JP4145324B2 - 雨水取水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、竪樋を流れる雨水の一部を取水するための雨水取水装置に関する。
近年、水不足が深刻な問題となっており、雨水も水資源として有効利用しようとする意識が高まっている。
雨水を取水する方法としては、住宅等に設置されている竪樋の一部から取水する方法が一般的である。以前より、竪樋を流れる雨水を取水するために、竪樋の途中に取り付けられる取水装置は種々開示されている。しかし、雨水には落ち葉や昆虫等のゴミが含まれているため、取水装置や竪樋自体がこれらのゴミで詰まってしまい、雨水の取水ができなくなる問題があった。
そこで、雨水に含まれるゴミを除去するためのフィルターを備えた取水装置が開示されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。図11に示した特許文献1に係る雨水取水継手80は、部分的に外筒82と内筒83よりなる二重筒状構造を有し、この外筒82と内筒83の間に雨水溜88が形成され、この雨水溜88に溜まった雨水が取水管89を介して外部の雨水タンク(不図示)に貯留される。特に、この雨水取水継手80では、雨水溜88の上方全面を覆うように外筒82と内筒83との間に濾過部材84が載置されている。つまり、雨水取水継手80によると、濾過部材84によってゴミが除去された雨水を取水することができる。
また、図12に示した特許文献2に係る雨水分岐装置90も、基本的には、内筒91と外筒92よりなる二重筒状構造を有しており、内筒91の殆どがメッシュフィルター93で構成されている。竪樋(不図示)から竪樋連結管94に流入した雨水は、内筒91のメッシュフィルター93に沿って流れ、下側フィルター押さえ95の上端に当たって、メッシュフィルター93の内側から外側に偏向される流れと、そのまま竪樋(不図示)に流下していく流れになる。そして、メッシュフィルター93の外側に達した雨水は、外筒92、内筒ガイド96及び下側竪樋連結管97で形成される貯留部98に至り、取水管99を通ってタンク(不図示)に貯留される。つまり、雨水分岐装置90によっても、メッシュフィルター93によってゴミが除去された雨水を取水することができる。
特開2002−70086号公報 特開2003−96996号公報
しかし、特許文献1に係る雨水取水継手80では、取水される雨水からゴミを除去することはできるが、濾過部材85が雨水の流れる方向に対して斜めに設けられているため、濾過部材85上にゴミが堆積する恐れがある。特に、小雨の場合には、濾過部材85上に堆積したゴミを雨水で洗い流すことが困難となり、濾過部材85上をゴミが塞いでしまうと、雨水の取水効率が格段に低下することとなる。
一方、特許文献2に係る雨水分岐装置90では、メッシュフィルター93が、雨水の流れる方向に対して平行に設けられているため、メッシュフィルター93の内側にゴミが堆積する恐れは殆ど無い。しかし、この雨水分岐装置90によると、メッシュフィルター93に沿って流れる雨水のうち、下側フィルター押さえ95の上端に当たって、メッシュフィルター93の内側から外側に偏向された雨水しか取水することができず、取水効率の面から見て、あまり効率的ではない。また、メッシュフィルター93に沿って流れるうちに自然にメッシュフィルター93の外側に流出した雨水も、メッシュフィルター93に沿って更に流れていくうちに再びメッシュフィルター93の内側に戻ってしまうため、この点から見ても取水効率がよいとは言い難い。
そこで本発明者は、上記の問題点に鑑み、構成は単純でありながら、ゴミの除去された雨水を効率よく取水することができ、且つ装置自体にゴミが溜まりにくい雨水取水装置を提供するべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に至ったのである。
即ち、本発明の要旨とするところは、竪樋の途中に取り付けられ、該竪樋を流れる雨水の一部を取水するための取水装置であって、筒状をなし、且つ周壁の中間部がメッシュフィルターで形成された筒状濾過部材と、該筒状濾過部材の外側下方に設けられ、前記メッシュフィルターから前記筒状濾過部材の外側へ流出した雨水を受ける受水部と、を含んで構成され、前記受水部は、該受水部に設けられた取水管によって外部と連通し、前記メッシュフィルターの外周面に、少なくとも1の導水部材が配設され、前記周壁のうち、前記メッシュフィルターの部分以外の上側周壁及び下側周壁と、前記メッシュフィルターの境界部において、前記上側周壁の下端内周縁部及び/又は前記下側周壁の上端内周縁部が面取りされた雨水取水装置であることにある。
かかる雨水取水装置において、上部筒状部と、該上部筒状部の内径より小さい内径を有する下部筒状部とが段差部を介して連結された連結管を含み、前記筒状濾過部材の下端部を、前記上部筒状部側から挿入することによって、前記周壁、前記上部筒状部及び前記段差部により前記受水部が形成されたことにある。
かかる雨水取水装置において、前記導水部材の上面は、前記筒状濾過部材の外側に向かって斜め下方向に傾斜していることが好ましい。
かかる雨水取水装置において、前記導水部材が配設された位置に対応する前記メッシュフィルターの内周面に、筒状の雨水誘導部材が内嵌され得る。
かかる雨水取水装置において、前記筒状の雨水誘導部材の下端内周縁部及び/又は該筒状の雨水誘導部材の上端内周縁部は面取りされ得る。
かかる雨水取水装置において、前記導水部材の下面が、前記筒状濾過部材の外側に向かって斜め下方向に傾斜し、前記筒状の雨水誘導部材の下端内周縁部が面取りされ、該面取りされた筒状の雨水誘導部材の下端内周縁部と前記下面の上端部とが、前記メッシュフィルターを間にして滑らかに隣接し得る。
かかる雨水取水装置において、前記メッシュフィルターの内周面に、螺旋状の雨水誘導部材が内嵌され得る。
かかる雨水取水装置において、前記螺旋状の雨水誘導部材の上側内周縁部及び/又は該螺旋状の雨水誘導部材の下側内周縁部は面取りされ得る。
かかる雨水取水装置において、前記導水部材は着脱自在であることが好ましい。
本発明の雨水取水装置によると、構造は単純でありながら、ゴミが除去された雨水を容易に取水することができる。特に、本発明に係るメッシュフィルターの外周面には少なくとも1の導水部材が周設されているため、メッシュフィルターから筒状濾過部材の外側へ流出した雨水が、メッシュフィルターから再び筒状濾過部材内へ流入することを防止できると共に、雨水の流出箇所の下方に位置する導水部材によりメッシュフィルターの表面から雨水を分離することができるため、雨水の取水効率の向上が図られる。
また、本発明に係るメッシュフィルターが、雨水の流れる方向に対して平行に設けられているため、メッシュフィルターに大きなゴミが堆積することがない。従って、雨水の取水効率が低下することがなく、メッシュフィルターの清掃作業の手間も軽減できる。
更に、本発明に係るメッシュフィルターの表面にスライム状の汚れ等が付着した場合、メッシュフィルターの外周面の汚れは竪樋に取り付けたままの状態でブラシ等により直接清掃することができる。一方、メッシュフィルターの内周面の清掃をする場合であっても、本発明の雨水取水装置は竪樋から容易に取り外すことができるため、内周面の清掃も容易に行える。
また、本発明に係る導水部材の上面を、筒状濾過部材の外側に向かって斜め下方向に傾斜させることによって、導水部材で分離された雨水を、より円滑に導水部材の外周端部側へ移動させることができ、雨水を効率よく取水することができる。
また更に、本発明に係る筒状濾過部材の上側周壁及び下側周壁と、メッシュフィルターとの境界部において、上側周壁の下端内周縁部及び/又は下側周壁の上端内周縁部が面取りされることによって、雨水の取水効率の向上が図られ、また、メッシュフィルターの内周面に沿って流下してきたゴミが円滑に下側周壁内へと誘導されるため、境界部にゴミが溜まることがなく、清掃作業の手間も軽減できる。
また、本発明に係るメッシュフィルターの内周面に、筒状の雨水誘導部材を内嵌させる、或いは螺旋状の雨水誘導部材を内嵌させることによって、メッシュフィルターの内周面に沿って流下する雨水の一部をメッシュフィルターの外側へ誘導することができるため、取水効率の向上が図られる。更に、この雨水誘導部材は筒状濾過部材の周壁の一部を構成することとなり、メッシュフィルターを内側から補強する効果も得られる。
また、上記の筒状の雨水誘導部材の上端内周縁部及び/又は下端内周縁部、或いは螺旋状の雨水誘導部材の上側内周縁部及び/又は下側内周縁部が面取りされることによって、雨水誘導部材の上端縁部にゴミが溜まることがなく、清掃作業の手間が軽減でき、また、雨水誘導部材の内周面に沿って流下してきた雨水を円滑にメッシュフィルターの外側へと誘導することができ、取水効率の向上が図られる。
更にまた、本発明に係る導水部材の下面を、筒状濾過部材の外側に向かって斜め下方向に傾斜させ、筒状の雨水誘導部材の下端内周縁部を面取りし、当該面取りされた筒状の雨水誘導部材の下端内周縁部と当該下面の上端部とを、メッシュフィルターを間にして滑らかに隣接させることにより、雨水誘導部材の内周面に沿って流下してきた雨水は、表面張力によって更に円滑にメッシュフィルターの外側へと誘導されることとなり、更なる取水効率の向上が図られる。
また、本発明に係る導水部材を着脱自在とすることによって、メッシュフィルターの清掃作業を更に容易に行い得る。
以下、本発明の雨水取水装置の実施形態について、図面に基づき説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではない。
本実施の形態に係る雨水取水装置10は、建物の側壁等に垂直に設置された竪樋12の途中に取り付けられ、竪樋12を流れる雨水の一部を取水するための取水装置である。この雨水取水装置10は、図1に示したように、筒状濾過部材14と、連結管16とを含んで構成されており、上側竪樋12aと下側竪樋12bとの間に設置される。
筒状濾過部材14は、全体形状が筒状をなし、筒状濾過部材14に係る周壁18のうち、上側周壁18aと下側周壁18bとの間の中間部の周壁18cがメッシュフィルター20で形成されている。また、メッシュフィルター20の外周面には、上下方向に所定の間隔を空けて、複数の導水部材22が配設されている。
一方の連結管16は、上部筒状部17aと、この上部筒状部17aの内径より小さい内径を有する下部筒状部17bとが、段差部24を介して連結されることによって形成されている。つまり、連結管16の中心軸を含む縦方向外断面は、下に略凸の形状をなしている。なお、本実施形態に係る連結管16において、下部筒状部17bは、その中間部で管径が滑らかに変化しているが、下部筒状部17bの形状はこれに限定されず、筒状濾過部材14の外径及び下側竪樋12bの内径等に応じて種々変形されるものであり、本発明に係る上部筒状部及び下部筒状部には、このような中間部で管径が滑らかに変化する形状のものも含まれる。
そして、これら筒状濾過部材14と連結管16とは、以下のようにして連結されている。つまり、筒状濾過部材14の下端部21を、上部筒状部17a側(連結管16の上方)から挿入して下部筒状部17bに嵌合させることによって、筒状濾過部材14が連結管16内に固定される。また、筒状濾過部材14を連結管16内に固定することで、筒状濾過部材14の周壁18に係る下側周壁18b、上部筒状部17a及び段差部24により受水部26が形成される。なお、この受水部26は、上部筒状部17aに設けられた取水管28によって雨水取水装置10の外部と連通している。
次に、以上の構成から成る雨水取水装置10の竪樋12への取り付け方法、及びこの雨水取水装置10による雨水の取水方法について説明する。
本実施形態の雨水取水装置10は、竪樋12の途中、すなわち上側竪樋12aと下側竪樋12bとの間に取り付けられる。具体的には、まず筒状濾過部材14の上端開口15内へ上側竪樋12aの下端部11を挿入し、且つ連結管16の縦方向の長さ分だけ筒状濾過部材14を上方へ移動させる。そして、筒状濾過部材14を上方へ移動させた状態で、下側竪樋12bの上端開口13内へ連結管16の下端部19、すなわち下部筒状部17bの下端部19を挿入することによって、下側竪樋12bに連結管16が取り付けられる。最後に、上方へ移動させておいた筒状濾過部材14を下方へ移動させて、筒状濾過部材14の下端部21を上部筒状部17a側(連結管16の上方)から連結管16内へ挿入し、下端部21を連結管16に係る下部筒状部17bに嵌合することによって、連結管16内に筒状濾過部材14が固定されると共に、上記のとおり、連結管16内に受水部26が形成される。
上記のようにして、竪樋12の途中に雨水取水装置10を取り付けることによって、竪樋12を流れる雨水の一部を容易に取水することができる。具体的には、上側竪樋12aの内周面に沿って流下してきた、落ち葉等のゴミを含む雨水が、まず筒状濾過部材14に係る上側周壁18aの内周面に沿って筒状濾過部材14内を流下し、メッシュフィルター20で形成された中間部の周壁18cに達する。メッシュフィルター20に達した雨水は、メッシュフィルター20に沿って流下していく過程で、その一部がメッシュフィルター20によって濾過された後、筒状濾過部材14の外側へと流出する。この筒状濾過部材14の外側へ流出した雨水はメッシュフィルター20に沿って更に流下し、導水部材22によってメッシュフィルター20の表面から分離される。そして、この分離された雨水は、導水部材22の上面を伝って導水部材22の外周端部22a側へ移動した後、外周端部22aから下方へ滴下し、連結管16内に形成された受水部26に溜められる。最後に、受水部26に溜められた雨水が、取水管28を介して雨水タンク(不図示)に貯水される。
以上のように、本実施形態の雨水取水装置10によると、構成は単純でありながら、ゴミが除去された雨水を容易に取水することができる。特に、本実施形態に係るメッシュフィルター20の外周面には導水部材22が複数周設されているため、メッシュフィルター20から筒状濾過部材14の外側へ流出した雨水が、メッシュフィルター20から再び筒状濾過部材14内へ流入することを防止できると共に、雨水の流出箇所に応じて、その下方に配設された導水部材22によりメッシュフィルター20の表面から雨水を分離することができるため、雨水の取水効率の向上が図られる。
また、メッシュフィルター20は、雨水の流れる方向に対して平行に設けられているため、メッシュフィルター20に大きなゴミが堆積することがない。従って、雨水の取水効率が低下することがなく、メッシュフィルター20自体の清掃作業の手間も軽減できる。
更に、メッシュフィルター20の表面にスライム状の汚れ等が付着した場合、メッシュフィルター20の外周面の汚れは竪樋12に取り付けたままの状態でもブラシ等で直接清掃することができる。一方、メッシュフィルター20の内周面の清掃をする際であっても、本実施形態の雨水取水装置10は竪樋12から容易に取り外すことができるため、竪樋12から取り外して内周面をブラシ等で直接清掃することができる。
以上、本実施形態の雨水取水装置10について詳述したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。例えば、本実施形態の雨水取水装置10は、図3に示すような、筒状濾過部材14を覆って、下端部31が連結管16の上端開口16aに嵌合されるカバー30を備えていることが好ましい。筒状濾過部材14をカバー30で覆うことで、外部からの影響によってメッシュフィルター20が汚れたり、受水部26にゴミが溜まったりすることを防止できる。また、カバー30を透明とすることで、メッシュフィルター20の汚れ具合を容易に観察できる。
更に、本実施形態の雨水取水装置10に係る筒状濾過部材14は、上側竪樋12aに直接連結されているが、上側竪樋12aに別体の筒状連結管(不図示)等を介して筒状濾過部材14が連結されてもよい。
また更に、本実施形態の雨水取水装置10に係る導水部材22は、各図に示した形状に限定されるものではないが、導水部材22の上面は、各図に示したように、筒状濾過部材14の外側に向かって斜め下方向に傾斜していることが好ましい。上記のとおり、メッシュフィルター20を介して筒状濾過部材14の外側へ流出した雨水は、メッシュフィルター20に沿って流下した後、導水部材22によってメッシュフィルター20の表面から分離されるが、導水部材22の上面を傾斜させて、導水部材22の外周端部22aを斜め下方向に位置させることによって、導水部材22で分離された雨水を、より円滑に導水部材22の外周端部22a側へ移動させることができ、雨水を効率よく受水部26へと導くことができる。
図4(a)及び図4(b)に、本発明に係る筒状濾過部材の他の実施形態である筒状濾過部材14aを示す。なお、同図(a)は筒状濾過部材14aの上部拡大断面図、同図(b)は下部拡大断面図である。同図(a)及び(b)に示した筒状濾過部材14aも、基本的には筒状濾過部材14と同様、上側周壁18a、下側周壁18b及びメッシュフィルター20で構成されており、メッシュフィルター20の外周面には、上下方向に所定の間隔を空けて、複数の導水部材22が周設されている。更に、この筒状濾過部材14aでは、上側周壁18a及び下側周壁18bと、メッシュフィルター20の境界部40a、40bにおいて、上側周壁18aの下端内周縁部41及び下側周壁18bの上端内周縁部42が面取りされている。
このように、まず上側周壁18aの下端内周縁部41が面取りされることによって、上側周壁18aとメッシュフィルター20の境界部40aでは、上側竪樋12aの内周面に沿って流下してきた雨水が、上側周壁18aを介して円滑にメッシュフィルター20の外側へと誘導されるため、雨水の取水効率の向上が図られる。一方、下側周壁18bの上端内周縁部42が面取りされることによって、下側周壁18bとメッシュフィルター20の境界部40bでは、メッシュフィルター20の内周面に沿って流下してきたゴミが、円滑に下側周壁18b内へと誘導されるため、境界部40bにゴミが溜まることがなく、清掃作業の手間も軽減できる。
なお、本発明に係る筒状濾過部材において、必ずしも上側周壁18aの下端内周縁部41及び下側周壁18bの上端内周縁部42の両方を面取りする必要はなく、何れか一方のみが面取りされた態様であってもよい。つまり、上側周壁18aの下端内周縁部41のみが面取りされた筒状濾過部材であれば、雨水が円滑にメッシュフィルター20の外側へ誘導されると共に、境界部40bにおいても、メッシュフィルター20の内側を流下してきた雨水の一部を、下側周壁18bの上端縁部によって外側へ流出させることができる。また、下側周壁18bの上端内周縁部42のみが面取りされた筒状濾過部材であれば、境界部40aにおいて、雨水がメッシュフィルター20の外側へ積極的に誘導されることはないが、この雨水にはゴミが含まれているため、メッシュフィルター20にゴミが誘導されることもなく、メッシュフィルター20が汚れにくくなる。
以上、本発明の雨水取水装置に係る筒状濾過部材の一実施形態について詳述したが、筒状濾過部材は上記の実施形態に限定されない。例えば、図5に示した雨水取水装置10aは、図1に示した雨水取水装置10と略同様の構成を含んでなるものであるが、この雨水取水装置10aに係る筒状濾過部材45は、メッシュフィルター20の外周面に配設された導水部材22の配設位置に対応するメッシュフィルター20の内周面に、筒状濾過部材45の周壁18の一部を構成する筒状の雨水誘導部材46が、上下方向に間隔を空けて複数内嵌されている。
このように、メッシュフィルター20の内周面に雨水誘導部材46を複数内嵌させることによって、メッシュフィルター20の内周面に沿って流下する雨水の一部を、各導水部材22の上方に位置する雨水誘導部材46の上端縁部47でメッシュフィルター20の外側へ誘導することができるため、筒状濾過部材14に比べて取水効率を向上することができる。更に、雨水誘導部材46は筒状濾過部材45の周壁18の一部を構成することとなり、メッシュフィルター20を内側から補強する効果も得られるため、メッシュフィルター20の外周面をブラシ等で直接清掃する際に、メッシュフィルター20が内側方向へ凹む恐れもない。
また、雨水誘導部材の他の実施形態として、図6に示した筒状濾過部材45に内嵌された雨水誘導部材46aは、各々の雨水誘導部材46aに係る上端内周縁部48及び下端内周縁部49が、上述した上側周壁18aの下端内周縁部41等と同様、面取りされている。つまり、雨水誘導部材46aの上端内周縁部48を面取りすることによって、メッシュフィルター20の内周面に沿って流下してきたゴミが、円滑に筒状濾過部材45内を下方へと誘導されるため、雨水誘導部材46aの上端縁部にゴミが溜まることがなく、清掃作業の手間が軽減できる。一方、雨水誘導部材46aの下端内周縁部49を面取りすることによって、雨水誘導部材46aの内周面に沿って流下してきた雨水を円滑にメッシュフィルター20の外側へと誘導することができ、取水効率の向上が図られる。
なお、本実施形態の筒状濾過部材45において、必ずしも雨水誘導部材46aの上端内周縁部48及び下端内周縁部49の両方を面取りする必要はなく、何れか一方のみが面取りされた態様であってもよい。つまり、雨水誘導部材46aの下端内周縁部49のみが面取りされた態様であれば、雨水が円滑にメッシュフィルター20の外側へ誘導されると共に、メッシュフィルター20の内周面を流下してきた雨水の一部を、雨水誘導部材46aの上端縁部47によって外側へ流出させることもでき、取水効率の向上が図られる。また、雨水誘導部材46aの上端内周縁部48のみが面取りされた態様であれば、ゴミを含む雨水が、メッシュフィルター20の外側へと積極的に誘導されることはなく、メッシュフィルター20が汚れにくくなる。
更に、雨水誘導部材の他の実施形態として、図7に示したように、筒状濾過部材45aに係るメッシュフィルター20の内周面に、螺旋状の雨水誘導部材46bが内嵌されてもよい。雨水誘導部材46bを螺旋状とすることによって、メッシュフィルター20の内周面を流下する雨水の流れが螺旋状の流れへと変更されるため、雨水がメッシュフィルター20の外側へ誘導され易くなり、雨水の取水効率が向上される。また更に、同図に示した螺旋状の雨水誘導部材46bのように、上側内周縁部51を面取りすることによって、上述した筒状の雨水誘導部材46aの場合と同様、メッシュフィルター20の内周面に沿って流下してきたゴミは、円滑に筒状濾過部材45a内を下方へと誘導されるため、雨水誘導部材46bの上側縁部にゴミが溜まることがなく、清掃作業の手間が軽減できる。一方、雨水誘導部材46bの下側内周縁部52を面取りすることによって、雨水誘導部材46bの内周面に沿って流下してきた雨水を円滑にメッシュフィルター20の外側へと誘導することができ、取水効率の向上が図られる。
また、本発明に係る雨水誘導部材を備えた筒状濾過部材の他の実施形態として、図8に示した筒状濾過部材45bは、メッシュフィルター20の外周面に配設された導水部材23の配設位置に対応するメッシュフィルター20の内周面に、上端内周縁部48及び下端内周縁部49が面取りされた雨水誘導部材46aが複数内嵌されている。ここで、筒状濾過部材45bに配設された導水部材23の下面23aは、筒状濾過部材45bの外側に向かって斜め下方向に傾斜しており、更に、雨水誘導部材46aの内周面55とこの導水部材23の下面23aとが、上記の雨水誘導部材46aの下端内周縁部49から下面23aの上端23bに向けて延長される仮想面を介して滑らかに接続されている。
すなわち、雨水誘導部材46aの内周面55と導水部材23の下面23aとが、上記の仮想面を介して滑らかに接続されることとなるように、導水部材23の配設位置に対応させて雨水誘導部材46aをメッシュフィルター20の内周面に内嵌させることにより、雨水誘導部材46aの内周面55に沿って流下してきた雨水が、表面張力によって導水部材23の下面23aへと誘導されるため、筒状濾過部材45に比べて更に円滑にメッシュフィルター20の外側へと雨水を誘導することができ、取水効率の更なる向上が図られる。
以上に例示した本発明の実施形態に係る雨水取水装置は、本発明の技術的思想を実質的に限定するものと解してはならない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、当業者の創意と工夫により、適宜に改良、変更又は追加をしながら実施できる。例えば、本発明の雨水取水装置に係るメッシュフィルターのメッシュサイズは、取水された雨水の用途に応じて任意に選択され、特に限定されるものではないが、雨水の濾過機能と取水効率の観点から、10〜100メッシュが好ましく、より好ましいのは40〜60メッシュである。
また、本発明の雨水取水装置に係る連結管内への筒状濾過部材の固定方法、連結管の形状等も上記の態様に限定されず、例えば図9に示したように、連結管16に係る下部筒状部17b内に設けた溝部50に筒状濾過部材45の下端部21を差し込むことによって、連結管16内に筒状濾過部材45が固定されてもよい。また、連結管16の形状についても、各実施形態に示したような、段差部24が水平をなし、上部筒状部17a、段差部24及び下部筒状部17bがそれぞれ直角をなして連結された形状に限定されず、例えば滑らかな段差部、つまり上部筒状部17aから下部筒状部17bにかけて斜め下方向に傾斜、或いは湾曲した段差部によって、上部筒状部17aと下部筒状部17bとが連結された形状であってもよい。
また、本発明の雨水取水装置において、必ずしも連結管を備えている必要はなく、筒状濾過部材の外側下方に、筒状濾過部材に係るメッシュフィルターから流出した雨水を受けることのできる受水部が設けられていればよい。つまり、例えば図10(a)に示したように、筒状濾過部材14の外側下方において、筒状濾過部材14に係る下側周壁18bと、下側周壁18bの周囲に配設された筒状の側壁53と、下側周壁18bと側壁53の下端周縁とを連結する底部54と、によって形成された受水部26aを備えた雨水取水装置10bのような態様であってもよい。或いは、下側竪樋12bと、下側竪樋12bの周囲に配設された筒状の側壁53と、下側竪樋12bと側壁53の下端周縁とを連結する底部54と、によって形成された受水部26bを備えた態様であってもよい。更には、同図(b)に示したように、下側周壁18b又は下側竪樋12bから斜め上方に向かって側壁53aを周設することによって、筒状濾過部材14の外側下方に漏斗状の受水部26cが設けられた雨水取水装置10cのような態様であってもよい。なお、これらの態様に係る受水部26a〜26cは、筒状濾過部材14に一体に形成されてもよく、或いは側壁53や底部54等で予め形成された別体の筒状部材を、筒状濾過部材14や下側竪樋12bに外嵌させることによって形成されてもよい。
また、本発明に係る筒状濾過部材において、メッシュフィルターの外周面に配設される導水部材は、各図に示したように複数配設される必要はなく、少なくとも1の導水部材がメッシュフィルターの外周面に配設されていれば、雨水を効率よく取水することができる。但し、取水効率の更なる向上を図るという観点から、2以上の複数の導水部材を配設することが好ましい。
更に、この導水部材は接着剤等で固定されてもよいが、着脱式、或いは上下方向に可動式とすることが好ましい。導水部材をメッシュフィルターの外周面から着脱自在とすることによって、メッシュフィルターの清掃作業を更に容易に行い得る。特に、図8に示した筒状濾過部材45bの態様では、雨水の流出箇所におけるメッシュフィルター20の外周面が導水部材23で覆われており、直接ブラシ等で清掃することは困難であるが、この導水部材23を筒状濾過部材45bから取り外す、或いは上方向に移動させて雨水の流出箇所に係るメッシュフィルター20を露出させることによって、メッシュフィルター20の清掃作業を容易に行うことができる。
また更に、本発明の雨水取水装置の材質も、塩ビ、ステンレス、鉄、銅等、特に限定されず、本発明に係る筒状濾過部材や連結管の水平方向外断面形状も特に限定されず、竪樋の形状に合わせて、円形や正方形等とすることができる。
本発明の実施形態に係る雨水取水装置の一部破壊断面図である。 図1に示した雨水取水装置に係る筒状濾過部材の側面図である。 本発明の雨水取水装置の他の実施形態を示した断面図である。 本発明に係る筒状濾過部材の他の実施形態を示した上部拡大断面図である。 本発明に係る筒状濾過部材の他の実施形態を示した下部拡大断面図である。 本発明に係る筒状濾過部材の他の実施形態を示した断面図である。 本発明に係る筒状濾過部材の他の実施形態を示した上部拡大断面図である。 本発明に係る筒状濾過部材の他の実施形態を示した断面図である。 本発明に係る筒状濾過部材の他の実施形態を示した上部拡大断面図である。 本発明に係る連結管の他の実施形態を示した部分拡大断面図である。 本発明に係る受水部の他の実施形態を示した断面図である。 従来の雨水取水継手の断面図である。 従来の雨水分岐装置の断面図である。
符号の説明
10、10a:雨水取水装置
12a:上側竪樋
12b:下側竪樋
14、14a、45、45a、45b:筒状濾過部材
16:連結管
17a:上部筒状部
17b:下部筒状部
18a:上側周壁
18b:下側周壁
20:メッシュフィルター
21:筒状濾過部材の下端部
22、23:導水部材
23a:導水部材の下面
24:段差部
26、26a〜26c:受水部
28:取水管
40a、40b:境界部
41:上側周壁の下端内周縁部
42:下側周壁の上端内周縁部
46、46a、46b:雨水誘導部材
48:雨水誘導部材の上端内周縁部
49:雨水誘導部材の下端内周縁部
51:雨水誘導部材の上側内周縁部
52:雨水誘導部材の下側内周縁部
55:雨水誘導部材の内周面

Claims (9)

  1. 竪樋の途中に取り付けられ、該竪樋を流れる雨水の一部を取水するための取水装置であって、
    筒状をなし、且つ周壁の中間部がメッシュフィルターで形成された筒状濾過部材と、
    該筒状濾過部材の外側下方に設けられ、前記メッシュフィルターから前記筒状濾過部材の外側へ流出した雨水を受ける受水部と、
    を含んで構成され、
    前記受水部は、該受水部に設けられた取水管によって外部と連通し、
    前記メッシュフィルターの外周面に、少なくとも1の導水部材が配設され
    前記周壁のうち、前記メッシュフィルターの部分以外の上側周壁及び下側周壁と、前記メッシュフィルターの境界部において、前記上側周壁の下端内周縁部及び/又は前記下側周壁の上端内周縁部が面取りされたことを特徴とする雨水取水装置。
  2. 上部筒状部と、該上部筒状部の内径より小さい内径を有する下部筒状部とが段差部を介して連結された連結管を含み、
    前記筒状濾過部材の下端部を、前記上部筒状部側から挿入することによって、前記周壁、前記上部筒状部及び前記段差部により前記受水部が形成された請求項1に記載の雨水取水装置。
  3. 前記導水部材の上面が、前記筒状濾過部材の外側に向かって斜め下方向に傾斜している請求項1又は請求項2に記載の雨水取水装置。
  4. 前記導水部材が配設された位置に対応する前記メッシュフィルターの内周面に、筒状の雨水誘導部材が内嵌された請求項1から請求項3の何れかに記載の雨水取水装置。
  5. 前記筒状の雨水誘導部材の下端内周縁部及び/又は該筒状の雨水誘導部材の上端内周縁部が面取りされた請求項4に記載の雨水取水装置。
  6. 前記導水部材の下面が、前記筒状濾過部材の外側に向かって斜め下方向に傾斜し、
    前記筒状の雨水誘導部材の下端内周縁部が面取りされ、
    該面取りされた筒状の雨水誘導部材の下端内周縁部と前記下面の上端部とが、前記メッシュフィルターを間にして滑らかに隣接している請求項4又は請求項5に記載の雨水取水装置。
  7. 前記メッシュフィルターの内周面に、螺旋状の雨水誘導部材が内嵌された請求項1から請求項3の何れかに記載の雨水取水装置。
  8. 前記螺旋状の雨水誘導部材の上側内周縁部及び/又は該螺旋状の雨水誘導部材の下側内周縁部が面取りされた請求項7に記載の雨水取水装置。
  9. 前記導水部材が着脱自在である請求項1から請求項8の何れかに記載の雨水取水装置。
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