JP4147209B2 - Mvaモード用カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

Mvaモード用カラーフィルタおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、MVAモードの液晶表示装置に用いられるMVAモード用カラーフィルタ、およびその製造方法に関するものである。
近年、フラットディスプレイとして、液晶ディスプレイ(LCD)が注目されており、その薄型、軽量、小消費電力、フリッカーレスといった特徴から、ノート型のパーソナルコンピュータ(PC)を中心に市場が急速に拡大してきた。また、最近になって、PC用のディスプレイの一環として、より大型のデスクトップ用モニターの需要が発生している。さらに、PC用のみならず、従来からCRTが主流であったTV向けにもLCDが利用されるようになってきた。
上述のような大型のLCDにおいては、画面全域において視野角度によらない均一な輝度、コントラスト等が要求される。しかしながら、従来広く用いられている捩れ配向モード(TN−LCD)では、その視野角度の狭さが大きな問題となっていた。そこで、近年In Plane Switchingモード(IPSモード)、光学補償TNモード等、多くの視野角度改善モードが開発されている。
このような視野角度改善モードの一つである複数配向分割型垂直配向モード、すなわちMulti-domain Vertical Alignmentモード(MVAモード)は、(1)広視野角、(2)高コントラスト、(3)高速応答といった優位性から、現在広く注目を集めている。特にコントラスト特性は、500:1程度まで可能であり、他のモードに比べて著しく高品質である。また最近では、上述のような大型のLCDのみならず、携帯電話やデジタルカメラ等、いわゆるモバイル機器等のLCDにも採用されつつある。
ここで、上記MVAモードに用いられる一般的なカラーフィルタは、例えば図4に示すように、基材1と、その基材1上に形成された画素部2と、その画素部2の周辺領域に形成された額縁遮光部6と、画素部2を覆うように形成された透明電極層3と、この透明電極層3上に、液晶の配向を制御するために形成される液晶配向制御用突起状部材5とを有する構造とされる。このようなMVAモード用カラーフィルタ7は、例えば基板11と、その基板11上に形成された対向電極層12と、その対向電極層12上に形成された液晶配向制御部5´とを有する液晶駆動側基板13と対向するようにシール材14等により接着され、MVAモード用カラーフィルタ7と液晶駆動側基板13との間に、液晶10が封入されて液晶表示装置とされることとなる。この液晶表示装置においては、液晶駆動側基板13側から電圧が印加されると液晶配向制御用突起状部材(5および5´)近傍の液晶分子10が傾斜しはじめ、それ以外の領域の液晶分子10も液晶配向制御用突起状部材の斜面方向に従って順次に同一の配向をする。これにより、液晶分子10の傾斜方向を調整することができ、視野角の優れた液晶表示装置とすることができるのである。
しかしながら、このようなMVAモード用カラーフィルタにおいて、上記額縁遮光部上に透明電極層が積層されている場合には、MVAモード用カラーフィルタを液晶表示装置に用いる際、上記シール剤と透明電極層との密着性が悪く、剥がれが生じたり、シール材を圧着する際、透明電極層にクラックが生じたりする場合等があった。
また、上記額縁遮光部が露出している場合には、額縁遮光部と液晶配向制御用突起状部材との比誘電率の差によって、電気力線が歪み、焼き付きの様な表示不良の原因となるといった問題があった。
以上のことから、カラーフィルタを液晶表示に用いた際に、電気力線の歪み等が少なく、またシール材の剥がれや透明電極層にクラック等の生じない、高品質なカラーフィルタの提供が望まれている。
本発明は、基材と、上記基材上に形成された画素部と、上記基材および上記画素部を覆うように形成された透明電極層と、上記画素部の外側の領域の上記透明電極層上に形成された周辺部材と、上記画素部と積層された上記透明電極層上に形成された液晶配向制御用突起状部材とを有するMVAモード用カラーフィルタであって、上記周辺部材と、上記液晶配向制御用突起状部材とが、実質的に同一の比誘電率を有する材料により形成されていることを特徴とするMVAモード用カラーフィルタを提供する。
本発明によれば、上記周辺部材を形成する材料と、上記配向制御用突起状部材を形成する材料とが、実質的に同一の比誘電率を有することから、このMVAモード用カラーフィルタを液晶表示装置とした際、対向する基板からかけられた電圧による電気力線が歪むことが少なく、焼きつき等のない、高品質なカラーフィルタとすることができる。また、上記透明電極層上に、上記周辺部材が形成されていることから、この周辺部材によって、透明電極層を保護することができ、透明電極層にクラック等が生じることのないものとすることができる。またさらに、MVAモード用カラーフィルタが液晶表示装置に用いられる際、MVAモード用カラーフィルタ上に形成されるシール材等との密着性も良好なものとすることができる。
上記発明においては、上記周辺部材が、遮光性を有することが好ましい。これにより、上記周辺部材を、額縁遮光部として用いることが可能となるからである。
また、上記発明においては、上記周辺部材と、上記液晶配向制御用突起状部材とが、同一の材料により形成されていることが好ましい。これにより、上記周辺部材および、上記液晶配向制御用突起状部材を同時に形成することが可能であり、製造コスト等の面からも好ましいものとすることができるからである。
また、本発明は、基材上に画素部を形成する画素部形成工程と、上記基材および上記画素部を覆うように透明電極層を形成する透明電極層形成工程と、上記画素部の外側の領域の上記透明電極層上に、周辺部材を形成する周辺部材形成工程と、上記画素部と積層された上記透明電極層上に、液晶配向制御用突起状部材を形成する液晶配向制御用突起状部材形成工程とを有することを特徴とするMVAモード用カラーフィルタの製造方法を提供する。
本発明によれば、上記周辺部材形成工程により形成される周辺部材を遮光性を有するものとすることにより、別途、額縁遮光部等を形成する必要のないものとすることができ、効率よくMVAモード用カラーフィルタを製造することができる。
上記発明においては、上記周辺部材形成工程と、上記液晶配向制御用突起状部材形成工程とを同時に行うことが好ましい。これにより、より製造効率よくMVAモード用カラーフィルタを製造することが可能となるからである。
本発明によれば、このMVAモード用カラーフィルタを液晶表示装置とした際、対向する液晶駆動側基板からかけられた電圧による電気力線が歪むことが少なく、焼きつき等のない、高品質なカラーフィルタとすることができる。また、透明電極層にクラック等が生じることのないものとすることができ、またさらに、MVAモード用カラーフィルタが液晶表示装置に用いられる際、MVAモード用カラーフィルタ上に形成されるシール材等との密着性も良好なものとすることができる。
本発明は、MVAモードの液晶表示装置に用いられるMVAモード用カラーフィルタ、およびその製造方法に関するものである。以下、それぞれについて詳しく説明する。
A.MVAモード用カラーフィルタ
まず、本発明のMVAモード用カラーフィルタについて説明する。本発明のMVAモード用カラーフィルタは、基材と、上記基材上に形成された画素部と、上記基材および上記画素部を覆うように形成された透明電極層と、上記画素部の外側の領域の上記透明電極層上に形成された周辺部材と、上記画素部と積層された上記透明電極層上に形成された液晶配向制御用突起状部材とを有するMVAモード用カラーフィルタであって、上記周辺部材と、上記液晶配向制御用突起状部材とが、実質的に同一の比誘電率を有する材料により形成されていることを特徴とするものである。
本発明のMVAモード用カラーフィルタは、例えば図1に示すように、基材1と、その基材1上に形成された画素部2と、その基材1および画素部2を覆うように形成された透明電極層3と、画素部2の外側の領域の透明電極層3上に形成された周辺部材4と、画素部2上の透明電極層3上に形成された液晶配向制御用突起状部材5とを有するものであって、周辺部材4を形成する材料と液晶配向制御用突起状部材5を形成する材料との比誘電率が実質的に同一となるものである。
本発明によれば、カラーフィルタと液晶駆動側基板とを対向させて液晶表示装置とし、液晶駆動側基板から電圧をかけた場合、上記周辺部材を形成する材料と、液晶配向制御用突起状部材を形成する材料との比誘電率が実質的に同一であることから、電気力線が乱されることの少ないものとすることができる。したがって、この電気力線の乱れにより、焼きつき等の生じることのない、高品質なカラーフィルタとすることができる。
また、一般的な液晶表示装置においては、カラーフィルタと液晶駆動側基板とを貼り合わせて液晶表示装置とする際、カラーフィルタの画素部の外側の領域では、透明電極層が露出しており、この透明電極層上に形成されるシール材との密着性が低く、この部分で剥がれが生じる場合や、シール材を圧着する際に、その圧力によって、透明電極層にクラックが生じる場合等があった。
しかしながら、本発明においては、画素部の外側の領域に形成された透明電極層を周辺部材が覆っていることから、この領域にシール材が形成された際、密着性を良好なものとすることができ、シール材の剥がれ等のないものとすることができる。またさらに、シール材を圧着する際、周辺部材が透明電極層を保護しているため、透明電極層にクラックが発生することを防止することができ、高品質な液晶表示装置を形成することができるのである。
以下、本発明のMVAモード用カラーフィルタの各構成ごとに説明する。
1.周辺部材
まず、本発明のMVAモード用カラーフィルタに用いられる周辺部材は、後述する画素部の外側の領域に形成されている透明電極層の上に形成されるものであって、後述する液晶配向制御用突起状部材と実質的に同一の比誘電率を有する材料により形成されるものである。なお、本発明において、実質的に同一の比誘電率を有するとは、液晶配向制御用突起状部材を形成する材料の比誘電率を1とした場合に、周辺部材を形成する材料の比誘電率が0.01〜100の範囲内となる場合をいうこととする。このような範囲内であれば、後述する液晶配向制御用突起状部材との比誘電率の差によって、電気力線が乱れることを防止することができるからである。上記比誘電率は、例えばアルミニウム膜を蒸着したガラス基板の、上記アルミニウム膜全面に上記材料を用いて塗膜を形成し、この塗膜の表面の一部に金を蒸着して電極を形成し、アルミニウム膜と金電極間での比誘電率を測定することにより得られる値である。
また、本発明に用いられる周辺部材は、後述する画素部の外側、すなわちカラーフィルタの外周部分に形成されるものである。
また、上記周辺部材は透明であってもよく、また遮光性を有するものであってもよいが、本発明においては、特に遮光性を有することが好ましい。これにより、周辺部材を額縁遮光部としても用いることができ、別途額縁遮光部を形成する必要がないものとすることができるからである。
なお、周辺部材が遮光性を有しない場合には、例えば図2に示すように、画素部2の外側に額縁遮光部6を形成し、その画素部2および額縁遮光部6を覆うように透明電極層3を形成し、その額縁遮光部6と透明電極層3とが積層された領域上に周辺部材4が形成されてもよい。
本発明においては、上記周辺部材が遮光性を有し、別途、額縁遮光部が形成されない場合には、周辺部材の膜厚が0.1μm〜20μmの範囲内、中でも0.5μm〜10μmの範囲内とされることが好ましい。これにより周辺部材が額縁遮光部としての機能を果たすことができるからである。
また、周辺部材の他に、額縁遮光部が別途形成される場合には、周辺部材の膜厚が0.1μm〜20μmの範囲内、中でも0.5μm〜10μmの範囲内とされることが好ましい。これにより、周辺部材と積層されている透明電極層にクラックが生じること等を防ぐことができるからである。
ここで、本発明においては、周辺部材を形成する材料が後述する液晶配向制御用突起状部材を形成する材料と実質的に同一の比誘電率を有するものとすることができれば、上記液晶配向制御用突起状部材と異なる材料により形成されていてもよいが、本発明においては、特に周辺部材と液晶配向制御用突起状部材とを、同一の材料を用い、同時に形成されることが好ましい。これにより、効率よくカラーフィルタを製造することができ、製造コスト等の面からも好ましいものとすることができるからである。
このような周辺部材の形成方法としては、一般的な感光性樹脂を用いたフォトリソグラフィー法等により行うことができ、必要に応じて色材を感光性樹脂に含有させることが可能である。感光性樹脂としては、ネガ型であっても、ポジ型であってもよく、光架橋型、光変性型、光重合型、および光分解型等のいずれに属するものであってもよい。
本発明に用いられる光架橋型の感光性樹脂の例としては、光二量化型感光性樹脂、ジアゾ基およびアジド基を感光基とする感光性樹脂が挙げられる。また、光変性型の感光性樹脂の例としては、アジド・ノボラック系、オルソナフトキノン・ノボラック系、ポリ(p−ホルミロキシスチレン)系、o−ニトロベンジルコリン酸エステル・ポリ(メチルメタクリラート−メタクリル酸)共重合体系、ジヒドロピリジン系、N−置換マレイミド・スチレン共重合体系などが挙げられる。光重合型の感光性樹脂の例としては、エポキシ系、アクリル系などのラジカル重合型、光カチオン重合型などが挙げられ、光分解型の感光性樹脂の例としては、ポリメチルメタクリラート、ポリメチルイソプロペニルケトンなどが挙げられる。
また、本発明に用いられる色材としては、例えば周辺部材の色が画素部の色と同様となるように、無機または有機の顔料、染料の中から選択して用いてもよいが、本発明においては、特に黒色の色材が用いられることが好ましい。上述したように、周辺部材を黒色とすることにより、周辺部材が遮光性を有するものとすることができ、周辺部材を額縁遮光部として用いることも可能となるからである。このような黒色の色材としては、例えば、カーボンブラック、ボーンブラック、黒鉛、鉄黒、アニリンブラック、シアニンブラック、チタンブラック等が挙げられ、これらの色材を単独、または複数種類組み合わせて用いることができる。
なお、上述したように上記周辺部材と後述する液晶配向制御用突起状部材を、同一の部材を用いて同時に形成することが好ましいが、この際、上記液晶配向制御用突起状部材と、上記周辺部材との膜厚が異なる場合には、露光の際に用いられるフォトマスクの開口部の光透過量や開口形状、開口面積等を調整することにより、目的とする形状の周辺部材および液晶配向制御用突起状部材を形成することができる。
2.液晶配向制御用突起状部材
次に、本発明に用いられる液晶配向制御用突起状部材について説明する。本発明に用いられる液晶配向制御用突起状部材は、後述する画素部と透明電極層とが積層された領域上に形成されるものであって、上記周辺部材を形成する材料と実質的に同一の比誘電率を有する材料により形成されるものである。
また本発明においては、この液晶配向制御用突起状部材によって、カラーフィルタが液晶表示装置に用いられた際、カラーフィルタ上に配置される液晶を、目的とする方向に配向させることが可能なものであれば、その形状や、形成される個数等は特に限定されるものではなく、一般的なMVAモード用カラーフィルタに形成される液晶配向制御用突起状部材と同様とすることができる。液晶配向制御用突起状部材の形状としては、例えば半球状、部分球状、円錐状、角錐状、円錐台状、角錐台状等とすることができる。
この際、液晶配向制御用突起状部材の高さとしては、通常0.1μm〜10μm程度、中でも0.5μm〜5μm程度とされる。また、この際、幅が1μm〜100μm程度、中でも3μm〜40μm程度とされる。
また、本発明においては、上記液晶制御用突起状部材の形状が、ストライプ状、ジグザグライン状等であってもよい。この際の液晶制御用突起状部材の断面形状としては、例えば半円形、台形、三角形等とすることができる。またこの場合、液晶配向制御用突起状部材の高さとしては、通常0.1μm〜10μm程度、中でも0.5μm〜5μm程度とされる。また、この際、幅が1μm〜100μm程度、中でも3μm〜40μm程度とされる。
なお、上記液晶配向制御用突起状部材は、上述した周辺部材と同様の材料によって、同様の方法により形成することができるので、ここでの詳しい説明は省略する。また、上述したように、上記液晶配向制御用突起状部材と周辺部材とは、異なる材料を用いて形成されたものであってもよいが、特に同一の材料で形成されたものであることが好ましい。これにより、周辺部材と液晶配向制御用突起状部材とを同時に形成することができ、製造効率等の面で好ましいものとすることができるからである。
3.画素部
次に、本発明に用いられる画素部について説明する。本発明に用いられる画素部は、一般的なカラーフィルタにおける画素部と同様とすることができ、通常、赤(R)、緑(G)、および青(B)の3色で形成される。この画素部における着色パターンの形状は、ストライプ型、モザイク型、トライアングル型、4画素配置型等の公知の配列とすることができ、着色面積は任意に設定することができる。
本発明において、このような画素部は、顔料分散法、染色法、電着法、印刷法、転写法、といった公知の方法により形成されたものとすることができる。またこの際、1色ずつ形成されたものであってもよく、また複数色が同時に形成されたものであってもよい。また、本発明に用いられる画素部は透過型の画素部や、反射型の画素部であってもよく、また透過型の画素部と反射型の画素部とを共に有するいわゆる半透過型の画素部であってもよい。なお、上記画素部の各画素の膜厚は、目的とするカラーフィルタの種類等により、適宜選択することができるが、通常0.1〜5.0μmの範囲とすることができる。
なお、本発明に用いられる画素部については、公知のカラーフィルタの画素部に用いられる材料や形成方法等により、形成することが可能であるので、ここでの詳しい説明は省略する。
また、本発明においては、この画素部中に遮光部が形成されていないことが、製造効率等の面から好ましい。一般的なMVAモード用カラーフィルタにおいては、額縁遮光部と、画素部中の遮光部とが同時に形成されるが、本発明においては、上述したように、上記周辺部材が遮光性を有する場合、周辺部材を額縁状遮光部として用いることが可能であるため、額縁遮光部を形成する必要がない。したがって、画素部中に遮光部が形成されない場合には、特に遮光部を形成する工程が必要ないものとすることができ、製造効率上好ましいものとすることができるからである。
なお、画素部中に遮光部が形成される場合の遮光部としては、金属製の遮光部であってもよく、また樹脂製の遮光部であってもよい。金属製の遮光部である場合には、材料として、例えば金属クロム、酸化クロム、窒化クロムなどのクロム化合物、ニッケルとタングステンよりなる合金系材料などを用いることができ、これらを複数組合せて層状に積層させたもの等とすることができる。このような金属製の遮光部の形成方法としては、後述する基材上に、蒸着法またはスパッタリング法などにより、これら金属または金属・金属酸化物の薄膜を形成し、その上に、感光性樹脂の被膜を形成した後、目的とするパターンを有するフォトマスクを用いて、感光性樹脂の被膜を露光・現像し、レジスト画像を形成する。その後、薄膜をエッチング処理し、感光性樹脂の皮膜を除去して遮光部を形成する方法等とすることができる。
一方、遮光部が樹脂からなるものである場合は、周辺部材の項で説明した感光性樹脂および遮光性材料と同様の材料を用いて、フォトリソグラフィー法等により上記と同様に形成することができる。
4.透明電極層
次に、本発明に用いられる透明電極層について説明する。本発明に用いられる透明電極層は、一般的なカラーフィルタに用いられる透明電極層と同様とすることができる。例えば酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等、および、その合金等を用いて、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法等の一般的な成膜方法により形成したものとすることができる。このような透明電極層の厚みは、通常0.01μm〜1μm程度とすることができる。
5.基材
次に、本発明に用いられる基材について説明する。本発明に用いられる基材は、その基材上に上記画素部等の各種部材を形成することが可能なものであれば、特に限定されるものではなく、一般的なカラーフィルタに用いられる基材を用いることができる。このような基材としては、例えばポリエチレンテレフタラート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボナート、ポリメチルメタクリラート、ポリスルホン等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂等の熱硬化性樹脂、各種ガラスなどが挙げられる。本発明においては、上記の中でも、耐熱性を有するものを用いることが好ましく、ガラスや耐熱性に優れた樹脂等を好適に用いることができる。また、基材の厚さとしては、通常、0.05〜10mm程度、中でも0.1〜7mm程度とされる。
6.MVAモード用カラーフィルタ
次に、本発明のMVAモード用カラーフィルタについて説明する。本発明のMVAモード用カラーフィルタは、上記基材、画素部、透明電極層、周辺部材、および液晶配向制御用突起状部材を有するものであれば、特に限定されるものではなく、必要に応じて、適宜画素部と透明電極層との間に形成されたオーバーコート層や、透明電極層上に形成された柱状スペーサ等を有するものとしてもよい。また半透過型のMVA用カラーフィルタにおいては、透過部と反射部とのセルギャップを変える目的で、透過部上または反射部上に透明樹脂層を形成してもよい。これらのオーバーコート層や、上記透明樹脂層、柱状スペーサ等は、一般的なMVAモード用カラーフィルタに用いられるものと同様とすることができるので、ここでの詳しい説明は省略する。
B.カラーフィルタの製造方法
次に、本発明のカラーフィルタの製造方法について説明する。本発明のカラーフィルタの製造方法は、基材上に画素部を形成する画素部形成工程と、上記基材および上記画素部を覆うように透明電極層を形成する透明電極層形成工程と、上記画素部の外側の領域の上記透明電極層上に、周辺部材を形成する周辺部材形成工程と、上記画素部と積層された上記透明電極層上に、液晶配向制御用突起状部材を形成する液晶配向制御用突起状部材形成工程とを有することを特徴とするものである。
本発明のカラーフィルタの製造方法は、例えば図3に示すように、基材1上に画素部2を形成する画素部形成工程(図3(a))と、上記基材1および画素部2を覆うように透明電極層3を形成する透明電極層形成工程(図3(b))と、その透明電極層上に、周辺部材4を形成する周辺部材形成工程と、液晶配向制御用突起状部材5とを形成する液晶配向制御用突起状部材形成工程(図3(c))とを有するものである。
ここで、一般的なMVAモード用カラーフィルタの製造方法においては、基材上に額縁遮光部を形成する遮光部形成工程と、画素部を形成する画素部形成工程と、その画素部および額縁遮光部を覆うように透明電極層を形成する透明電極層形成工程と、その透明電極層上に液晶配向制御用突起状部材を形成する突起状部材形成工程とが行われる。
しかしながら、本発明においては、上記周辺部材が遮光性を有する場合には、周辺部材を額縁遮光部として用いることができ、別途額縁遮光部を形成する工程が必要ないものとすることができる。したがって、製造効率よくMVAモード用カラーフィルタを製造することができるのである。
また、本発明により製造されたMVAモード用カラーフィルタにおいては、上記周辺部材が形成されていることから、このMVAモード用カラーフィルタと液晶駆動側基板とをシール材により貼り合わせて液晶表示装置とする際に、周辺部材とシール材との密着性を良好なものとすることができ、シール材の剥離等のないものとすることができるのである。また、このシール材を圧着する際、一般的な製造方法により製造されたカラーフィルタでは、透明電極層に力がかかり、クラック等が生じる場合があるが、本発明においては、透明電極層が周辺部材によって保護されており、透明電極層にクラック等の生じることのないものとすることができるのである。
以下、本発明のMVAモード用カラーフィルタの各工程ごとに説明する。
1.画素部形成工程
まず、本発明の画素部形成工程について説明する。本発明の画素部形成工程は、基材上に画素部を形成する工程であれば、特に限定されるものではなく、一般的なMVAモード用カラーフィルタの画素部形成工程と同様のものとすることができる。具体的には、顔料分散法、染色法、電着法、印刷法、転写法等が挙げられる。また、通常、画素部は赤(R)、緑(G)、および青(B)の3色で形成され、本工程においては1色ずつ形成してもよく、また2色以上同時に形成してもよい。
なお、本工程に用いられる画素部の材料や、基材としては、「A.MVAモード用カラーフィルタ」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
2.透明電極層形成工程
次に、本発明の透明電極層形成工程について説明する。本発明の透明電極層形成工程は、上記基材および画素部を覆うように透明電極層を形成する工程であり、一般的なMVAモード用カラーフィルタの製造方法における透明電極層形成工程と同様とすることができる。具体的には、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等、および、その合金等を用いて、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法等の一般的な成膜方法により行うことができる。本工程により形成される透明電極層の厚みとしては、通常0.01μm〜1μm程度とすることができる。
本工程において透明電極層は、通常、例えば図5に示すように、少なくとも画素部を覆うように形成された領域3´と、電極を引き出すための端子3´´とを有する形状に形成され、後述する周辺部材形成工程により、画素部の外側の領域に周辺部材4が形成されることとなる。ここで、本工程においては、例えば図6(a)に示すように、後述する周辺部材形成工程により周辺部材が形成される領域4´の一部のみに透明電極層(3´および3´´)を形成してもよく、また例えば図6(b)に示すように、後述する周辺部材形成工程により周辺部材が形成される領域を全て覆うように、透明電極層(3´および3´´)を形成してもよい。
3.周辺部材形成工程
次に、本発明における周辺部材形成工程について説明する。本発明における周辺部材形成工程は、上記画素部の外側の領域の上記透明電極層上に、周辺部材を形成する工程である。なお、本工程と、後述する液晶配向制御用突起状部材形成工程とを行う順番は特に制限されるものではなく、例えば後述する液晶配向制御用突起状部材形成工程を行った後に、本工程を行ってもよいが、本発明においては特に周辺部材形成工程と液晶配向制御用突起状部材形成工程とを同時に行うことが好ましい。これにより、製造効率よく、上記周辺部材および液晶配向制御用突起状部材を形成することが可能となるからである。
本工程は、周辺部材を形成することが可能な方法であれば、その方法は特に限定されるものではなく、例えば感光性樹脂を用いたフォトリソグラフィー法等により行なうことができる。ここで、本発明においては、形成される周辺部材が遮光性を有しないものであってもよいが、特に遮光性を有するものであることが好ましい。これにより、周辺部材が額縁遮光部としての機能も果たすことができ、額縁遮光部を別途形成する必要がないものとすることができるからである。
また、上述したように、上記周辺部材形成工程と、後述する液晶配向制御用突起状部材形成工程とを同時に行うことが好ましいが、この際、後述する液晶配向制御用突起状部材と、周辺部材との膜厚が異なる場合には、露光の際に用いられるフォトマスクの開口部の光透過量や開口形状、開口面積等を調整することにより、目的とする形状の周辺部材および液晶配向制御用突起状部材を形成することができる。
なお、本工程に用いられる周辺部材の材料や、周辺部材の形状等については、上述した「A.MVAモード用カラーフィルタ」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの詳しい説明は省略する。
4.液晶配向制御用突起状部材形成工程
次に、本発明における液晶配向制御用突起状部材形成工程について説明する。本発明における液晶配向制御用突起状部材形成工程は、上記画素部と積層された上記透明電極層上に、液晶配向制御用突起状部材を形成する工程である。
本工程は、液晶配向制御用突起状部材を形成することが可能な方法であれば、その方法は特に限定されるものではなく、例えば感光性樹脂を用いたフォトリソグラフィー法等により行なうことができる。また本工程は、上述したように、上記周辺部材形成工程と同時に行われることが好ましい。
なお、本工程に用いられる液晶配向制御用突起状部材の材料や、液晶配向制御用突起状部材の形状等については、上述した「A.MVAモード用カラーフィルタ」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの詳しい説明は省略する。
5.その他
なお、本発明においては、必要に応じて、画素部形成工程前、または画素部形成工程後に、各画素間、または画素部の外周部に遮光部や額縁遮光部を形成する遮光部形成工程や、画素部形成工程後にオーバーコート層を形成する工程、柱状スペーサを形成する工程等、必要な工程を適宜有していてもよい。これらの工程は、一般的なMVAモード用カラーフィルタの製造方法におけるものと同様とすることができるので、ここでの詳しい説明は省略する。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
本発明のMVAモード用カラーフィルタの一例を示す概略断面図である。 本発明のMVAモード用カラーフィルタの他の例を示す概略断面図である。 本発明のMVAモード用カラーフィルタの製造方法の一例を示す工程図である。 従来のMVAモード用カラーフィルタを用いた液晶表示装置を説明する概略断面図である。 本発明のMVAモード用カラーフィルタの製造方法における透明電極層形成工程を説明する説明図である。 本発明のMVAモード用カラーフィルタの製造方法における透明電極層形成工程を説明する説明図である。
符号の説明
1…基材
2…画素部
3…透明電極層
4…周辺部材
5…液晶配向制御用突起状部材

Claims (5)

  1. 基材と、前記基材上に形成された画素部と、前記基材および前記画素部を覆うように形成された透明電極層と、前記画素部の外側の領域の前記透明電極層上で、かつ、液晶表示装置とした際に、シール材が形成される位置に形成された周辺部材と、前記画素部と積層された前記透明電極層上に形成された液晶配向制御用突起状部材とを有するMVAモード用カラーフィルタであって、前記周辺部材と、前記液晶配向制御用突起状部材とが、実質的に同一の比誘電率を有する材料により形成されていることを特徴とするMVAモード用カラーフィルタ。
  2. 前記周辺部材が遮光性を有することを特徴とする請求項1に記載のMVAモード用カラーフィルタ。
  3. 前記周辺部材と、前記液晶配向制御用突起状部材とが、同一の材料により形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のMVAモード用カラーフィルタ。
  4. 基材上に画素部を形成する画素部形成工程と、
    前記基材および前記画素部を覆うように透明電極層を形成する透明電極層形成工程と、
    前記画素部の外側の領域の前記透明電極層上で、かつ、液晶表示装置とした際に、シール材が形成される位置に、周辺部材を形成する周辺部材形成工程と、
    前記画素部と積層された前記透明電極層上に、液晶配向制御用突起状部材を形成する液晶配向制御用突起状部材形成工程と
    を有することを特徴とするMVAモード用カラーフィルタの製造方法。
  5. 前記周辺部材形成工程と、前記液晶配向制御用突起状部材形成工程とを同時に行うことを特徴とする請求項4に記載のMVAモード用カラーフィルタの製造方法。
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