテーブルといったデータ構造体によって実現されるが、本発明はこれに限定しているわけではない。
同様に図4に示すように、濃度補正管理ユニット60も、プログラムによって実現されているが、第1補正モジュール60Aと第2補正モジュール60Bと、濃度特性曲線設定部66に分けることができる。第1補正モジュール60Aは、顔検出評価部61と顔平均濃度算出部62と顔依存濃度特性曲線生成部63と基本濃度特性曲線生成部64と第1補正値決定部65を備えている。顔検出評価部61は、顔検出ユニット40から出力された顔検出情報によって規定される顔領域の画像情報から以後の処理に利用するに適した顔であるかどうかを判別する判別機能と、ここで適すると判別された顔が数個ある場合さらにその数を絞り込む選別機能を持つ。その際用いられる判別条件には、顔領域における肌色画素の割合や顔検出情報に含まれている信頼度が用いられ、選別条件には顔の位置やサイズや向き、顔領域の濃度などが用いられる。
顔平均濃度算出部62は、顔検出評価部61によって選別された顔領域(単一でも複数でもよい)の平均濃度値を、各画素を構成するR・G・B濃度値の算術平均値を要素としてさらに顔領域全体を算術平均することにより算出する。
基本濃度特性曲線生成部64は、予め定められている基準となる特性(形状)を有する濃度特性曲線を基本補正値によって入力濃度を横軸、出力濃度を縦軸においた座標面上に位置決め(シフト)することで基本濃度特性曲線を生成する機能を有する。なお、濃度特性曲線を生成するといっても、一般的には直接濃度特性曲線を作り出すのではなく、この特性曲線の位置決めのためのパラメータを算出しているだけである。このことは、後述する各種濃度特性曲線の生成においてもいえる。つまり、図5から明らかなように、基本補正値を入力濃度値とした場合にニュートラルグレーである出力濃度値(16ビットデータで95×256)になるように、基準となる特性を有する濃度特性曲線をシフトさせることで生成された濃度特性曲線が基本濃度特性曲線である。基本補正値を算出するアルゴリズムは種々のものが知られているが、ここでは入力された画像データの各種画像特性を説明変数として重回帰分析で得られる値を採用している。
顔依存濃度特性曲線生成部63は、前述した基本濃度特性曲線生成部64と類似する機能を有しており、ここでは基本補正値の代わりに顔平均濃度算出部62で算出した顔平均濃度値を用いる。つまり、図6から明らかなように、顔平均濃度値を入力濃度値とした場合に最も顔が美しく表現されるとみなされている濃度値が出力濃度値(16ビットデータで160×256)になるように、基準となる特性を有する濃度特性曲線をシフトさせることで生成された濃度特性曲線が顔依存濃度特性曲線となる。
顔も顔以外の背景もバランス良く仕上げるためには、実際に濃度補正部51で用いられる適正濃度特性曲線を前述した基本濃度特性曲線と顔依存濃度特性曲線の間であって処理対象となる画像データの濃度補正に適した位置に設定することが重要である。このため、第1補正値決定部65は、基本濃度特性曲線と顔依存濃度特性曲線との差である第1差分値ΔD1を求め、この第1差分値ΔD1を次の判別条件にかけることにより、第1補正値:ε1を決定する(ここで濃度は16ビットデータで表現されているとする);
(1)ΔD1<-6000の場合ε1=v1(負の数)であり、
(2)ΔD1>12000の場合ε1=v2(正の数)であり、
(3)0<=ΔD1<=1000の場合ε1=v3(v1<<v3<<v2)であり、
(4)前記(1)〜(3)以外の場合ε1=ΔD1×0.5である、
この第1差分値ΔD1は、同一の出力濃度値をもたらすそれぞれの入力濃度値の差で表されており、全域にわたる両濃度特性曲線間の平均差として求められてもよいし、又は、顔領域にわたる両濃度特性曲線間の平均差として求められてもよいし、又は特定出力値における両濃度特性曲線間の差として求められてもよい。もちろん、そのような差を求める複数のサブプログラムを用意しておき、選択的に切り換えるような構成を採用してもよい。
濃度特性曲線設定部66は、このようにして決定された第1補正値ε1を基本補正値に加えた濃度値を入力濃度値とした場合にニュートラルグレーである出力濃度値(16ビットデータで95×256)になるように、基準となる濃度特性曲線をシフトさせることで濃度補正部51で用いられる適正濃度特性曲線を生成し(図7参照)、濃度特性曲線テーブル52に設定することができる。このように、第1補正値ε1によって最終的な適正濃度特性曲線を設定するのが本発明の第1の実施形態である。
しかしながら、この第1補正値ε1で適正濃度特性曲線を設定した場合画像全体の平均濃度と顔領域の平均濃度の差が少ない撮影画像では顔領域を重視しすぎるような表現になりがちなので、これを改善するために、第1補正値ε1に加えて画像全体の平均濃度値も考慮して決定された第2補正値ε2によって最終的な適正濃度特性曲線を設定するのが本発明の第2の実施形態である。この第2補正値は第2補正モジュール60Bによって出力される。このため、第2補正モジュール60Bは、メモリ30に展開された低解像度の画像データの全領域を構成する画素の平均濃度値である画像濃度値を算出する画像平均濃度算出部67と第2補正値決定部68を備えている。第2補正値決定部68は、前述した顔平均濃度算出部62で算出された顔平均濃度値と前記画像平均濃度算出部67で算出された画像平均濃度値との差である第2差分値から調整率を決定するとともにこの第1補正値ε1と前記調整率から第2補正値ε2を決定する。その際、第2差分値ΔD2と第1補正値ε1を用いて(ここでも濃度は16ビットデータで表現されているとする)、調整率ξは、以下の判別条件から決定される;
(1)(-3000<=ΔD2<-2000)かつ(ε1>=0)の場合ξ=w1であり、
(2)(-2000<=ΔD2<-1000)かつ(ε1>=0)の場合ξ=w2であり、
(3)(-1000<=ΔD2<1000)かつ(ε1>=0)の場合ξ=w3であり、
(4)(1000<=ΔD2<2000)かつ(ε1>=0)の場合ξ=w4であり、
(5)(2000<=ΔD2<3000)かつ(ε1>=0)の場合ξ=w5であり、
(6)(-2000<=ΔD2<-1000)かつ(ε1<0)の場合ξ=w6であり、
(7)(-1000<=ΔD2<1000)かつ(ε1<0)の場合ξ=w7であり、
(8)(1000<=ΔD2<2000)かつ(ε1<0)の場合ξ=w8であり、
(9)前記(1)〜(8)以外の場合ξ=w9で、
その際上記w1,w2,w3,w3,w5は1.0を越える正の数でかつw1<w2<w3、w5<w4<w3であり、w6,w7,w8は1.0を下回る正の数でかつw7<w8、w7<w6であり、w9はw1<w9<w7の関係をもっている。
このようにして決定された調整率ξを第1補正値ε1に乗算することにより第2補正値ε2が求まる(ε2=ε1×ξ)。濃度特性曲線設定部66は、このようにして決定された第2補正値ε2を基本補正値に加えた濃度値を入力濃度値とした場合にニュートラルグレーである出力濃度値(16ビットデータで95×256)になるように、基準となる濃度特性曲線をシフトさせることで濃度補正部51で用いられる適正濃度特性曲線を生成し(図8参照)、濃度特性曲線テーブル52に設定する。このように、第2補正値ε2によって最終的な適正濃度特性曲線を設定するのが本発明の第2の実施形態である。
この濃度補正管理ユニット60による濃度補正ユニット50に対する適正濃度特性曲線の設定処理の流れを説明する。まず上述した第1の実施形態における処理の流れが図9に示されている。まずメモリ30に展開されている低解像度画像データから重回帰式を用いて得られた基本補正値から図5に示されているような基本濃度特性曲線を生成する(#01)。同時に顔検出ユニット40から出力された顔検出情報から顔が検出されたかどうかがチェックされ(#02)、顔が検出されていない場合(#02No分岐)、ステップ#01で生成された基本濃度特性曲線が濃度補正部51で用いられる適正濃度特性曲線として濃度特性曲線テーブル52に設定される(#03)。もし顔検出ユニット40で1つ以上の顔が検出されている場合(#02Yes分岐)、顔検出情報を参照して算出される顔画素の数に対する肌色画素の数の割合である肌割合に基づいて前選別されるとともに必要に応じてこの前選別された顔からさらに顔検出情報に含まれている顔位置と顔サイズに基づいて求められた最適な理想顔を基準顔としてこの基準顔から所定の乖離度内に入る顔だけを以後の処理のために選別する選別処理が行われる(#04)。選別された顔の顔領域、好ましくは顔領域の内の肌色領域の平均濃度が顔平均濃度値として算出される(#05)。算出された顔平均濃度値から図6に示されているような顔依存濃度特性曲線を生成する(#06)。顔依存濃度特性曲線と基本濃度特性曲線の入力濃度軸方向の差である第1差分値を求める(#07)。第1差分値から上述した判別条件を用いて第1補正値を決定する(#08)。第1補正値を用いて図7に示されているような適正濃度特性曲線を生成する(#09)。適正濃度特性曲線を濃度特性曲線テーブル52に設定する(#10)。以上の手順を経て、濃度特性曲線テーブル52にはメモリ30に展開されている低解像度画像データに最適な濃度特性曲線が設定されたことになるので、次に、濃度補正ユニット50はメモリ3に展開される対応の高解像度画像データに対して濃度補正処理を行う。
次に濃度補正管理ユニット60の上述した第2の実施形態による濃度補正ユニット50に対する適正濃度特性曲線の設定処理の流れを図10のフローチャートを用いて説明する。この図10のフローチャートは先の図9のフローチャートに比べてステップ#01〜ステップ#09までは同じであるのでここでは説明は省略する。ここでは、メモリ30に展開されている低解像度画像データから画像全体の平均濃度値を画像平均濃度値として算出する(#20)。続いて、この画像平均濃度値とステップ#05で算出した顔平均濃度値との差を第2差分値として算出し(#21)、さらにこの第2差分値とステップ#8で決定した第1補正値から上述した判別条件を用いて修正率を決定する(#22)。第1補正値と修正率を乗算して第2補正値を得る(#23)。第2補正値を用いて図8に示されているような適正濃度特性曲線を生成する(#24)。適正濃度特性曲線を濃度特性曲線テーブル52に設定する(#25)。以上の手順を経て、濃度特性曲線テーブル52にはメモリ30に展開されている低解像度画像データに最適な濃度特性曲線が設定されたことになるので、次に、濃度補正ユニット50はメモリ3に展開される対応の高解像度画像データに対して濃度補正処理を行う。
上述した実施の形態では、プリントステーション1Bは、印画紙Pに対し、露光エンジンを備えたプリント露光部14で撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理する、いわゆる銀塩写真プリント方式を採用していたが、もちろん、本発明におけるプリントステーション1Bは、このような方式に限定されるわけではなく、例えば、フィルムや紙にインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリント方式や感熱転写シートを用いた熱転写方式など、種々の写真プリント方式を採用することができる。
本発明は、撮影画像データから検出された顔の画像特性を利用して濃度補正に用いられる濃度特性曲線を最適化する技術、特に撮影画像データから写真プリントを作成する写真プリント装置への濃度補正管理ユニットとして広く利用することができる。
本発明による濃度補正管理技術を採用した写真プリント装置の外観図 写真プリント装置のプリントステーションの構成を模式的に示す模式図 写真プリント装置のコントローラ内に構築される機能要素を説明する機能ブロック図 濃度補正管理ユニットの機能構成を示す機能ブロック図 基本濃度特性曲線の生成を説明する模式図 顔依存濃度特性曲線の生成を説明する模式図 濃度補正管理ユニットの第1実施形態における適正濃度特性曲線の生成を説明する模式図 濃度補正管理ユニットの第2実施形態における適正濃度特性曲線の生成を説明する模式図 濃度補正管理ユニットの第1の実施形態における処理の流れを示すフローチャート 濃度補正管理ユニットの第2の実施形態における処理の流れを示すフローチャート
符号の説明
30:メモリ
40:顔検出ユニット
50:濃度補正ユニット
51:濃度補正部
52:濃度特性曲線テーブル
60:濃度補正管理ユニット(濃度補正管理装置)
60A:第1補正モジュール
60B:第2補正モジュール
61:顔検出評価部
62:顔平均濃度算出部
63:顔依存濃度特性曲線生成部
64:基本濃度特性曲線生成部
65:第1補正値決定部
66:濃度特性曲線設定部
67:画像平均濃度算出部
68:第2補正値決定部
70:画像処理ユニット

Claims (8)

  1. 入力された撮影画像データの濃度補正に用いられる適正濃度特性曲線を決定するための方法において、
    前記撮影画像データに基づいて算出される基本補正値に基づいて基本濃度特性曲線を生成するステップと、
    前記撮影画像データから顔領域を検出するステップと、
    前記検出された顔領域の平均濃度値である顔平均濃度値を算出するステップと、
    前記顔平均濃度値に基づいて顔依存濃度特性曲線を生成するステップと、
    前記基本濃度特性曲線と前記顔依存濃度特性曲線との差である第1差分値から第1補正値を決定するステップと、
    前記第1補正値に基づいて前記基本特性曲線を修正して前記適正濃度特性曲線を生成するステップと、
    からなることを特徴とする方法。
  2. 入力された撮影画像データの濃度補正に用いられる適正濃度特性曲線を決定するための方法において、
    前記撮影画像データに基づいて算出される基本補正値に基づいて基本濃度特性曲線を生成するステップと、
    前記撮影画像データから顔領域を検出するステップと、
    前記検出された顔領域の平均濃度値である顔平均濃度値を算出するステップと、
    前記顔平均濃度値に基づいて顔依存濃度特性曲線を生成するステップと、
    前記基本濃度特性曲線と前記顔依存濃度特性曲線との差である第1差分値から第1補正値を決定するステップと、
    前記撮影画像データから画像全体の平均濃度値である画像平均濃度値を算出するステップと、
    前記顔平均濃度値と前記画像平均濃度値との差である第2差分値から調整率を決定するステップと、
    前記第1補正値と前記調整率から第2補正値を決定するとともにこの第2補正値に基づいて前記基本特性曲線を修正して前記適正濃度特性曲線を生成するステップと、
    からなることを特徴とする方法。
  3. 前記第2差分値から調整率を決定する際に用いられる判別条件が、濃度が16ビットデータで表現され、前記第2差分値をΔD2、前記第1補正値をε1、前記調整率をξとすると、
    (1)(-3000<=ΔD2<-2000)かつ(ε1>=0)の場合ξ=w1であり、
    (2)(-2000<=ΔD2<-1000)かつ(ε1>=0)の場合ξ=w2であり、
    (3)(-1000<=ΔD2<1000)かつ(ε1>=0)の場合ξ=w3であり、
    (4)(1000<=ΔD2<2000)かつ(ε1>=0)の場合ξ=w4であり、
    (5)(2000<=ΔD2<3000)かつ(ε1>=0)の場合ξ=w5であり、
    (6)(-2000<=ΔD2<-1000)かつ(ε1<0)の場合ξ=w6であり、
    (7)(-1000<=ΔD2<1000)かつ(ε1<0)の場合ξ=w7であり、
    (8)(1000<=ΔD2<2000)かつ(ε1<0)の場合ξ=w8であり、
    (9)前記(1)〜(8)以外の場合ξ=w9で、
    その際上記w1,w2,w3,w3,w5は1.0を越える正の数でかつw1<w2<w3、w5<w4<w3であり、w6,w7,w8は1.0を下回る正の数でかつw7<w8、w7<w6であり、w9はw1<w9<w7の関係をもっており、
    さらに、前記調整率と前記第1補正値を乗算することによって前記第2補正値が求められることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1差分値から前記第1補正値を決定する際、前記第1補正値は前記基本濃度特性曲線と前記顔依存濃度特性曲線の間に前記適正濃度特性曲線が位置するように決定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記第1差分値から前記第1補正値を決定する際に用いられる判別条件が、濃度が16ビットデータで表現され、前記第1差分値をΔD1、前記第1補正値をε1とすると、
    (1)ΔD1<-6000の場合ε1=v1(負の数)であり、
    (2)ΔD1>12000の場合ε1=v2(正の数)であり、
    (3)0<=ΔD1<=1000の場合ε1=v3(v1<<v3<<v2)であり、
    (4)前記(1)〜(3)以外の場合ε1=ΔD1×0.5である、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記基本濃度特性曲線と前記顔依存濃度特性曲線との差は同一の出力濃度値をもたらすそれぞれの入力濃度値の差で表され、全域にわたる両濃度特性曲線間の平均差として求められるか、又は、顔領域にわたる両濃度特性曲線間の平均差として求められるか、又は特定出力値における両濃度特性曲線間の差として求められることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記請求項1〜6のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 入力された撮影画像データの濃度補正を行うための濃度補正ユニットに備えられる濃度特性曲線を生成する濃度補正管理装置において、
    前記撮影画像データに基づいて算出される基本補正値に基づいて基本濃度特性曲線を生成する基本濃度特性曲線生成部と、
    前記撮影画像データから顔領域を検出する顔検出ユニットと、
    前記検出された顔領域の平均濃度値である顔平均濃度値を算出する顔平均濃度算出部と、
    前記顔平均濃度値に基づいて顔依存濃度特性曲線を生成する顔依存濃度特性曲線生成部と、
    前記基本濃度特性曲線と前記顔依存濃度特性曲線との差である第1差分値から第1補正値を決定する第1補正値決定部と、
    前記撮影画像データから画像全体の平均濃度値である画像平均濃度値を算出する画像平均濃度算出部と、
    前記顔平均濃度値と前記画像平均濃度値との差である第2差分値から調整率を決定するとともに前記第1補正値と前記調整率から第2補正値を決定する第2補正値決定部と、
    前記第2補正値に基づいて前記濃度補正ユニットで用いられる濃度特性曲線を設定する濃度特性曲線設定部と、
    からなることを特徴とする濃度補正管理装置。
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