JP4144250B2 - 容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波誘導加熱により密封フィルムを容器本体に溶着した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、従来、マヨネーズ、ケチャップ等の食品を収容した容器1として、合成樹脂製の容器本体2の開口3を覆うように密封フィルム10aが溶着され、その上からキャップ20が容器本体2の口部4に螺合したものが使用されている(特公昭61−1289号公報等)。
【0003】
ここで、密封フィルム10aは、図5に示すようにアルミニウム箔等の金属箔11の下面に合成樹脂フィルム12をラミネートしたものであり、合成樹脂フィルム12にはデコレーション用に星形等の吐出孔13が形成されている。
【0004】
この容器1の密封方法としては、密封フィルム10aで開口3を覆い、その上からキャップ20を被せて口部4に螺合し、キャップ20によって密封フィルム10aを口部4の上縁部5に押さえ付けた状態で高周波誘導加熱する。これにより金属箔11が加熱され、その熱で密封フィルム10aの合成樹脂フィルム12と口部4の上縁部5とが溶着する。
【0005】
一方、容器1の開封時には、キャップ20を口部4から外した後、密封フィルム10aの金属箔11をつまみ上げ、剥離除去する。
【0006】
また、同様の容器であって、開封時の金属箔11のつまみ上げを容易にするため、図6に示すように外周部の一部において金属箔11が突出したタブ部14を形成した密封フィルム10bを使用し、口部4には上縁部5とネジ部6との間に環状リブ7を設け、図7に示すように密封時にタブ部14が環状リブ7に架かるようにし、開封時には、このタブ部14をつまみ上げるようにしたものも知られている(実用新案登録第3043367号等)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通常、高周波誘導加熱後、密封フィルムが熱収縮するため、タブ部14を有する密封フィルム10bを使用した場合でも、タブ部14が環状リブ7の頂面7cに密着した状態になりやすく、更にタブ部14がノズル壁8にまで密着した状態になり易い。そのため容器の開封時に密封フィルムのタブ部をつまみ難いという問題があった。
【0008】
さらに、単に環状リブ7を形成すると、容器本体2をブロー成型により製造する場合には、型抜き性が低下するという問題もあった。
【0009】
そこで、本発明は、高周波誘導加熱により密封フィルムを容器本体に溶着した容器において、容器の開封時の密封フィルムのつまみ易さをを容易にし、かつ容器本体のブロー成型時の型抜き性が損なわれないようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、図2のようにタブ部14を有する密封フィルム10cを用いて容器本体2を密封するにあたり、タブ部14が口部4のネジ谷部に重なるようにすると、開封時にタブ部14を口部4に押し付けることによりタブ部が変形し、容易にタブ部14をつまむことができ、したがって環状リブ7の形成も不要となることを見出した。
【0011】
即ち、本発明は、口部を有する容器本体、
口部の開口を覆い、高周波誘導加熱により口部の上縁部に溶着されている密封フィルム、
密封フィルム上から口部に螺合したキャップ
からなる容器であって、
密封フィルムが外周部にタブ部を有し、キャップと螺合するように口部の外周面に設けられたネジ部のネジ谷部の上端部にタブ部の先端部が重なり、タブ部と口部の上端部との間に空間が形成されている容器を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0013】
図1は、本発明の一実施例の容器1Aの断面図である。
【0014】
この容器1Aは、口部4の上端に開口3を有する合成樹脂製の容器本体2と、この開口3を覆い、口部4の上縁部5に高周波誘導加熱により溶着した密封フィルム10c及びデコレーション用フィルム15と、それらの上から口部に着脱自在に螺合したキャップ20からなっている。
【0015】
この容器本体2には、マヨネーズ、ケチャップ、ソース、マスタード、シロップ等の任意の内容物が充填されている。容器本体2は、その開封後にこれらの内容物をスクウィズにより絞り出すことができるよう、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等から形成される。この他、容器本体2は、ミソやインスタントコーヒーのように内用物をスプーン等で計量し、取出す場合に、ガラス等から形成してもよい。
【0016】
容器本体2の口部4の外周面には、キャップ20と螺合するネジ部6が設けられている。
【0017】
容器1Aで用いる密封フィルム10cは、図2に示したように、アルミニウム等の金属箔11の下面に、ポリエチレン、PET等の合成樹脂フィルム12をラミネートし、さらに剥離剤を表面コートしたものからなっている。また、図3に示したように、デコレーション用フィルム15は、ポリエチレン、PET等の合成樹脂からなり、必要に応じて、デコレーション用に星形等の吐出孔13が形成されている。
【0018】
密封フィルム10cには、その外周部に、突出したタブ部14が形成されており、このタブ14と口部4の上端部との間に空間Aが形成されている。
【0019】
ここで、タブ部14とネジ谷部6aとの重なり量L1 はタブ部14のつまみ易さの点から、好ましくは2.0mm〜10.0mmとする。
【0020】
この容器1Aの密封方法としては、まず、キャップ20内に密封フィルム10cを、金属箔11がキャップ20の天面側に位置するように組み込み、次にデコレーション用フィルム15を組み込む、次いでそのキャップ20を、内容物が充填された容器本体2の口部4に螺合し、キャップ20によって密封フィルム10cとデコレーション用フィルム15を口部4の上縁部5に押さえ付けた状態とする。このように密封フィルム10cとデコレーション用フィルム15とキャップ20とを口部4上に載置することにより、密封フィルム10cとデコレーション用フィルム15の位置ズレを防止することができる。
【0021】
次いで高周波誘導加熱により金属箔11を加熱し、その熱で密封フィルム10cとデコレーション用フィルム15とを疑似接着させ、デコレーション用フィルム15と口部4の上縁部5とを溶着する。
【0022】
一方、容器1Aの開封時には、キャップ20を口部4から外した後、密封フィルム10cのタブ部14を矢印Xのように口部4に押し付ける。すると、タブ部14と口部4の上端部との間に形成された空間A内に、タブ部14が落ち込むように変形してタブ部14の先端部14aがネジ谷部6aから浮き上がり、容易につまむことができ、剥離除去することができる。さらに、密封フィルム10cを押し付ける口部4の上端部を内側に凸とすることで、より効果的にタブ部14の先端部14aを浮き上がらせることができる。
【0023】
本発明の容器は、上述の態様の他に、種々の態様をとることができる。例えば、デコレーション用フィルム15の合成樹脂フィルムには、星形等の吐出孔13に代えて、放射状のミシン目を形成してもよい。また、吐出孔13をデコレーション用に特別の形状にすることなく、容器本体2の開口3の内径よりもやや小さい径の円形としてもよい。さらに、上述の態様では、密封フィルム10cとデコレーション用フィルム15とを別フィルムとして用いているが、密封フィルム10cとデコレーション用フィルム15とを一体のフィルムに製作したものを用い、開封時には密封フィルム10cだけが剥離除去されるようにしてもよい。
【0024】
本発明の容器の用途としては、マヨネーズやケチャップ等の食品の容器の他に、内容物に対してバージン性やバリア性が要求される種々のチューブ容器、ソフトラミネート容器、インスタントコーヒー等のガラス容器等として使用することができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、高周波誘導加熱により密封フィルムを容器本体に溶着した容器において、容器の開封時に密封フィルムのタブ部を容器本体の口部に押し付けることによりタブ部が変形するので、タブ部を容易につまめるようになり、したがって、密封フィルムの剥離除去が容易となる。
【0026】
また、容器本体の口部に環状リブを形成しないので、容器本体をブロー成型する場合に、その型抜き性が、環状リブによって損なわれることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の容器の断面図である。
【図2】 密封フィルムの斜視図である。
【図3】 デコレーション用フィルムの斜視図である。
【図4】 従来の容器の断面図である。
【図5】 密封フィルムの斜視図である。
【図6】 密封フィルムの斜視図である。
【図7】 従来の容易の開口付近の断面図である。
【符号の説明】
1A…容器、 2…容器本体、 3…開口、 4…口部、 5…上縁部、 6…ネジ部、 6a…ネジ谷部、 10c…密封フィルム、 11…金属箔、 12…合成樹脂フィルム、 13…吐出孔、 14…タブ部、 14a…タブ部の先端部、 15…デコレーション用フィルム、 20…キャップ、 A…空間

Claims (1)

  1. 口部を有する容器本体、口部の開口を覆い、高周波誘導加熱により口部の上縁部に溶着されている密封フィルム、密封フィルム上から口部に螺合したキャップからなる容器であって、密封フィルムが外周部にタブ部を有し、キャップと螺合するように口部の外周面に設けられたネジ部のネジ谷部の上端部にタブ部の先端部が重なり、タブ部と口部の上端部との間に空間が形成されており、容器本体の口部とネジ部との間に環状リブが形成されていない容器において、
    容器の開封時に、キャップを口部から外した後、密封フィルムのタブ部を口部に押し付けたときに、タブ部と口部の上端部との間に形成された空間内に、タブ部が落ち込んで変形してタブ部の先端部がネジ谷部から浮き上がるように、該ネジ部のネジ谷部の上端部にタブ部の先端部が重なり且つタブ部と口部の上端部との間に空間が形成されている容器。
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