JP4144627B2 - 車輪速検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車のアンチロックブレーキなどに用いる車輪の回転速度を検出する車輪速度検出装置に関する。
従来、この種の車輪速度検出装置としては、内輪と外輪の内の固定側に固定した磁気センサと、この磁気センサに対向するように配置された回転側の磁性体リングを備え、この磁性体リングの回転によって変動する磁界を磁気センサで検知することによって、車輪の回転速度を検出するものがある。
ところで、従来、このような車輪速度検出装置は、内輪と外輪との間の空間を外部に対してシールするシール装置と独立して配置されていたので、専用のスペースが必要になり、コンパクト性に欠ける欠点があり、また、車輪を構成する他の部品との配置関係にも配慮が必要になるから、組み付け時の作業性が良くないという問題がある。
そこで、この発明の目的は、車輪まわりの省スペース化を図れ、コンパクトで作業性も向上させることができる車輪速度検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の車輪速検出装置は、相対回転する静止側の外輪と回転側の内輪の内の回転側の内輪に固定された磁性体リングに、静止側の外輪に固定された磁気センサを対向させ、この磁気センサで上記外輪と内輪との間の相対回転速度を検出する車輪速検出装置において、
上記磁性体リングと磁気センサを、上記内輪と外輪の間の隙間をシールするシール装置に一体化し、
上記シール装置の回転側部材と静止側部材とが対向するスペースに、上記磁性体リングと磁気センサが径方向に対向するように配置され、
上記シール装置は、
上記静止側部材に固定されて上記回転側部材に摺接する主リップと補助リップとを含む第1のシールリップと、
上記回転側部材に固定されていると共に上記第1のシールリップよりも径方向外方で上記回転側部材から軸方向に延在して上記内輪と外輪の間の隙間をシールするアキシャルリップと、
上記回転側部材に固定されていると共に上記第1のシールリップおよびアキシャルリップよりも軸方向外方かつ径方向外方に配置された第2のシールリップとを備え、
上記静止部材に固定されていると共に上記磁気センサを樹脂によりモールドする樹脂部が形成され、上記磁気センサよりも軸方向外方で上記樹脂部に上記第2のシールリップが摺接しており、
上記磁気センサは、上記静止側部材と上記樹脂部とで全表面が覆われており、上記磁性体リングは、上記回転側部材と上記アキシャルリップから延在するリップ延在部とで全表面が覆われていることを特徴としている。



の発明は、上記磁性体リングと磁気センサを、上記内輪と外輪の間の隙間をシールするシール装置に一体化したから、コンパクトで組み付け時の作業性も向上させることができる。
また、一実施形態の車輪速検出装置は、上記磁性体リングと磁気センサを、上記シール装置に内蔵した。
この実施形態は、磁性体リングと磁気センサをシール装置に内蔵したから、車輪まわりの省スペース化を図れる。
また、一実施形態の車輪速検出装置は、上記内輪と外輪の間の隙間をシールするシール装置を構成する部材の内、回転側部材に上記磁性体リングが固定され、静止側部材に磁気センサが固定されている。
この実施形態では、シール装置の回転側部材に磁性体リングを固定し、静止側部材に磁気センサを固定して、磁性体リングと磁気センサをシール装置に一体化したから、車輪まわりの省スペース化を図れ、コンパクトで組み付け時の作業性も向上させることができる。
また、一実施形態の車輪速検出装置は、上記シール装置の回転側部材と静止側部材とが対向するスペースに、上記磁性体リングと磁気センサが配置されている。
この実施形態では、シール装置の回転側部材と静止側部材とが対向するスペースに磁性体リングと磁気センサが配置されているから、車輪まわりの省スペース化を図れ、コンパクトで組み付け時の作業性も向上させることができる。
また、一実施形態の車輪速検出装置は、上記磁性体リングと磁気センサとが対向している部分の両側に、上記シール装置のシール部が設けられている。
この実施形態では、磁性体リングと磁気センサとが対向している対向部の両側にシール部が設けられているから、磁気センサよりも軸受内部に水が侵入することを防止できる。また、軸受内部から外に潤滑剤が漏れることを防げる。
また、一参考例の車輪速検出装置は、上記磁性体リングと磁気センサとが、内輪と外輪の回転軸に関して斜めに対向している。
この参考例では、磁性体リングと磁気センサとが、内輪と外輪の回転軸に関して斜めに対向しているから、径方向寸法を小さくでき、コンパクト化できる。
また、一参考例の車輪速検出装置は、上記シール装置の静止側部材が、上記磁気センサの磁路を兼ねている。
この参考例では、シール装置の静止側部材が磁気センサの磁路(ヨーク)を兼ねているので、部品点数の削減を図れ、コンパクト化できる。
また、一参考例の車輪速検出装置は、上記磁性体リングと磁気センサが対向する部分の軸方向外側に、スリンガと、このスリンガに摺接するアキシャルシールリップとが構成するシール部を設け、このシール部と上記対向部分との間に主シール部を備えている。
この参考例は、主シール部の外側に、スリンガとアキシャルシールリップとが構成する追加のシール部を設けたので、シール性能を向上でき、特に、センサ部に対する防水性能を高めることができる。
また、一実施形態の車輪速検出装置は、上記シール装置を回転側部材と静止側部材で構成し、
上記回転側部材に磁性体リングを固定し、この磁性体リングを、非磁性の弾性部材で覆った。
この実施形態では、磁性体リングを非磁性の弾性部材で覆ったから、磁性体リングへ鉄粉等の磁性異物が付着することを防止でき、ノイズの発生を防ぐことができる。
また、一参考例の車輪速検出装置は、上記静止側部材と回転側部材がラビリンスシールをなし、上記非磁性の弾性部材が、軸方向に延在して上記静止側部材に摺接するアキシャルリップと、径方向に延在して上記静止側部材に摺接するメインリップとを備えた。
この参考例では、上記静止側部材と回転側部材が構成するラビリンスシールと、アキシャルリップおよびメインリップによって、3カ所でシールできるから、軸受内部への水の侵入を確実に防ぐことができる。
また、一参考例の車輪速検出装置は、上記非磁性の弾性部材が、上記メインリップの内側で上記静止側部材に摺接する補助リップを備えた。
この参考例は、上記メインリップの内側で上記静止側部材に摺接する補助リップを備えたから、防水性能を一層向上させることができる。
また、一参考例の車輪速検出装置は、上記静止側部材が、オーステナイト系のステンレス製または銅製またはアルミニウム製である。
この参考例は、上記磁気センサを固定する静止側部材を、オーステナイト系のステンレス製または銅製またはアルミニウム製にし、非磁性としたから、磁気センサの磁気検出精度を向上させることができる。
また、一参考例の車輪速検出装置は、上記シール装置を、静止側部材と回転側部材で構成し、
上記回転側部材の軸方向外側面から、軸方向外方に延在して上記静止側部材の軸方向内側面に摺接するアキシャルリップを有し、
上記回転側部材の軸方向内側面に磁性体リングを固定し、上記静止側部材の軸方向外側面に磁気センサを固定した。
この参考例は、回転側部材の内側面に磁性体リングを固定し、回転側部材の外側面にアキシャルリップを固定したから、アキシャルリップに邪魔されることなく回転側部材の内側から磁性体リングに着磁でき、製造が容易になる。
また、一実施形態の車輪速検出装置は、上記回転側部材が磁性体である。
この実施形態は、磁性体リングを固定する回転側部材が磁性体であるので、磁性体リングの磁力を強化できる。
また、一実施形態の車輪速検出装置は、上記磁性体リングと磁気センサが径方向に対向している。
この実施形態は、磁性体リングと磁気センサが径方向に対向しているから、軸方向寸法を小さくでき、軸方向のコンパクト化を図れる。
また、一実施形態の車輪速検出装置は、上記シール装置を、回転側部材と静止側部材で構成し、
上記回転側部材に磁性体リングを固定し、上記静止側部材に磁気センサを固定し、
上記回転側部材または静止側部材に固定されて、回転側部材と静止側部材の間の経路をシールする主リップと、上記主リップの内側の第1補助リップと、上記主リップの外側のアキシャルリップと、上記アキシャルリップの外側の第2補助リップとを備えた。
この実施形態は、主リップ,第1補助リップ,アキシャルリップに加えて、アキシャルリップの外側の第2の補助リップを備えたので、密封性能を向上できる。また、上記第2の補助リップが、上記アキシャルリップに直接泥水がかかることを防ぐから、耐泥水性能を向上できる。
また、一実施形態の車輪速検出装置は、内輪が回転側になっていて、上記第2の補助リップは、上記内輪に固定される回転側部材に固定されて、径方向外方に延び、上記回転側部材と静止側部材の間の経路をシールするようになっている。
この実施形態は、上記第2の補助リップが、回転側の内輪に固定された回転側部材に固定されているから、回転時の遠心力が、第2の補助リップを径方向外側の静止側部材に向かって押しつける。これにより、回転時のシール性能を向上させることができる。
また、一実施形態の車輪速検出装置は、上記磁気センサを被覆する被覆部材を備え、この被覆部材は、外輪と内輪の回転軸に対して傾斜している傾斜面を有し、この傾斜面から、上記磁気センサに接続されるハーネスが突き出ている。
この実施形態は、磁気センサの被覆部材の傾斜面からハーネスを突き出させているから、ハーネス取り出し幅を広くできる。
また、一参考例の車輪速検出装置は、上記シール装置を回転側部材と静止側部材で構成し、上記静止側部材と回転側部材の軸方向対向部に、磁性体リングと磁気センサを固定し、上記磁気センサを被覆する被覆部材が、上記静止側部材と回転側部材との間の径方向に延びる経路にラビリンスを形成するリング状の1つまたはそれ以上の突起を有している。
この参考例では、静止側部材に固定された磁気センサを被覆する被覆部材がリング状の突起を有し、このリング状突起が静止側部材と回転側部材の間の径方向に延びる経路にラビリンスを形成する。したがって、上記径方向の経路をシールするアキシャルリップを上記回転側部材に形成する必要がなくなる。このため、上記回転側部材の径方向部に固定する磁性体リングを着磁させる際に、アキシャルリップが邪魔になることがなく、製造し易くなる。
また、一参考例の車輪速検出装置は、上記シール装置を、回転側部材と静止側部材で構成し、
上記回転側部材に磁性体リングを固定し、上記静止側部材に磁気センサを固定し、上記静止側部材に形成した穴に、上記磁気センサの少なくとも一部を配置した。
この参考例では、上記静止側部材に形成した穴に、上記磁気センサの少なくとも一部を配置したので、省スペース化を促進でき、スペースの無い場合での搭載性に優れる。
また、一参考例の車輪速検出装置では、上記磁気センサが固定された静止側部材に、すべてのシールリップを固定している。
この参考例では、磁気センサが固定された静止側部材に、すべてのシールリップを固定したから、構造が簡単になる。
また、一参考例の車輪速検出装置では、上記静止側部材は、取り外し自在なカバー金具を有し、このカバー金具に上記磁気センサが取り付けられている。
この参考例では、取り外し自在なカバー金具に磁気センサを取り付けたので、磁気センサを交換し易くなる。
以上より明らかなように、この発明の車輪速検出装置は、磁性体リングと磁気センサを、内輪と外輪の間の隙間をシールするシール装置に一体化したから、コンパクトで組み付け時の作業性も向上させることができる。
また、この発明は、磁性体リングと磁気センサをシール装置に内蔵したから、車輪まわりの省スペース化を図れる。
また、この発明の車輪速検出装置は、シール装置の回転側部材に磁性体リングを固定し、静止側部材に磁気センサを固定して、磁性体リングと磁気センサをシール装置に一体化したから、車輪まわりの省スペース化を図れ、コンパクトで組み付け時の作業性も向上させることができる。
また、この発明は、シール装置の回転側部材と静止側部材とが対向するスペースに磁性体リングと磁気センサが配置されているから、車輪まわりの省スペース化を図れ、コンパクトで組み付け時の作業性も向上させることができる。
また、この発明は、磁性体リングと磁気センサとが対向している対向部の両側にシール部が設けられているから、磁気センサよりも軸受内部に水が侵入することを防止できる。また、軸受内部から外に潤滑剤が漏れることを防げる。
また、一参考例では、磁性体リングと磁気センサとが、内輪と外輪の回転軸に関して斜めに対向しているから、径方向寸法を小さくでき、コンパクト化できる。
また、一参考例では、シール装置の静止側部材が磁気センサの磁路(ヨーク)を兼ねているので、部品点数の削減を図れ、コンパクト化できる。
また、一参考例では、主シール部の外側に、スリンガとアキシャルシールリップとが構成する追加のシール部を設けたので、シール性能を向上でき、特に、センサ部に対する防水性能を高めることができる。
また、一実施形態では、磁性体リングを非磁性の弾性部材で覆ったから、磁性体リングへ鉄粉等の磁性異物が付着することを防止でき、ノイズの発生を防ぐことができる。
また、一参考例では、静止側部材と回転側部材が構成するラビリンスシールと、アキシャルリップおよびメインリップによって、3カ所でシールできるから、軸受内部への水の侵入を確実に防ぐことができる。
また、一参考例では、メインリップの内側で静止側部材に摺接する補助リップを備えたから、防水性能を一層向上させることができる。
また、一参考例では、磁気センサを固定する静止側部材を、オーステナイト系のステンレス製または銅製またはアルミニウム製にし、非磁性としたから、磁気センサの磁気検出精度を向上させることができる。
また、一参考例では、回転側部材の内側面に磁性体リングを固定し、回転側部材の外側面にアキシャルリップを固定したから、アキシャルリップに邪魔されることなく回転側部材の内側から磁性体リングに着磁でき、製造が容易になる。
また、一実施形態では、磁性体リングを固定する回転側部材が磁性体であるので、磁性体リングの磁力を強化できる。
また、一実施形態では、磁性体リングと磁気センサが径方向に対向しているから、軸方向寸法を小さくでき、軸方向のコンパクト化を図れる。
また、一実施形態では、主リップ,第1補助リップ,アキシャルリップに加えて、アキシャルリップの外側の第2の補助リップを備えたので、密封性能を向上できる。また、上記第2の補助リップが、上記アキシャルリップに直接泥水がかかることを防ぐから、耐泥水性能を向上できる。
また、一実施形態では、第2の補助リップが、回転側の内輪に固定された回転側部材に固定されているから、回転時の遠心力が、第2の補助リップを径方向外側の静止側部材に向かって押しつける。これにより、回転時のシール性能を向上させることができる。
また、一実施形態では、磁気センサの被覆部材の傾斜面からハーネスを突き出させているから、ハーネス取り出し幅を広くできる。
また、一参考例では、静止側部材に固定された磁気センサを被覆する被覆部材がリング状の突起を有し、このリング状突起が静止側部材と回転側部材の間の径方向に延びる経路にラビリンスを形成する。したがって、上記径方向の経路をシールするアキシャルリップを上記回転側部材に形成する必要がなくなる。このため、上記回転側部材の径方向部に固定する磁性体リングを着磁させる際に、アキシャルリップが邪魔になることがなく、製造し易くなる。
また、一参考例では、静止側部材に形成した穴に、磁気センサの少なくとも一部を配置したので、省スペース化を促進でき、スペースの無い場合での搭載性に優れる。
また、一参考例では、磁気センサが固定された静止側部材に、すべてのシールリップを固定したから、構造が簡単になる。
また、一参考例では、取り外し自在なカバー金具に磁気センサを取り付けたので、磁気センサを交換し易くなる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1の参考例
図1に、この発明の車輪速検出装置の第1参考例を示す。この第1参考例は、玉軸受1の内輪2と外輪3の間をシールするシール装置5内に一体化された車輪速検出装置である。
上記シール装置5は、回転側の外輪3の内周面3Aに固定された芯金6と静止側の内輪2の外周面2Aに固定されたスリンガ7を備える。芯金6は、外輪3から軸方向に突出している筒部6Aと、この筒部6Aから径方向外方に延在する鍔部6Bを有する。筒部6Aには、周方向に所定間隔を隔てて複数の窓8が形成されており、鍔部6Bには、非磁性の弾性部材からなるシールリップ10が固定されている。筒部6Aは、車輪速検出装置の磁性体リング9を構成している。また、上記シールリップ10は、主リップ10A,補助リップ10B,アキシャルリップ10Cを有している。また、シールリップ10は、上記筒部6Aの窓8を塞ぐ蓋部10Dを有している。
一方、上記スリンガ7は、内筒部7Aと外筒部7Bと、内筒部7Aと外筒部7Bとを接続する円盤板部7Cからなる。内筒部7Aの内周面には、磁気センサ11が固定されている。この磁気センサ11は、磁石12,コイル13,ヨーク15からなる。この磁気センサ11は、上記磁性体リング9を構成する窓8付き筒部6Aに内側から対向している。このコイル13には信号線16が接続されている。信号線16は、スリンガ7の円盤板部7Cに形成された円筒穴17内を通って、軸方向に引き出されている。また、スリンガ7の円筒穴17には、円筒形のコネクタ18が嵌め込まれており、上記信号線16は、このコネクタ18の略中心を通っている。
また、上記スリンガ7の円盤板部7Cは、芯金6の鍔部6Bに対向しており、この鍔部6Bに固定された主リップ10Aと補助リップ10Bが摺接するようになっている。また、上記スリンガ7の外筒部7Bの内周面には、上記アキシャルリップ10Cが摺接するようになっている。
上記磁性体リング9をなす芯金6の筒部6Aと磁気センサ11とが、この第1実施形態の車輪速検出装置を構成している。磁気センサ11は樹脂14に被覆されている。
上記構成の車輪速検出装置は、内輪2に対して外輪3が回転すると、外輪3と一体に磁性体リング9をなす芯金6が回転し、この磁性体リング9の回転による磁界の変化を磁気センサ11で検知して、回転数を表す信号を信号線16から外部に取り出す。一方、シール装置5は、芯金6に固定したシールリップ10でもって、外部から軸受内部に水やゴミが侵入することを防ぐと共に、軸受内部から外部に潤滑油が洩れることを防ぐ。
この第1参考例の車輪速検出装置は、シール装置5の内側に一体化されており、かつ、磁性体リング9がシール装置5の一部(芯金6)になっているから、コンパクト化と、部品点数の削減を図れ、省スペース化と組み付け作業性の向上を図れる。
〔第2の参考例
次に、図2に、この発明の車輪速検出装置の第2参考例を示す。この第2参考例は、軸受の内輪21と外輪22の間をシールするシール装置23内に一体化されている。このシール装置23は、内輪21の外周面に固定された断面L字形状でリング状の回転側部材25と、外輪22の内周面に固定されたリング状の静止側部材26を有している。この静止側部材26は、外側筒部26Aと内側筒部26Bおよび両筒部の間に連なる円盤板部26Cからなる。そして、上記回転側部材25の鍔部25Aの先端には、断面H形状の2層構造のシールリップ27が固定されており、このシールリップ27は、静止側部材26の外側筒部26Aの内周面に摺接するようになっている。一方、回転側部材25の筒部25Bの先端には、シールリップ28が固定されており、このシールリップ28は、静止部材26の内側筒部26Bの外周面に摺接するようになっている。
一方、回転側部材25の鍔部25Aの軸方向外側面に、磁性体リングとしての着磁パルサリング30が固定されている。また、磁気センサ31が静止部材26の円盤板部26Cの内側面に固定されて、上記着磁パルサリング30に軸方向に対向している。この着磁パルサリング30は、ゴムまたは樹脂に磁性粉末を混合した材料で作製されていて、周方向にN極とS極が交互に配置されるように着磁されたものである。一方、上記磁気センサ31は、半導体回路からなり、この磁気センサ31は、静止側部材26の外側筒部26Aと内側筒部26Bの間にはめ込まれて、樹脂32で被覆されている。また、磁気センサ31からの信号線33は、静止部材26の円盤板部26Cに形成された穴34を通って軸方向外側に取り出されており、穴34の縁35にOリング36を介して取り付けた筒状コネクタ37内に配置されている。
上記着磁パルサリング30と磁気センサ31が、この実施形態の車輪速検出装置を構成している。この実施形態においても、着磁パルサリング30と磁気センサ31が、シール装置23の内側に一体化されているので、コンパクトかつ省スペース化を図れ、組み付け作業性も良くなる。さらに、着磁パルサリング30と磁気センサ31が対向している部分の両側に、シールリップ27と28でシール部を形成したから、磁気センサ31よりも内部に水が侵入することを防止でき、また、軸受内部から外部に潤滑油が洩れることを防げる。
なお、上記第2参考例では、着磁パルサリング30と磁気センサ31とを軸方向に対向させたが、図3に示すように、静止側部材43の軸方向に長い円筒部43Aの内周面に磁気センサ42を固定し、回転側部材45の軸方向に長い円筒部45Aの外周面に着磁パルサリング41を固定して、着磁パルサリング41と磁気センサ42を径方向に対向させてもよい。また、上記第2参考例および以下に説明する実施形態では、着磁パルサリングを磁気センサの正面に対向させたが、着磁パルサリングと磁気センサを斜めに対向させてもよい。また、着磁パルサリングと磁気センサとの正面対向位置から対向面に沿って非対向位置まで位置ずれさせた配置としてもよい。上述のような斜め対向配置や非対向配置であっても、磁気センサは着磁パルサリングの回転による磁気変化を検知できることが確かめられた。
〔第3の参考例
次に、図4に、この発明の車輪速検出装置の第3参考例を示す。この第3参考例は、内輪51と外輪52の間に配置されたシール装置53の内部に一体化されている。なお、内輪51は、内筒50に外嵌されている。そして、内輪51と外輪52の間に、玉54が配置され、内筒50と外輪52の間に玉59が配置されている。
上記シール装置53は、回転側の内輪51の外周面に固定された回転側環状部材55と、静止側の外輪52の内周面に固定された静止側環状部材57を備えている。回転側環状部材55は、断面略V字形状になっており、軸方向筒部55Aと斜め鍔55Bを有する。また、静止側環状部材57は、軸方向筒部57Aとその両端の内鍔57B,57Cを有する。この内鍔57Cには、シールリップ58が固定されており、このシールリップ58は、回転側環状部材55の斜め鍔55Bの内側面に摺接するようになっているアキシャルリップ58Aと、回転側環状部材55の軸方向筒部55Aに摺接するようになっている主リップ58B,補助リップ58Cを有している。
また、上記静止側環状部材57の内鍔57Bから軸方向筒部57Aに亘ってワイヤハーネス60の基部60Aが固定されている。この基部60Aには、主リップ61Aと補助リップ61Bが内輪51の外周面に摺接する外側シールリップ61が樹脂モールドされている。また、この基部60Aは、回転側環状部材55の斜め鍔55Bに所定間隙を隔てて対向する斜め面62を有し、この斜め面62に磁気センサ63が埋め込まれている。この磁気センサ63は、半導体回路からなり、信号処理回路65に接続されている。また、この磁気センサ63に対向して、斜め鍔55Bに磁性体リングとしての着磁パルサリング66が固定されている。この着磁パルサリング66は、ゴムあるいは樹脂に磁性粉を混合したものを原料とし、周方向にN極とS極を交互に配列するように着磁したものである。
上記磁気センサ63と着磁パルサリング66で構成される車輪速検出装置は、シール装置53内に一体化されているので、コンパクトであり、組み付け作業性が良い。また、磁気センサ63と着磁パルサリング66とが内輪51と外輪52の相対回転軸に関して斜めに対向しているから、径方向寸法を小さくでき、コンパクト化を促進できる。
〔第4の参考例
次に、図5に、この発明の車輪速検出装置の第4参考例を示す。この第4参考例は、内輪71と外輪72の間に配置されたシール装置73と一体になっている。なお、内輪71は、軸74に外嵌されている。この軸74と外輪72との間に、玉79が配置され、内輪71と外輪72の間に玉70が配置されている。
このシール装置73は、内輪71の外周面に固定された断面コ字形の回転側環状部材76と、外輪72の内周面に固定された断面コ字形の静止側環状部材78からなる。静止側環状部材78は、回転側環状部材76の内側に所定隙間を隔てて嵌合している。そして、静止側環状部材78の径方向内端78A,78Bには、それぞれ、シールリップ80,81が固定されており、シールリップ80,81は、回転側環状部材76の筒状周面,円盤状周面に摺接するようになっている。
そして、上記回転側環状部材76の円筒部には、周方向に所定間隔を隔てて複数の窓82が形成されており、磁性体リング83になっている。また、静止側環状部材78の内側にマグネット85とコイル86が固定されており、磁気センサ87を構成している。また、この静止側環状部材78は、磁性体からなり、磁気センサ87のヨーク(磁路)の役割を果たすようになっている。
この第4参考例の車輪速検出装置は、シール装置73の回転側環状部材76で磁性体リング83が構成され、シール装置73の静止側環状部材78が磁気センサ87のヨーク(磁路)を兼ねているから、部品点数の削減を図れ、コンパクト化を一層促進できる。
〔第5の参考例
次に、図6に、この発明の車輪速検出装置の第5参考例を示す。この第5参考例は、内輪91と外輪92の間に配置されたシール装置93と一体になっている。なお、図7に示すように、内輪91は軸方向に隣接して2列に配置されていて、それぞれ、外輪92との間に玉94が配置されている。また、上記シール装置93と類似した構造のシール装置99が、シール装置93の軸方向反対側に配置されている。
上記シール装置93は、内輪91の外周面に固定された環状で断面L字形状のスリンガ95と、このスリンガ95の軸方向内側部95Aに固定されたもう1つの環状で断面L字形状のスリンガ96を備え、この2つのスリンガ95と96が回転側部材97を構成する。また、シール装置93は、外輪92の内周面に固定された静止側部材としての環状芯金98を有する。この環状芯金98は、軸方向外方に凸の屈曲部100と径方向内方に突き出した突出部101からなる。そして、この屈曲部100の内側を埋め、かつ、突出部101に沿って樹脂部102が形成され、この樹脂部102に磁気センサ103がモールドされている。この磁気センサ103には信号線104が接続され、この信号線104は芯金98の屈曲部100の外側面に固定されたハーネス109に接続されている。
そして、この磁気センサ103に対向するように、上記スリンガ96の径方向部96Aに磁性体リング105が固定されている。一方、上記芯金98の突出部101にシールリップ106が固定されている。このシールリップ106は、主リップ106Aとこの主リップ106Aの軸方向内側の補助リップ106Bを有する。この主リップ106Aと補助リップ106Bは、スリンガ95の軸方向部95Aに摺接するようになっている。
さらに、シールリップ106は、主リップ106Aの径方向外側で斜め軸方向に延在しているアキシャルリップ106Cを備える。このアキシャルリップ106Cは、軸方向外方かつ径方向外方に向かって斜めに延在しており、スリンガ95の径方向部95Bに摺接するようになっている。
この第5参考例の車輪速検出装置では、磁性体リング105と磁気センサ103とが、シール装置93内に一体化されているので、コンパクトかつ省スペース化を図れ、組み付け作業性も良くなる。さらに、スリンガ95,96と芯金98でラビリンス構造とした上で、芯金98からのシールリップ106が、主リップ106A,補助リップ106Bおよびアキシャルリップ106Cの3つのリップでスリンガ95に摺接しているから、防水性能を向上できる。
〔第6の参考例
次に、図8に、この発明の車輪速検出装置の第6参考例を示す。この第6参考例は、内輪111と外輪112の間に配置されたシール装置113に一体化されている。このシール装置113は、回転側の外輪112の内周面に固定された断面略逆L字形状の芯金115と、静止側の内輪111に固定された断面略L字形状のスリンガ116を備える。芯金115とスリンガ116は、それぞれ、軸方向に対向する対向部115A,116Aを有する。この芯金115の対向部115Aには磁性体リングとしての着磁パルサリング117が固定されている。また、この芯金115の対向部115Aには、上記着磁パルサリング117を被覆するように、非磁性の弾性部材からなるシールリップ118が固定されている。このシールリップ118は、補助リップ118A,主リップ118B,アキシャルリップ118Cを備える。補助リップ118Aと主リップ118Bはスリンガ116の筒部116Bに摺接するようになっており、アキシャルリップ118Cは、スリンガ116の対向部116Aに摺接するようになっている。このアキシャルリップ118Cは、根元から先端に向かって、軸方向外方かつ径方向外方に延在している。
一方、スリンガ116の対向部116Aの外側面には磁気センサ120が固定されている。この磁気センサ120は、モールド部121を構成する樹脂でモールドされて被覆されている。このモールド部121は、芯金115の軸端部115Cおよび外輪112の軸端面112Aに対向してラビリンス122を形成している。また、モールド部121は、回転軸に対する軸直角面に対して傾斜している傾斜面121Aを有し、この傾斜面121Aが磁気センサ120からの信号線123の取り出し面になっている。この傾斜面121Aは、軸方向外方から軸方向内方に向かって上り坂になっている。
この第6参考例では、着磁パルサリング117を非磁性の弾性部材からなるシールリップ118で被覆したから、着磁パルサリング117に、鉄粉等が付着して隣接するS極とN極を繋ぐブリッジが形成されることが無い。したがって、磁気ノイズの低減を図れ、回転速度検出精度を向上できる。また、この第6参考例では、シールリップ118が有する3つのリップ118A,118B,118Cに加えて、モールド部121でラビリンス122を形成したから、防水性能を向上できる。また、この第6参考例では、磁気センサ120を固定するスリンガ116をオーステナイト系のステンレス製にし、非磁性としたから、磁気センサ120の磁気検出精度を向上させることができる。また、この第6実施形態では、モールド部121が有する傾斜面121Aから信号線123を取り出すことができる。
〔第7の参考例
次に、図9に、この発明の車輪速検出装置の第7参考例を示す。この第7参考例は、芯金115の対向部115Aの内側面115A-1に着磁パルサリング117を固定した点が、図8の第6参考例と異なる。この第6参考例では、着磁パルサリング117を、芯金115の対向部115Aの内側面115A-1に固定したので、ゴムもしくは樹脂に磁性粉を混入した材料からなる非着磁状態のパルサリング117に、軸方向の内側から着磁することができる。したがって、着磁の際にアキシャルリップ118Cが邪魔にならない。
また、この第7参考例では、芯金115を磁性体で作製したので、パルサリング117の磁力を強化できる。
実施形態〕
次に、図10に、この発明の車輪速検出装置の実施形態を示す。この第8実施形態は、内輪131と外輪132の間に配置されたシール装置133と一体になっている。このシール装置133は、静止側の外輪132の内周面に固定された静止側部材としての芯金135と、回転側の内輪131の外周面に固定された回転側部材としてのスリンガ136を備えている。
芯金135は、筒部135Aと、この筒部135Aの軸方向の両端から径方向に延在する外鍔135Bと内鍔135Cを備えている。この内鍔135Cの先端部に主リップ137Aと第1補助リップ137Bを有するシールリップ137が固定されている。一方、スリンガ136は、円盤部136Aと、この円盤部136Aの径方向の両端から軸方向内方に延在する外筒部136B,内筒部136Cからなる。このスリンガ136の内筒部136Cに、上記シールリップ137の主リップ137Aと第1補助リップ137Bが摺接するようになっている。また、スリンガ136の外筒部136Bに、シールリップ138が固定されている。このシールリップ138は、芯金135の内鍔135Cに摺接するアキシャルリップ140と、このアキシャルリップ140の軸方向外方の第4リップ141を有する。このシールリップ138は、スリンガ136の外筒部136Bの内側面に固定された着磁パルサリング142を被覆している。
一方、芯金135の筒部135Aには磁気センサ143が固定されており、この磁気センサ143は被覆部材としての樹脂部145に埋め込まれている。この樹脂部145に、シールリップ138の第4リップ141が摺接するようになっている。また、樹脂部145は、芯金135の外鍔135Bに密着している軸端部145Aを有し、この軸端部145Aは、回転軸に対して傾斜している傾斜面146を有している。この傾斜面146は、軸方向外方から内方に向かって上り坂になっていて、この傾斜面146からハーネス147が突き出している。このハーネス147は、磁気センサ143からの信号線148に接続されている。
の実施形態の車輪速検出装置では、着磁パルサリング142と磁気センサ143が径方向に対向しているから、軸方向寸法を小さくでき、軸方向のコンパクト化を図れる。また、この実施形態は、主リップ137A,補助リップ137B,アキシャルリップ140に加えて、アキシャルリップ140の外側の第2の補助リップ141を備えたので、密封性能を向上できる。特に、第2の補助リップ141が、アキシャルリップ140に直接泥水がかかることを防ぐから、耐泥水性能を向上できる。また、この実施形態は、第2の補助リップ141が、回転側の内輪131に固定されたスリンガ136に固定されているから、回転時の遠心力が、第2の補助リップ141を径方向外側の芯金135(樹脂部145の円筒内周面144)に向かって押しつけるから、回転時のシール性能を向上させることができる。また、この実施形態は、磁気センサ143を被覆する樹脂部145の傾斜面146からハーネス147を突き出させているから、ハーネス取り出し幅を広くすることができる。また、この実施形態は、着磁パルサリング142がシールリップ138で完全に被覆されている上に、シールリップ137とシールリップ138が構成するシール部内部に在るので、着磁パルサリング142に磁性体異物が付着する心配がなくなり、ノイズ発生を抑えて、正確な速度検知を図れる。
〔第8参考例
次に、図11に、この発明の車輪速検出装置の第8参考例を示す。この第8参考例は、内輪151と外輪152の間に配置されたシール装置153に一体化されている。このシール装置153は、回転側の外輪152の内周面に固定された断面略逆L字形状の芯金155と、静止側の内輪151に固定された断面反L字形状のスリンガ156を備える。芯金155とスリンガ156は、それぞれ、軸方向に対向する対向部155A,156Aを有する。この芯金155の対向部155Aには磁性体リングとしての着磁パルサリング157が固定されている。また、この芯金155の対向部155Aには、着磁パルサリング157を被覆するように、非磁性の弾性部材からなるシールリップ158が固定されている。このシールリップ158は、スリンガ156の円筒部156Bに摺接するようになっている主リップ158A,補助リップ158Bを有する。
一方、スリンガ156の対向部156Aの内側面に、磁気センサ160が固定され、この磁気センサ160は、スリンガ156にモールドされた樹脂部161によって完全に被覆されている。この樹脂部161は、磁気センサ160の前面から着磁パルサリング157に向かって軸方向内方に突き出した環状の内径側突起162と環状の外径側突起163を有している。この突起162と突起163は、着磁パルサリング157を覆っているシールリップ158の薄部158Cとの間にラビリンス165を形成している。
この第8参考例によれば、スリンガ156に固定された磁気センサ160を被覆する樹脂部161がリング状の突起162,163を有し、このリング状突起162,163が芯金155とスリンガ156の間の径方向に延びる経路にラビリンス165を形成する。したがって、上記径方向の経路をシールするアキシャルリップを芯金155に形成する必要がなくなるから、芯金155の対向部(径方向部)155Aに固定する着磁パルサリング157を着磁させる際に、アキシャルリップが邪魔になることがなく、製造が容易になる。
また、この樹脂部161が、軸端の傾斜面161Aによって、ハーネス取り出し幅を広くすることができる点は、図8,図9に示した前述の第6,第7実施形態と同様である。
尚、上記第8参考例では、着磁パルサリング157を芯金155の対向部155Aの軸方向外側面に固定したが、一点鎖線で示すように、着磁パルサリング157を対向部155Aの軸方向内側面に固定してもよい。
〔第9参考例
次に、図12に、この発明の車輪速検出装置の第9参考例を示す。この第9参考例は、内輪171と外輪172の間に配置されたシール装置173と一体になっている。このシール装置173は、回転側の外輪172の内周面に固定された回転側部材としての断面逆L字形状のスリンガ175と、静止側の内輪171の外周面に固定された静止側部材として断面L字形状の芯金176を備えている。
断面L字形状の芯金176は、筒部176Aと、この筒部176Aの軸方向の外端から径方向に延在する鍔部176Bを備えている。この鍔部176Bは、軸方向貫通穴177を有し、この軸方向貫通穴177に磁気センサ178を嵌合している。そして、この磁気センサ178を覆うように、芯金176にシールリップ180が固定されている。このシールリップ180は、主リップ180Aと補助リップ180Bとアキシャルリップ180Cを備えている。このアキシャルリップ180Cは、根元から先端に向かって軸方向内方かつ径方向外方に斜めに延在している。上記主リップ180Aと補助リップ180Bは、断面逆L字形状のスリンガ175の筒部175Aに摺接し、アキシャルリップ180Cは断面逆L字形状のスリンガ175の鍔部175Bに摺接するようになっている。
また、断面逆L字形状のスリンガ175の鍔部175Bの軸方向外側面には、磁気センサ178に対向するように、磁性体リングとしての着磁パルサリング181が固定されている。
上記着磁パルサリング181と磁気センサ178とが、この第9参考例の車輪速検出装置を構成している。この磁気センサ178の径方向内端面には、信号線182が接続され、この信号線182は芯金176の端面に固定した樹脂部183内に埋め込まれて、軸方向外方かつ径方向外方に延在している。
この第9参考例は、芯金176に形成した軸方向貫通穴177内に磁気センサ178の一部を配置したので、省スペース化を促進でき、スペースの無い場合での搭載性に優れる。また、この第10実施形態は、磁気センサ178が固定された芯金176に、すべてのシールリップ(主リップ180A,補助リップ180B,アキシャルリップ180C)を固定しているから、構造が簡単になる。
〔第10参考例
次に、図13に、この発明の車輪速検出装置の第10参考例を示す。この第10参考例は、磁気センサ193と着磁パルサリング203からなり、内輪185と外輪186の間に配置されたシール装置187内に一体化されている。このシール装置187は、静止側の外輪186の内周面に固定された断面逆L字形状の芯金188と、回転側の内輪185の外周面に固定された断面反L字形状のスリンガ191を備える。さらに、シール装置187は、芯金188の円筒部188Aに重なるように固定された逆L字金具192を備える。この逆L字金具192の軸端径方向部192Aの内側面に磁気センサ193が固定されており、磁気センサ193は樹脂194で被覆されている。この磁気センサ193から延びる信号線195は、逆L字金具192の筒部192Bに形成された孔196を通って、樹脂部197内を斜め外方に延びている。この樹脂部197は、逆L字金具192に固定されており、斜め外方に延びている。
また、この逆L字金具192の径方向部192Aの内側に屈曲した内端198に第2補助リップ200が固定されている。この第2補助リップ200は、スリンガ191の鍔部191Aに外側から摺接するようになっている。
一方、上記芯金188の内鍔188Bの内端に主リップ201と第1補助リップ202が固定されており、この主リップ201と第1補助リップ202はスリンガ191の円筒部191Bに摺接するようになっている。また、このスリンガ191の鍔部191Aの先部191A-1は内側に屈曲しており、この先部191A-1の内側面に磁性体リングとしての着磁パルサリング203が固定されている。この 着磁パルサリング203を被覆するように非磁性の弾性部材からなるアキシャルリップ205が着磁パルサリング203に固定され、このアキシャルリップ205は芯金188の内鍔188Bに摺接するようになっている。
この第10参考例の車輪速検出装置は、逆L字金具192によって、飛石などの外部からの衝撃から守られている。また、磁気センサ193と着磁パルサリング203の両方が、非磁性部材からなる樹脂194とアキシャルリップ205で被覆されて、水分やほこりから守られている。また、上記逆L字金具192とスリンガ191とでラビリンス206を形成し、かつ、逆L字金具192に設けた追加の第2補助リップ200の存在によって、シール性能を向上させている。
〔第11参考例
次に、図14に、この発明の車輪速検出装置の第11参考例を示す。この第11参考例は、断面階段形状の静止側部材215に固定された磁気センサ211と、断面階段形状の固定側部材216に固定された着磁パルサリング212からなる。
上記静止側部材215は、外輪217の外周面に固定されており、端面に沿って内方に屈曲してから軸方向に延在している。また、回転側部材216は、内輪218の外周面に固定されており、径方向外方に屈曲してから軸方向に延在して静止側部材215との間に所定隙間を隔てて対向している。静止側部材215と回転側部材216は、それぞれの対向部215A,216Aで対向しており、この対向部215Aの外周面に磁気センサ211が固定され、対向部216Aの内周面に着磁パルサリング212が固定されている。
上記磁気センサ211は、静止側部材215に固定された樹脂部223で完全に覆われている。この樹脂部223は、斜め軸方向に突き出した接続部223Aを有している。
また、着磁パルサリング212は、非磁性の弾性部材からなる被覆220で被覆されており、この被覆220は、静止側部材215の対向部215Aに摺接するシールリップ220Aを有している。また、外輪217の内周面に、芯金221が固定され、この芯金221の鍔221Aにシールリップ222が固定されている。このシールリップ222は、主リップ222Aと第1補助リップ222Bとアキシャルリップ222Cを有する。主リップ222Aと第1補助リップ222Bは、回転側部材216の筒部216Bに摺接するようになっており、アキシャルリップ222Cは、回転側部材216の鍔部216Cに摺接するようになっている。
この第11参考例の車輪速検出装置は、磁気センサ211とパルサリング212からなり、静止側部材215,回転側部材216,芯金221,シールリップ222および220Aで構成されるシール装置に一体化している。したがって、全体構造をシンプルにして、部品点数を削減できる。また、磁気センサ211とパルサリング212が、樹脂部223と被覆220で完全に被覆されているから、外部からの異物の影響を回避できる。また、第2の補助リップ220Aによって、センサ部分への異物混入を防止できる。
〔第12参考例
次に、図15に、この発明の車輪速検出装置の第12参考例を示す。この第12参考例は、軸方向に対向する着磁パルサリング231と磁気センサ232からなる。着磁パルサリング231は、芯金233に固定され、シールリップ234に連なる非磁性の弾性部材からなる薄膜235で被覆されている。また、磁気センサ232は、スリンガ236に固定され、樹脂部237に連なる非磁性の薄膜238で覆われている。
上記芯金233は、軸方向内端で径方向内方に延びる円盤部233Aを有し、この円盤部233Aに上記シールリップ234が固定されている。このシール
リップ234は、主リップ234A,補助リップ234B,アキシャルリップ234Cの3つのリップを有し、主リップ234Aと補助リップ234Bはスリンガ236の円筒部236Aに摺接し、アキシャルリップ234Cはスリンガ236の鍔部236Bに摺接するようになっている。
一方、上記スリンガ236に固定された樹脂部237は、上記芯金233の外周壁233Bの内周面に対向する環状凸部237Aを有し、この環状凸部237Aが上記外周壁233Bとの間にラビリンスを形成している。また、樹脂部237の軸端面237Bからハーネス240が突き出している。
そして、上記スリンガ236の円筒部236Aが内輪241に固定され、上記芯金233の筒部233Cが外輪242に固定されている。
上記芯金233,スリンガ236,シールリップ234,樹脂部237の環状凸部237Aがシール装置を構成している。
この第12参考例の車輪速検出装置は、着磁パルサリング231と磁気センサ232が、上記シール装置内に一体化されているので、コンパクトかつ省スペースを図れ、組み付け作業性も向上できる。
さらに、スリンガ236に固定した環状凸部237Aと芯金233の外周壁233Bとでラビリンス構造を形成したので、外部からの異物が磁気センサ232とパルサリング231の対向部分に侵入することを防止でき、異物による信号への影響を回避できる。また、パルサリング231が非磁性の弾性部材からなる薄膜235で被覆され、磁気センサ232が樹脂部237に連なる非磁性の薄膜238で覆われているから、防水性を向上できる。
〔第13参考例
次に、図16に、この発明の車輪速検出装置の第13参考例を示す。この第13参考例は、回転側内輪245と静止側外輪246の間の隙間をシールするシール装置247の中に一体化されている。
このシール装置247は、外輪246に固定された芯金248と、内輪245に固定されたスリンガ250を備える。芯金248の内径部248Aにシールリップ251が固定され、このシールリップ251は、スリンガ250の筒部250Aに摺接する主リップ251Aと第1補助リップ251Bと、スリンガ250の円盤部250Bに摺接するアキシャルリップ251Cを備える。
また、芯金248は、外輪246の角246Aに沿って屈曲する屈曲部248Bと、この屈曲部248Bの径方向の端から軸方向外方に延びる外周部248Cを備える。そして、この芯金248の外周部248Cの内側に、取り外し自在なカバー金具252が取り付けられている。このカバー金具252の内側に充填された樹脂254に磁気センサ256が固定されている。このカバー金具252は、外周部248Cから径方向内方へ屈曲している径方向部252Aを備え、この径方向部252Aの端に第2補助リップ253が固定されている。この第2補助リップ253は、スリンガ250の軸方向部250Cに摺接するようになっている。このカバー金具252は、芯金248の外周部248Cに形成されたカシメ部255によって、芯金248に固定されていて、このカシメ部255によるカシメの解除により、芯金248から軸方向にスライドさせて取り外すことができるようになっている。また、このカバー金具252には、磁気センサ256からの信号線257を通す穴258が形成されている。この信号線257は、軸方向外方に斜めに引き出されていて、カバー金具252の径方向部252Aに固定された樹脂部259内に埋設されている。
そして、この第13参考例の着磁パルサリング260は、スリンガ250の軸方向部250Cに固定されて磁気センサ256に対向している。この第14実施形態の車輪速検出装置は、磁気センサ256とパルサリング260をシール装置247内に一体化したから、コンパクト化を図れ、取り付け作業が簡単になる。また、この車輪速検出装置は、取り外し自在なカバー金具252に磁気センサ256を取り付けたので、磁気センサ256を交換し易くなる。また、第2補助リップ253によって、パルサリング260とセンサ256の対向部への異物混入を防止できる。
〔第14参考例
次に、図17に、この発明の車輪速検出装置の第14参考例を示す。この第14参考例は、回転側外輪261と静止側内輪262の間の隙間をシールするシール装置263の中に一体化されている。
このシール装置263は、外輪261の内径側の角261Aに固定された芯金265と、内輪262の内周面に固定されたスリンガ266を備える。芯金265の内側径方向部265Aの内端にシールリップ267が固定されている。このシールリップ267は、主リップ267A,補助リップ267B,アキシャルリップ267Cを備え、主リップ267A,第1補助リップ267Bがスリンガ266の内側軸方向部266Aに摺接し、アキシャルリップ267Cがスリンガ266の円盤部266Bに摺接している。
また、芯金265は、外側軸方向部265Bを有し、この外側軸方向部265Bのカシメ部270によって、外側軸方向部265Bの内側にカバー金具268が固定されている。このカバー金具268は、軸方向部268Aと径方向内側に屈曲している径方向部268Bからなる。この軸方向部268Aの内側に着磁パルサリング271が固定されており、径方向部268Bの端に第2補助リップ272が固定されている。この第2補助リップ272は、スリンガ266の外側軸方向部266Cの軸方向の端に摺接するようになっている。
そして、このスリンガ266の外側軸方向部266Cには、上記着磁パルサリング271に対向するように、磁気センサ273が固定されている。この磁気センサ273は、樹脂層275で覆われており、磁気センサ273からの信号線276は外側軸方向部266Cに形成された孔277を通って、径方向内方に取り出されている。この信号線276は、円周方向に延在しているハーネス278に接続されており、このハーネス278は、スリンガ266の円盤部266Bと外側軸方向部266Cとに固定された樹脂部280内に埋設されている。
この第14参考例の車輪速検出装置は、磁気センサ273からの信号線276に接続するハーネス278を、スリンガ266の円盤部266Bと軸方向部266Cとに固定した樹脂部280内に埋設し、円周方向に取り出したから、ハーネス278根元の強度を確保できる。また、カバー金具268は、芯金265のカシメ部270によって、芯金265に取り外し自在に固定されているから、カバー金具268に固定した着磁パルサリング271の交換が簡単になる。また、カバー金具268に取り付けた第2補助リップ272によって、センサ部への異物混入を防止できる。
〔第15参考例
次に、図18に、この発明の車輪速検出装置の第15参考例を示す。この第15参考例は、回転側外輪281と静止側内輪282の間の隙間をシールするシール装置283の中に一体化されている。
このシール装置283は、外輪281の内周面に固定された芯金285と、内輪282の外周面に固定された第1スリンガ286と第2スリンガ287を備える。上記芯金285は、径方向部285Aを備え、径方向部285Aにシールリップ288が固定されている。このシールリップ288は、第1スリンガ286の筒部286Aに摺接する主リップ288A,補助リップ288Bと、第1スリンガ286の径方向部286Bに摺接するアキシャルリップ288Cを有する。
一方、上記第2スリンガ287は、内輪282の外周面の軸端に固定され、径方向外方に延在する径方向部287Aと、軸方向内方に延在する軸方向部287Bを備える。この径方向部287Aの内側面には磁気センサ290が固定されており、この磁気センサ290は樹脂部291で被覆されている。また、この磁気センサ290からの信号線292は、軸方向部287Bに形成された孔293を通って、軸方向斜め外方に引き出されており、軸方向斜め外方に突出した樹脂部291内に埋め込まれている。そして、上記第2スリンガ287の軸方向部287Bの内側面には、外輪281の外周面に周方向に亘って微少隙間を隔てて対向する環状突起296が固定されている。
また、外輪281の軸方向端面281Aに、磁気センサ290に対向するように、着磁パルサリング297が固定されている。
この第15参考例では、着磁パルサリング297を回転側の外輪281に直接に接着したから、構造が簡単になり、部品点数も削減できる。また、第2スリンガ287に形成した環状突起296がラビリンス構造を形成して、着磁パルサリング297に水やほこりが侵入することを防止できる。
尚、この第15参考例では、第2スリンガ287の径方向部287Aの内側面に磁気センサ290を固定したが、図19に示すように、径方向部287Aの外側面に磁気センサ290を固定してもよい。この場合には、第2スリンガ287を外輪281に接近させることができるから、コンパクト化を図れる。
この発明の車輪速検出装置の第1参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第2参考例の断面図である。 上記第2参考例の変形例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第3参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第4参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第5参考例の断面図である。 上記第5参考例の車輪速検出装置の周辺の構造を示す断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第6参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第7参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の実施形態の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第8参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第9参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第10参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第11参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第12参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第13参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第14参考例の断面図である。 この発明の車輪速検出装置の第15参考例の断面図である。 上記第15参考例の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1…玉軸受、2,21,51,71,91,111,131,151,171,185,218,241,245,262,282…内輪、3,22,52,72,92,112,132,152,172,186,217,242,246,261,281…外輪、
5,23,53,73,93,113,133,153,173,187,247,263,283…シール装置、
6…芯金、7…スリンガ、8…窓、9…磁性体リング、10…シールリップ、
11…磁気センサ、12…磁石、13…コイル、16…信号線、17…円筒穴、
18…コネクタ、25…回転側部材、26…静止側部材、
27,28…シールリップ、30…着磁パルサリング、31…磁気センサ、
32…樹脂、33…信号線、34…穴、35…縁、36…Oリング、
41…着磁パルサリング、42…磁気センサ、43…静止側部材、
45…回転側部材、50…内筒、54…玉、55…回転側環状部材、
57…静止側環状部材、58…シールリップ、60…ワイヤーハーネス、
61…外側シールリップ、62…斜め面、63…磁気センサ、
65…信号処理回路、66…着磁パルサリング、70…玉、
74…軸、76…回転側環状部材、78…静止側環状部材、
80,81…シールリップ、82…窓、83…磁性体リング、
85…マグネット、86…コイル、95,96…スリンガ、98…環状芯金、
100…屈曲部、101…突出部、102…樹脂部、103…磁気センサ、
104…信号線、105…磁性体リング、106…シールリップ、
115…芯金、116…スリンガ、117…着磁パルサリング、
118…シールリップ、120…磁気センサ、121…モールド部、
122…ラビリンス、123…信号線、135…芯金、136…スリンガ、
137,138…シールリップ、140…アキシャルリップ、
141…第2補助リップ、142…着磁パルサリング、143…磁気センサ、
145…樹脂部、146…傾斜面、147…ハーネス、148…信号線、
155…芯金、156…スリンガ、157…着磁パルサリング、
158…シールリップ、160…磁気センサ、161…樹脂部、
162,163…リング状突起、175…スリンガ、176…芯金、
177…軸方向貫通穴、178…磁気センサ、180…シールリップ、
181…着磁パルサリング、188…芯金、191…スリンガ、
192…逆L字金具、193…磁気センサ、194…樹脂、195…信号線、
196…孔、197…樹脂部、198…内端、200…第2補助リップ、
201…主リップ、202…第1補助リップ、203…着磁パルサリング、
205…アキシャルリップ、206…ラビリンス、211…磁気センサ、
212…着磁パルサリング、215…静止側部材、216…回転側部材、
220…被覆、221…着磁パルサリング、222…シールリップ、
223…芯金、231…着磁パルサリング、232…磁気センサ、
233…芯金、234…シールリップ、235…薄膜、236…スリンガ、
237…樹脂部、238…薄膜、240…ハーネス、248…芯金、
251…シールリップ、252…カバー金具、254…樹脂、
256…磁気センサ、257…信号線、260…パルサリング、265…芯金、266…スリンガ、267…シールリップ、268…カバー金具、
271…着磁パルサリング、272…第2補助リップ、273…磁気センサ、
275…樹脂層、276…信号線、277…孔、278…ハーネス、
280…樹脂部、285…芯金、286…第1スリンガ、
287…第2スリンガ、288…シールリップ、290…磁気センサ、
291…樹脂部、292…信号線、293…孔、296…環状突起、
297…着磁パルサリング。

Claims (2)

  1. 相対回転する静止側の外輪(132)と回転側の内輪(131)の内の回転側の内輪に固定された磁性体リング(142)に、静止側の外輪に固定された磁気センサ(143)を対向させ、この磁気センサで上記外輪と内輪との間の相対回転速度を検出する車輪速検出装置において、
    上記磁性体リングと磁気センサを、上記内輪と外輪の間の隙間をシールするシール装置(133)に一体化し、
    上記シール装置(133)の回転側部材(136)と静止側部材(135)とが対向するスペースに、上記磁性体リング(142)と磁気センサ(143)が径方向に対向するように配置され、
    上記シール装置は、
    上記静止側部材に固定されて上記回転側部材に摺接する主リップ(137A)と補助リップ(137B)とを含む第1のシールリップ(137)と、
    上記回転側部材に固定されていると共に上記第1のシールリップよりも径方向外方で上記回転側部材から軸方向に延在して上記内輪と外輪の間の隙間をシールするアキシャルリップ(140)と、
    上記回転側部材に固定されていると共に上記第1のシールリップおよびアキシャルリップよりも軸方向外方かつ径方向外方に配置された第2のシールリップ(141)とを備え、
    上記静止部材に固定されていると共に上記磁気センサを樹脂によりモールドする樹脂部が形成され、上記磁気センサよりも軸方向外方で上記樹脂部に上記第2のシールリップが摺接しており、
    上記磁気センサは、上記静止側部材と上記樹脂部とで全表面が覆われており、上記磁性体リングは、上記回転側部材と上記アキシャルリップから延在するリップ延在部とで全表面が覆われていることを特徴とする車輪速検出装置。
  2. 請求項1に記載の車輪速検出装置において、
    上記磁性体リング(142)と磁気センサ(143)とが対向している部分の軸方向両側に、上記シール装置のシール部(137,140,141)が設けられていることを特徴とする車輪速検出装置。
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