JP4147081B2 - 電源監視装置及びその制御方法、露光装置 - Google Patents

電源監視装置及びその制御方法、露光装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源の異常を監視する電源監視装置及びその制御方法、該電源監視装置を有し、投影光学系を用いて第一の基板上のパターンを第二の基板上に投影露光する露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に半導体製造装置において、特に、ステッパと呼ばれる縮小投影露光装置においては、各アクチエーターを駆動制御する駆動装置と、数値情報に基づいて各アクチエーターの制御指令を生成して各駆動装置に出力する制御演算部とを含んで構成される。このような露光装置においては、装置電源電圧が瞬時停電やサグと呼ばれる瞬間的な電圧変動が発生することによる入力電源異常が生じると、重要なデータの損失、制御の異常動作、ひいてはアクチエーターの異常動作等が発生する場合がある。
【0003】
従来、このような入力電源異常に対しては、装置全体を無停電電源装置で保護することや、装置に無停電電源装置を組み込んで、電源電圧異常時間によって、各アクチエーターに待避指令や動作中断指令を出すと共に電源回復時の装置再駆動に必要なデータを記憶させておくことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−19520号公報
【発明が解決しようとする課題】
近年の半導体の微細化やウエハの大口径化に伴い露光装置は大型化すると同時に高速動作も要求されるようになってきており、露光装置の消費電力も増大している。このため、電源異常が発生した場合の保護用に装置に組み込む無停電電源装置も大型のものが必要となってしまい、装置の設置面積の増大、高価格化を招いている。
【0005】
また、最近のDC電源は、ほとんどがスイッチング電源であるが、スイッチング電源は原理的に電源変動に強いため、数10%の電圧ドロップであれば無停電電源装置によるバックアップも不用な場合も多く、これらスイッチング電源を含む電源部までを一括に無停電電源装置でバックアップするのは、無停電電源装置の不要な肥大化を招くため好ましくない。また、無停電電源装置はバッテリーを使用しているため定期的な交換が必要となる、過充放電による発火等の事故の可能性を含んでいる等、できれば使用しない方が好ましく、使う場合においてもできるだけ蓄積エネルギーが小さい小型のものを使用したほうが良い。
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、電源の給電先での動作に係る適切な情報を通知して、給電先の動作を効率的に実行させることができる電源監視装置及びその制御方法、該電源監視装置を利用することで、動作を効率的に実行することができる露光装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による電源監視装置は以下の構成を備える。即ち、
電源の異常を監視する電源監視装置であって、
前記電源の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を監視する監視手段と、
前記監視手段の監視結果によって得られる前記電圧変動範囲と前記継続時間に基づいて、該電源の電圧異常ランクを決定するための電圧異常ランクテーブルを参照し、前記電源の電源異常ランクを決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された電源異常ランクを示す電源異常信号を、前記電源の給電先へ出力する出力手段と
を備えることを特徴とする電源監視装置。
【0009】
また、好ましくは、前記電圧異常ランクテーブルを記憶する記憶手段と
を更に備える。
【0010】
上記の目的を達成するための本発明による露光装置は以下の構成を備える。即ち、
電源監視装置を有し、投影光学系を用いて第一基板上のパターンを第二基板上に投影露光する露光装置であって、
前記電源監視装置は、
前記電源の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を監視する監視手段と、
前記監視手段の監視結果によって得られる前記電圧変動範囲と前記継続時間に基づいて、該電源の電圧異常ランクを決定するための電圧異常ランクテーブルを参照し、前記電源の電源異常ランクを決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された電源異常ランクを示す電源異常信号を、前記電源の給電先へ出力する出力手段とを備え、
当該露光装置は、
前記電源監視装置から出力される電源異常信号が示す電源異常ランクに基づいて、当該露光装置を構成する各ユニットの動作を制御する制御手段と
を備える。
【0011】
また、好ましくは、前記制御手段は、前記電源異常ランクに基づいて、前記各ユニットの動作の継続、動作の停止準備、電源異常回復時の動作再開が可能である停止、電源異常回復時にオペレーションを介在しないと動作再開ができない停止のいずれかを実行すると共に、電源異常回復時には停止状態に応じて動作を再開する。
【0012】
上記の目的を達成するための本発明による露光装置は以下の構成を備える。即ち、
複数の電源監視装置を有し、投影光学系を用いて第一の基板上のパターンを第二の基板上に投影露光する露光装置であって、
前記複数の電源監視装置それぞれは、前記露光装置を構成する各ユニットをグループ分けした場合の各ユニットグループへの給電状態を監視するものであり、
前記電源の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を監視する監視手段と、
前記監視手段の監視結果によって得られる前記電圧変動範囲と前記継続時間に基づいて、該電源の電圧異常ランクを決定するための電圧異常ランクテーブルを参照し、前記電源の電源異常ランクを決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された電源異常ランクを示す電源異常信号を、前記電源の給電先へ出力する出力手段とを備え、
当該露光装置は、
前記複数の電源監視装置から出力される各電源異常信号が示す電源異常ランクに基づいて、前記各ユニットグループの動作を制御する制御手段と
を備える。
【0013】
また、好ましくは、前記制御手段は、前記電源異常ランクに基づいて、前記各ユニットグループ毎に、各ユニットグループ内のユニットの動作の継続、動作の停止準備、電源異常回復時の動作再開が可能である停止、電源異常回復時にオペレーションを介在しないと動作再開ができない停止のいずれかを実行すると共に、電源異常回復時には停止状態に応じて動作を再開する。
【0014】
また、好ましくは、前記制御手段は、前記露光装置を構成する各ユニットの動作を制御するためのプロファイルを用いて、前記各ユニットを制御する。
【0015】
また、好ましくは、前記制御手段は、前記電源監視装置から出力される電源異常信号に基づいて、前記プロファイルを電源異常用プロファイルに切り替え、前記電源異常用プロファイルを用いて、前記各ユニットを制御する。
【0016】
また、好ましくは、前記露光装置の構成する各ユニットの内の1つはアクチエーターであり、前記制御手段は、前記電源監視装置から出力される電源異常信号に基づいて、駆動中の前記アクチエーターのプロファイルを停止用プロファイルに切り替え停止する、若しくは該アクチエーターの加速度がゼロになった時点で停止する、若しくサーボを切って停止するのいずれかの停止動作を行い、電源回復時には露光動作を再開する。
【0017】
また、好ましくは、上記の露光装置を用いて半導体デバイスを製造することを特徴とする半導体デバイス製造方法。
【0018】
上記の目的を達成するための本発明による電源監視装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
電源の異常を監視する電源監視装置を制御する制御方法であって、
前記電源の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を監視する監視工程と、
前記監視工程の監視結果によって得られる前記電圧変動範囲と前記継続時間に基づいて、該電源の電圧異常ランクを決定するための電圧異常ランクテーブルを参照し、前記電源の電源異常ランクを決定する決定工程と、
前記決定工程で決定された電源異常ランクを示す電源異常信号を、前記電源の給電先へ出力する出力工程と
を備える。
【0019】
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
電源の異常を監視する電源監視装置を制御するためのプログラムであって、
前記電源の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を監視する監視工程のプログラムコードと、
前記監視工程の監視結果によって得られる前記電圧変動範囲と前記継続時間に基づいて、該電源の電圧異常ランクを決定するための電圧異常ランクテーブルを参照し、前記電源の電源異常ランクを決定する決定工程のプログラムコードと、
前記決定工程で決定された電源異常ランクを示す電源異常信号を、前記電源の給電先へ出力する出力工程のプログラムコードと
を備える。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0021】
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1の半導体露光装置の概略構成図である。
【0022】
図1において、半導体露光装置18(以下、単に露光装置18と略する)に対する電力はAC電源16より供給される。パワーサプライ部1は、入力された電源を遮断装置4を介して、電力の供給先である露光装置18内の各ユニットに分配し、電源出力16A〜16Cとして出力する。パワーサプライ部1には、電源監視装置5が設けられており、常時、AC電源16の給電状態を監視している。
【0023】
露光装置18は、露光光源レーザー駆動部2、露光装置18本体が含まれる空調機室3より構成されている。露光光源レーザー駆動部2は、レーザー電源部6とレーザー制御部7から構成されている。また、空調機室3は、空調機電源部8、空調機制御部9、本体制御系電源部10、本体制御系11、マンマシーンインターフェース部12、センサ系13、本体アクチエーター電源部14、アクチエーター部15から構成される。
【0024】
レーザー電源部6は、パワーサプライ部1からの電源出力16Aを、空調機電源部8は電源出力16Bを、本体制御系電源部10及び本体アクチエーター電源部14は電源出力16Cを其々受電する。AC電源6の給電状態に基づいて、電源監視装置5から出力される電源異常信号17a、17b、17cは、それぞれレーザー制御部7、空調機制御部9、本体制御系11へ入力される。
【0025】
次に、実施形態1の電源監視装置5がAC電源16の給電状態を監視し、その監視結果に基づいて決定するAC電源16の電源異常ランクについて、図2を用いて説明する。
【0026】
図2は本発明の実施形態1の電源異常ランクの種類を規定する電源異常ランクテーブルの一例を示す図である。
【0027】
図2において、縦軸は電圧であり、正常電圧を100%としている。横軸は電源電圧の継続時間であり、図2においては、AC電源16の入力交流電源の波の数で表されている。
【0028】
例えば、50Hzの交流であれば、1/2波は10ミリ秒、25波は0.5秒、35波は0.7秒、50波は1秒となる。実施形態1では、電源異常ランクを5つのランクに分割している。
【0029】
ランク1は、電圧異常継続時間が0.5波未満で電圧範囲が0から100%までの領域と電圧範囲が80%以上の領域を合わせた領域である。
【0030】
ランク2は、電圧異常継続時間が0.5波から25波未満で電圧範囲が50%以上から80%未満の領域と電圧異常継続時間が25波から35波未満で電圧範囲が70%から80%未満の領域を合わせた領域である。
【0031】
ランク3は、電圧異常継続時間が25波から35波未満で電圧範囲が50%から70%未満の領域と電圧異常継続時間が35波から50波未満で電圧範囲が50%から80%未満の領域である。
【0032】
ランク4は、電圧異常継続時間が1/2波から50波未満で電圧範囲が50%未満の領域である。
【0033】
ランク5は、電圧異常継続時間が50波以上で電圧範囲が90%未満の領域である。
【0034】
図1において、電源監視装置5から出力される電源異常信号17a、17b、17cには、このランク1から5の情報が含まれている。尚、実施形態1においては、100%以下の領域に関してのみランク付けを行っているが、100%以上の領域に置いても同様な手法でランク付けをしても良い。以下、電源異常が発生した場合の露光装置各部の動作をランク毎に説明する。
【0035】
まず、露光光源レーザー駆動部2において、電源監視装置5からの電源異常信号17aがランク1である場合には、動作支障が無いので通常動作を行う。
【0036】
電源異常信号17aがランク2である場合は、必要とされる露光エネルギーやガスの劣化の度合いによっては波長安定性やエネルギーが仕様を満足できない場合が発生してしまうので、露光用レーザーの内部状態を鑑みた上、発光に問題がある場合は、本体制御系11へエラー信号としてレーザーアンステーブル信号19を送出する。
【0037】
これを受けた本体制御系11は、このレーザーアンステーブル状態が生じた時の露光ショットを記憶しておき、マンマシーンインターフェース12を介してオペレーターにその旨を通知する。
【0038】
電源異常信号17aがランク3である場合は、露光用レーザー駆動部2は露光用レーザーを発光することができないが、発光スタンバイ状態は保持し、AC電源6が回復しだい発光ができる状態となる。
【0039】
電源異常信号17aがランク4あるいは5である場合は、露光光源レーザー駆動部2は、発光スタンバイ状態を維持することができないので動作停止する。この場合は、AC電源16が回復しても露光用レーザーを即座に発光することはできず再度初期化動作が必要となる。
【0040】
次に、空調機室3において、電源監視装置からの電源異常信号17bがランク1である場合は、動作に支障が無いので通常動作を行う。
【0041】
電源異常信号17bがランク2あるいは3である場合は、空調機室3には大電力が必要な冷凍機用ポンプや送風機を使用しているため空調に必要な動作を継続することができないが、システム停止には至らないのでそのまま運転を続ける。但し、空調機室3内の温度変化等が露光装置18の性能に影響がでる恐れがある場合は、露光光源レーザー駆動部2の場合と同様に、エラー信号として空調機アンステーブル信号20を本体制御系11へ送出し、マンマシーンインターフェース12を介してオペレーターにその旨を通知する。
【0042】
電源異常信号17bがランク4である場合は、運転が継続できないので空調機室3は停止する。しかしながら、AC電源16が復帰しだい自動で運転を再開する。
【0043】
電源異常信号がランク5である場合は、ランク4と同様に空調機室3は停止するが、AC電源16が復帰しても自動での運転再開は行わない。
【0044】
次に、本体制御系11は、電源監視部5からの電源異常信号17cを受けてアクチエーター部15へ適切な処置を行う。本体制御系11は、本体制御系電源部10(AC/DC電源部(もしくはDC/DC電源部))がスイッチング電源で構成されており、且つ本体制御系11で消費する電力は、露光光源レーザー駆動部2や空調機室3やアクチエーター部15と比較して1桁程小さい。そのため、電源異常信号17cがランク1、2、3のいずれかである場合は、通常動作を行う。
【0045】
但し、ランク2あるいは3においては、前述のようにレーザー駆動部2や空調機制御部9からエラー信号(レーザーアンステーブル信号19や空調機アンステーブル信号20)が送信されてくる場合があるので、この時にはエラー信号の内容に応じて、メッセージを発行する等の処理を行なったり、アクチエーター部15がランク3での動作を保証できない場合には、アクチエーター部15の動作停止を行う。
【0046】
電源異常信号17cがランク4である場合は、本体制御系11はこれ以上電圧異常が続くと通常動作を行うことができないため、内部状態の保持や必要なパラメーターを保持し動作を停止もしくは休止状態にする。この場合、AC電源16が回復次第、通常動作に復帰が可能である。
【0047】
電源異常信号17cがランク5である場合は、本体制御系11はシャットダウンへ移行し、AC電源16が回復しても、再度初期化を行なわないと通常動作はできない。尚、前述のように、本体制御系11で消費する電力は小さいため、パラメータ保持動作やシャットダウン動作は、スイッチング電源のコンデンサに蓄えられている電荷でまかなうことができるが、必要に応じて小型の無停電電源を露光装置18内に搭載してもよい。
【0048】
同様に、アクチエーター部15は、電源異常信号17cがランク1あるいは2である場合は、通常動作を継続する。
【0049】
電源異常信号17cがランク3あるいは4である場合は、前述のように本体制御系11と連動して安全停止動作を行ない安全に装置を停止させる。このため、電源異常信号17cがランク5に遷移した場合でもすでに動作は、停止していることになるので問題ない。
【0050】
次に、電源監視装置5の動作について説明する。
【0051】
図3は本発明の実施形態1の3相交流の電圧変化を示す図である。
【0052】
図3では、200V3相交流電圧を示しており、縦軸が電圧、横軸が時間である。電源監視装置5は、図3においての領域Bの部分、つまり、半波部分の電力計算を常に行なっており、この計算結果に基づいて、給電状態の電源異常ランクを決定している。ここで、電力のディメンジョンで計算を行なうのは、位相情報が不要、ゼロクロスタイミング検出が不要、ゼロ近傍のデータ処理が容易、ノイズに強い、周波数変動に強い、等の理由による。但し、処理系の能力が十分であるならば電圧のディメンジョンでの計算を行ってもよい。この場合は、電圧計測と同時に位相・周波数等の測定も必要となる。
【0053】
次に、電源監視装置5で実行する処理について、図4を用いて説明する。
【0054】
図4は本発明の実施形態1の電源監視装置が実行する処理を示すフローチャートである。
【0055】
ステップS21で、図3の各相の電圧値を取り込む(サンプリングする)。尚、このサンプリング間隔は周波数の10倍程度あればよく、サンプル毎に以下の処理を実行する。具体的には、電源監視装置5が監視するAC電源16の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動に基づいて、図2の電源異常ランクテーブルを参照し、AC電源16の電源異常ランク分けを実行する。
【0056】
ステップS22で、半波分のパワー(電力)計算を行なう。
【0057】
ステップS23で、計算結果であるパワー値が実効値電圧換算で50%未満であるか否かを判定する。50%未満である場合(ステップS23でYES)、ステップS24に進み、継続時間が半波以上であるか否かを判定する。継続時間が半波以上である場合(ステップS24でYES)、ステップS32へ進み、電源異常ランクをランク4に設定し、ステップS33へ進む。一方、継続時間が半波未満である場合(ステップS24でNO)、ステップS29へ進み、電源異常ランクをランク1に設定して、処理を終了する。
【0058】
一方、ステップS23において、50%以上である場合(ステップS23でNO)、ステップS25へ進み、パワー値が実効値電圧換算で50%以上70%未満であるか否かを判定する。50%以上70%未満である場合(ステップS25でYES)、ステップS25aに進み、継続時間が半波以上であるか否かを判定する。継続時間が半波未満である場合(ステップS25aでNO)、ステップS29に進み、電源異常ランクをランク1に設定する。一方、継続時間が半波以上である場合(ステップS25aでYES)、ステップS30に進む。
【0059】
ステップS30において、継続時間が25波以上であるか否かを判定する。継続時間が25波以上である場合(ステップS30でYES)、ステップS31へ進み、電源異常ランクをランク3に設定し、ステップS33へ進む。一方、継続時間が25波未満である場合(ステップS30でNO)、ステップS28へ進み、電源異常ランクをランク2に設定して、処理を終了する。
【0060】
一方、ステップS25において、70%以上である場合(ステップS25でNO)、ステップS27へ進み、パワー値が実効値電圧換算で70%以上80%未満であるか否かを判定する。70%以上80%未満である場合(ステップS27でYES)、ステップS27aに進み、継続時間が半波以上であるか否かを判定する。継続時間が半波未満である場合(ステップS27aでNO)、ステップS29に進み、電源異常ランクをランク1に設定する。一方、継続時間が半波以上である場合(ステップS27aでYES)、ステップS26に進む。
【0061】
ステップS26において、継続時間が35波以上であるか否かを判定する。継続時間が35波以上である場合(ステップS26でYES)、ステップS31へ進み、電源異常ランクをランク3に設定し、ステップS33へ進む。一方、継続時間が35波未満である場合(ステップS26でNO)、ステップS28へ進み、電源異常ランクをランク2に設定して、処理を終了する。
【0062】
ステップS33において、ランク3あるいはランク4の継続時間が50波以上であるか否かを判定する。継続時間が50波以上である場合(ステップS33でYES)、電源異常ランクをランク5に設定し直して、処理を終了する。一方、継続時間が50波未満である場合は、そのまま処理を終了する。
【0063】
以上の処理をサンプリング毎に繰り返すことにより、図2の電源異常ランクテーブルに基づいて、電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を考慮した、電源異常ランク分けが可能となる。そして、この処理によって設定されたランクが、電源異常信号17a〜17cとして各出力先へ出力されることになる。
【0064】
次に、電源監視装置5の内部構成について、図5を用いて説明する。
【0065】
図5は本発明の実施形態1の電源監視装置の内部構成を示すブロック図である。
【0066】
AC電源16の3相の各相に対応したADコンバータ41a、41b、41cは、各サンプリング毎に電圧値をAD変換する。AD変換されたデータは、CPU42で、図4のフローチャートに従って、電源異常ランクのランク判定を行う。ここで、CPU42が実行する図4のフローチャートの処理を実現する電源異常ランク判定用ソフトウエアと図2の電源異常ランクテーブルは、ROM44内に実装されている。尚、ROM44内の代わりに、EEPROM等のデータの上書きが可能で、かつ電源が遮断されても記憶内容を保持可能な記憶媒体であればどのようなものでもよい。
【0067】
そして、CPU42は、このROM44から電源異常ランク判定用ソフトウェアを読み出して実行することで、上述の図4の処理を実現する。また、電源異常ランク判定用ソフトウェアと電源異常ランクテーブルは、ROM44内に実装されているので、電源異常ランクを変更したり、電源異常ランク判定用ソフトウェアの処理内容を変更する場合には、ROM44の交換のみで対応することができる。
【0068】
CPU42は、電源異常ランクのランク判定結果をラインドライバ43を介して前述の電源の給電先である各ユニット(レーザ制御部7、空調機制御部9、本体制御系11)に電源異常信号17a、17b、17cとして出力する。尚、ADコンバータ41a、41b、41cのサンプリングは同時であることが好ましいが、各コンバータ間のサンプリングのずれが電源周波数に対して1/100以下より小さければサンプリングずれがあっても構わない。
【0069】
次に、露光装置18の主要部分の機能及び動作について、図6を用いて説明する。特に、図6では、レチクルとウエハを同期して走査する走査型露光装置を例に挙げて説明する。
【0070】
図6は本発明の実施形態1の露光装置の主要構成を示す図である。
【0071】
エキシマレーザー光源2からの露光光は、第一コンデンサレンズ203を経由してスリット201に達する。スリット201は、露光光の光束をZ方向に関して、例えば、7mm程度の細いシート状のビームに絞り、紙面に対して垂直方向の軸(X軸)の各座標においてZ軸方向に積分した照度が均一になるように調整することが可能である。
【0072】
402はマスキングブレードで、レチクルステージ51とウエハステージ52をスキャンして露光する際、第一基板であるレチクル57のパターンの描画画角の端に追従して走査する。マスキングブレード402は、レチクルステージ51がレチクル57のパターンエリアを通過して減速している間にレチクル57によって遮光されていない部分に露光光が当たり、余分な光が第二基板であるウエハ62上に投光されることを防止する。
【0073】
マスキングブレード402を通過した露光光は、第二コンデンサレンズ群401を経由してレチクルステージ51上のレチクル57を照射する。レチクルパターンを通過した露光光は、投影レンズ204を経由して、ウエハ62の表面近傍にレチクルパターンの結像面を構成する。
【0074】
407は投影レンズ内に設けられたNA絞りで、露光時の照明モードの変更に応じて開口状態を変更する。404は1次元方向に移動可能なTTLスコープで、TTLスコープ404の絶対位置基準に対し、レチクル57、ウエハ62及びウエハステージ52上のウエハ基準プレート405それぞれに描画されたアライメントマークのX,Y,Z軸方向の位置を計測することができる。
【0075】
403はTTLスコープ404のフォーカスピント調整用のリレーレンズである。アライメントマークのフォーカスピントがもっとも合っている状態のリレーレンズ位置を参照すれば、検出対象物のフォーカス(Z)方向の位置を計測することができる。図6では、TTLスコープ404はY方向にシフトして2基配置されているが、実際にはX方向にもさらに1基シフトして設けられている。このような配置により、レチクル57とウエハ62もしくはウエハ基準プレート405上のアライメントマークからωx,ωy方向の傾きを計測することができる。図6上に記載されたTTLスコープ404は、画角中心方向に向かうY方向の駆動が可能である。
【0076】
レチクルステージ51は、3本のレチクルレーザー干渉計58によってXYθ方向に制御されている。図6では、表現上1本に省略されているが、Y方向に2本、紙面と垂直に1本のレーザー干渉計が配置されている。レチクルステージ51は、鏡筒定盤59上に設けられたガイド上をXYθ方向に移動可能である。このうちY軸方向は、ウエハステージ52と同期スキャンするために長ストロークにわたって駆動可能で、X及びθ軸はレチクル57のレチクルステージ51ヘの吸着誤差を解消する微少駆動に用いられる。レチクル駆動を行った際の反力は、ベースプレート406と剛につながっている反力吸収装置(不図示)に逃がされる構造になっており、駆動の反動で鏡筒定盤59の揺れは発生しない。
【0077】
レチクルステージ51上には、TTLスコープ404によって観察できるマークが描画されたレチクル基準プレート63が搭載されている。202はフォーカス検出器で、レチクルステージ51とウエハステージ52を同期スキャンさせて露光を行う際のウエハ62のフォーカス計測に用いられる。
【0078】
フォーカス検出器202は、ウエハステージ52上に搭載されたウエハ62もしくはウエハ基準プレート405のZ、ωx、ωy方向の位置をアライメントマークの有無に関係なく、投影レンズ204を介さずに高速計測することができる。
【0079】
尚、フォーカス検出器202の計測精度の長期安定性を保証するため、同一目標値に位置決めされたウエハステージ2上のウエハ基準プレート405をTTLスコープ404とフォーカス検出器202で計測し、該計測値同士を比較して自己キャリブレーションが行われる。
【0080】
408は一眼のオフアクシススコープで、フォーカス計測機能とXY方向のアライメント誤差計測機能を持っている。通常の量産工程で用いられるジョブにおいてウエハ62をアライメントする際は、オフアクシススコープ408においてグローバルティルト計測兼グローバルアライメント計測を行う。
【0081】
グローバルティルト補正とグローバルアライメント補正は、ウエハ62の露光エリアを投影レンズ204の下にくるようにウエハステージ52をステップさせる際に一括して行う。
【0082】
59は鏡筒定盤で、露光装置18の高精度な計測器を取り付ける基台になっている。鏡筒定盤59は、床の上に直接置かれたベースプレート406に対し微小量上方に浮上した状態で位置決めされている。先に説明したフォーカス検出器202、TTLスコープ404は鏡筒定盤59に取り付けられているので、これらの計測値は結果的に鏡筒定盤59からの相対距離を計測していることになる。
【0083】
60は定盤間レーザー干渉計で、鏡筒定盤59とステージ定盤53の相対位置を計測する。61はウエハステージ干渉計で、レチクルステージ干渉計58と同様に、3本配置され、ウエハステージ52のXYθ方向の制御に用いられる。
【0084】
53はステージ定盤で、鏡筒定盤59と同様、ベースプレート406から微小量浮上して位置決めされている。ステージ定盤53は、ベースプレート406を経由してウエハステージ52に伝達される床からの振動を取り除く働きと、ウエハステージ52を駆動したときの反力をなまらせてベースプレート406に逃がす働きを兼ねている。ウエハステージ52は、ステージ定盤53の上に微小距離浮上して搭載される。
【0085】
次に、露光装置18を構成する各ユニットの動作を制御する制御演算ユニット、特に、ここでは、例えば、ウエハステージ52の制御を行う制御演算ユニットについて、図7を用いて説明する。
【0086】
図7は本発明の実施形態1の制御演算ユニットを示すブロック図である。
【0087】
演算制御ユニット800において、センサー信号入力部801は、ウエハステージ干渉計61、定盤間レーザー干渉計60の出力信号を取り込む。取り込まれた出力信号は、補正処理部802に渡され、補正処理を行って各軸の現在位置を表すデータとなる。
【0088】
807はプロファイラで、上位シーケンスから指令されたステップ的な制御目標値の変化に対し、ウエハステージ52に規定された以上の加速度が加わらないように徐々に目標値を変化させて行うウエハステージ52の移動制御動作を、複数種類のプロファイルの中の設定されているプロファイルに基づいて実行する。
【0089】
特に、プロファイラ807は、電源異常信号17cに基づいて、現在設定されている制御対象のユニット(この場合、ウエハステージ52)のプロファイルを、電源異常用プロファイル(この場合、以下に説明するステージ停止用プロファイルや電源停止用プロファイル)に切り替え、以降の処理をこの電源異常用プロファイルに基づいて、制御対象のユニットの動作を制御する。
【0090】
差分演算器803は、プロファイラ807の出力と補正処理部802の出力を比較し、逐次的に変化する目標値に対する偏差量を計算する。804はサーボ補償器で、ウエハステージ2のメカ的な特性に配慮した補償器、例えば、PID調節計やノッチフィルター機能が実装されている。
【0091】
サーボ補償器804を経た制御量は、推力分配器805によって実際に配置されているウエハステージ52のアクチュエータの操作量として分配され、ドライブ出力部806で出力される。
【0092】
以上は、ウエハステージ52の制御を行う制御演算ユニットであるが、レチクルステージ51の制御を行う制御演算ユニットも、同様な構成となっている。
【0093】
図7の制御演算ユニット800は、図1の本体制御系11内に構成されるわけだが、以下に電源監視部5からの電源異常信号17cを受けてステージを安全に動作・停止させる方法について説明する。
【0094】
電源異常信号17cがランク1あるいは2である場合は、制御演算ユニット800は通常動作を継続するが、前述の様にランク3である場合は、本体アクチエーター電源部14から駆動に十分な電力を供給することができずステージ動作が保証できないため、安全停止動作に入る。
【0095】
プロファイラ807では、電源異常信号17cからのランク3の判定を受けてプロファイルをステージ停止用プロファイルに切り替えて、ウエハステージ52を停止させる。この場合も、ウエハステージ52に急激な加速度や力変化が加わらないように徐々に目標値を変化させてステージを停止させる必要があるが、いかなる場合でも対応できるステージ停止用プロファイルを用意することは困難である。そこで、予め通常動作時も常にステージ停止用プロファイルを用意しておき、電源異常信号17cがランク3になった場合にプロファイルを電源停止用プロファイルに切り替える。
【0096】
尚、プロファイラ807の負荷がかかりすぎていて、プロファイルの切り替えが困難である場合は、ウエハステージ52が一旦停止するショットの切れ目までウエハステージ52を駆動させてから停止してもよい。
【0097】
この場合は、本体アクチエーター電源部14は、異常電源ラングがランク3まで低下してもショットの切れ間まで駆動できるだけの容量が必要となる。ウエハステージ52が停止していれば、アクチエーター部15による電力消費はほとんど発生しないので、ランク3あるいは4の電源異常であればサーボをかけたままウエハステージ52の待機が可能なため、AC電源16が回復次第、すぐに次のショットから露光を再開することができる。
【0098】
但し、ランク3あるいは4の電源異常が発生した時点の露光ショットは露光不良ショットとなっている可能性があるので、上位シーケンスで該ショットを不良ショット情報として管理しておく必要がある。もしくは、ランク3あるいは4の電源異常が発生した時に露光中であったウエハ62は不良ウエハとして装置外への搬出動作を行ってもよい。
【0099】
尚、プロファイラ807によるプロファイルの切り替えを行なわずに、電源異常信号17cがランク3あるいは4になった場合に、ウエハステージ52を駆動しているモーターのコイルをショートして、回生ブレーキをかけてウエハステージ52を停止させてもよい。この場合、停止距離はプロファイルを切り替えた場合より長くなってしまうが制御演算ユニット800の構成としては簡単になる。
【0100】
但し、近年のステージの高速化に伴いステージのガイドのメカ剛性が問題となってきており、このため最近はメカ的な拘束を行なわず電気的にサーボをかけてステージ位置を決定する、いわゆるガイドレスステージが多くなっているが、このガイドレスステージにおいて、回生ブレーキをかけることは機器破損につながる恐れがある。そのため、前述の方法でサーボにより動作を停止する方がよい。
【0101】
以上、ウエハステージにおける電源異常時の停止動作及び動作再開について説明したが、これはサーボをかけて動作させるアクチエーター全般に適用でき、例えば、ウエハ搬送系でも同様に本発明を適用することにより、電源異常時の停止動作及び動作再開を行うことができる。
【0102】
以上説明したように、実施形態1によれば、電源監視装置5において、AC電源16の電圧の変動量とその変動の継続時間からAC電源16の電源異常ランクを決定し、その決定された電源異常ランクに基づいて、AC電源16の給電先の各ユニットの動作を制御する。
【0103】
この制御としては、例えば、各ユニットの動作の停止準備、電源異常回復時の動作再開が可能である停止、電源異常回復時にオペレーションを介在しないと動作再開ができない停止のいずれかを実行し、電源異常回復時には停止状態に応じて動作を再開することができる。これにより、簡便な構成で、電源異常時に安全に装置を停止させ速やかな動作再開が可能となる。
【0104】
また、電源監視装置5からの電源異常信号により、例えば、露光装置18内の駆動中のアクチエーター部15のプロファイルを停止用プロファイルに切り替えて停止する、若しくはアクチエーター部15の加速度がゼロになった時点で停止する、若しくサーボを切って停止するの、いずれかの停止動作を行い、電源回復時には露光動作を再開することにより、露光装置18の各ユニットを破損することなく安全に装置停止が可能となる。
【0105】
(実施形態2)
最近の露光装置の高スループット化に伴い、露光光源レーザーの発振周波数のアップ、ステージ高速化による消費電力増大、ステージ発熱による露光精度への影響を無くすための温調機構などで過大な電力が必要となっている。
【0106】
このような環境下では、実施形態1の図1で示したような1つのAC電源16で露光装置18に電源供給を行おうとすると、300A以上の電流容量が必要となってしまい実用的でない。このため、図8に示したように、各ユニット別に工場設備側からの給電を行う構成を、実施形態2として説明する。
【0107】
図8は本発明の実施形態2の半導体露光装置の概略構成図である。
【0108】
図8において、露光装置18に対する電力はAC電源16A〜16Cより供給される。露光光源レーザー駆動部2、空調機制御部9、本体制御系11はそれぞれに電源遮断装置4A、4B,4Cを持ち、AC電源16A〜16Cを受電する。工場からの給電16A〜16Cが必ずしも同一電源からとは限らないため、各系統毎に電源監視装置5A〜5Cを設ける。電源監視装置5A〜5Cはそれぞれの電源変動に対して電源異常ランク判定の判定結果をレーザー制御部7、空調機制御部8、本体制御系11に送信する。
【0109】
以降は、実施形態1と同様にして、電源異常ランクに基づいて、各電源監視装置5A〜5Cの監視対象となる露光装置18の各ユニットグループ別に、各ユニットグループの停止動作及び動作再開を行うことができる。
【0110】
実施形態2の場合、このユニットグループとは、ユニットグループ1として、レーザ電源部6及びレーザ制御部7、ユニットグループ2として、空調機電源部8及び空調機制御部9、ユニットグループ3として、本体制御系部部10、本体制御系11、センサ系13、本体アクチエーター電源部14及びアクチエーター部15の3つのユニットグループが存在する。これらの各ユニットグループへの給電状態(電源異常状態)を電源監視装置5A〜5Cそれぞれが監視している。
【0111】
以上説明したように、実施形態2によれば、露光装置18へ給電するAC電源の電源容量の増大を防止するために、複数のAC電源16A〜16Cを構成して、露光装置18の各ユニット別に給電を行えるようにする場合でも、複数の電源監視装置15A〜15Cを用いて、各電源監視装置15A〜15C毎に、実施形態1で説明した処理を実行することで、露光装置18の各ユニット別に、実施形態1で説明した効果を得ることができる。
【0112】
[露光装置の応用例]
次に上記の露光装置を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明する。
【0113】
図9は半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示すフローチャートである。
【0114】
ステップ1(回路設計)では、半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク作製)では、設計した回路パターンに基づいてマスクを作製する。一方、ステップ3(ウエハ製造)では、シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。
【0115】
次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立て工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、ステップ7で、これを出荷する。
【0116】
図10は上記ウエハプロセスの詳細なフローを示すフローチャートである。
【0117】
ステップ11(酸化)では、ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウエハ表面に絶縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)では、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)では、ウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、上記の露光装置によって回路パターンをウエハに転写する。ステップ17(現像)では、露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
【0118】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0119】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0120】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0121】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0122】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0123】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0124】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0125】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電源の給電先での動作に係る適切な情報を通知して、給電先の動作を効率的に実行させることができる電源監視装置及びその制御方法、該電源監視装置を利用することで、動作を効率的に実行することができる露光装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の半導体露光装置の概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態1の電源異常ランクの種類を規定する電源異常ランクテーブルの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態1の3相交流の電圧変化を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1の電源監視装置が実行する処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態1の電源監視装置の内部構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態1の半導体露光装置の主要構成を示す図である。
【図7】本発明の実施形態1の制御演算ユニットを示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態2の半導体露光装置の概略構成図である。
【図9】半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローチャートである。
【図10】半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローチャートである。
【符号の説明】
1 パワーサプライ部
2 露光光源レーザー駆動部
3 露光装置本体
4 電源遮断装置
5 電源監視装置
6 レーザー電源部
7 レーザー制御部
8 空調機電源部
9 空調機制御部
10 本体制御系電源
11 本体制御系
12 マンマシーンインターフェース
13 センサ系
14 本体アクチエーター電源部
15 アクチエーター部
16、16A、16B、16C AC電源
17a、17b、17c 電源異常ランク信号
18 露光装置

Claims (14)

  1. 電源の異常を監視する電源監視装置であって、
    前記電源の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果によって得られる前記電圧変動範囲と前記継続時間に基づいて、該電源の電圧異常ランクを決定するための電圧異常ランクテーブルを参照し、前記電源の電源異常ランクを決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定された電源異常ランクを示す電源異常信号を、前記電源の給電先へ出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする電源監視装置。
  2. 前記電圧異常ランクテーブルを記憶する記憶手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電源監視装置。
  3. 電源監視装置を有し、投影光学系を用いて第一基板上のパターンを第二基板上に投影露光する露光装置であって、
    前記電源監視装置は、
    前記電源の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果によって得られる前記電圧変動範囲と前記継続時間に基づいて、該電源の電圧異常ランクを決定するための電圧異常ランクテーブルを参照し、前記電源の電源異常ランクを決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定された電源異常ランクを示す電源異常信号を、前記電源の給電先へ出力する出力手段とを備え、
    当該露光装置は、
    前記電源監視装置から出力される電源異常信号が示す電源異常ランクに基づいて、当該露光装置を構成する各ユニットの動作を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする露光装置。
  4. 前記制御手段は、前記電源異常ランクに基づいて、前記各ユニットの動作の継続、動作の停止準備、電源異常回復時の動作再開が可能である停止、電源異常回復時にオペレーションを介在しないと動作再開ができない停止のいずれかを実行すると共に、電源異常回復時には停止状態に応じて動作を再開する
    ことを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  5. 複数の電源監視装置を有し、投影光学系を用いて第一の基板上のパターンを第二の基板上に投影露光する露光装置であって、
    前記複数の電源監視装置それぞれは、前記露光装置を構成する各ユニットをグループ分けした場合の各ユニットグループへの給電状態を監視するものであり、
    前記電源の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果によって得られる前記電圧変動範囲と前記継続時間に基づいて、該電源の電圧異常ランクを決定するための電圧異常ランクテーブルを参照し、前記電源の電源異常ランクを決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定された電源異常ランクを示す電源異常信号を、前記電源の給電先へ出力する出力手段とを備え、
    当該露光装置は、
    前記複数の電源監視装置から出力される各電源異常信号が示す電源異常ランクに基づいて、前記各ユニットグループの動作を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする露光装置。
  6. 前記制御手段は、前記電源異常ランクに基づいて、前記各ユニットグループ毎に、各ユニットグループ内のユニットの動作の継続、動作の停止準備、電源異常回復時の動作再開が可能である停止、電源異常回復時にオペレーションを介在しないと動作再開ができない停止のいずれかを実行すると共に、電源異常回復時には停止状態に応じて動作を再開する
    ことを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  7. 前記制御手段は、前記露光装置を構成する各ユニットの動作を制御するためのプロファイルを用いて、前記各ユニットを制御する
    ことを特徴とする請求項あるいは請求項に記載の露光装置。
  8. 前記制御手段は、前記電源監視装置から出力される電源異常信号に基づいて、前記プロファイルを電源異常用プロファイルに切り替え、前記電源異常用プロファイルを用いて、前記各ユニットを制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  9. 前記露光装置の構成する各ユニットの内の1つはアクチエーターであり、前記制御手段は、前記電源監視装置から出力される電源異常信号に基づいて、駆動中の前記アクチエーターのプロファイルを停止用プロファイルに切り替え停止する、若しくは該アクチエーターの加速度がゼロになった時点で停止する、若しくサーボを切って停止するのいずれかの停止動作を行い、電源回復時には露光動作を再開する
    ことを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  10. 請求項のいずれか一項に記載の露光装置を用いて半導体デバイスを製造することを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  11. 電源の異常を監視する電源監視装置を制御する制御方法であって、
    前記電源の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を監視する監視工程と、
    前記監視工程の監視結果によって得られる前記電圧変動範囲と前記継続時間に基づいて、該電源の電圧異常ランクを決定するための電圧異常ランクテーブルを参照し、前記電源の電源異常ランクを決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定された電源異常ランクを示す電源異常信号を、前記電源の給電先へ出力する出力工程と
    を備えることを特徴とする電源監視装置の制御方法。
  12. 電源の異常を監視する電源監視装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記電源の電圧変動範囲とその電圧変動範囲内での電圧変動の継続時間を監視する監視工程と、
    前記監視工程の監視結果によって得られる前記電圧変動範囲と前記継続時間に基づいて、該電源の電圧異常ランクを決定するための電圧異常ランクテーブルを参照し、前記電源の電源異常ランクを決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定された電源異常ランクを示す電源異常信号を、前記電源の給電先へ出力する出力工程と
    コンピュータに実行させることを特徴とプログラム。
  13. 電源の異常を監視する電源監視装置であって、
    前記電源の電圧値を経時的に取り込み、該電圧値にもとづいて複数の電圧範囲と継続時間により予め規定された複数の電源異常ランクのうちいずれのランクに該当するかを決定し、決定された電源異常ランクに対応する電源異常信号を前記電源の供給先へ出力する手段を備えることを特徴とする電源監視装置。
  14. 所定の時間領域毎に前記電圧値から電力値を計算し、該電力値から換算される実効値電圧にもとづいて前記電源異常ランクを決定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の電源監視装置。
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