JP4146376B2 - タービンエンジンの軽量化羽根およびその製造方法 - Google Patents

タービンエンジンの軽量化羽根およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、タービンエンジンの羽根(aube、blade)に関し、たとえば特に、飛行機を推進させる二重流のターボジェットエンジンのコンプレッサロータまたはファンロータ用の中空の軽量化金属羽根の構造及び製造方法に関する。
説明を簡略化するために、未完成の羽根の場合と完成品の羽根の場合とを同じように示し、また、同じ参照符号を付す。
航空機製造技術で使用されているタービンエンジン部品は、高い軽量性、耐振動性、および耐疲労性の特徴を組み合わせたものでなければならない。これは、特に、コンプレッサまたはファンの羽根付きロータの周辺に組み付けられる羽根についていえることである。このような羽根は、非常に薄い翼を有し、この翼に牽引力および圧縮力がかわるがわる及ぼされることから、側壁に亀裂が生じて広がり、破壊を引き起こすことがある。さらに、このような羽根の製造方法は、最大限の間を置いて品質管理を行うように、非常に高い信頼性をもたなければならない。
上記の結果に到達しようとするために、従来、次の二つの代替の技術が実施されている。
第一の技術は、たとえば仏国特許出願第2688264号明細書およびその対応米国特許第5,295,789号明細書により開示されている。羽根は金属製であり、密度の低い有機材料を詰めた複数の開放穴を下面に含むことにより、穴の全容積に直接比例する軽量化が得られ、有機物のライニングが、下面の連続性を確保するとともに振動ダンパの役割を果たす。この技術の欠点は、大がかりな軽量化により、穴の容積が増し、その影響で羽根が脆化し、ずっと曲がりやすくなってしまうことにある。しかも、羽根の共鳴周波数が低くなるので、ライニングにより確保される減衰力が低減する。この欠点は、米国特許第5,634,771号明細書が開示する羽根により緩和されるが、なくなるわけではない。この羽根は、剛性を高めるためにリブを配置している。
第二の技術は、米国特許第5,896,658号明細書に対応する仏国特許出願第2754478号明細書により開示されている。羽根は、拡散溶接により組み立てられる2個の部分からなり、この二つの部分の接合面が、前縁から後縁まで及び、接合面の空洞となる部分に拡散防止処理を施し、拡散溶接後の高温膨張により軽量化空洞が得られる。この技術により、非常に高性能の羽根が得られるが、製造工程が長期化し、コストが高いという欠点を有する。
さらに、米国特許第5,34,61号明細書に対応する仏国特許出願第2695163号明細書は、厚さ方向に複数の開放穴を含み、この開放穴が、レーザビームまたは電子ビーム等の高エネルギービームにより周辺に溶接される栓で塞がれる軽量化羽根を開示している。しかし、この技術は、穴と穴の間に多量の材料が残り、穴と栓とからなる各組の全周を溶接しなければならないので、羽根に大規模な溶接が課されるという欠点を有する。
また、性能が高く、そのために航空機製造技術で使用可能な、各種の溶接方法が知られている。これは、主に、上記の拡散溶接、レーザ光による溶接、および電子ビームによる溶接である。また、最近知られている方法は、「Friction Stir Welding(摩擦攪拌接合)」または「攪拌摩擦」と呼ばれる摩擦溶接であり、溶接エリアで耐熱合金からなるショルダ付きの爪を回転させ、溶接に必要な熱を、爪と部品の金属との摩擦によって発生させることからなる。この方法は、たとえば、米国特許第5,829,664号明細書または米国特許第5,460,317号明細書の図面1、2、9と、その対応欧州特許第0615480号明細書とにより開示されている。溶接中、溶接工具は、部品に対して非常に大きな力を発生することに留意されたい。
仏国特許出願第2688264号明細書 米国特許第5,295,789号明細書 米国特許第5,634,771号明細書 仏国特許出願第2754478号明細書 米国特許第5,896,658号明細書 仏国特許出願第2695163号明細書 米国特許第5,343,619号明細書 米国特許第5,829,664号明細書 米国特許第5,460,317号明細書 欧州特許第0615480号明細書
解決すべき課題は、軽量化羽根の構造と、高信頼性で経済的なその製造方法とを考案することにある。羽根は、軽量性および機械的な耐性という観点から高い性能をもつものでなければならない。
この問題を解決するために、本発明は、金属合金からなる翼(pale、airfoil)を含むタービンエンジンの軽量化羽根を提案し、この翼が、それ自体、前縁と、後縁と、2個の側壁と、頂部と、カバーにより塞がれる空洞とを含み、前記カバーが、2個の側壁のうちの中空の側壁と呼ばれる側壁にあり、このカバーが、中空の側壁の流体力学的な連続性を保証し、また、溶接ビードにより翼の他の部分に縁で結合されている。カバーの縁の厚さをECとする。
このような羽根は、溶接ビードが中空の側壁に通じ、カバーの縁の厚さECに少なくとも等しい深さPで翼に入ることによって、カバーの縁の厚さECに少なくとも等しい深さで、カバーの縁と翼の他の部分との間で材料の連続性を保証することを特徴とする。
こうした構成により、羽根の機械的な耐性を高め、寿命を延ばすことができる。事実、材料の連続性により、中空の側壁付近でこの側壁に垂直な、カバーと翼の他の部分との間に残りうるあらゆる隙間がなくなる。このような隙間は、亀裂の始まりとなり、中空の側壁付近に生じてこの側壁の接線方向に配向される機械的な応力の作用で、中空の側壁に広がる可能性がある。
有利には、空洞の幅LCが、翼の幅LPの半分に少なくとも等しく、翼の幅LPは、前縁と後縁との間で、側壁間の半分の距離を通る幾何学的な中性線で測られる。空洞の幅LCは、側面と側面との間で、同じ幾何学的な中性線で測られる。こうした構成により、単独のカバーにより単独の空洞を塞いで著しい軽量化が得られ、実施される溶接量が減少し、その結果、部品のコストが下がることを達成することが可能になる。
有利には、溶接ビードが、カバーと翼の他の部分との間の中空の側壁から入る爪の回転によって得られる。
「Friction Stir Welding」と呼ばれるこの既知の溶接方法は、溶接中、非常に強い機械的な応力を発生するが、羽根の翼は、それ自体がこのような応力に耐えられない薄い部品であり、このタイプの溶接は、この場合、後述する方法を用いることによって、逆説的に適用可能である。この種の溶接は、高い溶接品質と優れた再現性とを提供し、検査に間隔を置くことができるので、特に有効である。
本発明は、また、このような羽根の製造方法を提案し、この方法は、a.たとえば鍛造または鋳造により翼のブランクを製造する操作と、b.たとえばフライス削りにより、窪みのある側壁に空洞をあける操作と、c.空洞を縁取り、支持面と側面とを含んでいて、同様にフライス削り可能である接合部を、窪みのある側壁に設ける操作と、d.窪みのある側壁の形状をとる外面を含むカバーを製造する操作とを含み、このカバーが、たとえば鋼板の切断と成形加工とにより得られ、e.接合部にカバーを挿入して、中空の側壁で翼の他の部分にカバーの縁を溶接する操作を含み、溶接が、カバーの縁の厚さECに少なくとも等しい深さPで実施され、この溶接が、たとえば不活性の雰囲気でレーザビームにより、または真空で電子ビームにより実施可能であり、f.たとえばフライス削り、研削、または研磨により、羽根を仕上げる操作を含む。
有利には、溶接が、「Friction Stir Welding」タイプの摩擦溶接機により実施され、この溶接機は、三個の並進自在度と二個の回転自在度とに従って相対移動可能なテーブルおよびスピンドルを含んでおり、前記スピンドルが、幾何学的な回転軸に従って溶接工具を回転駆動し、前記溶接工具が、ショルダに突出する爪を含み、ブランクが、テーブルに結合される取付台に配置され、前記取付台が、ブランクの反対側の側壁に係合する形状の支持面を含み、ブランクが、その反対側の側壁によって前記支持面で支持され、この取付台が、また、ブランクを囲んで取付台にブランクを横に配置するストッパを含み、前記カバーが、前記接合部に挿入され、ブランクとカバーとからなるアセンブリが、遠隔制御される複数のクランプ(bride、clamp)により保持され、回転する爪が、カバーの縁と翼の他の部分との間で中空の側壁に差し込まれ、そのときショルダが、中空の側壁と同じ高さになり、制御される各クランプは、溶接工具の通過時に引っ込んで、この工具と衝突しないようにする。
このような方法により、溶接工具が翼に及ぼす強い力と、翼およびカバーの薄さと可撓性にもかかわらず、翼にカバーを摩擦溶接可能になる。羽根は、使用時に強い力を受けるので、この方法により、羽根の寿命を延ばせる品質の高い溶接が得られる。
本発明は、詳細な実施例および添付図面から、いっそう理解され、本発明のもたらす長所がさらに明らかになるであろう。
明確にするために、図2、4、5、7の断面図の羽根は、反らない状態で、厚さを著しく誇張して示した。
最初に図1を参照する。羽根10は、よく知られた物体であり、図1の下から上に向かって、図示されていないロータに羽根をはめ込む脚部20と、プラットフォーム30と、翼40とを連続して含む。翼40は、薄型で反っている。翼40は、前縁42と呼ばれる丸みを帯びた縁により横方向前方に画定され、それよりも細い、後縁44と呼ばれる第二の縁により横方向後方に画定され、2個の側壁50によりサイドで画定されている。翼40の台座、すなわち、プラットフォーム30に翼40が接する部分に参照符号56を付し、翼40の頂部、すなわち、プラットフォーム30と反対側の翼40の端に参照符号60を付した。また、前縁42の端を構成するラインに参照符号42aを付し、後縁44の端を構成するラインに参照符号44aを付した。翼40は反っており、すなわち、前縁42と後縁44との間で弓形を形成するので、一方の側壁50は凸形で他方の側壁は凹形となり、凸形の側壁50は上面(extrados)、凹形の側壁50は下面(intrados)と呼ばれる。
一般に、前縁42の端42aと後縁44の端44aとの間の翼40の幅をLPと定義する。翼40が反っているとき、この幅LPは、2個の側壁50の間の半分の距離を通る曲線、いわゆる「中性の」幾何学的な線46に沿って測られる。また、翼40の幅EP、すなわち側壁50間の最大距離が定義され、この厚さEPは、好適には、翼40の頂部60で測定される。
次に、図2、3aを参照する。翼40は、この側壁50の一方で中空の側壁50aと呼ばれる側壁に空洞70を含み、この空洞は、同様に側壁50aに配置されるカバー80によって塞がれる。中空の側壁50aと反対側の側壁50に参照符号50bを付す。また、この空洞70の底と側面とにそれぞれ参照符号72、74を付す。この側面74は、前縁42、台座56、および後縁44を連続してたどることによりU字形を形成する。U字形の自由端は、翼40の頂部60に通じているので、空洞70は、この頂部60に通じる開口部76を含む。カバー80の外面、内面、縁、および最小側面(chant)にそれぞれ参照符号82、84、85、86を付す。カバー80の外面82は、中空の側壁50aの形状をとり、その結果、空洞70の上に中空の側壁50aの一部を構成する。カバー80の内面84は、空洞70の底72の正面にある。
空洞70の底72と、反対側にある側壁50bとの間に配置される翼40の材料は、前縁42と後縁44とを互いに結合する接続部110を構成する。接続部110の最小の厚さをERminと記す。カバー80と接続部110とは協働し、翼40の剛性を確保する。このため、カバー80に、少なくともERminの0.5倍に等しい最小厚さECminを与える。
翼40を大幅に軽量化するために、空洞70の幅LCは、翼の幅LPの少なくとも50%に等しく、幅LCは、前縁42および後縁44に沿った空洞の側面74の間で測定される。幅LCは、幾何学的な中性線46に沿って測定される。
必須というわけではないが、好適には、カバー80の最小厚さECminを翼40の厚さEPの少なくとも20%とし、このカバーが有効に翼40の機械抵抗に加担するようにする。
カバー80は、翼40の空洞70の縁に設けられた接合部90に入り、この接合部90が、空洞70の側面74に階段状のステップを形成する。接合部90は、空洞70がある側壁50aに通じる。接合部90は、翼40の内部で、側壁50aからカバー80の縁の厚さECに等しい距離の箇所に配置された支持面92を含む。カバー80は、内面84によって支持面92で保持される。実際には、支持面92は、空洞70の側面74に隣接し、中空の側壁50aに平行である。接合部90は、また、中空の側壁50aに隣接する側面94を有し、この側面94は、カバー80の最小側面86に係合する形状である。側面94は、最小側面86と有限の隙間を形成し、カバー80が、支持面92に接するまで接合部90に入ることができるようにする。
かくして、接合部90の支持面92は、カバーの外面82が中空の側壁50aと同高になるまで、すなわち、外面82が中空の側壁50aの連続性を保証して、窪みも出っ張りも引っ込みも形成しないように、カバー80を配置する役割を果たし、接合部90の支持面94は、空洞70が中空の側壁50aでカバー80により完全に被覆されるように、この空洞70の上にカバー80を位置決めする役割を果たす。
翼40は、また、中空の側壁50aに、この側壁と同高の、すなわちくぼみも出っ張りもない溶接ビード100を含む。溶接ビード100は、カバー80の縁に沿って、カバー80の縁85の厚さECに少なくとも等しい深さPで翼40の深さに入る。かくして、溶接ビード100は、カバー80の縁の厚さECに少なくとも等しい深さの、カバー80の縁から翼40の他の部分までの材料の連続的な結合を保証する。
そのため、溶接ビード100は、接合部90の側面94と、この側面94に向かい合った最小側面86とを完全に含むので、側面94および最小側面86は、溶接ビード100で見えなくなる。溶接ビード100は、また、そのタイプに応じて、接合部90の側面94に隣接する接合部90の支持面92の一部と、最小側面86に隣接するカバー80の内面84の同じ部分とを含むことができる。
カバーの縁85の厚さECに少なくとも等しい深さでこのように確保される材料の連続性により、中空の側壁50aの付近で亀裂が始まることはなくなる。
それに対して、従来技術を示す図3bでは、溶接ビード100が、カバー80の縁85の深さECよりも浅い深さPである。このため、最小側面86の一部86aと、側面94の一部94aが結合されておらず、亀裂の始まり部分102が形成され、この部分が、中空の側壁50aの接線方向の応力106の作用で、亀裂104になり、中空の側壁50aに向かって広がり、他方では翼40の内部へと広がる可能性がある。
本発明のこの実施例では、空洞70が翼40の頂部60に通じている。そのため、溶接ビード100は、U字形に開いた形状を有し、頂部60を起点としてこの頂部に戻る。溶接ビード100のこうしたU字形を図1に示した。この開口部により、頂部60で翼40を軽量化し、その結果、ロータ全体を軽量化し、慣性モーメントを有効に低減できる。何故なら、本発明により翼40の頂部60で除去されているこの材料は、タービン羽根車への慣性モーメントが最大だからである。この開口部は、タービン羽根車の回転で発生する遠心力により、空洞70に異物が入らないようにし、あるいは、タービン羽根車の休止時に異物が空洞に入らないようにするので、ロータの均衡に影響を与えない。
溶接部100は、蝋付けにより得られる。この場合、接合部90の側面94ならびに、この側面94に向かい合った最小側面86は、物理的に保持される。
溶接部100は、また、電子ビームまたはレーザビームによる溶融によっても得られる。
しかしながら、好適な実施形態では、溶接部100は、中空の側壁50aからカバー80と翼40の他の部分との間に入る爪状の回転溶接工具を用いた「Friction Stir Welding」すなわち摩擦溶接により得られる。溶接される部品の金属での爪の回転により、溶接に必要な熱がもたらされる。実際、発明者は、このタイプの溶接が、次の二つの品質を結合することを認めた。
溶接部100は、完全に均質で、破壊の始まり部分を構成しうる物質を含まないか、またはそうした物質が欠乏している。
溶接部100は、再現性のある高い信頼性で保証され、非常に間をおいた破壊検査だけしか必要としない。
発明者は、溶接部の優れた均質性と再現性について次のように説明する。放出熱の影響で回転爪の周囲の金属は可塑性の状態になり、爪から離れるにつれて速度勾配を減少しながら、この爪を中心とする回転運動に従う。このような運動により、カバーの金属と翼の他の部分の金属とが混合し、合金の溶融により部品を溶接する場合に通常見られる多孔性および引け巣が吸収される。
次に、本発明による羽根を製造する方法の詳しい例について説明する。そのため、図4、5、6を同時に参照する。この方法は、次のような操作を含む。
a.完全な、すなわち、脚部20と、プラットフォーム30と、翼40とを含む、羽根10のブランク10aを製造する操作。ブランク10aの翼40は、最終的な形状で反らされる。ブランクとは、最終的な羽根の形状をとるが、寸法決定の精度に欠き、材料が余分な厚みを有する部品を意味する。この余分な厚みは、その後の仕上げ操作により除去される。使用材料に応じて、通常の鍛造方法および加工方法で、または鋳造成形加工方法で、ブランク10aを製造可能である。ブランク10aは、頂部60に、図1では破線で示した少なくとも一つの延長部62を含む。延長部62は、最終的な羽根10となる部分の外側に配置されており、この延長部62により、最終的な羽根10になる部分の外側に溶接ビード100の始まり部分102と末端部分104とを製造することができる。換言すれば、溶接ビード100の始まり部分102と末端部分104が、延長部60にあり、従って、最終的な羽根10になる部分の外側にある。それによって、始まり部分102と末端部分104の材料による不均質性がこの最終的な翼10にないようにしている。この例では、溶接ビード100がU字形であり、一方は溶接ビード100の始まり部分102用で、他方は末端部分104用の、2個の離散的な延長部62が、頂部60に設けられている。
b.ブランク10aの中空の側壁50aに空洞70を加工する操作。この空洞90は、中空の側壁50aに通じ、また、頂部60に通じている。加工は、たとえば、通常技術によるフライス削りによって実施可能である。このようにして、フライス削りにより、空洞70の底72と側面74とを加工する。
c.空洞70の側面74と中空の側壁50aとが構成する材料の角度に接合部90を加工する操作。この加工は、たとえば、通常技術によるフライス削りによって実施可能である。このようにして、接合部90の支持面92および側面94をフライス削りで加工する。
d.接合部90の形状をとる鋼板の切断によりカバー80を製造し、ブランクの中空の側壁50aの形状に反らせる操作。カバーの縁の厚さECを、側壁50a内の接合部90の深さ、すなわち、支持面92とこの中空の側壁50aとの間の距離に等しくすることによって、カバーの外面82が、中空の側壁50aの延長線上に来て、空洞70の上部でこの側壁を構成可能であるようにする。実際には0.2mmから0.5mmの有限の隙間を残し、カバー80が接合部90に容易にはめ込まれ、支持面92に接するようにすることが可能である。しかしながら、この隙間は有限としておく。何故なら、隙間は、溶接中、材料の欠如を発生し、中空の側壁50aとカバー80の外面82における材料の余分な厚み180によって、材料の欠如を補償しなければならないからである。
このようにして、接合部90およびカバー80は、カバー80が接合部90に入ってその内面84により支持面92で支持されて、外面82が中空の側壁50aの延長線上に来るように寸法決定される。接合部90の側面94は、カバー80を囲んで空洞70の上にカバーを配置し、中空の側壁50aでこの空洞70を被覆する。
e.次いで、図示されていない摩擦溶接機のテーブル130の取付台140にブランク10aを平らに配置する操作。反対の側壁50bは、取付台140の支持面142で保持され、ブランク10aは、ストッパ144により横方向に囲まれ、取付台140の支持面142の上にブランク10aを配置する。その後、カバー80を接合部90に配置し、取付台140でブランク10a+カバー80のアセンブリを結合する。このようにして、取付台140は、幾何学的な回転軸172に従って回転する溶接工具170に向かい合って、中空の側壁50aおよびカバー80を提示する。溶接工具170は、その一端から順に、ショルダに隣接する爪174を有し、爪174およびショルダ176は、幾何学的な回転軸172に同軸である。
5.溶接工具140を回転させ、この工具を適切な空間で一定の軌道に従わせることにより、回転爪174が中空の側壁50aのカバー80の縁とブランク10aとの間に入るようにして、溶接ビード100を形成する操作。ショルダ176は、中空の側壁50aと同高になり、溶接工具170は、翼40の頂部60から出て、中空の側壁50aでカバー80を一周する。
溶接中、溶接工具170の幾何学的な回転軸172は、空間で適切な軌道に沿って進み、ほぼ接合部90の側面94とカバー80の最小側面86との間を通る。幾何学的な回転軸172は、取付台140の支持面142に到達し、そこに軌道(図示せず)を画定する。支持面142は、少なくともこの軌道の付近で翼40とほぼ接触する。これにより、取付台140は、翼40およびカバー80にたわみを発生せずに侵入力178を吸収する。
6.羽根を仕上げる操作。すなわち、研削、フライス削り、研磨等の通常の方法により頂部60および羽根10の他の部分を加工し、一つまたは複数の延長部62を加工する操作。
使用される溶接機は、デジタル制御式のいわゆる「5軸」タイプである。すなわち、テーブル130に対する溶接機のスピンドル132の相対移動を3個の並進軸と2個の回転軸とに従って実施可能であり、こうした移動は、コンピュータプログラムにより制御される。スピンドルは、その幾何学的な回転軸172により溶接工具170を回転駆動し、溶接部品にこの工具の摩擦を発生する。
爪174は、溶接ビード100の深さPがカバー80の縁85の厚さECを上回るように、ショルダ176の下に十分な長さを有する。このため、カバー80の最小側面86と、接合部90の側面94と、これらが相互の間に構成する隙間からなる空間とが、形成される溶接ビード100で見えなくなる。中空の側壁50aに対してほぼ垂直な隙間の形状をとるこれらの空間は、図3aに示したように、中空の側壁50aに交互に及ぼされる作用によって広がって、破壊を発生する亀裂と同等視することができる。
実際には、溶接中、溶接工具170は、ほぼ幾何学的な回転軸172に沿って位置特定される強い侵入力178を部品に及ぼす。このため、形成される溶接ビード100に面してブランク10aを支持するような適切な形状を支持面142に与える。言い換えると、幾何学的な回転軸172は、溶接中ずっと、この支持面142を通る。この構成により、侵入力178は、ブランク10aおよびカバー80を単に圧縮するだけで、非常に薄いこの2個の部品をたわませずに支持面142に伝達される。
同様に、溶接中、溶接工具170は、中空の側壁50aに接線方向の力と強いトルクとを発生し、こうした力およびトルクは、取付台140の支持面142に対してブランク10aを、また、ブランク10aに対してカバー80を、変形させて横に移動させる可能性がある。
そこで、たとえば1mmより下の高精度でブランク10aを配置するようにストッパ144を配置する。これらのストッパは、摩擦溶接が発生する力を引き受けるように十分な強度を有し、前縁42および後縁44に沿って、それらに跡を付けたり変形したりせずに応力を配分できるように十分な幅を有する。
これによって、ブランク10aおよびカバー80は、中空の側壁50aとカバー80の縁とで同時に支持するクランプ160によって取付台140に固定される。この構成により、クランプ160と取付台140の支持面142との間でブランク10aを挟むことができるので、ブランク10aは、単に圧縮されるだけであり、この圧縮が、変形を引き起こしうるたわみを発生せずに、非常に強い固定力を可能にする。
同様に、この構成により、カバー80の縁とブランク10aをクランプ160と取付台140の支持面142との間で挟むことができるので、ブランク10aおよびカバー80は、単に圧縮されるだけであり、この圧縮が、変形を引き起こしうるたわみを発生せずに非常に強い固定力を可能にする。
このようなクランプは、たとえば油圧ジャッキにより遠隔作動され、クランプは、溶接工具の通過時に格納されて、工具と衝突しないようにされる。その後、クランプは、締め付け位置に戻り、溶接が続行する間、ブランクおよびカバーを保持する。
しかしながら、この種の溶接は、溶接部品間にどうしても発生する空間および隙間に対応する材料の欠如により、部品表面に凹凸を形成し、全体として弱い凹みを発生する。この凹みは、一般に、ブランク10aの材料の余分な厚みを上回るものではない。こうした余分な厚みは、仕上げ操作中に研削および研磨によって除去される。余分な厚みが不十分である場合、中空の側壁50aに0.2から0.5mmの突起180を形成できる。突起180は、ブランク10aに材料の追加分をもたらし、その後、翼40の仕上げ時に除去される。
次に、図7を参照する。本発明の特定の実施形態では、羽根10が、翼40の各側壁50に空洞70を含み、各空洞70が、カバー80により塞がれ、各カバー80が、溶接ビード100により翼40の他の部分に結合される。従って、この場合、前縁42と後縁44との間にある接続部110が、2個の空洞70の間の中央位置を占有する。
次に、図8を参照する。本発明の特定の実施形態では、延長部62が1個だけであり、溶接ビード100の始まり部分102と末端部分104とを含む。
次に、図9を参照する。本発明の他の実施形態では、羽根10の頂部60が閉じられている。言い換えると、カバー80の下方にある空洞70が頂部60に通じていない。この場合、溶接ビード100の始まり部分102と末端部分104とは、一体となっているか、または、延長部62のほぼ同じ場所に配置される。溶接ビード100は、カバー80の全周に沿っているので、閉鎖ループを描く。
次に、図10を参照する。本発明の別の実施形態では、頂部60が開いており、空洞70が、図5に破線で示したような、カバー80に溶接される中央リブ190を含む。その結果、中央リブ190は、カバー80に空洞70の底72を結合し、それによって、翼40の剛性をその厚み方向に向上させる。中央リブ190は、前縁42および後縁44に隣接する側面74からほぼ等距離の箇所にある。中央リブ190は、脚部20付近の面74、従ってU字形の底にある面を起点とし、中央リブ190は、頂部60まで上っている。カバー80は、いわゆる「中央」溶接ビード100’により中央リブ190に同様に溶接され、中央溶接ビードの始まり部分102’が、溶接ビード100のU字形の底に配置され、中央溶接ビード100’の末端部分104’が、延長部62に配置される。実際には、まず中央溶接ビード100’を形成し、その始まり部分102’が中央リブ190の上で、U字形の底にあり、この中央溶接ビード100’が、中央リブ190に沿って進み、その末端部分104’が延長部62にくる。次に、カバーの縁に沿って、中央溶接ビード100’の始まり部分102’を通って溶接ビード100を形成することにより、第二の溶接ビード100’の始まり部分102’の材料に場合によっては見られる凹凸を吸収する。
本発明による羽根の斜視図である。 この同じ羽根を示す、図1のAA線による横断面図である。 カバーと翼の他の部分との間の溶接ビードの拡大図である。 亀裂の始まり部分と、場合によっては不十分な深さの溶接ビードにより引き起こされる亀裂とを示す拡大図である。 組立前のカバーと羽根のブランクとを示す図である。 羽根の本体へのカバーの溶接を示す図である。 溶接エリアおよび溶接工具の拡大図である。 2個の空洞と、2個のカバーと、1個の中央芯とを含む、本発明による羽根の別の実施形態を示す図である。 開いた頂部と、U字形の溶接ビードと、頂部の単一延長部とを備えた羽根の概略図である。 閉じた頂部を備える羽根の概略図である。 カバーに溶接される中央リブを備えた羽根を概略的に示す図である。
符号の説明
10 羽根
10a ブランク
20 脚部
30 プラットフォーム
40 翼
42 前縁
42a、44a ライン
44 後縁
46 幾何学的な線
50a、50b 側壁
56 台座
60 頂部
62 延長部
70 空洞
72 底
74 側面
76 開口部
80 カバー
82 カバーの外面
84 カバーの内面
85 カバーの縁
86 最小側面
90 接合部
92 接合部の支持面
94 接合部の側面
100、100’ 溶接ビード
102、102’ 溶接ビードの始まり部分
104、104’ 末端部分
106 応力
110 接続部
130 テーブル
132 工具またはスピンドル
140 取付台
142 支持面
150 ストッパ
160 クランプ
170 溶接工具
172 回転軸
174 爪
176 ショルダ
178 侵入力
180 余分な厚み
190 中央リブ

Claims (4)

  1. タービンエンジンの軽量化された羽根の製造方法であって、
    a.翼(40)のブランク(10a)を製造する操作と、
    b.窪みのある側壁(50a)と呼ばれる側壁に空洞(70)をあける操作と、
    c.接合部(90)が、空洞(70)を縁取り、支持面(92)と側面(94)とを含んでおり、窪みのある側壁(50a)にこの接合部(90)をあける操作と、
    d.窪みのある側壁(50a)の形状をとる外面(82)と、前記外面(82)と反対にある内面(84)をと含むカバー(80)を製造する操作とを含み、前記接合部(90)およびカバー(80)は、カバー(80)が接合部(90)に入ってその内面(84)により支持面(92)で支持されることにより、外面(82)が窪みのある側壁(50a)の延長線上にくるように寸法決定し、接合部(90)の側面(94)が、カバー(80)を囲んでカバーを空洞(70)の上に配置し、窪みのある側壁(50a)でこの空洞(70)を被覆するようにし、
    e.接合部(90)にカバー(80)を挿入し、窪みのある側壁(50a)の翼(40)の他の部分にカバー(80)の縁(85)を溶接する操作を含み、前記溶接が、爪(174)とショルダ(176)とを備える工具であって、カバー(80)と翼(40)の他の部分との間にある窪みのある側壁(50a)から、窪みのある側壁(50a)およびカバー(80)とショルダとが接触するまで入る工具(132)の回転により実施され、次いで、前記工具(132)が、溶接軌道に沿って移動し、溶接ビード(100)が、カバーの縁(85)の厚さECに少なくとも等しい深さPで翼(40)に入ることにより、カバー(80)の縁(85)の厚さECに少なくとも等しい深さについて、カバーの縁(85)と、翼(40)の他の部分との間の材料の連続性を確保し、
    f.羽根(10)を仕上げる操作を含み、
    ブランク(10a)が、最終的な羽根(10)となる部分の外側に配置される少なくとも一つの延長部(62)を頂部(60)に含み、溶接ビード(100)の始まり部分(102)と末端部分(104)とが、前記延長部(62)にあることを特徴とする、方法。
  2. 溶接が、摩擦溶接機により行われ、この溶接機が、三個の並進自在度と二個の回転自在度とに従って相対移動可能なテーブル(130)およびスピンドル(132)を含んでおり、前記スピンドル(132)が、幾何学的な回転軸(172)に従って溶接工具(170)を回転駆動し、前記溶接工具(170)が、ショルダ(176)に突出する爪(174)を含み、ブランク(10a)が、テーブル(130)に結合される取付台(140)に配置され、前記取付台(140)が、ブランク(10a)の反対側の側壁(50b)に係合する形状の支持面(142)を含み、ブランク(10a)が、その反対側の側壁(50b)によって前記支持面(142)で支持され、この取付台(140)が、また、ブランク(10a)を囲んで取付台(140)にブランクを横に配置するストッパ(150)を含み、前記カバー(80)が、前記接合部(90)に挿入され、ブランク(10a)とカバー(80)とからなるアセンブリが、遠隔制御される複数のクランプ(160)により保持され、回転する爪(174)が、カバーの縁(85)と翼(40)の他の部分との間で中空の側壁(50a)に差し込まれ、そのときショルダ(176)が、中空の側壁(50a)と同じ高さになり、制御される各クランプ(160)は、溶接工具(100)の通過時に引っ込んで、この工具と衝突しないようにすることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 頂部(60)が開いており、空洞(70)が、始まり部分(102’)を備える中央溶接ビード(100’)によりカバー(80)に溶接される中央リブ(190)を含んでおり、前記中央溶接ビード(100’)の始まり部分(102’)が、溶接ビード(100)にあり、前記中央溶接ビード(100’)が、溶接ビード(100)に予め形成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の方法によって得られる、タービンエンジンの軽量化羽根。
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