JP4145860B2 - 作業用車両 - Google Patents

作業用車両 Download PDF

Info

Publication number
JP4145860B2
JP4145860B2 JP2004321983A JP2004321983A JP4145860B2 JP 4145860 B2 JP4145860 B2 JP 4145860B2 JP 2004321983 A JP2004321983 A JP 2004321983A JP 2004321983 A JP2004321983 A JP 2004321983A JP 4145860 B2 JP4145860 B2 JP 4145860B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
engine
vehicle
engine stop
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004321983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006136120A (ja
Inventor
吉夫 田上
貴志 諸田
昌彦 梅山
武志 加賀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP2004321983A priority Critical patent/JP4145860B2/ja
Publication of JP2006136120A publication Critical patent/JP2006136120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4145860B2 publication Critical patent/JP4145860B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
    • B60K6/20Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
    • B60K6/42Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs characterised by the architecture of the hybrid electric vehicle
    • B60K6/48Parallel type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車体に作業装置およびこの作業装置を駆動する架装部バッテリを有する作業用車両に関し、特に詳細には、エンジンの出力をモータにより補助するハイブリッド車を用いた作業用車両であって、このモータから発生する電力を用いて架装部バッテリを充電するように構成された作業用車両に関する。
高所作業車のような作業用車両において、車体に設けられた作業装置を駆動する方法としては、この高所作業車の走行用のエンジンを駆動し、変速機に取り付けられたPTO(パワーテイクオフ機構)から取り出した動力によりオイルポンプを駆動し、このオイルポンプから吐出される作動油を用いて作業装置を駆動するにように構成されたものが知られている。しかしながら、エンジンを駆動して動力を取り出す方式にするとエンジンの駆動音により騒音が発生してしまう。そのため、PTOとは別に車体に架装部バッテリを設け、作業装置を用いて作業を行うときは、エンジンを停止し、この架装部バッテリによりオイルポンプを作動させて作業装置を駆動する方式が用いられている。
このような架装部バッテリを用いて作業装置を駆動させる場合、架装部バッテリを充電する方法としては、商用電源を用いて充電する方式や、PTOと同様にエンジンに取り付けられた発電機から電力を得て充電する方式が知られている(例えば、特許文献1または2参照)。
特公平5−73614号公報 特開平10−87295号公報
しかしながら、以上のように構成された作業用車両においては、作業装置を駆動すると架装部バッテリの容量が減るため、複数の作業現場があり長時間の作業等を行うと架装部バッテリの容量減により作業が中断する可能性がある。そのため、作業用車両の走行中においても架装部バッテリを充電可能にすることが必要である。特に、エンジンの出力をモータで補助するハイブリッド車を用いた作業用車両の場合、加速時にモータを駆動し、また、減速時にモータから発生する減速エネルギー(電力)を充電する走行用バッテリを有するハイブリッドシステムが搭載されており、このハイブリッドシステムを用いて架装部バッテリを効率良く充電する方法が望まれている。
本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであり、走行時にハイブリッドシステムから電力を得て架装部バッテリを充電することができる作業用車両を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る作業用車両(例えば、実施形態における高所作業車1)は、エンジン、モータ(例えば、実施形態における走行用モータ62)、走行用バッテリ、並びに、モータと走行用バッテリとの電力の授受およびエンジンを制御するパワードライブユニットを有し、エンジンの出力により車輪(例えば、実施形態における後輪3b)を回転させて走行するものであり、エンジンにより車輪を回転させて加速するときはパワードライブユニットが走行用バッテリの電力をモータに供給してこのモータによりエンジンの出力を補助し、減速するときはモータから発生する電力をパワードライブユニットが走行用バッテリに充電するハイブリッドシステムを有する車体と、この車体上に設けられた作業装置(例えば、実施形態におけるブーム5)と、車体に設けられ作業装置を駆動する架装部バッテリとから構成される。そして、この作業用車両は、モータで発生する電力により架装部バッテリを充電する充電器と、この充電器とモータとを接続する充電制御装置とを有し、充電制御装置が、走行用バッテリの充電量が所定の値以上のときは、モータで発生した電力により架装部バッテリを充電するように構成される。
本発明に係る作業用車両はさらに、エンジンがアイドル状態であるときに、エンジンを停止するエンジン停止制御を行うエンジン停止制御手段(例えば、実施形態におけるエンジン停止制御部65c)を有し、充電制御装置が、架装部バッテリを充電しているときは、エンジン停止制御手段にエンジン停止制御を規制する規制信号を出力するように構成され、エンジン停止制御手段が、この規制信号を受け取り、且つ、架装部バッテリが所定の充電容量以下のときにエンジン停止制御をしないように構成される。
このとき、充電制御装置が、架装部バッテリの充電中に、エンジン停止制御を規制するか否かを選択するエンジン停止制御選択手段(例えば、実記形態における選択部82a)を有して構成されることが好ましい。
また、作業装置が格納状態であるか否かを検出する作業姿勢検出手段(例えば、実施形態におけるジャッキ接地検出器11)と、この作業姿勢検出手段により作業装置が格納状態にないことが検出されたときに、パワードライブユニットに停止信号を出力し、このパワードライブユニットによりエンジンを停止するエンジン停止手段(例えば、実施形態におけるコントローラ30)とを有して構成されることが好ましい。
このとき、充電制御装置が、作業姿勢検出手段により作業装置が格納状態にないことが検出されたときに、エンジン停止制御手段を規制せずに、エンジン停止制御を行うか、エンジン停止制御手段を規制して、エンジン停止制御を行わずに架装部バッテリの充電を行うかを選択する架装部バッテリ充電選択手段(例えば、実施形態における選択部82a)を有して構成されることが好ましい。
本発明に係る作業用車両を以上のように構成すると、この作業用車両の走行中に架装部バッテリを充電することができるので、架装部バッテリの充電容量低下により作業装置による作業が中断されることがなくなり作業効率が向上するとともに、作業現場では架装部バッテリにより作業装置を駆動することができるので、作業現場での騒音や排気ガスの発生を防止することができる。
このとき、架装部バッテリの充電中に作業用車両のエンジン停止制御を規制するように構成することにより、作業用車両が停車中も架装部バッテリが充電されることとなり、架装部バッテリを十分に充電することができる。また、このエンジン停止制御を規制するか否かを選択する選択手段を設けることにより、エンジン停止制御をして環境に配慮した走行を行うか、架装部バッテリの充電を優先するかを選択することが可能となる。
また、作業装置が格納状態でないこと、すなわち、この作業用車両が作業姿勢になったことを検出して、エンジンを停止するように構成し、さらに、架装部バッテリから電力を供給して作業装置を駆動するように構成することにより、作業装置による作業中はエンジンが停止した状態で作業を行うことができるため、作業現場において、このエンジンの駆動による騒音や排気ガスの発生を防止することができる。このとき、エンジン停止制御を行うか、エンジン停止制御を行わずに架装部バッテリの充電を行うかを選択できるようにすることにより、作業装置による作業が架装部バッテリの状態により中断されることがない。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本発明に係る作業用車両の一例として、車体に高所作業装置が搭載された高所作業車1の全体構成について図1を用いて説明する。この高所作業車1は、車体2の前方に運転キャビン2aを有し、前後輪3a,3bで走行可能なトラックシャーシをベースに構成される。運転キャビン2a後方の車体2上には、上方に突出して旋回台4が水平旋回可能に取り付けられており、この旋回台4の下側に設けられた旋回モータ51により駆動される。旋回台4の上部にはブーム5が枢結されており、旋回台4とブーム5の下面との間に張り渡された起伏シリンダ52により起伏動されるように構成されている。このブーム5は、基端ブーム5a、中間ブーム5bおよび先端ブーム5cが入れ子式に組み合わされて、内蔵された伸縮シリンダ53により伸縮動可能に構成されている。
先端ブーム5cの先端部には、支持部材6がブーム5の起伏面と同一面上で上下に揺動可能に取り付けられている。支持部材6には垂直ポスト部(図示せず)を有し、先端ブーム5cと支持部材6との間に配設されたレベリングシリンダ(図示せず)により支持部材6の揺動制御が行われ、ブーム5の起伏の如何に拘わらず垂直ポスト部が常に鉛直に延びて位置するように揺動制御(レベリング制御)される。
このように常時鉛直に保持される垂直ポスト部に、アーム7を介して水平旋回自在に(首振り動自在に)作業台8が取り付けられており、この作業台8の床面はブーム5の起伏の如何に拘わらず常に水平に保持される。なお、支持部材6の上端部にウィンチ18が設けられており、重量物の吊り上げを行うことができるように構成されている。
作業台8にブーム操作装置10が設けられている。ブーム操作装置10には、旋回台4やブーム5の作動操作を行う操作レバーや各種の操作スイッチ等が設けられている。このため、高所作業車1では、作業台8に搭乗した作業者がブーム操作装置10を操作して、旋回台4の旋回作動、ブーム5の起伏並びに伸縮作動、作業台8の首振り作動などの作動操作を行うことができ、所望の高所位置に移動できるようになっている。
このように構成される高所作業車1では、ブーム5を旋回動や伸長動させて作業台8を移動させたとき、あるいは、ウィンチ18により重量物を吊り上げたときに、ブーム5を腕として車両を転倒させようとするモーメント(一般的に「転倒モーメント」と称される)が作用する。そこで、この転倒モーメントに抗して車体2を安定支持させるため、車体2の前後左右の四箇所にアウトリガジャッキ9が設けられている。
例示するアウトリガジャッキ9は、いわゆるH型のものであり、横長方形のアウトリガボックスに内蔵されたスライドシリンダを伸縮作動させることでアウトリガ内箱の側端に設けられたジャッキを左右に拡縮可能に構成されている。各アウトリガジャッキ9は上下に延びる縦長箱状のアウタポスト9aと、このアウタポスト9aに入れ子式に嵌挿されて上下に摺動自在なインナポスト9b、および、これらのポスト間に内蔵されたジャッキシリンダ54等から構成され、ジャッキシリンダ54の上端部(シリンダ側端部)がアウタポスト9aに接続され、下端のロッド側端部がインナポスト9bに接続されている。このため、ジャッキシリンダ54を伸長作動させることでアウタポスト9aに対してインナポスト9bを下方に張り出させ、インナポスト9bの下端に設けられた接地板9cを地面に接地させて車体2を持ち上げ支持可能に構成されている。
なお、アウトリガジャッキ9のジャッキシリンダ54の上端には、アウトリガジャッキ9が接地したことを検出するジャッキ接地検出器11が設けられている。
車体2の後部にアウトリガジャッキ9の作動操作を行うジャッキ操作装置20が設けられ、車体2の上部にアウトリガジャッキ9の作動を制御するコントロールユニット30、および、旋回モータ51、起伏シリンダ52、伸縮シリンダ53、ジャッキシリンダ54等(以下、まとめて「アクチュエータ50」と呼ぶ)に作動油を供給する油圧ユニット40が設けられている。
本実施例においては、高所作業車1は、エンジンの動力をモータで補助して走行するハイブリッド車をベースに構成されており、以下、図2を用いて、このハイブリッド車の構成について説明する。なお、図2において、電力の流れを太い実線で示し、電気信号の流れを細い実線で示し、作動油の流れを破線で示す。
高所作業車1は、車両を走行させるエンジン61と、このエンジン61に接続された走行用モータ62と、エンジン61および走行用モータ62の出力を変速して後輪3bに伝達する変速機63と、走行用バッテリ64と、走行用バッテリ64と走行用モータ62を接続してこの走行用バッテリ64と走行用モータ62との電力の授受を制御するパワードライブユニット65とからなるハイブリッドシステム60を有している。なお、エンジン61と走行用モータ62とはその出力軸同士が直列に接続されたパラレルハイブリッドシステムを構成している。
ここで、走行用モータ62は、例えば、三相かご形誘導機で構成されており、エンジン61の始動時には走行用バッテリ64の電力によりスターターとして作用し、高所作業車1の加速時にはエンジン61からの回転出力に加えてこの走行用モータ62を回転駆動させて出力(トルク)を補助し、一方、高所作業車1の減速時にはこの走行用モータ62を発電機として作用させて車両の減速エネルギーを電気エネルギー(電力)に変換して走行用バッテリ64に充電するように構成されている。
なお、パワードライブユニット65は、走行用モータ62と走行用バッテリ64との間で電力の授受を行うためのインバータ部65aと、エンジン61の回転数を検出する回転センサ66、高所作業車1の車速を検出する車速センサ67、アクセルの開度を検出するアクセルセンサ68、クラッチの状態を検出するクラッチスイッチ69からの信号およびキースイッチ70が連動しており、キースイッチ70がオンされて高所作業車1が始動状態になると、以上のセンサからの信号に基づいてエンジン61、走行用モータ62、および、走行用バッテリ64を制御するエンジン制御部65b、並びに、運転キャビン2a内に設けられたエンジン停止スイッチ72に接続され、このエンジン停止スイッチ72がオンされているときは、エンジン制御部65bにエンジン停止信号saを出力し、エンジン61がアイドル状態であるとき、すなわち、高所作業車1が停車中であるとき(車速センサ67より車速が0で、アクセルセンサ68やクラッチスイッチ69から停車中であると判断されるとき)にエンジン制御部65bによりエンジン61を停止させるエンジン停止制御を行うエンジン停止制御部65cとを有して構成されている。
特に、このようなハイブリッドシステム60とすることにより、高所作業車1の停車中に、エンジン61を停止しても、走行用モータ62により素早く発進させることができるため、エンジン61からの排出ガスを低減して環境に配慮することができ、また、減速時に得られた電気エネルギーを充電して走行用モータ62でエンジン61の出力を補助することにより燃費を向上させることができる。
次に、車体2上に設けられた高所作業装置(上述のブーム5等)の作動機構は、ブーム操作装置10やジャッキ操作装置20からの操作信号sb,scや、ジャッキ接地検出器11からの検出信号sdを受けてアクチュエータ50を制御するコントローラ30と、アクチュエータ50を作動させるために作動油を供給する油圧ユニット40と、高所作業装置を駆動するための架装部バッテリ31とから構成される。
油圧ユニット40は、第1ポンプ42と第2ポンプ44とを有しており、第1ポンプ42は、上述の変速機62に取り付けられたパワーテイクオフ機構(PTO)71により取り出された動力により駆動され、第2ポンプ44は、架装部バッテリ31から電力供給を受けて駆動する第2モータ43により駆動される。この第1ポンプ42および第2ポンプ44は、コントローラ30によりスイッチ32,33が切り換えられていずれか一方が駆動するように構成されており、作動油が、作動油タンク45から第1若しくは第2ポンプ42,44に吸い上げられて制御バルブ46に供給される。制御バルブ46は、その作動がコントローラ30から出力される制御信号seにより制御されており、第1若しくは第2ポンプ42,44から供給される作動油の供給・排出を制御してアクチュエータ50の作動が制御される。
それでは、以上のように構成された高所作業車1において、架装部バッテリ31を充電するための充電装置について説明する。充電装置80は、走行用モータ62で発生した電力を得て架装部バッテリ31を充電する充電器81と、架装部バッテリ31の充電制御を行う充電制御装置82とから構成される。なお、充電器81および充電制御装置82は、架装部バッテリ31からインバータ部65aおよび走行用バッテリ64の接続部に延びる回路上に、充電制御装置82、充電器81の順で直列に接続されており、充電制御装置82は、走行用バッテリ64および架装部バッテリ31の充電容量を検出可能に構成されている。
この充電制御装置82の処理は、図3に示すとおり、エンジン61の始動を検知すると(S100)、まず走行用バッテリ64の充電容量を確認する(S101)。そして、所定の充電量に満たない場合は、充電制御装置82は充電器81とインバータ部65aを接続せず、走行用モータ62から発生する電力により走行用バッテリ64を充電する走行用バッテリ充電モードにする(S102)。一方、走行用バッテリ64が所定の充電量である場合は、架装部バッテリ31の充電容量を確認する(S103)。そして、架装部バッテリ31が所定の充電量に満たない場合は、充電器81とインバータ部65aを接続し、走行用モータ62から発生する電力により架装部バッテリ31を充電する架装部バッテリ充電モードにする(S104)。以上の処理(S101〜S104)を繰り返すことにより、高所作業車1の走行中に架装部バッテリ31を常に十分な充電容量(所定の充電量を有する状態であり、以下、「満充電」と呼ぶ)にすることができる。そのため、高所作業装置による作業が中断されることがなくなる。ここで、架装部バッテリ31の充電を開始するときの充電量と、満充電時の充電量とは同一の値である必要は無い(充電開始の充電量は満充電の充電量よりも低い)。
なお、この高所作業車1においては、充電制御装置82により、走行用モータ62から発生する電力により架装部バッテリ31が充電されている間も、パワードライブユニット65は、必要に応じて走行用バッテリ64から電力を取り出して走行用モータ62を駆動してエンジン61の出力を補助することができるように構成されている。また、充電制御装置82には、操作部82aが接続されており、上述のようにハイブリッドシステム60を用いて架装部バッテリ31を充電するか否かを選択することができるように構成されている。また、以上の説明においては、走行用モータ62からの電力により架装部バッテリ31を充電する方法について示したが、これに加えて、商用電源から電力を得て架装部バッテリ31を充電する方式を実装して併用することも可能である。
以上のような充電装置80によると、架装部バッテリ31は、走行用モータ62から発生する電力を用いて充電されるが、上述のように、このようなハイブリッドシステム60を搭載する作業用車両(高所作業車1)では、エンジン停止機能により停車時にはエンジン61が停止するため、十分に充電されない虞がある。そこで、本実施例に係る高所作業車1においては、操作部82aにより架装部バッテリ31の充電が選択されているときは、充電制御装置82がエンジン停止制御部65cにエンジン停止機能の規制信号sfを出力するように構成されている。エンジン停止制御部65cは、規制信号sfが出力されているときは、架装部バッテリ31の充電状態を検出して充電量が十分でないと判断した場合は(図2の場合は、架装部バッテリ31の出力側の電圧vを検出し、所定の値以下の場合は、充電容量が十分で無いと判断する)、エンジン停止スイッチ72のオン・オフ状態に拘わらず、エンジン停止機能が作動しないように構成されている。
以上のような構成によると、エンジン停止スイッチ72がオン状態で、エンジン停止制御が選択されていても、架装部バッテリ31の充電容量が十分でない場合は、エンジン停止制御が働かず、停車中でもエンジン61が駆動し続けて架装部バッテリ31が充電される。そのため、架装部バッテリ31は常に十分な充電容量となるため、この架装部バッテリ31の充電容量不足のために高所作業が中断されることがなく作業効率が向上する。また、作業現場では架装部バッテリ31により高所作業装置を作動させることができるので、作業現場での騒音や排気ガスの発生を防止することができる。なお、エンジン停止制御を規制して架装部バッテリ31の充電をするか否かは上述の操作部82aで選択することができる。そのため、エンジン停止制御をして環境に配慮した走行を行うか、架装部バッテリ31の充電を優先するかを選択することが可能となる
このような高所作業車1により高所作業を行う場合、ブーム5等の高所作業装置の作動油は、エンジン61を駆動して変速機63に取り付けられたPTO71から動力を取り出し第1ポンプ42を駆動して供給する方法と、架装部バッテリ31から電力を得て第2ポンプ44(第2モータ43)を駆動して供給する方法とがあるが、これらは、ブーム操作装置10によりいずれのポンプ42,44により作動油を供給するかが選択され、このブーム操作装置10からの操作信号sbに基づいてコントローラ30がスイッチ32,33のいずれかをオンして第1若しくは第2モータ41,43を駆動する。
上述のように、通常、高所作業を行う場合は、周囲への騒音対策等から、架装部バッテリ31の電力を用いて高所作業装置が駆動されるため、本実施例に係る高所作業車1では、この高所作業車1が作業姿勢になった、すなわち、高所作業装置が格納状態にないとコントローラ30で判断されると、パワードライブユニット65のエンジン制御部65bに停止信号sgを出力し、エンジン61を停止させる。また、コントローラ30から充電制御装置82に充電停止信号shを送信し、架装部バッテリ31の充電を停止し、スイッチ32,33を切り替えて(スイッチ33をオフにし、スイッチ32をオンにして)架装部バッテリ31の電力を第2モータ43に供給し、第2ポンプ44によりアクチュエータ50に作動油を供給する。
ここで、高所作業車1が作業姿勢になったことをコントローラ30が検出する手段としては、例えば、図1および図2に示すように、アウトリガジャッキ9が接地されたことをジャッキ接地検出器11で検出して作業姿勢になったことを検出する方法や、ブーム5が格納状態になったか否かを検出する検出器を設け、この検出器の信号により作業姿勢を検出する方法や、ブーム操作装置10に高所作業車1を走行状態として使用するか作業状態として使用するかを選択するスイッチを設け、このスイッチの状態により判断するように構成することができる。
このように、高所作業車1が作業姿勢になったことを検出してエンジン60を停止するように構成することにより、高所作業中のエンジン61から出る騒音や排気ガスを防止することができる。また、エンジン61の停止と同時に、作動油の供給を第2ポンプ44に自動的に切り換えることにより、高所作業装置を用いた作業を中断することなく実施することができる。なお、充電制御装置82を、操作部82aに設けられたスイッチにより、高所作業装置が格納状態にないことが検出されたときに、エンジン停止制御を行うか、エンジン停止制御を規制してハイブリッドシステム60により架装部バッテリ31の充電を行うかを選択可能なように構成することにより、作業装置による作業が架装部バッテリ31の状態により中断されることがなく、作業効率を向上させることができる。
本発明に係る高所作業車を示す斜視図である。 高所作業車を走行させる駆動部の構成および高所作業装置を駆動させる駆動部の構成を示すブロック図である。 充電制御装置の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 高所作業車(作業用車両)
2 車体
3b 後輪(車輪)
5 ブーム(作業装置)
11 ジャッキ接地検出器(作業姿勢検出手段)
30 コントローラ(エンジン停止手段、駆動切替手段)
31 架装部バッテリ
60 ハイブリッドシステム
61 エンジン
62 走行用モータ(モータ)
64 走行用バッテリ
65 パワードライブユニット
65c エンジン停止制御部(エンジン停止制御手段)
81 充電器
82 充電制御装置
82a 操作部(エンジン停止制御選択手段、架装部バッテリ充電選択手段)
sf 規制信号
sg 停止信号

Claims (4)

  1. エンジン、モータ、走行用バッテリ、並びに、前記モータと前記走行用バッテリとの電力の授受および前記エンジンを制御するパワードライブユニットを有し、前記エンジンの出力により車輪を回転させて走行する作業用車両であって、前記エンジンにより前記車輪を回転させて加速するときは前記パワードライブユニットが前記走行用バッテリの電力を前記モータに供給して前記モータにより前記エンジンの出力を補助し、減速するときは前記モータから発生する電力を前記パワードライブユニットが前記走行用バッテリに充電するハイブリッドシステムを有する車体と、前記車体上に設けられた作業装置と、前記車体に設けられ前記作業装置を駆動する架装部バッテリとからなる作業用車両であって、
    前記モータで発生する電力により前記架装部バッテリを充電する充電器と、
    前記充電器と前記モータとを接続する充電制御装置とを有し、
    前記充電制御装置が、前記走行用バッテリの充電量が所定の値以上のときは、前記モータで発生した電力により前記架装部バッテリを充電するように構成され
    前記エンジンがアイドル状態であるときに、前記エンジンを停止するエンジン停止制御を行うエンジン停止制御手段を有し、
    前記充電制御装置が、前記架装部バッテリを充電しているときは、前記エンジン停止制御手段に前記エンジン停止制御を規制する規制信号を出力するように構成され、
    前記エンジン停止制御手段が、前記規制信号を受け取り、且つ、前記架装部バッテリが所定の充電容量以下のときに前記エンジン停止制御をしないように構成されたことを特徴とする作業用車両。
  2. 前記充電制御装置が、前記架装部バッテリの充電中に、前記エンジン停止制御を規制するか否かを選択するエンジン停止制御選択手段を有して構成されたことを特徴とする請求項1に記載の作業用車両。
  3. 作業装置が格納状態であるか否かを検出する作業姿勢検出手段と、
    前記作業姿勢検出手段により前記作業装置が格納状態にないことが検出されたときに、前記パワードライブユニットに停止信号を出力し、前記パワードライブユニットにより前記エンジンを停止するエンジン停止手段とを有して構成されたことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の作業用車両。
  4. 前記充電制御装置が、前記作業姿勢検出手段により前記作業装置が格納状態にないことが検出されたときに、前記エンジン停止制御手段を規制せずに、前記エンジン停止制御を行うか、前記エンジン停止制御手段を規制して、前記エンジン停止制御を行わずに前記架装部バッテリの充電を行うかを選択する架装部バッテリ充電選択手段を有して構成されたことを特徴とする請求項3に記載の作業用車両。
JP2004321983A 2004-11-05 2004-11-05 作業用車両 Expired - Fee Related JP4145860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004321983A JP4145860B2 (ja) 2004-11-05 2004-11-05 作業用車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004321983A JP4145860B2 (ja) 2004-11-05 2004-11-05 作業用車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006136120A JP2006136120A (ja) 2006-05-25
JP4145860B2 true JP4145860B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=36729135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004321983A Expired - Fee Related JP4145860B2 (ja) 2004-11-05 2004-11-05 作業用車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4145860B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4957111B2 (ja) 2006-08-08 2012-06-20 株式会社豊田自動織機 産業車両の油圧装置
JP4898487B2 (ja) * 2007-02-21 2012-03-14 三菱重工業株式会社 産業車両の稼動管理方法及びシステム
JP5318377B2 (ja) * 2007-06-29 2013-10-16 株式会社タダノ 作業機の油圧供給装置
JP5144978B2 (ja) * 2007-07-12 2013-02-13 株式会社タダノ 作業機の油圧供給装置
JP5274073B2 (ja) * 2008-03-28 2013-08-28 株式会社タダノ 作業機の油圧供給装置
JP4862881B2 (ja) * 2008-11-25 2012-01-25 コベルコクレーン株式会社 エンジン制御装置
JP5556280B2 (ja) * 2010-03-18 2014-07-23 アイシン精機株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP5851754B2 (ja) * 2011-08-03 2016-02-03 株式会社タダノ 作業車両
JP6017826B2 (ja) * 2012-04-26 2016-11-02 株式会社アイチコーポレーション 軌陸作業車
JP6027790B2 (ja) * 2012-06-29 2016-11-16 株式会社タダノ 作業車両
JP2014009078A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Tadano Ltd 作業車両
JP5781492B2 (ja) * 2012-12-13 2015-09-24 株式会社タダノ 作業機の油圧供給装置
JP6250290B2 (ja) * 2013-02-14 2017-12-20 株式会社アイチコーポレーション 作業用車両の充電装置
JP6740075B2 (ja) * 2016-09-30 2020-08-12 いすゞ自動車株式会社 車両の架装設備制御システム及び車両の架装設備制御方法
KR101933449B1 (ko) 2018-06-01 2018-12-28 주식회사 아토스 리튬이차전지를 활용한 동력 기반의 지게차
JP7122224B2 (ja) * 2018-10-31 2022-08-19 株式会社アイチコーポレーション 高所作業車
JP7138089B2 (ja) * 2019-09-30 2022-09-15 日立建機株式会社 作業車両
CN114988281A (zh) * 2022-07-05 2022-09-02 徐州重型机械有限公司 一种汽车起重机油电混合作业***及起重机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006136120A (ja) 2006-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4145860B2 (ja) 作業用車両
JP2012255248A (ja) ショベル
JP3828678B2 (ja) ハイブリッド建設機械の制御装置
JP4046721B2 (ja) 作業用車両の充電装置
JP3543937B2 (ja) 電気駆動式作業車
JP2014224453A (ja) 交流電動機駆動制御装置
JP2006131340A (ja) 作業用車両
JP6632925B2 (ja) 高所作業車の制動装置
JP7122224B2 (ja) 高所作業車
JP6017826B2 (ja) 軌陸作業車
JP7042033B2 (ja) ショベル
JP5877974B2 (ja) 作業車の制御装置
JP2006117341A (ja) 架装作業車
JP3693539B2 (ja) 自走式高所作業車の走行制御装置
JP3847497B2 (ja) 高所作業車の油圧制御装置
JP6250290B2 (ja) 作業用車両の充電装置
JP2011116532A (ja) 作業車の電源取出装置
JP5274073B2 (ja) 作業機の油圧供給装置
JP2009209760A (ja) 作業車の電力供給システム及び作業車
WO2017073570A1 (ja) 作業機械およびエンジン停止制御装置
JP5851782B2 (ja) 作業車の制御装置
JP5877986B2 (ja) 作業車の制御装置
JP5781492B2 (ja) 作業機の油圧供給装置
JP3433199B2 (ja) 作業車のバッテリ充電作動制御装置
JP2022025835A (ja) 作業車のジャッキ作動制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080613

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4145860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees