JP4144418B2

JP4144418B2 - Vehicle trim structure

Info

Publication number: JP4144418B2
Application number: JP2003117741A
Authority: JP
Inventors: 芳孝永田
Original assignee: Mitsubishi Motors Corp
Current assignee: Mitsubishi Motors Corp
Priority date: 2003-04-23
Filing date: 2003-04-23
Publication date: 2008-09-03
Anticipated expiration: 2023-04-23
Also published as: JP2004322752A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンエアバッグを備えると共に、サイドルーフレールにシートベルトアンカを有する車両のトリム構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
衝突時における乗員の安全性確保のために、車両の座席にはシートベルト装置が設けられており、このシートベルト装置では、シートベルトを長手方向に摺動自在に支持するスルーリングを備えたシートベルトアンカが、車体のピラー上部等に固定されているものがある。
【０００３】
一方、ワンボックスカーやＲＶ（Recreational Vehicle）等では、２列目シートの前後位置が移動可能となっていることが多いうえ、乗員をシートベルトで正しく保護するには、シートベルトアンカの取付位置が２列目シートから所定の範囲内にあることが望ましい。このため、２列目シート用のシートベルトアンカの取付位置が、ピラーではなく、サイドルーフレール部分に取付けられるものがある。
【０００４】
又、車両側部の窓の周囲には、窓の全周を囲む枠型トリムあるいは前方、後方、下方の３辺を囲むＵ字型トリムが設けられ、車両の天井部分にはヘッドライニングが設けられ、トリムの上部とヘッドライニングとは、サイドルーフレールを隠すように密接している。そして、枠型トリムに場合には、トリム上部のヘッドライニング上部、Ｕ字型トリムの場合には、ヘッドライニング上部に、シートベルトアンカがアンカカバーに覆われて取付けられる。
【０００５】
一方、側突時等の乗員の安全性確保、特に、乗員の頭部保護や放出防止のために、車両の側面上部に沿ってカーテン式のエアバッグ（以下、カーテンエアバッグと略す。）を車両に設ける技術が開示されている（特許文献１参照）。一般的には、カーテンエアバッグはサイドルーフレール近傍にサイドルーフレールに沿って設けられており、側突時には、ヘッドライニングの側端部を押し開けて、車両側面へすばやく展開するようになっている。
【０００６】
【特許文献１】
特許第３３２９２７７号公報（第４頁、第５図）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のシートベルトアンカをサイドルーフレールに設けた車両のサイドルーフレールの近傍にカーテンエアバッグを配設した場合、カーテンエアバッグが展開する際に、カーテンエアバッグを構成するガスが導入されて膨張する袋部分やガスが導入されない布部分、エアバッグを所定位置に導くためのガイド紐等が、トリムやアンカカバーのヘッドライニング側の端部に引っかかり、カーテンエアバッグの正常な展開を阻害するおそれがある。
【０００８】
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、カーテンエアバッグの展開を阻害することのない、車両のトリム構造を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明に係る車両のトリム構造は、ウィンドウガラスの３辺を包囲し、その上部がヘッドライニングの側端部と接するように配設されたＵ字状の第１トリム部材と、ヘッドライニングの側端部の一部を切り欠いた部分に配設された第２トリム部材とからなり、シートベルトを摺動自在に案内するシートベルトアンカを、第２トリム部材を介して、ヘッドライニングの側端部のサイドルーフレールに固定すると共に、ヘッドライニングの側端部の近傍、かつ、シートベルトアンカの上方側に、カーテン状に展開するエアバッグを配設し、シートベルトアンカのカバーにおけるヘッドライニングの側端部と接する部分に、曲設部を設けたことを特徴とする。
なお、第１トリム部材及び第２トリム部材は、ヘッドライニングの側端部が押し広げられる際には、その動作を阻害しないように構成されている。
【００１０】
上記課題を解決する本発明に係る車両のトリム構造は、ウィンドウガラスの周囲を包囲し、その上部がヘッドライニングの側端部と接するように配設された枠型状の第３トリム部材と、ヘッドライニングの側端部の一部を切り欠いた部分に、第３トリム部材の上部の一部を突設して配設した突設部とからなり、シートベルトを摺動自在に案内するシートベルトアンカを、突設部を介して、ヘッドライニングの側端部のサイドルーフレールに固定すると共に、ヘッドライニングの側端部の近傍、かつ、シートベルトアンカの上方側に、カーテン状に展開するエアバッグを配設し、シートベルトアンカのカバーにおけるヘッドライニングの側端部と接する部分に、曲設部を設けたことを特徴とする。
なお、第３トリム部材及び突設部は、ヘッドライニングの側端部が押し広げられる際には、その動作を阻害しないように構成されている。
【００１１】
上記課題を解決する本発明に係る車両のトリム構造は、曲設部が、第２トリム部材又は突設部の上部を覆うように形成した湾曲部であり、当該湾曲部の一部にヘッドライニングの側端部の先端が接するようにしたことを特徴とする。
【００１２】
上記課題を解決する本発明に係る車両のトリム構造は、曲設部が、第２トリム部材又は突設部の上部を覆うように形成したＶ字断面部であり、当該Ｖ字断面部の先端にヘッドライニングの側端部の先端が接するようにしたことを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】
図１は、車両の内部を示す図である。
本発明に係る車両のトリム構造の概略を説明するため図示したものである。
【００１４】
図１に示すように、本発明に係るトリム構造となるクォータトリム部４は、車両の側面後方側に配設され、その上部において、天井部材であるヘッドライニング１に接している。ヘッドライニング１の内部には、車両の上部筐体フレームとなるサイドルーフレール（図示せず）等が設けられている。サイドルーフレール近傍には、サイドルーフレールに沿ってカーテンエアバッグ２が設けられており、衝突検出センサ（図示せず）により、所定量の衝撃が車両に加えられたことを検出した場合、インフレータ３が作動して、ガスを放出してすばやくカーテンエアバッグ２を膨張させ、ヘッドライニング側端部１ａを押し開けて、車両内側に展開するようになっている。このカーテンエアバッグ２は、サイドルーフレールに取り付けられたシートベルトアンカ８の上方側に配置された構成である。
【００１５】
なお、図１では、一例として、ワンボックスカーの３列目シートにおけるクォータトリム部４を用いて説明しているが、本発明は、ワンボックスカーに限らず、サイドルーフレールへのシートベルトアンカの配置と、シートベルトアンカの上方からのカーテンエアバッグの展開とを両立させる車両であれば、どのような車両へも適用可能である。
【００１６】
（参考例１）
次に、クォータトリム部４の一例を、図２、図３を用いて説明する。
図２は、本発明の参考例となるトリム構造の一例を示す図であり、図３（ａ）は図２のＡ−Ａ線矢視断面図、図３（ｂ）は図２のＢ−Ｂ線矢視断面図である。
【００１７】
クォータトリム部４の内部は、ヘッドライニング側端部１ａ近傍に設けられ、サイドルーフレールアウター１２ａとサイドルーフレールインナー１２ｂから構成されるサイドルーフレール１２と、車体の上部フレームの一部であるピラー等により構成されており、これらを覆うように、内装部材となる柔らかい素材のヘッドライニング１と樹脂製のＵ字型クォータトリム５とが取り付けられている。このヘッドライニング側端部１ａの内部側にカーテンエアバッグ１３がサイドルーフレール１２に沿って設けられている。又、クォータトリム部４の中心部、つまり、Ｕ字型クォータトリム５の内部側には、ウィンドウガラス６がはめ込まれており、ウィンドウガラス６の上部は樹脂等を介してサイドルーフレール１２と接している。
【００１８】
本参考例のトリム構造は、ヘッドライニング側端部１ａに接するように配設され、ウィンドウガラス６の３辺を包囲して設けられたＵ字型クォータトリム５（第１トリム部材）と、ヘッドライニング側端部１ａの一部に独立して設けられた別体トリム１１（第２トリム部材）とからなる。この別体トリム１１は、ヘッドライニング側端部１ａの一部を切り欠いた部分に配置されており、この切り欠いた部分の内部側に、サイドルーフレール１２が配置されている。なお、この切り欠いた部分の大きさは（別体トリム１１の大きさも同様）、少なくともシートベルトアンカ８の取付部分がしっかり取り付けられる大きさとする。
【００１９】
Ｕ字型クォータトリム５は、その上部の２箇所にてヘッドライニング側端部１ａと接しており、カーテンエアバッグ１３の動作時に、クリップ等で保持されたヘッドライニング側端部１ａが容易に押し広げられるように構成され、カーテンエアバッグ１３の展開を阻害しないようになっている。なお、Ｕ字型クォータトリム５自体は、ボルト等による脱落防止具７を用いてピラーにしっかりと固定されている。
【００２０】
ヘッドライニング側端部１ａのＡ−Ａ部分、つまり、Ｕ字型クォータトリム５もシートベルトアンカ８もない部分は、図３（ａ）に示すように、サイドルーフレール１２とヘッドライニング側端部１ａとの間に、カーテンエアバッグ１３が配設されており、カーテンエアバッグ１３の展開時に、ヘッドライニング側端部１ａが何の障害もなく押し広げられる構成である。
【００２１】
一方、ヘッドライニング側端部１ａのＢ−Ｂ部分、つまり、シートベルトアンカ８が配設された部分は、図３（ｂ）に示すように、サイドルーフレール１２とヘッドライニング側端部１ａとの間に、カーテンエアバッグ１３が配設されると共に、カーテンエアバッグ１３の下方側に、別体トリム１１を介してシートベルトアンカ８が取り付けられた構成である。具体的には、シートベルトアンカ８のアンカ金具１４が、別体トリム１１を介してボルト１６によりサイドルーフレールインナー１２ｂに取り付けられ、固定されている。又、この別体トリム１１の、ヘッドライニング側端部１ａと接触する部分には、Ｌ字状に曲げられて形成された曲設部１１ａが設けられている。
【００２２】
シートベルトアンカ８は、アンカ金具１４とそれを覆うアンカカバー１５からなり、アンカ金具１４の下部にはシートベルト１０を、その長手方向に摺動自在に案内するスルーリング９を有する構成である。なお、シートベルトアンカ８は、視認性、居住性を考慮した場合、できるだけ小さい方が好ましい。
【００２３】
本参考例のトリム構造において、Ｕ字型クォータトリム５や別体トリム１１及びシートベルトアンカ８が配置されていない部分では、カーテンエアバッグ１３の作動時に、カーテンエアバッグ１３の展開の障害となるものがなく、ヘッドライニング側端部１ａを容易に押し広げることができ、カーテンエアバッグ１３のすばやい展開が可能である。
【００２４】
又、別体トリム１１と共にシートベルトアンカ８が配置された部分では、ヘッドライニング側端部１ａから独立して別体トリム１１が存在し、ヘッドライニング側端部１ａが別体トリム１１の曲設部１１ａの端部とのみ接するので、カーテンエアバッグ１３の作動時に、ヘッドライニング側端部１ａが容易に押し広げられて、車室内側へのカーテンエアバッグ１３の展開が可能となる。更に、車室内側に突設するように設けられた別体トリム１１の曲設部１１ａが、シートベルトアンカ８のアンカカバー１５のカーテンエアバッグ１３側の端部を覆い隠すように構成されており、カーテンエアバッグ１３の展開を阻害しないようにしており、カーテンエアバッグ１３の展開補助構造として機能する。
【００２５】
つまり、カーテンエアバッグ１３を構成する、ガスが導入されて膨張する袋部分やガスが導入されない布部分、所定位置へ導くためのガイド紐等が、曲設部１１ａにより別体トリム１１やアンカカバー１５のヘッドライニング１側の端部に引っかかることがないので、カーテンエアバッグ１３の正常な展開を阻害することがない。
【００２６】
したがって、本参考例のトリム構造を用いることで、簡単な構成により、カーテンエアバッグ１３をヘッドライニング側端部１ａの近傍に備えると共に、カーテンエアバッグ１３の下方側にシートベルトアンカ８を配設することが可能となる。又、カーテンエアバッグ１３を窓際のできるだけ近いところに設けることができ、カーテンエアバッグ１３の展開がすばやくなり、乗員の頭部保護及び放出防止に有効となる。
【００２７】
（参考例２）
次に、クォータトリム部４の他の一例を、図４、図５を用いて説明する。
図４は、本発明の参考例となるトリム構造の他の一例を示す図であり、図５（ａ）は図４のＣ−Ｃ線矢視断面図、図５（ｂ）は図４のＤ−Ｄ線矢視断面図である。
なお、本参考例において、参考例１にて示したトリム構造と同等の部分には、同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
【００２８】
本参考例のトリム構造は、クォータトリム部４に樹脂製の枠型クォータトリム２１を用いている点が大きく異なる。本参考例のトリム構造は、具体的には、ヘッドライニング側端部１ａに接するように配設され、ウィンドウガラス６の周囲を包囲して設けられた枠型クォータトリム５（第３トリム部材）と、その上部の上部トリム２２において、上部トリム２２からヘッドライニング側端部１ａ方向に突設した突設トリム２３（突設部）とからなる。突設トリム２３は、ヘッドライニング側端部１ａの一部を切り欠いた部分に配置されており、この切り欠いた部分の内部側には、サイドルーフレール１２が配置されている。なお、この切り欠いた部分の大きさは（突設トリム２３の大きさも同様）、少なくともシートベルトアンカ８の取付部分がしっかり取り付けられる大きさとする。
【００２９】
ヘッドライニング側端部１ａのＣ−Ｃ部分、つまり、シートベルトアンカ８がない部分は、図５（ａ）に示すように、サイドルーフレール１２とヘッドライニング側端部１ａとの間に、カーテンエアバッグ１３が配設されており、この間の空間のサイドルーフレール１２ｂ側に、楔断面状の展開補助構造部１７が設けられた構成である。又、ヘッドライニング側端部１ａの端部は、枠型クォータトリム５上部の上部トリム２２の上端部にのみ接する構成である。上部トリム２２は、その高さ方向にはできるだけ薄く形成した方がよく、そのことにより、カーテンエアバッグ１３のすばやい展開が期待できる。本参考例の場合、シートベルトアンカ８を取り付ける部分にのみ突設トリム２３を設けた構造であるため、この上部トリム２２の部分をできるだけ薄く形成することが可能となる。
【００３０】
一方、ヘッドライニング側端部１ａのＤ−Ｄ部分、つまり、シートベルトアンカ８が配設された部分は、図５（ｂ）に示すように、サイドルーフレール１２とヘッドライニング側端部１ａとの間に、カーテンエアバッグ１３が配設されると共に、カーテンエアバッグ１３の下方側に、突設トリム２３を介してシートベルトアンカ８が取り付けられた構成である。又、突設トリム２３の端部の、ヘッドライニング側端部１ａと接触する部分には、略Ｌ字状に曲げられた曲設部２３ａが形成されている。
【００３１】
本参考例のトリム構造において、枠型クォータトリム２１は、シートベルトアンカ８が配置されていない部分では、その上部トリム２２の上端部のみがヘッドライニング側端部１ａと接しており、そのため、カーテンエアバッグ１３の作動時に、カーテンエアバッグ１３の展開に障害となるものがなく、ヘッドライニング側端部１ａを容易に押し広げることができ、カーテンエアバッグ１３の車室内側へのすばやい展開が可能である。又、展開補助構造部１７により、上部トリム２２とサイドルーフレールインナー１２ｂで形成される空間を覆い隠すことにより、カーテンエアバッグ１３の展開を適切な方向に案内している。
【００３２】
又、突設トリム２３と共にシートベルトアンカ８が配置された部分では、ヘッドライニング側端部１ａから独立して突設トリム２３が存在し、ヘッドライニング側端部１ａが突設トリム２３の曲設部２３ａの端部とのみ接するので、カーテンエアバッグ１３の作動時に、ヘッドライニング側端部１ａが容易に押し広げられて、車室内側へのカーテンエアバッグ１３の展開が可能となる。更に、車室内側に突設するように設けられた突設トリム２３の曲設部２３ａが、シートベルトアンカ８のアンカカバー１５のカーテンエアバッグ１３側の端部を覆い隠すように構成されており、カーテンエアバッグ１３の展開を阻害しないようにしており、カーテンエアバッグ１３の展開補助構造として機能する。
【００３３】
つまり、カーテンエアバッグ１３を構成する袋部分や布部分、ガイド紐等が、曲設部２３ａにより突設トリム２３やアンカカバー１５のヘッドライニング１側の端部に引っかかることがないので、カーテンエアバッグ１３の正常な展開を阻害することがない。
【００３４】
したがって、参考例１のトリム構造と同様に、本参考例のトリム構造を用いることで、簡単な構成により、カーテンエアバッグ１３をヘッドライニング側端部１ａの近傍に備えると共に、カーテンエアバッグ１３の下方側にシートベルトアンカ８を配設する構成とすることが可能となる。
【００３５】
又、本参考例のトリム構造の場合、枠型クォータトリム２１の一部である突設トリム２３が、シートベルトアンカ８をサイドルーフレールインナー１２ｂに固定するボルト１６と共に固定されているため、枠型クォータトリム２１自体も固定されることとなる。そのため、ボルト１６が、枠型クォータトリム２１に対しても、脱落、飛散、引っ掛かり防止機能を持つこととなり、新たに他の脱落防止具を設ける必要がなくなる。
【００３６】
（実施例１）
図６は、本発明に係るトリム構造の実施形態の一例を示す断面図である。
本実施例は、図２示したＵ字型クォータトリム５へも、図４に示した枠型クォータトリム２１へも適用可能なものである。したがって、図２のＢ−Ｂ線矢視断面図、又は図４のＤ−Ｄ線矢視断面図に該当する部分の構造を図示した。
【００３７】
本実施例のトリム構造の基本的な構成は、参考例１、参考例２に示したものと略同等である。参考例１、参考例２ではシートベルトアンカ８用のトリム部分（別体トリム１１又は突設トリム２３）がヘッドライニング側端部１ａと接する構造であったが、本実施例では、シートベルトアンカ８と共に固定されるトリム部分は略平坦とし（つまり、別体トリム１１、突設トリム２３に曲設部１１ａ、２３ａを設けない構成）、その代わりにシートベルトアンカ８のアンカカバー１５に、曲設部に該当するものを設けたことが異なる点である。
【００３８】
具体的には、図６(ａ)では、アンカカバー１５の上部に、別体トリム２４の上部を覆うように湾曲部１５ａを設けており、この湾曲部１５ａの一部にヘッドライニング側端部１ａの先端が接する構成である。この場合、アンカカバー１５上部の湾曲部１５ａの形状により、カーテンエアバッグ１３が車室内側へ導かれると共に、湾曲部１５ａの一部に接するヘッドライニング側端部１ａが、車室内側に容易に押し広げられることとなる。
【００３９】
又、図６(ｂ)では、アンカカバー１５の上部に、別体トリム２４の上部を覆うような形状のＶ字断面部１５ｂを設け、その端部がヘッドライニング側端部１ａの先端と接する構成である。この場合、アンカカバー１５上部のＶ字断面部１５ｂの先端が、カーテンエアバッグ１３の展開時に、車室内側に容易に変形するので、カーテンエアバッグ１３が引っかかることなく展開可能である。
【００４０】
つまり、シートベルアンカ８にカーテンエアバッグ１３が引っかかることを防ぐため、シートベルアンカ８を構成するアンカカバー１５上部の形状を工夫して、カーテンエアバッグ１３の展開補助構造としたものである。
【００４１】
【発明の効果】
本発明によれば、車両のトリム構造を工夫することにより、簡単な構造で、カーテン状に展開するエアバッグをヘッドライニングの側端部の近傍に備えると共に、エアバッグの下方側にシートベルトアンカを配設することができる。又、このトリム構造は、カーテンエアバッグの展開を阻害することがなく、カーテンエアバッグの展開時に、その引っ掛かりをなくすことができる。更に、部品点数を削減することができ、それにより、コスト、組立て工数の削減も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】車両の内部を示す図である。
【図２】本発明の参考例となるトリム構造の一例を示す図である。
【図３】（ａ）は図２のＡ−Ａ線矢視断面図、（ｂ）は図２のＢ−Ｂ線矢視断面図である。
【図４】本発明の参考例となるトリム構造の他の一例を示す図である。
【図５】（ａ）は図４のＣ−Ｃ線矢視断面図、（ｂ）は図４のＤ−Ｄ線矢視断面図である。
【図６】本発明に係るトリム構造の実施形態の一例を示す図である。
【符号の説明】
１ヘッドライニング
１ａヘッドライニング側端部
４クォータトリム部分
５Ｕ字型クォータトリム
６ウィンドウガラス
７脱落防止具
８シートベルトアンカ
９スルーリング
１０シートベルト
１１別体トリム
１１ａ曲設部
１２ａサイドルーフレールアウター
１２ｂサイドルーフレールインナー
１３エアカーテン
１４アンカ金具
１５アンカカバー
１６ボルト
２１枠型クォータトリム
２２上部トリム
２３突設トリム
２３ａ曲設部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a trim structure for a vehicle that includes a curtain airbag and has a seat belt anchor on a side roof rail.
[0002]
[Prior art]
In order to ensure the safety of passengers in the event of a collision, a seat belt device is provided in the seat of the vehicle. In this seat belt device, a seat having a through ring that supports the seat belt slidably in the longitudinal direction. Some belt anchors are fixed to the upper part of the pillar of the vehicle body.
[0003]
On the other hand, in one-box cars, RVs (Recreational Vehicles), etc., the front and rear positions of the second row seats are often movable, and in order to properly protect the passengers with the seat belts, the seat belt anchor mounting position Is preferably within a predetermined range from the second row sheet. For this reason, there is an attachment position of the seat belt anchor for the second row seat that is attached to the side roof rail portion instead of the pillar.
[0004]
In addition, a frame-type trim that surrounds the entire circumference of the window or a U-shaped trim that surrounds the front, rear, and lower sides is provided around the window on the side of the vehicle, and a headlining is provided on the ceiling of the vehicle. The top of the trim and the headlining are intimate so as to hide the side roof rails. In the case of a frame-type trim, a seat belt anchor is covered with an anchor cover and attached to the upper portion of the head lining in the upper portion of the trim, and in the case of a U-shaped trim.
[0005]
On the other hand, a curtain-type airbag (hereinafter abbreviated as “curtain airbag”) is provided along the upper side of the vehicle in order to ensure the safety of the occupant during a side collision, in particular to protect the occupant's head and prevent the vehicle from being released. The technique provided in a vehicle is disclosed (refer patent document 1). In general, the curtain airbag is provided in the vicinity of the side roof rail along the side roof rail, and at the time of a side collision, the side end portion of the head lining is pushed open and quickly deployed to the side surface of the vehicle.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3329277 (page 4, FIG. 5)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, when a curtain airbag is installed in the vicinity of a side roof rail of a vehicle in which a conventional seat belt anchor is provided on the side roof rail, the gas constituting the curtain airbag is introduced and inflated when the curtain airbag is deployed. The bag part to be used, the cloth part to which gas is not introduced, the guide string for guiding the airbag to a predetermined position, etc. may be caught on the head lining side end of the trim or anchor cover, and hinder the normal deployment of the curtain airbag There is.
[0008]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a vehicle trim structure that does not hinder the deployment of a curtain airbag.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A vehicle trim structure according to the present invention that solves the above problems includes a U-shaped first trim member that surrounds three sides of a window glass and is disposed so that an upper portion thereof is in contact with a side end portion of a headlining. A seat belt anchor that slidably guides the seat belt through the second trim member. It is fixed to the side roof rail side edge of the head lining, near the rear end portion of the head lining and, on the upper side of the seat belt anchor, arranged an air bag to deploy in a curtain-like cover of the seat belt anchor A bent portion is provided at a portion in contact with the side end portion of the headlining .
The first trim member and the second trim member are configured so as not to hinder the operation when the side end portion of the head lining is spread.
[0010]
The vehicle trim structure according to the present invention that solves the above problems includes a frame-shaped third trim member that surrounds the periphery of the window glass and is disposed so that the upper portion thereof is in contact with the side edge of the headlining. A seat for projecting a seat belt in a slidable manner, comprising a projecting portion provided by projecting a portion of the upper portion of the third trim member at a portion where a part of the side end portion of the head lining is notched. the belt anchor, via the projecting portion, is fixed to the side roof rail side edge of the head lining, near the rear end portion of the head lining and, on the upper side of the seat belt anchor, the air to expand like a curtain A bag is provided, and a bent portion is provided at a portion of the cover of the seat belt anchor that contacts the side end portion of the headlining .
Note that the third trim member and the projecting portion are configured so as not to hinder the operation when the side end portion of the head lining is expanded.
[0011]
In the vehicle trim structure according to the present invention for solving the above-described problems, the bent portion is a curved portion formed so as to cover the upper portion of the second trim member or the protruding portion, and a head lining is formed on a part of the curved portion. It is characterized in that the tip of the side end portion of the contact is in contact .
[0012]
In the vehicle trim structure according to the present invention for solving the above-mentioned problems, the bent portion is a V-shaped cross-section formed so as to cover the upper portion of the second trim member or the protruding portion, and the tip of the V-shaped cross-sectional portion. It is characterized in that the tip of the side end portion of the head lining is in contact with .
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a diagram showing the inside of a vehicle.
1 is a diagram for explaining an outline of a trim structure of a vehicle according to the present invention.
[0014]
As shown in FIG. 1, the quarter trim portion 4 serving as a trim structure according to the present invention is disposed on the rear side of the side surface of the vehicle, and is in contact with the headlining 1 that is a ceiling member. Inside the headlining 1 is provided a side roof rail (not shown) that serves as an upper housing frame of the vehicle. In the vicinity of the side roof rail, a curtain airbag 2 is provided along the side roof rail. When the collision detection sensor (not shown) detects that a predetermined amount of impact is applied to the vehicle, the inflator 3 In operation, the gas is released to quickly inflate the curtain airbag 2, and the headlining side end 1a is pushed open to be deployed inside the vehicle. This curtain airbag 2 is a structure arrange | positioned above the seatbelt anchor 8 attached to the side roof rail.
[0015]
In FIG. 1, as an example, the quarter trim section 4 in the third row seat of the one box car is described. However, the present invention is not limited to the one box car, and the seat belt anchor to the side roof rail is not limited. The present invention can be applied to any vehicle as long as the vehicle achieves both the arrangement and the deployment of the curtain airbag from above the seat belt anchor.
[0016]
( Reference Example 1)
Next, an example of the quarter trim unit 4 will be described with reference to FIGS.
Figure 2 is a diagram showing an example of a trim structure comprising a reference example of the present invention, FIG. 3 (a) A-A sectional view taken along line of FIG. 2, FIG. 3 (b) of FIG. 2 B FIG.
[0017]
The interior of the quarter trim portion 4 is provided in the vicinity of the head lining side end portion 1a, and includes a side roof rail 12 composed of an outer side roof rail outer 12a and a side roof rail inner 12b, a pillar that is a part of the upper frame of the vehicle body, and the like. A soft material head lining 1 and a resin U-shaped quarter trim 5 are attached so as to cover them. A curtain airbag 13 is provided along the side roof rail 12 on the inner side of the headlining side end 1a. A window glass 6 is fitted in the center of the quarter trim portion 4, that is, the inner side of the U-shaped quarter trim 5, and the upper portion of the window glass 6 is in contact with the side roof rail 12 through a resin or the like. Yes.
[0018]
The trim structure of this reference example is arranged so as to be in contact with the head lining side end portion 1a, and includes a U-shaped quarter trim 5 (first trim member) provided surrounding three sides of the window glass 6, and the head. It consists of the separate trim 11 (2nd trim member) provided independently in a part of lining side edge part 1a. The separate trim 11 is disposed in a portion where a part of the headlining side end portion 1a is cut out, and a side roof rail 12 is disposed on the inner side of the cutout portion. Note that the size of the cut-out portion (similar to the size of the separate trim 11) is a size that allows at least the attachment portion of the seat belt anchor 8 to be firmly attached.
[0019]
The U-shaped quarter trim 5 is in contact with the head lining side end 1a at two upper portions thereof, and the head lining side end 1a held by a clip or the like is easily pushed when the curtain airbag 13 is operated. It is comprised so that it may be spread, and it does not inhibit deployment of the curtain airbag 13. The U-shaped quarter trim 5 itself is firmly fixed to the pillar by using a drop prevention tool 7 such as a bolt.
[0020]
The AA portion of the head lining side end portion 1a, that is, the portion without the U-shaped quarter trim 5 and the seat belt anchor 8 is, as shown in FIG. 3A, the side roof rail 12 and the head lining side end portion 1a. The curtain airbag 13 is disposed between the head lining 1a and the head lining side end portion 1a when the curtain airbag 13 is deployed.
[0021]
On the other hand, as shown in FIG. 3B, the BB portion of the headlining side end 1a, that is, the portion where the seat belt anchor 8 is disposed is located between the side roof rail 12 and the headlining side end 1a. A curtain airbag 13 is disposed therebetween, and a seat belt anchor 8 is attached to the lower side of the curtain airbag 13 via a separate trim 11. Specifically, the anchor metal fitting 14 of the seat belt anchor 8 is attached and fixed to the side roof rail inner 12 b by a bolt 16 via a separate trim 11. Further, a bent portion 11a formed by bending in an L shape is provided at a portion of the separate trim 11 that comes into contact with the head lining side end portion 1a.
[0022]
The seat belt anchor 8 includes an anchor fitting 14 and an anchor cover 15 covering the anchor fitting 14, and a lower ring of the anchor fitting 14 has a through ring 9 that guides the seat belt 10 slidably in the longitudinal direction thereof. The seat belt anchor 8 is preferably as small as possible in view of visibility and comfort.
[0023]
In the trim structure of this reference example, in the portion where the U-shaped quarter trim 5, the separate trim 11, and the seat belt anchor 8 are not arranged, the curtain airbag 13 is unsuccessfully deployed when the curtain airbag 13 is activated. There is nothing, and the headlining side end portion 1a can be easily expanded, and the curtain airbag 13 can be quickly deployed.
[0024]
Further, in the portion where the seat belt anchor 8 is disposed together with the separate trim 11, the separate trim 11 exists independently from the head lining side end 1a, and the head lining side end 1a is bent on the separate trim 11. Since it is in contact with only the end portion of the portion 11a, the head lining side end portion 1a is easily expanded when the curtain airbag 13 is operated, and the curtain airbag 13 can be deployed to the vehicle interior side. Further, the bent portion 11a of the separate trim 11 provided so as to project from the vehicle interior side is configured to cover the end portion of the anchor cover 15 of the seat belt anchor 8 on the curtain airbag 13 side. Thus, the deployment of the curtain airbag 13 is not hindered, and functions as a deployment assist structure for the curtain airbag 13.
[0025]
That is, the bag portion constituting the curtain airbag 13 which is inflated when gas is introduced, the cloth portion where the gas is not introduced, the guide string for leading to a predetermined position, and the like are separated by the bent portion 11a by the separate trim 11 and the anchor cover. 15 is not caught on the head lining 1 side end portion, so that the normal deployment of the curtain airbag 13 is not hindered.
[0026]
Therefore, by using the trim structure of the present reference example, the curtain airbag 13 is provided in the vicinity of the head lining side end 1a and the seat belt anchor 8 is disposed below the curtain airbag 13 with a simple configuration. It becomes possible to do. Further, the curtain airbag 13 can be provided as close as possible to the window, so that the curtain airbag 13 can be quickly deployed, which is effective for protecting the head of the occupant and preventing discharge.
[0027]
( Reference Example 2)
Next, another example of the quarter trim section 4 will be described with reference to FIGS.
Figure 4 is a diagram showing another example of a trim structure comprising a reference example of the present invention, FIG. 5 (a) taken along line C-C sectional view of FIG. 4, FIG. 5 (b) FIG. 4 It is a DD sectional view taken on the line.
Note that, in this reference example, the same reference numerals are given to the same parts as those in the trim structure shown in the reference example 1, and duplicate descriptions are omitted.
[0028]
The trim structure of the present reference example is greatly different in that a resin-made frame-type quarter trim 21 is used for the quarter trim portion 4. Specifically, the trim structure of the present reference example is a frame-type quarter trim 5 (third trim member) provided so as to be in contact with the head lining side end portion 1a and surrounding the periphery of the window glass 6. The upper trim 22 at the upper part thereof includes a projecting trim 23 (projecting part) projecting from the upper trim 22 toward the head lining side end 1a. The projecting trim 23 is disposed in a portion where a part of the headlining side end portion 1a is cut out, and the side roof rail 12 is disposed inside the cutout portion. Note that the size of the notched portion (similar to the size of the protruding trim 23) is a size that allows at least the attachment portion of the seat belt anchor 8 to be firmly attached.
[0029]
The CC portion of the head lining side end portion 1a, that is, the portion without the seat belt anchor 8 is located between the side roof rail 12 and the head lining side end portion 1a as shown in FIG. A bag 13 is disposed, and a deployment assisting structure 17 having a wedge-shaped cross section is provided on the side roof rail 12b side of the space therebetween. Further, the end portion of the head lining side end portion 1a is configured to contact only the upper end portion of the upper trim 22 above the frame-type quarter trim 5. It is better to form the upper trim 22 as thin as possible in the height direction, so that a quick deployment of the curtain airbag 13 can be expected. In the case of this reference example, the projecting trim 23 is provided only at the portion where the seat belt anchor 8 is attached, so that the upper trim 22 can be formed as thin as possible.
[0030]
On the other hand, the DD portion of the head lining side end portion 1a, that is, the portion where the seat belt anchor 8 is disposed is formed between the side roof rail 12 and the head lining side end portion 1a as shown in FIG. A curtain airbag 13 is disposed therebetween, and a seat belt anchor 8 is attached to the lower side of the curtain airbag 13 via a projecting trim 23. Further, a bent portion 23a bent in a substantially L shape is formed at a portion of the end portion of the projecting trim 23 that comes into contact with the headlining side end portion 1a.
[0031]
In the trim structure of this reference example, the frame-type quarter trim 21 has only the upper end portion of the upper trim 22 in contact with the head lining side end portion 1a at the portion where the seat belt anchor 8 is not disposed. When the airbag 13 is in operation, there is no obstacle to the deployment of the curtain airbag 13, the head lining side end 1a can be easily expanded, and the curtain airbag 13 can be quickly deployed to the vehicle interior side. It is. Further, the deployment assist structure 17 guides the deployment of the curtain airbag 13 in an appropriate direction by covering the space formed by the upper trim 22 and the side roof rail inner 12b.
[0032]
Further, in the portion where the seat belt anchor 8 is disposed together with the projecting trim 23, the projecting trim 23 exists independently from the head lining side end 1a, and the head lining side end 1a is bent by the projecting trim 23. Since it is in contact with only the end of the portion 23a, the head lining side end 1a is easily expanded when the curtain airbag 13 is operated, and the curtain airbag 13 can be deployed to the vehicle interior side. Further, the bent portion 23a of the projecting trim 23 provided so as to project from the vehicle interior side is configured to cover the end of the anchor cover 15 of the seat belt anchor 8 on the curtain airbag 13 side. Thus, the deployment of the curtain airbag 13 is not hindered, and functions as a deployment assist structure for the curtain airbag 13.
[0033]
That is, since the bag portion, the cloth portion, the guide string and the like constituting the curtain airbag 13 are not caught by the end portion on the head lining 1 side of the protruding trim 23 or the anchor cover 15 by the bent portion 23a. The normal deployment of the bag 13 is not hindered.
[0034]
Therefore, like the trim structure of Reference Example 1, by using the trim structure of the present embodiment, a simple configuration provided with a curtain airbag 13 in the vicinity of the head lining side end portion 1a, of a curtain airbag 13 The seat belt anchor 8 can be arranged on the lower side.
[0035]
Further, in the case of the trim structure of this reference example, the projecting trim 23 which is a part of the frame-type quarter trim 21 is fixed together with the bolts 16 for fixing the seat belt anchor 8 to the side roof rail inner 12b. The quarter trim 21 itself is also fixed. Therefore, the bolt 16 also has a function of preventing dropping, scattering, and catching with respect to the frame-type quarter trim 21, so that it is not necessary to newly provide another falling-off prevention tool.
[0036]
(Example 1 )
FIG. 6 is a cross-sectional view showing an example of an embodiment of a trim structure according to the present invention.
This embodiment is applicable to both the U-shaped quarter trim 5 shown in FIG. 2 and the frame-type quarter trim 21 shown in FIG. Therefore, the structure of a portion corresponding to the cross-sectional view taken along line BB in FIG. 2 or the cross-sectional view taken along line DD in FIG. 4 is illustrated.
[0037]
The basic structure of the trim structure of the present embodiment is substantially the same as that shown in Reference Example 1 and Reference Example 2. In Reference Example 1 and Reference Example 2, the trim portion (separate trim 11 or protruding trim 23) for the seat belt anchor 8 is in contact with the head lining side end 1a. In this embodiment, the seat belt anchor is used. 8 is substantially flat (that is, the separate trim 11 and the projecting trim 23 are not provided with the bent portions 11a and 23a), and instead the bent portion of the anchor cover 15 of the seat belt anchor 8 is bent. The difference is that a device corresponding to the installation part is provided.
[0038]
Specifically, in FIG. 6A, a curved portion 15a is provided on the top of the anchor cover 15 so as to cover the top of the separate trim 24, and a head lining side end portion is formed on a part of the curved portion 15a. It is the structure which the front-end | tip of 1a touches. In this case, the curtain airbag 13 is guided to the vehicle interior side due to the shape of the curved portion 15a at the top of the anchor cover 15, and the head lining side end portion 1a in contact with a part of the curved portion 15a is easily disposed on the vehicle interior side. It will be expanded.
[0039]
In FIG. 6 (b), a V-shaped cross section 15b shaped to cover the top of the separate trim 24 is provided on the top of the anchor cover 15, and its end is in contact with the tip of the headlining side end 1a. It is a configuration. In this case, the tip of the V-shaped cross-section 15b at the top of the anchor cover 15 is easily deformed toward the vehicle interior side when the curtain airbag 13 is deployed, so that the curtain airbag 13 can be deployed without being caught.
[0040]
That is, in order to prevent the curtain airbag 13 from being caught by the seat bell anchor 8, the shape of the upper portion of the anchor cover 15 constituting the seat bell anchor 8 is devised to provide a deployment assist structure for the curtain airbag 13.
[0041]
【The invention's effect】
According to the present invention, by devising the trim structure of the vehicle, the airbag that deploys in a curtain shape with a simple structure is provided near the side end portion of the headlining, and the seat belt anchor is provided below the airbag. Can be arranged. Further, this trim structure does not hinder the deployment of the curtain airbag, and can be prevented from being caught when the curtain airbag is deployed. Furthermore, the number of parts can be reduced, thereby reducing the cost and assembly man-hours.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing the inside of a vehicle.
Is a diagram illustrating an example of a trim structure comprising a reference example of the present invention; FIG.
3 (a) is A-A sectional view taken along line of FIG. 2, and (b) is sectional view taken along line B-B of FIG.
4 is a diagram showing another example of a trim structure comprising a reference example of the present invention.
5 (a) is sectional view taken along line C-C of FIG. 4, and (b) is D-D sectional view taken along line of FIG.
FIG. 6 is a view showing an example of an embodiment of a trim structure according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Head lining 1a Head lining side edge part 4 Quarter trim part 5 U-shaped quarter trim 6 Window glass 7 Fall prevention tool 8 Seat belt anchor 9 Thru ring 10 Seat belt 11 Separate trim 11a Curved part 12a Side roof rail outer 12b Side Roof rail inner 13 Air curtain 14 Anchor bracket 15 Anchor cover 16 Bolt 21 Frame type quarter trim 22 Upper trim 23 Projection trim 23a Curved portion

Claims

ウィンドウガラスの３辺を包囲し、その上部がヘッドライニングの側端部と接するように配設されたＵ字状の第１トリム部材と、
前記ヘッドライニングの側端部の一部を切り欠いた部分に配設された第２トリム部材とからなり、
シートベルトを摺動自在に案内するシートベルトアンカを、前記第２トリム部材を介して、前記ヘッドライニングの側端部のサイドルーフレールに固定し、
前記ヘッドライニングの側端部の近傍、かつ、前記シートベルトアンカの上方側に、カーテン状に展開するエアバッグを配設し、
前記シートベルトアンカのカバーにおける前記ヘッドライニングの側端部と接する部分に、曲設部を設けたことを特徴とする車両のトリム構造。A U-shaped first trim member that surrounds three sides of the window glass and is arranged so that the upper portion thereof contacts the side edge of the headlining;
A second trim member disposed in a part of the side lining of the headlining that is cut away.
A seat belt anchor for slidably guiding the seat belt is fixed to a side roof rail at a side end portion of the head lining via the second trim member,
An airbag that is deployed in a curtain shape is disposed in the vicinity of the side edge of the headlining and on the upper side of the seat belt anchor ,
A trim structure for a vehicle , wherein a bent portion is provided at a portion of the cover of the seat belt anchor that contacts a side end portion of the headlining .

ウィンドウガラスの周囲を包囲し、その上部がヘッドライニングの側端部と接するように配設された枠型状の第３トリム部材と、
前記ヘッドライニングの側端部の一部を切り欠いた部分に、前記第３トリム部材の上部の一部を突設して配設した突設部とからなり、
シートベルトを摺動自在に案内するシートベルトアンカを、前記突設部を介して、前記ヘッドライニングの側端部のサイドルーフレールに固定し、
前記ヘッドライニングの側端部の近傍、かつ、前記シートベルトアンカの上方側に、カーテン状に展開するエアバッグを配設し、
前記シートベルトアンカのカバーにおける前記ヘッドライニングの側端部と接する部分に、曲設部を設けたことを特徴とする車両のトリム構造。A frame-shaped third trim member that surrounds the periphery of the window glass and is arranged so that the upper portion thereof is in contact with the side edge of the headlining;
A projecting portion arranged by projecting a part of the upper portion of the third trim member at a part of the side lining of the head lining cut out.
A seat belt anchor for slidably guiding the seat belt is fixed to a side roof rail at a side end portion of the head lining through the projecting portion,
An airbag that is deployed in a curtain shape is disposed in the vicinity of the side edge of the headlining and on the upper side of the seat belt anchor ,
A trim structure for a vehicle , wherein a bent portion is provided at a portion of the cover of the seat belt anchor that contacts a side end portion of the headlining .

請求項１又は請求項２記載の車両のトリム構造において、
前記曲設部は、前記第２トリム部材又は前記突設部の上部を覆うように形成した湾曲部であり、当該湾曲部の一部に前記ヘッドライニングの側端部の先端が接するようにしたことを特徴とする車両のトリム構造。In the vehicle trim structure according to claim 1 or 2,
The bent portion is a curved portion formed so as to cover an upper portion of the second trim member or the protruding portion, and a tip of a side end portion of the headlining is in contact with a part of the curved portion. A trim structure for a vehicle.

請求項１又は請求項２記載の車両のトリム構造において、
前記曲設部は、前記第２トリム部材又は前記突設部の上部を覆うように形成したＶ字断面部であり、当該Ｖ字断面部の先端に前記ヘッドライニングの側端部の先端が接するようにしたことを特徴とする車両のトリム構造。In the vehicle trim structure according to claim 1 or 2,
The bent portion is a V-shaped cross-section formed so as to cover an upper portion of the second trim member or the protruding portion, and a tip of a side end portion of the head lining is in contact with a tip of the V-shaped cross-section. trim structure of a vehicle, characterized in that as.