JP4141676B2 - 蓄熱式空気調和装置およびその冷媒回収方法 - Google Patents
蓄熱式空気調和装置およびその冷媒回収方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、蓄熱式空気調和装置およびその冷媒回収方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図19は、例えば特開平10−26377号公報に示された従来の蓄熱式空気調和装置の構成を示す冷媒回路図である。この図において、Aは室外ユニットで、以下に述べる各装置により構成されている。即ち、1は圧縮機、2は四方切換弁で、冷媒配管101で連結されている。3は冷房時は凝縮器、暖房時は蒸発器として作用する室外側熱交換器であり、四方切換弁2と冷媒配管102で連結されている。4は第1の絞り装置で、冷媒配管103によって室外側熱交換器3と連結されている。105は第1の絞り装置4と後述する室内ユニットBおよび蓄熱槽ユニットCとを連結する冷媒配管である。また、10は冷媒ポンプで、その吸入側が冷媒配管112によって圧縮機1の吸入側と連結されている。
【0003】
20はアキュムレータで、冷媒配管120によって四方切換弁2に連結されている。なお、四方切換弁2は冷媒配管109によって後述する室内ユニットBと連結されている。19は第1の開閉弁で、冷媒配管122および123によって冷媒配管101と冷媒ポンプ10との間に連結されている。
30は第2の開閉弁で、冷媒配管121によって冷媒配管123に連結されると共に、冷媒配管150によって後述する蓄熱槽ユニットCに連結されている。また、31は第3の開閉弁で、冷媒配管151および152によって冷媒配管109と冷媒配管150との間に連結されている。32は第4の開閉弁で、冷媒配管115によってアキュムレータ20に連結され、冷媒配管125によって蓄熱槽ユニットCに連結されている。
【0004】
また、Bは室内ユニットで、以下に述べる各装置により構成されている。
即ち、8a、8b、8cは室内側熱交換器で、それぞれ冷媒配管108a、108b、108cを介して冷媒配管109に連結されている。
また、9a、9b、9cは第3の絞り装置で、一端は室内側熱交換器8a、8b、8cにそれぞれ連結され、他端は冷媒配管106a、106b、106cを介して冷媒配管105に連結されている。
【0005】
また、Cは蓄熱槽ユニットで、以下に述べる各装置により構成されている。
即ち、6は蓄熱槽で、蓄熱媒体27を収容している。7は蓄熱槽6内に配設され、蓄熱媒体27と熱交換し得るようにされた蓄熱用熱交換器で、一端は上述した冷媒配管125、150に連結され、他端は第2の絞り装置5および冷媒配管128を介して冷媒配管105に連結されている。
更に、200は室外側熱交換器3の出口冷媒の過冷却度を検出する過冷却度検出手段、201は第2の絞り装置5の開度調節手段である。
【0006】
このような装置において、蓄冷運転(この時、第1の開閉弁19は開、第2の開閉弁30および第3の開閉弁31は閉)は、圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出される冷媒を室外側熱交換器3で凝縮させ、第1の絞り装置4および第2の絞り装置5で断熱膨張させた後、蓄熱槽ユニットCの蓄熱用熱交換器7で蓄熱媒体27と熱交換して蒸発ガス化後、冷媒配管125、第4の開閉弁32、冷媒配管115およびアキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0007】
また、蓄熱運転(この時、第1の開閉弁19は開、第2の開閉弁30は閉、第3の開閉弁31は開、第4の開閉弁32は閉)は、四方切換弁2を切換え、圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出される冷媒を、四方切換弁2、冷媒配管109、151、第3の開閉弁31、冷媒配管152を経て蓄熱用熱交換器7で蓄熱媒体27と熱交換して凝縮させ、第2の絞り装置5および第1の絞り装置4で断熱膨張させた後、室外側熱交換器3で蒸発ガス化させ、冷媒配管102、四方切換弁2、冷媒配管120およびアキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0008】
また、放冷運転(この時、第1の開閉弁19、第2の開閉弁30は開、第3の開閉弁31、第4の開閉弁32、第1の絞り装置4はそれぞれ閉)は、圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒を第2の開閉弁30、冷媒配管150を経て蓄熱用熱交換器7で蓄熱媒体27と熱交換して凝縮させ、第2の絞り装置5、第3の絞り装置9a、9b、9cで断熱膨張させた後、室内側熱交換器8a、8b、8cで蒸発ガス化させ、冷媒配管108a、108b、108cを経た後、合流し、冷媒配管109および四方切換弁2並びにアキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0009】
また、併用冷房運転は、圧縮機1から吐出された冷媒が室外側熱交換器3で凝縮された後、第1の絞り装置4で断熱膨張して室内ユニットBに至り、また、冷媒ポンプ10から吐出された冷媒は、冷媒配管121、第2の開閉弁30、冷媒配管150を経て(この時、第1の開閉弁19、第3の開閉弁31、第4の開閉弁32はそれぞれ閉)蓄熱用熱交換器7で蓄熱媒体27と熱交換して凝縮した後、第2の絞り装置5で断熱膨張して第1の絞り装置4を経た冷媒と合流し、室内ユニットBの第3の絞り装置9a、9b、9cを経て室内側熱交換器8a、8b、8cで蒸発ガス化した後、冷媒配管109、四方切換弁2、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0010】
更に、放熱運転(この時、第1の開閉弁19は開、第2の開閉弁30、第3の開閉弁31は閉)は、四方切換弁2を切換え、圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒を四方切換弁2、冷媒配管109を経て室内側熱交換器8a、8b、8cで凝縮させ、第3の絞り装置9a、9b、9cおよび第2の絞り装置5で断熱膨張させた後、蓄熱用熱交換器7で蓄熱媒体27と熱交換して蒸発ガス化させ、冷媒配管125、第4の開閉弁32、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0011】
また、通常冷房運転(この時、第1の開閉弁19は開、第2の開閉弁30、第3の開閉弁31、第4の開閉弁32はそれぞれ閉)は、圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒を室外側熱交換器3で凝縮させ、第1の絞り装置4および第3の絞り装置9a、9b、9cで断熱膨張させた後、室内側熱交換器8a、8b、8cで蒸発ガス化させ、冷媒配管108a、108b、108cを経た後、合流し、冷媒配管109、四方切換弁2、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0012】
また、通常暖房運転(この時、第1の開閉弁19は開、第2の開閉弁30、第3の開閉弁31、第4の開閉弁32、第2の絞り装置5はそれぞれ閉)は、四方切換弁2を切換え、圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒を四方切換弁2、冷媒配管109を経て室内側熱交換器8a、8b、8cで凝縮させ、第3の絞り装置9a、9b、9cおよび第1の絞り装置4で断熱膨張させた後、室外側熱交換器3で蒸発ガス化させ、四方切換弁2、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の蓄熱式空気調和装置は以上のように構成され、室内ユニットや室外ユニットあるいは蓄熱槽ユニットの修理等に際して冷媒回路内の多量の冷媒のほとんどを、修理を要するユニットや冷媒配管以外の冷媒回路に短時間に回収する有効な方法がなかった。
【0014】
この発明は、上記のような課題に対処するためになされたもので、蓄熱式空気調和装置において、冷媒回路内の多量の冷媒のほとんどを、修理を要するユニットや冷媒配管以外の冷媒回路に短時間に回収することができる蓄熱式空気調和装置およびその冷媒回収方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気調和装置は、圧縮機と、この圧縮機に接続された室外側熱交換器とを有する室外ユニット、この室外ユニットの上記室外側熱交換器と室内ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と室内ユニットガス側バルブを介して接続された室内側熱交換器を有する室内ユニット、および上記室外側熱交換器と蓄熱槽ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と蓄熱槽ユニットガス側バルブを介して接続された蓄熱用熱交換器を有する蓄熱槽ユニットを備え、上記室外側熱交換器または蓄熱用熱交換器を凝縮器、上記室内側熱交換器を蒸発器として運転し、蓄熱槽ユニットの蓄冷利用冷房運転(放冷運転)を行なうと共に、所定時間後に通常冷房運転との併用冷房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断して室内ユニットの冷媒を回収するようにしたものである。
【0016】
この発明に係る空気調和装置は、また、圧縮機と、この圧縮機に接続された室外側熱交換器とを有する室外ユニット、この室外ユニットの上記室外側熱交換器と室内ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と室内ユニットガス側バルブを介して接続された室内側熱交換器を有する室内ユニット、および上記室外側熱交換器と蓄熱槽ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と蓄熱槽ユニットガス側バルブを介して接続された蓄熱用熱交換器を有する蓄熱槽ユニットを備え、上記室内側熱交換器または蓄熱用熱交換器を凝縮器、上記室外側熱交換器を蒸発器として運転し、室外ユニットの冷媒回収運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断すると共に、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止し、室内ユニットガス側バルブを遮断すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断して室外ユニットの冷媒を回収するようにしたものである。
【0017】
この発明に係る空気調和装置は、また、圧縮機と、この圧縮機に接続された室外側熱交換器とを有する室外ユニット、この室外ユニットの上記室外側熱交換器と室内ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と室内ユニットガス側バルブを介して接続された室内側熱交換器を有する室内ユニット、および上記室外側熱交換器と蓄熱槽ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と蓄熱槽ユニットガス側バルブを介して接続された蓄熱用熱交換器を有する蓄熱槽ユニットを備え、上記室内側熱交換器または室外側熱交換器を凝縮器、上記蓄熱用熱交換器を蒸発器として運転し、蓄熱槽ユニット冷媒回収運転を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断して蓄熱槽ユニットの冷媒を回収するようにしたものである。
【0018】
この発明に係る空気調和装置は、運転が安定する時間を、10分経過後としたものである。
【0019】
この発明に係る空気調和装置の冷媒回収方法は、また、上記蓄熱式空気調和装置において、蓄熱槽ユニットの蓄冷利用冷房運転(放冷運転)を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、所定時間後に圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断し、その後、通常冷房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断して室内ユニットの冷媒を回収するようにしたものである。
【0021】
この発明に係る空気調和装置の冷媒回収方法は、また、上記蓄熱式空気調和装置において、蓄熱運転または放冷運転を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、所定時間後に圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断し、その後、通常暖房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断して室外ユニットの冷媒を回収するようにしたものである。
【0022】
この発明に係る空気調和装置の冷媒回収方法は、また、上記蓄熱式空気調和装置において、通常暖房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、所定時間後に圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断し、その後、蓄熱運転を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断して室外ユニットの冷媒を回収するようにしたものである。
【0024】
この発明に係る空気調和装置の冷媒回収方法は、また、上記蓄熱式空気調和装置において、放熱暖房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、所定時間後に圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断し、その後、蓄冷運転を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断して蓄熱槽ユニットの冷媒を回収するようにしたものである。
【0025】
この発明に係る空気調和装置の冷媒回収方法は、また、運転が安定する時間を、10分経過後とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図面にもとづいて説明する。図1は、実施の形態1の構成を示す冷媒回路図である。この図において、Aは室外ユニットで、以下に述べる各装置により構成されている。即ち、1は例えば5馬力の圧縮機、2は圧縮機用四方切換弁で、冷媒配管101によって圧縮機1に連結されている。3は冷房時は凝縮器、暖房時は蒸発器として作用する室外側熱交換器で、圧縮機用四方切換弁2と冷媒配管102によって連結されている。
【0027】
4は第1の絞り装置で、室外側熱交換器3と冷媒配管103によって連結されている。16は後述する室内ユニットの液側ボールバルブで、第2の開閉弁26を含む冷媒配管104によって第1の絞り装置4と連結されている。
また、5は第2の絞り装置で、冷媒配管128によって冷媒配管104の中間部に連結されている。18は後述する蓄熱槽ユニットの液側ボールバルブで、冷媒配管127によって第2の絞り装置5に連結されている。また、10は冷媒ポンプ、20はアキュムレータで、冷媒配管112によって圧縮機1の吸入側に連結され、冷媒配管113によって冷媒ポンプ10の吸入側に連結されている。
また、120は圧縮機用四方切換弁2とアキュムレータ20とを連結する冷媒配管、19は第1の開閉弁で、冷媒配管122によって圧縮機1の吐出側に連結され、冷媒配管123によって冷媒ポンプ10の吐出側に連結されている。
【0028】
11は室内機用四方切換弁で、圧縮機用四方切換弁2と冷媒配管129、逆止弁25、冷媒配管111を介して連結されると共に、冷媒配管114、第1の減圧装置13、冷媒配管115を介して冷媒配管120の中間部に連結されている。また、121は冷媒ポンプ10の吐出側と冷媒配管111の中間部とを連結する冷媒配管、15は後述する室内ユニットのガス側ボールバルブで、冷媒配管110を介して室内機用四方切換弁11に連結されている。
116は室内機用四方切換弁11と冷媒配管115の中間部とを連結する冷媒配管、12は蓄熱槽用四方切換弁で、冷媒配管117によって冷媒配管111の中間部に連結されると共に、冷媒配管124によって蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17に連結されている。14は第2の減圧装置で、冷媒配管118によって蓄熱槽用四方切換弁12に連結されると共に、冷媒配管119によって冷媒配管115の中間部に連結されている。
【0029】
また、131は冷媒配管119の中間部と蓄熱槽用四方切換弁12とを連結する冷媒配管である。また、21は第1の圧力検出手段で、圧縮機1の吐出側圧力を検知するものである。22は第2の圧力検出手段で、圧縮機1の吸入側圧力を検知するものである。23は圧縮機1および冷媒ポンプ10の圧縮機容量変更装置で、室外側熱交換器3のファン24の風量変更と共働して第1の圧力検出手段21の検出値および第2の圧力検出手段22の検出値が一定値となるように圧縮機1および冷媒ポンプ10の容量を制御するものである。
なお、図1の空気調和装置の冷媒回路には、例えば、HFCのR32/R125/R134aがそれぞれ23/25/52wt%の比率で混合されている非共沸混合冷媒であるR407Cが充填されている。上記のR32、R125は低沸点成分の冷媒で、R134aは高沸点成分の冷媒である。
【0030】
Bは室内ユニットで、以下に述べる各装置によって構成されている。即ち、8a、8b、8cは室内側熱交換器で、それぞれ冷媒配管108a、108b、108cを経て合流し、冷媒配管109を介して室内ユニットガス側ボールバルブ15に連結されている。また、9a、9b、9cはそれぞれ第3の絞り装置で、冷媒配管107a、107b、107cで室内側熱交換器8a、8b、8cに連結されると共に、冷媒配管106a、106b、106cを経て合流し、冷媒配管105を経て室内ユニット液側ボールバルブ16に連結されている。
【0031】
Cは蓄熱槽ユニットで、以下に述べる各装置により構成されている。即ち、6は蓄熱槽で、槽内に蓄熱媒体27例えば水を貯留し、冷房時は凍結、暖房時は貯湯できるようにしている。7は蓄熱用熱交換器で、上記蓄熱槽6の内部に多数本の伝熱管を縦に並べ、これらを連結する形で形成されており、一端は冷媒配管125を介して蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17に連結され、他端は冷媒配管126を介して蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18に連結されている。
【0032】
次に、実施の形態1の運転の種別とそれぞれの動作状況について、図2〜図11を用いて説明する。なお、これらの図を用いた動作状況の説明においては、室内ユニットガス側ボールバルブ15、室内ユニット液側ボールバルブ16、蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17および蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18はすべて開の状態である。
まず図2は、例えば夜間の蓄冷運転、即ち製氷運転時の冷媒の流れを示す(冷媒が流れている冷媒配管を太線で示している。他の図においても同じ)。
図2において、室外ユニットAの第2の開閉弁26を閉じ、圧縮機1を運転(この時、第1の開閉弁19は閉)もしくは圧縮機1および冷媒ポンプ10を運転(この時、第1の開閉弁19は開)する。圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒は圧縮機用四方切換弁2を通った後、室外側熱交換器3で凝縮し、第1の絞り装置4で断熱膨張し、冷媒配管128、第2の絞り装置5、蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を経て蓄熱槽ユニットCの蓄熱用熱交換器7で蒸発ガス化し、蓄熱媒体27例えば水から熱をうばい、蓄熱用熱交換器7の表面を凍結させると共に気化冷媒が蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17、蓄熱用四方切換弁12、冷媒配管119、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0033】
この時、冷媒ポンプ10から吐出された冷媒の一部は、冷媒配管121、111、室内機用四方切換弁11を経て第1の減圧装置13で減圧された後、冷媒配管115に至る経路と、冷媒配管121、111、117、蓄熱槽用四方切換弁12を経て第2の減圧装置14で減圧された後、冷媒配管119を経て冷媒配管115に至る経路でアキュムレータ20を経て圧縮機1と冷媒ポンプ10に戻る。ただし、第1の減圧装置13および第2の減圧装置14を通る冷媒量は微量となるように第1の減圧装置13および第2の減圧装置14を設定している。
【0034】
図3は、例えば夜間の蓄熱運転、即ち貯湯運転時の冷媒の流れを示す。
図3において、室外ユニットAの第2の開閉弁26を閉じ、圧縮機1を運転(この時、第1の開閉弁19は閉)もしくは圧縮機1および冷媒ポンプ10を運転(この時、第1の開閉弁19は開または閉)する。圧縮機1から吐出された冷媒は圧縮機用四方切換弁2を通り、冷媒配管111で冷媒ポンプ10から吐出された冷媒と合流し、冷媒配管117、蓄熱槽用四方切換弁12を経由した後、蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を経て蓄熱槽ユニットCの蓄熱用熱交換器7で凝縮して蓄熱媒体27に熱を与え、蓄熱媒体27に蓄熱し、凝縮した冷媒は蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を経て第2の絞り装置5および第1の絞り装置4で断熱膨張し、室外側熱交換器3で蒸発、ガス化して圧縮機用四方切換弁2を通った後、冷媒配管120、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。この時、圧縮機1および冷媒ポンプ10から吐出され、合流したガス冷媒の一部は、室内機用四方切換弁11を経由して第1の減圧装置13で減圧された後、冷媒配管115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。ただし、第1の減圧装置13を通る冷媒量は微量となるように第1の減圧装置13を設定している。
【0035】
図4および図5は、昼間の蓄冷利用冷房運転時の冷媒の流れを示す。
まず、蓄冷利用冷房起動時に図4に示すような放冷運転を実施する。この放冷運転は、室内ユニットAの第2の開閉弁26を開き、第1の絞り装置4を閉じ、圧縮機1を運転(この時、第1の開閉弁19は閉)もしくは圧縮機1および冷媒ポンプ10を運転(この時、第1の開閉弁19は開または閉)する。圧縮機1から吐出された冷媒は圧縮機用四方切換弁2を通り、冷媒配管111で冷媒ポンプ10から吐出された冷媒と合流した後、冷媒配管117、蓄熱槽用四方切換弁12を経由し、蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を経て蓄熱槽ユニットCの蓄熱用熱交換器7で蓄熱媒体27から冷却エネルギーをもらって凝縮し、凝縮した冷媒は蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を経て第2の絞り装置5で断熱膨張し、更に、室内ユニット液側ボールバルブ16、冷媒配管105を経て室内ユニットBの第3の絞り装置9a、9b、9cで断熱膨張し、室内側熱交換器8a、8b、8cで蒸発して室内側空気を冷却する。
【0036】
この蒸発した冷媒はガス化した後、冷媒配管108a、108b、108cを経て合流し、冷媒配管109、室内ユニットガス側ボールバルブ15、室内機用四方切換弁11を通った後、冷媒配管116、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。この時、蓄熱槽6の蓄熱媒体27は蓄熱する。また、圧縮機1および冷媒ポンプ10から吐出され、冷媒配管111で合流したガス冷媒の一部は、室内機用四方切換弁11を経由して第1の減圧装置13で減圧され、冷媒配管115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。ただし、第1の減圧装置13を通る冷媒量は微量となるように第1の減圧装置13を設定している。
【0037】
次に、放冷運転を一定時間実施した後、図5に示すような併用冷房運転を実施する。この併用冷房運転は、室外ユニットAの第1の開閉弁19を閉じ、第2の開閉弁26を開き、圧縮機1および冷媒ポンプ10を運転する。圧縮機1から吐出された冷媒は圧縮機用四方切換弁2を通った後、室外側熱交換器3で凝縮し、第1の絞り装置4で断熱膨張し、冷媒配管104を経て室内ユニット液側ボールバルブ16から流出する。また、冷媒ポンプ10から吐出された冷媒は、冷媒配管117、蓄熱槽用四方切換弁12を通った後、蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を経て蓄熱槽ユニットCの蓄熱用熱交換器7で蓄熱媒体27から冷却エネルギーをもらって凝縮し、蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を経て第2の絞り装置5で断熱膨張し、冷媒配管104で第1の絞り装置4で断熱膨張した冷媒と合流する。
【0038】
合流した冷媒は、室内ユニットBの第3の絞り装置9a、9b、9cに分岐流入して断熱膨張し、室内側熱交換器8a、8b、8cで蒸発して室内側空気を冷却する。この蒸発した冷媒はガス化した後、冷媒配管108a、108b、108cを経て合流し、冷媒配管109、室内ユニットガス側ボールバルブ15、室内機用四方切換弁11を通った後、冷媒配管116、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。この時、蓄熱槽6の蓄熱媒体27は蓄熱する。また、冷媒ポンプ10から吐出されたガス冷媒の一部は、室内機用四方切換弁11を経由して第1の減圧装置13で減圧された後、冷媒配管115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。ただし、第1の減圧装置13を通る冷媒量は微量となるように第1の減圧装置13を設定している。
【0039】
図6および図7は、昼間の蓄熱利用暖房運転時の冷媒の流れを示す。
運転は、例えば蓄熱媒体27の温度が高い場合(例えば20℃以上)、蒸発側伝熱面積の小さい放熱暖房運転を実施し、蓄熱媒体27の温度が低い場合(例えば20℃以下の場合)、併用暖房運転を実施する。これにより、安定な運転の実現を可能とすることができる。まず、図6に放熱暖房運転時の冷媒の流れを示す。
この放熱暖房運転は、室外ユニットAの第2の開閉弁26を開き、第1の絞り装置4を閉じて圧縮機1を運転(この時、第1の開閉弁19は閉)もしくは圧縮機1および冷媒ポンプ10を運転(この時、第1の開閉弁19は開または閉)する。圧縮機1から吐出された冷媒は圧縮機用四方切換弁2を通った後、冷媒配管111で冷媒ポンプ10から吐出された冷媒と合流し、室内機用四方切換弁11を経由した後、室内ユニットガス側ボールバルブ15、冷媒配管109を経て室内ユニットBに流入し、ここで分岐して室内側熱交換器8a、8b、8cで凝縮、室内側空気と熱交換し、第3の絞り装置9a、9b、9cでそれぞれ断熱膨張した後、冷媒配管106a、106b、106cを経て合流し、冷媒配管105、室内ユニット液側ボールバルブ16を経て第2の絞り装置5で断熱膨張した後、蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を経て蓄熱槽ユニットCの蓄熱用熱交換器7で蓄熱媒体27から放熱エネルギーをもらって蒸発する。
【0040】
蒸発した冷媒は、蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17、蓄熱用四方切換弁12を通った後、冷媒配管119、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。この時、蓄熱槽6の蓄熱媒体27は蓄冷する。
また、圧縮機1および冷媒ポンプ10から吐出されたガス冷媒の一部は、蓄熱槽用四方切換弁12、冷媒配管118を経由して第2の減圧装置14で減圧された後、冷媒配管119、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。ただし、第2の減圧装置14を通る冷媒量は微量となるように第2の減圧装置14を設定している。
【0041】
次に、図7に併用暖房運転時の冷媒の流れを示す。この併用暖房運転は、室外ユニットAの第2の開閉弁26を開き、圧縮機1を運転(この時、第1の開閉弁19は閉)もしくは圧縮機1および冷媒ポンプ10を運転(この時、第1の開閉弁19は開または閉)する。圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒は圧縮機用四方切換弁2を通った後、冷媒配管111で冷媒ポンプ10から吐出された冷媒と合流し、室内機用四方切換弁11、室内ユニットガス側ボールバルブ15、冷媒配管109を経由した後、室内ユニットBに流入し、ここで冷媒配管108a、108b、108cに分岐して室内側熱交換器8a、8b、8cで凝縮、室内側空気と熱交換し、第3の絞り装置9a、9b、9cでそれぞれ断熱膨張した後、冷媒配管106a、106b、106cを経て合流し、冷媒配管105、室内ユニット液側ボールバルブ16を経た後、一部の冷媒は第2の絞り装置5で断熱膨張し、蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を経て蓄熱槽ユニットCの蓄熱用熱交換器7で蓄熱媒体27から放熱エネルギーをもらって蒸発する。蒸発した冷媒は蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17、蓄熱用四方切換弁12を通った後、冷媒配管119、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0042】
室内ユニット液側ボールバルブ16を通過した冷媒の他の一部は、第1の絞り装置4で断熱膨張した後、室外側熱交換器3で室外側空気と熱交換して蒸発ガス化し、圧縮機用四方切換弁2を通った後、冷媒配管120、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。この時、蓄熱槽6の蓄熱媒体27は蓄冷する。また、圧縮機1および冷媒ポンプ10から吐出されたガス冷媒の一部は、蓄熱槽用四方切換弁12から冷媒配管118を経由して第2の減圧装置14で減圧された後、冷媒配管119、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。ただし、第2の減圧装置14を通る冷媒量は微量となるように第2の減圧装置14を設定している。
【0043】
次に、昼間の蓄熱槽の蓄熱媒体のエネルギーを使用しない冷房運転である通常冷房運転時の冷媒の流れを図8に示す。この通常冷房運転は、室外ユニットAの第2の開閉弁26を開き、第2の絞り装置5を閉じ、蓄熱槽ユニットCに冷媒が寝込まないようにして圧縮機1を運転(この時、第1の開閉弁19は閉)もしくは圧縮機1および冷媒ポンプ10を運転(この時、第1の開閉弁19は開)する。圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒は圧縮機用四方切換弁2を通った後、室外側熱交換器3で凝縮し、冷媒配管103を経て第1の絞り装置4で断熱膨張し、第2の開閉弁26、室内ユニット液側ボールバルブ16を経て室内ユニットBに流入し、ここで第3の絞り装置9a、9b、9cに分岐、断熱膨張して室内側熱交換器8a、8b、8cで蒸発して室内側空気を冷却し、この蒸発した冷媒はガス化した後、冷媒配管108a、108b、108cを経て合流し、冷媒配管109、室内ユニットガス側ボールバルブ15を経て室内機用四方切換弁11を通った後、冷媒配管116、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0044】
また、冷媒ポンプ10から吐出されたガス冷媒の一部は、冷媒配管121、111、室内機用四方切換弁11を経由して第1の減圧装置13で減圧された後、冷媒配管115、アキュムレータ20を経由して、また、冷媒ポンプ10から冷媒配管117、蓄熱槽用四方切換弁12、冷媒配管118を経由して第2の減圧装置14で減圧された後、冷媒配管119、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。ただし、第1の減圧装置13および第2の減圧装置14を通る冷媒量は微量となるように第1の減圧装置13および第2の減圧装置14を設定している。
【0045】
次に、昼間の蓄熱槽の蓄熱媒体のエネルギーを使用しない暖房運転である通常暖房運転時の冷媒の流れを図9に示す。この通常暖房運転は、室外ユニットAの第2の開閉弁26を開き、第2の絞り装置5を閉じて圧縮機1を運転(この時、第1の開閉弁19は閉)もしくは圧縮機1および冷媒ポンプ10を運転(この時、第1の開閉弁19は開又は閉)する。圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒は圧縮機用四方切換弁2を通った後、冷媒配管111で冷媒ポンプ10から吐出された冷媒と合流し、室内機用四方切換弁11を経由した後、室内ユニットガス側ボールバルブ15、冷媒配管109を経て室内ユニットBに流入する。ここで冷媒配管108a、108b、108cに分岐して室内側熱交換器8a、8b、8cで凝縮、室内側空気と熱交換し、第3の絞り装置9a、9b、9cでそれぞれ断熱膨張した後、冷媒配管106a、106b、106cを経て合流し、冷媒配管105、室内ユニット液側ボールバルブ16、第2の開閉弁26、冷媒配管104を経て第1の絞り装置4で断熱膨張した後、冷媒配管103を経て室外側熱交換器3で室外側空気と熱交換して蒸発ガス化し、冷媒配管102、圧縮機用四方切換弁2を通った後、冷媒配管120、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0046】
また、圧縮機1および冷媒ポンプ10から吐出されたガス冷媒の一部は、冷媒配管111、117、蓄熱槽用四方切換弁12を経由して第2の減圧装置14で減圧された後、冷媒配管119、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。ただし、第2の減圧装置14を通る冷媒量は微量となるように第2の減圧装置14を設定している。
【0047】
次に、冷媒回収時のみ使用する運転である室外ユニット冷媒回収運転および蓄熱槽ユニット冷媒回収運転について説明する。図10は、室外ユニット冷媒回収運転時の冷媒の流れを示す。この室外ユニット冷媒回収運転は、室外ユニットAの第2の開閉弁26を開き、圧縮機1を運転(この時、第1の開閉弁19は閉)もしくは圧縮機1および冷媒ポンプ10を運転(この時、第1の開閉弁19は開または閉)する。圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒は圧縮機用四方切換弁2を通った後、冷媒配管111で冷媒ポンプ10から吐出された冷媒と合流し、一部は室内機用四方切換弁11を経由した後、室内ユニットガス側ボールバルブ15、冷媒配管109を経て室内ユニットBに流入する。ここで冷媒配管108a、108b、108cに分岐して室内側熱交換器8a、8b、8cで凝縮、室内側空気と熱交換し、第3の絞り装置9a、9b、9cでそれぞれ断熱膨張した後、冷媒配管106a、106b、106cを経て合流し、冷媒配管105、室内ユニット液側ボールバルブ16、第2の開閉弁26を経て第1の絞り装置4に流入する。
【0048】
また、冷媒配管111の冷媒の他の一部は冷媒配管117、蓄熱槽用四方切換弁12を経由して冷媒配管124、蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を経て蓄熱槽ユニットCへ流入する。ここで、蓄熱用熱交換器7で凝縮し、冷媒配管126、蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18、冷媒配管127を経て第2の絞り装置5で断熱膨張した後、冷媒配管104で室内ユニットBからの冷媒と合流し、第1の絞り装置4で断熱膨張した後、室外側熱交換器3で室外側空気と熱交換して蒸発ガス化し、圧縮機用四方切換弁2を通った後、冷媒配管120、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
【0049】
図11は、蓄熱槽ユニット冷媒回収運転時の冷媒の流れを示す。この蓄熱槽ユニット冷媒回収運転は、室外ユニットAの第2の開閉弁26を開き、圧縮機1を運転(この時、第1の開閉弁19は開)もしくは圧縮機1および冷媒ポンプ10を運転(この時、第1の開閉弁19は開または閉)する。圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒の一部は圧縮機用四方切換弁2を通った後、室外側熱交換器3で凝縮し、第1の絞り装置4で断熱膨張し、室内ユニットBからの冷媒と合流して第2の絞り装置5に流入する。また、圧縮機1または冷媒ポンプ10から吐出された冷媒の他の一部は室内機用四方切換弁11、室内ユニットガス側ボールバルブ15を経由した後、冷媒配管108a、108b、108cに分岐して室内側熱交換器8a、8b、8cで凝縮、室内側空気と熱交換し、第3の絞り装置9a、9b、9cでそれぞれ断熱膨張した後、冷媒配管106a、106b、106cを経て合流し、冷媒配管105、室内ユニット液側ボールバルブ16を経て上述した第1の絞り装置4で断熱膨張した冷媒と合流し、第2の絞り装置5に流入する。
【0050】
第2の絞り装置5で断熱膨張した後、蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を経て蓄熱槽ユニットCに流入する。ここで、蓄熱用熱交換器7で蓄熱媒体27と熱交換して蒸発ガス化し、蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を経て蓄熱槽用四方切換弁12を通った後、冷媒配管119、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。また、圧縮機1および冷媒ポンプ10から吐出されたガス冷媒の一部は、冷媒配管117、蓄熱槽用四方切換弁12を経由して第2の減圧装置14で減圧された後、冷媒配管119、115、アキュムレータ20を経由して圧縮機1または冷媒ポンプ10に戻る。
ただし、第2の減圧装置14を通る冷媒量は微量となるように第2の減圧装置14を設定している。
【0051】
次に、この発明の実施の形態1における冷媒回収方法について図12〜図18のフローチャートを用いて説明する。まず、室内ユニットBまたは冷媒配管105、109の修理時における冷媒回収について説明する。
図12において、ステップS1で図4に示した蓄冷利用冷房運転(放冷運転)を開始する。ステップS2で一定時間、例えば10分が経過するのを待ち、ステップS3で図5に示す併用冷房運転を実施する。ステップS2で10分が経過していない時はステップS2に戻る。ステップS4で一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS5で室内ユニット液側ボールバルブ16または第2の開閉弁26を閉止する。ステップS4で10分が経過していない時はステップS4に戻る。ステップS6で第2の圧力検出手段22によって圧縮機1の吸入側圧力を検知し、検知値が例えばゲージ圧力で0.05MPa以下かどうかをチェックする。0.05MPa以下でない場合はステップS6に戻る。
【0052】
0.05MPa以下になった時点で室内ユニットBに残存する冷媒がほぼないと判断し、ステップS7で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。そしてすぐにステップS8で室内ユニットガス側ボールバルブ15を閉止する。
この時点では、室内ユニットBおよび冷媒配管105、109に残存する冷媒は僅かであるため、室外ユニットAおよび蓄熱槽ユニットCに回収した冷媒の混合組成比率は、前回冷媒封入時とほとんど変化がない。
その後、室内ユニットBおよび冷媒配管105、109に残存する冷媒を回収して、室内ユニットBまたは冷媒配管105、109の修理を行った後、室内ユニットBおよび冷媒配管105、109を真空引きし、室内ユニット液側ボールバルブ16または第2の開閉弁26と室内ユニットガス側ボールバルブ15を開けて元の状態に戻す。なお、上記処理において、室内ユニットB運転時の運転容量は最大容量とする。
【0053】
また、室内ユニットBまたは冷媒配管105、109の修理時には、図13に示すような手順で処理をしてもよい。即ち、ステップS11で図4に示す放冷運転を実施する。ステップS12で放冷運転開始後一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS13で蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を閉止する。ステップS14で蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18の閉止後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、ステップS15で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。そしてすぐにステップS16で蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を閉止する。ステップS14で10分が経過していない時はステップS14に戻る。
【0054】
その後ステップS17で通常冷房運転を開始する。
ステップS18で通常冷房運転開始後一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS19で室内ユニット液側ボールバルブ16または第2の開閉弁26を閉止する。ステップS18で10分が経過していない時はステップS18に戻る。ステップS20で第2の圧力検出手段22によって圧縮機1の吸入側圧力を検知し、検知値が例えばゲージ圧力で0.05MPa以下かどうかをチェックする。0.05MPa以下でない場合はステップS20に戻る。0.05MPa以下となった時点で室内ユニットBに残存する冷媒がほぼないと判断し、ステップS21で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。
そしてすぐにステップS22で室内ユニットガス側ボールバルブ15を閉止する。なお、上記処理において、室内ユニットB運転時の運転容量は最大容量とする。
【0055】
次に、室外ユニットAの修理時の冷媒回収について説明する。
図14において、ステップS31で図10に示す室外ユニット冷媒回収運転を開始する。ステップS32で運転開始後一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS33で室内ユニット液側ボールバルブ16または第2の開閉弁26を閉止する。ステップS32で10分が経過していない時はステップS32に戻る。次に、ステップS34で蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を閉止する。その後、ステップS35で第2の圧力検出手段22によって圧縮機1の吸入側圧力を検知し、検知値が例えばゲージ圧力で0.05MPa以下かどうかをチェックする。0.05MPa以下でない場合はステップS35に戻る。0.05MPa以下となった時点で室外ユニットAに残存する冷媒がほぼないと判断し、ステップS36で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。そしてすぐにステップS37で室内ユニットガス側ボールバルブ15を閉止し、続いてステップS38で蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を閉止する。
【0056】
なお、この時点で室外ユニットAに残存する冷媒はわずかであるため、室内ユニットBおよび蓄熱槽ユニットCに回収した冷媒の混合組成比率は、前回冷媒封入時とほとんど変化がない。その後、室外ユニットAに残存する冷媒を回収して、室外ユニットAの修理を行なった後、室外ユニットAを真空引きし、室内ユニット液側ボールバルブ16または第2の開閉弁26と室内ユニットガス側ボールバルブ15、蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18、蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を開けて元の状態に戻す。なお、上記処理において、室内ユニット運転時の運転容量は最大容量とする。
【0057】
また、室外ユニットAの修理時は図15に示すような手順で処理をしてもよい。即ち、ステップS41で蓄熱運転または放冷運転を開始する。ステップS42で放冷運転開始後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS43で蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を閉止する。ステップS42で10分が経過していない時は、ステップS42に戻る。ステップS44で蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18の閉止後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、ステップS45で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。そしてすぐにステップS46で蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を閉止する。
ステップS44で10分が経過していない時はステップS44に戻る。
【0058】
その後、ステップS47で通常暖房運転を開始する。ステップS48で通常暖房運転開始後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS49で室内ユニット液側ボールバルブ16または第2の開閉弁26を閉止する。ステップS48で10分が経過していない時はステップS48に戻る。
ステップS50で第2の圧力検出手段22によって圧縮機1の吸入側の圧力を検知し、検知値が例えばゲージ圧力で0.05MPa以下かどうかをチェックする。0.05MPa以下でない場合はステップS50に戻る。0.05MPa以下となった時点で室外ユニットAに残存する冷媒がほぼないと判断し、ステップS51で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。そしてすぐにステップS52で室内ユニットガス側ボールバルブ15を閉止する。なお、上記処理において、室内ユニット運転時の運転容量は最大容量とする。
【0059】
また、室外ユニットAの修理時は図16に示すような手順で処理をしてもよい。即ち、ステップS61で通常暖房運転を開始する。ステップS62で通常暖房運転の開始後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS63で室内ユニット液側ボールバルブ16または第2の開閉弁26を閉止する。ステップS62で10分が経過していない時はステップS62に戻る。
ステップS64で室内ユニット液側ボールバルブ16または第2の開閉弁26の閉止後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、ステップS65で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。そしてすぐにステップS66で室内ユニットガス側ボールバルブ15を閉止する。ステップS64で10分が経過していない時はステップS64に戻る。
【0060】
その後、ステップS67で図3に示す蓄熱運転を開始する。ステップS68で蓄熱運転開始後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS69で蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を閉止する。ステップS68で10分が経過していない時はステップS68に戻る。ステップS70で第2の圧力検出手段22によって圧縮機1の吸入側の圧力を検知し、検知値が例えばゲージ圧力で0.05MPa以下かどうかをチェックする。0.05MPa以下でない場合はステップS70に戻る。0.05MPa以下となった時点で室外ユニットAに残存する冷媒がほぼないと判断し、ステップS71で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。そしてすぐにステップS72で蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を閉止する。なお、上記処理において、室内ユニット運転時の運転容量は最大容量とする。
【0061】
次に、蓄熱槽ユニットCまたは冷媒配管125、126の修理時における冷媒回収について説明する。図17において、ステップS81で図11に示す蓄熱槽ユニット冷媒回収運転を開始する。ステップS82で蓄熱槽ユニット冷媒回収運転開始後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS83で蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を閉止する。ステップS82で10分が経過していない時はステップS82に戻る。その後、ステップS84で第2の圧力検出手段22によって圧縮機1の吸入側の圧力を検知し、検知値が例えばゲージ圧力で0.05MPa以下かどうかをチェックする。0.05MPa以下でない場合はステップS84に戻る。0.05MPa以下となった時点で蓄熱槽ユニットCおよび冷媒配管125、126に残存する冷媒がほぼないと判断し、ステップS85で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。そしてすぐにステップS86で蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を閉止する。
【0062】
なお、この時点で蓄熱槽ユニットCおよび冷媒配管125、126に残存する冷媒は僅かであるため、室内ユニットBおよび室内ユニットに回収した冷媒の混合組成比率は、前回冷媒封入時とほとんど変化がない。その後、蓄熱槽ユニットCおよび冷媒配管125、126に残存する冷媒を回収して、蓄熱槽ユニットCまたは冷媒配管125、126の修理を行なった後、蓄熱槽ユニットCおよび冷媒配管125、126を真空引きし、蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18と蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を開けて元の状態に戻す。なお、上記処理において、室内ユニット運転時の運転容量は最大容量とする。
【0063】
また、蓄熱槽ユニットCまたは冷媒配管125、126の修理時は、また、図18に示すような手順で処理をしてもよい。即ち、ステップS91で図6に示す放熱暖房運転を開始する。ステップS92で放熱暖房運転の開始後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS93で室内ユニット液側ボールバルブ16または第2の開閉弁26を閉止する。ステップS92で10分が経過していない時はステップS92に戻る。ステップS94で室内ユニット液側ボールバルブ16または第2の開閉弁26の閉止後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、ステップS95で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。そしてすぐにステップS96で室内ユニットガス側ボールバルブ15を閉止する。
ステップS94で10分が経過していない時はステップS94に戻る。
【0064】
その後、ステップS97で図2に示す蓄冷運転を開始する。ステップS98で蓄冷運転開始後、一定時間、例えば10分の経過を待ち、運転が安定した後、ステップS99で蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ18を閉止する。ステップS98で10分が経過していない時はステップS98に戻る。ステップS100で第2の圧力検出手段22によって圧縮機1の吸入側の圧力を検知し、検知値が例えばゲージ圧力で0.05MPa以下かどうかをチェックする。0.05MPa以下でない場合はステップS100に戻る。0.05MPa以下となった時点で蓄熱槽ユニットCに残存する冷媒がほぼないと判断し、ステップS101で圧縮機1および冷媒ポンプ10を停止する。そしてすぐにステップS102で蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ17を閉止する。なお、上記処理において、室内ユニット運転時の運転容量は最大容量とする。
【0065】
【発明の効果】
この発明に係る蓄熱式空気調和装置は、圧縮機と、この圧縮機に接続された室外側熱交換器とを有する室外ユニット、この室外ユニットの上記室外側熱交換器と室内ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と室内ユニットガス側バルブを介して接続された室内側熱交換器を有する室内ユニット、および上記室外側熱交換器と蓄熱槽ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と蓄熱槽ユニットガス側バルブを介して接続された蓄熱用熱交換器を有する蓄熱槽ユニットを備え、上記室外側熱交換器または蓄熱用熱交換器を凝縮器、上記室内側熱交換器を蒸発器として運転し、蓄熱槽ユニットの蓄冷利用冷房運転(放冷運転)を行なうと共に、所定時間後に通常冷房運転との併用冷房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断して室内ユニットの冷媒を回収するようにしたものであるため、室内ユニット内の多量の冷媒を他の冷媒回路へ短時間で移動させることができ、修理作業時間を短縮することができる。
【0066】
この発明に係る空気調和装置は、また、圧縮機と、この圧縮機に接続された室外側熱交換器とを有する室外ユニット、この室外ユニットの上記室外側熱交換器と室内ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と室内ユニットガス側バルブを介して接続された室内側熱交換器を有する室内ユニット、および上記室外側熱交換器と蓄熱槽ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と蓄熱槽ユニットガス側バルブを介して接続された蓄熱用熱交換器を有する蓄熱槽ユニットを備え、上記室内側熱交換器または蓄熱用熱交換器を凝縮器、上記室外側熱交換器を蒸発器として運転し、室外ユニットの冷媒回収運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断すると共に、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止し、室内ユニットガス側バルブを遮断すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断して室外ユニットの冷媒を回収するようにしたものであるため、室外ユニット内の多量の冷媒を他の冷媒回路へ短時間で移動させることができ、修理作業時間を短縮することができる。
【0067】
この発明に係る空気調和装置は、また、圧縮機と、この圧縮機に接続された室外側熱交換器とを有する室外ユニット、この室外ユニットの上記室外側熱交換器と室内ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と室内ユニットガス側バルブを介して接続された室内側熱交換器を有する室内ユニット、および上記室外側熱交換器と蓄熱槽ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と蓄熱槽ユニットガス側バルブを介して接続された蓄熱用熱交換器を有する蓄熱槽ユニットを備え、上記室内側熱交換器または室外側熱交換器を凝縮器、上記蓄熱用熱交換器を蒸発器として運転し、蓄熱槽ユニット冷媒回収運転を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断して蓄熱槽ユニットの冷媒を回収するようにしたものであるため、蓄熱槽ユニット内の多量の冷媒を他の冷媒回路へ短時間で移動させることができ、修理作業時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成を示す冷媒回路図である。
【図2】 実施の形態1における蓄冷運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図3】 実施の形態1における蓄熱運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図4】 実施の形態1における放冷運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図5】 実施の形態1における併用冷房運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図6】 実施の形態1における放熱運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図7】 実施の形態1における併用暖房運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図8】 実施の形態1における通常冷房運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図9】 実施の形態1における通常暖房運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図10】 実施の形態1における室外ユニット冷媒回収運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図11】 実施の形態1における蓄熱槽ユニット冷媒回収運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図12】 室内ユニット冷媒回収時の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】 室内ユニット冷媒回収時の他の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】 室外ユニット冷媒回収時の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】 室外ユニット冷媒回収時の他の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】 室外ユニット冷媒回収時の更に他の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】 蓄熱槽ユニット冷媒回収時の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】 蓄熱槽ユニット冷媒回収時の他の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】 従来の蓄熱式空気調和装置の構成を示す冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、 2 圧縮機用四方切換弁、 3 室外側熱交換器、 4 第1の絞り装置、 5 第2の絞り装置、 6 蓄熱槽、 7 蓄熱用熱交換器、 8a,8b,8c 室内側熱交換器、 9a,9b,9c 第3の絞り装置、 10 冷媒ポンプ、 11 室内機用四方切換弁、 12 蓄熱槽用四方切換弁、 13 第1の減圧装置、 14 第2の減圧装置、 15 室内ユニットガス側ボールバルブ、 16 室内ユニット液側ボールバルブ、 17 蓄熱槽ユニットガス側ボールバルブ、 18 蓄熱槽ユニット液側ボールバルブ、 19第1の開閉弁、 20 アキュムレータ、 21 第1の圧力検出手段、 22 第2の圧力検出手段、 23 圧縮機容量変更装置、 24 室外機ファン、 25 逆止弁、 26 第2の開閉弁、 27 蓄熱媒体、 A 室外ユニット、 B 室内ユニット、 C 蓄熱槽ユニット。
Claims (9)
- 圧縮機と、この圧縮機に接続された室外側熱交換器とを有する室外ユニット、この室外ユニットの上記室外側熱交換器と室内ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と室内ユニットガス側バルブを介して接続された室内側熱交換器を有する室内ユニット、および上記室外側熱交換器と蓄熱槽ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と蓄熱槽ユニットガス側バルブを介して接続された蓄熱用熱交換器を有する蓄熱槽ユニットを備え、上記室外側熱交換器または蓄熱用熱交換器を凝縮器、上記室内側熱交換器を蒸発器として運転し、蓄熱槽ユニットの蓄冷利用冷房運転(放冷運転)を行なうと共に、所定時間後に通常冷房運転との併用冷房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断して室内ユニットの冷媒を回収するようにしたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
- 圧縮機と、この圧縮機に接続された室外側熱交換器とを有する室外ユニット、この室外ユニットの上記室外側熱交換器と室内ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と室内ユニットガス側バルブを介して接続された室内側熱交換器を有する室内ユニット、および上記室外側熱交換器と蓄熱槽ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と蓄熱槽ユニットガス側バルブを介して接続された蓄熱用熱交換器を有する蓄熱槽ユニットを備え、上記室内側熱交換器または蓄熱用熱交換器を凝縮器、上記室外側熱交換器を蒸発器として運転し、室外ユニットの冷媒回収運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断すると共に、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止し、室内ユニットガス側バルブを遮断すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断して室外ユニットの冷媒を回収するようにしたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
- 圧縮機と、この圧縮機に接続された室外側熱交換器とを有する室外ユニット、この室外ユニットの上記室外側熱交換器と室内ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と室内ユニットガス側バルブを介して接続された室内側熱交換器を有する室内ユニット、および上記室外側熱交換器と蓄熱槽ユニット液側バルブを介して接続されると共に、上記圧縮機と蓄熱槽ユニットガス側バルブを介して接続された蓄熱用熱交換器を有する蓄熱槽ユニットを備え、上記室内側熱交換器または室外側熱交換器を凝縮器、上記蓄熱用熱交換器を蒸発器として運転し、蓄熱槽ユニット冷媒回収運転を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断して蓄熱槽ユニットの冷媒を回収するようにしたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
- 運転が安定する時間を、10分経過後としたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の蓄熱式空気調和装置。
- 請求項1記載の蓄熱式空気調和装置において、蓄熱槽ユニットの蓄冷利用冷房運転(放冷運転)を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、所定時間後に圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断し、その後、通常冷房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断して室内ユニットの冷媒を回収するようにしたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置の冷媒回収方法。
- 請求項2記載の蓄熱式空気調和装置において、蓄熱運転または放冷運転を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、所定時間後に圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断し、その後、通常暖房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断して室外ユニットの冷媒を回収するようにしたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置の冷媒回収方法。
- 請求項2記載の蓄熱式空気調和装置において、通常暖房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、所定時間後に圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断し、その後、蓄熱運転を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断して室外ユニットの冷媒を回収するようにしたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置の冷媒回収方法。
- 請求項3記載の蓄熱式空気調和装置において、放熱暖房運転を行ない、運転が安定した後、室内ユニット液側バルブを遮断し、所定時間後に圧縮機を停止すると共に、室内ユニットガス側バルブを遮断し、その後、蓄冷運転を行ない、運転が安定した後、蓄熱槽ユニット液側バルブを遮断し、圧縮機の吸入側圧力が所定値以下となった時、圧縮機を停止すると共に、蓄熱槽ユニットガス側バルブを遮断して蓄熱槽ユニットの冷媒を回収するようにしたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置の冷媒回収方法。
- 運転が安定する時間を、10分経過後としたことを特徴とする請求項5〜請求項8のいずれか1項記載の蓄熱式空気調和装置の冷媒回収方法。
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