JP4144370B2

JP4144370B2 - Vehicle seat belt device

Info

Publication number: JP4144370B2
Application number: JP2003036862A
Authority: JP
Inventors: 道明小島; 進吾久富
Original assignee: Mitsubishi Motors Corp
Current assignee: Mitsubishi Motors Corp
Priority date: 2003-02-14
Filing date: 2003-02-14
Publication date: 2008-09-03
Anticipated expiration: 2023-02-14
Also published as: JP2004243942A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トリムの内側に肩アンカを格納させて構成される車両用シートベルト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
乗用車（車両）には、衝突から乗員を保護するために、シートベルト装置が装備載されている。こうしたシートベルト装置のうち、フロントシートの乗員を保護するシートベルト装置の多くは、例えばセンタピラーのインナパネルの内側を覆うトリムの外側に、上下方向に移動可能に肩アンカを配設し、この肩アンカで、トリムとインナパネルとの間からのウェビングを下方へ折り返して、車室内へ引き出し、この引き出されたウェビングの途中にタングを保持させる構造が用いられている。つまり、フロントシートに着座した乗員がタングを把持して、上体の前面を横切るようにウェビングを引き出し、そのタングをバックルに装着（接続）すると、乗員の上体がウェビングで拘束されるようにしてある。
【０００３】
ところで、シートベルト装置は、高い安全性の確保から、他の乗員保護装置と組み合わせて用いることが行われている。近時ではカーテンエアバッグ装置と組み合わせることも行われている。カーテンエアバッグ装置は、車室内のルーフサイドレールを覆うトリムの内側にインフレータと共にエアバッグを格納させてなり、例えば車両が側部から衝突すると、インフレータの作動によりエアバッグが膨張し、該エアバッグがトリムから下側へカーテン状に展開して、乗員の側部と車体との間へ進入し、乗員を保護する機能をもつ。
【０００４】
こうしたカーテンエアバッグ装置は、エアバッグが乗員と車体との間を遮るように展開することで十分な機能が発揮される。しかし、上記のような肩アンカがトリムの外側（車室側）に配置されるシートベルト装置は、肩アンカを固定しているアンカ部、例えばボルトの頭部がトリムの表面から車室内へ突き出ている構造のために、エアバッグの展開の途中で、エアバッグがアンカ部（ボルトの頭部）に引っ掛かり、エアバッグの展開を阻害することがある。
【０００５】
これを防止するために、肩アンカのアンカ部の上方に、エアバッグの展開を損なわれないようにする突起部を提案がなされている（例えば特許文献１を参照）。
【０００６】
しかし、この構造は、肩アンカのアンカ部だけでなく、突起部も車室内に露出するために、見栄えが悪い。
【０００７】
これを回避するため、シートベルト装置には、肩アンカ自体をトリムとインナパネル部材との間に収める構造を採用して、良好な外観性を保ちながら、エアバッグがアンカ部に引っ掛かるのを防ぐことも行われている。
【０００８】
【特許文献１】
特開２００１−０５８５５６号報
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、空席時のタング（タングがバックルに装着されていない待機状態）の位置は、シートベルトの取扱い性を考慮して、通常、シートを基準に定めた定位置、例えばフロントシートと隣接した側方で、かつシートバック端の近くの地点に定めてある。
【００１０】
ところが、上記したトリム内側へ肩アンカを内蔵させるタイプのシートベルト装置は、センタピラーといった車体の骨格部材の位置は変わらず、肩アンカを収めるスペースを確保するべくトリムが車室内へ張り出る構造となるため、肩アンカをトリム外に配置するシートベルト装置の構造に比べ、空席時に配置されるタングとこれに隣接するトリムとの間の隙間量が減少してしまう。つまり、タングが、若干、幅方向へ振れる（回動変位）するだけでも、タングがトリムに当接しやすくなる。
【００１１】
このため、肩アンカ内蔵タイプだと、例えば路面の悪い道路を車両が走行すると、振れるタングがトリム表面と当接して、耳障りな打音が生じる問題がある。
【００１２】
そのため、本発明の目的は、肩アンカがトリム内側に内蔵されるタイプで、タングによる打音の発生が抑えられる車両用シートベルト装置を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１に記載の発明は、車体のインナパネルと該インナパネルに対向して配設されるトリムとの間に内蔵された肩アンカのウェビングを折り返すウェビング折り返し部と、該折り返し部から車室内へ引き出されたウェビングの途中に有るタングとの間に、車室内側に突出しつつタングをトリムから車室内側へ離反させる突起部を設けた。
【００１４】
同構成により、空席時のタング（タングがバックルに装着されていない待機状態）は、トリムから引き離されて、トリムと当接しにくい地点に位置決められるので、振れるタングがトリムと当接することによる打音の発生が抑制される。しかも、突起部により、ウェビング折り返し部の先にウェビングの支持点が形成されることにより、ウェビング自身の共振点の調節が行え、ウェビング自身の振れも合わせて抑制されるから、よりタングの振れがもたらす騒音の発生が抑えられる。
【００１５】
請求項２に記載の発明は、上記目的に加え、さらに突起の形成が簡単に行えるよう、突起部は、肩アンカに形成する構成を採用した。
【００１６】
請求項３に記載の発明は、同じく、突起部は、肩アンカのうち、ウェビング折り返し部の周りの開口部の開口部分を遮る上下方向に移動可能なスライダ部材のウェビング折り返し部の下側の部分に形成する構成を採用した。
【００１７】
請求項４に記載の発明は、上記目的に加え、同じく、突起部は、トリムのうち、ウェビング折り返し部の下側の部分に形成する構成を採用した。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図１および図２に示す第１の実施形態にもとづいて説明する。
【００１９】
図１は、車両の車体を構成する部材、例えば乗用車のセンタピラー１に装着された助手席側のシートベルト装置を示している。センタピラー１は、例えば上下方向に細長く延びる平板状のセンタピラーインナパネル１ａ（一部しか図示せず）と、例えば上下方向に細長く延びる断面ハット形のセンタピラーアウタパネル（図示しない）とを接合して構成される。そして、センタピラーインナパネル１ａの前面（車室内側）が、例えば断面がハット形をなした合成樹脂製のトリム２（センタピラー用）で覆ってある。つまり、センタピラー１とトリム２とは対向して配設してある。なお、例えばトリム２には、中間からアッパトリム２ａとロアトリム２ｂとに分割された構造が用いてある。そして、アッパトリム２ａの前面部分、例えば助手席（フロントシート）と隣接した部分で、助手席のシートバック端の近くとなる上段には、ウェビング位置調節用の開口部２ｃが形成されている。なお、同開口部２ｃは、例えば上下方向に延びる角形の開口で形成してある。
【００２０】
一方、４は、ウェビング３を引出し可能に巻き取るリトラクタである。リトラクタ４は、例えばロアトリム２ｂの下部とこれと向き合うセンタピラーインナパネル１ａの下部との間の隙間に内蔵してある。そして、上向きに配置されているリトラクタ４の引出し部４ａからは、ロアトリム２ｂとセンターインナパネル１ａのとの間に沿って上方へウェビング３が引き出されている。
【００２１】
アッパトリム２ａの開口部２ｃとこれと向き合うセンタピラーインナパネル１ａの上部との間には、例えば合成樹脂製の肩アンカ５が内蔵されている。そして、リトラクタ４からのウェビング３の端部が、この肩アンカ５に到達している。この肩アンカ５の詳細な構造が、同肩アンカ５のアンカ位置を調節可能とするガイド機構６と一緒に、図２（ａ），（ｂ）に示されている。
【００２２】
すなわち、ガイド機構６は、図１に示されるようにセンタピラーインナパネル１ａの上部の前面に設置された上下方向に延びる帯形のガイドレール部材７と、同ガイドレール部材７に組付く該レール部材７に沿って移動可能な可動台８と、該可動台８の一端部となる例えば上端部に搭載されたロック部９とを有している。なお、ロック部９は、例えば所望のレール地点でロックの解除が可能な常閉形のロック機構（図示しない）で形成してある。９ａはそのロック機構を内部に収めたケースを示している。そして、可動台８の他端部となる例えば下端部には、上記肩アンカ５が組付けられている。肩アンカ５は、例えば上部中央に回動支点１１が形成され、下部に例えば幅方向に延びるスリット部１２が形成されたアンカ本体部１３と、その本体部１３の周りの側部から鍔状に張り出すカバー部１４を有して構成されている。そして、回動支点１１がアンカ部をなすアンカボルト１６で可動台８の前面に車体前後方向に回動自在に固定され、本体部１３、カバー部１４をトリム２の内側に組付けている。またスリット部１２の下端縁部は、例えば大きく緩やかに曲がる円弧状に形成されている。そして、この円弧状部分からウェビング折り返し部５ａを形成している。また肩アンカ構造の一部として、アンカ本体部１３の前面側には例えば合成樹脂製の壁状のスライダ部材１５が組み合わせてある。スライダ部材１５は、アッパトリム２ａの開口部２ｃを塞ぎ、トリム２の前面壁の内面にならうように配置されている。このスライダ部材１５は、可動台８の各部、例えばロック部９のケース９ａに固定されていて、可動台８が上下方向に移動すると、一緒にトリム２の内面に沿って上下に変位するようにしてある。なお、スライダ部材１５の大きさは、可動台８の移動範囲内の全域において開口部２ａの閉塞状態を継続させる外形としてある。またスライダ部材１５のうち、アンカ本体部１３と向き合う部分には、アンカ本体部１３およびウェビング折り返し部５ａを車室内側へ露出させる開口部１５ａが形成されている。開口部１５ａは、例えば車体前後方向に向かって三日月状に大きく延びる開口（アンカ本体部１３より大）から形成されていて、アンカ本体部１３のアンカ位置を支点とした動きを許して、ウェビング折り返し部５ａのウェビング引出し方向が変えられるようにしてある。なお、アンカ本体部１３のカバー１４は、開口部１５ａの縁部と重なり、該縁部との隙間を裏面側から遮る。こうした肩アンカ構造により、肩アンカ５の周囲に有る該アンカ５の上下方向の移動を許す開口部２ｃをスライダ部材１５で遮り、ウェビング折り返し部５ａだけを車室内に露出させている。またスライダ部材１５のうち、開口部１５ａの直上の部分には、アンカボルト１６の頭部を収める凹状に突き出たノブホルダ１７が形成されていて、アッパトリム２ａが車室内へ張り出すのを抑えながら、アッパトリム２ａとセンタピラーインナパネル１ａとの間の隙間に肩アンカ５、アンカボルト１６、スライド部材１５、ガイドレール機構６、ロック部９を内蔵させる構造にしてある。またノブホルダ１７の一部、例えば上部分には、ロック機構の操作部をなす例えば上下操作式の操作ノブ１８が組み付けられている。なお、操作ノブ１８には、上方位置をロック位置とし、下方位置をロック解除位置としたスライド式のノブ部材が用いられている。この操作ノブ１８の裏面が、該操作ノブ１８の変位をロック方向に変換させる杆部１８ａを介して、ロック部９の入力側と接続されていて、操作ノブ１８を操作すると、ロック部９のロックが解除され、操作ノブ１８を戻すと、再びロック部９のロックが行われるようにしてある。そして、リトラクタ４から引き出されたウェビング３の端部が、スリット部１２を挿通して、肩アンカ５のウェビング折り返し部５ａで下方へ折り返されて、車室内の下側へ引き出されている。これにより、手指で操作ノブ１８を押操作しつつノブホルダ１７を挟んで、スライダ部材１５を上下方向に移動させると、所望とする高さに肩アンカ５を調節できるガイド機構６を構成している。またウェビング折り返し部５ａから引き出されたウェビング３の端部は、例えばセンタピラーインナパネル１ａの下部前面に固定、例えばアンカボルト１９で固定してある。これで、ウェビング折り返し部５ａからアンカボルト１９までのウェビング部分を、リトラクタ４の戻り力により張りつつ車室内へ露出させている。そして、ウェビング折り返し部５ａから下側のウェビング３のうち、所定の位置（例えばシートベルト装着の取扱い性を考慮して定めた地点）には、タングストッパ２０（図２だけに一部図示）で保持されたタング２１が挿通されている。これにより、助手席に着座した乗員がタング２１を把持して、乗員の上体の前面を横切るようにウェビング３を引き出しながら、そのタング２１を助手席の反対側に配置されているバックル（図示しない）に装着すると、ウェビング３の引出し方向がウェビング折り返し部５ａの回動変位で調整されながら、乗員の上体がウェビング３で拘束されるようにしてある。
【００２３】
また図１および図２に示されるようにウェビング折り返し部５ａとタング２１との間には、タング２１をトリム２から車室内へ離反させる突起部２２が設けられている。この突起部２２には、例えばスライド部材１５の前面部分、例えばウェビング３が通るウェビング折り返し部５ａの下側となる開口部１５の開口縁付近の地点に突起を形成する構造が用いてある。具体的には、突起部２２は、例えばウェビング３が通過する開口部１５の開口縁付近の地点に、同開口縁の形状にならって該縁部を車室内に突き出した細長の突条部で形成されている。むろん、突起部２２は、ウェビング３の引出し方向の変化を許容できるだけの範囲に形成してある。そして、突起部２２は、ウェビング折り返し地点よりも前方に突き出ていて、突起部２２の先端部にウェビング３が掛け渡されることで、図２（ｂ）中の二点鎖線Ａで示す従来のウェビング折り返し部から直接下方へ折り返すのに比べ、ウェビング折り返し部５ａから下側のウェビング部分を突起部２２によって大きく車室内へ押し出して、トリム２の表面からウェビング３を遠ざける構造してある。例えば突起部２２の突出高さは、図２（ｂ）に示されるように空車時のタング２１（タングがバックルに装着されていない待機状態）が、例えば走行中、走行振動で幅方向に触れても、タング２１がトリム２の表面と当接することがない隙間量Ｌ（タング２１とトリム２との隙間量）が確保される寸法値に定めてある。
【００２４】
こうした突起部２２により、空席時のタング２１（タング２１がバックルに装着されていない待機状態）は、トリム２から引き離されて、強制的にトリム２と当接しにくい地点に位置決められる。これにより、たとえ自動車が悪路を走行して、タング２１が大きく左右に振れることがあっても、離間量の確保から、タング２１がトリム２の表面と当接するのが防止される。
【００２５】
それ故、空席時のタング２１がトリム２に干渉することによる打音の発生を抑制することができる。しかも、ウェビング折り返し部５ａの先に、突起部２２により、新たにウェビング３の支持点が形成されるので、突起部２２の形成を利用して、ウェビング３自身の共振点の調節が行えるようになり、共振点の変更によってウェビング自身の振れを抑えることができ、一層、効果的にタング２の振動がもたらす騒音の発生を防ぐことができる。そのうえ、突起部２２は、スライダ部材１５に形成したことにより、スライダ部材１５の成形を利用して、簡単に形成することができる。
【００２６】
図３（ａ），（ｂ）は、本発明の第２の実施形態を示す。
【００２７】
本実施形態は、スライダ部材に突起部を設けるのではなく、肩アンカに形成した例である。すなわち、本実施形態は、例えばスリット部１２の下端縁部の全体に、車室内側へ大きく突き出る細長状のリブ部を形成して、折り返したウェビング３をトリム３から遠ざける突起部２２としたものである。このようにしても、第１の実施形態と同様の効果を奏する。しかも、突起部２２は、肩タング１０の成形を利用して、簡単に形成することができるという効果もある。
【００２８】
なお、図３（ａ），（ｂ）において、第１の実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説明を省略した。
【００２９】
図４（ａ），（ｂ）は、本発明の第３の実施形態を示す。
【００３０】
本実施形態は、トリム２に形成した例である。すなわち、本実施形態は、ウェビング３が通るトリム２のうち、ウェビング折り返し部５ａの下側の部分、例えば開口部２ｃの直下となるアッパトリム２ａの前面に、車室内側へ大きく突き出る細長状の突条部を形成して、折り返したウェビング３をトリム２から遠ざける突起部２２としたものである。このようにしても、第１の実施形態と同様の効果を奏する。しかも、突起部２２は、アッパトリム２ａの成形を利用して、簡単に形成することができるという効果もある。
【００３１】
なお、図４（ａ），（ｂ）において、第１の実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説明を省略した。
【００３２】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば上述した各実施形態では、本発明を、センタピラーインナパネルとトリムとの間に肩アンカを内蔵するシートベルト装置に適用したが、これに限らず、他の車体各部をなすインナパネルとトリムとの間に肩アンカを内蔵するシートベルト装置に適用してもよいことはいうまでもない。
【００３３】
【発明の効果】
以上説明したように請求項１に記載の発明によれば、空席時のタングは、突起部により、トリムから引き離されて、トリムと当接しにくい地点に位置決められるようになり、振れるタングがトリムと当接することによる打音の発生を抑制することができる。しかも、突起部は、ウェビング折り返し部の先にウェビングの支持点をもたらすので、ウェビング自身の共振点の調節が行え、ウェビング自身の振れの抑制も可能で、タングの振れがもたらす騒音の発生を抑えることができる。
【００３４】
それ故、肩アンカがトリム内側に内蔵されるタイプのシートベルト装置で、タングによる打音の発生を抑えることができ、見栄えの向上および騒音の低減の双方を両立させることができる。
【００３５】
請求項２〜請求項４に記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、シートベルト装置の各部品の成形を利用して、簡単に突起部を形成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態に係る肩アンカ内蔵タイプのシートベルト装置を示す分解した斜視図。
【図２】（ａ）は、同じくシートベルト装置の肩アンカが内蔵されている付近のセンタピラーの正面図。
（ｂ）は同側断面図。
【図３】（ａ）は、本発明の第２の実施形態の要部となるシートベルト装置の肩アンカが内蔵されている付近のセンタピラーの正面図。
（ｂ）は同じく側断面図。
【図４】（ａ）は、本発明の第３の実施形態の要部となるシートベルト装置の肩アンカが内蔵されている付近のセンタピラーの正面図。
（ｂ）は同じく側断面図。
【符号の説明】
１ａ…センタピラーインナパネル、２…トリム、２ｃ…開口部、３…ウェビング、５…肩アンカ、５ａ…ウェビング折り返し部、１５…スライダ部材、２１…タング、２２…突起部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat belt device configured by storing a shoulder anchor inside a trim.
[0002]
[Prior art]
A passenger car (vehicle) is equipped with a seat belt device in order to protect an occupant from a collision. Of these seat belt devices, many of the seat belt devices for protecting the front seat occupant are provided with shoulder anchors that are movable in the vertical direction on the outside of the trim that covers the inner panel of the center pillar, for example. A structure is employed in which the webbing from between the trim and the inner panel is folded downward by the shoulder anchor, pulled out into the vehicle interior, and the tongue is held in the middle of the pulled out webbing. In other words, the occupant seated in the front seat grips the tongue, pulls out the webbing so that it crosses the front of the upper body, and attaches (connects) the tongue to the buckle so that the upper body of the occupant is restrained by the webbing. It is.
[0003]
By the way, the seat belt device is used in combination with other occupant protection devices in order to ensure high safety. Recently, it has been combined with a curtain airbag device. The curtain airbag device is configured such that an airbag is stored together with an inflator inside a trim that covers a roof side rail in a vehicle interior. For example, when a vehicle collides from a side, the airbag is inflated by operation of the inflator, and the airbag Expands in the form of a curtain from the trim down and enters the space between the occupant's side and the vehicle body to protect the occupant.
[0004]
Such a curtain airbag device exhibits a sufficient function by deploying the airbag so as to block between the occupant and the vehicle body. However, in the seat belt device in which the shoulder anchor as described above is arranged on the outer side (vehicle compartment side) of the trim, the anchor portion for fixing the shoulder anchor, for example, the head of the bolt protrudes from the surface of the trim to the vehicle interior. Due to the structure, the airbag may be caught on the anchor portion (the head of the bolt) during the deployment of the airbag, thereby obstructing the deployment of the airbag.
[0005]
In order to prevent this, a projecting portion has been proposed above the anchor portion of the shoulder anchor so as not to impair the deployment of the airbag (see, for example, Patent Document 1).
[0006]
However, since this structure exposes not only the anchor portion of the shoulder anchor but also the protruding portion in the vehicle interior, it does not look good.
[0007]
In order to avoid this, the seat belt device employs a structure in which the shoulder anchor itself is accommodated between the trim and the inner panel member to prevent the airbag from being caught by the anchor portion while maintaining a good appearance. Things are also done.
[0008]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-058556
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the position of the tongue when the seat is empty (standby state in which the tongue is not attached to the buckle) is usually a fixed position based on the seat, for example, the side adjacent to the front seat in consideration of the handling of the seat belt. And at a point near the seat back edge.
[0010]
However, the seat belt device of the type that incorporates the shoulder anchor inside the trim described above does not change the position of the skeleton member of the vehicle body such as the center pillar, and the structure that the trim projects into the vehicle interior to secure a space for accommodating the shoulder anchor. Therefore, as compared with the structure of the seat belt device in which the shoulder anchor is disposed outside the trim, the amount of the gap between the tongue disposed when the seat is empty and the trim adjacent thereto is reduced. That is, even if the tongue is slightly swung (rotated and displaced) in the width direction, the tongue can easily come into contact with the trim.
[0011]
For this reason, if the vehicle has a built-in shoulder anchor, for example, when the vehicle travels on a road with a bad road surface, the swinging tongue comes into contact with the trim surface, and there is a problem that an irritating sound is generated.
[0012]
Therefore, an object of the present invention is to provide a vehicle seat belt device that is a type in which a shoulder anchor is built inside a trim, and generation of a hitting sound due to a tongue is suppressed.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention is directed to a webbing turn-back portion for turning back a webbing of a shoulder anchor built between an inner panel of a vehicle body and a trim disposed to face the inner panel. A protrusion is provided between the tongue and the tongue in the middle of the webbing drawn out from the folded portion into the vehicle interior, while protruding from the trim to the vehicle interior while protruding toward the vehicle interior.
[0014]
With this configuration, the tongue when empty (the standby state where the tongue is not attached to the buckle) is positioned away from the trim and is difficult to come into contact with the trim. Is suppressed. In addition, since the webbing support point is formed at the tip of the webbing folded portion by the protrusion, the resonance point of the webbing itself can be adjusted, and the vibration of the webbing itself is also suppressed. Generation of noise is reduced.
[0015]
In addition to the above object, the invention described in claim 2 employs a structure in which the protrusion is formed on the shoulder anchor so that the protrusion can be easily formed.
[0016]
In the invention according to claim 3, similarly, the protrusion is a lower part of the webbing folded part of the slider member movable in the vertical direction that blocks the opening part of the opening around the webbing folded part of the shoulder anchor. The structure formed in was adopted.
[0017]
In addition to the above object, the invention described in claim 4 similarly employs a configuration in which the protrusion is formed in the lower portion of the webbing folded portion of the trim.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on the first embodiment shown in FIG. 1 and FIG.
[0019]
FIG. 1 shows a seat belt device on the passenger seat side mounted on a member constituting a vehicle body of a vehicle, for example, a center pillar 1 of a passenger car. The center pillar 1 joins, for example, a flat plate-shaped center pillar inner panel 1a (only a part of which is elongated) extending in the vertical direction and a hat-shaped center pillar outer panel (not illustrated) extending in the vertical direction. Configured. The front surface (vehicle compartment side) of the center pillar inner panel 1a is covered with, for example, a synthetic resin trim 2 (for center pillar) having a hat-shaped cross section. That is, the center pillar 1 and the trim 2 are disposed to face each other. For example, the trim 2 has a structure that is divided from the middle into an upper trim 2a and a lower trim 2b. An opening 2c for adjusting the webbing position is formed in the upper part of the front part of the upper trim 2a, for example, the part adjacent to the passenger seat (front seat) and near the seat back end of the passenger seat. The opening 2c is formed as a rectangular opening extending in the vertical direction, for example.
[0020]
On the other hand, 4 is a retractor which winds up webbing 3 so that extraction | drawer is possible. For example, the retractor 4 is built in a gap between a lower portion of the lower trim 2b and a lower portion of the center pillar inner panel 1a facing the lower trim 2b. The webbing 3 is drawn upward along the space between the lower trim 2b and the center inner panel 1a from the drawer 4a of the retractor 4 arranged upward.
[0021]
A shoulder anchor 5 made of synthetic resin, for example, is built in between the opening 2c of the upper trim 2a and the upper portion of the center pillar inner panel 1a facing the opening 2c. The end portion of the webbing 3 from the retractor 4 reaches the shoulder anchor 5. The detailed structure of the shoulder anchor 5 is shown in FIGS. 2A and 2B together with a guide mechanism 6 that allows the anchor position of the shoulder anchor 5 to be adjusted.
[0022]
That is, as shown in FIG. 1, the guide mechanism 6 includes a strip-shaped guide rail member 7 that is installed on the upper front surface of the center pillar inner panel 1 a and extends in the vertical direction, and the rail that is assembled to the guide rail member 7. A movable base 8 that can move along the member 7 and a lock portion 9 that is mounted on, for example, the upper end of the movable base 8 are provided. The lock portion 9 is formed of a normally closed lock mechanism (not shown) that can be unlocked at a desired rail point, for example. 9a shows a case in which the lock mechanism is housed. And the shoulder anchor 5 is assembled | attached to the lower end part used as the other end part of the movable stand 8, for example. The shoulder anchor 5 has, for example, an anchor main body 13 in which a pivot fulcrum 11 is formed in the upper center, and a slit 12 that extends in the width direction is formed in the lower part, and a hook-like shape from a side portion around the main body 13. It has a cover portion 14 that projects. The pivot fulcrum 11 is fixed to the front surface of the movable base 8 by an anchor bolt 16 forming an anchor portion so as to be pivotable in the longitudinal direction of the vehicle body, and the main body portion 13 and the cover portion 14 are assembled inside the trim 2. Moreover, the lower end edge part of the slit part 12 is formed in the circular arc shape which bends | curves large and gently, for example. And the webbing folding | returning part 5a is formed from this circular arc-shaped part. Further, as a part of the shoulder anchor structure, a wall-like slider member 15 made of, for example, synthetic resin is combined on the front surface side of the anchor main body 13. The slider member 15 is disposed so as to close the opening 2 c of the upper trim 2 a and follow the inner surface of the front wall of the trim 2. The slider member 15 is fixed to each part of the movable table 8, for example, the case 9a of the lock unit 9. When the movable table 8 moves up and down, the slider member 15 is displaced up and down along the inner surface of the trim 2 together. It is. Note that the size of the slider member 15 is an outer shape that keeps the closed state of the opening 2 a in the entire movement range of the movable table 8. In addition, an opening 15 a that exposes the anchor main body 13 and the webbing folded portion 5 a to the vehicle interior side is formed in a portion of the slider member 15 that faces the anchor main body 13. The opening 15a is formed, for example, from an opening (larger than the anchor main body 13) that extends in a crescent shape in the longitudinal direction of the vehicle body, and allows the anchor main body 13 to move around the anchor position as a fulcrum. The webbing pull-out direction of the part 5a can be changed. Note that the cover 14 of the anchor main body 13 overlaps with the edge of the opening 15a and blocks the gap with the edge from the back side. With such a shoulder anchor structure, the opening 2c that allows the anchor 5 to move in the vertical direction around the shoulder anchor 5 is blocked by the slider member 15, and only the webbing folded portion 5a is exposed in the vehicle interior. Further, a knob holder 17 protruding in a concave shape for accommodating the head of the anchor bolt 16 is formed in a portion of the slider member 15 immediately above the opening 15a, while suppressing the upper trim 2a from protruding into the vehicle interior. The shoulder anchor 5, the anchor bolt 16, the slide member 15, the guide rail mechanism 6, and the lock portion 9 are built in the gap between the upper trim 2a and the center pillar inner panel 1a. Further, a part of the knob holder 17, for example, an upper part, is assembled with, for example, an up / down operation type operation knob 18 that forms an operation part of the lock mechanism. The operation knob 18 is a slide-type knob member whose upper position is a lock position and whose lower position is a lock release position. The back surface of the operation knob 18 is connected to the input side of the lock unit 9 via a flange 18a that converts the displacement of the operation knob 18 to the lock direction. When the operation knob 18 is operated, When the lock is released and the operation knob 18 is returned, the lock unit 9 is locked again. Then, the end portion of the webbing 3 drawn out from the retractor 4 is inserted through the slit portion 12, is folded downward by the webbing folded-back portion 5 a of the shoulder anchor 5, and is drawn out to the lower side of the vehicle interior. As a result, the guide mechanism 6 is configured that can adjust the shoulder anchor 5 to a desired height when the slider member 15 is moved in the vertical direction while the knob holder 17 is sandwiched while pushing the operation knob 18 with fingers. . The end portion of the webbing 3 drawn out from the webbing folded portion 5a is fixed to the lower front surface of the center pillar inner panel 1a, for example, with an anchor bolt 19, for example. Thus, the webbing portion from the webbing folded portion 5a to the anchor bolt 19 is exposed to the vehicle interior while being stretched by the return force of the retractor 4. Then, a tongue stopper 20 (partially shown only in FIG. 2) is provided at a predetermined position (for example, a point determined in consideration of handleability of seat belt mounting) in the lower webbing 3 from the webbing folded portion 5a. The held tongue 21 is inserted. As a result, the occupant seated in the passenger seat grips the tongue 21 and pulls out the webbing 3 so as to cross the front of the upper body of the occupant, while the tongue 21 is disposed on the opposite side of the passenger seat (shown in the figure). When the webbing 3 is attached, the upper direction of the occupant is restrained by the webbing 3 while the direction in which the webbing 3 is pulled out is adjusted by the rotational displacement of the webbing folding portion 5a.
[0023]
Further, as shown in FIGS. 1 and 2, a projection 22 is provided between the webbing folded portion 5 a and the tongue 21 to separate the tongue 21 from the trim 2 into the vehicle interior. For example, the protrusion 22 has a structure in which a protrusion is formed at a position near the opening edge of the opening 15 on the front surface of the slide member 15, for example, the lower side of the webbing folded portion 5 a through which the webbing 3 passes. Specifically, the protrusion 22 is an elongated ridge that protrudes into the vehicle compartment in the shape of the opening edge at a point near the opening edge of the opening 15 through which the webbing 3 passes, for example. Is formed. Of course, the protrusion 22 is formed in a range that allows the change in the pull-out direction of the webbing 3. And the protrusion part 22 protrudes ahead rather than the webbing folding | turning point, and the webbing 3 is spanned over the front-end | tip part of the protrusion part 22, and the conventional webbing shown with the dashed-two dotted line A in FIG. The webbing 3 is pushed away from the webbing folded part 5a by the protrusion 22 so that the webbing 3 is kept away from the surface of the trim 2 as compared with the case where the webbing part 5a is folded directly downward from the folded part. For example, as shown in FIG. 2B, the protruding height of the protrusion 22 is such that the tongue 21 in an empty state (standby state where the tongue is not attached to the buckle) is touched in the width direction by traveling vibration during traveling, for example. However, the dimension value is set such that the gap amount L (the gap amount between the tongue 21 and the trim 2) in which the tongue 21 does not contact the surface of the trim 2 is ensured.
[0024]
By such a protrusion 22, the tongue 21 at the time of a vacant seat (standby state in which the tongue 21 is not attached to the buckle) is separated from the trim 2 and is positioned at a point where it is difficult to forcibly contact the trim 2. As a result, even if the vehicle travels on a rough road and the tongue 21 swings greatly from side to side, it is possible to prevent the tongue 21 from coming into contact with the surface of the trim 2 from securing the separation amount.
[0025]
Therefore, it is possible to suppress the occurrence of hitting sound due to the tongue 21 in the vacant seat being interfered with the trim 2. In addition, since the support point of the webbing 3 is newly formed by the protrusion 22 at the tip of the webbing folded portion 5a, the resonance point of the webbing 3 itself can be adjusted by using the formation of the protrusion 22. Thus, the vibration of the webbing itself can be suppressed by changing the resonance point, and the generation of noise caused by the vibration of the tongue 2 can be further effectively prevented. In addition, since the protrusion 22 is formed on the slider member 15, it can be easily formed by utilizing the molding of the slider member 15.
[0026]
FIGS. 3A and 3B show a second embodiment of the present invention.
[0027]
This embodiment is an example in which a protrusion is not provided on the slider member, but is formed on a shoulder anchor. That is, in the present embodiment, for example, an elongated rib portion that protrudes greatly toward the vehicle interior side is formed on the entire lower end edge of the slit portion 12, and the folded webbing 3 is formed as a protruding portion 22 that moves away from the trim 3. It is. Even if it does in this way, there exists an effect similar to 1st Embodiment. Moreover, the protrusion 22 can be easily formed by using the shoulder tongue 10.
[0028]
3A and 3B, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0029]
4 (a) and 4 (b) show a third embodiment of the present invention.
[0030]
The present embodiment is an example in which the trim 2 is formed. In other words, in the present embodiment, in the trim 2 through which the webbing 3 passes, an elongated protrusion that protrudes greatly toward the vehicle interior side on the lower part of the webbing folded portion 5a, for example, the front surface of the upper trim 2a that is directly below the opening 2c. A protruding portion 22 is formed by forming a strip portion and keeping the folded webbing 3 away from the trim 2. Even if it does in this way, there exists an effect similar to 1st Embodiment. Moreover, the protrusion 22 can be easily formed by using the molding of the upper trim 2a.
[0031]
In FIGS. 4A and 4B, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0032]
In addition, this invention is not limited to each embodiment mentioned above, You may implement in various changes within the range which does not deviate from the main point of this invention. For example, in each of the above-described embodiments, the present invention is applied to a seat belt device in which a shoulder anchor is built in between a center pillar inner panel and a trim. However, the present invention is not limited to this, and the inner panel and trim that form other parts of the vehicle body. Needless to say, the present invention may be applied to a seat belt device having a built-in shoulder anchor.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the tongue at the time of vacant seat is separated from the trim by the protrusion and is positioned at a point where it is difficult to come into contact with the trim. Generation of a hitting sound due to contact can be suppressed. In addition, since the protruding portion provides a supporting point for the webbing at the tip of the webbing folded portion, the resonance point of the webbing itself can be adjusted, the vibration of the webbing itself can be suppressed, and the generation of noise caused by the vibration of the tongue is suppressed. be able to.
[0034]
Therefore, in the seat belt device of the type in which the shoulder anchor is built in the trim, it is possible to suppress the generation of the hitting sound due to the tongue, and to achieve both improvement in appearance and reduction in noise.
[0035]
According to the invention described in claims 2 to 4, in addition to the above effects, there is an effect that the protrusions can be easily formed by using the molding of each component of the seat belt device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing a seat belt device with a built-in shoulder anchor according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 (a) is a front view of a center pillar in the vicinity of which a shoulder anchor of the seat belt device is also built.
(B) is the same sectional side view.
FIG. 3A is a front view of a center pillar in the vicinity of a shoulder anchor of a seat belt device which is a main part of a second embodiment of the present invention.
(B) is side sectional drawing similarly.
FIG. 4A is a front view of a center pillar in the vicinity of a shoulder anchor of a seat belt device which is a main part of a third embodiment of the present invention.
(B) is side sectional drawing similarly.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1a ... Center pillar inner panel, 2 ... Trim, 2c ... Opening part, 3 ... Webbing, 5 ... Shoulder anchor, 5a ... Webbing folding | turning part, 15 ... Slider member, 21 ... Tongue, 22 ... Projection part.

Claims

車体を構成するインナパネルと該インナパネルに対向して配設されるトリムとの間に上下方向に移動可能に収められた肩アンカと、
前記インナパネルと前記トリムの間の下側から前記肩アンカへ延びその延出端が前記該肩アンカで下方へ折り返されて車室内へ引き出されたウェビングと、
前記車室内へ引き出された前記ウェビングの途中で保持されるタングと
を備えた車両用シートベルト装置において、
前記肩アンカは、前記ウェビングを折り返すウェビング折り返し部を有し、
前記ウェビング折り返し部と前記タングとの間には、車室内側に突出しつつ前記タングを前記トリムから車室内側へ離反させる突起部が設けられる
ことを特徴とする車両用シートベルト装置。A shoulder anchor movably accommodated in an up-and-down direction between an inner panel constituting the vehicle body and a trim disposed opposite to the inner panel;
A webbing which extends from the lower side between the inner panel and the trim to the shoulder anchor and whose extension end is folded downward by the shoulder anchor and pulled out into the vehicle interior;
A vehicle seat belt device comprising: a tongue that is held in the middle of the webbing drawn into the vehicle interior;
The shoulder anchor has a webbing folded portion for folding the webbing,
Wherein between the webbing folded portion and the tongue, the vehicle seat belt apparatus, wherein a protrusion of separating from the trim of the tongue while projecting into the passenger compartment side to the cabin internal is provided.

前記突起部は、前記肩アンカに形成されていることを特徴とする請求項１に記載の車両用シートベルト装置。The vehicle seat belt device according to claim 1, wherein the protrusion is formed on the shoulder anchor.

前記トリムは、前記肩アンカの上下方向の移動を許容する上下方向に延びる開口部を有して形成され、
前記肩アンカは、前記該ウェビング折り返し部の周りの前記開口部の開口部分を遮り、前記ウェビング折り返し部だけを車室内に露出させる上下方向に移動可能なスライダ部材を有して構成され、
前記突起部は、前記スライダ部材のうち、前記ウェビング折り返し部から下側の部分に形成されている
ことを特徴とする請求項１に記載の車体。The trim is formed with an opening extending in the vertical direction that allows the shoulder anchor to move in the vertical direction;
The shoulder anchor is configured to include a slider member that is movable in a vertical direction that blocks an opening portion of the opening around the webbing folded part and exposes only the webbing folded part in the vehicle interior,
The vehicle body according to claim 1, wherein the protrusion is formed on a portion of the slider member that is below the webbing folded portion.

前記突起部は、前記トリムのうち、前記ウェビング折り返し部から下側の部分に形成されている
ことを特徴とする請求項１に記載の車体。2. The vehicle body according to claim 1, wherein the protrusion is formed in a lower portion of the trim from the webbing folded portion.