JP4141405B2 - 快削鋼及びそれを用いた燃料噴射システム部品 - Google Patents

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Description

本発明は、快削鋼及びそれを用いた燃料噴射システム部品に関する。
従来、高快削性を要求される分野においては、Pb快削鋼が広く使用されてきた。しかしながら、これらPb等の毒性の強い快削元素は、近年の環境問題から、規制される動きが強くなっており、代替鋼を探る動きが活発になってきている。かかるPbの代替可能な被削性改善元素としては、Biが有望であることは以前から知られている。また、他の代替材料としては、例えば、Sを被削性向上元素の主体として用いた材料が挙げられる。これは、主にMnS系の介在物を生成させ、介在物に対する切屑形成時の応力集中効果や、工具と切屑間の潤滑作用により被削性や研削性を高めるようにしている。
一方、近年、機械構造物や自動車部品などの各種部品の軽量化、小型化及び高性能化を図るため、高疲労強度鋼が求められている。疲労環境下で疲労荷重が作用した場合、組織中の介在物等の欠陥が疲労応力の集中を生じ、そのような欠陥が起点となり、内部破壊型の疲労破壊を引き起こす。そのため、高疲労強度鋼では、特許文献1に示されるように、組織中の介在物のサイズや量を制御することが必要となる。
特開2003−64412号公報
しかしながら、被削性付与のために介在物を積極的に利用する快削鋼と、高疲労強度付与のために介在物が敬遠される高疲労強度鋼とでは、介在物に関する思想の点で互いに相反するものであるため、一つの鋼において被削性と高疲労強度とを両立させる、すなわち高疲労強度の快削鋼を実現することは大変困難であった。
具体的な適用分野としては、例えば、燃料噴射システム部品を挙げることができる。燃料噴射システムでは、年々強化される排ガス規制に対応するため、燃料噴射圧力をより上昇させる必要がある。したがって、該システムに用いられる部品には、より高い応力が繰り返し付加されることになるため、それに耐え得る高疲労強度が求められ、それと同時に、加工コストの低減を実現する良好な被削性が求められている。
本発明は、粗大な介在物の生成を抑制し、高疲労強度を備えつつも被削性の良好な快削鋼及びそれを用いた燃料噴射システム部品を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段・発明の効果
上記課題を解決するため、本発明の快削鋼では、
質量%で、C:0.1〜0.5%、Si:0.05〜2.5%、Mn:0.1〜3.5%、S:0.0005〜0.004%、Al:0.01〜0.06%、Ti:0.003〜0.01%、O:0.0015%以下、N:0.003〜0.01%及びBi:0.015〜0.025%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、且つ、下記(1)式を満たすことを特徴とする。
−4.8≦log(([N]−0.0015)×[Ti]0.98)≦−4.3・・・(1)式
高疲労強度鋼(硬さが例えばHv300以上)では、鋼組織中に存在する介在物のうち極大の介在物が疲労破壊の起点となりやすく、疲労強度が高くなるほど小さな介在物でも破壊の起点となりやすくなるため、そのような高疲労強度実現の障害となる極大介在物のサイズを小さくする必要がある。このように、介在物(介在物生成元素)の量ではなく、極大介在物のサイズがより重要となるので、鋼に高疲労強度及び被削性を両立させるには、粗大な介在物の生成を抑制し、微細な介在物を可能な限り形成させる必要がある。
本発明の快削鋼では、Bi及びSを介在物生成元素として添加している。なお鋼組織中では、Biは凝集してBi金属介在物に、Sは主にMnと結合して硫化物系介在物となる。Biのみを介在物生成元素として添加した場合、鋼組織中には凝集した粗大なBi金属介在物が生成し、疲労強度を低下させる。一方、Biと合わせてSを介在物生成元素として添加した場合、硫化物系介在物の周囲にBiが凝集することが知られているが、本発明者等は、Bi量に対して適度な量の硫化物系介在物を分散させると、硫化物系介在物の周囲に凝集するBiが粗大化せず、また、単独の粗大なBi金属介在物の生成も抑制できることを見出した。つまり、本発明者等は、硫化物系介在物の分散制御によって、Biの凝集を抑制し、Bi金属介在物を極小化できるとの知見を得たのである。
図5に(a)本発明の快削鋼と、(b)Biのみを介在物生成元素として添加した鋼の断面SEM像を示す。これによると、図5(b)では凝集した粗大なBi金属介在物が生成しているのに対し、図5(a)の本発明の快削鋼では、硫化物系介在物とBi金属介在物とが複合した複合介在物(詳しくは硫化物系介在物及びその界面に凝集したBiにて構成された複合介在物)、単独の硫化物系介在物及び単独のBi金属介在物がいずれも微細に生成している。
また、硫化物系介在物にはBiの凝集を制御する効果があることは上述の通りであるが、その硫化物系介在物自身も通常、粗大に生成してしまう傾向があるため、本発明では、硫化物系介在物を微細化させるため、Sの添加量を制限するとともに微量のTiを添加している。本発明者等は、硫化物系介在物の生成機構について着眼し、そのサイズを小さく制御するために、溶鋼の凝固過程で先ず微細なTiN等からなる核を生成させ、その核の周りにMnSを析出させることを考えた。これにより、粗大な硫化物系介在物が生じにくくなり、ひいては組織中に微細な硫化物系介在物を多量に形成することができるようになる。そして、この微細な硫化物系介在物によりBi金属介在物も微細となるので、鋼組織中のいずれの介在物も微細にすることが可能となる。
以下、本発明における組成限定理由について説明する。
C(炭素):0.1〜0.5%
Cは、鋼の強度向上を目的として添加される。C含有量が0.1%未満では鋼の強度が不足することにつながる。他方、C含有量が0.5%を超えると鋼の硬度が増加しすぎ、被削性の低下を招くことにつながる。C含有量は、より望ましくは0.1〜0.4%とするのがよい。また、より強度を重視する場合は、C含有量は、0.32〜0.39%であることが好ましい。一方、より引張強さを重視する場合は、C含有量は、0.12〜0.18%であることが好ましい。
Si(ケイ素):0.05〜2.5%
Siは、脱酸剤として含有させることができる。また、固溶強化元素として鋼の強度を向上させるのに有効な元素でもある。この効果を得るには0.05%以上の含有が必要であるが、含有量が過大となると鋼の硬さが高くなり、被削性を低下させることにつながる。Si添加量は、より好ましくは、0.15%以上とする。なお、本発明においては、脱酸制御を主にAlに担わせるので、被削性向上の観点から、Si含有量は2.5%以下とするのがよい。Si添加量は、より好ましくは、1.0%以下とする。さらに好ましくは、0.35%以下とする。
Mn(マンガン):0.1〜3.5%
MnはSと結合し、硫化物系介在物を形成して被削性向上に寄与する。Mn含有量が0.1%未満では、FeSを生じて熱間加工性が悪化することにつながる。Mn添加量は、より好ましくは、0.55%以上とする。また、3.5%を超えると鋼の硬さが上昇し、被削性が低下することにつながる。Mn添加量は、より好ましくは、2.0%以下とする。さらに好ましくは、0.90%以下とする。
S(硫黄):0.0005〜0.004%
SはMnと結合し、硫化物系介在物を形成して被削性向上に寄与する。硫化物系介在物は、上述の通り、Biの凝集・粗大化を防止する効果を有する。この効果を得るためには、Bi金属介在物と硫化物系介在物との生成量バランスが重要であり、本発明の場合、S含有量が0.0005%以上必要である。一方、鋼組織中に生成する硫化物系介在物を微細にするには、S含有量を0.004%以下とする必要がある。S添加量は、より好ましくは、0.003%以下とする。介在物の具体的なサイズについては後述する。
Al(アルミニウム):0.01〜0.06%
Alは、脱酸剤として含有させることができる。酸化物系介在物をAlとして系外へ除去するためには、0.01%以上の添加が必要である。なお、含有量が過大となると、2次脱酸生成物を増加させることになるため、上限を0.06%とするのがよい。
Ti(チタン):0.003〜0.01%
Tiは、TiNを生成する。TiNは硫化物系介在物の不均一核生成サイトとなるため、TiNを微細分散させることで硫化物系介在物微細に分散させることができ、ひいてはBiの凝集・粗大化を防止することが可能となる。この効果を得るには、Ti含有量を0.003%以上とする必要がある。Ti添加量は、より好ましくは、0.005%以上とする。なお、含有量が過大となると、TiNの粗大化を招き、疲労強度を低下させる原因となるため、上限を0.01%とするのがよい。Ti含有量は、より好ましくは0.005〜0.008%とするのがよい。
O(酸素):0.0015%以下
Oは、溶鋼中に含まれる元素で、不可避的に鋼中に含まれる。含有量が過大となると、酸化物系介在物の量が増大するため、上限を0.0015%とする。
N(窒素):0.003〜0.01%
Nは、TiN及びAlNを生成する。TiNは上述のように硫化物系介在物を微細化させるために必要であり、AlNは浸炭時の結晶粒粗大化防止のため必要である。これらの効果を得るには、Nは0.003%以上必要である。なお、含有量が過大となると、TiN及びAlNの粗大化を招き、疲労強度を低下させる原因となるため、上限を0.01%とするのがよい。N含有量は、より好ましくは0.004〜0.008%とするのがよい。
Bi(ビスマス):0.015〜0.025%
Biは被削性を向上させるために添加する。ドリル穴あけ性を向上させるには0.015%以上の添加が必要である。なお、含有量が過大となると、Bi金属介在物の粗大化を招き、疲労強度を低下させる原因となるため、上限を0.025%とするのがよい。
−4.8≦log(([N]−0.0015)×[Ti]0.98)≦−4.3・・・(1)式 ※図1参照
本発明では、硫化物系介在物を微細に生成させるため、その核としてTiNを利用している。(1)式は、硫化物系介在物の核となる微細TiNを生成させるための[Ti],[N]を規定する。なお、[ ]はその元素の含有量(質量%)を表す。また[Ti],[N]には、TiNの生成に関する経験則に基づき、それぞれ補正を加えて([N]−0.0015),[Ti]0.98としている。
硫化物系介在物の核となるのに必要な量の微細TiNを生成させるためには、log(([N]−0.0015)×[Ti]0.98)が−4.8以上である必要がある。−4.8未満であると、Ti及びNが溶存状態で安定してしまうので、TiNが生成しない。一方、log(([N]−0.0015)×[Ti]0.98)が大きくなり過ぎると生成するTiNが粗大化してしまうため、疲労強度が低下してしまう惧れがある。そこで、上限を−4.3とする。これにより、粗大なTiNの生成を抑制することが可能となる。
以上のような(1)式を満たす領域は、図1に示すよう、バンド状に形成される。したがって、このようなバンド状の領域(濃度環境)では、適度なサイズでTiNが生成する。そして、それを核とした硫化物系介在物は微細化され、ひいてはBi金属介在物も微細化する。
次に、本発明の快削鋼では、鋼組織中に存在する介在物のうち、
硫化物系介在物とBi金属介在物とが複合した複合介在物の極値統計法により推定される最大径を√AREAmax(MnS+Bi)としたとき、当該√AREAmax(MnS+Bi)が25μm以下であり、
且つ、単独の硫化物系介在物の極値統計法により推定される最大径を√AREAmax(MnS)としたとき、当該√AREAmax(MnS)が20μm以下であり、
且つ、単独のBi金属介在物の極値統計法により推定される最大径を√AREAmax(Bi)としたとき、当該√AREAmax(Bi)が20μm以下であることが望ましい。
極値統計法とは、複数の試験片について、ある単位面積内の介在物の中から最も大きなものの大きさを測定し、それを極値確率紙にプロットすることにより、任意の面積中に存在する最大介在物の大きさ√AREAmaxを推定する方法である。本発明の快削鋼において鋼組織中には、主に3種の介在物:単独の硫化物系介在物、単独のBi金属介在物及びこれらの複合介在物が存在し、これらの極大介在物のサイズに疲労強度が依存するということは、上述した通りである。そこで、それぞれの最大介在物の大きさ√AREAmaxに関し、√AREAmax(MnS+Bi)を25μm以下、√AREAmax(MnS)を20μm以下、√AREAmax(Bi)を20μm以下とすることで、良好な疲労強度を実現できる。
次に、本発明の快削鋼では、Cr:3.5%以下及びMo:2%以下のうち1種または2種を含有させることができる。これらの元素は、鋼のマトリックスを適度に脆くし、切削時に発生する切り屑を断続化して、鳥の巣状の連続切り屑となることを抑制する効果を有する。各々上限値を超えて添加されるとマトリックスが過度に硬化し、被削性が却って低下することがあるので好ましくない。Cr添加量は、より好ましくは、2.0%以下とする。さらに好ましくは、1.25%とする。Mo添加量は、より好ましくは、1.0%以下とする。さらに好ましくは、0.35%以下とする。他方、積極添加を行う場合、それぞれ、Cr添加量を0.85%以上、Mo添加量を0.15%以上とするのが好ましい。
以上の快削鋼を製造するために、本発明の快削鋼の製造方法では、溶鋼中のN濃度を100ppm以下とした状態で、Tiの添加を行うTi添加工程と、Biの添加を行うBi添加工程とを、この順に行うことを特徴とする。すなわち、溶鋼中のN濃度を100ppm以下と低減させた状態でTi添加工程を行うことで、微細なTiN等からなる核を生成させ、その核の周りに微細な硫化物系介在物を析出させる。そして、微細な硫化物系介在物が生成した状態でBi添加工程を行うことで、Bi金属介在物も微細化させる。これにより、上述のごとく、硫化物系介在物及びBi金属介在物のサイズを小さく制御することが可能となる。また、溶鋼中のN濃度は、80ppm以下とすることが好ましい。
また、上記Bi添加工程は、Biの添加を0.05kg/(min・溶鋼t)以上0.20kg/(min・溶鋼t)以下の添加速度で行うことが好ましい。Biは、溶鋼中において溶解せずに浮遊してしまうため、精錬工程の最終段階で添加することが好ましい。この場合、添加速度が過度に遅いと、浮遊や蒸発により、Biの歩留まりが悪化する畏れがあるので、下限を0.05kg/(min・溶鋼t)とするのが好ましい。さらに好ましくは、0.07kg/(min・溶鋼t)とする。他方、添加速度が過度に速いと、耐火物でできた鍋の底で反応したり、溜まったりしてしまい、Biの歩留まりが悪化する畏れがあるので、上限を0.20kg/(min・溶鋼t)とするのが好ましい。さらに好ましくは、0.18kg/(min・溶鋼t)とする。
以上の本発明の快削鋼は、燃料噴射システム用部品として好適に用いることができる。本発明の快削鋼では、上述の通り、高疲労強度と良好な被削性とを同時に兼ね備えており、繰り返し付加される高い応力に耐え得ることが可能であるとともに、加工コストの低減が可能であるので、燃料噴射用部品に好適に用いることができる。なお、特に高い応力が負荷される燃料噴射用部品としては、ディーゼル・コモンレール・レール蓄圧容器本体、ポンプ・シリンダ、インジェクタ・ロアボデー、インジェクタ・オリフイス、インジェクタ・ノズルボデー、等を挙げることができる(詳細は後述)。
また、本発明の快削鋼は、特に、交差穴を有する燃料噴射システム用部品に好適に用いることができる。燃料噴射用部品は交差穴を有することが多く、高い応力が繰り返し付加されると、そのような交差穴の近傍が特に疲労破壊を起こしやすい。しかし、本発明の快削鋼は高疲労強度を有するため、そのような疲労破壊を起こしやすい交差穴を有する燃料噴射用部品にも好適に用いることができる。
また、本発明の快削鋼では、Biを快削性付与元素として用いているため、燃料噴射用部品が細長い孔を必要とする場合であっても、良好に切削加工することが可能である。すなわち、通常、切削時には刃先の潤滑性を高めるために切削用の油を用いるが、細長い孔を切削しようとした場合、油が孔の奥にある刃先まで届かず、切削が良好に行われない場合がある。しかし、Biは融点が比較的低温(283℃)であり、切削温度で溶融して刃先で液体となるので、油が届かない孔の奥であっても、溶融したBiが潤滑性を高め、良好に切削を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の燃料噴射システム用部品、すなわち本発明の快削鋼を用いた燃料噴射システム部品は、例えば、以下に説明する、ディーゼルエンジン用の燃料噴射システムとして周知のコモンレール式燃料噴射システムの各部品として構成することができる。コモンレール式燃料噴射システムでは、図示しない燃料供給ポンプによって加圧圧送された高圧燃料をコモンレール3(図7参照)内に蓄圧するとともに、エンジンの各気筒毎に搭載されたインジェクタ2(例えば電磁式燃料噴射弁:図8参照)に分配供給し、各気筒のインジェクタからエンジンの各気筒内へ高圧燃料を所定の噴射タイミングで噴射供給するよう構成されている。
図7に示すコモンレール3は、燃料供給ポンプへと繋がる高圧パイプが接続されるポンプ側パイプ接続部32と、インジェクタ2(図8参照)へと繋がる高圧パイプが接続されるインジェクタ側パイプ接続部31と、を有し、それぞれの接続部31,32には、細長い通孔34が形成されている。また、コモンレール3の本体中空部と通孔34とが交わり、交差穴Cが形成されている。
図8に示すインジェクタ2は、コモンレール3(図7参照)からの高圧燃料が流入するオリフィス21や高圧燃料が噴射されるノズル23等の通孔を有するとともに、これらの通孔同士は交差穴Cを形成している。
このようなコモンレール3やインジェクタ2には、連続的に燃料の噴射圧力に相当する高い圧力が印加されるため、それに耐え得る高疲労強度が求められる。また、それぞれ、交差穴Cを多数有するが、このような交差穴Cの近傍は疲労破壊を起こしやすく、特に高疲労強度が求められる。
一方、このような細長く複雑な通孔を形成するためには良好な被削性が求められる。
そこで、このような部品の材料として、高疲労強度と良好な被削性とを備える本発明の快削鋼が用いられている。
本発明の快削鋼は、コモンレール3,インジェクタ2に限らず、上記コモンレール式燃料噴射システムにおける他の部品にも適用可能である。例えば、図示しない燃料供給ポンプでは、燃料を印加するために、シリンダ等の圧力印加手段を有するが、このような部位にも好適に用いることが可能である。なお、シリンダ等の圧力印加手段においても、交差穴が形成されるため、本発明の快削鋼は好適である。
本発明の効果を確認するために、以下の実験を行った。
まず、表1に示す成分組成(質量%)に配合した各々150kg鋼塊を高周波誘導炉で溶製し、これを1100℃以上1250℃以下の適当な温度で加熱して熱間鍛造を行うことにより、外径55mmの丸棒に加工した(鍛造比:約8)。それら丸棒をさらに950℃で1時間加熱した後空冷(焼ならし処理)し、各試験に供した。また、表2に示す成分組成(質量%)に配合した各々5t鋼塊を電気炉にて溶製し、これを1100℃以上1250℃以下の適当な温度で加熱して熱間圧延を行うことにより、外径32mmの丸棒に加工した(鍛造比:約8)。それら丸棒をさらに950℃で1時間加熱した後空冷(焼ならし処理)し、各試験に供した。
(組織観察及び極値統計法による最大介在物の大きさ√AREAmaxの推定)
丸棒試験片の軸直交断面を鏡面研磨した後、該研磨断面の半径の1/2の位置にて面積0.1mmの視野をランダムに10個設定して、各々光学顕微鏡により組織観察した(倍率:約400倍)。そして、各視野の観察画像を解析して、最も大きなものの大きさを測定し、それを極値確率紙にプロットすることにより、予想面積を30000mmとしたときの最大介在物の大きさ√AREAmaxを推定した。なお、別途EPMAとX線回折により分析を行っており、介在物はMnS系及び/又はBi系の化合物であることを確認している。以上の結果を表1及び表2に示す。
表1及び表2によると、本発明の要件を具備する開発鋼1〜12では、鋼組織中に存在する介在物が全て微細であった(詳しくは、√AREAmax(MnS+Bi)が25μm以下、√AREAmax(MnS)が20μm以下、√AREAmax(Bi)が20μm以下)。
図1に、Ti及びN含有量に対する硫化物系介在物の微細化の有無を示す。Ti及びNは、TiNを形成し、硫化物系介在物の核となる。図によると、上記(1)式を満たすバンド状の組成領域を有する試験品では、硫化物系介在物が微細化していることがわかった。また、このバンド状の組成領域から左下側に外れる組成領域ではTiNが生成せず、右上側に外れる組成領域では粗大なTiNが生成していることがわかった。
なお、Ti含有量及びN含有量のそれぞれは、上記したように組成限定理由を別途有するので(図1中の四角状の組成領域、内側の四角はさらに好ましい組成領域を示す)、本発明の請求範囲は、四角状組成領域とバンド状組成領域とが重なった部分となる。
次に、図2に、硫化物系介在物の最大径[√AREAmax(MnS)]のS含有量依存性を示す。TiNを生成させることにより硫化物系介在物の微細分散を図った実施例では、S含有量が0.008質量%程度以下の範囲で微細分散の効果が得られている。一方、微細分散を図っていない比較例では、S含有量と√AREAmax(MnS)がほぼ比例の関係にある。なお、実施例において、S含有量が0.008質量%付近で√AREAmax(MnS)が急激に上昇し、それ以上の範囲で比較例の直線と重なるのは、S含有量が多すぎることで、TiNを核としない粗大な硫化物系介在物が生成し始めるためであると思われる。
実施例と比較例とを比較した場合、例えば、√AREAmax(MnS)の上限を20μmとすると、比較例ではSを0.0024質量%しか含有させることができないのに対し、実施例では0.0046質量%と、2倍程度のSを含有させることができる。このように、TiNを生成させることにより硫化物系介在物の微細分散を図った実施例では、硫化物系介在物を微細に保った状態でS含有量をより高めることが可能であるので、ひいては被削性の向上に繋がる。
次に、図3に、Bi金属介在物の最大径[√AREAmax(Bi)]のBi含有量依存性を示す。こちらも図2と同様に、実施例と比較例とを比較した場合、例えば、√AREAmax(MnS)の上限を20μmとすると、比較例ではBiを0.020質量%しか含有させられないのに対し、実施例では0.025質量%とより多くのBiを含有させることができる。これにより、TiNによる硫化物系介在物の微細分散が、Bi金属介在物の微細分散にも寄与していることがわかる。このように、TiNを生成させることにより硫化物系介在物の微細分散を図った実施例では、硫化物系介在物を微細に保った状態でBi含有量をより高めることが可能であるので、ひいては被削性の向上に繋がる。
次に、図4に、Bi金属介在物の最大径[√AREAmax(Bi)]のS含有量依存性を示す。なお、Bi含有量は0.02質量%に固定している。これによると、どちらも低S側で√AREAmax(Bi)が増加している。Bi金属介在物は、硫化物系介在物の周りに生成しやすく、またそれによって分断されて微細化される。したがって、低S側で√AREAmax(Bi)が増加するのは、硫化物系介在物が減少することによって、単独の粗大なBi金属介在物が生成し、増加してしまうためであると考えられる。そして、TiNを生成させることにより硫化物系介在物の微細分散を図った実施例の方が、比較例と比べて、√AREAmax(Bi)が増加を始めるS含有量がより低S側にある。これは、硫化物系介在物の微細化が、Bi金属介在物の微細化に寄与していることを示すものである。以上により、硫化物系介在物の量及びサイズを制御することによって、Bi金属介在物の最大径[√AREAmax(Bi)]を制御することが可能であることがわかる。
次に、上記の試験品に対し被削性の評価を行った。
切削工具には高速度工具鋼(JIS:SKH51)製ドリルを用い、縦形マシニングセンターにより以下の条件にて切削試験を行う:
・工具形状:呼び径5mm;
・切削速度:30m/min;
・一回転当りの送り量:0.1mm;
・穴深さ:15mm;
・切削油:水溶性油剤
評価はコーナーの平均磨耗量が100μmになるまでの切削距離にて行った。
図6に、被削性の評価結果を示す。これによると、Bi含有量が0.015質量%未満では十分な被削性が得られていないのに対し、Bi含有量が0.015質量%以上では被削性が大幅に向上している。しかし、被削性向上の効果はすぐに飽和してしまうので、Bi含有量の上限は、上述した介在物の最大径[√AREAmax]を考慮して定めることができる。例えば、図3の√AREAmax(Bi)のBi含有量依存性の図によると、√AREAmax(Bi)が20μmとなるのはBi含有量が0.025質量%のときであるから、この値をBi含有量の上限として採用することができる。
次に、Bi添加速度を変化させた(a)〜(d)の4種類の開発鋼を製造した。製造方法は、上記の通りである。製造後、それぞれの開発鋼について、Biの含有量を調べた。表3に結果を示す。
表3によると、Biの添加速度が0.05kg/(min・溶鋼t)以上0.20kg/(min・溶鋼t)以下である場合に、それ以外の範囲の場合と比較して、Biの歩留まりが良好であった。
以上のように、本発明においては、粗大な介在物の生成を抑制し、高疲労強度を備えつつも被削性の良好な快削鋼を得ることが可能となった。
Ti及びN含有量に対する硫化物系介在物の微細化の有無を示す図 硫化物系介在物の最大径[√AREAmax(MnS)]のS含有量依存性を示す図 Bi金属介在物の最大径[√AREAmax(Bi)]のBi含有量依存性を示す図 Bi金属介在物の最大径[√AREAmax(Bi)]のS含有量依存性を示す図 介在物の観察結果を示す図 被削性評価結果を示す図 本発明の快削鋼を用いた燃料噴射システム部品(インジェクタ)を表す模式図 本発明の快削鋼を用いた燃料噴射システム部品(コモンレール)を表す模式図
符号の説明
2 インジェクタ
21 オリフィス
22 ロアボデー
23 ノズルボデー
3 コモンレール
C 交差穴

Claims (7)

  1. 質量%で、C:0.1〜0.5%、Si:0.05〜2.5%、Mn:0.1〜3.5%、S:0.0005〜0.004%、Al:0.01〜0.06%、Ti:0.003〜0.01%、O:0.0015%以下、N:0.003〜0.01%及びBi:0.015〜0.025%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、且つ、下記(1)式を満たすことを特徴とする快削鋼。
    −4.8≦log(([N]−0.0015)×[Ti]0.98)≦−4.3・・・(1)式
  2. 鋼組織中に存在する介在物のうち、
    硫化物系介在物とBi金属介在物とが複合した複合介在物の極値統計法により推定される最大径を√AREAmax(MnS+Bi)としたとき、当該√AREAmax(MnS+Bi)が25μm以下であり、
    且つ、単独の硫化物系介在物の極値統計法により推定される最大径を√AREAmax(MnS)としたとき、当該√AREAmax(MnS)が20μm以下であり、
    且つ、単独のBi金属介在物の極値統計法により推定される最大径を√AREAmax(Bi)としたとき、当該√AREAmax(Bi)が20μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の快削鋼。
  3. Cr:3.5%以下及びMo:2%以下のうち1種または2種を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の快削鋼。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の快削鋼の製造方法であって、溶鋼中のN濃度を100ppm以下とした状態で、Tiの添加を行うTi添加工程と、Biの添加を行うBi添加工程とを、この順に行うことを特徴とする快削鋼の製造方法。
  5. 前記Bi添加工程は、Biの添加を0.05kg/(min・溶鋼t)以上0.20kg/(min・溶鋼t)以下の添加速度で行うことを特徴とする請求項4に記載の快削鋼の製造方法。
  6. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の快削鋼を用いた燃料噴射システム用部品。
  7. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の快削鋼を用いた燃料噴射システム用部品であって、交差穴を有することを特徴とする燃料噴射システム用部品。
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